JPH0768969A - 製本ファイル - Google Patents

製本ファイル

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JPH0768969A
JPH0768969A JP24040193A JP24040193A JPH0768969A JP H0768969 A JPH0768969 A JP H0768969A JP 24040193 A JP24040193 A JP 24040193A JP 24040193 A JP24040193 A JP 24040193A JP H0768969 A JPH0768969 A JP H0768969A
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JP
Japan
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heat
metal material
weight
bookbinding
adhesive
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Application number
JP24040193A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Kitazaki
寧昭 北崎
Yoshio Kishimoto
芳男 岸本
Kazutoshi Haraguchi
和俊 原口
Mikihiro Endou
幹大 遠藤
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Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱活性接着剤と被製本物とを均一に短時間で
接着でき、かつ見開き性を損ねることなく製本できるよ
うにした製本ファイルを提供する。 【構成】 ファイルを構成する表紙基材1の内側部分
に、電磁誘導加熱手段によって発熱する金属材料5と熱
活性接着剤4を取付ける。金属材料5を比透磁率50未
満の金属とし、熱活性接着剤4の軟化点を40〜140
℃とし、溶融粘度を180℃において10〜340Pと
する。また、金属材料5の表皮抵抗を交番磁界を発生さ
せる励磁周波数20〜30KHzにおいて、0.2×10
-4Ω以上とし、金属材料5の熱伝導率を温度273°K
において0.9W/cm・deg以上とする。また、金属材
料5の厚さを100μm以下とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は製本ファイルに関する
もので、更に詳細には、例えば紙類、書類等の被製本物
を熱活性接着剤にて接着して綴じ込めるようにした製本
ファイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の製本ファイルとして、背
表紙に熱活性接着剤を塗布したものが知られている。こ
のファイルの製本方法としては、ヒーター等を熱源とし
て熱活性接着剤を活性化させて被製本物を接着させる方
法が知られているが、この方法では製本ファイルの背表
紙がヒーターからの伝熱を阻害するため、製本するのに
かなりの時間を要していた。
【0003】そこで、この問題を解決するために、電磁
誘導加熱装置による加熱方法が開発されている(特開平
4−5090号、特開平4−5094号公報等)。この
うち、特開平4−5090号公報に記載の電磁誘導加熱
装置では、表紙基材の背部と熱溶融接着剤の間に比透磁
率50以上で肉厚0.1〜0.5mmの磁性体よりなる発
熱部材、例えば鉄板、ステンレス板等を介在させ、電磁
誘導の交番磁界により磁性体を発熱させ、短時間で熱溶
融接着剤を溶融させて製本を行う方法が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発熱部
材として比透磁率の高い、鉄板やステンレス板を用いた
場合、これらの厚みが厚いと、非常に発熱速度が早いた
め、局部が異常発熱し、均一加熱が難しく、表紙の一部
が焦げたり、また、厚みが薄いと、これら金属は熱伝導
率が低いために均一加熱が難しく、熱活性接着剤の温度
が均一になるまでに時間がかかるという問題がある。
【0005】そこで、特開平4−5094号公報に記載
の製本部材では、背部と熱溶融接着剤の間に介在する磁
性板の上に伝熱が良好な伝熱部材、例えばアルミニウ
ム、金、銅等を積層する方法が提案されている。しか
し、この方法は、背部と熱溶融接着剤の間に磁性板のみ
を介在させるものに比べ、製造工程の増加やそれに伴う
製造コスト増加等の問題を有していた。
【0006】いずれにせよ、背部と熱溶融接着剤の間
に、磁性板として鉄板やステンレス板等を介在させた製
本ファイルで製本された本は、これらの金属の剛性が高
いために背部が必要以上に固くなり、いわゆる“ねずみ
取り現象”を生じ、見開き性が悪いという問題があっ
た。また、この本を360度広げると磁性板に折り目が
付いてしまい、今度は本が閉じにくくなるという問題も
有していた。また、磁性板として鉄板やステンレス板等
を介在させた製本ファイルは、鉄板やステンレス板の端
部が鋭利であるため、安全性の面でも問題がある。この
ように、背部と熱溶融接着剤の間に、磁性板として鉄板
