JPH0767655A - 組み合せポックスウイルス用プロモーター、及びそれを有する組み換えポックスウイルス - Google Patents

組み合せポックスウイルス用プロモーター、及びそれを有する組み換えポックスウイルス

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JPH0767655A
JPH0767655A JP5238953A JP23895393A JPH0767655A JP H0767655 A JPH0767655 A JP H0767655A JP 5238953 A JP5238953 A JP 5238953A JP 23895393 A JP23895393 A JP 23895393A JP H0767655 A JPH0767655 A JP H0767655A
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promoter
poxvirus
recombinant
combined
plasmid
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剛士 山口
Hideto Fukushi
秀人 福士
Katsuya Hirai
克哉 平井
Shigemi Aoyama
茂美 青山
Takeshi Yamaguchi
猛 山口
Koichi Iritani
好一 入谷
Yukihiro Hayashi
幸弘 林
Ryohei Ogawa
良平 小川
Chizuko Takamura
千鶴子 高村
Koichi Kamogawa
幸市 鴨川
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Zeon Corp
Shionogi and Co Ltd
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Shionogi and Co Ltd
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強力なポックスウイルスプロモーターを提供
する。 【構成】 プロモーター活性を有するDNA断片を4つ
以上連結させ、組み合せポックスウイルスプロモーター
を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポックスウイルスプロ
モーター活性を有するDNA断片およびその利用に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、組み換えウイルスは、タンパク質
の製造源としての利用や生ワクチンとしての利用が盛ん
である。タンパク質の製造源として組み換えウイルスを
利用する場合、できるだけ多量に目的とするタンパク質
を発現させることが求められる。また、生ワクチンとし
て組み換えウイルスを利用する場合にも、充分な防御免
疫を付与できるだけのタンパク質が生体内で発現するこ
とが求められている。組み換えウイルスの発現量を増加
させるために、ウイルスの種類、プロモーターをはじめ
とする遺伝子発現調節機構についてなど、さまざまな研
究がなされている。例えば、強力なプロモーターを見い
だした例としては、Davidsonらは、ワクチニア
ウイルスのp7.5プロモーターの配列を一部改変し、
大量にタンパク質を発現させることのできる新規なプロ
モーターを合成し(J.Mol.Biol.、210
746−769(1989)、J.Mol.Bio
l.、210、771−784(1989))ている。
しかし、このような強力なプロモーターはごくわずかし
か知られておらず、新たな強力プロモーターが求められ
ているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
従来技術の下でポックスウイルス内で機能する強力なプ
ロモーターを見いだすべく鋭意検討した結果、プロモー
ターを複数連結させることによりプロモーターとしての
強力な機能を発揮することを見いだし、本発明を完成さ
せるに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、プロモーター活性を有するDNA断片を4つ以上連
結させることを特徴とする組み合せポックスウイルスプ
ロモーター、該プロモーターの支配下に外来遺伝子を結
合させてなるDNA断片をポックスウイルスの増殖に非
必須な領域に組み込んだ組み換えポックスウイルス、お
よびこれを有効成分とする家禽用組み換え生ワクチンが
提供される。
【0005】本発明において使用されるプロモーター活
性を有するDNA断片(以下、単にプロモーターとい
う)は、ポックスウイルス内で機能するものであれば特
に限定されない。このようなプロモーターの具体例とし
ては、Journal ofVirology,51
第662〜669頁(1984年)に例示されるような
ワクチニアウイルス(以下、VVという)のプロモータ
ー、具体的には7.5KポリペプチドをコードするVV
遺伝子のプロモーター、11Kポリペプチドをコードす
るVV遺伝子のプロモーター、19Kポリペプチドをコ
ードするVV遺伝子のプロモーター、42Kポリペプチ
