JPH0764362A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0764362A
JPH0764362A JP5213085A JP21308593A JPH0764362A JP H0764362 A JPH0764362 A JP H0764362A JP 5213085 A JP5213085 A JP 5213085A JP 21308593 A JP21308593 A JP 21308593A JP H0764362 A JPH0764362 A JP H0764362A
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JP
Japan
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roller
belt
transfer material
conveyor belt
image
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JP5213085A
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English (en)
Inventor
Takeshi Todome
剛 留目
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、転写材の吸着状態が安定し転写不
良も生じない画像形成装置を提供する。 【構成】 本発明は、複数の像担持体に対応して設けら
れ各像担持体上に異なる色の画像を形成する複数の画像
形成手段と、各像担持体に搬送面が接触する状態に配置
され各像担持体に対して順次転写材を供給する搬送ベル
ト12とこの搬送ベルト12を各像担持体に沿って駆動
する従動側ローラ17及び原動側ローラ16を用いた駆
動部とを有する転写材搬送手段と、搬送ベルト12に対
して転写材8を吸着させる吸着手段とを具備した画像形
成装置で、吸着手段と、この吸着手段に対向する従動側
ローラ17との転写材搬送方向の相対位置を不変に保つ
ベルト長誤差吸収手段40を設けた。これにより、吸着
手段と従動側ローラ17との相対位置が常に一致するこ
とになり、転写材8を安定して搬送ベルトに吸着させる
ことができ、転写不良を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルカラー複写機やビ
ジネスカラー複写機等複数の感光体を用いて転写材上に
画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等のカラー指向に応え
て、フルカラー複写機が登場してきた。
【0003】このフルカラー複写機の画像形成方式の1
つに、感光体ドラムを4個用いる4連タンデム方式があ
る。
【0004】この方式は、4個の感光体ドラムを平行に
並べ、それぞれの感光体ドラム上に、イエロー,マゼン
ダ,シアン,ブラックのトナーを用いてトナー像を形成
し、1枚の画像形成媒体としての転写材に順次トナー像
を転写し、色重ねして、フルカラー画像を得る方式であ
る。
【0005】上述した4連タンデム方式では、搬送ベル
トにより搬送される転写材が、次々と4つの感光体ドラ
ムに接触してトナー像が転写される。また、フルカラー
画像の形成時以外の場合、例えば、黒色の画像のみ形成
する場合は、イエロー,マゼンダ,シアン用の3本の感
光体ドラムにはトナー像を形成せず、ブラック用の感光
体ドラムにのみトナー像を形成する。従って、ブラック
のトナーによるトナー像のみが転写材に転写され、黒色
のみの画像が得られる。
【0006】次に従来装置の搬送ベルト,従動ローラ及
び吸着ローラについて以下に説明する。
【0007】図9は搬送ベルト63が長い場合を、図1
0は搬送ベルト63が短い場合をそれぞれ示している。
【0008】即ち、図9,図10中、61は従動ロー
ラ、62は吸着ローラであり、この吸着ローラ62によ
り転写材を従動ローラ61により駆動される搬送ベルト
63の搬送面に吸着させるようになっている。
【0009】また、前記吸着ローラ62は、図示しない
圧縮ばねにより従動ローラ61の中心側へ付勢されるよ
うになっている。
【0010】前記搬送ベルト63は金型を用いて製造さ