やステンレス板等を介在させた製本ファイルでは、見開
き性等の実用性や安全性について妥協することが、しば
しば必要であった。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、熱活性接着剤と被製本物とを均一に短時間で接着で
き、かつ見開き性を損ねることなく製本できるようにし
た製本ファイルを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の製本ファイルは、ファイルを構成する表
紙基材の内側部分に、電磁誘導加熱手段によって発熱す
る金属材料と熱活性接着剤を有する製本ファイルにおい
て、上記金属材料が、比透磁率50未満の金属、および
上記熱活性接着剤の軟化点が、40〜140℃であり、
溶融粘度が、180℃において10〜340ポアズ
(P)であること、上記金属材料の表皮抵抗が、交番磁
界を発生させる励磁周波数20〜30KHzにおいて、
0.2×10-4Ω以上であること、上記金属材料の熱伝
導率が、温度273°Kにおいて0.9W/cm・deg以
上であること、上記金属材料が、厚さ100μm以下で
あることを特徴とするものである。
【0009】この発明の製本ファイルにおいて、上記金
属材料としては、アルミニウム、銅、銀、マグネシウ
ム、ニッケル等を使用することができるが、好ましくは
アルミニウム、銅である方がよい。
【0010】この発明の製本ファイルにおいて、上記金
属材料の横幅は、3mm以上であることを特徴とする。
【0011】また、この発明の製本ファイルにおいて、
上記熱活性接着剤としては、酢酸ビニル共重合体(EV
A)系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステ
ル系、ポリウレタン系等を使用することができる。更
に、水溶性ホットメルト接着剤も使用可能である。
【0012】上記熱活性接着剤が、EVA系の場合、接
着剤組成物100重量部につき、酢酸ビニル含有量5〜
50%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を20〜65重
量部、軟化点45〜100℃のワックスを20重量部未
満、分子量1500〜10000の低分子量エチレン共
重合体を1〜10重量部、軟化点60〜160℃の粘着
付与樹脂を10〜60重量部、酸化防止剤、紫外線吸収
剤がそれぞれ5重量部以下含有してなることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】上記のように構成されるこの発明の製本ファイ
ルによれば、製本ファイルの内側部分に電磁誘導加熱手
段によって発熱する金属材料、およびその上部に熱活性
接着剤を取付け、熱活性接着剤上に被製本物を当接した
状態で、加熱手段としての電磁誘導の交番磁界を金属材
料に印加すると、金属材料が自己発熱し、この熱によっ
て熱活性接着剤を溶融して、被製本物を接着することが
できる。この際、金属材料を比透磁率50未満の金属と
することで、金属材料の発熱速度が、適当な速さとなる
ため、速やかに、かつ均一に熱活性接着剤を加熱するこ
とができる。また、熱活性接着剤の軟化点を40〜14
0℃とすることで、金属材料の自己発熱に対して、短時
間で熱活性接着剤が溶融し、速やかに製本を行うことが
できる。また、熱活性接着剤の溶融粘度を、180℃に
おいて10〜340ポアズ(P)とすることで、熱活性
接着剤が溶融時に被製本物に適度に浸透するため、被製
本物に対する接着強度が良好となり、強固な製本物を得
ることができる。また、金属材料の熱伝導率を、温度2
73°Kにおいて0.9W/cm・deg以上とすること
で、熱伝導率が良好となり、金属材料が均一に発熱する
ため、熱活性接着剤を均一加熱することができ、速やか
に、かつ均一に製本作業を行うことができる。
【0014】また、熱活性接着剤の組成を接着剤組成物
100重量部につき、酢酸ビニル含有量5〜50%のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体を20〜65重量部、軟化
点45〜100℃のワックスを20重量部未満、分子量
1500〜10000の低分子量エチレン共重合体を1
〜10重量部、軟化点60〜160℃の粘着付与樹脂を
10〜60重量部含有する組成とすることで、被製本物
に対する接着強度が良好となり、強固な製本物を得るこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。図1はこの発明に係る製本ファイルの断面
図、図2は図1のII部の拡大断面図が示されいる。
【0016】上記製本ファイルは、表紙基材1と、この
表紙基材1の背表紙2の内側に取付けられる接着部3と
で構成されている。この場合、表紙基材1は、例えばセ
ラミックスや金属等の無機質材料、紙、合成紙、織布、
不織布等の布や紙、ポリ塩化ビニルやポリウレタン、フ
ェノール等の合成樹脂等からなり、剛性のものでも可撓
性のもののいずれであってもよく、また、透明あるいは
不透明のいずれであってもよい。
【0017】接着部3は、図2に示すように、熱活性接
着剤4と金属材料5とを積層してなり、金属材料5が接
着剤6を介して背表紙2に接着されている。そして、製
本機7の加熱手段による高周波磁界によって金属材料5
