JPH076877Y2 - 便座用敷紙供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【産業上の利用分野】 本考案は、洋式トイレの便座の上に敷く便座用敷紙の巻
取ホルダーに係り、特に、既設の便器に容易に取り付け
ることができ、かつ、使用後の便座用敷紙を手で触れる
ことなくコンパクトに容易に収容することのできる便座
用敷紙巻取ホルダー、及び既設の便器に容易に取り付け
ることができ、敷紙ロールの交換を容易にすることがで
き、かつ、敷紙ロールに巻いた敷紙を汚すことがなく、
敷紙の便座への位置決めを容易にすることができ、しか
も使用後の便座用敷紙を手で触れることなくコンパクト
に容易に収容することのできる便座用敷紙供給装置に関
する。

【従来の技術】

近年、都市化現象が大都市圏から地方への波及するにお
よび、各都道府県において下水道の整備が急速に図られ
ている。また、大都市圏の土地の価格の高騰に伴き、住
宅事情は、大都市の周辺の通勤圏にまでおよび、地方に
おいても農地・山林の宅地化が進み土地区画整理が行わ
れ、一個建住宅、高層マンションあるいは高層アパート
の建設が行われている。このような土地区画整理がなさ
れる地区においては、下水道の整備が徹底して図られて
おり、この下水道の整備に伴い、トイレの糞尿を浄化層
で浄化して下水道に流す水洗式トイレが建設資材の発
達、住居用住宅の建設技術の発達と共に衛生の面から急
速に普及するに至っている。また、建設資材の発達、住
居用住宅の建設技術の発達は、トイレにカラフルな新素
材を使用し、従来の不潔なイメージを一新し、清潔感を
持たせている。 一方、高度経済成長の基に、食堂・レストラン等の外食
産業、ホテル、結婚式場等、不特定多数の人が出入りす
るサービス産業が乱立している。これらレストラン、ホ
テル等の利用は、生活水準の向上に伴って増大してい
る。このような不特定多数の人が出入りするレストラ
ン、ホテル等においては、それぞれトイレが備えられて
いる。このレストラン、ホテル等のトイレも、衛生の
面、清潔の面から従来のバッチ式トイレから水洗式トイ
レに変わっている。 これら水洗式トイレも、便器の上をまたいでしゃがんで
する純日本式の和式から、便座に腰を掛けてする洋式に
変革を遂げている。この洋式のトイレは、連続して長時
間に渡って使用するのに、脚がくたびれてしまうという
ことがなく、最適である。 このようなレストラン、ホテル等の洋式トイレの便座
は、利用する不特定多数の者が兼用で使用することとな
る。この洋式トイレの便座は、便座の上に臀部を載せて
使用するものであり、この洋式トイレの便座を利用する
人は、不特定人でどのような人が利用したか不明であ
り、不潔な場合もあり、特に病気の感染等も考えられ
る。 そこで、近年、便座の上を殺菌消毒するため、便座の上
を奇麗に拭き取る紙に薬液を染み込ませた便座除菌クリ
ーナーが開発され、一般に市販されている。しかし、こ
の便座除菌クリーナーは、便座の上を奇麗に拭き取るよ
うになっているため丈夫な紙を用いており、使用後にト
イレに流すとトイレが詰まる等のトラブルを起こすこと
から別途処分しなければならないという手間を要してい
る。 また、この洋式トイレの便座は、通常硬質のプラスチッ
クが用いられている。このため、この硬質のプラスチッ
ク製の便座に直接座ると、冬期には、冷たく利用し難い
ものとなっている。特に便座除菌クリーナーによって便
座の上を奇麗に拭き取った後では、便座除菌クリーナー
に含まれていた薬液が便座の表面に付着し、余計に冷た
く甚だしく利用し難いものとなっている。 そこで、便座に直接肌が接触することによる不衛生さを
防止することと、便座に座ったときの冷たさを和らげる
ため、最近この洋式トイレの便座の上に便座用敷紙を敷
いて利用する方法が考えられるに至っている。この便座
用敷紙は、便座近辺に一枚一枚が重ねられて袋等の収納
体に収納し、この収納体から必要に応じて一枚づつ取り
出して使用するようにしてあるか、便座用敷紙をロール
に巻き付け連続的に供給できるようにして、このロール
を収納できるように改造した特殊な便座を用いている。