れるが、その製造行程の理由により、搬送ベルト63の
長さが全て同じ(1本1本のベルトの周長差が零に)に
は作れない。
【0011】そこで、搬送ベルト63が長い場合は、図
示しない圧縮スプリングによって従動ローラ61の軸受
けが押圧されるので、長い分だけ従動ローラ61の回転
中心軸が外側に移動する。また、搬送ベルト63が短い
場合には、従動ローラ61の回転中心軸が内側に移動す
る。
【0012】一方、吸着ローラ62の回転中心位置は、
図示しないベルトユニットフレームによって決められて
いるので、搬送ベルト63が長い場合には、結果的に図
9に示すように吸着ローラ62の回転中心軸は従動ロー
ラ61の回転中心軸の内側に、また、搬送ベルト63が
短い場合には、結果的に図10に示すように吸着ローラ
61の回転中心軸は従動ローラ61の回転中心軸の外側
にそれぞれ位置することになる。
【0013】この結果、搬送ベルト63が長い場合、従
動ローラ61の回転中心軸が外側に移動し、吸着ローラ
62の回転中心が従動ローラ61の回転中心軸の内側に
位置するようになると、吸着ローラ61は本来の位置よ
り下方に搬送ベルト63を押し下げることになる。
【0014】これにより、例えばイエロー転写ポイント
の感光体と搬送ベルト63の接触が不良となり、転写不
良を引き起こしたり、搬送ベルト63が吸着ローラ62
の回りに巻き付くため、転写材Pがこの巻き付け角接線
方向に進行し、搬送ベルト63にしっかり吸着されず、
搬送ベルト63の上側に剥がれてしまう状態が生じる。
【0015】また、吸着ローラ62の位置が変化するこ
とによって、搬送された転写材Pが上側にめくれてしま
う問題もあった。
【0016】さらに、搬送ベルト63が短い場合、従動
ローラ61の回転中心軸が内側に移動し、吸着ローラ6
2の回転中心軸が従動ローラ61の回転中心軸の外側に
位置するようになると、吸着ローラ62は本来の位置よ
り下方に下がることになる。
【0017】この結果、搬送された転写材Pは吸着ロー
ラ62と搬送ベルト63の間に進行しにくくなり、吸着
ローラ62の手前で転写材Pのジャム状態が生じる。
【0018】従来の方式では、転写材不良や吸着不良を
引き起こす問題があった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来装置においては、搬送ベルトの長短に起因して吸着
ローラの回転中心位置と従動ローラの回転中心位置とが
ずれ、転写不良を引き起こしたり、転写材の吸着状態が
安定しないなどの問題があった。
【0020】そこで、本発明は、搬送ベルトに長短があ
っても転写材の吸着状態が安定し転写不良も生じない画
像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも順次配設される複数の像担持体に対応して設
けられ各像担持体上にそれぞれ異なる色の画像を形成す
る複数の画像形成手段と、前記各像担持体に搬送面が接
触する状態に配置され前記各像担持体に対して順次転写
材を供給する搬送ベルトとこの搬送ベルトを各像担持体
に沿って駆動する従動側ローラ及び原動側ローラを用い
た駆動部とを有する転写材搬送手段と、前記搬送ベルト
に対して転写材を吸着させる吸着手段とを具備したカラ
ー画像形成及び単色画像形成が可能な画像形成装置にお
いて、前記吸着手段と、この吸着手段に搬送ベルトを介
して対向する従動側ローラとの転写材搬送方向の相対位
置を前記搬送ベルトの長短を問わず不変に保つベルト長
誤差吸収手段を設けたものである。
【0022】請求項2記載の発明は、前記ベルト長誤差
吸収手段は、前記従動側ローラと前記吸着手段とを常に
平行配置に支持する従動側支持部と、この従動側支持部
を搬送ベルトの長さに応じて変位させる押圧部とを具備
する構成としたものである。
【0023】請求項3記載の発明は、前記ベルト長誤差
吸収手段は、前記従動側ローラと前記吸着手段とを常に
定位置で平行配置に支持する従動側固定支持部と、前記
搬送ベルトの長さに応じて原動側ローラを変位させる原
動側支持部とを具備するものである。
【0024】請求項4記載の発明は、前記ベルト長誤差
吸収手段は、前記従動側ローラと前記吸着手段とを常に
定位置で平行配置に支持する従動側固定支持部と、前記
搬送ベルトにその長さの長短を問わず一定の張力を付与
