JPH0766993A - エッジ強調装置 - Google Patents

エッジ強調装置

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JPH0766993A
JPH0766993A JP5213211A JP21321193A JPH0766993A JP H0766993 A JPH0766993 A JP H0766993A JP 5213211 A JP5213211 A JP 5213211A JP 21321193 A JP21321193 A JP 21321193A JP H0766993 A JPH0766993 A JP H0766993A
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edge
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signal
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JP5213211A
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Takeharu Nishikata
丈晴 西片
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 入力画像信号から画像のエッジ位置を抽出す
るエッジ位置抽出部8及びこのエッジ位置に基づいてエ
ッジ範囲を抽出するエッジ範囲抽出部9と、これら抽出
部8,9の出力に基づいてエッジの強度を検出するエッ
ジ強度抽出部10と、抽出部8,9の出力とエッジ強度
抽出部10の出力とに基づき、エッジ領域の画像信号に
高域成分を追加することで画像のエッジを強調する変形
処理部11とを有する。 【効果】 雑音の影響を受けにくい(ノイズが目立たな
い)エッジ強調を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル画像信号の
強調、先鋭化処理に関するものであり、特に画像のエッ
ジ部分を強調するエッジ強調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル画像信号を強調、
先鋭化する場合には、例えば、供給されたディジタル画
像信号に対して微分演算を施すことによる方法が提案さ
れている。
【0003】すなわち、上記微分演算による強調では、
例えばいわゆるラプラシアンなどの微分演算子を用い
て、画像の空間周波数の高い成分を持ち上げる処理を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像を強調、
先鋭化する場合において、上述のようにむやみに微分演
算を用いて空間周波数の高域部分を持ち上げて強調する
のは、望ましくない。なぜならば、一般的に画像信号に
は雑音成分が含まれており、このため、上記微分演算を
用いて強調を行うと、例えば画像のエッジ部分のように
高い周波数成分を多く含む部分においては、画像信号よ
り雑音が強くなることが多いからである。
【0005】また、ディジタル画像のエッジ部分(急激
な変化のある信号)の劣化は、画像信号を得るためのカ
メラ等の撮像系の光学的伝達関数(OTF :optical trans
ferfunction) や、アナログ画像信号からディジタル画
像信号へのA/D変換時の帯域制限フィルタ、各種信号
処理による帯域制限などによって生ずる場合が多く、上
記帯域制限によって完全に欠如した画像信号の空間周波
数の高域成分を上記微分演算によって強調、復元するこ
とは不可能である。
【0006】なお、現在行われている強調処理は、人間
の視覚特性(マッハ効果など)を利用した強調であり、
信号自身を補正する処理ではない。
【0007】そこで、本発明は、上述したようなことに
鑑み、ノイズを目立たせずに画像のエッジ部分の強調を
行うことのできるエッジ強調装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のエッジ強調装置
は、上述の目的を達成するために提案されたものであ
り、入力画像信号から画像のエッジ領域を検出するエッ
ジ領域検出手段と、上記エッジ領域検出手段の出力に基
づいてエッジの強度を検出するエッジ強度検出手段と、
上記エッジ領域検出手段の出力とエッジ強度検出手段の
出力とに基づき、上記エッジ領域の画像信号に対して高
域成分を追加することで画像のエッジを強調する変形処
理手段とを有するものである。
【0009】ここで、上記エッジ領域検出手段は、画像
のエッジ位置を抽出するエッジ位置抽出手段と、上記エ
ッジ位置に基づいてエッジ範囲を抽出するエッジ範囲抽
出手段とからなる。
【0010】また、上記変形処理手段は、上記エッジ領
域検出手段の出力とエッジ強度検出手段の出力とに基づ
いて上記エッジ領域の画像信号に正規化を施す正規化手
段と、上記正規化されたエッジ領域の画像信号に対して
信号変化を急峻にする処理を施す変形手段と、上記変形
手段の出力信号に対して上記正規化に対応する逆正規化
を施す逆正規化手段と、上記逆正規化手段からの出力信
号に対して信号波形の不連続部分を滑らかにする後処理
を施す後処理手段とからなる。なお、上記変形処理手段
は、上記画像のエッジを強調するための情報として基準
波形データと上記高域成分の強調波形データとの複数の
除算値を保持し、上記エッジ領域検出手段の出力とエッ
