JPH076207A - 文字認識装置 - Google Patents
文字認識装置Info
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- JPH076207A JPH076207A JP5143964A JP14396493A JPH076207A JP H076207 A JPH076207 A JP H076207A JP 5143964 A JP5143964 A JP 5143964A JP 14396493 A JP14396493 A JP 14396493A JP H076207 A JPH076207 A JP H076207A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は手書き文字などの文字認識装置に係
り、特に文字認識率の向上及び処理速度の向上を図る文
字認識装置に関する。 【構成】 本発明は帳票読み取り部1で読み取ったイメ
ージデータから、パラメータ制御部6により自動的にパ
ラメータ値を制御し、そのパラメータ値に基づいて文字
認識後処理部4が候補文字に対して文字認識を行うの
で、認識対象の文字品質が変化した時、定量化された文
字品質とパラメータ適正値を記憶していれば、この記憶
しいてるパラメータ値に設定し、記憶された値がなけれ
ばパラメータ適正値を検出し、パラメータ値として設定
する。一度検出したパラメータ値は、その時の定量化し
た文字品質と共に記憶する。このように、文字認識装置
で設定されるパラメータを動的に再設定し、常時、パラ
メータ値を適正値に保つことができ、正しく認識された
文字の比率や処理速度の向上が図れる。
り、特に文字認識率の向上及び処理速度の向上を図る文
字認識装置に関する。 【構成】 本発明は帳票読み取り部1で読み取ったイメ
ージデータから、パラメータ制御部6により自動的にパ
ラメータ値を制御し、そのパラメータ値に基づいて文字
認識後処理部4が候補文字に対して文字認識を行うの
で、認識対象の文字品質が変化した時、定量化された文
字品質とパラメータ適正値を記憶していれば、この記憶
しいてるパラメータ値に設定し、記憶された値がなけれ
ばパラメータ適正値を検出し、パラメータ値として設定
する。一度検出したパラメータ値は、その時の定量化し
た文字品質と共に記憶する。このように、文字認識装置
で設定されるパラメータを動的に再設定し、常時、パラ
メータ値を適正値に保つことができ、正しく認識された
文字の比率や処理速度の向上が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷文字や手書き文字
の認識を行う文字認識装置に係り、特に文字認識に文字
品質を定量的に評価したパラメータ値を用いて行う文字
認識装置に関する。
の認識を行う文字認識装置に係り、特に文字認識に文字
品質を定量的に評価したパラメータ値を用いて行う文字
認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、OCR(光学式文字読み取り装
置)など、コンピュータを利用してイメージデータから
対象となる文字の認識を行う文字認識システムが開発さ
れている。この文字認識システムは、CCD等の光電変
換装置により原稿上の文字を読み取り、読み取ったイメ
ージデータの中から所定の文字データを切り出し、この
切り出した文字に対して文字認識処理を行っている。こ
の文字認識処理は、予め認識対象となる文字の入力パタ
ーンに類似する候補文字(参照パターン)を抽出し、そ
の候補文字に対して予め想定した環境での評価測定によ
り求めたパラメータ値を基準に行っている。例えば、文
字認識の対象が印刷文字であるか手書き文字であるか、
又横線印刷の帳票を使用するか枡目状の帳票を使用する
か、さらに手書き文字の場合にその品質等により決定さ
れる所謂環境により文字認識のパラメータ値を固定的に
設定し、その固定値に基づいて文字認識を行っている。
置)など、コンピュータを利用してイメージデータから
対象となる文字の認識を行う文字認識システムが開発さ
れている。この文字認識システムは、CCD等の光電変
換装置により原稿上の文字を読み取り、読み取ったイメ
ージデータの中から所定の文字データを切り出し、この
切り出した文字に対して文字認識処理を行っている。こ
の文字認識処理は、予め認識対象となる文字の入力パタ
ーンに類似する候補文字(参照パターン)を抽出し、そ
の候補文字に対して予め想定した環境での評価測定によ
り求めたパラメータ値を基準に行っている。例えば、文
字認識の対象が印刷文字であるか手書き文字であるか、
又横線印刷の帳票を使用するか枡目状の帳票を使用する
か、さらに手書き文字の場合にその品質等により決定さ
れる所謂環境により文字認識のパラメータ値を固定的に
設定し、その固定値に基づいて文字認識を行っている。
【0003】しかし、上述の様にして設定した環境が変