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、このような従来の便座用敷紙の供給にあ
っては、一枚一枚が重ねられて袋等の収納体に収納し、
この収納体から必要に応じて一枚づつ取り出して使用す
るようにすると、狭いトイレのスペースにおいて便座用
敷紙を収納するための場所を取り、一度に多量の敷紙を
セットすることができないという問題点を有している。 また、従来の便座用敷紙をロールに巻き付け連続的に供
給できるよう構成した便器にあっては、トイレを新築し
たり、便器を交換する等の改築する場合には、便座用敷
紙がセットできる特殊な便器を採用することによって使
用可能であるが、既設の便器には、全く使用できないと
いう問題点を有している。 さらに、従来の便座用敷紙をロールに巻き付け連続的に
供給できるよう構成した便器にあっては、既設の便器を
取外し改造された便器と交換しなければならず実行性が
薄いという問題点を有している。 また、便座用敷紙をセットし、使用した後、次に使用す
る場合は、前に使用して便座の上に乗っている便座用敷
紙を単紙単位で切り取って便器内に流して処理できるよ
うになっているが、便座の上に乗っている便座用敷紙を
手で持って単紙単位で切り取ることの煩わしさや、前に
使用した便座用敷紙を手で持って切り取らなければなら
ず、衛生的でないといった問題点を有している。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、既設
の便器に容易に取り付けることができ、敷紙ロールの交
換を容易にすることができ、かつ、敷紙ロールに巻いた
敷紙を汚すことがなく、敷紙の便座への位置決めを容易
にすることができ、しかも使用後の便座用敷紙を手で触
れることなくコンパクトに容易に収容することのできる
便座用敷紙供給装置を提供しようとするものである。

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、便器を床面に取り付ける便
器の両側にある取付ボルトのうちの一側方の取付ボルト
に一側を着脱自在に取り付け可能な支持板と、該支持板
の前後端部に起立する杆と、該杆に渡される敷紙ロール
取付シャフトからなる便座用敷紙供給ホルダーと、前記
便器の他側方の取付ボルトに一側を着脱自在に取り付け
可能な支持板と、該支持板の前後端部に起立する杆と、
該杆に渡される前記取付ホルダーの敷紙ロール取付シャ
フトに取り付けられた敷紙ロールから便座用敷紙を引き
出して巻き取る回転手段を備えた敷紙巻取シャフトから
なる便座用敷紙巻取ホルダーとによって構成した。

【作用】

便器を床面に取り付ける便座の両側にある取付ボルトの
うちの一側方にある取付ボルトに便座用敷紙供給ホルダ
ーの支持板を取り付けることによって便座用敷紙供給ホ
ルダーを固定すると共に、前記便器の他側方の取付ボル
トに便座用敷紙巻取ホルダーを固定する。前記便座用敷
紙供給ホルダーの杆に渡される敷紙ロール取付シャフト
に便座用敷紙を引き出し可能に巻き付けてある敷紙ロー
ルをセットする。この敷紙ロールから便座用敷紙を便座
上に引き出す。 便座用敷紙巻取ホルダーの支持板に起立される杆に渡さ
れる敷紙巻取シャフトに前記敷紙ロールから引き出した
便座用敷紙の先端を巻き付ける。このようにして敷紙巻
取シャフトに巻き付けられた敷紙ロールの便座用敷紙
は、敷紙巻取シャフトに備えた回転手段を操作し敷紙巻
取シャフトを回転させることにより、敷紙巻取シャフト
に連続的に巻き取ることができる。