する張力補助ローラとを具備するものである。
【0025】
【作用】請求項1記載の画像形成装置によれば、ベルト
長誤差吸収手段により、搬送ベルトに対して転写材を吸
着させる吸着手段とこの吸着手段に搬送ベルトを介して
対向する従動側ローラとの転写材搬送方向の相対位置
を、搬送ベルトの長短を問わず不変に保つようにしたの
で、吸着手段と搬送ベルトを保持する従動側ローラとの
転写材搬送方向の相対位置が常に一致することになり、
転写材を安定して搬送ベルトに吸着させることができ、
転写不良を回避できる。
【0026】請求項2記載の画像形成装置によれば、ベ
ルト長誤差吸収手段における従動側支持部が従動側ロー
ラと吸着手段とを常に平行配置に支持し、押圧部により
従動側支持部を搬送ベルトの長さに応じて変位させるよ
うにしたものであるから、この場合も従動側支持部及び
押圧部の動作で、吸着手段と搬送ベルトを保持する従動
側ローラとの転写材搬送方向の相対位置が常に一致する
ことになり、転写材を安定して搬送ベルトに吸着させる
ことができ、転写不良を回避できる。
【0027】請求項3記載の画像形成装置によれば、ベ
ルト長誤差吸収手段の従動側固定支持部により従動側ロ
ーラと吸着手段とを常に定位置で平行配置に支持し、原
動側支持部により搬送ベルトの長さに応じて原動側ロー
ラを変位させるようにしたので、搬送ベルトの長短の相
違を原動側ローラ側で吸収でき、吸着手段と搬送ベルト
を保持する従動側ローラとの転写材搬送方向の相対位置
が常に一致しかつ搬送ベルトに弛みが生じることもなく
なり、転写材を安定して搬送ベルトに吸着させることが
でき、転写不良を回避できる。
【0028】請求項4記載の画像形成装置によれば、ベ
ルト長誤差吸収手段の従動側固定支持部により従動側ロ
ーラと吸着手段とを常に定位置で平行配置に支持し、張
力補助ローラにより搬送ベルトにその長さの長短を問わ
ず一定の張力を付与するようにしたので、搬送ベルトの
長短の相違を張力補助ローラで吸収でき、吸着手段と搬
送ベルトを保持する従動側ローラとの転写材搬送方向の
相対位置が常に一致しかつ搬送ベルトに弛みが生じるこ
ともなくなり、転写材を安定して搬送ベルトに吸着させ
ることができ、転写不良を回避できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0030】まず、本実施例の4連タンデム式でフルカ
ラーの画像形成を行う画像形成装置の概略を図6を参照
して説明する。
【0031】この画像形成装置は、4組の記録部(個体
走査ヘッド部,等倍結像光学系)と、転写材に画像形成
が可能な電子写真方式を組み合わせた4組の画像形成部
(感光体ドラム,帯電装置,現像装置,転写装置,クリ
ーニング装置,除電装置)からなる。
【0032】まず、送られてくるイエローの画像データ
に従って、個体走査ヘッド1Yが、イエロー感光体ドラ
ム2Yに対して露光光を出力する。この個体走査ヘッド
1Yは、主走査方向ライン上に、微少な発光部が等間隔
に配設された構造を持ち、印字すべきパターンに準じ、
印字制御部から送られてくるオン−オフ信号に応じて、
主走査方向ラインの個別発光部を点灯し、この個別発光
部の光を1対1に結像する等倍結像光学系によって、イ
エロー感光体ドラム2Y上に光を結像して露光を行う。
具体的には、個体走査ヘッド1Yは、解像度400DP
IのLEDヘッドアレイを、等倍結像光学系には、セル
フォックレンズアレイを用いる。
【0033】イエロー感光体ドラム2Yの周囲には、そ
の周面を帯電する帯電装置3Y,イエロー現像装置4
Y,イエロー転写装置5Y,イエロークリーニング装置
6Y,イエロー除電装置7Yを配置している。
【0034】イエロー感光体ドラム2Yは、駆動モータ
(図示しない)により、V0 の外周速度で回転駆動され
る。このイエロー感光体ドラム2Yは、その周面に接し
て設けられ、導電性を有する帯電ローラからなる帯電装
置3Yによって表面が帯電される。なお、この帯電装置
3Yは、イエロー感光体ドラム2Yの周面に接触するこ
とによって回転している。
【0035】イエロー感光体ドラム2Yの表面は、有機
系光導電体により形成されている。
【0036】この光導電体は、通常は高抵抗であるが、
光が照射されると光照射部の比抵抗が変化する性質を持
っている。そこで、帯電したイエロー感光体ドラム2Y
