JPH0765275A - 電源電圧監視装置 - Google Patents

電源電圧監視装置

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JPH0765275A
JPH0765275A JP21658393A JP21658393A JPH0765275A JP H0765275 A JPH0765275 A JP H0765275A JP 21658393 A JP21658393 A JP 21658393A JP 21658393 A JP21658393 A JP 21658393A JP H0765275 A JPH0765275 A JP H0765275A
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JP
Japan
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voltage
power supply
circuit
resistor
reference voltage
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Application number
JP21658393A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Nagase
俊昭 長瀬
Hiroyuki Onishi
宏幸 大西
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電圧がそれぞれ異なる電源回路が増加しても、
その電源回路の電圧を監視する電源電圧監視装置が大型
にならないようした。 【構成】電圧V1 ,V2 がそれぞれ異なった複数の電源
回路2,3の電圧V1 ,V2 を監視する電源電圧監視装
置5において、予め定められた基準電圧Vref を生成す
る基準電圧生成回路7と、電圧V1 ,V2 がそれぞれ異
なった電源回路2,3の電圧V1 ,V2 を合成して合成
電圧VINを出力する合成電圧生成出力回路6と、前記基
準電圧生成回路7からの基準電圧Vref と合成電圧生成
出力回路6からの合成電圧VINとを比較する比較器8
と、前記比較器8の比較結果に基づいて電源回路2,3
の異常を判断する異常判断回路9とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源電圧監視装置に係
り、詳しくは電圧が異なる複数の電源回路の電圧を監視
する電源電圧監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように、電源回路装置
51内には図示しない発電装置により2つの電源回路5
2,53がそれぞれ充電される。この電源回路52,5
3からはそれぞれ電圧値が異なる電圧V51,V52が出力
端子S10,S11を介してそれぞれ出力される。
【0003】又、電源回路装置51の出力端子S10,S
11は配線54,55を介して制御回路56の入力端子S
12,S13に接続されている。そして、制御回路56内に
おいて、電圧V51に適応した図示しない負荷が入力端子
S12に接続され、電圧V52に適応した図示しない負荷が
入力端子S13に接続されて各負荷が動作する。
【0004】ところで、制御回路56の入力端子S12,
S13に入力される電圧V51,V52を監視する第1及び第
2の電源電圧監視装置57,58が該制御回路56内に
それぞれ設けられている。第1の電源電圧監視装置57
におけるコンパレータ59の正極は直列接続された抵抗
R51と抵抗R52との間に接続され、コンパレータ59の
負極は抵抗R53とツェナーダイオード60との間に接続
される。
【0005】コンパレータ59の正極には抵抗R51,R
52により分圧された電圧V53〔=V51・R52/(R51+
R52)〕が入力される。この電圧V53は電源回路52の
電圧V51が変動すると同じく変動する。又、コンパレー
タ59の負極にはツェナーダイオード60による電圧V
54が入力される。
【0006】そして、電源回路52から出力される電圧
V51が正常な場合、V54<V51・R52/(R51+R52)
となるように電圧V54を設定している。すると、コンパ
レータ59からはHレベル(高電位)が異常判断回路6
1に出力されるため、該異常判断回路61は電源回路5
2の電圧V51が正常であると判断する。