ジ強度検出手段の出力とに応じた除算値を上記エッジ領
域の入力画像信号に対して乗算することで上記画像のエ
ッジを強調したり、或いは、上記画像のエッジを強調す
るための情報として基準波形データと上記高域成分の強
調波形データとの複数の差分値を保持し、上記エッジ領
域検出手段の出力とエッジ強度検出手段の出力とに応じ
た差分値を上記エッジ領域の入力画像信号に対して加算
することで上記画像のエッジを強調するものとすること
ができる。
【0011】さらに、本発明のエッジ強調装置は、上記
エッジ領域検出手段でのエッジ領域の検出に不必要な信
号成分或いは雑音成分を減衰させる前処理を、当該エッ
ジ領域検出手段への入力画像信号に対して施す前処理手
段をも有している。
【0012】
【作用】本発明によれば、入力画像信号から画像のエッ
ジ領域を検出し、このエッジ検出出力に基づいてエッジ
の強度を検出し、これらエッジ検出出力とエッジ強度検
出出力とに基づいて、エッジ領域の画像信号に対して高
域成分を追加することで画像のエッジを強調する。すな
わち、エッジ領域で高域成分を追加することにより、エ
ッジの強調と共に雑音対信号のレベル差を大きくするよ
うにしている。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】ここでは、ディジタル画像信号を垂直方向
又は水平方向に1次元内挿補間した後に強調する処理に
適用した場合について図を参照しながら説明する。
【0015】図1は、上記ディジタル画像信号を水平或
いは垂直方向に内挿補間し、その後画像の強調処理を行
う構成例を示すものである。
【0016】この図1において、入力端子1には、2次
元ディジタル画像信号を水平走査した、或いは垂直走査
した1次元ディジタル信号が入力される。この信号は、
零挿入処理ブロック2に送られる。
【0017】零挿入処理ブロック2では入力サンプル間
に零を挿入して等価的にそのサンプル数を2倍にする。
次の帯域制限処理ブロック3では帯域制限をすることに
よって、零挿入処理ブロック2で零挿入した値を入力サ
ンプル間の補間値となるように持ち上げる。
【0018】次の強調処理ブロック5では、上記帯域制
限処理ブロック3での帯域制限による画像劣化を補正
し、また上述のようにサンプル数が等価的に2倍になっ
たことに対応して擬似的に信号帯域を増加させること
で、エッジの強調を実現している。
【0019】以下、この図1の構成の強調処理ブロック
5について、図2以降の各図を用いてより具体的に説明
する。本実施例では、画像信号のエッジ領域(画像のエ
ッジ部分)を抽出して、その部分に変形を加えること
で、エッジ強調を行うようにしている。なお、エッジ領
域とは、ある局所領域内で画像信号値がある方向から別
の方向へ、単一増加或いは単一減少的に急激に変化して
いく領域のことをいい、この変化の仕方をエッジの形、
或いはエッジ信号、或いは単にエッジと呼び、エッジ領
域の中心点をエッジの中心、その変化の大きさをエッジ
強度と、これ以降では呼ぶことにする。さらにエッジ領
域を抽出することをエッジ検出、エッジ領域のことをエ
ッジ部分と呼ぶことにする。
【0020】すなわち、上記強調処理ブロック5では、
エッジ領域を決定し、規格化するために、エッジ位置、
エッジ範囲、エッジ強度の3つの量を検出し、規格化さ
れたエッジ部分に対して変形処理を行うようにしてい
る。上記エッジ位置は図2のエッジ位置抽出部8で、上
記エッジ範囲はエッジ範囲抽出部9で、上記エッジ強度
はエッジ強度抽出部10で検出している。
【0021】したがって、本実施例の上記強調処理ブロ
ック5は、図2に示すように、上記帯域制限処理ブロッ
ク3を介した入力画像信号から画像のエッジ領域を検出
するエッジ領域検出手段としての画像のエッジ位置を抽
出するエッジ位置抽出部8及び上記エッジ位置に基づい
てエッジ範囲を抽出するエッジ範囲抽出部9と、当該エ
ッジ領域検出手段の出力に基づいてエッジの強度を検出
するエッジ強度抽出部10と、上記エッジ領域検出手段
の出力とエッジ強度抽出部10の出力とに基づき、上記
エッジ領域の画像信号に高域成分を追加することで画像
のエッジを強調する変形処理部11とを有するものであ
る。
【0022】また、図2の前処理部7では、上記エッジ
領域検出手段でのエッジ領域の検出に不必要な信号成分
或いは雑音成分を減衰させる前処理を、当該エッジ領域
検出手段への入力画像信号に対して施すようにしてい
る。
【0023】すなわち、上記エッジ位置、エッジ範囲を
検出する処理は、微分操作を含むものとしているので雑
音に影響されやすい。したがって、この図2の構成で
は、端子4を介して供給される図1の帯域制限処理ブロ
ック3からの信号に対して、上記エッジ位置抽出部8及
びエッジ範囲抽出部9に送る前に、前処理部7に供給
し、この前処理部7によってエッジ検出に不必要と思わ
れる高周波成分或いは雑音成分を十分減衰させる前処理
を施すようにしている。なお、このような前処理は、エ
ッジ検出に対して有効であり、最終的な処理信号には影
響を及ぼさないものである。
【0024】上述のように、上記エッジ位置抽出部8で
は、供給された信号からエッジ位置を検出する。なお、
エッジ位置は、ラプラシアン処理後のゼロクロス点を検
出するのが一般的である。このエッジ位置抽出部8での
検出結果は、上記エッジ範囲抽出部9に送られる。
【0025】当該エッジ範囲抽出部9では、エッジ範囲
を検出する。ここで、エッジ範囲は、簡易的にはエッジ
