JPH076492Y2 - 超音波気体流速流量測定装置 - Google Patents
超音波気体流速流量測定装置Info
- Publication number
- JPH076492Y2 JPH076492Y2 JP1106690U JP1106690U JPH076492Y2 JP H076492 Y2 JPH076492 Y2 JP H076492Y2 JP 1106690 U JP1106690 U JP 1106690U JP 1106690 U JP1106690 U JP 1106690U JP H076492 Y2 JPH076492 Y2 JP H076492Y2
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- Japan
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- pipe
- flow rate
- ultrasonic
- gas
- socket
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、管内を流過する気体に超音波を伝搬させて管
内気体の流速・流量を測定する装置に関するものであ
る。
内気体の流速・流量を測定する装置に関するものであ
る。
かかる超音波流速流量測定装置としては、例えば第５図
に示したように、気体を導通する配管１の周壁に、円筒
状のソケット2a,2bが配管１の周方向に180度隔てられか
つ配管１の軸線に対して適宜角度θだけ傾斜した状態で
同一直線上に所要寸法ｌ隔てられ、溶着等で対向配設さ
れ、また超音波送受波器として、超音波送受信素子であ
るプローブヘッド3a,3bを各端子箱4a,4bの先端に固定し
て形成され、プローブヘッド3a,3bがそれぞれソケット2
a,2b内にその軸線に沿わせて挿入されて気密に固定さ
れ、各プローブヘッド3a,3bの前端面は、その中央を配
管１の内周面に一致させ、かつ各プローブヘッド3a,3b
は互いに距離ｌを隔てて対向せしめられている。また、
各プローブヘッド3a,3bに対する送受信信号用のケーブ
ル5a,5bは、保護チューブ6a,6bに保護されてそれぞれの
一端が端子箱4a,4bを通してプローブヘッド3a,3bに連結
され、他端は制御部７に連結されている。
に示したように、気体を導通する配管１の周壁に、円筒
状のソケット2a,2bが配管１の周方向に180度隔てられか
つ配管１の軸線に対して適宜角度θだけ傾斜した状態で
同一直線上に所要寸法ｌ隔てられ、溶着等で対向配設さ
れ、また超音波送受波器として、超音波送受信素子であ
るプローブヘッド3a,3bを各端子箱4a,4bの先端に固定し
て形成され、プローブヘッド3a,3bがそれぞれソケット2
a,2b内にその軸線に沿わせて挿入されて気密に固定さ
れ、各プローブヘッド3a,3bの前端面は、その中央を配
管１の内周面に一致させ、かつ各プローブヘッド3a,3b
は互いに距離ｌを隔てて対向せしめられている。また、
各プローブヘッド3a,3bに対する送受信信号用のケーブ
ル5a,5bは、保護チューブ6a,6bに保護されてそれぞれの
一端が端子箱4a,4bを通してプローブヘッド3a,3bに連結
され、他端は制御部７に連結されている。
そして、このように対向配備されたプローブヘッド3a,3
bに、制御部７でコントロールされた超音波パルス信号
を交互に繰返し、各プローブヘッド3a,3b相互間の距離
ｌを送受信させ、配管１内をよぎって伝搬する超音波信
号の伝搬時間を測定して管内流速、流量を求めることが
できる。
bに、制御部７でコントロールされた超音波パルス信号
を交互に繰返し、各プローブヘッド3a,3b相互間の距離
ｌを送受信させ、配管１内をよぎって伝搬する超音波信
号の伝搬時間を測定して管内流速、流量を求めることが
できる。
しかしながら、このような従来装置にあっては次のよう
な問題点があった。すなわち、配管１内面が湿っていた
り、湿気体中の水分が配管１内で結露すると、第５図の
ように水滴が配管１内面をつたわってプローブヘッド
3a,3bに滴下したり、該ヘッド先端面を濡らしたり、
あるいはソケット2a,2b内部に侵入、滞留する。そし
て、の場合には衝突ノイズが発生し、では超音波の
伝搬路が妨げられて受圧レベルが極端に低下し、では
プローブヘッド3aから受信された超音波が滞留水及び配
管１を媒体として相手側プローブヘッド3bに達してしま
うため、正確な測定を行うことが困難となり、あるいは
測定不能の状態に陥ることがあった。また、このような
問題点は、プローブヘッド3a,3bをソケット2a,2bの内部
に引込めた場合にも生じていた。
な問題点があった。すなわち、配管１内面が湿っていた
り、湿気体中の水分が配管１内で結露すると、第５図の
ように水滴が配管１内面をつたわってプローブヘッド
3a,3bに滴下したり、該ヘッド先端面を濡らしたり、
あるいはソケット2a,2b内部に侵入、滞留する。そし
て、の場合には衝突ノイズが発生し、では超音波の
伝搬路が妨げられて受圧レベルが極端に低下し、では
プローブヘッド3aから受信された超音波が滞留水及び配
管１を媒体として相手側プローブヘッド3bに達してしま
うため、正確な測定を行うことが困難となり、あるいは
測定不能の状態に陥ることがあった。また、このような
問題点は、プローブヘッド3a,3bをソケット2a,2bの内部
に引込めた場合にも生じていた。
本考案は、環状又は半環状の部材を前記配管内面より突
出させ、該突出部によりプローブヘッド先端部を包囲す
ることにより、上記問題点を解決したものである。
出させ、該突出部によりプローブヘッド先端部を包囲す
ることにより、上記問題点を解決したものである。