の表面に、イエロー印字パターンに応じた光を、個体走
査ヘッド1Yより等倍結像光学系を通して照射すること
によって、イエロー印字パターンの潜像が形成される。
【0037】静電潜像とは、帯電によってイエロー感光
体ドラム2Yの周面に形成される像であり、個体走査ヘ
ッド1Yからの光照射によって、光導電体の被照射面の
比抵抗が低下し、イエロー感光体ドラム2Yの周面の帯
電した電荷が流れ、一方、個体走査ヘッド1Yからの光
照射されなかった部分の電荷が残留することによって形
成される(ネガ潜像)。
【0038】このようにして帯電されたイエロー感光体
ドラム2Y上の露光位置に、個体走査ヘッド1Yの光が
ライン結像され、潜像が形成されたイエロー感光体ドラ
ム2Yは、現像位置まで速度V0 で回転する。そして、
この位置でイエロー感光体ドラム2Y上の潜像は、イエ
ロー現像装置4Yによって可視像であるトナー像とな
る。
【0039】イエロー現像装置4Y中には、イエロー染
料を含み樹脂にて形成されるイエロートナーが準備され
ている。イエロートナーはイエロー現像装置4Y内部で
撹拌されることで摩擦帯電し、イエロー感光体ドラム2
Y上に帯電した帯電荷と同極性の電荷を持つ。
【0040】イエロー感光体ドラム2Yの周面がイエロ
ー現像装置4Yを通過していくことにより、帯電が除去
された潜像部にのみに、イエロートナーが静電的に付着
して、潜像がイエロートナーにより現像される(反転現
像)。
【0041】イエロートナー像が形成されたイエロー感
光体ドラム2Yは、引き続き速度V0 で回転し、転写位
置の地点で給紙系によりタイミングを取って供給された
搬送ベルト12上の転写材8上に接触して、イエロー転
写装置5Yによりイエロートナー像が転写される。
【0042】給紙系は、ピックアップローラ9,フィー
ドローラ10,レジストローラ11とから構成される。
ピックアップローラ9にて、給紙カセット23から持ち
上げられた転写材8は、フィードローラ10によって1
枚だけレジストローラ11に搬送される。
【0043】レジストローラ11は転写材8の姿勢をた
だした後、搬送ベルト12上に送る。レジストローラ1
1の外周速度,搬送ベルト12の周速度は、イエロー感
光体ドラム2Yの周速度V0 と等速になるよう設定され
ている。転写材8は、その一部をレジストローラ11に
保持された状態で、イエロー感光体ドラム2Yと等速度
V0 で搬送ベルト12と共にイエロー感光体ドラム2Y
の転写位置に送られる。
【0044】転写材8と接したイエロートナー像は、イ
エロー転写装置5Yにより、イエロー感光体ドラム2Y
から離脱して転写材8上に転写され、イエロー印字信号
に基づく印字パターンのイエロートナー像が転写材8上
に形成される。
【0045】イエロー転写装置5Yは、半導電性を有す
る転写ローラによって構成されている。このイエロー転
写装置5Yは、搬送ベルト12の裏側からイエロー感光
体ドラム2Yに静電的に付着しているイエロートナーの
電位と逆極性を有する電界を供給する。この電界は、転
写材搬送ベルト12,転写材8を通してイエロートナー
に作用し、感光体ドラム5Y上から転写材8上へトナー
を転写する。
【0046】イエロートナーを転写した転写材8は、次
にマゼンダ記録部,画像形成部に、更に、シアン記録
部,画像形成部に、更に、ブラック記録部,画像形成部
に供給される。
【0047】各記録部と画像形成部は、上記詳細説明を
した、イエロー,マゼンダ,シアン,ブラックに置き換
えた同じ構成部材及び作用より成り立っているので、説
明を簡略化するため、これらの記録部,画像形成部につ
いては、説明を省略する。
【0048】さて、イエロー転写部,マゼンダ転写部,
シアン転写部,ブラック転写部を通過して、色重ね画像
を形成した転写材8は、定着装置13へと送り込まれ
る。
【0049】定着装置13は、ヒーターを組み込んだヒ
ートローラから構成されており、転写材8上に電荷力に
よって載っているだけのトナー像を加熱することによ
り、色重ねしたトナーを溶融し、転写材8への永久定着
を行う。定着の完了した転写材8は、送り出しローラ1
4により排紙トレイ15上に搬送される。
【0050】一方、転写位置を通過した各感光体ドラム
(2Y/2M/2C/2BK)は、そのまま周速度V0
にて回転駆動され、クリーニング装置(6Y/6M/6