位置を中心としてエッジ信号の1次微分値の大きさを閾
値処理することによって得られる。このエッジ範囲抽出
部9での検出結果(エッジ範囲検出出力)は、エッジ強
度抽出部10と変形処理部11に送られる。
【0026】上記エッジ強度抽出部10では、上記エッ
ジ範囲抽出部9で検出したエッジ範囲に基づいて、端子
4を介した入力信号から、その変化範囲すなわちエッジ
強度を検出する。このエッジ強度抽出部10での検出結
果(エッジ強度検出出力)も、上記変形処理部11に送
られる。
【0027】上記変形処理部11では、得られたエッジ
範囲(エッジ位置も含む)、エッジ強度に基づいて、端
子4を介した入力信号に対して変形処理を施す。すなわ
ちエッジの強調処理を行う。
【0028】図3には、上記変形処理部11のより具体
的な構成を示す。
【0029】すなわち、上記変形処理部11は、図3に
示すように、上記エッジ領域検出手段の出力とエッジ強
度抽出部10の出力とに基づいて上記エッジ領域の画像
信号に正規化を施す正規化処理回路12と、上記正規化
されたエッジ信号に対して信号変化を急峻にする処理を
施す変形処理回路13と、上記変形処理回路13の出力
信号に対して上記正規化に対応する逆正規化を施す逆正
規化処理回路14と、上記逆正規化処理回路14からの
出力信号に対して信号波形の不連続部分を滑らかにする
後処理を施す後処理回路15とからなる。なお、上記変
形処理部11は、後述するように、上記画像のエッジを
強調するための情報として基準波形データと上記高域成
分の強調波形データとの複数の除算値を保持し、上記エ
ッジ領域検出手段の出力とエッジ強度検出手段の出力と
に応じた除算値を上記エッジ領域の入力画像信号に対し
て乗算することで上記画像のエッジを強調したり、或い
は、上記画像のエッジを強調するための情報として基準
波形データと上記高域成分の強調波形データとの複数の
差分値を保持し、上記エッジ領域検出手段の出力とエッ
ジ強度検出手段の出力とに応じた差分値を上記エッジ領
域の入力画像信号に対して加算することで上記画像のエ
ッジを強調するものとすることができる。
【0030】この図3において、端子4を介した信号
(図1の帯域制限処理ブロック3の出力)は、正規化処
理回路12に送られる。この正規化処理回路12では、
端子16を介して供給される上記エッジ範囲抽出部8か
らのエッジ範囲検出出力と、端子17を介して供給され
る上記エッジ強度抽出部9からのエッジ範囲検出出力と
に基づいて、エッジ信号の規格化を行う。この正規化処
理回路4では、上記規格化として、簡易的に、エッジ範
囲をある規定のサンプル数に、エッジ強度を0から1の
間に正規化する方法を採用している。
【0031】上記正規化処理回路12の出力信号は、次
の変形処理回路13に送られる。当該変形処理回路13
では、上記規格化されたエッジ信号を変形する。
【0032】ここで、図4を用いて、上記変形処理回路
13における上記規格化されたエッジ信号の変形の概念
について説明する。
【0033】この図4において、エッジ信号(エッジ信
号波形)は、図中EC(エッジ位置の中心)を中心とし
て、その波形の変化が急峻になるように変形される。す
なわち、図4の例では、ECを中心とし、当該ECの上
側の波形を図中矢印TR+ 方向へ変形させ、下側の波形
を図中矢印TR- 方向へ変形させる。本実施例では、こ
の波形の変形として、簡易的に、ROM(リード・オン
リ・メモリ)に変形データを保存しておき、このROM
から読み出した変形データを上記正規化したエッジ信号
と掛け合わせる方法を採用している。
【0034】上述のようにして変形された信号は、逆正
規化処理回路14に送られる。当該逆正規化処理回路1
4では、上記正規化処理回路12における正規化(規格
化)とは逆の処理を行う。
【0035】なお、上記変形処理回路13と逆正規化処
理回路14によって上述のように変形処理が加えられ合
成された信号は、波形全体では不連続な箇所がいたると
ころにあると考えられる。したがって、本実施例の変形
処理部11では、上記不連続部分を滑らかにするめたの
処理を後処理回路15にて行うようにしている。なお、
本実施例では、この後処理として、簡易的に、処理波形
全体を帯域制限する方法を採用している。
【0036】次に、図5から図17には、図2の強調処
理ブロック5の上記前処理部7,エッジ位置抽出部8,
エッジ範囲抽出部9,エッジ強度抽出部10と、図3の
変形処理部11の正規化処理回路12,変形処理回路1
3,逆正規化処理回路14,後処理回路15のより具体
的な構成をそれぞれ示す。
【0037】先ず、図2の前処理部7は、ノイズ成分除
去のために例えば帯域制限フィルタ処理を行うものであ
り、具体的には図5のように構成されるものである。
【0038】この図5において、端子4には前記図1の
帯域制限処理ブロック3からのデータ(画像データ)が
供給される。このデータは、縦列接続された1サンプル
遅延器21〜24の初段の遅延器21に送られ、この遅
延器21から順次、次段の遅延器22〜24に送られ
る。
【0039】ここで、上記遅延器21への入力は乗算器
25へ、また、各遅延器21〜24の各出力はそれぞれ
対応する乗算器26〜29に送られ、各乗算器25〜2
9においてそれぞれ平滑化フィルタ係数として1の値が
乗算される。
【0040】各乗算器25〜29の各出力は、それぞれ
対応して設けられた遅延器30〜34を介して総和加算
器35に送られ、ここで加算されて端子36から取り出