【0007】同様に、第2の電源電圧監視装置58にお
けるコンパレータ62の正極は直列接続された抵抗R55
と抵抗R56との間に接続され、コンパレータ62の負極
は抵抗R57とツェナーダイオード63との間に接続され
る。
【0008】コンパレータ62の正極には抵抗R55,R
56により分圧された電圧V55〔=V52・R56/(R55+
R56)〕が入力される。この電圧V55は電源回路53の
電圧V52が変動すると同じく変動する。又、コンパレー
タ62の負極にはツェナーダイオード63による電圧V
56が入力される。
【0009】そして、電源回路53から出力される電圧
V52が正常な場合、V56<V52・R56/(R55+R56)
となるように電圧V56を設定している。すると、コンパ
レータ62からはHレベル(高電位)が異常判断回路6
1に出力されるため、該異常判断回路61は電源回路5
3の電圧V52が正常であると判断する。
【0010】ここで、配線54,55が断線又はショー
トしたり、電源回路52,53に故障等が発生すると、
電圧V51,V52が低下する。すると、コンパレータ5
9,62に入力される電圧V53,V55が電圧V54,V56
よりも小さくなる。そのため、コンパレータ59,62
からはLレベル(低電位)が異常判断回路61に出力さ
れるため、該異常判断回路61は電源回路52,53の
電圧V51,V52が異常であると判断する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源回
路52,53から出力される電圧V51,V52が正常であ
るか否かを監視する電源電圧監視装置57,58は、電
源回路52,53にそれぞれ対応させて設けなければな
らない。
【0012】従って、電源回路52,53の数が増加す
れば電源電圧監視装置57,58の数も増加するので、
制御回路56内に設けられた回路基板が大型化してしま
い、電源電圧監視装置57,58が大型化するという問
題がある。
【0013】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、電圧がそれぞれ異なる電源回路が増
加しても、その電源回路の電圧を監視する電源電圧監視
装置の大型化を防止し、小型化を図ることを目的とし
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、請求項1記載の発明は、電圧がそれぞれ異
なった複数の電源回路の電圧を監視する電源電圧監視装
置において、予め定められた基準電圧を生成する基準電
圧生成手段と、電圧がそれぞれ異なった電源回路の電圧
を合成して合成電圧を出力する合成電圧生成出力手段
と、前記基準電圧生成手段からの基準電圧と合成電圧生
成出力手段からの合成電圧とを比較する電圧比較手段
と、前記電圧比較手段の比較結果に基づいて電源回路の
異常を判断する異常判断手段とを備えたことをその要旨
とする。
【0015】請求項2記載の発明は、電源電圧がそれぞ
れ異なった2つの電源回路の電源電圧を監視する電源電
圧監視装置において、予め定められた基準電圧を生成す
る基準電圧生成手段と、2つの電源回路の電源電圧を合
成して合成電圧を出力する合成電圧生成出力手段と、前
記基準電圧生成手段からの基準電圧と合成電圧生成出力
手段から出力される合成電圧とを比較する電圧比較手段
と、前記電圧比較手段からの比較結果に基づいて電源回
路の異常を判断する異常判断手段とを備えたことをその
要旨とする。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明において、基準電圧生成手
段は予め定められた基準電圧を出力する。合成電圧生成
出力手段は複数の電源回路の電圧を合成して合成電圧を
出力する。電圧比較手段は合成電圧生成出力手段から出
力される合成電圧と基準電圧生成手段から出力される基
準電圧とを比較する。異常判断手段は電圧比較手段から
の比較結果に基づいて電圧回路の異常を判断する。
【0017】請求項2記載の発明において、基準電圧生
成手段は予め定められた基準電圧を出力する。合成電圧
生成出力手段は2つの電源回路の電源電圧を合成して合
成電圧を出力する。電圧比較手段は合成電圧生成出力手
段から出力される合成電圧と基準電圧生成手段から出力
される基準電圧とを比較する。異常判断手段は電圧比較
手段からの比較結果に基づいて電圧回路の異常を判断す
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1に
