JPH0767211A - モータ車両駆動システム - Google Patents

モータ車両駆動システム

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JPH0767211A
JPH0767211A JP5207919A JP20791993A JPH0767211A JP H0767211 A JPH0767211 A JP H0767211A JP 5207919 A JP5207919 A JP 5207919A JP 20791993 A JP20791993 A JP 20791993A JP H0767211 A JPH0767211 A JP H0767211A
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JP
Japan
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motor
battery
drive system
motor vehicle
period
Prior art date
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JP5207919A
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English (en)
Inventor
John W B Hadley
ダブリュ・ビー・ハドリー ジョン
Qianyi Jiang
キアニュイ・ジアン
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ROOZAN CORP
Lauzun Corp
Original Assignee
ROOZAN CORP
Lauzun Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリからの電流をブラシレス・モータへ
効率よく切換えるとともに、車両の運動エネルギを電気
エネルギに変換してバッテリに充電し、さらに、車両が
惰性走行している間でもバッテリを充電する。 【構成】 モータ車両駆動システムは、バッテリ18に
よって駆動され、主駆動力を与えるための車輪16に直
結されたブラシレス・モータ14を備えている。ブレー
キングの間は、モータ14はバッテリ18を再充電する
ための発電機として動作する。再充電電流は、モータ1
4を分路することによって形成される。再発生は高速お
よび低速のいずれにおいても生ずる。再発生電流期間は
車両の速度に伴って変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータに電力を取り
出すための主要な駆動源、バッテリおよび発電機のよう
な(電気的)ブラシレス・モータを備えるモータ車両の
ためのハイパワー駆動システムに係り、モータ車両の力
学的エネルギーを取り戻すための力学的なブレーキング
を用いるモータ車両駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、道路上のモータ車両(自動車)の
圧倒的な多数は、主要な駆動源として、内燃機関に依存
している。しかしながら、多数の環境および経済的要素
のため、これらのタイプのモータ車両(自動車)は、ま
すます、受入れられなくなってきている。唯一、動力源
としてバッテリを用いる電気自動車は、環境問題および
経済的な事情に鑑みて、より受入れやすい。
【0003】それでも、この領域における広い実験にも
拘らず、内燃機関の車両によって提供されている加速性
や、操作性を提供できるような車両は開発されていな
い。途中の結果として、ハイブリッド・モータ車両が示
唆されている。このハイブリッド・モータ車両は、主要
駆動源、バッテリ、およびバッテリを充電し、バッテリ
を増大するための発電機等を用いる電気モータからなる
駆動システムを備えている。このタイプのシステムは、
米国特許4,292,531、4,438,342、4,547,678、3,888,32
5、4,042,056、4,099,589 に述べられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したシ
ステムでは、これまでに実用化されたものはない。なぜ
なら、従来のシステムでは、複雑な回路構成をとり、ま
た、満足する方式で、種々のモード間において、パワー
(電力)の(要求される)切換えを実行する能力がない
という欠点を有するためである。
【0005】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、モータ車両の動作を最適化するために、バッテ
