JPH076728A - 高電圧パルス流のドーズ量測定装置および方法のため の電荷モニター - Google Patents
高電圧パルス流のドーズ量測定装置および方法のため の電荷モニターInfo
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Abstract
ンプルにより蓄積される電荷量を測定する。 【構成】 PI3装置において注入ドーズ量を決定する
電荷測定装置は、ウェーハに到着した正のイオンから生
ずることのない電荷センサーの電流を補償する手段を含
む。
Description
れた電荷を測定する方法および装置に関し、特にプラズ
マドーピング装置において半導体により集められたイオ
ン電流を測定するという応用例に関する。
は、回路を流れる電荷の蓄積を測定するために使用され
る最も一般的な器具である。標準的なラスター走査イオ
ン注入において、ファラデーカップは基板への電荷の流
れを測定するために使用される。ドース量、すなわち一
平方センチメートル当たりのイオンを決定するために、
電荷の流れを測定することは重要である。
る。半導体材料は負の状態で、本質的に非常に低い伝導
性をもち、電流担体を与えるためには微量なある種のタ
イプの不純物を結晶格子に加える必要がある。
入は選択した不純物を半導体にドープするための周知の
技術である。近年、ラスターイオン注入が10kV以下
といった低エネルギー条件の下で、特にドーズ量および
生産ウェーハスループットに関心がある場合に制限され
ることが認められた。浅い接合デバイスはより重要にな
り、プラズマイマーションイオン注入(PI3)として
知られている新しい注入アプローチが研究されている。
PI3は低エネルギーを使用し、高いドーズ量率を与え
る。PI3において、ドーズ量を測定するために電流計
を使用することは、特にバイアス電圧が使用されると
き、電流計を電極に挿入することが困難であるので実際
的ではない。また、電流計は典型的に、応答時間が遅
く、電流計は電極への電流の不所望の部分と所望の部分
とを区別できない。
たサンプルにより蓄積される電荷量の測定を可能にする
ことである。
れた後に生じる検知波形の一部を除去するために、電流
センサーの測定を補償することである。
ad)に説明されたような、従来技術のP13装置および方
法はホット陰極プロセスといわれ、正のイオンを生成す
るためにプラズマを連続して維持し、イオンをワークピ
ースへと加速するために負の電圧パルスを印加する。バ
ークレーでのチェングによる初期のP13の研究、バリ
アン研究所での研究ではまた、連続電子サイクロトロン
共鳴(ECR)が操作され、BF3ガス内でプラズマ放
電が形成され、正のイオンをウェーハへと加速するため
にウェーハの背後にある第1陰極に負の高パルスが加え
られた。連続して形成されるプラズマの使用は、(1)チ
ャンバーからエッチされ、ウェーハ内に注入される不純
物を著しく集中させ、(2)ウェーハ表面上に付着される
粒子を大きなものに形成することが発見された。実験に
より、連続BF3プラズマ放電がウェーハと同様にチャ
ンバーの露出面をエッチする非常に活性化した種を含む
ことを示す。また、(ほとんどはシリコンの)粒子はそ
の表面で連続して成長し、付着する。
れらの問題の両方を避けるために、コールド陰極放電と
知られるプロセスを使用し得る。コールド陰極プロセス
はガスをイオン化するために二次放出電子に依存する。
特に、チャンバー内で連続したプラズマはなく、負の高
パルスを使用することで、パルスが加えられたときに、
きまった場所にのみプラズマが生成される。
は低動作周期、10マイクロ秒のオーダーのもの、すな
わち1%のものが望ましい。しかし、第1のパルス幅が
15ミリ秒のオーダー以下であるならば、顕著な粒子の
形成は生じない。より小さい直径のウェーハに対しては
より短い幅のパルスが望ましい。連続プラズマに対して
は、15ミリ秒の後、粒子は臨界的な直径に達し、非常
に集中して表面上に形成され、付着する。
非常に短い高電圧パルスを加え、酸化物の破壊を防止す
るために、ワークピースへと流れる電子を中性化する。
バー9がポンプ12により排気され、1ミリトルのオー
ダーの圧力にされ、BF3がボトル11から質量流コン
トローラ10を経てチェンバーに導入される。ウェーハ
6がチェンバー9の壁に電気的に接続された環状の円筒
状壁5により電気的にシールドされている。PS1、す
なわち負の5kVのオーダーのパルスを与えるための高
電圧源3が導線14を介して電極4に接続されている。
電流センサー13が導線14にある。チェンバー内に、
電子源7が電極4に関し中心を揃えるが電極4から離れ
て配置され、一様流の電子が第2の電源PS2から電極