C/6Bk)によって、残留トナーや紙粉をクリーニン
グし、除電装置(7Y/7M/7C/7Bk)の除電ラ
ンプで感光体ドラム(2Y/2M/2C/2Bk)面の
電位を一定に均し、必要に応じて再び帯電装置(3Y/
3M/3C/3Bk)からの一連のプロセスにはいる。
【0051】ここで、転写材搬送手段の詳細を図1,図
2を参照して説明する。
【0052】転写材搬送手段は、図1に示すように、エ
ンドレス構造で上面を転写材8の搬送面とする搬送ベル
ト12と、定着装置13側で搬送ベルト12を巻回状態
で支持する駆動側ローラ16と、転写材供給口側で搬送
ベルト12を巻回状態で支持する従動側ローラ17とを
具備している。
【0053】前記駆動側ローラ16は、図示しない駆動
モータから駆動力が伝達され、既述したように、各感光
体ドラム(2Y/2M/2C/2BK)の周速度V0 と
搬送ベルト12の外周速度が等速になるように駆動され
るようになっている。
【0054】一方、従動側ローラ17には、搬送ベルト
12の長短を吸収するベルト長誤差吸収手段40を具備
している。
【0055】このベルト長誤差吸収手段40は、従動側
ローラ17を回転可能に支持する一対の従動ローラ軸受
32と、この従動ローラ軸受32上に固定され吸着ロー
ラ28を回転可能に支持する一対の吸着ローラ軸受28
とからなる従動側支持部を具備している。
【0056】吸着ローラ軸受28に設けた切り欠き部に
は、吸着ローラ28を従動側ローラ17の回転中心軸側
に付勢するとともに搬送ベルト12を従動側ローラ17
に押圧する圧縮スプリング27が配置されている。
【0057】また、前記従動ローラ軸受32は、ベルト
ユニットフレーム26の長穴26aに収納され、さら
に、従動ローラ軸受32はベルトユニットフレーム26
の段部に配置した押圧部としての押圧ばね18により、
吸着ローラ軸受28とともに搬送ベルト12の長短に応
じて転写材搬送方向及びその逆方向に変位するようにな
っている。
【0058】従って、従動側ローラ17と吸着ローラ2
8とは、転写材搬送方向の相対位置を一定に保持しつつ
転写材搬送方向及びその逆方向に平行移動するようにな
っている。
【0059】また、従動ローラ軸受32は押圧ばね18
によって駆動側ローラ16と逆側に押圧されているの
で、駆動側ローラ16と従動側ローラ17とに掛け渡さ
れた搬送ベルト12にベルト張力を付与するようになっ
ている。
【0060】尚、搬送ベルト12の移動に伴って吸着ロ
ーラ27と従動側ローラ17とは回転するように構成さ
れている。
【0061】図3は、前記転写材の吸着メカニズムを示
すものである。
【0062】吸着ローラ28には図示しない電源より負
の極性の電圧が印加されている。この電圧印加のタイミ
ングは図示しない給紙センサーによって転写材8が搬送
ベルト12の端部領域に到達した直後に印加されるよう
に制御されている。また、従動側ローラ17は導電性部
材で形成され、接地されている。
【0063】前記搬送ベルト12は、前述のように、駆
動側ローラ16の回転によって矢印方向に駆動され、従
動側ローラ17と吸着ローラ28は搬送ベルト12の移
動に従って回転する。
【0064】さて、搬送ベルト12の端部領域に到達し
た転写材8は、搬送ベルト12の移動に従って回転する
吸着ローラ28と搬送ベルト12との間に挟まる。
【0065】このとき、吸着側ローラ17に負の電界を
印加すると、転写材8の表面が負に帯電し、これに伴い
逆極性である正の電荷が転写材8の裏面(搬送ベルト1
2の表面と接触する面)に誘起される。
【0066】一方、転写材8の裏側が正の極性になるこ
とで、これと接触する搬送ベルト12の表面(転写材8
の裏側と接触する面)は負の電荷が誘起される。また、
この表面の負の電荷の誘起によって搬送ベルト12の裏
側は正の極性の電荷が誘起される。このように、お互い
に逆の極性の電荷が誘起された転写材8の裏側と搬送ベ
ルト12の表面は引き合い、吸着状態を形成する。
【0067】次に、前記画像形成装置の作用を搬送ベル
ト12の長短との関係を主にし、かつ、図4,図5をも
参照して説明する。
【0068】図4は搬送ベルト12が長い場合、図5は
搬送ベルト12が短い場合を示している。
【0069】図4に示すように、搬送ベルト12が長い
場合、押圧ばね18により従動ローラ軸受32及び吸着