される。この端子36からの出力信号が、上記前処理部
7における帯域制限フィルタ処理データとなる。
【0041】上述した前処理部7からの帯域制限フィル
タ処理データは、図6に示すような構成のエッジ位置抽
出部8の端子40に送られる。この図6に示すエッジ位
置出力部8は、ラプラシアンフィルタ処理回路41とゼ
ロクロス判定処理回路42とからなるものであり、より
具体的には図7に示すように構成されるものである。
【0042】図6及び図7において、端子40を介して
供給された上記帯域制限フィルタ処理データは、ラプラ
シアンフィルタ処理回路41送られる。
【0043】当該ラプラシアンフィルタ処理回路41に
供給されたデータは、縦列接続された1サンプル遅延器
43〜46の初段の遅延器43に送られ、この遅延器4
3から順次、次段の遅延器44〜46に送られる。
【0044】上記遅延器43への入力は乗算器47へ、
遅延器43の出力は乗算器48へ、遅延器44の出力は
乗算器49と50へ、遅延器45の出力は乗算器51
へ、遅延器46の出力は乗算器52へ送られる。また、
各乗算器には、ラプラシアンフィルタ係数として、乗算
器47と50及び49と52には1の値が、乗算器48
と51には−2の値が送られて、それぞれ上記遅延等さ
れたデータとの乗算を行う。
【0045】上記乗算器47,48,49の各出力はそ
れぞれ対応して設けられた遅延器53,54,55を介
して総和加算器59に送られて加算され、また、上記乗
算器50,51,52の各出力はそれぞれ対応して設け
られた遅延器56,57,58を介して総和加算器60
に送られて加算される。
【0046】当該ラプラシアンフィルタ処理回路41の
総和加算器59,60の出力は、ゼロクロス判定処理回
路42に送られる。当該ゼロクロス判定処理回路42で
は、上記総和加算器59と60の出力がそれぞれ絶対値
演算器62と63に送られると共に、加算器65に送ら
れる。なお、上記総和加算器59の出力は加算信号とし
て上記加算器65に送られ、上記総和加算器60の出力
は減算信号として上記加算器65に送られるようになさ
れており、したがって、当該加算器65は差分演算器と
して動作する。
【0047】上記絶対値演算器62と63で求められた
絶対値は加算器64で加算されて比較器67に送られ
る。また、上記加算器65の出力も絶対値演算器66に
よって絶対値が求めれ、上記比較器67に送られる。当
該比較器67では、上記加算器64と絶対値演算器66
からの値を比較し、その比較においてゼロクロスがある
か否かの判定が行われる。
【0048】すなわち、例えば、上記総和加算器59の
出力をaとし、総和加算器60の出力をbとすると、加
算器64からは|a|+|b|が、絶対値演算器66か
らは|a−b|が得られることになる。このとき、(|
a|+|b|)=(|a−b|)となるとaとbが異符
号であることになり、これはゼロクロスがあることを示
している。また、(|a|+|b|)<(|a−b|)
及び(|a|+|b|)>(|a−b|)となるとaと
bが同じ符号であることになり、これはゼロクロスがな
いことを示している。したがって、上記比較器67で
は、このような比較を行うことで、ゼロクロスの有り/
無しの判定を行っている。
【0049】このように、上記ゼロクラスが有ると言う
ことはすなわちエッジ部分であることを示し、ゼロクロ
スがないと言うことはエッジ部分で無いことを示してい
る。なお、上記比較器67は、ゼロクロスがある場合
(すなわちエッジがある部分)には1を、ゼロクロスが
ない場合には0を出力する。このゼロクロス判定信号が
端子43から後段の構成(すなわち図2のエッジ範囲抽
出部9)に送られる。
【0050】次に、上記図2のエッジ範囲抽出部9は、
図8に示すような1次微分フィルタ処理回路71としき
い値判定処理回路73とからなり、より具体的には図9
のように構成されるものである。
【0051】図8及び図9において、端子70を介した
前記前処理部7からの帯域制限フィルタ処理データは、
1次微分フィルタ処理回路71の1サンプル遅延器8
0,81の遅延器80に供給され、この遅延器80を介
して次段の遅延器81に送られる。
【0052】上記遅延器80への入力は乗算器82へ、
遅延器80の出力は乗算器83へ、遅延器81の出力は
乗算器84へ送られる。また、乗算器82〜84には、
1次微分フィルタ係数として、乗算器82に対しては−
1の値が、乗算器83に対しては0の値が、乗算器84
に対しては1の値が送られる。
【0053】上記乗算器82〜84の各出力はそれぞれ
対応して設けられた遅延器85〜87を介して総和加算
器88に送られて加算される。
【0054】当該1次微分フィルタ処理回路71の総和
加算器88の出力(1次微分フィルタ出力データ)は、
しきい値判定処理回路73に送られる。当該しきい値判
定処理回路73では、上記1次微分フィルタ出力データ
がメモリ89に送られる。
【0055】メモリ89は、カウンタ93からの書き込
みアドレス(カウント値)が供給され、選択回路96に
より切り換えられるカウンタ94又は95からの読み出
しアドレス(カウントアップ又はカウントダウンのカウ
ント値)が供給されるものでり、また、書き込み/読み
出し切換信号(R/W)に応じて書き込みと読み出し状
態が切り換えられるものである。
【0056】すなわち、上記メモリ89は、上記書き込
み/読み出し切換信号が例えば0(Lレベル)となって
いる場合には書き込み状態となされ、上記カウンタ93