基づいて説明する。電源装置1の内部には直流の電圧V
1 ,V2 がそれぞれ異なる電源回路2,3がそれぞれ設
けられ、電源回路2は出力端子S+1,S-1に接続されて
いる。同様に、電源回路3は出力端子S+2,S-2に接続
されている。又、電源回路2,3には図示しない共通の
発電装置に接続されており、この発電装置により電源回
路2,3は常に一定の電圧V1 ,V2 を出力するように
なっている。
【0019】電源装置1の出力端子S+1,S-1,S+2,
S-2は配線L+1,L-1,L+2,L-2を介して制御回路4
の入力端子N+1,N-1,N+2,N-2に接続されている。
従って、入力端子N+1,N-1,N+2,N-2には電源回路
2,3の電圧V1 ,V2 がそれぞれ供給されるようにな
っている。そして、電圧V1 ,V2 に対応した制御回路
4内の図示しないそれぞれの負荷が入力端子N+1,N-
1,N+2,N-2にそれぞれ接続され、該負荷が動作する
ようになっている。
【0020】又、入力端子N+1,N+2には制御回路4内
に設けられた電源電圧監視装置5が接続されている。電
源電圧監視装置5は合成電圧生成出力手段としての合成
電圧生成出力回路6と、基準手段生成手段としての基準
電圧生成回路7と、電圧比較手段としての比較器8と、
異常判断手段としての異常判断回路9とから構成されて
いる。
【0021】合成電圧生成出力回路6は直列接続された
抵抗R10,R11により構成されている。そして、抵抗R
10の一端は入力端子N+1に接続され、抵抗R11の他端は
入力端子N+2に接続されている。又、基準電圧生成回路
7は直列接続された抵抗R12及びツェナーダイオード1
0とから構成されている。そして、抵抗R12の一端は入
力端子N+1に接続され、ツェナーダイオード10の他端
は接地されている。
【0022】比較器8の負極端子は基準電圧生成回路7
の抵抗R12とツェナーダイオード10との間に接続さ
れ、ツェナーダイオード10によって生成される基準電
圧Vref が比較器8の負極端子に入力されるようになっ
ている。又、この基準電圧Vref は電源回路2,3の電
圧V1 ,V2 が変動しても変化しないようになってい
る。
【0023】比較器8の正極端子は合成電圧生成出力回
路6の抵抗R10,R11との間に接続されている。そし
て、抵抗R10,R11は電源回路2,3から出力される電
圧V1,V2 の変動に基づいて合成電圧VINは変動し、
その合成電圧VINを比較器8の正極端子に出力するよう
になっている。
【0024】又、比較器8の正極端子に入力される合成
電圧VINはVIN={R11/(R10+R11)}・(V1 −
V2 )+V2 にて求められる。従って、比較器8の正極
端子に入力される合成電圧VINが基準電圧Vref より常
に高くなるように抵抗R10〜R13の値が設定されたり、
ツェーナーダイオード10が選択されている。
【0025】そして、比較器8は合成電圧VINの電圧よ
り基準電圧Vref の電圧の方が低いと、Hレベルを異常
判断回路9に出力するようになっている。異常判断回路
9は比較器8からHレベルが出力されている場合は電源
回路2,3が正常であると判断するようになっている。
【0026】ここで、配線L+1,L-1,L+2,L-2の断
線、ショート又は電源回路2,3が故障すると、電源回
路2,3の電圧V1 又は電圧V2 が低下する。すると、
合成電圧生成出力回路6から出力される合成電圧VINは
基準電圧Vref より低くなるように抵抗R10〜R13の値
が設定されたり、ツェーナーダイオード10が選択され
ている。
【0027】従って、比較器8の正極端子に入力される
合成電圧VINよりも負極端子に入力される基準電圧Vre
f が高くなるので、該比較器8は異常判断回路9にLレ
ベルを出力するようになっている。そのため、異常判断
回路9は比較器8から出力されるLレベルに基づいて電
源回路2,3に異常が発生していると判断し、図示しな
い報知手段によりその異常を知らせるようになってい
る。
【0028】次に、上記のように構成された電源電圧監
視装置5の作用について説明する。電源装置1における
電源回路2,3の電圧V1 ,V2 は制御回路4の入力端
子N+1,N-1,N+2,N-2に入力される。そして、電圧
V1 ,V2 に対応した制御回路4内の図示しないそれぞ
れの負荷が入力端子N+1,N-1,N+2,N-2にそれぞれ
接続され、該負荷が動作する。
