JPH076882B2 - 異常検出方法および装置 - Google Patents

異常検出方法および装置

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JPH076882B2
JPH076882B2 JP29171990A JP29171990A JPH076882B2 JP H076882 B2 JPH076882 B2 JP H076882B2 JP 29171990 A JP29171990 A JP 29171990A JP 29171990 A JP29171990 A JP 29171990A JP H076882 B2 JPH076882 B2 JP H076882B2
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信之 黒川
宏 堀内
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旭化成工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、化学プラント等、生産設備の異常検出方法お
よび異常検出装置に関する。
[従来の技術] 従来の化学プラントにおける異常の発生の過程の一例を
第3図および第4図を用いて説明する。
第3図は化学プラントのシステム構成を示し、第4図は
化学プラントにおける流量計のセンサ信号および流量調
整弁の開度を指示する制御信号の波形を示す。
第3図において、反応器4には原料および触媒が供給さ
れ、蒸気の加熱により反応器4内で化学反応が生じる。
科学反応により生成された製品は反応器4から排出され
る。
反応器4内への蒸気の供給を一定に保つために蒸気供給
ラインには流量調節弁3および流量計1が設けられてい
る。
制御回路2は流量計1のセンサ信号を入力し、センサ信
号の示す温度に基き、流量調整弁3の開度を調整するこ
とにより反応器4への蒸気の供給量を設定範囲内で維持
するようにフィードバック制御を行う。
また、制御回路2はセンサ信号の示す流量が予め定めた
異常検知用のしきい値を越えたときは反応器4への蒸気
供給量が異常と判断し、警報を発生したり、プラントの
稼動を停止させる。
このように化学プラントにおいて、たとえば、反応器4
内にスケールが生じ、それが仮に段階的に増加してゆく
場合を考えると、ミクロ的には第4図のように流量セン
サ信号レベルに流量設定信号との間に偏差を生じ、マク
ロ的には出力制御信号が徐々に増大する。また、弁開度
と流量とがバランスしたところで、すなわち、測定流量
が設定範囲に収まるところで流量センサ信号レベルの偏
差が削減するという過程を繰返してゆく。ただし、圧力
損失が緩やかにしか進行しない(ex.数日オーダ)ので
あれば、この偏差量もわずかであり、トレンド表示画面
(ex.数時間オーダ)ではセンサ信号のレベルを可視表
示した場合センサ信号のレベルは一定に見える。
[発明が解決しようとする課題] このため、従来の流量の偏差に基づく異常検出方法では
大幅な流量変動がないと、蒸気供給系統の異常を検出し
ないので、配管系内に緩やかに生じたスケールの発生を
検出できなかった。そこで、従来では、プラントの定期
点検の際にスケールの発生の有無を目視確認しなければ
ならなかった。
そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑みて、プラント
の機器系統に生じた異常で、測定素子では測定困難な異
常を検出することの可能な異常検出方法および装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明方法は、プラ
ント内の検査対象に関係する制御機器に対して入力する
制御信号および当該検査対象に関係する測定素子からの
センサ信号の中の2以上の特定信号の各レベルの相互関
係が、正常時における相関関係を有するか否かを前記相
関関係を示す相関式を用いて判定し、その判定の結果が
否定判定となったときに、前記検査対象が異常であると
検出することを特徴とする。
本発明装置は、プラント内の検査対象に関係する制御機
器に対して入力する制御信号および当該検査対象に関係
する測定素子からのセンサ信号の中の2以上の特定信号
の各レベルの相互関係が正常時における相関関係を有す
るか否かを前記相関関係を示す相関式を用いて判定し、
その判定の結果が否定判定となったときに、前記検査対
象が異常であることを示す異常検出信号を出力する判定
手段とを具えたことを特徴とする。
[作 用] 本発明は、プラントのセンサ信号と制御信号のうち、相
関を有する2信号を選び、その相関関係を監視すること
によって、例えば、反応器や配管系におけるスケール付
着を検出する他、制御信号系やセンサ信号系の機器の異
常をも検出する。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明実施例の回路構成を示す。
本実施例の異常検出装置は第3図に示す従来の化学プラ
ントの反応器4のスケール付着検知を行う。
第1図において、比較器10は流量計1(第3図参照)の
センサ信号を入力し、流量異常検知用のしきい電圧V1と
センサ信号の電圧の比較を行い、センサ信号の電圧がし
きい電圧V1よりも大きくなったときに、レベルオンの流
量異常検知信号を発生する。予め正常運転時におけるセ
