JPH0765149A - 人物認識装置 - Google Patents

人物認識装置

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JPH0765149A
JPH0765149A JP21285793A JP21285793A JPH0765149A JP H0765149 A JPH0765149 A JP H0765149A JP 21285793 A JP21285793 A JP 21285793A JP 21285793 A JP21285793 A JP 21285793A JP H0765149 A JPH0765149 A JP H0765149A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理による人物の認識を確実にする。 【構成】 比較部5により異なるフレームの画像から検
出された動く領域の情報を2値に変換する。2値に変換
された情報を処理して、最大Y軸投影座標抽出部11に
より頭頂位置を求め、これを基準として頭幅抽出部12
により顔候補位置を検出し、この情報とエッジ検出部1
4からの情報により顔特徴抽出判定部13において人物
の顔を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動く物体、特に人物の
認識を確実にすることができるようにした画像処理装置
の改良に関するもので、テレビドアホン,テレビ電話,
テレビ会議装置,監視装置等の自動的に人間を認識する
人物センサとして利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、人体を検知するセンサとしては、
人体から発せられる赤外線を検知するセンサや、超音波
や電波あるいは光などの反射や遮断特性を利用したセン
サなどがある。しかし、それらはいずれも人体を間接的
に検知するものであり、正確に人物そのものを検知する
ものではなく、人体以外の動物やその他の移動物体に対
しても検知してしまっている。
【0003】また、画像を利用した方法としては、山本
他により述べられているように(1991 IEEE THPM 14.5
)、入力画像の連続しているフレームの画像間差分を
求めることで動く領域を求め、その領域が大きい部分を
人体領域とし、動く領域の最上部を人体の頭頂部として
認識している。しかし、この場合においても、人体以外
の物体や人体の一部(手など)の動きを人体の顔が動い
ていると検出してしまっており、適切な動作を行なうに
至っていない。
【0004】そこで、本出願人の平成5年6月24日出
願に係る特願平5−153933「画像処理装置」(以
下先願という)に述べられているように、人体の顔特徴
情報の一種である頬の縦線および眉毛や目などの横線を
利用して、顔を検知する方法が考案されている。
【0005】図8は、先願の技術を要約したブロック図
である。CCDカメラなどにより撮像された画像信号1
は、画像メモリ2,絶対差分部3,しきい値決定部4,
エッジ検出部14等に入力される。画像メモリ2の出力
は、絶対差分部3に入力され、絶対差分部3およびしき
い値決定部4の出力は、比較部5に入力される。エッジ
検出部14の出力は顔特徴抽出判定部13に入力され
る。比較部5の出力は、X軸濃度投影部6,Y軸濃度投
影部10,頭幅抽出部12,顔特徴抽出判定部13等に
入力される。X軸濃度投影部6の出力は、最大X軸投影
座標抽出部7に供給され、さらにその出力はY軸濃度投
影部10に供給され、その出力は最大Y軸投影座標抽出
部11に供給され、その出力は頭幅抽出部12に供給さ
れ、その出力は顔特徴抽出判定部13に入力される。顔
特徴抽出判定部13の出力は顔判定結果16となる。
【0006】各部については、前述の先願の明細書に詳
細に述べられているので説明を省略する。
【0007】次にこの装置の動作を図8,図9(a),
(b)および(c)について説明する。
【0008】まず、CCDカメラなどにより入力された
画像信号1を画像メモリ2に記録する。
【0009】(モード1) 図9(a)に示すように、
nフレーム後(nは条件に応じて変化する)にCCDカ
メラなどより入力された画像信号1と、画像メモリ2に
記録してあった先のフレームの画像データとの絶対差分
すなわち画像の動く領域を絶対差分部3により求め、動
く領域が検出される。その差分値を、入力画像に応じて
しきい値決定部4により定められたあるしきい値で、比
較部5により2値化する。さらに、その2値化された内
容をX軸濃度投影部6でX軸に対して濃度投影(同じX
座標の値を累積計算する)をし、最大X軸投影座標抽出
部7で濃度投影データの中で最大の水平長さのX座標
(Xa11,Xb11)を求める。このようにして動く