リからの電流がブラシレス・モータへ効率よく切換える
ことができ。また、車両の運動エネルギの本質的な部分
を、電気エネルギに変換してバッテリに充電でき、さら
に、車両が惰性走行している間に、バッテリが充電でき
るモータ車両駆動システムを提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、車両の車輪に直結
されたモータと、前記モータに電流を供給するバッテリ
と、前記モータが前記車輪へ主駆動力を与える駆動モー
ドの間、および前記モータが、再発生電流を発生するこ
とにより、車両の運動エネルギを電気エネルギへ変換す
る発電機として動作する再発生モードの間に前記モータ
を制御する制御手段であって、前記再発生電流が生成さ
れる第1の期間の間に前記モータを短絡させるととも
に、第2の期間の間に前記バッテリを通して前記再発生
電流を放電させるスイッチング手段を備える制御手段
と、前記車輪の速度を検出して速度信号を発生する速度
検出手段とを具備し、前記制御手段は、前記速度信号に
応じて前記第1の期間を調整することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
モータ車両駆動システムにおいて、前記モータはブラシ
レス直流モータであることを特徴とする。請求項3記載
の発明では、請求項1記載のモータ車両駆動システムに
おいて、前記制御手段は、前記速度信号に応じて前記第
1の期間を直線的に変化させることを特徴とする。請求
項4記載の発明では、請求項1記載のモータ車両駆動シ
ステムにおいて、前記第1の期間は、前記速度が増大す
ると、前記制御手段によって減少させられることを特徴
とする。
【0008】請求項5記載の発明では、車輪と、前記車
輪へ主駆動力を与えるべく前記車輪へ連結されたブラシ
レス直流モータと、前記モータへ駆動電流を供給するバ
ッテリと、前記ブラシレス直流モータのための電力変換
機を形成すべく共働する複数の電力スイッチからなる第
1のスイッチ群と、前記モータが前記バッテリからの電
気エネルギを前記車輪に対して機械的なエネルギへ変換
する駆動モード、および複数のスイッチにより前記バッ
テリへ切り替えられた再発生電流を前記モータが発生す
ることによって前記車両の運動エネルギを電気エネルギ
へ変換する再発生モードで、前記モータを制御するため
の制御信号に感応する前記複数のスイッチからなる第2
のスイッチ群とを備える電力制御手段とを具備すること
を特徴とする。
【0009】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
モータ車両駆動システムにおいて、前記第2のスイッチ
群は、前記再発生電流がピーク値へ上昇する第1の期間
の間に、前記モータを分路させるとともに、再充電のた
めの第2の期間の間に前記再発生電流を前記バッテリへ
導くために共働することを特徴とする。請求項7記載の
発明では、請求項5記載のモータ車両駆動システムにお
いて、前記車両の速度を示す速度信号を生成する速度検
出手段と、前記速度信号に応じて前記第1の期間を調整
する制御手段とを具備することを特徴とする。請求項8
記載の発明では、請求項7記載のモータ車両駆動システ
ムにおいて、前記第1の期間は、前記速度信号に直線的
に依存することを特徴とする。
【0010】請求項9記載の発明では、請求項5記載の
モータ車両駆動システムにおいて、前記スイッチは、M
OSFETからなることを特徴とする。請求項10記載
の発明では、請求項5記載のモータ車両駆動システムに
おいて、分割バッテリ充電機を備えることを特徴とす
る。請求項11記載の発明では、請求項10記載のモー
タ車両駆動システムにおいて、前記分割バッテリ充電機
は、前記車両の速度と独立した一定速度で駆動される内
燃機関と、前記内燃機関に連結された発電機とを備える
ことを特徴とする。
【0011】請求項12記載の発明では、請求項10記
載のモータ車両駆動システムにおいて、前記バッテリの
電圧を監視するための電圧監視手段を備え、前記電圧監
視手段は、前記電圧が通常の値を越えると、前記バッテ
リから前記分割バッテリ充電機を切り離すべく配設され
ていることを特徴とする。請求項13記載の発明では、
請求項12記載のモータ車両駆動システムにおいて、前
記電圧監視手段は、前記電圧が通常の値を越えると、再
発生ブレーキングの間、前記バッテリから前記分割バッ
テリ充電機を切り離すことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、制御手段は、前
記モータが前記車輪へ主駆動力を与える駆動モードの
間、および前記モータが、再発生電流を発生することに
より、車両の運動エネルギを電気エネルギへ変換する発