からの書き込みアドレス(カウント値)に応じて上記1
次微分フィルタ処理回路71からのデータの書き込みが
行われる。また、当該メモリ89は、上記書き込み/読
み出し切換信号が1(Hレベル)となっている場合には
読み出し状態となされる。なお、カウンタ93からのカ
ウント値は端子78を介して後段の構成にも送られるよ
うになっている。
【0057】ここで、上記書き込み/読み出し切換信号
は、端子74を介して上記エッジ位置抽出部8から供給
される上記ゼロクロス判定信号に基づいて、後述するフ
リップフロップ98及びディレイ回路97によって形成
されるものである。
【0058】また、上記書き込み/読み出し切換信号
は、上記読み出しアドレス発生用のカウンタ94,95
に対するカウント開始制御用の信号ともなっている。す
なわち、上記書き込み/読み出し切換信号が読み出しを
示した場合(Hレベルとなったとき)、上記カウンタ9
4,95のカウントが開始される。
【0059】上記カウンタ94,95は、選択回路10
0からのクロックによって交互にカウントアップもしく
はカウントダウンを行い、それぞれそのカウント値を出
力する。このカウンタ94,95からのカウント値は、
上記選択回路100と連動する選択回路96によって、
いずれか一方が選択され、この選択回路96の出力が上
記メモリ89の読み出しアドレスとなされる。上記カウ
ンタ94からのカウント値は端子77を介して後段の構
成(図2のエッジ強度抽出部10及び変形処理部11)
に、また、上記カウンタ95からのカウント値は端子7
6を介し後段の構成(エッジ強度抽出部10及び変形処
理部11)にも送られるようになっている。
【0060】なお、上記カウンタ94,95でのカウン
トアップもしくはカウントダウンは、上記カウント開始
制御信号がLレベルとなることで停止し、このときのア
ップカウント値(upper add)とダウンカウント値(lower
add) がエッジ範囲に対応するようになる。
【0061】上記カウンタ94,95からのカウント値
に応じてメモリ89から読み出されたデータ(1次微分
フィルタ出力データ)は、絶対値演算器90に送られ、
ここで絶対値演算が行われる。その絶対値は、比較器9
2に送られる。
【0062】この比較器92には、端子72を介して供
給される固定の閾値THが供給されており、したがっ
て、当該比較器92では上記1次微分フィルタ出力デー
タの絶対値と閾値THとの比較が行われる。ここで、本
実施例では上記固定の閾値THを0に近い値としてお
り、上記比較器92は上記絶対値>THであるとき0を
出力し、絶対値≦THのとき1を出力するものとしてい
る。
【0063】すなわち、この比較器92の出力が1であ
る場合には1次微分フィルタ出力データの絶対値が0に
近い値であることになり、逆に比較器92の出力が0で
ある場合には上記1次微分フィルタ出力データの絶対値
が0から離れた値であることになる。言い換えれば、1
次微分フィルタ出力データの絶対値が0に近い場合に
は、当該1次微分フィルタ処理前のデータ(すなわち前
記前処理後の画像データ)が急激に変化していないもの
であることを示し、逆に1次微分フィルタ出力データの
絶対値が1から離れた値である場合には、当該1次微分
フィルタ処理前のデータが急激に変化するもの(すなわ
ち例えば画像のエッジ部分)であることを示している。
したがって、上記比較器92の出力が0である期間は、
エッジの範囲を示していると考えることができる。
【0064】この比較器92の出力信号はコントロール
信号として端子75から後段の構成(図2のエッジ強度
抽出部10)に送られると共に、パルス発生器99にも
送られる。当該パルス発生器99からのパルス信号は、
上記選択回路100によって交互に(1パルス毎に交互
に)選択されて上記カウンタ94又は95へのカウント
用クロックとして送られる。
【0065】また、上記比較器92の出力信号は、上記
端子74からのゼロクロス判定信号がセット端子に供給
されるフリップフロップ98のリセット端子にも送られ
るようになっている。したがって、このフリップフロッ
プ98の出力は、上記ゼロクロス判定信号が1(Hレベ
ル)となった後、上記コントロール信号が1(Hレベ
ル)となるまで1(Hレベル)となる。
【0066】このフリップフロップ98の出力は、ディ
レイ回路97によって一定時間遅延されて、上記書き込
み/読み出し切換信号となされる。したがって、上記ゼ
ロクロス判定信号がゼロクロスを検出した旨を示した場
合(すなわちHレベルとなった場合)でも、上記メモリ
89が読み出し状態となるのは、上記ディレイ回路97
による一定時間後となる。これにより、ゼロクロス判定
が前述したようにエッジの中心位置を判定するものであ
っても、そのエッジの範囲を抽出することができること
になる。
【0067】次に、図2のエッジ強度抽出部10は、図
10に示すようにデータ選択処理回路102と絶対値検
出処理回路103とからなり、より具体的には図11の
ように構成されるものである。
【0068】この図10及び図11において、端子10
1には前記図2の端子4を介した画像データが供給さ
れ、端子106には前記図9の端子75からのコントロ
ール信号が、端子107には図9の端子76からのカウ
ント値(ダウンカウント値)が、端子108には図9る
端子77からのカウント値(アップカウント値)が供給
される。
【0069】上記端子101を介して供給された画像デ
ータは、データ選択処理回路102のメモリ110に送