化した場合、例えば当初印刷文字用に使用していた文字
認識装置を手書き文字用に変更する場合や、使用する帳
票のフォーマットが変化した場合、文字記入状態や帳票
の汚れ具合が変化した場合等には文字認識を正しく行う
ことができない。したがって、常に正確な文字認識を行
う為には、初期時設定したパラメータ値を変更する必要
がある。
化した場合、例えば当初印刷文字用に使用していた文字
認識装置を手書き文字用に変更する場合や、使用する帳
票のフォーマットが変化した場合、文字記入状態や帳票
の汚れ具合が変化した場合等には文字認識を正しく行う
ことができない。したがって、常に正確な文字認識を行
う為には、初期時設定したパラメータ値を変更する必要
がある。
【0004】この為、従来のシステムでは環境が変化す
る度にオペレータ(ユーザ)がパラメータ値を設定し直
し、文字認識処理を行っていた。
る度にオペレータ(ユーザ)がパラメータ値を設定し直
し、文字認識処理を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の文字認識装置で
は、上述のように環境の変化に対してパラメータ値を適
正値に維持する為、オペレータによるパラメータ値の再
設定処理が必要である。この処理は環境が変化する度に
行わなければならず、オペレータの負担は大きいもので
ある。一方、環境が変化しているにも係わらずパラメー
タ値を再設定することなく不適正なパラメータに基づい
て文字認識を行うと文字認識率の低下や、処理速度の低
下を招く。
は、上述のように環境の変化に対してパラメータ値を適
正値に維持する為、オペレータによるパラメータ値の再
設定処理が必要である。この処理は環境が変化する度に
行わなければならず、オペレータの負担は大きいもので
ある。一方、環境が変化しているにも係わらずパラメー
タ値を再設定することなく不適正なパラメータに基づい
て文字認識を行うと文字認識率の低下や、処理速度の低
下を招く。
【0006】本発明は、パラメータ値の設定を自動化
し、オペレータの負担を軽減すると共に、文字認識率の
向上、処理速度の向上を可能とした文字認識装置を提供
することを目的とする。
し、オペレータの負担を軽減すると共に、文字認識率の
向上、処理速度の向上を可能とした文字認識装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の文字認識装置の
ひとつの構成例としては、記載された文字をイメージデ
ータに変換するイメージデータ変換手段と、該イメージ
データからもとの文字を認識する際のパラメータ値を設
定し、該パラメータ値を定量的に評価した文字品質から
測定した結果に基づき、常時適正値に保持するパラメー
タ設定/制御手段と、該パラメータ設定/制御手段で設
定したパラメータ値に基づき文字認識を行う文字認識手
段とで構成されている。
ひとつの構成例としては、記載された文字をイメージデ
ータに変換するイメージデータ変換手段と、該イメージ
データからもとの文字を認識する際のパラメータ値を設
定し、該パラメータ値を定量的に評価した文字品質から
測定した結果に基づき、常時適正値に保持するパラメー
タ設定/制御手段と、該パラメータ設定/制御手段で設
定したパラメータ値に基づき文字認識を行う文字認識手
段とで構成されている。
【0008】また、上記パラメータ設定/制御手段は文
字の品質、例えば文字の大きさや文字種、又は帳票フォ
ーマットの構成等の文字の品質を定量的に評価した文字
品質に適応するパラメータ値を学習する手段や、定量的
に評価した文字品質からパラメータ適正値を推定する手
段を有する。
字の品質、例えば文字の大きさや文字種、又は帳票フォ
ーマットの構成等の文字の品質を定量的に評価した文字
品質に適応するパラメータ値を学習する手段や、定量的
に評価した文字品質からパラメータ適正値を推定する手
段を有する。
【0009】
【作用】本発明は、認識対象の文字品質が変化した時、
定量化された文字品質とパラメータ適正値を記憶してい
れば、この記憶しいてるパラメータ値に設定し、記憶さ
れた値がなければパラメータ適正値を検出し、パラメー
タ値として新たに設定し、一度検出したパラメータ値
は、その時の定量化した文字品質と共に記憶する。この
ようにして設定されたパラメータを動的に変化させ、常
時、パラメータ値を適正値に保つことができ、正しく認
識された文字の比率や処理速度の向上が可能となり、ま
たオペレータによる再設定処理という煩わしい操作も不
要となり、オペレータの負担を軽減できる。
定量化された文字品質とパラメータ適正値を記憶してい
れば、この記憶しいてるパラメータ値に設定し、記憶さ
れた値がなければパラメータ適正値を検出し、パラメー
タ値として新たに設定し、一度検出したパラメータ値
は、その時の定量化した文字品質と共に記憶する。この
ようにして設定されたパラメータを動的に変化させ、常
