JPH0763921A - 識別部材を備えた光線路及びその製造方法 - Google Patents

識別部材を備えた光線路及びその製造方法

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JPH0763921A
JPH0763921A JP20956293A JP20956293A JPH0763921A JP H0763921 A JPH0763921 A JP H0763921A JP 20956293 A JP20956293 A JP 20956293A JP 20956293 A JP20956293 A JP 20956293A JP H0763921 A JPH0763921 A JP H0763921A
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optical
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JP20956293A
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Takeo Komiya
健雄 小宮
Hideyuki Iwata
秀行 岩田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光線路をその端部において、容易にかつ正確
に測定できる光線路の測定方法を提供することにある。 【構成】 光ファイバー10には識別部材30が挿入接
続されており、この識別部材30は、各光ファイバー毎
に、予め定められた特定の長さを有している。この識別
部材30は、別の光ファイバーの一部を切断して挿入接
続したものであり、その長さは、数cm程度である。ま
た、この識別部材30は、その前後の光ファイバー10
に比べて高い反射率を有しており、検査光を入射した際
の反射光は、この識別部材30に対応する区間の反射光
量が増大することとなる。従って、OTDRにおいて、
この反射区間Lの長さを測定することにより、この光フ
ァイバを識別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いられる光
線路を識別するための識別部材を備えた光線路、光線路
の識別方法、及び光線路の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光線路の識別方法として、光線路のコア
の屈折率を部分的に変化させ、この変化位置をOTDR
測定法を用いて線路端部で検出する方法が知られている
(1991年電子情報通信学会秋季大会 文献B−59
1「光線路データベースのための遠隔ファイバ識別
法」)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法によ
れば、光線路に設ける識別符号部が数百メートルと長大
となってしまう。例えば、上述した文献の例では、8ビ
ットの識別符号を光線路に記録する場合に、1ビット当
たり50メートルを要し、全体で400メートルの長さ
となる。
【0004】このように識別符号部が長大化する理由
は、主にその製造方法にある。コアの屈折率が部分的に
異なる光ファイバを製造するには、初めに、基になる太
径の光ファイバの一部に屈折率の異なる材料を混入して
おき、これを引き延ばして細径の光ファイバを製造す
る。このように引き延ばして製造するため、コアの屈折
率がある部位で急激に変化する構造とはならず、屈折率
が序々に変化する遷移区間が形成される(数メートル程
度)。従来では、このような製造上の理由により、短い
識別符号を光線路内に作り込むことは不可能であった。
【0005】本発明は、このような課題を解決すべくな
されたものであり、その目的は、従来に比べて十分に短
い識別符号部を、各光線路に対して作り込む光線路の製
造方法を提供することにある。また、このような識別符
号部として機能する識別部材を備えた光線路、及び光線
路の識別方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる識別部材
を備えた光線路は、個々の光線路を光学的に識別する識
別部材を備えた光線路であって、この識別部材は、備え
られる光線路とは異なる反射率を有する他の光線路を、
特定の長さに切断して形成したものである。そして、こ
の識別部材をこの光線路の少なくとも一部に挿入接続
し、光線路と一体的に形成する。
【0007】また、この識別部材は、基準となる長さを
有する第1識別部材と、各光線路毎に個々に定められた