られる。当該メモリ110は、上記端子106からのコ
ントロール信号が書き込み/読み出し切換信号として供
給され、カウンタ112からのカウント値が書き込みア
ドレスとして供給され、上記コントロール信号に基づい
て選択回路111によって切り換えられた上記端子10
7又は108からのカウント値が読み出しアドレスとし
て供給されるものである。
【0070】このメモリ110から読み出されたデータ
は、選択回路113に送られる。この選択回路113は
上記選択回路111と連動して切り換えられるものであ
り、上記メモリ110からのデータを交互に切り換えて
2つの出力端子から出力するものである。
【0071】上記選択回路113の一方の出力端子から
の出力は加算信号として加算器115に送られ、他方の
出力端子からの出力は減算信号として加算器115に送
られる。したがって、当該加算器115からは、上記選
択回路113からの2つの出力信号の差分が取られるこ
とになる。この加算器115からの出力は、絶対値演算
器116によって絶対値が取られ、その後端子104か
ら後段(すなわち図2の変形処理部11)に送られる。
この絶対値(abs)が、エッジ強度すなわちエッジ部
分の信号変化を示すダイナミックレンジである。
【0072】また、上記選択回路113の2つの出力は
比較器114に送られ、当該比較器114で値の小さい
方が選択され、その後端子105から後段の構成(図2
の変形処理部11)に送られる。
【0073】次に、図3の変形処理部11の正規化処理
回路12は、図12に示すように、データ読み出し処理
回路119と、読み出し正規化処理回路120と、レベ
ル正規化処理回路122とからなり、より具体的には、
図13に示すような構成となされるものである。
【0074】この図12及び図13において、端子11
6には図2の端子4を介した画像データが供給され、端
子117には前記エッジ範囲抽出部9の端子76からの
ダウンカウント値が、端子118にはエッジ範囲抽出部
9の端子77からのアップカウント値が、端子121に
は前記エッジ強度抽出部9の端子104からの絶対値デ
ータが、端子123には前記エッジ強度抽出部9の端子
105からのデータが供給される。
【0075】上記端子116からの画像データは、デー
タ読み出し処理回路119のメモリ127に供給され
る。当該メモリ127は、カウンタ128からのカウン
ト値が書き込みアドレスとして供給され、上記端子11
7と端子118からのカウント値に基づいてアドレスコ
ントロール回路129によって形成される書き込み/読
み出し切換信号と読み出しアドレスとが供給されるもの
である。
【0076】このメモリ127から読み出されたデータ
は、加算信号としてレベル正規化処理回路122の加算
器132に送られる。この加算器132には減算信号と
して上記端子123からのデータも供給され、当該加算
器132で上記メモリ127の出力データと端子123
からのデータとの差分が取られる。当該加算器132の
出力データは、乗算器133に送られる。また、このレ
ベル正規化処理回路122には、正規化係数が格納され
たROM(リード・オンリ・メモリ)134が配されて
いる。このROM134からは、上記端子121を介し
た前記エッジ強度抽出部9からの絶対値データをアドレ
スデータとして上記格納された正規化係数が読み出され
る。なお、このROM134からは、上記正規化係数と
して、実際には上記端子121からの絶対値の逆数の値
が出力される。この正規化係数が、上記乗算器133に
送られる。したがって、当該乗算器133では、上記加
算器132からの出力データに上記正規化係数が乗算さ
れる。この乗算器133の出力が正規化データとして端
子126から後段の構成(図3の変形処理回路13)に
送られる。
【0077】また、上記端子118からの上記アップカ
ウント値は加算信号として、上記端子117からのダウ
ンカウント値は減算信号として、上記読み出し正規化処
理回路120の加算器130に送られる。当該加算器1
30で上記アップカウント値とダウンカウント値との差
分が取られ、この加算器130の出力データは、当該読
み出し正規化処理回路120から上記エッジ範囲内での
サンプル番号データとして出力される。このサンプル番
号データは端子124から後段の構成(図3の変形処理
回路13)に送られる。
【0078】さらに、この読み出し正規化処理回路12
0では、上記ダウンカウント値を減算信号とし、上記ア
ドレスコントロール回路129からの読み出しアドレス
値を加算信号として、加算器131での差分が取られ
る。この加算器131の出力データは、読み出し正規化
処理回路120からの出力アドレスデータとして端子1
25から後段の構成(図3の変形処理回路13)に送ら
れる。
【0079】図3の変形処理回路13は、図14に示す
ように、変形データ読み出しアドレス生成回路143
と、変形データ読み出し回路146と、正規化データ変
形処理回路147とからなり、より具体的には、図15
に示すように構成されるものである。
【0080】この図14及び図15において、端子14
1には上記正規化処理回路12の端子124からのサン
プル番号データが供給され、ROM149にアドレスと
して送られる。このROM149はサンプル番号データ
の逆数を出力するもので、このROM149の出力デー
タが乗算器150に送られる。
【0081】当該乗算器150には、端子144からの
ROMのサンプル数(アドレス数)を示すデータ(SA