【0029】又、電源電圧監視装置5の合成電圧生成出
力回路6は合成電圧VINを生成し、比較器8の正極端子
に出力する。そして、基準電圧生成回路7は常に一定と
なる基準電圧Vref を生成し、比較器8の負極端子に出
力する。このとき、基準電圧Vref より合成電圧VINの
方が高くなるように設定されているため、比較器8はH
レベルを異常判断回路9に出力する。
【0030】異常判断回路9は比較器8からのHレベル
に基づいて電源回路2,3が正常であることを判断す
る。そのため、図示しない報知手段は動作しない。ここ
で、配線L+1,L-1又は配線L+2,L-2が断線したりシ
ョートすると、電源回路2の電圧V1 又は電源回路3の
電圧V2 が低下する。すると、合成電圧生成出力回路6
の合成電圧VINが基準電圧生成回路7の基準電圧Vref
より低くなる。そのため、比較器8はLレベルを異常判
断回路9に出力する。
【0031】従って、異常判断回路9は比較器8からの
Lレベルに基づいて電源回路2,3に異常が発生してい
ると判断する。そのため、異常判断回路9は図示しない
報知手段によりその異常を知らせる。更に、配線L+1,
L-1又は配線L+2,L-2が断線したりショート以外に、
電源回路2又は電源回路3自身の故障により電源V1又
は電源V2 のいずれか一方が低下してもその異常を検出
することができる。
【0032】例えば、V1 =24V、V2 =8Vとし、
Vref =15V、抵抗R10=22kΩ、抵抗R11=20
kΩ、抵抗R12=10kΩとした場合、合成電圧VINは
VIN=15.6Vとなる。従って、基準電圧Vref より
合成電圧VINの方が高くなるため、比較器8は異常判断
回路9にHレベルを出力する。この結果、異常判断回路
9は電源回路2,3が正常であることを判断する。
【0033】ここで、電源回路2の電圧V1 のみがV1
=22Vに低下した場合、Vref =15V、合成電圧V
IN=14.7Vとなる。従って、基準電圧Vref より合
成電圧VINの方が低くなるため、比較器8は異常判断回
路9にLレベルを出力する。この結果、異常判断回路9
は電源回路2,3に異常が発生していることを判断し、
図示しない報知手段によりその異常を知らせる。
【0034】更に、電源回路3の電圧V2 のみがV2 =
6.5Vに低下した場合、Vref =15V、合成電圧V
IN=14.8Vとなる。従って、基準電圧Vref より合
成電圧VINの方が低くなるため、比較器8は異常判断回
路9にLレベルを出力する。この結果、異常判断回路9
は電源回路2,3に異常が発生していることを判断し、
図示しない報知手段によりその異常を知らせる。
【0035】従って、電源装置1における電源回路2,
3の少なくとも一方に異常が発生した場合、電源電圧監
視装置5はその異常を検出して知らせる。又、2つの電
源回路2,3に対して比較器8を1つにすることができ
る。
【0036】この結果、従来とは異なり、電源回路2,
3が2つになっても比較器8を1つにすることができる
ので、電源回路2,3の増加によって電源電圧監視装置
5を構成する回路基板の大型化を抑え、電源電圧監視装
置5の小型化を図ることができる。
【0037】本実施例においては、発電装置に接続され
常に一定の電圧V1 ,V2 が出力される電源回路2,3
を監視を監視する電源電圧監視装置5に具体化したが、
バッテリーの放電により電圧が低下したことを監視する
電源電圧監視装置5として使用することも可能である。
【0038】本実施例は、2つの電源回路2,3の電源
電圧を監視する電源電圧監視装置5としたが、次のよう
な電源電圧監視装置5に具体化することも可能である。
尚、前記実施例と同一のものに関しては同一番号を付し
てその詳細な説明を省略する。
【0039】図2に示すように、電源回路としてのバッ
テリー20の正極が合成電圧生成回路6の抵抗R20の一
端に接続されている。又、抵抗R20の他端は抵抗R21と
直列接続され、該抵抗R21の他端はバッテリー21の正
極と接続されている。
【0040】前記抵抗R20と抵抗R21との間には抵抗R
22の一端が接続されている。抵抗R22の他端は抵抗R23
と直列接続され、該抵抗R23の他端はバッテリー22の
正極に接続されている。そして、抵抗R22と抵抗R23と
の間には抵抗R24の一端が接続されている。抵抗R24の
他端は抵抗R25と直列接続され、該抵抗R25の他端はバ
ッテリー23の正極に接続されている。
【0041】従って、抵抗R20,R21によりバッテリー