本考案は、気体を導通する配管の周壁に互いに斜めに対
向してソケット部を配設し、これらソケット部内に超音
波送受信素子を対向配備し、該配管内を流過する気体を
よぎって前記超音波送受信素子間に伝搬する超音波の伝
搬時間を測定し配管内気体の流速、流量を求める装置に
おいて、前記ソケット部の先端部を延長して前記配管の
内面より突出させて環状突出部としたことを特徴とする
超音波気体流速流量測定装置である。
向してソケット部を配設し、これらソケット部内に超音
波送受信素子を対向配備し、該配管内を流過する気体を
よぎって前記超音波送受信素子間に伝搬する超音波の伝
搬時間を測定し配管内気体の流速、流量を求める装置に
おいて、前記ソケット部の先端部を延長して前記配管の
内面より突出させて環状突出部としたことを特徴とする
超音波気体流速流量測定装置である。
また本考案は、気体を導通する配管の周壁に互いに斜め
に対向してソケット部を配設し、これらソケット部内に
超音波送受信素子を対向配備し、該配管内を流過する気
体をよぎって前記超音波送受信素子間に伝搬する超音波
の伝搬時間を測定し配管内気体の流速、流量を求める装
置において、前記ソケット部の、配管内面の液滴流下方
向上側半分に、上側が厚肉で下側が薄肉の馬蹄形突出金
具を装着したことを特徴とする超音波気体流速流量測定
装置である。
に対向してソケット部を配設し、これらソケット部内に
超音波送受信素子を対向配備し、該配管内を流過する気
体をよぎって前記超音波送受信素子間に伝搬する超音波
の伝搬時間を測定し配管内気体の流速、流量を求める装
置において、前記ソケット部の、配管内面の液滴流下方
向上側半分に、上側が厚肉で下側が薄肉の馬蹄形突出金
具を装着したことを特徴とする超音波気体流速流量測定
装置である。
請求項１の考案では、配管内面に付着した液滴は、前記
環状突出部の外周面をつたわって流下するので、液滴が
前記送受信素子に落下したり、その先端面を濡らした
り、あるいはソケット内に流れ込むことがなくなる。
環状突出部の外周面をつたわって流下するので、液滴が
前記送受信素子に落下したり、その先端面を濡らした
り、あるいはソケット内に流れ込むことがなくなる。
請求項2,3の考案では、請求項１の考案の作用に加え
て、配管内面の液滴流下の向きと逆向きに気体が流れる
場合、気体が馬蹄形突出金具により案内され気流の乱れ
が防止されるので、気体流速流量の測定精度が請求項１
に比べて向上する。
て、配管内面の液滴流下の向きと逆向きに気体が流れる
場合、気体が馬蹄形突出金具により案内され気流の乱れ
が防止されるので、気体流速流量の測定精度が請求項１
に比べて向上する。
本考案の実施例を第１図及び第２図を参照しつつ説明す
ると、全体構成は前記第５図の従来例と変わるところな
く、同一符号は同一部分を示しており、ソケット2a,2b
の先端部を延長して配管１内面より突出させ、該環状突
出部２′によりプローブヘッド3a,3bの先端部を包囲し
たものである。
ると、全体構成は前記第５図の従来例と変わるところな
く、同一符号は同一部分を示しており、ソケット2a,2b
の先端部を延長して配管１内面より突出させ、該環状突
出部２′によりプローブヘッド3a,3bの先端部を包囲し
たものである。
そして、配管１内面の水滴は、第２図の矢印で示すよう
に前記突出部２′の外周面をつたわって流下するから、
上記した従来装置の問題点は的確に解消される。
に前記突出部２′の外周面をつたわって流下するから、
上記した従来装置の問題点は的確に解消される。
第３図に示す実施例は、第１図例に更に改良を加えたも
のであって、環状突出部２′は、液滴流下方向上側を配
管１内面より突出させ下側を配管１内面と同一とした傾
斜突出部となっているものである。この実施例では、環
状突出部２′,2′部分で気流の乱れが生じるが、プロー
ブヘッド部分には比較的気流の乱れがないので、第１図
例に比べ測定精度が向上する利点がある。
のであって、環状突出部２′は、液滴流下方向上側を配
管１内面より突出させ下側を配管１内面と同一とした傾
斜突出部となっているものである。この実施例では、環
状突出部２′,2′部分で気流の乱れが生じるが、プロー
ブヘッド部分には比較的気流の乱れがないので、第１図
例に比べ測定精度が向上する利点がある。
第４図の実施例は、前記ソケット2a,2b先端部位置の配
管１内面に馬蹄形金具８を装着すると共に、該金具８の
肉厚は液滴流下方向上側を大きく下側を小さくすること
により、プローブヘッド3a,3bの上半分を包囲すると共
に、気流の乱れをできるだけ防止するものであり、第３
図例と同等の効果が得られるものである。
管１内面に馬蹄形金具８を装着すると共に、該金具８の
肉厚は液滴流下方向上側を大きく下側を小さくすること
により、プローブヘッド3a,3bの上半分を包囲すると共
に、気流の乱れをできるだけ防止するものであり、第３
図例と同等の効果が得られるものである。
なお、上記各実施例は、配管１が鉛直方向に沿うように
超音波気体流速流量測定装置を設置した場合であるが、
配管１を傾斜させた状態で設置する場合にも同様の作用
効果が得られるものである。
超音波気体流速流量測定装置を設置した場合であるが、
配管１を傾斜させた状態で設置する場合にも同様の作用
効果が得られるものである。
請求項１の考案では、超音波送受信素子の先端部を配管
内面より突出する環状突出部により包囲し、配管内面の
液滴が前記突出部の外周面をつたわって流下する構成と
したから、衝突ノイズ信号は発生せず、正しい信号が伝
搬され、誤動作及び測定不能になることなく、しかも構
造がきわめて簡単で、生産性も向上するなどの実用上有
益なる効果を期待することができるものである。
内面より突出する環状突出部により包囲し、配管内面の