電機として動作する再発生モードの間に、前記モータを
制御する。また、制御手段は、スイッチング手段によ
り、前記再発生電流が生成される第1の期間の間に前記
モータを短絡させるとともに、第2の期間の間に前記バ
ッテリを通して前記再発生電流を放電させる。また、前
記制御手段は、速度検出手段が検出した前記車輪の速度
に応じた前記速度信号に応じて前記第1の期間を調整す
る。また、請求項2記載の発明によれば、モータをブラ
シレス直流モータとする。また、請求項3記載の発明に
よれば、制御手段は、前記速度信号に応じて前記第1の
期間を直線的に変化させる。また、請求項4記載の発明
によれば、前記第1の期間は、前記速度が増大すると、
前記制御手段によって減少させられる。
【0013】請求項5記載の発明によれば、第1のスイ
ッチ群は、前記ブラシレス直流モータのための電力変換
機を形成すべく共働する。また、第2のスイッチ群は、
前記モータを制御するための制御信号に感応し、駆動モ
ードでは、前記モータが前記バッテリからの電気エネル
ギを、前記車輪に対して機械的なエネルギへ変換すると
ともに、再発生モードでは、該第2のスイッチ群により
前記バッテリへ切り替えられた再発生電流を前記モータ
が発生することによって前記車両の運動エネルギを電気
エネルギへ変換する。
【0014】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項5記載のモータ車両駆動システムにおいて、前記第2
のスイッチ群は、前記再発生電流がピーク値へ上昇する
第1の期間の間に、前記モータを分路させるとともに、
再充電のための第2の期間の間に前記再発生電流を前記
バッテリへ導くために共働する。また、請求項7記載の
発明によれば、請求項5記載のモータ車両駆動システム
において、速度検出手段により、前記車両の速度を示す
速度信号を生成し、前記制御手段は、前記速度信号に応
じて前記第1の期間を調整する。また、請求項8記載の
発明によれば、前記第1の期間を前記速度信号に直線的
に依存させる。
【0015】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項5記載のモータ車両駆動システムにおいて、前記スイ
ッチをMOSFETとする。また、請求項10記載の発
明によれば、請求項5記載のモータ車両駆動システムに
おいて、分割バッテリ充電機を備えるようにする。ま
た、請求項11記載の発明によれば、請求項10記載の
モータ車両駆動システムにおいて、前記分割バッテリ充
電機は、前記車両の速度と独立した一定速度で駆動され
る内燃機関と、前記内燃機関に連結された発電機とを備
える。
【0016】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項10記載のモータ車両駆動システムにおいて、前記
バッテリの電圧を監視するための電圧監視手段を備え、
前記電圧監視手段は、前記電圧が通常の値を越えると、
前記バッテリから前記分割バッテリ充電機を切り離す。
また、請求項13記載の発明によれば、請求項12記載
のモータ車両駆動システムにおいて、前記電圧監視手段
は、前記電圧が通常の値を越えると、再発生ブレーキン
グの間、前記バッテリから前記分割バッテリ充電機を切
り離す。
【0017】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明の一実施例の駆動システム
の構成を示すブロック図である。図1に示すように、モ
ータ車両のための駆動システム23は、ブレーキスイッ
チおよび手動制御ユニット24を備えている。手動制御
ユニット24は、A/D変換器27を通してCPU28
へ延びるライン26上に、要求された速度を示す信号お
よびブレーキ信号を出力する。CPU28は、ライン2
9上に制御データを出力するとともに、制御回路31へ
のライン30上にモード指示を出力する。以下に詳細に
説明するように、モード指示は、駆動モード(ACTUATIN
G MODE)もしくは再発生モードを決定する。
【0018】制御回路31は、ライン32,34および
36上の電力回路38を制御する。モータ14は、モー
タ車両のサイズに一致すべく選択された電力レートを有
するブラシレス直流モータであることが望ましい。例え
ば、乗客を運搬する典型的なモータ車両の場合、モータ
14としては、パシフィック・サイエンティフィック・
コーポレーション(Pacific Scientific Corp.)によっ
て製造されたモータのような、45HP(ピーク値)、
300VDCなる規格のブラシレス・モータがよい。
【0019】モータ14は、モータ車両の車輪16に、
ドライブ・シャフト44を介して、周知の方法で連結さ
れている。加えて、エンコーダ46は、モータ・シャフ