7に印加される大きな負のパルス、すなわち負の2kV
のオーダーのパルスに応答してウェーハに加えられる。
2つの電源PS1およびPS2は、それらが正確に同調
したパスルをもち得るように、一つのトリガー源に関し
てタイミングがそれぞれ取られている。
で、電極4への5kVのオーダーのパスル化された負の
電圧が、電極4から同電位のチェンバー壁へと電気力線
を形成する。
線のすべてが電極4の表面に収束しているので、ウェー
ハ6の近傍の電子が、パルスが印加されたときガスがら
剥ぎ取られる。これにその領域に形成され、より移動の
遅い正のイオンが取り残される。これらのイオンは次に
加速され、ウェーハ内に注入される。ドーズ量の注入の
一様性は、一シグマ分布に対し、6インチのウェーハに
わたって2%のオーダーである。
エッチングを完全に除去することはなく、パルスが印加
されているときのみであるが不純物が形成される。
S1からの電圧パルス(列)30の後に直ぐにPS2か
らの電圧パルス31が続く。パルス列30のパルス幅W
は好適に1〜30マイクロ秒で、パルス周期は100W
のオーダーである。PS1のパルス幅W′は同じオーダ
ーである。パルス30および31の両方は図示上の便宜
から正の形にして描かれている。良いデバイス/全デバ
イスの再現割合の観点から見た最良の製造収量はパルス
30の終わりの直後にパルス31が続いたときに得られ
る。しかし、図3(c)および図3(d)に示されてい
るように、パルス30′および31′は、電子がイオン
の注入と同時に誘電体を中性化するように重ね合わせる
ことができる。理由は分からないが、本発明の利点のい
くつかが得られるものの、許容できるデパイスの収量は
このような重なるパルスではそれぼど高くなく、再現性
もよくない。
ら選択され、またはこのような材料で被覆されている。
高純度のアモルファスカーボンが好適であるが、フッ素
プラズマのもとで不活性であるためNiもまた利用可能
である。電極7の表面の幾何形状はまた重要である。粗
面化方法により電子放出効率が電子フラッディング密度
を増加させるために有用であることがわかった。ほぼ凹
状の外面は平坦なデバイスの場合よりもより広い表面領
域を与え、ウェーハ表面で一様な電気力線を形成する。
ート抵抗が130〜1Kオーム/□で、好適には150
オーム/□で、結合深さが約900Åであることが証明
された。また、粒子の総計はノンクリーンルームの環境
(粒子の直径が0.3→2.5μm)で、1粒子/cm
2以下である。BF3ECRプロセスと比較すると、BF
3ECRでは数オーダー大きい。
量コントローラ25に接続されていることが示されてい
る。この実施例のおいて、ドーズ量セレクション29に
応答するドーズ量コントローラは注入の間にその進行状
態を測定でき、所望のドーズ量が達成されたとき電源2
および3を切る。
ら、パルス電流を瞬時に切ることは不可能である。この
ことは、ドース量コントローラが注入されたイオンドー
ズ量を決定することを複雑にする。イオン注入電圧パル
スが10kV以下である限り、シリコンのウェーハ表面
で生成される二次電子は3%以下である。したがって、
PS1を切ったとき、センサー13により測定された電
流パルス波形は図4(a)に図示する形をもつ。この波
形の領域41は、電流がPS2からのパルスに応答する
ウェーハ6の表面に流れる正のイオン流を表す。図4
(a)に示されているように、領域42に表される電流
の波形は、電源からの誘導電流から漏れた磁束のため電
流が瞬時に停止しないことによる。正のイオンのドーズ
量を測定するために、正のイオン電流によらない波形4
0の部分42を除去することが必要である。検知された
電流波形40を、パルス41の立ち上がりおよび立ち下
がり時をたどるが、領域43に示されるように。反対極
の部分42を完全に除去する波形44に変換する回路を
提供する。波形44を形成すると、全イオン注入の測
定、すなわち時間の関数でドーズ量を測定するために各
パルスを積分することが可能である。
を示す。入力信号59はゼロ電位に関し2つの極を有す
る電流波形をもつ。信号59は電子シャッター50によ
り受信される。
アジャスタ51′を有するパルス幅セレクタ51が接続
されている。パルス幅セレクタ51に、トリガー発生器
からの基準トリガーが接続される。所望のパルスシャッ
ター機能を達成し得る多くのいろいろな回路がある。以
下で説明する回路は置き換え可能なものであり、多くの
他の回路もまた置き換え可能である。
図4(a)の正の部分41と正確に同じ幅であるとき、
シャッター50の出力は接地に切り替わり、除去される
負の部分42を有し、積分器52への信号は図4(a)
に示されているようになる。積分器52の出力64はド
ーズ量の指標として利用可能で、比較器54に与えられ
