JPH076851B2 - 検出装置 - Google Patents

検出装置

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JPH076851B2
JPH076851B2 JP25001192A JP25001192A JPH076851B2 JP H076851 B2 JPH076851 B2 JP H076851B2 JP 25001192 A JP25001192 A JP 25001192A JP 25001192 A JP25001192 A JP 25001192A JP H076851 B2 JPH076851 B2 JP H076851B2
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JP
Japan
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spring
strain
coil
load
magnitude
Prior art date
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JP25001192A
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English (en)
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JPH06102105A (ja
Inventor
純一 尾喜
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NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルばねやトーショ
ンバーなどのばねを利用してこのばねに負荷された荷重
やばねの変位などを検出する検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被検出物に生じるひずみを検出するため
の手段として、従来より、抵抗線ひずみ計などのひずみ
ゲージが使われている。たとえば特開平4−31725
号公報に開示されている荷重検出装置においては、ひず
みゲージを用いることによってばねに負荷される荷重変
化を検出するようにしている。この先行技術をはじめと
して、従来のひずみゲージを用いて被検出物の変位量や
荷重を検出する場合、被検出物の表面にひずみゲージを
接着剤等によって貼付け、荷重に応じて変化する被検出
物の表面のひずみを、ゲージの電気抵抗値の変化として
とらえるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のひ
ずみゲージを用いて検出を行う場合、ひずみゲージが被
検出物に完全に接着されていないと、被検出物に生じた
ひずみを正確に測定することができない。しかもこの種
のひずみゲージは、被検出物自体のひずみを直接検出す
るのではなく、ひずみゲージの抵抗線等に生じたひずみ
を電気抵抗値の変化として検出するようにしているた
め、被検出物のひずみと抵抗線のひずみとの相関が完全
に一致していないと測定精度が悪くなる。
【0004】このため上記ひずみゲージを用いる場合に
は、ひずみゲージを被検出物に確実に接着しておくこと
が必要となる。しかしながら車両用懸架ばねのひずみを
検出する場合のように、泥水や砂塵にさらされる可能性
のある被検出物(ばね)にひずみゲージを接着すると、
接着部分の耐久性に問題が生じる。しかも従来のひずみ
ゲージは、温度変化や湿度変化に対して出力が不安定に
なりやすいなど、環境の変化に弱いという問題もあっ
た。従って本発明の目的は、ばねに負荷された荷重や変
位などを、このばねを利用して正確に測定できかつ耐久
性の高い検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された本発明装置は、負荷される荷重の大きさに応
じたひずみを生じるばねと、上記ばねの一部を囲むよう
にして設けられかつ交流電圧が印加される励磁コイル
と、上記励磁コイルに隣接して設けられかつ励磁コイル
に交流電圧を印加した時に電磁誘導による出力を生じる
検出コイルと、上記検出コイルの出力に基づいて上記ば
ねに生じたひずみの大きさを求めるとともにこのひずみ
に基づいて上記ばねに負荷された荷重あるいは変位等を
算出するコントローラとを具備している。
【0006】
【作用】励磁コイルに交流電圧が印加されると、電磁誘
導による出力電圧が検出コイルに生じる。この出力はば
ねの透磁率によって影響を受ける。透磁率はばねの材料
に固有の値であるが、ばねのひずみの大きさによっても
変化する。従ってこのばねに荷重が負荷されることによ
ってばねが撓むと、荷重の大きさに応じてひずみが変化
することにより、透磁率に応じた出力電圧が得られる。
この出力とひずみとの関係を予め計算あるいは実測によ
って求めておくことにより、出力に基づいてひずみの大
きさを算出することができる。ひずみと荷重もしくは変
位は比例するので、ひずみが求まれば荷重の大きさや撓
み量も求まる。
【0007】
【実施例】以下にこの発明の一実施例について、図1な
いし図3を参照して説明する。図1に示された検出装置
10は、ばねの一例としてのコイルばね11と、このコ
イルばね11に設けられたセンサ部12とを備えてい
る。コイルばね11にはコイル軸方向に荷重Pが負荷さ
れるようになっている。コイルばね11は、たとえば車
両の懸架装置に用いられる懸架ばねであるが、懸架ばね
以外の用途でもかまわない。要するに、荷重が負荷され
た時に荷重に応じたひずみを生じるばねであればよい。
【0008】コイルばね11の材料は、けい素を含有す
るばね鋼鋼材であり、たとえばシリコンマンガン鋼鋼材
などが使用される。上記ばね鋼鋼材にはC,Si,Mn
などが含まれており、一例として、C0.55〜0.65%、S
i1.05〜2.20%,Mn0.70〜1.00%であるが、その含有
率や成分は上記の範囲に限るものでなく、必要に応じて
適宜選択される。
【0009】コイルばね11に設けられたセンサ部12
は、図2に示されるように、一次コイルとしての励磁コ
イル15と、この励磁コイル15に隣接して設けられた
二次コイルとしての検出コイル16を備えている。励磁
コイル15と検出コイル16は、共通のボビン17に巻
かれている。ボビン17は電気絶縁材料からなり、コイ
ルばね11に接着する必要はないが、適宜の保持手段に
よってコイルばね11の所定位置に保持されている。
【0010】励磁コイル15に接続された電源20は励
磁コイル15に交流電圧を印加するものである。励磁コ
イル15に交流電圧が印加されると、電磁誘導によって
検出コイル16に起電力が生じる。この出力は、磁心と
して作用するコイルばね11の透磁率に左右される。透
磁率μは、磁束密度Bとそれに対応する磁化力Hの比で
あり、μ=B/Hで表される。
【0011】透磁率μはコイルばね11の材料に固有の
値であるが、ひずみの大きさによっても左右される。す
なわち図3に示されるように、ひずみが大きくなるほ
ど、入出力電圧比(出力電圧/入力電圧)が小さくなる
傾向がある。このひずみと入出力電圧比との関係は、予