ト44の回転速度をモニタするために用いられる。この
エンコーダ46は、CPU28に対してフィードバック
信号54を出力する。モータ14に対する電力は、電力
回路38によってバッテリ18から供給される。モータ
14は、ブレーキングの間、バッテリ18を充電するた
めに、バッテリ18へ定期的に供給される電流を発生す
るようになっており、モータ車両の運動エネルギを変換
する発電機としても動作する。また、バッテリ18は、
後述する標準バッテリ充電機20によっても、充電され
る。
【0020】次に、図2および図3について説明する。
まず、図3に示すように、モータ14は、3相のブラシ
レス直流モータであり、Y形状に接続された3つのフィ
ールド・コイルLA,LBおよびLCを有する。モータ
14は、図示しない永久磁石ロータを備える。この永久
磁石ロータは、フィールド・コイルLA,LBおよびL
Cに電流が供給されると、上記フィールド・コイルL
A,LBおよびLCと作用して、モータを回転させる。
【0021】上記フィールド・コイルLA,LBおよび
LCへの電力は、電力バス62(+)と電力バス64
(−)の2つの電力バスを有する電力回路38によって
供給される。さらに、電力回路38は、制御回路31か
ら供給される位相信号PH1〜PH6、位相信号VS1
〜VS4に応じて、電力バス62および64を、フィー
ルド・コイルLA,LB,LCに選択的に接続する6つ
の半導体スイッチQ1〜Q6を備えている。
【0022】半導体スイッチQ1〜Q6の各々は、MO
SFET、バイポーラ・トランジスタおよびダイオード
の組合せからなる。半導体スイッチQ1〜Q6の各々の
3つの構成要素は、Bi−MOSFETとして集積され
ている。半導体スイッチQ1〜Q6は、位相信号PH1
〜PH6,VS1〜VS4によって周知パターンで駆動
され、これにより、モータ14に対して周知の電力イン
バータが形成される。
【0023】300VDCおよび40amp/hの名目
的な定格を有するバッテリ18は、電気モータ14へ主
電力を供給するためにバス62,64へ接続されてい
る。
【0024】上述したように、このシステムは、内燃機
関(I.C.E.)60、発電機68および整流ブリッ
ジ70を有する標準バッテリ充電機20を備えている。
標準バッテリ充電機20の発電機68の出力は、ブリッ
ジ70によって整流され、バス62,64を介してダイ
オード72へ供給される。
【0025】図1において、制御ユニット24は、ブレ
ーキ・ペダル80またはアクセル・ペダル82からの信
号を受ける。また、制御ユニット24は、手動操作装置
84からの加速要求を受けるようにしてもよい。これに
応じて、制御ユニット24は要求されたアナログの速度
信号もしくはブレーキ信号をライン26へ出力する。こ
の信号(要求速度信号もしくはブレーキ信号)は、A/
Dコンバータ27によりデジタル信号へ変換され、CP
U28へ供給される。
【0026】CPU28は、要求された速度信号に応じ
て、モター車両が一定速度で加速もしくは惰性走行して
いるいずれかの駆動モードにおいてモータ14を駆動す
る。この駆動モードにおいて、ライン32上の制御信号
TCNTは、正(+)となり、ライン36上の信号TR
EGはローとなる。したがって、図2に示すように、電
子スイッチ76はオンとオフとを繰り返し、一方、電子
スイッチ78は常にオフとなる。信号TCNTと信号V
S5のペアは、標準パルス幅変調を用いて、モータの駆
動時間を決定する。これにより、モータ14は要求され
た速度で駆動される。位相信号PH1とVS1のペア〜
位相信号PH6とVS4のペアは、所定の方向にモータ
14を駆動する。
【0027】ブレーキ・ペダル80が操作されると、こ
れに応じて、CPU28は、ブレーキ・モードへ切り換
える。このブレーキ・モードにおいて、ライン32上の
信号TCNTおよび全ての位相信号PH1〜PH6は、
ローレベルとなり、これにより、電子スイッチ50,5
2,54,56,58,60および76がオフとなる。
したがって、ブレーキ・モードでは、バス64を介して
供給されるバッテリ18からの電流は、スイッチ76に
よって遮断される。ブレーキ・モードの初期において
は、制御回路31からのライン36上の信号TREG
は、期間T1(図5を参照)においてハイレベルとな
る。これにより、電子スイッチ78がオンとなる。車両
が連続して移動し、かつ、モータ14が連続して駆動さ
れると、モータ/発電機14によって発生した起電力E
MFは、ダイオードD1,D2およびD3、スイッチ7
8、そしてダイオードD2,D4,D6を通って循環す
る電流I1(t)を生成する。この電流生成期間におけ
る等価回路を図4に示す。
【0028】図4において、rdは、ダイオードD1〜