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 第１図には、本考案に係る便座用敷紙巻取ホルダー及び
便座用敷紙供給装置の一実施例が示されている。 図において、１は、便座用敷紙供給ホルダーで、支持板
２を有している。この支持板２は、その一側が便器20を
床面30に取り付ける便器20の両側にある取付ボルト21、
22、23、24のうちの一側方の取付ボルト21、22によって
便器20に取付けられている。この支持板２は、取付ボル
ト21、22を外すことによって着脱自在に取付けられてい
る。 ３、４は、支持板２の前後端部に起立する杆で、便器20
の便座23に当らない位置に起立している。 ５は、杆３、４に渡される敷紙ロール取付シャフトで、
この敷紙ロール取付シャフト５には、便座用敷紙40を引
出し可能に巻き付けてある敷紙ロール６が取り付けられ
るようになっている。この敷紙ロール取付シャフト５
は、杆３、４に着脱自在に取付けられている。したがっ
て、敷紙ロール６は、敷紙ロール取付シャフト５を杆
３、４から取り外して、敷紙ロール６の芯に敷紙ロール
取付シャフト５を嵌合して、敷紙ロール取付シャフト５
に敷紙ロール６を付けた状態で、再び杆３、４に取付け
る。このようにして敷紙ロール６は、敷紙ロール取付シ
ャフト５に取付けられる。 敷紙ロール６に巻かれた便座用敷紙40は、第２図に示す
如く、帯状に形成されており、略中央に適宜間隔を持っ
て連続的に、便座の内径より小径の略円形切り抜き開口
部41が形成されている。そして、この便座用敷紙40に
は、水に溶解する紙（例えば、トイレットペーパーと同
質のもの、又はトイレットペーパーより上質のもので、
水に溶解するが強いもの）が用いられる。 ７は、杆３、４の上端部に渡されるガイドロールで、こ
のガイドロール７は、杆３、４の上端部に固定されてお
り、敷紙ロール取付シャフト５に取付けた敷紙ロール６
から引き出す便座用敷紙40を案内するものである。 ８は、支持板２の他側に第１図図示矢印Ａに示す如く開
閉自在に取付けられる敷紙ロールカバーで、この敷紙ロ
ールカバー８は、敷紙ロール取付シャフト５に取付けた
敷紙ロール６を被うと共に、敷紙ロールカバー８を閉じ
たときに、その先端９がガイドロール７に近接した位置
に配置するように構成したものである。したがって、敷
紙ロール６から引き出す便座用敷紙40は、ガイドロール
７と敷紙ロールカバー８との間から引き出され、ガイド
ロール７に案内され、スムーズに引き出される。このと
き引き出される便座用敷紙40は、ガイドロール７と敷紙
ロールカバー８の先端９とによって押さえられる。この
ガイドロール７と敷紙ロールカバー８の先端９とによる
押さえによって、敷紙ロール６からの引き出し方向が規
制される。 10は、便座用敷紙巻取ホルダーで、支持板11を有してい
る。この支持板11は、その一側が便器20を床面30に取り
付ける便器20の両側にある取付ボルト21、22、23、24の
うちの他側方の取付ボルト23、24によって便器20に取付
けられている。この支持板11は、便座用敷紙供給ホルダ
ー１の支持板２の取付位置と対向した位置に取付けら
れ、取付ボルト23、24を外すことによって着脱自在に取
付けられている。 12、13は、支持板11の前後端部に起立する杆で、便器20
の便座25に当らない位置に起立している。 14は、杆12、13に渡され、前記便座用敷紙供給ホルダー
１の敷紙ロール取付シャフト５に取り付けられた敷紙ロ
ール６から便座用敷紙40を引き出して巻き取る敷紙巻取
シャフトで、この敷紙巻取シャフト14は、杆12、13に回
転自在に、且つ、着脱自在に取り付けられている。ま
た、この敷紙巻取シャフト14には、回転手段としてのハ
ンドル15が取り付けられており、このハンドル15を回す
ことにより敷紙巻取シャフト14が回転するように構成さ
れている。 16は、杆12、13の上端部に渡されるガイドロールで、こ
のガイドロール16は、杆12、13の上端部に固定されてお
り、敷紙巻取シャフト14に巻き付け固定した便座用敷紙
40を巻取る際に案内するものである。 この便座用敷紙供給ホルダー１と便座用敷紙巻取ホルダ
ー10とによって便座用敷紙供給装置が構成されている
る。 次に、本実施例の動作について第３図を用いて説明す
る。 まず、便座用敷紙供給ホルダー１の支持板２を便器20の
床面30に取付ける取付ボルト21、22に取り付けて固定す
る。これと同時に便座用敷紙供給ホルダー１の取り付け
側とは反対側の便器20取付用の取付ボルト23、24に便座
用敷紙巻取ホルダー10の支持板11を取り付けて便座用敷
紙巻取ホルダー10を便器20に固定する。 次に、この支持板２に開閉自在に取付けられている敷紙
ロールカバー８を開き、杆３、４に渡される敷紙ロール
取付シャフト５に便座用敷紙40を引き出し可能に巻き付
けてある敷紙ロール６をセットする。 そして、敷紙ロール６から便座用敷紙40を巻き出して、
杆３、４の上端部に渡して設けられているガイドロール