特定の長さを有する第2識別部材とで構成することもで
きる。また、これらの識別部材に、特定の波長の検査光
を反射する波長選択性を持たせたり、反射率を相異させ
ても良い。
【0008】本発明にかかる光線路の識別方法では、光
線路とは異なる反射率を有し、各光線路毎に特定の長さ
に形成された識別部材を、この光線路に対して挿入接続
しておく。そして、この光線路に対して検査光を入射
し、この識別部材からの反射光を測定することにより、
この反射光が発せされる反射区間の長さを検出し、この
長さによって各光線路を識別する。
【0009】また、この識別部材を、基準となる長さを
有する第1識別部材と、各光線路毎に個々に定められた
特定の長さを有する第2識別部材とで構成し、測定の結
果、この第1識別部材から得られる反射区間の長さに対
する、第2識別部材の反射区間の長さの比として求めて
も良い。
【0010】さらに、第1及び第2識別部材の反射率を
相異させて形成することもでき、この場合、これら各識
別部材の反射率を、光コネクタの接続端面における反射
率に比べて低い値に設定し、各識別部材からの反射光量
に比べて大なる反射光量をノイズとして認識することも
可能である。また、一方の識別部材からの反射光量をし
きい値として、他方の識別部材からの反射光を検出して
も良い。
【0011】また、識別部材の検査光源側に検査光を偏
光させる偏向素子を配設し、この偏向素子を通過した偏
向検査光を前記識別部材に入射させる共に、この反射光
を光分波器によって分岐することも可能である。
【0012】本発明にかかる光線路の製造方法は、第1
工程として、光線路の一端に、この光線路とは異なる反
射率を有する識別用光線路の一端を融着する。次いで第
2工程として、この融着した前記識別用光線路を、各光
線路に応じた特定の長さに切断し、この光線路の識別部
材として形成する。そして、第3工程として、この識別
部材の他端に、この光線路と同一の光線路を融着するこ
とにより、光線路の一部に識別部材を作り込む。
【0013】また、この光線路がテープファイバの場合
には、第1工程として、このテープファイバを構成する
個々の光ファイバに対し、その一部が重合するように、
各識別用光線路をそれぞれ配置する。次いで、第2工程
として、これら各光ファイバと各識別用光線路との重合
部位を、それぞれ所定の切断位置において切断する。そ
して、第3工程として、この切断された各光ファイバの
端面と、対応する各識別用光線路の端面とを相対して配
置させ、個々に光軸を調心し、第4工程として、光軸を
調心した各光ファイバの端面と各識別用光線路の端面と
を、一括して融着する。
【0014】
【作用】識別部材を備えた光線路では、反射率の異なる
他の光線路で識別部材を形成するため、この識別部材を
短い長さ(数cm程度)に形成できる。また、基準とな
る長さを有する第1識別部材と特定の長さを有す第2識
別部材とを1つの光線路に設けるので、測定すべき反射
区間長をこれらの長さの比として求められる。
【0015】光線路の識別方法では、このような識別部
材が、各光線路毎に特定の長さを有しているので、この
識別部材からの反射光が測定される区間(反射区間)の
長さを検出することにより、各光線路を識別する。ま
た、第1識別部材による反射区間の長さを基準として、
第2識別部材による反射区間の長さを求めることで、こ
の光線路が温度変化によって伸縮した場合にも、この伸
縮を補正した正確な長さを測定できる。この場合、第1
及び第2識別部材を波長選択性のある部材で形成しても
同じ作用が得られる。
【0016】光線路の製造方法では、光線路の一端に長
尺な識別用光線路を融着し、この後、所定の切断するこ
とにより、所定の長さを有する識別部材が得られる。ま
た、識別部材の端部にこの光線路と同一の光線路を融着
することで、光線路の一部に識別部材が挿入接続され
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の各実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0018】図1に、各実施例に共通する測定機構の概
略構成を示す。図の構成では、複数の光ファイバーケー
ブル(以下、光ファイバという)10が光コネクタ20
を介して一連に接続されており、各光ファイバー10の
接続部近傍には、後述する識別部材30が形成されてい
る。また、一連の光ファイバー10の一端には、センタ
ー局1が設けられている。以下に示す各実施例では、こ
のセンター局1から検査光を入射し、この光ファイバー