D6の等価抵抗であり、RMおよびLは、各々、モータ
14の抵抗およびインダクタンスである。また、rds
は、スイッチ78の抵抗であり、電圧源Emfは、図2
において、交点Dおよび交点Eに与えられた、モータの
逆起電力を表す。電流I1(t)は、値I0=EMF/
RAに向って指数的に増加する。ここで、RAは図4の
回路において直列接続された抵抗の全抵抗値である。す
なわち、I1(t)=I0(1−e-RAT/L)となる。
【0029】重要な点は、ブレーキング・モードの間の
スイッチ78は、全時間に渡ってオンとなるではなく、
図5に示すように、信号TREGによって周期的にオン
状態およびオフ状態をとる。オン期間T1は、回路の時
定数(L/RA)より、もっと短くなるよう設定され
る。このとき、電流I1(t)は、この期間において、
最大値I0=I1(T1)に達する直線で近似される。
【0030】この電流生成期間の間、車両が減速する
と、その運動エネルギの一部はモータ14によって電気
エネルギに変換される。この電気エネルギWM1は、次
式によって容易に算出される。
【数1】
【0031】この電気エネルギの一部、WRAは、抵抗
RAを通して消費される。一方、残りのエネルギWL
は、インダクタンスLMに蓄積される。言換えると、W
M1=WRA+WLとなる。ここで、
【数2】
【数3】 である。
【0032】電流生成期間T1は、バッテリ充電期間T
2によって引き継がれる。このバッテリ充電期間T2の
間、信号TREGはローレベルとなり、かつ、スイッチ
78は、バッテリ18およびダイオードD7を通して流
すべく、モータ電流を強制的に遮断する。なぜなら、モ
ータ電流を急に変化させることができないためである。
バッテリ充電期間T2における等価回路を図6に示す。
図において、rbは、バッテリの内部抵抗を表し、Eb
は、バッテリ18の電圧であり、rd7は、ダイオード
D7の抵抗である。図7に示す回路を通る電流は、初期
においては、I1(t)すなわちI0のピーク値に等し
く、その後、時間T3の間に、ゼロに達するまで指数的
に減少する。言換えると、電流I2(t)は、ダイオー
ドD1〜D7のために負(−)にはならない。時間T3
は、さらに、回路の時定数(L/RB)より小さく、そ
のため、電流I2(t)は図5に示すように、直線とし
て近似される。RBは、図6に示す回路の直列接続され
た抵抗の全抵抗値である。時間T2は、T3よりやや大
となるよう設定される。
【0033】このバッテリ充電期間T2の間、モータ1
4によって発生されるエネルギWM2は、次式を用いて
算出される。
【数4】
【0034】電流I2(t)は、バッテリ18へエネル
ギを蓄え、これにより、バッテリ18が再充電される。
このエネルギは、次式によって与えられる。
【数5】
【0035】加えて、一部のエネルギWRBもまた、次
式に応じて、図6の回路の抵抗RBによって消費され
る。
【数6】
【0036】エネルギ保存の法則のため、抵抗RBによ
って消費され、かつ、バッテリに蓄積されたエネルギ
は、期間T2の間に、モータ14によって発生したエネ
ルギと、期間T2の初期においてモータコイルに蓄積さ
れた初期エネルギとを加算したエネルギに等しくなけれ
ばならない。言換えると、 WRB+Wb=WM2+WL となる。
【0037】上式は、WL=WM1−WRAであるた
め、 WM1+WM2=WRB+Wb+WRA と書き直すことができる。このシステムの再生効率は、 Eff=WB/(WM1+WM2) によって与えられる。
【0038】上述した説明により、期間T1およびT2
の持続時間は重要であることが明らかである。比較的遅
い速度では、期間T1は、電流I1(t)が生成される
程度に長くなければならないことが分る。上述したモー
タは、約14msecの時定数を有し、それゆえ、期間
T1は下げなければならないが、ミリセコンドの範囲内
でなければならない。もし、I1(t)の最終値が小さ
過ぎると、再生効率はないに等しい。
【0039】高速では、電流I1(t)は、非常に速く
立上がり、スイッチ78は長い間オン状態のままにして
おくことができない。なぜなら、バッテリ18は、非常
に大きい電流で充電されなくてもよいためである。ま
た、期間T1の間、モータはショートし、かつ、ダメー
ジを受けることになるためである。さらに、もし、期間
T1が非常に長いと、再充電電流が非常に大きくなり、
かつ、車両の運動が発作的になる。好ましくは、ピーク
値I0は30〜40Aを越えないようにすべきである。
【0040】前述したように、期間T2は、期間T3よ
り大とすべきである。好ましくは、全期間T1+T2は
約3〜5msecとすべきである。もし、T1+T2が
3msecであるならば、T1は0.6msecと2.