ドをコードするVV遺伝子のプロモーター、チミジンキ
ナーゼをコードするVV遺伝子のプロモーター、28K
ポリペプチドをコードするVV遺伝子のプロモーターな
どが例示される。また、Davidsonらの文献
(J.Mol.Biol.,210,第746〜749
頁,第771〜784頁,1989年)を参考にして合
成されたプロモーターである図1および図2記載のプロ
モーターなどが例示される。このようなプロモーターの
中でも好ましくは、7.5Kプロモーターと同等以上の
活性を有するプロモーター、より好ましくは7.5Kプ
ロモーターより強力な活性を有するプロモーター、更に
好ましくは図1記載のプロモーター、図2記載のプロモ
ーター、あるいはこれらの塩基配列との相同性が90%
以上、好ましくは95%以上のプロモーターである。本
発明の組み合せプロモーターは、上述のようなプロモー
ターを常法により4つ以上連結させたものである。連結
するプロモーターは、一種類のプロモーターであっても
二種類以上のプロモーターであってもよく、複数種類の
プロモーターを複数連結させることもできる。また、プ
ロモーターの連結順序については特に限定されないが、
初期プロモーターと後期プロモーターとを組み合わせる
場合は、後期プロモーターの下流側に初期プロモーター
を連結させることが好ましい。
【0006】本発明の組み換えポックスウイルスは、上
記本発明の組み合せプロモーターの下流に外来遺伝子を
連結させてなるDNA断片をポックスウイルスの増殖に
非必須なDNA領域に組み込んだ組み換えウイルスであ
る。このような本発明の組み換えポックスウイルス(以
下、組み換えウイルスということがある)は、常法、例
えば特開平1−168279号公報に記載の方法により
構築される。即ち、ポックスウイルスの非必須領域に本
発明の組み合せプロモーターを組み込んだ組み換えベク
ターに、該プロモーターの下流に抗原遺伝子を組み込ん
だ組み換え用ベクターを作製する。組み換えベクターの
構築に当たっては遺伝子操作の容易な大腸菌の系を用い
れば良い。ついで、ポックスウイルス感染培養細胞へ常
法にしたがって該組み換え用ベクターを移入し、組み換
えウイルスを作製する。目的とする組み換えウイルス
は、プラークアッセイ等の方法により組み換えウイルス
を得ることができる。組み換えウイルスの単離を容易に
するために、プロモーターや外来遺伝子と共にβ−ga
l遺伝子などのマーカー遺伝子を組み込むこともでき
る。
【0007】本発明で用いられるポックスウイルスは、
ポックスウイルスに属するウイルスであれば特に限定さ
れず、ラクーンポックスウイルス、ワクチニアウイルス
等のオルソポックスウイルス類やピジョンポックスウイ
ルス、フォウルポックスウイルス(以下、FPVとい
う)、カナリーポックスウイルス、七面鳥ポックスウイ
ルス等のアビポックスウイルス類などが例示されるが、
好ましくはワクチニアウイルス、七面鳥ポックスウイル
ス、ピジョンポックスウイルス、FPVであり、より好
ましくはピジョンポックスウイルス、FPVである。ワ
クチニアウイルスの具体例としては、コペンハーゲン
株、WR株が挙げられ、FPVの具体例としては、AT
CC VR−251、ATCC VR−249、ATC
C CR−250、ATCC VR−229、ATCC
VR−249、ATCC VR−288、西ヶ原株、
泗水株、CEVA株、CEVAワクチン株由来のウイル
スのうち鶏胚繊維芽細胞に感染したときに大きいプラー
クを形成するウイルス株(以下、USDA株という)な
どのごときFPVやFPVと近縁のウィルスであって、
NP株(鶏胎化鳩痘毒中野系株)などのように鶏痘生ワ
クチン株として使用されるウィルスなどが例示される。
これらの株はいずれも市販されているなど、容易に入手
することができる。
【0008】本発明で使用されるポックスウイルスの増
殖に非必須な領域(以下、非必須領域という)として
は、例えば、ワクチニアウイルスのTK遺伝子領域、H
A遺伝子領域などが例示され、アビポックスウイルスの
非必須領域としては、TK遺伝子領域や特開平1−16
8279号に記載されている領域を使用することができ
る。その具体的としては、例えば前記公報に記載された
APV・NP株DNAのEcoRI断片(7.3b
p)、EcoRI−HindIII断片(約5.0b
p)、BamHI断片(約4.0bp)、HindII
I断片(約5.2bp)、クエイルポックスウイルスの
TK遺伝子領域、七面鳥ポックスウイルスのTK遺伝子
領域等、あるいはこれらと相同組み換えを起こす領域が
例示される。
【0009】本発明で使用されるベクターとしては、例
えばpBR322、pBR325、pBR327、pB
R328、pUC7、pUC8、pUC9、pUC19
などのプラスミド、λファージ、M13ファージなどの
ファージ、pHC79(ジーン,11,第291頁,1
980年)などのコスミドが例示される。
【0010】本発明で使用される抗原遺伝子はポックス
ウイルス内で発現しうるものであれば特に限定されない
が、ニューカッスル病ウイルスのHNタンパク質をコー
ドする遺伝子(特開昭62−163693号公報)、ニ
ューカッスル病ウイルスのFタンパク質(特開昭63−
24888号公報)、大腸菌NZ−9101(微工研菌
寄12422号)から、常法によって抽出できる約6.