MP)が供給され、これが上記ROM149の出力デー
タと乗算される。当該乗算器150の出力データは、乗
算器151にてさらに端子145を介して前記正規化処
理回路12から供給される上記出力アドレスデータが乗
算され、これがアドレスとしてROM152に送られ
る。
【0082】当該ROM152は、端子142を介して
前記正規化処理回路12から供給される正規化データを
変形するための変形用データが格納されており、上記端
子142からの正規化データが供給される乗算器153
に当該変形用データが乗算係数として送られる。
【0083】これよにより、当該乗算器153からは正
規化データが変形されたデータ(変形正規化データ)が
出力され、その後、端子148から後段の構成(図3の
逆正規化回路14)に送られる。
【0084】なお、上記ROM152には、正規化デー
タを変形するデータとして差分のデータを格納しておく
ようにすることもできる。この場合、上記乗算器153
を加算器に代え、この加算器によって端子142からの
正規化データに上記ROM152からの差分データを加
算するようにする。このようにすると、回路の簡略化が
図れる。
【0085】次に、図3の逆正規化処理回路14は、具
体的には図16に示すように構成することができる。
【0086】この図16において、端子160には、上
記変形処理回路13の端子148からの変形正規化デー
タが供給され、端子161には前記エッジ強度抽出部1
0の端子104からの絶対値データが、端子162には
前記エッジ強度抽出部10の端子105からのデータが
供給される。
【0087】上記端子160からの変形正規化データに
は、乗算器164によって上記絶対値データが乗算さ
れ、この乗算器164の出力データには、加算器165
によって上記端子162からのデータが加算される。こ
の加算器165の出力データは、エッジが強調されたデ
ータとなり、端子163から後段の構成(図3の後処理
回路15)に送られる。
【0088】さらに、図3の後処理回路15は、例えば
帯域制限フィルタ処理を行うものであって、具体的には
図17に示すように構成されるものである。
【0089】この図17において、端子171には前記
逆正規化処理回路14の端子163からのデータが供給
され、1サンプル遅延器172に送られ、さらにこの遅
延器172を介して遅延器173に送られる。
【0090】上記遅延器172への入力は乗算器174
へ、遅延器172の出力は乗算器175へ、遅延器17
3の出力は乗算器176へ送られる。また、乗算器17
4〜176には、平滑化フィルタ係数として、乗算器1
74に対しては1の値が、乗算器175に対しては1/
2の値が、乗算器176に対しては1の値が送られる。
【0091】上記乗算器174〜176の各出力は、そ
れぞれ対応して設けられた遅延器177〜179を介し
て総和加算器180に送られて加算される。この加算出
力がエッジの強調された画像データとして端子181か
ら出力される。すなわち、このエッジ強調された画像デ
ータが、図1の強調処理ブロック5から端子6を介して
出力される。
【0092】上述したように、本発明実施例による画像
強調では、相関性の強いディジタル画像信号の中からエ
ッジ領域を抽出し、エッジの形を変形することによって
先鋭化するようにしているため、ノイズを目立たせずに
画像のエッジ部分の強調を行うことができるようにな
る。
【0093】なお、従来の強調は、画像信号が持つ高域
成分の持ち上げであるが、本発明実施例による強調は、
エッジという物理的特性に基づいた高域成分の追加であ
る点が異なる。すなわち、従来は、高域成分を持ち上げ
ても高域での雑音対信号のレベル差の関係は以前と変わ
らず、雑音の影響を受けやすい処理方法であるのに対し
て、本実施例のように変形によって高域成分が追加され
る強調処理では、雑音対信号のレベル差が改善され、雑
音の影響を受け難い処理方法であるといえる。
【0094】また、本実施例のエッジ強調によれば、帯
域制限を受け完全に欠如した画像信号の高域成分を擬似
的に補う効果も持ち合わせている。
【0095】言い換えれば、本発明は、エッジを基準に
して、画像信号の持つ帯域を擬似的に広げる効果を持つ
ところが従来の画像強調法と異なる点であり、そのポイ
ントは、物理的な特徴(エッジ)をもとにその特性を活
かしたまま変形処理を行う点にある。したがって、エッ
ジ信号の位置、範囲、大きさに従って変形を伴い強調す
るので効果が大きい。
【0096】
【発明の効果】上述したように、本発明においては、入
力画像信号から画像のエッジ領域を検出し、このエッジ
検出出力に基づいてエッジの強度を検出し、これらエッ
ジ検出出力とエッジ強度検出出力とに基づいて、エッジ
領域の画像信号に高域成分を追加することによって画像
のエッジを強調することにより、エッジの強調と共に雑
音対信号のレベル差を改善し、雑音の影響を受けにくい
(ノイズが目立たない)エッジ強調が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のエッジ強調装置の概略構成を示
すブロック回路図である。
【図2】本発明実施例のエッジ強調装置の要部の概略構
成を示すブロック回路図である。
【図3】本実施例エッジ強調装置の変形処理部の構成を
示すブロック回路図である。
【図4】本実施例におけるエッジ部分の変形処理を概念
的に示す図である。
【図5】前処理部の具体的構成を示す回路図である。