20,21の合成電圧V20が抵抗R22の一端に入力され
る。そのため、抵抗R22,R23により合成電圧V20とバ
ッテリー22の合成電圧V21が抵抗R24の一端に入力さ
れる。更に、抵抗R24,R25により合成電圧V21とバッ
テリー23の合成電圧VINが比較器8の正極端子に入力
される。
【0042】そして、この合成電圧VINより基準電圧生
成回路7から出力される基準電圧Vref の方が低くなる
ように抵抗R20〜R25の抵抗値等が予め設定されてい
る。尚、バッテリー20〜23から常に一定の電圧V1
〜V4 が出力されるが、この電圧V1 〜V4 は全て異な
った値となっている。
【0043】従って、バッテリー20〜23の電圧V1
〜V4 が一定となった状態においては、比較器8の正極
端子に入力される合成電圧VINが基準電圧生成回路7よ
り高くなっているので、該比較器8はHレベルを異常判
断回路9に出力する。
【0044】ここで、バッテリー20〜23の少なくと
も1つに異常が発生し、電圧V1 〜V4 が低下すると、
合成電圧VINより基準電圧Vref の方が高くなるので、
比較器8はLレベルを異常判断回路9に出力する。従っ
て、異常判断回路9は比較器8からのLレベルに基づい
てバッテリー20〜23に異常が発生していると判断
し、図示しない報知手段にてその異常を知らせる。
【0045】従って、上記実施例の2つの電源回路2,
3の組合せより電源の数が増えた場合も電源電圧監視装
置5の構成は抵抗の数が増えるだけで比較器8の数は増
えない。この結果、大型化及びコストを抑えて小型化を
図った電源電圧監視装置5を提供することができる。
又、バッテリーの数が増減しても、その分直列接続され
た抵抗を増減するだけで柔軟に対応することができる。
【0046】この他に、図3に示すように、合成電圧生
成出力回路6を直列接続された4つの抵抗R20〜R23に
より構成する。そして、抵抗R20の一端をバッテリー2
0の正極に接続し、抵抗R20と抵抗R21との間にバッテ
リー21の正極を接続する。又、抵抗R21と抵抗R22と
の間にバッテリー22の正極を接続し、抵抗R22と抵抗
R23との間にバッテリー23の正極を接続する。更に、
抵抗R23の他端にバッテリー24の正極を接続する。
【0047】又、比較器8の正極端子は抵抗R21と抵抗
R22との間に接続されている。従って、比較器8の正極
端子には抵抗20〜R23に基づいてバッテリー20〜24
の電圧V1 〜V5 の合成電圧VINが出力されるようにな
っている。
【0048】そして、この合成電圧VINより基準電圧生
成回路7から出力される基準電圧Vref の方が低くなる
ように抵抗R20〜R23の抵抗値等が予め設定されてい
る。尚、バッテリー20〜24の電圧V1 〜V5 は全て
異なった値となっている。
【0049】従って、バッテリー20〜24の少なくと
も1つの電圧V1 〜V5 が低下した場合、合成電圧VIN
が基準電圧Vref より低くなるので異常判断回路9はそ
の異常を知らせる。
【0050】この結果、上記の別例に比べ抵抗の数を減
らすことができるので、電源電圧監視装置5の構成のコ
ンパクト化を図ることができる。又、比較器8の正極端
子を抵抗R21と抵抗R22との間に接続したが、この他に
抵抗R20と抵抗R21とのあいだや抵抗R22と抵抗R23と
のあいだに接続してもよい。この場合、合成電圧VINが
基準電圧Vref より高くなるように基準電圧Vref や抵
抗R20〜R23の調整を行う必要がある。
【0051】更に、図4に示すように、抵抗R20と抵抗
R21とを直列接続し、抵抗R20の一端にバッテリー20
の正極を接続し、抵抗R21の他端にバッテリー21の正
極を接続する。又、抵抗R22と抵抗R23とを直列接続
し、抵抗R22の一端にバッテリー22の正極を接続し、
抵抗R23の他端にバッテリー23の正極を接続する。
【0052】そして、抵抗R24と抵抗R25とを直列接続
し、抵抗R24の一端を抵抗R20と抵抗R21の間に接続す
る。又、抵抗R25の他端を抵抗R22と抵抗R23との間に
接続する。
【0053】従って、抵抗R24の一端には抵抗R20とR
21とに基づいてバッテリー20,21の電圧V1 ,V2
の合成電圧V20が入力される。又、抵抗R25の他端には
R22と抵抗R23とに基づいてバッテリー22,23の電
圧V3 ,V4 の合成電圧V21が入力される。
【0054】そして、比較器8の正極端子には抵抗R2