が自己発熱することによって熱活性接着剤4が溶融する
ようになっている。なお、接着部3は、必ずしもこのよ
うな構造である必要はなく、例えば熱活性接着剤4と金
属材料5とをサンドイッチ状に積層してもよい。
【0018】上記のように構成される接着部3の熱活性
接着剤4は、軟化点が、40〜140℃の接着剤であれ
ばよく、ベースポリマー、ワックス類、可塑剤、タッキ
ファイヤ、酸化防止剤および充填剤等にて形成されてお
り、ベースポリマーが、例えばエチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA)系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂
等のホットメルト接着剤を使用することができる。
【0019】EVA系のホットメルト接着剤の場合、更
に具体的には、配合組成は接着剤組成物100重量部に
つき、酢酸ビニル含有量5〜50%のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を20〜65重量部、軟化点45〜100
℃のワックスを20重量部未満、分子量1500〜10
000の低分子量エチレン共重合体を1〜10重量部、
軟化点60〜160℃の粘着付与樹脂を10〜60重量
部、酸化防止剤、紫外線吸収剤がそれぞれ5重量部以下
含有するものが好ましい。また、その溶融粘度は、18
0℃において10〜340ポアズ(P)であることが好
ましい。
【0020】金属材料5は、比透磁率が50未満、表皮
抵抗が交番磁界を発生させる励磁周波数20〜30KHz
において、0.2×10-4Ω以上、また、その熱伝導率
は、絶対温度273°K(約0℃)において0.9W/
cm・deg以上で厚さ100μm以下の金属であればよ
く、アルミニウム、銅、銀等の金属、あるいは、それら
の合金、クラッドメタル等を使用することができる。更
に具体的には、発熱特性や、安全性、製本時の実用特性
の点から金属材料5は、アルミニウム、銅が好ましい
が、銅は錆びやすいので、アルミニウムが最も好まし
い。
【0021】接着剤6は、例えば通常のアクリル系やゴ
ム系、シリコン系等の粘着剤、あるいは、これらをテー
プ化したもの、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系、
イソシア系等の接着剤、ホットメルト接着剤を使用する
ことができる。
【0022】上記のように構成されるこの発明の製本フ
ァイルを用いて被製本物Aを製本するには、まず、製本
ファイル内の熱活性接着剤4上に被製本物Aを当接す
る。次に、この状態で製本機7の加熱手段としての電磁
誘導の交番磁界を金属材料5に印加すると、金属材料5
が自己発熱し、この熱によって熱活性接着剤4を溶融し
て、被製本物Aを接着し、凝固することによって製本作
業を完了する。
【0023】次に、この発明の製本ファイルを使用した
場合の実施例および比較例について説明する。
【0024】◎実施例1 背表紙2の幅が30mmの表紙基材1の背表紙2に厚さが
500μm、横幅が30mmの溶融温度70℃のホットメ
ルト接着剤(エチレン−酢酸ビニル共重合体系)と金属
材料5としてホットメルト接着剤と同等の大きさを有す
る厚さ50μmのアルミニウム箔を、両面テープを用い
て固定する。そして、ホットメルト接着剤上に横幅が約
30mmのPPC用紙からなる被製本物Aを当接し、電磁
誘導加熱装置(入力電圧約700W、高周波電流30K
Hz)を用いて電磁誘導の交番磁界をアルミニウム箔に印
加した。アルミニウム箔は、3秒で110℃以上に昇温
し、ホットメルト接着剤が溶融した。10秒後、電磁誘
導の交番磁界の印加をやめ、ホットメルト接着剤を凝固
させて製本を行った。この結果、製本作業を20秒以内
で行うことができた。金属材料にアルミニウム箔を用い
ることで電磁誘導の交番磁界印加時に局部が異常発熱す
ることなく速やかに発熱し、また、アルミニウム箔は、
熱伝導性が良好であるため、ホットメルト接着剤を均一
加熱することができ、速やかに、かつ均一な製本物を得
ることができた。また、製本後の実用性について、アル
ミニウム箔は、剛性が低いため、背部が必要以上に固く
なることなく、いわゆる“ねずみ取り現象”は見られ
ず、見開き性は良好であった。また、この本を360度
広げた後に閉じても図3に示すように製本後とほぼ同じ
状態となり、本が閉じにくくなるということはなかっ
た。
【0025】◎比較例1 背表紙2の幅30mmの表紙基材1の背表紙2に厚さ50
0μm、横幅30mmの溶融温度70℃のホットメルト接
着剤(エチレン−酢酸ビニル共重合体系)と金属材料5
としてホットメルト接着剤と同等の大きさを有する比透
磁率100で厚さ50μmのステンレス箔を両面テープ
を用いて固定する。そして、ホットメルト接着剤上に横
幅が約30mmのPPC用紙からなる被製本物Aを当接
し、電磁誘導加熱装置(入力電圧約700W、高周波電
流30KHz)を用いて電磁誘導の交番磁界をステンレス
箔に印加した。ステンレス箔は、3秒で110℃以上に
昇温し、ホットメルト接着剤が溶融した。10秒後、電
磁誘導の交番磁界の印加をやめ、ホットメルト接着剤を
凝固させて製本を行った。この結果、製本作業を20秒
以内で行うことができた。しかし、金属材料として比透