ンサ信号の電圧レベルと制御信号の電圧レベルを測定し
ておき、この測定結果を統計分析することにより正常運
転時のセンサ信号Xと制御信号Yとの間の相関式を定め
ておく。この送関式をY=f(x)と表わすことにする。
減算回路20は、演算回路20により算出された予想制御信
号の電圧レベル9値と実際に制御回路2から流量調整弁
3に対して出力される制御信号の電圧レベルの値との差
分を産出する。この差分値が比較器40により式い電圧V2
と比較され、反応器へのスケール付着により上記差分値
がしきい電圧V2よりも大きくなると異常検出信号が出力
される。
このような回路構成において、スケールが付着し始めた
第4図の時点T1では流量計1のセンサ信号のレベルは変
化しない。
第1図の演算回路20は流量計1のセンサ信号(第2図の
レベルX1)を入力すると、正常な運転時における制御信
号のレベル値(第2図のレベルY1)を予想する。
スケールが進行し実際の制御信号(Y2)と予想制御指示
信号のレベル値(Y1)の間の差が徐々に大きくなり、こ
の差がしきい値を超えたときに、比較器40の出力信号の
レベルがオンとなり蒸気供給系の異常が検出される。
また、流量計1の測定系に短絡異常が生じた場合や制御
弁が固着した場合あるいは蒸気の元圧力の変動などの場
合についても上記相関関係がくずれるので、これらの異
常をも検出することができる。
本発明は上述した実施例に限られるものではなく、以下
に述べるように種々変更して実施することもできる。
1)上記実施例では流量センサ信号と制御信号の相関関
係から反応器4のスケール付着等の異常検出を行った
が、流量のセンサ信号に代り、反応器4の温度を検知す
る温度センサのセンサ信号と流量調整弁3への制御信号
の相関関係を監視してもよい。
2)監視対象の系統は流量制御ループに限らず、その他
の制御ループに本発明を適用することもできる。この場
合、本実施例のように同一制御ループにおいて相関関係
を有するのセンサ信号と制御信号の相関関係を監視す
る。また、配管系の上流と下流に設置された流量計のセ
ンサ信号の相関関係を調べることによりプロセスの異常
検出の他、流量計の異常をも検出することができる。
3)上述の実施例では異常検出回路をアナログ回路によ
り構成したが中央演算処理装置を用いたデジタル回路で
構成してもよい。このとき、相関式やしきい値をキーボ
ード入力装置から入力するようにしておけば、異常検出
装置を汎用的に用いることができる。
また、このデジタル回路では一定周期たとえば1時間や
1日の周期で複数回のセンサ信号および制御信号のサン
プリングを行い、これら信号のレベル平均を用いると、
長期にわたっての異常の兆候の検出を行うことができ
る。
4)センサ信号や出力信号が一定幅で変動する場合は、
正常運転の範囲内のセンサ信号のレベルの所定数分の一
を比較器40のしきい値(一般に変動しきい値と呼ばれ
る)とすれば異常検出精度を高めることができる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明では、複数の信号間の相
関関係を調べることにより機器系統に異常が発生したこ
とを検出することができるので、異常原因の調査対象が
限定され、早期に異常原因を把握することができる。ま
た、測定対象の動作状態(または物性)以外の同一の系
統内の他種の異常をも検出することができるので測定機
器の点数を増やす必要もない。さらに、センサ信号や制
御信号との間の相関関係を調べるので、運転レートによ
ってセンサ信号や制御信号のレベルが変化する場合で
も、異常検知装置の構成部品を仕様変更する必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の回路構成の一例を示すブロック
図、 第2図は本発明実施例におけるセンサ信号と制御信号の
相関関係を示す説明図、 第3図は従来例のシステム構成を示す配管図、 第4図は従来例の制御信号およびセンサ信号の波形を示
す波形図である。 1……温度センサ、 2……制御回路、 3……流量調整弁、 4……反応器、 10,40……比較器、 20……演算回路、 30……減算回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント内の検査対象に関係する制御機器
    に対して入力する制御信号および当該検査対象に関係す
    る測定素子からのセンサ信号の中の2以上の特定信号の
    各レベルの相互関係が、正常時における相関関係を有す
    るか否かを前記相関関係を示す相関式を用いて判定し、
    その判定の結果が否定判定となったときに、前記検査対
    象が異常であると検出する ことを特徴とする異常検出方法。
  2. 【請求項2】プラント内の検査対象に関係する制御機器
    に対して入力する制御信号および当該検査対象に関係す
    る測定素子からのセンサ信号の中の2以上の特定信号の
    各レベルの相互関係が正常時における相関関係を有する
    か否かを前記相関関係を示す相関式を用いて判定し、そ
    の判定の結果が否定判定となったときに、前記検査対象
    が異常であることを示す異常検出信号を出力する判定手
    段と を具えたことを特徴とする異常検出装置。
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