0Kbのプラスミド(以下、pIBDVという)が保有
しているファブリキウル嚢病ウイルス(以下、IBDV
という)由来の大セグメント(以下、SegAという)
など鳥類感染ウイルス由来のものであるのが好ましく、
IBDVのSegAがとりわけ好ましい。
【0011】上記の方法により構築された本発明の組み
換えウイルスは生ワクチンとして鳥類に接種することが
できる。本発明のワクチンの調製方法は特に限定されな
いが、例えば次の方法によって調製される。本発明の組
み換えウイルスを該ウイルスが生育することのできる細
胞(以下、宿主細胞という)に感染させ、増殖させたの
ち、細胞を回収し破砕する。この細胞破砕物を遠心分離
機によって遠心分離チューブ中で沈澱物と組み換えウイ
ルスを含有する高力価上清とに分離する。得られた上清
は、実質的に宿主細胞を含まず、細胞培養培地と組み換
えウイルスを含んでおり、ワクチンとして使用すること
ができる。この上清にはアジュバントを加えたり、薬理
学的に問題のないキャリアー、例えば生理食塩水などを
添加し、希釈することもできる。また、この上清は凍結
乾燥してもワクチンとして使用できる。本発明のワクチ
ンの家禽への投与方法は特に限定されず、例えば皮膚に
引っかき傷をつけてワクチンを接種する方法、注射によ
り接種する方法、飼料や飲み水に混合して経口投与す
る、エアロゾルやスプレーなどにより吸入させる方法な
どが挙げられる。ワクチンとして使用するには、通常の
生ワクチンの使用と同様でよく、例えば、ニワトリ1羽
当り104〜108プラーク・フォーミング・ユニット
(以下、PFUという)程度を接種する。注射により接
種する場合、通常0.1ml程度の生理食塩水などの等
張溶媒に本発明の組み換えウイルスを懸濁して用いるこ
とができる。本発明のワクチンは、普通の条件下で保
存、使用することが可能である。例えば、本発明の組み
換えウイルスを凍結乾燥すれば、室温(20〜22℃)
での保存が可能である。また、ウイルスの懸濁液を−2
0〜−70℃下で凍結させ、保存することも可能であ
る。
【0012】
【発明の効果】かくして本発明によれば、強力なポック
スウイルス用プロモーターを組み込んだ高発現率の組み
換えポックスウイルスを構築することができる。この組
み換えポックスウイルスを用いることにより、効率よく
外来遺伝子を発現させることができ、有効な組み換え生
ワクチンを得ることができる。
【0013】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。 実施例1 組み合わせプロモーターの構築と該プロモー
ターの活性測定 (1)ポックスウイルスプロモーターの合成とクローニ
ング Mossらによって報告されたポックスウイルス初期プ
ロモーター、及び後期プロモーターの配列を参考に、D
NAシンセサイザーGenetA−II(日本ゼオン社
製)を用いて図1及び図2の塩基配列で表される合成プ
ロモーターを作製した。図1の塩基配列で表されるプロ
モーター(以下、Eプロモーターという)は、初期プロ
モーターとして機能するものであり、図2の塩基配列で
表されるプロモーター(以下、Lプロモーターという)
は、後期プロモーターとして機能するものである。pU
C18を制限酵素BamHIとHindIIIで消化し
た後、1.5%アガロース電気泳動で、2.6KbのD
NA断片を単離した。このDNA断片に、前記Eプロモ
ーターとLプロモーターを加え、リガーゼで連結した。
これを用いてコンピーテントな大腸菌を形質転換し、ア
ンピシリン50μg/l存在下のLBプレート上に、コ
ロニーを形成するものからEプロモーターとLプロモー
ターを単離し、得られたプラスミドをpUC18−LE
と命名した。また、このプラスミドに含まれるLプロモ
ーターとEプロモーターが連結した組み合せプロモータ
ーを、LEプロモーターという命名した。
【0014】(2)組み合わせプロモーターの構築(図
6、7、8、9、10、11参照) プラスミドpUC18を制限酵素DraIで消化し、X