磁率100のステンレス箔を用いた場合、非常に発熱速
度が早いため、ステンレス箔が局部的に異常発熱し、表
紙の一部が焦げ、また、異常発熱した部分のホットメル
ト接着剤が溶けてしみ出した。また、製本後の実用性に
ついて、ステンレス箔は、剛性が高いため、背部が固く
なり、いわゆる“ねずみ取り現象”は見られなかったも
のの、見開き性は金属材料にアルミニウム箔を用いたも
のに比べ劣っていた。また、この本を360度広げると
ステンレス箔に折り目が付いてしまい、製本物が閉じに
くく、また、図4に示すように折跡8が付いてしまっ
た。
【0026】
【発明の効果】以上に示したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので以下のような効果
が得られる。
【0027】1)比透磁率が50未満の金属、また表皮
抵抗が、交番磁界を発生させる励磁周波数20〜30K
Hzにおいて、0.2×10-4Ω以上とすることで、金属
材料の発熱速度が、適当な早さとなり、局部が異常発熱
することなく速やかに、かつ均一に熱活性接着剤を加熱
することができる。また、熱活性接着剤の軟化点を40
〜140℃とすることで、金属材料の自己発熱に対し
て、短時間で熱活性接着剤が溶融するため、速やかに製
本を行うことができる。
【0028】また、熱活性接着剤の溶融粘度を、180
℃において10〜340Ρとすることで、熱活性接着剤
が溶融時に被製本物に適度に浸透するため被製本物に対
する接着強度が良好となり、強固な製本物を得ることが
できる。
【0029】また、金属材料の熱伝導率を、温度273
°Kにおいて0.9W/cm・deg 以上とすることで熱伝
導性が良好となり、金属材料が均一に発熱するため、熱
活性接着剤を均一加熱することができ、速やかに、かつ
均一に製本作業を行うことができる。
【0030】また、金属材料に100μm以下のアルミ
ニウム、銅等を用いることで、これらの金属は、剛性が
低いため、背部が必要以上に固くなることなく、見開き
性良好の製本が得られる。
【0031】2)熱活性接着剤の組成の接着剤組成物1
00重量部につき、酢酸ビニル含有量5〜50%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体を20〜65重量部、軟化点
45〜100℃のワックスを20重量部未満、分子量1
500〜10000の低分子量エチレン共重合体を1〜
10重量部、軟化点60〜160℃の粘着付与樹脂を1
0〜60重量部、酸化防止剤、紫外線吸収剤がそれぞれ
5重量部以下含有する組成とすることで被製本物に対す
る接着強度が良好となり、強固な製本物を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る製本ファイルの断面図である。
【図2】図1のII部の拡大断面図である。
【図3】この発明によって製本された本を360度開い
た後、閉じた状態を示す断面図である。
【図4】比較例1で製本された本を360度開いた後、
閉じた状態を示す断面図である。
【符合の説明】
1 表紙基材 2 背表紙(背部) 3 接着部 4 熱活性接着剤 5 金属材料 A 被製本物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 幹大 東京都千代田区九段南二丁目2番4号 ニ チバン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルを構成する表紙基材の内側部分
    に、電磁誘導加熱手段によって発熱する金属材料と熱活
    性接着剤を有する製本ファイルにおいて、 上記金属材料が、比透磁率50未満の金属、および上記
    熱活性接着剤の軟化点が、40〜140℃であり、溶融
    粘度が、180℃において10〜340Pであること、 上記金属材料の表皮抵抗が、交番磁界を発生させる励磁
    周波数20〜30KHzにおいて、0.2×10-4Ω以上
    であること、 上記金属材料の熱伝導率が、温度273°Kにおいて
    0.9W/cm・deg以上であること、 上記金属材料が、厚さ100μm以下であることを特徴
    とする製本ファイル。
  2. 【請求項2】 熱活性接着剤が、接着剤組成物100重
    量部につき、酢酸ビニル含有量5〜50%のエチレン−
    酢酸ビニル共重合体を20〜65重量部、軟化点45〜
    100℃のワックスを20重量部未満、分子量1500
    〜10000の低分子量エチレン共重合体を1〜10重
    量部、軟化点60〜160℃の粘着付与樹脂を10〜6
    0重量部、酸化防止剤、紫外線吸収剤がそれぞれ5重量
    部以下含有してなることを特徴とする請求項1記載の製
    本ファイル。
  3. 【請求項3】 金属材料の横幅が3mm以上であることを
    特徴とする請求項1記載の製本ファイル。
  4. 【請求項4】 金属材料が、アルミニウム、あるいは銅
    からなることを特徴とする請求項1記載の製本ファイ
    ル。
JP24040193A 1993-09-01 1993-09-01 製本ファイル Pending JPH0768969A (ja)

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