液滴が前記突出部の外周面をつたわって流下する構成と
したから、衝突ノイズ信号は発生せず、正しい信号が伝
搬され、誤動作及び測定不能になることなく、しかも構
造がきわめて簡単で、生産性も向上するなどの実用上有
益なる効果を期待することができるものである。
請求項2,3の考案では更に、配管内を流過する気流の乱
れを防止する構成としたから、上記効果に加え測定精度
が請求項１の考案より向上するものである。
れを防止する構成としたから、上記効果に加え測定精度
が請求項１の考案より向上するものである。
第１図は本考案の一実施例の要部を示す一部縦断面図、
第２図はそのII-II線による概略矢視図、第３図は別の
実施例の要部を示す一部縦断面図、第４図は更に別の実
施例の要部を示す一部縦断面図、第５図は従来例を示す
一部縦断全体図である。 １……測定配管、2a,2b……ソケット、２′……環状突
出部、3a,3b……プローブヘッド、4a,4b……端子箱、5
a,5b……ケーブル、6a,6b……保護チューブ、７……制
御部、８……馬蹄形金具。
第２図はそのII-II線による概略矢視図、第３図は別の
実施例の要部を示す一部縦断面図、第４図は更に別の実
施例の要部を示す一部縦断面図、第５図は従来例を示す
一部縦断全体図である。 １……測定配管、2a,2b……ソケット、２′……環状突
出部、3a,3b……プローブヘッド、4a,4b……端子箱、5
a,5b……ケーブル、6a,6b……保護チューブ、７……制
御部、８……馬蹄形金具。
Claims (3)
- 【請求項１】気体を導通する配管の周壁に互いに斜めに
対向してソケット部を配設し、これらソケット部内に超
音波送受信素子を対向配備し、該配管内を流過する気体
をよぎって前記超音波送受信素子間に伝搬する超音波の
伝搬時間を測定し配管内気体の流速、流量を求める装置
において、前記ソケット部の先端部を延長して前記配管
の内面より突出させて環状突出部としたことを特徴とす
る超音波気体流速流量測定装置。 - 【請求項２】前記環状突出部が、液滴流下方向上側を前
記配管内面より突出させ下側を配管内面と同一とした傾
斜突出部である請求項１記載の超音波気体流速流量測定
装置。 - 【請求項３】気体を導通する配管の周壁に互いに斜めに
対向してソケット部を配設し、これらソケット部内に超
音波送受信素子を対向配備し、該配管内を流過する気体
をよぎって前記超音波送受信素子間に伝搬する超音波の
伝搬時間を測定し配管内気体の流速、流量を求める装置
において、前記ソケット部の、配管内面の液滴流下方向
上側半分に、上側が厚肉で下側が薄肉の馬蹄形突出金具
を装着したことを特徴とする超音波気体流速流量測定装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1106690U JPH076492Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 超音波気体流速流量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1106690U JPH076492Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 超音波気体流速流量測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03104817U JPH03104817U (ja) | 1991-10-30 |
| JPH076492Y2 true JPH076492Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31514604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1106690U Expired - Lifetime JPH076492Y2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 超音波気体流速流量測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076492Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3175632B2 (ja) * | 1997-04-18 | 2001-06-11 | 松下電器産業株式会社 | シーンチェンジ検出方法およびシーンチェンジ検出装置 |
| JP5192884B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-05-08 | 大阪瓦斯株式会社 | 超音波式メータ装置 |
-
1990
- 1990-02-08 JP JP1106690U patent/JPH076492Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03104817U (ja) | 1991-10-30 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
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| R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
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| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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