10の後方散乱光などの反射光をOTDR2を使って測
定する。その下に、OTDR2で観測される波形を示
す。縦軸は反射光量を示し、横軸はセンター局1からの
距離を示す。
【0019】この波形のうち、「A」として一点鎖線で
囲む部分を図2に拡大して示すと、「a」は光コネクタ
20端面での反射光であり、「b」はこのコネクタの接
続損失である。その前後に識別部材30による反射光B
が測定されることとなる。以下に示す各実施例では、こ
の反射光Bが検出される区間(以下、反射区間という)
の長さに基づいて、各光ファイバを個々に識別する。
【0020】図3に基づいて具体的に説明する。(a)
〜(c)の各図では、光ファイバー10の下側に、対応
する部位から得られる反射光量を示している。まず、図
3(a)において、光ファイバー10には識別部材30
が挿入接続されており、この識別部材30は、各光ファ
イバー毎に、予め定められた特定の長さを有している。
この識別部材30は、後に詳述するように、別の光ファ
イバーの一部を切断して挿入接続したものであり、その
長さは、数cm程度である。また、この識別部材30
は、その前後の光ファイバー10に比べて高い反射率を
有しており、検査光を入射した際の反射光は、この識別
部材30に対応する区間の反射光量が増大することとな
る。従って、OTDR2において、この反射区間Lの長
さを測定することにより、この光ファイバを識別でき
る。なお、OTDR2では、最小1cm程度まで、反射
区間Lの長さを検出することが可能である。
【0021】他の実施例を図3(b)に示す。この例で
は、一本の光ファイバー10に対して、2カ所に識別部
材31、32を設けており、識別部材31は基準となる
長さ(基準長L1)を有しており、これは、例えば、全
ての光ファイバにおいて同一の長さに形成しておく。識
別部材32は、各光ファイバを特定するために予め定め
られた特定の長さ(L2)を有している。この場合にも
同様に、各識別部材31、32から得られる反射光の反
射区間の長さを測定するが、この測定結果を、L1に対
するL2の比(L2/L1)として求める。このように
して求めることで、例えば、温度変化によって、光ファ
イバ10が伸縮した場合にも、基準長L1によって修正
できるので、識別部材32の長さL2を正確に測定する
ことができる。
【0022】他の実施例を図3(c)に示す。この例で
は、識別部材32が波長λ2の検査光のみを反射する部
材で形成されている。さらに、この中に、波長λ1の検
査光も反射し、かつ、基準長L1に形成された識別部材
31を、一部重複する形で形成している。このように形
成した場合、検査光として波長λ2の光を入射すると、
その反射区間の長さL2を測定でき、検査光として波長
λ1の光を入射すると、反射区間の長さL1(=基準
長)が測定できる。このように、反射部材に波長選択性
を持たせることにより、短い区間の中に、多くの情報量
を持たせることができる。このL1に基づいてL2を修
正する方法は、前述の実施例と同様である。なお、前述
した図3(b)の識別部材に波長選択性を持たせること
も可能である。
【0023】さらに、図4(a)に他の実施例を示す。
この例では、識別部材31、32の反射率を互いに相違
させている。すなわち、識別部材31の反射率を、識別
部材32の反射率に比べて低い値に設定している。この
ように設定することによって、識別部材31からの反射
光量cのレベルをしきい値として、識別部材32からの
反射区間の長さL2を検出する。この方法によれば、図
4(b)に拡大して示すように、反射光の受光レベルの
立上がり或いは立ち下がりに生じる、いわゆる「すそだ
れ」(矢印Fで示す部位)を補うことができ、測定精度
を向上させることができる。なお、識別部材31の長さ
は、基準長L1に形成することが望ましい。
【0024】また、他の実施例を図5に示す。この例で
は、2本の光ファイバ10a、10bが、光コネクタ2
0によって互いに接続されている。各光ファイバ10
a、10bには、その接続端近傍に、それぞれ基準長と
なる長さを有する識別部材31を設けている。そして、
各光ファイバは、この識別部材31と光コネクタ20と
の間に、各光ファイバ毎に特定の長さ(L2、L3)を
有する識別部材32、33をそれぞれ配設している。各
部位での反射率は、光コネクタ20の接続端面が最も大
きく、識別部材31、識別部材32、33の順で小さい
値となるように設定している。したがって、識別部材3
1からの反射光量をdとし、識別部材32、33からの
反射光量をeとすると、d>eとなる。そこで、dより