hoIリンカー(5’−CCTCGAGG−3’)を導
入し、得られたプラスミドをpUC18Xと命名した。
このプラスミドを制限酵素HindIIIとSphIで
消化し、この部位に図3に示される制限酵素MluIの
認識配列を含む合成DNA(MluIアダプター)を導
入し、pUC18MluIを構築した。このプラスミド
を更に、制限酵素SphIとXbaIで消化した後、ク
レノウフラグメントで処理し、リガーゼで連結して得ら
れたプラスミドをpUC18MKと命名した。前記
(1)で構築したpUC18−LEを制限酵素Hind
IIIとMluIで消化した後、1.5%アガロースゲ
ル電気泳動で分離し約50bpのDNA断片を回収し
た。pUC18MKを制限酵素HindIIIとMlu
Iで消化し、前記50bpのDNA断片を挿入し、得ら
れたプラスミドをpLhと命名した。このプラスミドに
はLプロモーターが含まれている。また、pUC18−
LEを制限酵素MluIとXhoIで消化して得られる
約1.2Kbの初期プロモーターを含むDNA断片と、
pUC18MKを制限酵素MluIとXhoIで消化し
て得られる約2.0KbのDNA断片をそれぞれアガロ
ースゲル電気泳動で分離し、回収した。これらの断片を
混合し、T4DNAリガーゼで連結し、プラスミドpE
mを構築した。このプラスミドにはEプロモーターが含
まれている。つづいてプラスミドpLhを制限酵素Hi
ndIIIで消化した後、クレノウフラグメントで処理
し、平滑末端とし、BglIIリンカー(5’−CGG
ATCCG−3’)を導入し、得られたプラスミドをp
Lgと命名した。同様にしてpEmのMluI部位にも
BglIIリンカーを導入し、得られたプラスミドをp
Eと命名した。pLhを制限酵素XhoIとBamHI
とで消化し、アガロースゲル電気泳動により、Lプロモ
ーターを含む1.6Kbの断片を回収した。この断片
と、pLgを制限酵素XhoIとBglIIで消化し
て、アガロースゲル電気泳動により分離し、回収したL
プロモーターを含む1.2Kbの断片とをT4DNAリ
ガーゼで連結し、p2Lhを構築した。このプラスミド
にはLプロモーターが二つ含まれている。同様にしてp
Lgを制限酵素XhoIとBamHIで消化して、アガ
ロースゲル電気泳動により、Lプロモーターを含む1.
6Kbの断片を回収した。この断片と、pLgを制限酵
素XhoIとBglIIで消化して、アガロースゲル電
気泳動により分離し回収した1.2Kbの断片とをT4
DNAリガーゼで連結し、得られたプラスミドをp2L
gと命名した。このプラスミドにはLプロモーターが二
つ含まれている。
【0015】さらにp2Lhを制限酵素XhoIとBa
mHIで消化し、アガロースゲル電気泳動により分離
し、Lプロモーターを二つ含む1.6Kbの断片を回収
した。この断片とp2Lgを制限酵素XhoIとBgl
IIで消化して、アガロースゲル電気泳動により分離し
回収したLプロモーターを二つ含む1.2Kbの断片と
をT4DNAリガーゼで結合し、得られたプラスミドを
p4Lhと命名した。このプラスミドには、4つのLプ
ロモーター(以下、4Lプロモーターという)が含まれ
ている。また、pEを制限酵素XhoIとBamHIで
消化して、アガロースゲル電気泳動により分離し、Eプ
ロモーターを含む1.6Kbの断片を回収した。この断
片とpEを制限酵素XhoIとBglIIで消化して、
アガロースゲル電気泳動により分離し回収したEプロモ
ーターを含む1.2Kbの断片とをT4DNAリガーゼ
で連結し、得られたプラスミドをp2Eと命名した。こ
のプラスミドには2つのEプロモーターが含まれてい
る。さらに、p2Lhを制限酵素XhoIとBamHI
で消化して、アガロースゲル電気泳動により分離し、L
プロモーター二つを含む1.6Kbの断片を回収した。
この断片とp2Eを制限酵素XhoIとBglIIで消
化して、アガロースゲル電気泳動により分離し、回収し
たEプロモーター二つを含む1.2Kbの断片とをT4
DNAリガーゼで結合し、得られたプラスミドをp2L