７の上を懸架して、便器20の便座25の上を滑らせて便座
用敷紙巻取ホルダー10の杆12、13の上端部に渡して設け
られているガイドロール16の上を懸架する。さらに、ガ
イドロール16の上に懸架された便座用敷紙40の先端を杆
12、13に回転自在に渡されている敷紙巻取シャフ14に巻
き付けて固定する。 したがって、便座25の上に敷かれた便座用敷紙40は、ガ
イドロール７と、ガイドロール16とによって位置決めさ
れめと共に、容易に動かないように便座25の上載置され
る。 その後、敷紙ロール取付シャフト５に取付けた敷紙ロー
ル６を被うように敷紙ロールカバー８を閉じ、ガイドロ
ール７と敷紙ロールカバー８の先端９との間から引き出
されるようにセットされる。この引き出される便座用敷
紙40は、敷紙ロールカバー８をしたときにガイドロール
８と敷紙ロールカバー８の先端９とによって押さえられ
る。 したがって、この便座用敷紙40は、ガイドロール７と敷
紙ロールカバー８の先端９との間から引き出され、第１
図に示す如く、便器20の便座25の上に正確に位置決めさ
れて常時敷かれた状態となっている。すなわち、便座用
敷紙供給ホルダー１の敷紙ロール取付シャフト５にセッ
トされる敷紙ロール６の便座用敷紙40は、便座用敷紙巻
取ホルダー10の敷紙巻取シャフト14に連続的に巻き取る
ことができるようになる。 便座用敷紙40の使用後は、便座25上に載置されている便
座用敷紙40を便座用敷紙巻取ホルダー10の敷紙巻取シャ
フト14に取付けられているハンドル15によって回転し、
敷紙巻取シャフト14に巻取る。このようにすることによ
って、使用後の便座用敷紙40は、全く手に触れることな
く処理され新しい便座用敷紙40が便座25上に載置され
る。 敷紙ロール６に巻かれた便座用敷紙40がなくなると、使
用済みの便座用敷紙40を巻取った敷紙巻取シャフト14か
ら使用済みの便座用敷紙40を取り出して、廃棄する。そ
して、便座用敷紙供給ホルダー１の敷紙ロールカバー８
を開け、杆３、４に渡されている敷紙ロール取付シャフ
ト５から敷紙ロール６の芯を取外し、新しい敷紙ロール
６を敷紙ロール取付シャフト５に取付ける。その後、敷
紙ロール６から便座用敷紙40を巻き出し、ガイドロール
７に懸架し、さらに、便座用敷紙巻取ホルダー10のガイ
ドロール16に懸架して、便座用敷紙40の先端を便座用敷
紙巻取ホルダー10の敷紙巻取シャフト14に巻き付け固定
する。そして、敷紙ロール６を被うように敷紙ロールカ
バー８を閉る。 したがって、本実施例によれば、便器20の床面30に取付
ける取付ボルト21、22、23、24に支持板２、11を取り付
けるだけで便座用敷紙供給ホルダー１及び便座用敷紙巻
取ホルダー10を取り付けることができるため、改造され
た便器に取替えることなく、既設の便器に容易に取付け
ることができる。 また、本実施例によれば、便座25の上に敷かれている便
座用敷紙40の一方をガイドロール７と敷紙ロールカバー
８の先端９とで押さえ、他方をガイドロール16を介して
敷紙巻取シャフト14によってテンションを懸けて押さえ
ているため、敷紙の便座への位置決めを容易にすること
ができる。 さらに、本実施例によれば、便座用敷紙40を使用後に敷
紙巻取シャフト14に巻取るように構成されているため、
使用後の便座用敷紙40に手を触れる必要がなく、衛生的
である。 またさらに、本実施例によれば、敷紙ロールカバー８を
開き、杆３、４に渡される敷紙ロール取付シャフト５に
敷紙ロール６を取付けるだけで、便座用敷紙40をセット
することができるため、敷紙ロール６の交換を容易にす
ることができる。 さらにまた、本実施例によれば、敷紙ロール取付シャフ
ト５に取付けた敷紙ロール６を被う敷紙ロールカバー８
を設けているため、敷紙ロール６に巻いた便座用敷紙40
を汚すことがない。 なお、敷紙ロール取付シャフト５は、本実施例において
は、杆３、４への取り付けが固定式になっているが、回
転可能に取付けられるようにしても良い。 また、ガイドロール７は、本実施例においては、杆３、
４の上端部に固定されているが、杆３、４の上端部に回
転自在に取付けても良い。 第４図には、本考案に係る便座用敷紙巻取ホルダー及び
便座用敷紙供給装置の他の実施例が示されている。 図において、本実施例が第１図図示実施例と異なる点
は、第１図図示実施例が敷紙巻取シャフト14を回転手段
として敷紙巻取シャフト14に取付けられているハンドル
15を回すことにより回転するように構成されているのに
対し、本実施例が敷紙巻取シャフト14を電動モータ50に
よって回転するように構成している点である。その他の
点は、第１図図示実施例と同一である。 なお、電動モータ50によって敷紙巻取シャフト14を回転
すると、便座用敷紙40を使用１枚分づつ巻取る必要があ
り、この検出には、便座用敷紙40に穴を開けておいて、
この穴を光センサによって検出する等の既知の手段を用
いれば容易に行うことができる。本実施例においても、
図示されていないが、このようなセンサが設けられてい
るものである。