も少ないレベルの反射光量のみを正常値として検出する
ことにより、識別部材32、33からの反射光量のみが
検出され、光コネクタ20の接続端面での反射光をノイ
ズとして、或いは光ファイバの接続部位を示す信号とし
て除去することができる。また、この結果、識別部材3
1の「長さ」には、基準長としての役割の他に、信号の
「開始」又は「終了」の意味を持たせることもでき、
この間で検出された反射区間の長さを、各光ファイバの
識別標識として認識する信号処理を実施しても良い。
【0025】他の実施例を図6に示す。図6は、測定シ
ステムの一部を示すものであり、光コネクタ20によっ
て2本の光ファイバ10a、10bを接続しており、光
ファイバ10aにおける識別部材30のOTDR2側に
は、偏光機能を有する光アイソレータ40を配してい
る。また、光ファイバ10bにおける識別部材30の反
OTDR2側には、偏光解消機能を有する光アイソレー
タ41を配している。一方、OTDR2の近傍には、光
ファイバ10a上に、偏光依存性を有する分光器50を
接続している。
【0026】このように構成する光線路に、OTDR2
のLD2aから検査光を入射すると、この検査光は光ア
イソレータ40で偏光され、この偏光検査光が、各識別
部材30に照射される。従って、この各識別部材30で
の反射光は、偏光された光であり、この反射光を分光器
50で分岐し、光ファイバーアンプ60を介して増幅し
た後、OTDR2の受光部2bで受光する。また、光ア
イソレータ40を通過した偏光検査光は、光アイソレー
タ41で偏光が解消され、後段の光ファイバ10bを進
行していく。このような構成とすると、識別部材からの
反射光のみを選択的に増幅することができる。
【0027】ここで、図7に基づき、このような識別部
材を備えた光ファイバの製造方法を説明する。まず、所
定の光ファイバ10の一端に、この光ファイバ10とは
異なる反射率を有する長尺な識別用光ファイバ70を配
置し、互いに光軸を一致させた後、融着する(図7
(a))。次いで、この部位に保護材80を沿わせると
共に、形成すべき識別部材の長さに合わせて、保護材8
0の先端部を位置させる(図7(b))。次いで、この
保護材80の先端部に沿うようにして、一点鎖線(イ)
で示す部位を切断する(図7(c))。これによって、
所定の長さの識別部材70´が形成される。他の識別部
材71´(或いは光ファイバ10)を接続する場合に
は、同様にして、識別部材70´の端部に所定の識別用
光ファイバ71を融着し(図7(c))、保護材80の
先端部を位置させ、一点鎖線(ロ)で示す部位を切断す
る(図7(d))。以上の工程を繰り返すことにより、
光ファイバ10に対して、識別部材70´〜73´を挿
入接続する(図7(e))。そして最端部に、光ファイ
バ10を接続することにより、光ファイバ10中に、識
別部材70´〜73´を設けることができる。なお、識
別部材70´のみを設ける場合には、この識別部材70
´の端部に、光ファイバ10を接続すれば良い。
【0028】この後、この連設部位の外周部にカーボン
コート90を巻着し、この部位を補強することが望まし
い(図7(f))。
【0029】また、図8に、複数の光ファイバを一組と
したテープファイバに対し、識別部材を配設する工程を
示す。図8(a)に示すように、このテープファイバ1
01は、4本の光ファイバ10を一組として構成してい
る。まず、各光ファイバ10の先端部と、各識別用光フ
ァイバ70の先端部とが、個々に重なり合うように、互
いに突き合わせ配置し、ファイバ対を形成する。次い
で、図8(b)に点線(ハ)として示すように、個々に
定められた位置で、各ファイバ対を同時に切断する。次
いで、各ファイバ対の光軸を一致させた後(図8
(c))、全てのファイバ対を一括して融着し一体化す
る。融着した各識別用光ファイバ70の他端は、前述の
実施例で示した保護材80を利用して切断する。この場
合も、同様にして、各保護材80の先端部を切断すべき
部位に合わせてセットし、4カ所を同時に切断すること
が望ましい。
【0030】テープファイバ101の場合には、このよ
うな方法によって、効率的に識別部材を挿入接続するこ
とができる。
【0031】以上、各実施例では、光線路として光ファ
イバを例示したが、平面型光導波路など、他の光線路に
ついても適用することが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる識
別部材を備えた光線路では、反射率の異なる他の光線路
で識別部材を形成するため、この識別部材を短い長さ
(数cm程度)に形成できる。