3msecの間の範囲に納めるべきでることが実験的に
分っている。さらに、CPU28は、次式を用いること
によって、信号TREGを生成している。 T1=2.3−6.8×10-4*RPM (msec) ここで、RPMはモータ14の速度(回転/分)であ
り、CPU28によって算出される。
【0041】プロトタイプの車両は上述したモータを用
いて製造されている。このプロトタイプは試験され、起
電力Emfはさまざまな速度において測定された。ま
た、値WM1,WM2,WBおよび起電力Emfは、上
述した数式を用いて算出された。これら演算の結果を次
の表に示す。
【表1】
【0042】この表1において、効率Effは、200
および500RPMsにおいて、各々、100%に等し
いか、もしくはこれを越える。これは、明らかに誤りで
あり、電流I1およびI2に対して直線近似を用いたこ
とから生じるものと思われる。しかしながら、表1は、
高速で75%より高い値から、低速で約100%の値と
いう範囲の非常に高効率が本発明から得られることが期
待できることを示している。
【0043】もちろん、バッテリ18が力学的ブレーキ
ングを用いて、一部、再充電される間、バッテリ充電機
20は不可的な充電手段として用いられる。ICEは車
両の速度から独立して駆動される。これにより、さら
に、車両の全体の走行距離を向上させる。
【0044】バッテリ充電機は、バッテリ18が、常
時、その容量まで充電されるということを保証するため
の安全予防策として用いられる。実際、プロトタイプの
試験の間、システムは、バッテリ充電機なしでも、十
分、走行できることが分った。
【0045】バッテリ18が充電され過ぎることを保証
するために、バッテリ電圧は、バッテリモニタ90(図
1を参照)によって常時監視される。もし、バッテリ電
圧がバッテリの規格を越えた場合には、バッテリ充電機
はスイッチ74によってその接続が切断される(図2を
参照)。
【0046】電力回路38によって与えられる力学的ブ
レーキングは、高速において、速やかに、車両を減速さ
せる。非常に低速においては、完全に車両を停止させる
のに十分なブレーキング力を提供することは不十分であ
るかも知れない。したがって、標準の水圧ブレーキング
・システム(図示略)を備えてもよく、ブレーキ・ペダ
ル80によって駆動されるようにしてもよい。
【0047】付加された請求の範囲に記載された内容か
ら離れることなしに、多数の変形が、この発明に適用可
能であることは明らかである。
【0048】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、モータ車両の動作を最適化するために、バッテリか
らの電流がブラシレス・モータへ効率よく切換えること
ができるという利点が得られる。また、本発明では、車
両の運動エネルギの本質的な部分を、電気エネルギに変
換してバッテリに充電できるという利点が得られる。さ
らに、本発明では、車両が惰性走行している間に、バッ
テリが充電できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の駆動システムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示す電力回路の回路図である。
【図3】図1に示す電力回路の回路図である。
【図4】充電電流発生期間のための等価回路を示す回路
図である。
【図5】目的の装置のためのブレーキング・モードのグ
ラフを示す特性図である。
【図6】バッテリ充電期間のための等価回路を示す回路
図である。
【図7】モータ速度の関数としてのモータ・ショート回
路(すなわち、電流発生期間)のグラフを示す特性図で
ある。
【符号の説明】
14 モータ 16 車輪 18 バッテリ 20 標準バッテリ充電機 24 手動制御ユニット 27 A/D変換器 28 CPU 31 制御回路 38 電力回路 46 エンコーダ 80 ブレーキ・ペダル 82 アクセル・ペダル 84 手動操作装置 90 バッテリモニタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車輪に直結されたモータと、 前記モータに電流を供給するバッテリと、 前記モータが前記車輪へ主駆動力を与える駆動モードの
    間、および前記モータが、再発生電流を発生することに
    より、車両の運動エネルギを電気エネルギへ変換する発
    電機として動作する再発生モードの間に前記モータを制
    御する制御手段であって、前記再発生電流が生成される
    第1の期間の間に前記モータを短絡させるとともに、第
    2の期間の間に前記バッテリを通して前記再発生電流を