め計算あるいは実測によって求めておく。
【0012】検出コイル16に接続されたコントローラ
21は、マイクロコンピュータ等の電気回路を用いたも
のであり、検出コイル16の出力電圧を入力するように
なっている。このコントローラ21は、上述した入出力
電圧比とひずみとの関係(図3)をマップ等に記憶する
手段を備えている。
【0013】上記検出装置10を車両の懸架装置に用い
る場合、図4に示されるように、コイルばね11と油空
圧サスペンション等の車高調整機構25を並設するとよ
い。この車高調整機構25は、油やガス等の圧力流体を
収容したシリンダ26と、シリンダ26に挿入されたロ
ッド27と、シリンダ26に上記圧力流体を出し入れ可
能な油圧回路28などを備えており、シリンダ26に供
給する圧力流体の量を変化させることでロッド27の突
出量を変化させ、車高を変化させるようにしている。
【0014】次に上記検出装置10の作用について説明
する。電源20から供給される交流電圧を励磁コイル1
5に印加すると、コイルばね11の透磁率によって影響
を受ける電磁誘導により、検出コイル16に一定の出力
電圧が生じる。この出力はコントローラ21に入力され
る。
【0015】コイルばね11に荷重Pが負荷されると、
荷重Pの大きさに応じてコイルばね11が撓み、コイル
ばね11の各部に荷重Pに応じたひずみが生じる。この
ひずみによってコイルばね11の透磁率が変化すること
により、入出力電圧比(出力電圧/入力電圧)が変化す
る。
【0016】このため、予めコントローラ21に記憶し
ておいた入出力電圧比とひずみとの関係に基づいて、コ
イルばね11に生じたひずみの大きさが算出される。ま
た、ひずみと荷重あるいは変位との間に一定の関係があ
るから、コイルばね11に負荷された荷重Pもしくはコ
イルばね11の撓み(変位)を求めることもできる。更
には、車両の積載重量や基準車高に対する現在の車高も
算出できる。
【0017】また、車高調整機構25を備えている場合
には、検出装置10によって求められた車高検出信号に
基づいて、車高調整機構25の油圧回路28を動作させ
ることにより、所定車高値へのレベリングを実施するこ
とができる。
【0018】図5は本発明の他の実施例を示すものであ
り、この場合、ばねの一例としてのトーションバー30
に、前記実施例と同様のセンサ部12を設けている。ト
ーションバー30は、丸棒状の本体部31の両端に、セ
レーションやスプライン等が形成された端末つかみ部3
2,33を有し、端末つかみ部32,33を相対的にね
じる方向に荷重(トルク)が負荷される。
【0019】上記トーションバー30の本体部31の軸
線方向中間部に、センサ部12が配置されている。本体
部31がねじられてひずみを生じると、ひずみの大きさ
に応じて本体部31の透磁率が変化するため、前記実施
例と同様に検出コイル16の出力に基づいてひずみが求
められ、更には荷重や変位が検出される。
【0020】本発明が適用されるばねは、上述の圧縮コ
イルばね11やトーションバー30以外にも、引張りば
ねやねじりコイルばね、あるいは車両用スタビライザな
ど、要するに荷重が負荷された時に発生するひずみに関
連して透磁率が変化する部材であればよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ばね自体のひずみ変化
をこのばねを利用して磁気的に検出することにより、温
度や湿度変化に悪影響を受けることなく荷重や変位を正
確に検出することができ、しかも従来のひずみゲージの
ような耐久性の問題も解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す検出装置の正面図。
【図2】図1に示された検出装置の一部を示す断面図。
【図3】ばねのひずみと入出力電圧比との関係を示す
図。
【図4】図1に示された検出装置と車高調整機構とを備
えた懸架装置の正面図。
【図5】本発明の他の実施例を示す検出装置を備えたト
ーションバーの正面図。
【符号の説明】
10…検出装置、11…コイルばね、12…センサ部、
15…励磁コイル、16…検出コイル、20…電源、2
1…コントローラ、30…トーションバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷される荷重の大きさに応じたひずみを
    生じるばねと、上記ばねの一部を囲むようにして設けら
    れかつ交流電圧が印加される励磁コイルと、上記励磁コ
    イルに隣接して設けられかつ上記励磁コイルに交流電圧
    を印加した時に電磁誘導による出力を生じる検出コイル
    と、上記検出コイルの出力に基づいて上記ばねに生じた
    ひずみの大きさを求めるとともにこのひずみに基づいて
    上記ばねに負荷された荷重あるいは変位等を算出するコ
    ントローラとを具備したことを特徴とする検出装置。
JP25001192A 1992-09-18 1992-09-18 検出装置 Expired - Lifetime JPH076851B2 (ja)

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JP25001192A JPH076851B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 検出装置

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JP25001192A JPH076851B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 検出装置

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JPH06102105A JPH06102105A (ja) 1994-04-15
JPH076851B2 true JPH076851B2 (ja) 1995-01-30

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JP25001192A Expired - Lifetime JPH076851B2 (ja) 1992-09-18 1992-09-18 検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102007017308B4 (de) * 2007-04-11 2011-01-27 Ab Elektronik Gmbh Feder-Einheit mit Sensor für den Federweg
AT515231B1 (de) * 2014-01-09 2015-09-15 Trumpf Maschinen Austria Gmbh Unterwerkzeug einer Biegepresse mit einer Biegewinkelmessvorrichtung

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JPH06102105A (ja) 1994-04-15

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