【0033】また、光線路の識別方法では、このような
識別部材が、各光線路毎に特定の長さを有しているの
で、この識別部材からの反射光が測定される区間(反射
区間)の長さを検出することにより、各光線路を識別す
ることが可能である。また、第1識別部材による反射区
間の長さを基準として、第2識別部材による反射区間の
長さを求めることで、この光線路が温度変化によって伸
縮した場合にも、この伸縮を補正した正確な長さを測定
できる。
【0034】さらに、光線路の製造方法では、光線路の
一端に長尺な識別用光線路を融着し、この後、所定の切
断することにより、所定の長さを有する識別部材を得る
ことができる。また、識別部材の端部にこの光線路と同
一の光線路を融着することで、光線路の一部に所定の長
さを有する識別部材を挿入接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施例に共通する測定機構の概略構成、及び
OTDRで観測される波形を示す説明図である。
【図2】図1の一点鎖線Aで囲む部分を拡大して示す波
形図である。
【図3】(a)〜(c)は、識別部材を備えた光ファイ
バーを示すと共に、対応する部位から得られる反射光量
を示す図である。
【図4】(a)は、識別部材を備えた光ファイバーを示
すと共に、対応する部位から得られる反射光量を示す
図、(b)は、この波形の立上がり部を拡大して示す図
である。
【図5】(a)は、識別部材を備え、かつ、光コネクタ
で接続された光ファイバーを示すと共に、対応する部位
から得られる反射光量を示す図である。
【図6】光線路の測定システムを示す構成図である。
【図7】(a)〜(f)は、識別部材の製造過程を順に
示す工程図である。
【図8】(a)〜(c)は、テープファイバに対して識
別部材を設ける製造過程を順に示す工程図である。
【符号の説明】
10…光ファイバ、20…光コネクタ、30…識別部
材、31…識別部材(第1識別部材)、32、33…識
別部材(第2識別部材)、40…光アイソレータ(偏向
素子)、50…分光器。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々の光線路を識別する識別部材を備えた
    光線路であって、 前記識別部材は、備えられる光線路とは異なる反射率を
    有する他の光線路を、特定の長さに切断して形成したも
    のであり、 この識別部材をこの光線路の少なくとも一部に挿入接続
    し、この光線路と一体的に形成したことを特徴とする識
    別部材を備えた光線路。
  2. 【請求項2】前記光線路に備える識別部材は、基準とな
    る長さを有する第1識別部材と、前記各光線路毎に個々
    に定められた特定の長さを有する第2識別部材とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の識別部材を備えた光
    線路。
  3. 【請求項3】前記第1識別部材と第2識別部材とは、互
    いに異なる波長の検査光を、少なくとも反射する部材に
    よって形成したものであることを特徴とする請求項2記
    載の識別部材を備えた光線路。
  4. 【請求項4】前記第1識別部材の反射率を、前記第2識
    別部材の反射率に比べて低い値に設定したことを特徴と
    する請求項2又は3記載の識別部材を備えた光線路。
  5. 【請求項5】前記第2識別部材は、前記各光線路の一端
    に接続された光コネクタの近傍に形成したものであり、 この第2識別部材の反射率を、この光コネクタの接続端
    面における反射率に比べて低い値に設定したものである
    ことを特徴とする請求項2記載の識別部材を備えた光線
    路。
  6. 【請求項6】前記第1識別部材の反射率を、前記第2識
    別部材の反射率に比べて高く設定すると共に、 この第2識別部材を、この第1識別部材と前記光コネク
    タとの間に配設したことを特徴とする請求項5記載の識
    別部材を備えた光線路。
  7. 【請求項7】光線路とは異なる反射率を有し、各光線路
    毎に特定の長さに形成された識別部材を、この光線路に
    対して挿入接続すると共に、 この光線路に対して検査光を入射し、この識別部材から
    の反射光を測定することにより、この反射光が発せされ
    る反射区間の長さを検出し、この長さによって前記光線
    路を識別することを特徴とする光線路の識別方法。
  8. 【請求項8】光線路とは異なる反射率を有し基準となる