【図6】エッジ位置抽出部の概略構成を示すブロック回
路図である。
【図7】エッジ位置抽出部のより具体的な構成を示すブ
ロック回路図である。
【図8】エッジ範囲抽出部の概略構成を示すブロック回
路図である。
【図9】エッジ範囲抽出部のより具体的な構成を示すブ
ロック回路図である。
【図10】エッジ強度抽出部の概略構成を示すブロック
回路図である。
【図11】エッジ強度抽出部のより具体的な構成を示す
ブロック回路図である。
【図12】変形処理部内の正規化処理回路の概略構成を
示すブロック回路図である。
【図13】変形処理部内の正規化処理回路のより具体的
な構成を示すブロック回路図である。
【図14】変形処理部内の変形処理回路の概略構成を示
すブロック回路図である。
【図15】変形処理部内の変形処理回路のより具体的な
構成を示すブロック回路図である。
【図16】変形処理部内の逆正規化処理回路のより具体
的な構成を示す回路図である。
【図17】変形処理部内の後処理回路のより具体的な構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
2・・・・・零挿入処理ブロック 3・・・・・帯域制限処理ブロック 5・・・・・強調処理ブロック 7・・・・・前処理部 8・・・・・エッジ位置抽出部 9・・・・・エッジ範囲抽出部 10・・・・エッジ強度抽出部 11・・・・変形処理部 12・・・・正規化処理回路 13・・・・変形処理回路 14・・・・逆正規化処理回路 15・・・・後処理回路 41・・・・ラプラシアンフィルタ処理回路 42・・・・ゼロクロス判定処理回路 71・・・・1次微分フィルタ処理回路 72・・・・しきい値判定処理回路 102・・・データ選択処理回路 103・・・絶対値検出処理回路 119・・・データ読み出し処理回路 120・・・読み出し正規化処理回路 122・・・レベル正規化処理回路 143・・・変形データ読み出しアドレス生成回路 146・・・変形データ読み出し回路 147・・・正規化データ変形処理回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号から画像のエッジ領域を検
    出するエッジ領域検出手段と、 上記エッジ領域検出手段の出力に基づいてエッジの強度
    を検出するエッジ強度検出手段と、 上記エッジ領域検出手段の出力とエッジ強度検出手段の
    出力とに基づき、上記エッジ領域の画像信号に対して高
    域成分を追加することで画像のエッジを強調する変形処
    理手段とを有することを特徴とするエッジ強調装置。
  2. 【請求項2】 上記エッジ領域検出手段は、画像のエッ
    ジ位置を抽出するエッジ位置抽出手段と、上記エッジ位
    置に基づいてエッジ範囲を抽出するエッジ範囲抽出手段
    とからなることを特徴とする請求項1記載のエッジ強調
    装置。
  3. 【請求項3】 上記エッジ領域検出手段でのエッジ領域
    の検出に不必要な信号成分或いは雑音成分を減衰させる
    前処理を、当該エッジ領域検出手段への入力画像信号に
    対して施す前処理手段を設けることを特徴とする請求項
    1記載のエッジ強調装置。
  4. 【請求項4】 上記変形処理手段は、上記エッジ領域検
    出手段の出力とエッジ強度検出手段の出力とに基づいて
    上記エッジ領域の画像信号に正規化を施す正規化手段
    と、上記正規化されたエッジ領域の画像信号に対して信
    号変化を急峻にする処理を施す変形手段と、上記変形手
    段の出力信号に対して上記正規化に対応する逆正規化を
    施す逆正規化手段と、上記逆正規化手段からの出力信号
    に対して信号波形の不連続部分を滑らかにする後処理を
    施す後処理手段とからなることを特徴とする請求項1記
    載のエッジ強調装置。
  5. 【請求項5】 上記変形処理手段は、上記画像のエッジ
    を強調するための情報として基準波形データと上記高域
    成分の強調波形データとの複数の除算値を保持し、上記
    エッジ領域検出手段の出力とエッジ強度検出手段の出力
    とに応じた除算値を上記エッジ領域の入力画像信号に乗
    算することで、上記画像のエッジを強調することを特徴
    とする請求項1記載のエッジ強調装置。
  6. 【請求項6】 上記変形処理手段は、上記画像のエッジ
    を強調するための情報として基準波形データと上記高域
    成分の強調波形データとの複数の差分値を保持し、上記
    エッジ領域検出手段の出力とエッジ強度検出手段の出力
    とに応じた差分値を上記エッジ領域の入力画像信号に加
    算することで、上記画像のエッジを強調することを特徴
    とする請求項1記載のエッジ強調装置。
JP5213211A 1993-08-27 1993-08-27 エッジ強調装置 Withdrawn JPH0766993A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100951254B1 (ko) * 2008-07-18 2010-04-02 삼성전기주식회사 이미지의 선명도 향상 장치
KR20100050005A (ko) * 2008-11-04 2010-05-13 한국전자통신연구원 에지의 방향성에 기반한 이방성 확산 방법 및 장치

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