物体の水平位置が検出される。
【0010】(モード2) 次に図9(b)に示される
ように、求めたX座標(Xa11,Xb11)の内包区
間(X座標 Xa11〜Xb11)での2値化された内
容を、Y軸濃度投影部10でY軸に濃度投影を行ない、
最大Y軸投影座標抽出部11で投影されたデータの中で
最大垂直長さのY座標の最上部(Ytop)を求める。
ここでYtopが人体の頭頂座標となり、頭頂位置が検
出される。
【0011】(モード3) 図9(c)に示されるよう
に、頭幅抽出部12でYtopをサーチ開始点として2
値化されている領域を下方向にサーチすることで、人体
の頭幅のX座標(Xa12,Xb12)を求める。これ
により顔候補位置が検出される。
【0012】(モード4) 最後に顔特徴抽出判定部1
3で求められた頭幅のX座標(Xa12,Xb12)お
よび頭頂座標(Ytop)を元にして定められた人体の
顔候補位置について、画像信号1からエッジ検出部14
により作成されたエッジ情報を調べる。すなわち、人体
の顔特徴情報である頬の縦線および眉毛や目などの横線
に相当する情報が含まれているかを分析することで、正
しく人体の頭部が検出できているかどうかの判定を行な
う。なお本明細書において、人体の首から上を頭部とい
い頭部の表面を顔という。
【0013】本発明は、この先願のような装置におい
て、人物の認識をさらに確実にするためのものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述の先願では、連続
した画像信号の絶対差分で作成された動く領域の最上部
を人体の頭頂座標と定めている。そこで、対象となる人
物の頭の上に何らかの物体がある場合、たとえば傘をさ
しているような場合を考えると、連続した画像信号の絶
対差分で作成された動く領域は、図10に示されるよう
に傘の画像領域も当然のことながら人体と同様に動く領
域となって作成される。そして従来技術の手法を用いて
動く領域を2値化し、その2値化された内容をX軸に対
して濃度投影することで動く領域のX座標を求めた後、
2値化された内容をY軸に濃度投影を行ない、投影され
たデータの中で最大垂直長さのY座標の最上部すなわち
人体の頭頂座標を求めると、図10に示すように求めら
れた座標(Ytop)は、人体の頭頂座標ではなく傘の
上端座標となってしまう。したがって、その後求められ
た頭頂座標(正しくは傘の上端座標)を用いて作成され
る人体の顔候補位置は全く本来の人体の頭部位置とは異
なってしまい、人体の顔特徴情報である頬の縦線および
眉毛や目などの横線に相当する情報がその候補位置には
含まれていないため人体の検出ができない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の装置において
は、ある基準位置を決定する手段により基準位置を求
め、この基準位置から2値画像の水平長さを判定して動
き物体の顔候補位置を検出するようにした。基準位置と
しては頭頂位置を用いる場合と、胴体の一部を通る基準
位置を用いる場合とがある。頭頂位置を用いる場合は、
2値画像の特性により人体以外のものの影響を先に排除
して頭頂位置を基準にして顔候補位置を検出し、胴体の
一部を通る基準位置を用いる場合は、2値画像の特性に
より顔候補位置を検出しその後の人体以外のものの影響
を排除する。
【0016】
【作用】本発明によれば、2値画像の特性により人体以
外のもの、たとえば傘の影響を排除し、顔候補位置を適
切に判定できる。
【0017】
【実施例】まず第1の実施例について説明する。前述の
先願の技術で求められた動く領域のX座標は、対象とな
る人物が傘をさしているような状況においては、人体と
傘の両者を含んだ領域となっている。さらに、傘は本体
表面がほとんど同等の色調である特性があるので、連続
した画像信号の絶対差分で作成された動く領域として抽
出されるのは、傘の端の部分がほとんどであり、傘の内
部部分では動く領域としてあまり抽出されない。それ
で、連続した画像信号の絶対差分で作成された動く領域
を、人体の頭頂位置から垂直に上方に向かって観察する
と、頭頂から動く領域として不連続の期間が存在した
後、傘の上端での動く領域が見つかるといった特性があ
るので、傘をさしている場合では、傘の位置の中央に人
体が存在する頻度が多いという特性も踏まえ、従来技術
で求められた動く領域のX座標からさらに狭い範囲であ
るところの中央部に新たなX座標を算出し、その新しい
X座標で制限される画像領域での動く領域に対してY軸
に濃度投影することで求めた動く領域の最上座標は、傘
に影響されることがなく正しく人体の頭頂位置を指し示
すこととなり、正確な人体の顔候補位置の算出を可能に
する。
【0018】ここで、傘をさしている場合では、傘の位
置の中央に人体が存在する頻度が多いという特性がある