    長さを有する第1識別部材、及び、光線路とは異なる反
    射率を有し各光線路毎に個々に定められた特定の長さを
    有する第2識別部材の双方を、この光線路に対して挿入
    接続し、 この光線路に対して検査光を入射し、これら第1及び第
    2識別部材からの各反射光を測定して、この各反射光が
    発せされる反射区間の長さをそれぞれ検出し、 この第1識別部材から得られる反射区間の長さに対す
    る、第2識別部材の反射区間の長さの比を求めることに
    より、前記光線路を識別することを特徴とする光線路の
    識別方法。
  9. 【請求項9】第1識別部材を第1の波長の光を反射する
    部材で形成し、第2識別部材を第2の波長の光を反射す
    る部材で形成すると共に、 この光線路に対して、第1の波長を有する検査光及び第
    2の波長を有する検査光をそれぞれ入射することを特徴
    とする請求項8記載の光線路の識別方法。
  10. 【請求項10】第1識別部材の反射率に比べ、第2識別
    部材の反射率を高い値に設定し、 この光線路に対して前記検査光を入射し前記反射光を検
    出する際、第1識別部材からの反射光量をしきい値とし
    て、第2識別部材からの反射光量を検出することを特徴
    とする請求項8記載の光線路の識別方法。
  11. 【請求項11】前記光線路には、この光線路の一端に接
    続される光コネクタの近傍に第1識別部材を配し、か
    つ、この第1識別部材と前記光コネクタとの間に、第2
    識別部材を配すると共に、 第2識別部材の反射率を第1識別部材の反射率に比べて
    低い値に設定し、 この光線路に対して前記検査光を入射して前記反射光を
    検出する際、この第1識別部材からの反射光量を基準値
    とし、この反射光量よりも低いレベルの反射光量を前記
    第2識別部材からの反射光量として検出することを特徴
    とする請求項8記載の光線路の識別方法。
  12. 【請求項12】前記第1及び第2識別部材の反射率を、
    前記光コネクタの接続端面における反射率に比べて低い
    値に設定し、 第2識別部材からの反射光量よりも高いレベルの反射光
    量を、ノイズとして認識することを特徴とする請求項1
    1記載の光線路の識別方法。
  13. 【請求項13】前記識別部材の検査光源側には、この光
    線路間に前記検査光を偏光させる偏向素子を配設し、 この偏向素子を通過した偏向検査光を前記識別部材に入
    射させると共に、この反射光を前記光線路に配した光分
    波器によってこの光線路から分岐し、この分岐した反射
    光を測定することを特徴とする請求項7又は8記載の光
    線路の識別方法。
  14. 【請求項14】光線路の一端に、この光線路とは異なる
    反射率を有する識別用光線路の一端を融着する第1工程
    と、 この融着した前記識別用光線路を、各光線路に応じた特
    定の長さに切断し、この光線路の識別部材として形成す
    る第2工程と、 この識別部材の他端に、この光線路と同一の光線路を融
    着する第3工程とを有することを特徴とする識別部材を
    備えた光線路の製造方法。
  15. 【請求項15】前記第2工程は、 前記識別用光線路を所定の長さに切断して識別部材を形
    成した後、この識別部材の他端に対して、さらに他の識
    別用光線路の一端を融着し所定の長さに切断する工程を
    有しており、 この第2工程を繰り返し実施することにより、複数の識
    別部材を連設することを特徴とする請求項14記載の識
    別部材を備えた光線路の製造方法。
  16. 【請求項16】光線路は、複数の光ファイバを備えたテ
    ープファイバとして構成されたものであり、 このテープファイバを構成する個々の光ファイバに対
    し、その一部が重合するように、各識別用光線路をそれ
    ぞれ配置する第1工程と、 これら各光ファイバと各識別用光線路との重合部位を、
    それぞれ所定の切断位置において切断する第2工程と、 この切断された各光ファイバの端面と、対応する各識別
    用光線路の端面とを相対して配置させ、個々に光軸を調
    心する第3工程と、 光軸を調心した前記各光ファイバの端面と各識別用光線
    路の端面とを、一括して融着する第4工程と、 を有することを特徴とする識別部材を備えた光線路の製
    造方法。
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