2Ehと命名した。このプラスミドには、二つのLプロ
モーターと二つのEプロモーター(以下、2L2Eプロ
モーターという)が含まれている。
【0016】(3)レポーター遺伝子の挿入 pNZ76B(特開平2−501646号公報)を制限
酵素BamHIとKpnIで消化し、LacZ遺伝子を
含む3.3KbのDNA断片を回収した。上記(1)で
構築したプラスミドpUC18−LEと(2)で構築し
たプラスミドp2L2Eh及びp4Lhを制限酵素Ba
mHIとKpnIで消化し、先に回収したLacZを含
む断片を挿入し、得られたプラスミドをそれぞれpUC
LE/lacZ、p2L2E/lacZ、p4L/la
cZと命名した。
【0017】(4)プロモーター活性の測定 60mmの細胞培養用皿中に培養された1×106個の
CEF細胞に5×107PFUのフォウルポックスウイ
ルスUSDA株を感染させ、37℃、5%CO2インキ
ュベーターで1.5時間培養した。この細胞をPBSで
洗浄後、100μlのダルベッコMEM(日水製薬社
製:以下DMEという)に溶解させた20μgのp2L
2E/lacZとp4L/lacZのDNA溶液、およ
び比較例として同様の調整を行ったpNZLE/lac
Zとをそれぞれ2倍濃度のDMEと1対1で混合したリ
ポフェクチン(Gibco−BRL社製)を混合した溶
液200μlを滴下し、37℃、5%CO2インキュベ
ーターで20時間培養した。細胞を5mlのlysis
バッファー(0.1Mリン酸バッファー、10ml K
Cl、1.0M MgSO4、50mM 2−メルカプ
トエタノール、2.5mM EDTA、0.125%
NP−40)中に回収し、室温で2時間放置した。細胞
がすべて溶けていることを確認した後、100μl取
り、これを400μlの活性測定用バッファー(80m
Mリン酸バッファー、102mM 2−メルカプトエタ
ノール、9.0mM MgCl2、8.0mMクロロフ
ェノールレッド−β−D−ガラクトピラノシド(CPR
G:ベーリンガーマンハイム社製))と混合し、吸光度
計で5分後の570nmの吸光を測定することにより、
β−ガラクトシダーゼ活性を調べた。この結果、pUC
LE/lacZより得られた吸光度を1.00としたと
き、p2L2E/lacZ、p4L/lacZの吸光度
はそれぞれ1.56及び1.63であった。このことか
らpUCLE/lacZに挿入されているLEプロモー
ターと比較して、本発明のプロモーターであるp2L2
E/lacZに挿入されている2L2Eプロモーターや
p4L/lacZに挿入されている4Lプロモーター
は、優位に活性が高いことが判った。
【0018】実施例2 IBDVのSegA遺伝子DN
Aを含む組み換えベクターpNZ9929の構築 (1)第一の組み換えベクターの構築(図12、13、
14、15、16、17、18参照) APVの増殖に非必須な領域(約7.3bpのEcoR
I断片)をpUC18のEcoRI部位に組み込んだプ
ラスミドpNZ133(特開平1−168279号)の
APV・DNA断片をさらに切り縮めた約2.7Kbの
EcoRV−HindIII断片を、pUC18のEc
oRI−HindIII部位にクレノウフラグメント処
理した挿入して約5.4bpのDNA断片とリガーゼで
連結し、プラスミドpNZ133Sを構築した。pNZ
133Sは、常法でコンピーテントな大腸菌を形質転換
し、形質転換された大腸菌を培養して保存した。使用す
る際には、形質転換された大腸菌から常法で抽出・精製
して、用いた(以下、新しくプラスミドを構築した場合
は、同様の処理をした)。次に、pNZ133SのEc
oRV部位にpUC18のHindIII−EcoRI
マルチクローニングサイトを挿入して、約5.4bpの
プラスミドpNZ133SLを構築した。続いて実施例
1(1)で構築したプラスミドpUC18−LEを制限
酵素HincIIとHindIIIで切断し合成プロモ
ーターを得た。pNZ133SLを制限酵素HincI
IとHindIIIで切断した後、挿入し、約4.5K
bのNZ133SL−Pを構築した。