【考案の効果】 以上のように本考案によれば、便器を床面に取付ける便
器の両側にある取付ボルトのうちの一側方の取付ボルト
に一側を着脱自在に取り付け可能な支持板と、該支持板
の前後端部に起立する杆と、該杆に渡される敷紙ロール
取付シャフトからなる便座用敷紙供給ホルダーと、前記
便器の他側方の取付ボルトに一側を着脱自在に取り付け
可能な支持板と、該支持板の前後端部に起立する杆と、
該杆に渡される前記取付ホルダーの敷紙ロール取付シャ
フトに取り付けられた敷紙ロールから便座用敷紙を引き
出して巻き取る回転手段を備えた敷紙巻取シャフトから
なる便座用敷紙巻取ホルダーとによって構成したので、
既設の便器に容易に取り付けることができ、敷紙ロール
の交換を容易にすることができ、かつ、敷紙ロールに巻
いた敷紙を汚すことがなく、敷紙の便座への位置決めを
容易にすることができ、しかも使用後の便座用敷紙を手
で触れることなくコンパクトに容易に収容することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る便座用敷紙巻取ホルダー及び便座
用敷紙供給装置の実施例を示す全体斜視図、第２図は便
座用敷紙の全体斜視図、第３図は第１図図示便座用敷紙
巻取ホルダー及び便座用敷紙供給装置を説明するための
正面断面図、第４図は本考案に係る便座用敷紙巻取ホル
ダー及び便座用敷紙供給装置の他の実施例を示す正面図
である。 １……便座用敷紙供給ホルダー 2,11……支持板 3,4,12,13……杆 ５……敷紙ロール取付シャフト ６……敷紙ロール 7,16……ガイドロール ８……敷紙ロールカバー 10……便座用敷紙巻取ホルダー 14……敷紙巻取シャフト 20……便器 21,22,23,24……ボルト 25……便座 40……便座用敷紙

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】便器を床面に取付ける便器の両側にある取
   付ボルトのうちの一側方の取付ボルトに一側を着脱自在
   に取り付け可能な支持板と、該支持板の前後端部に起立
   する杆と、該杆に渡される敷紙ロール取付シャフトから
   なる便座用敷紙供給ホルダーと、前記便器の他側方の取
   付ボルトに一側を着脱自在に取り付け可能な支持板と、
   該支持板の前後端部に起立する杆と、該杆に渡される前
   記取付ホルダーの敷紙ロール取付シャフトに取り付けら
   れた敷紙ロールから便座用敷紙を引き出して巻き取る回
   転手段を備えた敷紙巻取シャフトからなる便座用敷紙巻
   取ホルダーとによって構成してなる便座用敷紙供給装
   置。