と述べたが、傘の左右端に人体が存在する状況も十分考
えられる。そこで、従来技術で求められた動く領域のX
座標から人体が存在するところの新たなX座標を算出す
る際、動く領域をX軸に濃度投影して作成されたデータ
は、人体が存在する水平位置では明らかにそのデータ量
が増大することが観察されるので、従来技術で求められ
た動く領域のX座標に加えて、そのX軸に濃度投影して
作成されたデータ量がある一定値以上の領域であるX座
標を人体が存在するところの新たなX座標として採用す
ることで、傘の左右端に人体が存在するという状況にお
いても正確な人体の顔候補位置の算出を可能とする。
【0019】図1は第1の実施例のブロック図である。
図8の従来例と異なるところは、図8においては最大X
軸投影座標抽出部7が1個であったのに対し、図1にお
いては第1の最大X軸投影座標抽出部7−1と第2の最
大X軸投影座標抽出部7−2と2個設けられ、これらの
出力を供給される最大X軸投影物体中心座標抽出部8が
設けられていることである。
【0020】まず、図8の従来技術と同様に、CCDカ
メラなどにより入力された画像信号1を画像メモリ2に
記録し、nフレーム後(nは条件に応じて変化する)に
CCDカメラなどより入力された画像信号1と画像メモ
リ2に記録してあった画像データとの絶対差分すなわち
画像での動く領域を絶対差分部3により検出し、その差
分値を入力画像に応じてしきい値決定部4により定めら
れたあるしきい値で比較部5により2値化する。
【0021】ここで、nフレーム時間での動く物体の動
きが小さかった場合では、動く領域がうまく検出できな
かったり、動く部分の画像上での濃度差が不十分なため
1つの動く物体が複数の動く領域に分離されてしまうこ
とがあるが、そのための対応として、nフレームの時間
設定のコードおよび画像の平滑化や積分化などの対応が
なされているものとする。
【0022】次に、動く物体水平位置検出手段について
説明する。前述のように2値化された内容をX軸濃度投
影部6でX軸に対して濃度投影(同じX座標の値を累積
計算する)したデータを求める。そして第1の最大X軸
投影座標抽出部7−1で、その濃度投影したデータの中
でその水平長さは最大であるX座標(図2Xa1,Xb
1)を求める。ここで水平長さが最大である座標を求め
た理由は、一番主要な動く物体以外の細かな物体(たと
えば、その主要物体以外の小さな移動物など)を排除し
て、主要な動く物体を1つだけとらえるようにしている
ためである。この際図2および図3に示すように対象と
なる人物が傘をさしているような場合には、ここで求め
たX座標(Xa1,Xb1)には対象となる人物に加え
て傘自体の動きも含まれている。
【0023】次に水平中心位置算出手段について説明す
る。対象となる人物の座標を抽出するために、最大X軸
投影物体中心座標抽出部8で、求めたX座標(Xa1,
Xb1)より物体の水平中心座標Xcを求め、さらに物
体の予測X座標(Xa3,Xb3)を求める。ここで、 Xc=(Xa1+Xb1)/2 … (1) Xa3=Xc−Hw/2 Xb3=Xc+Hw/2 Hw:人物の顔の予測幅(固定値) ただしこの方法では、図2のように対象となる人物が傘
の中心に位置している場合では有効であるが、図3のよ
うに対象となる人物が傘を動かし傘の中心からずれてい
ると、正しく人物の位置が求められない。その対応とし
て、第2の最大X軸投影座標抽出部7−2で、その濃度
投影したデータがある一定値TH以上のデータに対し
て、その濃度投影データの水平長さは最大であるX座標
(Xa2,Xb2)を求めるようにする。そして求めた
X座標(Xa2,Xb2)を最大X軸投影物体中心座標
抽出部8に与えることにより、物体の水平中心座標Xc
は、 Xc=(Xa2+Xb2)/2 … (2) で正しく対象となる人物の水平中心座標が求まり、以降
は同様にして物体の予測X座標(Xa3,Xb3)を求
める。(1)式で求めたXcと(2)式で求めたXcが
一致しないときは、THを変化させて一致点を求めるか
あるいは第2の最大X軸投影座標抽出部7−2の出力を
優先させる。または第2の最大X軸投影座標抽出部7−
2のみとすることもできる。
【0024】次に、頭頂位置検出手段について説明す
る。図4に示されるように、求めたX座標(Xa3,X
b3)の内包区間(X座標 Xa3〜Xb3)に対しての
み2値化された動く領域を、Y軸濃度投影部10でY軸
に濃度投影を行ない、そして最大Y軸投影座標抽出部1
1で投影されたデータの中で最大垂直長さのY座標の最
上部(Ytop)を求める。ここで、布などが張られて
いる傘の内部部分では画像としては濃度値の変化が少な
いので、傘での2値化された動く領域として表れるのは
ほとんど傘の輪郭の部分である。したがって図4に示す