る。比較器54は選択調節53を受け、基準レベルとし
て安定な電圧ドーズ量の調節を成し遂げる。積分された
アナログ電圧64が基準53を越えると、比較器54は
信号58を送り、電源3を切り、ワークピースの注入を
終える。
能を成し遂げ得る回路の詳細が示されている。トリガー
回路(セレクタ)51はナショナル・セミコンダクタ・
コーポレイション社製の3905Nチップに基づいてい
る。ピン2とピン3の間に接続された、調節可能な50
0オームの抵抗は30巻の正確な抵抗である。この回路
はRC時定数がそのオンタイムを決定するタイマー回路
である。標準的なワンショットマルチバイブレータ回路
のような他の回路がこの条件を満たす。
スコーポレイション社製HI−301チップのピン6に
接続される。そのHI−301チップは高速スイッチ回
路である。その高速スイッチ回路はピン6の入力が“ハ
イ”である限り、ピン2の入力信号を出力ピン4へと通
過させ、ピン6が“ロー”になると、ピン4の出力が接
地されたピン7に信号を進める。タイマー回路(セレク
タ)51の“オンタイム”を手動で調節するためにオシ
ロスコープを使用して、シャッタースイッチング時間
が、1.0マイクロ秒のパルサ電圧のパルスオフタイム
以内に極めて容易に調節された。HI−301のピン4
からの出力は、アナログ・デバイス社製のOP−AMP
827をまたぐように接続された積分器(回路)52に
接続される。手動のスイッチSWIが時定数を選択でき
るようにフィードバックにして接続されている。その積
分器は図8により詳細に示されている。
れ、ナショナル・セミコンダクタ・コーポレイション社
製の一つの444チップの電圧フォロアである。増幅器
60の出力は比較器54に接続され、比較器54は二つ
の入力ピン5および4のレベルに依存して5Vとゼロと
の間を切り替える、モトローラ社製の3302チップの
ピン2に出力を与える。ピン4の電圧はピン4に接続さ
れた200オーム電位ディバイダーを調節することによ
り選択可能なので、利用者は比較器の出力が切り替える
ドーズ量のレベルを調節できる。比較器54の出力は電
圧フォロアに接続されている。その電圧フォロアは制御
回路を駆動し、所望に次から次ぎへと高電圧パルス発生
器を停止することができる。図6に詳細に示されている
電源駆動回路62が一例である。電源駆動回路62は図
9に詳細に示されているパルスコントローラ100に接
続されている。タイマー81がオプトアイソレータ84
を介してパルス発生器83を駆動するために、ナショナ
ル・セミコンダクタ・コーポレイション社製のDM74
L5109ANに接続されている。パルス発生器83は
ヴェロニクス・インク社(カリフォルニア州サンディエ
ゴ)製のModel350である。
定されるものではなく、特許請求の範囲で変形例を含
む。
置の詳細なブロック図である。
極パルスとの好適な関係を示すタイミング図である。
定された電流を示し、図4(b)は図4aの負の部分を
除去した後の陽極電流を示す。
る。
図7(b)は図6の他の増幅器の略示図で、図7(c)は
図6の高電圧パルスコントローラの略示図である。
ローラ 51 電子シャッター 51 パルス幅セレク
タ 52 積分器 54 比較器 62 電源駆動回路
Claims (11)
- 【請求項1】 プラズマイマーション注入装置において
ウェーハ内への注入ドーズ量を測定する方法であって、 (a)高電圧パルスの適用に応じた前記ウェーハを支持す
る電極への総電流であって、時間を分けた第1および第
2の部分を有するところの総電流を検知する工程と、 (b)正イオンの注入に対応する、検知された電流の前記
第1の部分と、前記高電圧パルスを切った瞬間にパルス
回路に存在する磁束の漏れにより前記電極に誘導される
誘導電流に対応する、検知された電流の前記第2の部分
とを識別する工程と、 (c)前記検知された電流の前記第1の部分のみを表す信
号を時間の関数として積分する工程と、 (d)前記ウェーハへの注入ドーズ量を表す出力値として
前記積分の結果を与える工程と、 から成る方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、 検知された電流の前記第1の部分と検知電流の前記第2
の部分とを識別する工程が、 検知された電流の前記第1の部分が開始した瞬間と実質
的に同じ時に検知された電流の前記第1の部分を前記積
分器に与える工程と、 前記検知された電流の前記第1の部分が終わった時に、
ゼロ電位信号を前記積分器に与える工程と、 から成る方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の方法であって、 ゼロ電位信号を前記積分器に与える前記工程が、検知さ