【0019】(2)IBDVのSegA遺伝子DNAを
含むハイブリッドプラスミドの作製 大腸菌NZ−9101(微工研菌寄12422号)か
ら、常法によって抽出できるIBDVのSegA遺伝子
DNAを有する約6.0bpのプラスミドpIBDVを
PvuIで消化後、このDNA断片を接着末端をDNA
ポリメレースにより平滑末端とした。さらに、このDN
A断片をKpnIで消化し、これを1.5%アガロース
電気泳動に供した。約3.2bpのSegA遺伝子DN
AのKpnI−PvuI断片をアガロースゲルより抽出
し、エタノール沈澱により、SegA遺伝子DNAのK
pnI−PvuI断片を回収した。先に構築したpNZ
133SL−PをHincII、KpnIで消化した
後、フェノール・クロロホルム処理で抽出し、エタノー
ル沈澱により約5.4Kbの開裂されたpNZ133S
L−Pを回収した。開裂されたpNZ133SL−P
DNAと、約3.3KbのSegADNAのKpnI−
PvuI断片をライゲーションし、SegA遺伝子DN
Aを含む約8.7KbのハイブリッドプラスミドpNZ
133SL−P・SegAを構築した。
【0020】(3)マーカー遺伝子の導入 pMA001(Shirakawaら、Gene,2
8,第127頁,1984年)をBamHIで消化後、
約3.3Kbのβ−ガラクトシダーゼ遺伝子を回収し
た。一方、pUC19をBamHI消化後、フェノール
・クロロホルム抽出し、エタノール沈澱により回収し、
上記で調製したβ−ガラクトシダーゼ遺伝子とライゲー
ションし、約6.0Kbのハイブリッドプラスミッドp
NZ66を構築した。ハイブリッドプラスミドpNZ6
6をHindIIIで完全消化した後、BamHIで部
分消化し、フェノール・クロロホルム処理で抽出後、エ
タノール沈澱により約6.0Kbの開裂されたpNZ6
6を回収した。図4に示される弱いプロモーター活性を
有する17bpのFPV由来の配列を含むDNA断片と
開裂されたpNZ66とライゲーションし、約6.0K
bのハイブリッドプラスミドpNZ66−Pを構築し
た。次にハイブリッドプラスミドpNZ66−PをKp
nIで消化した後、フェノール・クロロホルム処理で抽
出し、エタノール沈澱により開裂されたpNZ66−P
を回収した。開裂されたpNZ66−Pと図5に示すポ
ックスウイルスの初期転写終結シグナル(TT)を含む
DNA断片をライゲーションし、約6.0Kbのハイブ
リッドプラスミドpNZ66−PTを構築した。上記
(2)で構築したハイブリッドプラスミドpNZ133
SL−P・SegAをSacIで消化した後、フェノー
ル・クロロホルム処理で抽出し、エタノール沈澱によ
り、約3.3Kbの開裂されたpNZ133SL−Pを
回収した。またpNZ66−PTをSacIで部分消化
後、これを1.5%アガロース電気泳動に供した。約
3.3KbのDNA断片をアガロースゲルより抽出し、
エタノール沈澱により、P17−lacZ−TT断片を
回収した。開裂されたpNZ133SL−Pと上記のP
17−lacZ−TT断片をライゲーションし、約12
KbのハイブリッドプラスミドpNZ9929を構築し
た。
【0021】実施例3 組み合わせプロモーターを有す
る組み換えAPVの構築 (1)組み換え用プラスミドの構築 構築したプラスミドp2L2Eh及びp4Lhを制限酵
素KpnIとHindIIIで消化し、各組み合わせプ
ロモーター断片を回収した。これらの断片を、それぞれ
pNZ9929を制限酵素KpnIとHindIIIで
消化して得られた約8.5Kbの断片とリガーゼにより
連結し、得られたプラスミドをそれぞれpNZ29/2
L2E及びpNZ29/4Lと命名した。これらのプラ
スミドを制限酵素BamHIで消化した後、クレノウフ
ラグメント処理で平滑末端とした。さらにこれらの制限
酵素KpnIで消化し、アガロースゲル電気泳動により
約8Kbの断片を回収した。一方、SegAのcDNA
を有するプラスミドpIBDVを制限酵素PvuIとK
pnIで消化し、アガロースゲル電気泳動により約3.