ように、水平座標が物体(人物の)水平中心座標Xcで
ある座標についての動く領域を見ると、傘による動く領
域部分(a)と人体による動く領域部分(b)の間に
は、動く領域が不連続になる部分が存在するので、その
Y軸に濃度投影を行なったところのデータとしても、動
く領域部分(c)と人体による動く領域部分(d)の間
にも不連続部分が出てくることになるが、(c)の長さ
は(d)の長さよりも短い。投影されたデータの中で最
大垂直長さである(d)のY座標の最上部(Ytop)
を最大Y軸投影座標抽出部11で求めると、対象となる
人物が傘をさしている場合であっても、正しく人体の頭
頂座標Ytopが求まることになる。
【0025】次に、顔候補位置検出手段について述べ
る。頭幅抽出部12で、図5に示すようにYtopをサ
ーチ開始点として2値化されている領域を下方向にサー
チして、Ytopからサーチ距離L1 とその垂直位置で
の2値化された動く領域の長さL2 などより、人体の顔
幅のX座標(Xa4,Xb4)を求める。
【0026】最後に求められた顔幅のX座標(Xa4,
Xb4)および頭頂座標(Ytop)を顔特徴抽出判定
部13に入力し、X座標(Xa4,Xb4)および頭頂
座標(Ytop)で定められた人体の顔候補領域につい
て、画像信号1からエッジ検出部14により作成された
画像信号のエッジ情報(エッジの方向,強さなど)を調
べることにより、人体の顔特徴情報である頬の縦線およ
び眉毛や目などの横線に相当する情報が、人体の顔候補
領域に正しく含まれているかどうかを分析することで、
正しく人体の頭部が検出できているかどうかの判定を行
なう。
【0027】前述の手法は、X軸に対して濃度投影した
データを利用して、頭頂位置を基準として人物の顔候補
領域を求めているが、他の手法としてY軸に対して濃度
投影したデータを利用する胴体の一部を通る基準位置に
よる方法も考えられる。
【0028】以下第2の実施例について説明する。連続
した画像信号の絶対差分で作成された動く領域を従来技
術と同一の手法で動く領域のX座標を求めた後、そのX
座標で制限される画像領域での動く領域に対して、Y軸
に濃度投影することで求めた動く領域の最大座標のたと
えば1/2の垂直方向高さに相当する位置を求めると、
その垂直高さ位置には動く物体が人体であるならば、人
体の胴体部分が存在することが予測できるので、その垂
直高さ位置を基準として、垂直に上方向に動く領域を検
索し、各水平位置での動く領域の水平長さを判定するこ
とで、人体の胴体部から頭部に至る箇所での動く領域の
水平長さの顕著な変化を検出することで、正確な人体の
顔候補位置の算出を可能にすることができる。
【0029】図6は第2の実施例のブロック図である。
図1の第1の実施例と異なるところは、最大X軸投影座
標抽出部7を1個とし、最大X軸投影物体中心座標抽出
部を除き、垂直中心座標抽出部15を頭幅抽出部12と
比較部5との間に介在させ、最大Y軸投影座標抽出部1
1からの情報を垂直中心座標抽出部15に供給するよう
にしたことである。
【0030】まず、従来技術と同様にして、CCDカメ
ラなどにより入力された画像信号1を画像メモリ2,絶
対差分部3,しきい値決定部4,比較部5,X軸濃度投
影部6,最大X軸投影座標抽出部7により2値化された
動く物体のX座標(図7Xa1,Xb1)を求め動き物
体水平位置を検出する。そして求められたX座標(Xa
1,Xb1)の内包区間(X座標 Xa1〜Xb1)に
対してのみ2値化された動く領域を、Y軸濃度投影部1
0でY軸に濃度投影を行ない、そして最大Y軸投影座標
抽出部11で、投影されたデータの中で最大垂直長さの
Y座標の最上部(Ytop1)を求める。
【0031】次に垂直基準位置算出手段について説明す
る。Y座標の最上部(Ytop1)を垂直中心座標抽出
部15に与えることにより、次の式のように物体の垂直
中心座標Ycを求める。
【0032】Yc=Ytop1×1/2 すると図7を参照してわかるように、動く物体が人物で
あるならば、垂直中心座標Ycは人体の胴体部分をとら
えていることになる。この垂直中心座標Ycを垂直基準
位置として顔候補位置を検出することになる。なお垂直
基準位置は、人物の胴体を通っておればよいのでYto
p1に乗算する係数は適宜変更することができる。
【0033】次に頭幅抽出部12で、Ycをサーチ開始
点として2値化されている領域を上方向にサーチし、そ
のサーチしている垂直位置での2値化された動く領域の
長さ(e)を調べ、サーチ開始点である垂直中心座標Y
cでの2値化された動く領域の長さ(f)と、その部分
からサーチされた動く領域の長さ(e)との比率や、各
サーチ位置における動く領域の長さ(e)の変化量を用
いて、人体の胴体部分から顔部分の位置を見つけていく
手法により、人体の顔幅のX座標(Xa4,Xb4)お