4,R25に基づいて合成電圧V20,V21の合成電圧VIN
が入力される。この合成電圧VINが基準電圧Vref より
高くなるように抵抗R20〜R25が予め選択されている。
【0055】この構成によっても少なくとも1つのバッ
テリー20〜24の電圧V1 〜V4が低下すればその異
常を検出して知らせることができる。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
圧がそれぞれ異なる電源回路が増加しても、その電源回
路の電圧を監視する電源電圧監視装置が大型にならない
ようにすることができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電源電圧監視装置を示す電気回路図で
ある。
【図2】別例となる電源電圧監視装置の電気回路図であ
る。
【図3】別例となる電源電圧監視装置の電気回路図であ
る。
【図4】別例となる電源電圧監視装置の電気回路図であ
る。
【図5】従来の電源電圧監視装置の電気回路図である。
【符号の説明】
2,3…電源回路、5…電源電圧監視装置、6…合成電
圧生成出力手段としての合成電圧生成出力回路、7…基
準電圧生成手段としての基準電圧生成回路、8…電圧比
較手段としての比較器、9…異常判断手段としての異常
判断回路、VIN…合成電圧、V1 ,V2 …電圧、Vref
…基準電圧
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】この他に、図3に示すように、合成電圧生
成出力回路6を直列接続された4つの抵抗R20〜R23
と、抵抗R21と抵抗R22との間に一端が接続された抵抗
R24とにより構成する。そして、抵抗R20の一端をバッ
テリー20の正極に接続し、抵抗R20と抵抗R21との間
にバッテリー21の正極を接続する。又、抵抗R24の他
にバッテリー22の正極を接続し、抵抗R22と抵抗R
23との間にバッテリー23の正極を接続する。更に、抵
抗R23の他端にバッテリー24の正極を接続する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】又、比較器8の正極端子は抵抗R21と抵抗
R22との間に接続されている。従って、比較器8の正極
端子には直列接続された抵抗R20〜R23と、抵抗R21,
R22間に接続された抵抗R24とによりバッテリー20〜
24における電圧V1〜V5の合成電圧VINが出力され
るようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧がそれぞれ異なった複数の電源回路
    の電圧を監視する電源電圧監視装置において、 予め定められた基準電圧を生成する基準電圧生成手段
    と、 電圧がそれぞれ異なった電源回路の電圧を合成して合成
    電圧を出力する合成電圧生成出力手段と、 前記基準電圧生成手段からの基準電圧と合成電圧生成出
    力手段からの合成電圧とを比較する電圧比較手段と、 前記電圧比較手段の比較結果に基づいて電源回路の異常
    を判断する異常判断手段とを備えた電源電圧監視装置。
  2. 【請求項2】 電源電圧がそれぞれ異なった2つの電源
    回路の電源電圧を監視する電源電圧監視装置において、 予め定められた基準電圧を生成する基準電圧生成手段
    と、 2つの電源回路の電源電圧を合成して合成電圧を出力す
    る合成電圧生成出力手段と、 前記基準電圧生成手段からの基準電圧と合成電圧生成出
    力手段から出力される合成電圧とを比較する電圧比較手
    段と、 前記電圧比較手段からの比較結果に基づいて電源回路の
    異常を判断する異常判断手段とを備えた電源電圧監視装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103474954A (zh) * 2013-10-10 2013-12-25 济南沃尔电子有限公司 一种基于三端可调分流基准源的过压及欠压保护电路
CN105610129A (zh) * 2015-12-25 2016-05-25 广州金升阳科技有限公司 采样电路及过、欠压保护控制电路
JP2017163634A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社 スイッチングレギュレータ

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