ローラ軸受25が転写材搬送方向と逆方向に付勢され、
搬送ベルト12の長い分だけ従動側ローラ17の回転中
心軸の位置が図4に示す矢印方向に移動する。
【0070】図5に示すように、搬送ベルト12が短い
場合、搬送ベルト12の短い分だけ従動側ローラ17の
回転中心軸の位置が図5に示す矢印方向に移動する。
【0071】一方、吸着ローラ28の回転中心軸の位置
は、吸着ローラ軸受25が従動ローラ軸受32とともに
移動するので、搬送ベルト12が長い場合には、従動側
ローラ17と同じように図4に示す矢印方向に同じ距離
移動し、搬送ベルト12が短い場合には、従動側ローラ
17と同じように図5に示す矢印方向に同じ距離移動す
る。
【0072】この結果、従動側ローラ17の回転中心軸
の位置と、吸着ローラ28の回転中心軸の位置とは不変
に保たれる。
【0073】これにより、搬送ベルト12の長短を問わ
ず、従動側ローラ17,吸着ローラ28の相対位置は不
変となり、転写材8の安定した吸着と良好な転写動作を
実現できる。
【0074】次に、図7を参照してベルト長誤差吸収手
段40の他例を説明する。
【0075】図7に示すベルト長誤差吸収手段40A
は、前記従動側ローラ17と前記吸着ローラ28とを常
に定位置で平行配置に支持する従動側固定支持部41
と、前記搬送ベルト12の長さに応じて原動側ローラ1
6を転写材搬送方向又はその逆方向に変位させる原動側
支持部42とを具備するものである。
【0076】従動側固定支持部41は、前記吸着ローラ
軸受25を固定した従動ローラ軸受32を、ベルトユニ
ットフレーム26に設けた嵌合穴に装着して固定する構
成となっている。
【0077】また、原動側支持部42は、ベルトユニッ
トフレーム26に設けた長穴26bに原動ローラ軸受4
3を配置し、押圧ばね44により原動ローラ軸受43を
転写材搬送方向に付勢するようにしたものである。
【0078】この構成により、搬送ベルト12の長短の
相違を原動側ローラ16側で吸収でき、吸着ローラ28
と従動側ローラ17との転写材搬送方向の相対位置が常
に一致しかつ搬送ベルト12に弛みが生じることもなく
なり、転写材8を安定して搬送ベルトに吸着させること
ができ、転写不良を回避できる。
【0079】次に、図8を参照してベルト長誤差吸収手
段40の他例を説明する。
【0080】図8に示すベルト長誤差吸収手段40B
は、前記従動側ローラ17と前記吸着ローラ28とを常
に定位置で平行配置に支持する既述したと同様な従動側
固定支持部41と、前記搬送ベルト12にその長さの長
短を問わず一定の張力を付与する張力補助ローラ45と
を具備している。張力補助ローラ45は、アーム46に
より支持され、搬送ベルト12の復路領域上面を矢印方
向に押し下げて搬送ベルト12の長短の相違を吸収する
ようになっている。
【0081】この構成により、吸着ローラ28と搬送ベ
ルト12を保持する従動側ローラ17との転写材搬送方
向の相対位置が常に一致し、かつ、搬送ベルト12に弛
みが生じることもなくなり、転写材8を安定して搬送ベ
ルト12に吸着させることができ、転写不良を回避でき
る。
【0082】本発明は、上述した実施例のほか、その要
旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【0083】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0084】請求項1記載の発明によれば、吸着手段と
搬送ベルトを保持する従動側ローラとの転写材搬送方向
の相対位置が常に一致することになり、転写材を安定し
て搬送ベルトに吸着させることができ、転写不良を回避
できる画像形成装置を提供することができる。
【0085】請求項2記載の発明によれば、従動側支持
部及び押圧部の動作で、吸着手段と搬送ベルトを保持す
る従動側ローラとの転写材搬送方向の相対位置が常に一
致することになり、転写材を安定して搬送ベルトに吸着
させることができ、転写不良を回避できる画像形成装置
を提供することができる。
【0086】請求項3記載の発明によれば、搬送ベルト
の長短の相違を原動側ローラ側で吸収でき、吸着手段と
搬送ベルトを保持する従動側ローラとの転写材搬送方向
の相対位置が常に一致しかつ搬送ベルトに弛みが生じる