5KbのSegAを有するcDNA断片を回収した。こ
の断片を、先に構築した組み合わせプロモーターを含む
それぞれのDNA断片と混合し、T4DNAリガーゼで
連結し、組み換え用プラスミドを構築した。得られたプ
ラスミドをそれぞれ、pNZ9929/2L2E及びp
NZ9929/4Lと命名した。
【0022】(2)組み換えウイルスの構築 1×106PFUのFPVのUSDA株をCEF細胞に
感染させ、37℃、5%CO2インキュベーターで5時
間培養した1×107個のCEF細胞をトリプシンで回
収した後、20μgの上記(1)で構築した組み換え用
プラスミドpNZ9929/2L2E及びpNZ992
9/4Lをジーンバルサー(バイオラッド社製)を用い
て、回収した細胞に導入した。条件は、25μF、3。
0KV/cmで行った。この細胞を37℃、5%CO2
インキュベーターで72時間培養した後、凍結融解を3
回繰り返し、ウイルス液を調製した。このウイルス液を
DME培地で適当に希釈し、直径100mmの細胞培養
用皿中に培養したCEF細胞に400μl程度を加え、
37℃、5%CO2インキュベーターで2時間培養した
後、1%バクトアガー(バイオラッド社製)を含んだD
ME培地を重層し、更に5日間、37℃、5%CO2
ンキュベーターで培養した。プラークを確認した後、6
00μg/mlのブルオギャル(Glibco−BRL
社製)と1%バクトアガーを含んだDME培地を重層
し、更に15時間、37℃、5%CO2インキュベータ
ーで培養し、出現してきた青いプラークを目的とする組
み換え体として単離した。これを1mlのDMEに懸濁
し、これをウイルス液とした。再び直径100mmの細
胞培養用皿中に培養したCEF細胞に、ウイルス液を4
00μlを加え、ウイルス感染させた。ブルオギャルと
1%バクトアガーを含んだDME培地を重層した時、す
べてのプラークが青く染まるまで、同じ操作を繰り返
し、組み換えウイルスを純化した。pNZ9929/2
L2Eから得られる組み換え体をfNZ9929/2L
2E、pNZ9929/4Lから得られる組み換え体を
fNZ9929/4Lと命名した。
【0023】参考例1 連結させたプロモーターが2つ
であるものを有する組み換えウイルスの構築 用いるプラスミドがLEプロモーターを有するpNZ9
929であること以外は、実施例3と同様の方法で組み
換えウイルスを構築した。得られた組み換えウイルスを
fNZ9929と命名した。
【0024】実施例4 組み換えウイルスの鶏接種試験 1週令のSPF白色レグホン鶏6羽に、実施例3で構築
した組み換えウイルスfNZ9929/4L、比較例と
して参考例1で構築した組み換えウイルスfNZ992
9、コントロールとして親株であるFPVのUSDA株
をそれぞれ4×104PFUづつ翼膜下に接種した。3
週間後、同様の方法で再度同じ組み換えウイルスを接種
し、21日後に、それぞれの鶏から2mlづつ採血し
た。得られた血液を、3500rpm、20分間遠心分
離機にかけ、上清に分離してくる血清を回収した。96
穴の平底マイクロプレートの各穴に50μlつづ血清を
加えていないDMEを加えた。更に4倍づつに段階希釈
し、56℃、30分間非動化した検体の血清を100T
CID50のIBDVを含む50μlとともに加えた後、
37℃、60分間の中和反応を行った。5%ウシ胎児血
清(以下、FCSという)を含む培地で1mlあたり2
×105細胞に調製したCEF細胞を各穴に50μlつ
づ加え、5%CO2、37℃で4日間培養し、細胞変性
効果(以下、CPEという)を示した細胞の存在する穴
の数を数え、TCID50の算出と同様に50%中和の血
清希釈倍率を求め中和価とした。この結果、比較例とし
て用いた組み換えウイルスfNZ9929を接種した群
の中和価は1:8であったのに対して、本発明の組み換
えウイルスfNZ9929/4Lを接種した群の中和価
は1:23であった。この結果から、連結させたプロモ
ーターの数が2つであるLEプロモーターを有する組み
換えウイルスfNZ9929と比較して、連結させたプ
ロモーターの数が4つである4Lプロモーターを有する
組み換えウイルスfNA9929/4Lの方が高い中和
抗体を誘導することが判った。
【0025】実施例5 組み換えウイルスの鶏接種・攻
撃試験 実施例3及び参考例1で構築した組み換えウイルスfN
Z9929/2L2E、fNZ9929/4L及びfN
Z9929をそれぞれ1週令のSPF白色レグホン鶏の
両翼膜に1×106PFUを接種した。攻撃用のウイル
ス液として、IBDV強毒株DV86株感染鶏のファブ
リキウス嚢の10%乳剤を使用した。2群の接種鶏のう
ち一群については、組み換えウイルスの接種から20日
後に、攻撃用のウイルス液を経口投与し、さらに組み換
えウイルスの接種から35日後にクロアカより攻撃用ウ
イルス液0.3mlを接種することにより攻撃し、2度
目の攻撃から4日間観察し、((死亡鶏匹数)/(各群