れた電流の前記第1の部分が開始した後に検知された電
流の前記瞬間の値の立ち下がり端の遷移により決定され
る、ところの方法。 - 【請求項4】 請求項2に記載の方法であって、 検知された電流の前記第1の部分を前記積分器へ与える
前記工程が前記高電圧パルスを開始するために、トリガ
ー信号に応答して始まる、ところの方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の方法であって、さら
に、 注入ドーズ量を表す前記積分の結果を選択された値と比
較する工程、および該比較工程が、前記選択された注入
ドーズ量の値が得られたことを決定したときの瞬間を示
し、電源に前記注入を中止させることのできる出力信号
を送る工程、を含む方法。 - 【請求項6】 プラズマに晒されると同時に高電位のパ
ルスを受ける真空チャンバー内のサンプルに蓄積される
電荷を測定する装置であって、 プラズマを維持するための、チャンバー内の前記サンプ
ルを支持する平坦な表面を有する電極と、 前記電極と前記チャンバーの壁との間に電気的に接続さ
れる、高電圧パルス電源と、 前記電源と前記電極との間に接続され、前記電荷の流れ
を表す出力信号を有する電極電流センサーと、 前記電極電流センサーの出力信号を受信するために接続
され、前記電流センサーの出力信号の第1の部分と第2
の部分と識別する第1の回路、および前記電流センサー
の出力信号の前記第1の部分を積分する第2の回路を有
するドーズ量コントローラ回路と、 から成る装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の装置であって、 前記電流センサーの出力信号の第1の部分と第2の部分
を識別する前記第1の回路が、前記電流センサーの出力
信号の前記第1の部分の間に、前記電流センサーの出力
信号の第1の部分を前記第1の回路の出力に切り替える
手段から成る、ところの装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の装置であって、 前記識別する回路がさらに、前記電流センサーの出力信
号の前記第2の部分の間に、前記ゼロ電位信号を前記積
分する回路に出力する手段を含む、ところの装置。 - 【請求項9】 請求項7に記載の装置であって、 前記第1の回路が、前記電流センサーの出力信号の前記
第1の部分が終了したときを検知するための立ち下がり
端識別手段を含む、ところの装置。 - 【請求項10】 請求項7に記載の装置であって、さら
に前記電流センサーの出力信号の前記第1の部分の時間
積分が、選択された基準信号に等しいときの瞬間を示す
ための出力信号を与える回路を含み、 前記選択された基準信号が前記ドーズ量の調節を表す、 ところの装置。 - 【請求項11】 請求項9に記載の装置であって、 前記立ち下がり端識別手段が調節可能なタイマー回路で
ある、ところの装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/059,033 US5572038A (en) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | Charge monitor for high potential pulse current dose measurement apparatus and method |
US08/059,033 | 1993-05-07 | ||
US59033 | 1993-05-07 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076728A true JPH076728A (ja) | 1995-01-10 |
JP3950177B2 JP3950177B2 (ja) | 2007-07-25 |
JP3950177B6 JP3950177B6 (ja) | 2007-10-17 |
Family
ID=
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KR100864636B1 (ko) * | 2006-12-04 | 2008-10-22 | 한국철도기술연구원 | 철도차량용 고압 연결기의 고장 검출 시스템 및 고장 검출방법 |
WO2024034231A1 (ja) * | 2022-08-08 | 2024-02-15 | 株式会社日立製作所 | 帯電緩和システムそれらを備える装置および帯電緩和方法 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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