こともなくなり、転写材を安定して搬送ベルトに吸着さ
せることができ、転写不良を回避できる画像形成装置を
提供することができる。
【0087】請求項4記載の発明によれば、搬送ベルト
の長短の相違を張力補助ローラで吸収でき、吸着手段と
搬送ベルトを保持する従動側ローラとの転写材搬送方向
の相対位置が常に一致しかつ搬送ベルトに弛みが生じる
こともなくなり、転写材を安定して搬送ベルトに吸着さ
せることができ、転写不良を回避できる画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のベルト長誤差吸収手段を含む転写材
搬送手段を示す斜視図
【図2】本実施例のベルト長誤差吸収手段を示す拡大斜
視図
【図3】転写材の搬送ベルトに対する吸着状態を示す拡
大図
【図4】本実施例における搬送ベルトが長い場合の従動
ローラと吸着ローラとの状態を示す説明図
【図5】本実施例における搬送ベルトが短い場合の従動
ローラと吸着ローラとの状態を示す説明図
【図6】本発明の実施例装置の概略断面図
【図7】本実施例のベルト長誤差吸収手段の他例を示す
斜視図
【図8】本実施例のベルト長誤差吸収手段のさらに他例
を示す斜視図
【図9】従来装置における搬送ベルトが長い場合の従動
ローラと吸着ローラとの状態を示す説明図
【図10】従来装置における搬送ベルトが短い場合の従
動ローラと吸着ローラとの状態を示す説明図
【符号の説明】
12 搬送ベルト 16 原動側ローラ 17 従動側ローラ 18 押圧ばね 25 吸着ローラ軸受 28 吸着ローラ 32 従動ローラ軸受 40,40A,40B ベルト長誤差吸収手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも順次配設される複数の像担持
    体に対応して設けられ各像担持体上にそれぞれ異なる色
    の画像を形成する複数の画像形成手段と、前記各像担持
    体に搬送面が接触する状態に配置され前記各像担持体に
    対して順次転写材を供給する搬送ベルトとこの搬送ベル
    トを各像担持体に沿って駆動する従動側ローラ及び原動
    側ローラを用いた駆動部とを有する転写材搬送手段と、
    前記搬送ベルトに対して転写材を吸着させる吸着手段と
    を具備したカラー画像形成及び単色画像形成が可能な画
    像形成装置において、前記吸着手段と、この吸着手段に
    搬送ベルトを介して対向する従動側ローラとの転写材搬
    送方向の相対位置を前記搬送ベルトの長短を問わず不変
    に保つベルト長誤差吸収手段を設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルト長誤差吸収手段は、前記従動
    側ローラと前記吸着手段とを常に平行配置に支持する従
    動側支持部と、この従動側支持部を搬送ベルトの長さに
    応じて変位させる押圧部とを具備するものである請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルト長誤差吸収手段は、前記従動
    側ローラと前記吸着手段とを常に定位置で平行配置に支
    持する従動側固定支持部と、前記搬送ベルトの長さに応
    じて原動側ローラを変位させる原動側支持部とを具備す
    るものである請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ベルト長誤差吸収手段は、前記従動
    側ローラと前記吸着手段とを常に定位置で平行配置に支
    持する従動側固定支持部と、前記搬送ベルトにその長さ
    の長短を問わず一定の張力を付与する張力補助ローラと
    を具備するものである請求項1記載の画像形成装置。
JP5213085A 1993-08-27 1993-08-27 画像形成装置 Pending JPH0764362A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010254460A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Brother Ind Ltd 記録媒体搬送装置

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