の鶏匹数))×100から計算される死亡率を求めた。
コントロールとして非接種群と親株であるFPVのUS
DA株を接種した群についても同様の実験を行った。そ
の結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】この結果から、本発明の組み換えウイルス
は、IBDV感染に対して高い生存率を示すことが判っ
た。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】EプロモーターのDNA配列を示した説明図で
ある。
【図2】LプロモーターのDNA配列を示した説明図で
ある。
【図3】制限酵素MluIの認識配列を含む合成DNA
配列を示した説明図である。
【図4】17bpのFPV由来のプロモーターのDNA
配列を示した説明図である。
【図5】ポックスウイルスの初期転写終結シグナルのD
NA配列を示した説明図である。
【図6】組み合せプロモーターを有する組み換えプラス
ミドの構築方法を示した説明図である。
【図7】組み合せプロモーターを有する組み換えプラス
ミドの構築方法を示した説明図である。
【図8】組み合せプロモーターを有する組み換えプラス
ミドの構築方法を示した説明図である。
【図9】組み合せプロモーターを有する組み換えプラス
ミドの構築方法を示した説明図である。
【図10】組み合せプロモーターを有する組み換えプラ
スミドの構築方法を示した説明図である。
【図11】組み合せプロモーターを有する組み換えプラ
スミドの構築方法を示した説明図である。
【図12】抗原遺伝子を有する組み換えベクターの構築
方法を示した説明図である。
【図13】抗原遺伝子を有する組み換えベクターの構築
方法を示した説明図である。
【図14】抗原遺伝子を有する組み換えベクターの構築
方法を示した説明図である。
【図15】抗原遺伝子を有する組み換えベクターの構築
方法を示した説明図である。
【図16】抗原遺伝子を有する組み換えベクターの構築
方法を示した説明図である。
【図17】抗原遺伝子を有する組み換えベクターの構築
方法を示した説明図である。
【図18】抗原遺伝子を有する組み換えベクターの構築
方法を示した説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 15/09 ZNA C12R 1:92) (C12N 7/00 C12R 1:92) C12R 1:92) (72)発明者 青山 茂美 滋賀県甲賀郡水口町貴生川370−13 (72)発明者 山口 猛 滋賀県甲賀郡甲南町希望ヶ丘本町1−2501 −49 (72)発明者 入谷 好一 京都府京都市伏見区深草大亀万帖敷町151 (72)発明者 林 幸弘 滋賀県草津市野村町5−15−5 (72)発明者 小川 良平 神奈川県横浜市港北区綱島東4−9−30 (72)発明者 高村 千鶴子 東京都大田区東雪ケ谷4−23−6 (72)発明者 鴨川 幸市 神奈川県横浜市金沢区釜利谷町2153−42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロモーター活性を有するDNA断片を
    4つ以上連結させることを特徴とする組み合せポックス
    ウイルスプロモーター。
  2. 【請求項2】 少なくとも一種類の初期プロモーター及
    び少なくとも一種類の後期プロモーターとからなる請求
    項1記載の組み合せポックスウイルスプロモーター。
  3. 【請求項3】 初期プロモーターと後期プロモーターが
    それぞれ2つ以上連結されたものである請求項2記載の
    組み合せポックスウイルスプロモーター。
  4. 【請求項4】 プロモーター活性を有するDNA断片の
    塩基配列が図1及び/又は図2で表される塩基配列であ
    る請求項1、2または3記載の組み合せポックスウイル
    スプロモーター。
  5. 【請求項5】 プロモーター活性を有するDNA断片が
    後期プロモーターである請求項1記載の組み合せポック
    スウイルスプロモーター。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の組
    み合せポックスウイルスプロモーターの下流に外来遺伝
    子を結合させてなるDNA断片をポックスウイルスの増
    殖に非必須な領域に挿入した組み換えポックスウイル
    ス。
  7. 【請求項7】 ポックスウイルスがアビポックスウイル
    スである請求項6記載の組み換えポックスウイルス。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の組み換えポック
    スウイルスを有効成分とする家禽用組み換え生ワクチ
    ン。
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