    放電させるスイッチング手段を備える制御手段と、 前記車輪の速度を検出して速度信号を発生する速度検出
    手段とを具備し、前記制御手段は、前記速度信号に応じ
    て前記第1の期間を調整することを特徴とするモータ車
    両駆動システム。
  2. 【請求項2】 前記モータはブラシレス直流モータであ
    ることを特徴とする請求項1記載のモータ車両駆動シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記速度信号に応じて
    前記第1の期間を直線的に変化させることを特徴とする
    請求項1記載のモータ車両駆動システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の期間は、前記速度が増大する
    と、前記制御手段によって減少させられることを特徴と
    する請求項1記載のモータ車両駆動システム。
  5. 【請求項5】 車輪と、 前記車輪へ主駆動力を与えるべく前記車輪へ連結された
    ブラシレス直流モータと、 前記モータへ駆動電流を供給するバッテリと、 前記ブラシレス直流モータのための電力変換機を形成す
    べく共働する複数の電力スイッチからなる第1のスイッ
    チ群と、前記モータが前記バッテリからの電気エネルギ
    を前記車輪に対して機械的なエネルギへ変換する駆動モ
    ード、および複数のスイッチにより前記バッテリへ切り
    替えられた再発生電流を前記モータが発生することによ
    って前記車両の運動エネルギを電気エネルギへ変換する
    再発生モードにおいて、前記モータを制御するための制
    御信号に感応する前記複数のスイッチからなる第2のス
    イッチ群とを備える電力制御手段とを具備することを特
    徴とするモータ車両駆動システム。
  6. 【請求項6】 前記第2のスイッチ群は、前記再発生電
    流がピーク値へ上昇する第1の期間の間に、前記モータ
    を分路させるとともに、再充電のための第2の期間の間
    に前記再発生電流を前記バッテリへ導くために共働する
    ことを特徴とする請求項5記載のモータ車両駆動システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記車両の速度を示す速度信号を生成す
    る速度検出手段と、前記速度信号に応じて前記第1の期
    間を調整する制御手段とを具備することを特徴とする請
    求項5記載のモータ車両駆動システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の期間は、前記速度信号に直線
    的に依存することを特徴とする請求項7記載のモータ車
    両駆動システム。
  9. 【請求項9】 前記スイッチは、MOSFETからなる
    ことを特徴とする請求項5記載のモータ車両駆動システ
    ム。
  10. 【請求項10】 分割バッテリ充電機を備えることを特
    徴とする請求項5記載のモータ車両駆動システム。
  11. 【請求項11】 前記分割バッテリ充電機は、前記車両
    の速度と独立した一定速度で駆動される内燃機関と、 前記内燃機関に連結された発電機とを備えることを特徴
    とする請求項10記載のモータ車両駆動システム。
  12. 【請求項12】 前記バッテリの電圧を監視するための
    電圧監視手段を備え、前記電圧監視手段は、前記電圧が
    通常の値を越えると、前記バッテリから前記分割バッテ
    リ充電機を切り離すべく配設されていることを特徴とす
    る請求項10記載のモータ車両駆動システム。
  13. 【請求項13】 前記電圧監視手段は、前記電圧が通常
    の値を越えると、再発生ブレーキングの間、前記バッテ
    リから前記分割バッテリ充電機を切り離すことを特徴と
    する請求項12記載のモータ車両駆動システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110150972A (zh) * 2019-06-03 2019-08-23 上海工程技术大学 一种轮式无线远程控制智能水壶
WO2020168307A1 (en) * 2019-02-15 2020-08-20 Tomcar Holding Company LLC Computing systems and methods for controlling current in vehicle motors

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