よび頭頂座標Ytop2を求める。すると、対象となる
人物が傘をさしているような状況においても、傘の動き
による2値化された動く領域に関係なく、人体の顔候補
領域が求まる。最後に、求められた顔幅のX座標(Xa
4,Xb4)および頭頂座標(Ytop2)を顔特徴抽
出判定部12に入力し、X座標(Xa4,Xb4)およ
び頭頂座標(Ytop2)で定められた人体の顔候補領
域について、画像信号1からエッジ検出部14により作
成された画像信号のエッジ情報(エッジの方向,強さな
ど)を調べることにより、人体の顔特徴情報である頬の
縦線および眉毛や目などの横線に相当する情報が、人体
の顔候補領域に正しく含まれているかどうかを分析する
ことで、正しく人体の頭部が検出できているかどうかの
判定を行なうことができる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、対象となる人物が傘を
さしているような状況においても、傘のような物体の影
響を排除できるから、人体の顔候補位置を正確に検出で
きる。したがって、対象となる人物が傘をさしているよ
うな状況が見られる屋外での画像処理装置としての利用
が可能となり、より広範囲な応用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の機能の説明図である。
【図3】本発明の機能の説明図である。。
【図4】本発明の機能の説明図である。
【図5】本発明の機能の説明図である。
【図6】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図7】本発明の機能の説明図である。
【図8】従来例のブロック図である。
【図9】(a)〜(c)は、それぞれ図8の各モードの
説明図である。
【図10】図8の装置の機能の説明図である。
【符号の説明】
1 画像信号 2 画像メモリ 3 絶対差分部 4 しきい値決定部 5 比較部 6 X軸濃度投影部 7 最大X軸投影座標抽出部 8 最大X軸投影物体中心座標抽出部 10 Y軸濃度投影部 11 最大Y軸投影座標抽出部 12 頭幅抽出部 13 顔特徴抽出判定部 14 エッジ検出部 15 垂直中心座標抽出部 16 顔判定結果

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連の画像の異なるフレームの時間差分
    量を求めることで画像上での動く部分を検出する動く領
    域検出手段と、 その検出手段により求めた動く領域をある一定の条件に
    よるしきい値と比較し2値画像に変換する2値変化手段
    と、 その2値画像を水平方向に投影し動く物体の水平位置を
    検出する動く物体水平位置検出手段と、 検出した水平位置からその水平中心位置を求める水平中
    心位置算出手段と、 算出した水平中心位置に対してのみ2値画像を垂直方向
    に投影することで動く物体の頭頂位置を検出する頭頂位
    置検出手段と、 検出した水平位置および頭頂位置での2値画像に対して
    頭頂位置を基準位置としてこれより2値画像の水平長さ
    を判定することで動き物体の顔候補位置を検出する顔候
    補位置検出手段と、 求めた顔候補位置の情報より人物の判定認識をする顔特
    徴抽出判定部を有することを特徴とする人物認識装置。
  2. 【請求項2】 動く物体水平位置検出手段は、水平方向
    に投影した2値画像の積算量がある一定値以上である領
    域の水平位置を検出するようにされていることを特徴と
    する請求項1記載の人物認識装置。
  3. 【請求項3】 一連の画像の異なるフレームの時間差分
    量を求めることで画像上での動く部分を検出する動く領
    域検出手段と、 その検出手段により求められた動く領域をある一定の条
    件によるしきい値と比較し2値画像に変換する2値変換
    手段と、 その2値画像を水平方向に投影することで動く物体の水
    平位置を検出する動く物体水平位置検出手段と、 検出した水平位置に対してのみ2値画像を垂直方向に投
    影することで動く物体の垂直方向最上部を検出する最大
    Y軸投影座標抽出部と、 最大Y軸投影座標抽出部により検出された最大Y軸投影
    座標より動く物体の胴体を通る垂直基準位置を求める垂
    直基準位置算出手段と、 検出した水平位置での2値画像に対して2値画像の水平
    長さを垂直基準位置より判定していくことで動き物体の
    顔候補位置を検出する顔候補位置検出手段と、 求めた顔候補位置の情報より人物の判定認識をする顔特
    徴抽出判定部を有することを特徴とする人物認識装置。
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