時、パラメータ値を適正値に保つことができ、正しく認
識された文字の比率や処理速度の向上が可能となり、ま
たオペレータによる再設定処理という煩わしい操作も不
要となり、オペレータの負担を軽減できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本実施例の文字認識パラメ
ータ制御システムのシステムブロック図である。本シス
テムは帳票読み取り部1、文字認識前処理部2、文字認
識部3、文字認識後処理部4、オペレータ操作部5、パ
ラメータ制御部6で構成されている。帳票読み取り部1
は、例えば用紙上に書かれたイメージデータなどを読み
取る装置であり、用紙上の文字を読み取る不図示の光電
変換部(文字読み取り部)、及び文字が記載された用紙
を光電変換部へ搬送する不図示の搬送部で構成されてい
る。光電変換部はCCDセンサやMOS形イメージセン
サで構成され、搬送部を送られる用紙上の文字を光電変
換して読み取り、デジタルデータとして文字認識前処理
部2へ出力する。
照しながら説明する。図1は本実施例の文字認識パラメ
ータ制御システムのシステムブロック図である。本シス
テムは帳票読み取り部1、文字認識前処理部2、文字認
識部3、文字認識後処理部4、オペレータ操作部5、パ
ラメータ制御部6で構成されている。帳票読み取り部1
は、例えば用紙上に書かれたイメージデータなどを読み
取る装置であり、用紙上の文字を読み取る不図示の光電
変換部(文字読み取り部)、及び文字が記載された用紙
を光電変換部へ搬送する不図示の搬送部で構成されてい
る。光電変換部はCCDセンサやMOS形イメージセン
サで構成され、搬送部を送られる用紙上の文字を光電変
換して読み取り、デジタルデータとして文字認識前処理
部2へ出力する。
【0011】文字認識前処理部2は上記帳票読み取り部
1が読み取ったイメージデータから雑音除去、2値化、
所謂文字切りだし等の前処理を行う。例えば、読み取っ
た文字データに所謂“しみ”、“欠け”等の雑音がある
場合にこれを除去(雑音除去)し、読み取った文字デー
タの濃度値を白黒の2値に量子化し、読み取った文字デ
ータの中の所定数の文字列を切り出し、切り出した文字
を文字認識部3へ出力する。
1が読み取ったイメージデータから雑音除去、2値化、
所謂文字切りだし等の前処理を行う。例えば、読み取っ
た文字データに所謂“しみ”、“欠け”等の雑音がある
場合にこれを除去(雑音除去)し、読み取った文字デー
タの濃度値を白黒の2値に量子化し、読み取った文字デ
ータの中の所定数の文字列を切り出し、切り出した文字
を文字認識部3へ出力する。
【0012】文字認識部3は、上記文字認識前処理部2
が切り出した文字を認識し、例えば構造解析法や、パタ
ーン整合法を使用し、類似する候補文字を文字認識後処
理部4へ出力する。
が切り出した文字を認識し、例えば構造解析法や、パタ
ーン整合法を使用し、類似する候補文字を文字認識後処
理部4へ出力する。
【0013】文字認識後処理部4は単語辞書を有し、上
記文字認識部3から出力される候補文字について単語辞
書を検索し、対応する文字を単語辞書から読み出す。こ
の処理はパラメータ制御部6から出力されるパラメータ
値に基づいて行う。すなわち、パラメータ制御部6は上
記文字認識後処理部4で行う候補文字と単語辞書との照
合範囲を指定する為のパラメータ値を設定する回路であ
り、後述する環境に基づいてパラメータ値を設定する。
尚、このパラメータ値の設定は帳票読み取り部1で読み
取った文字データ(イメージデータ)を直接パラメータ
制御部6に入力することにより、このデータに基づいて
設定する。
記文字認識部3から出力される候補文字について単語辞
書を検索し、対応する文字を単語辞書から読み出す。こ
の処理はパラメータ制御部6から出力されるパラメータ
値に基づいて行う。すなわち、パラメータ制御部6は上
記文字認識後処理部4で行う候補文字と単語辞書との照
合範囲を指定する為のパラメータ値を設定する回路であ
り、後述する環境に基づいてパラメータ値を設定する。
尚、このパラメータ値の設定は帳票読み取り部1で読み
取った文字データ(イメージデータ)を直接パラメータ
制御部6に入力することにより、このデータに基づいて
設定する。
【0014】一方、オペレータ操作部5はディスプレイ
及びキーボードで構成され、例えば上記文字認識後処理
部4へ読み出された候補文字の表示や、文字認識後処理
部4で最終認識した文字を表示する。また、オペレータ
が指示する誤認識文字の修正等の操作信号も入力する。
及びキーボードで構成され、例えば上記文字認識後処理
部4へ読み出された候補文字の表示や、文字認識後処理
部4で最終認識した文字を表示する。また、オペレータ
が指示する誤認識文字の修正等の操作信号も入力する。
【0015】次に、上述の構成の文字認識装置におい
て、文字の認識処理動作を説明する。先ず、前述のよう
に帳票読み取り部1により不図示の用紙上の文字が光電
変換され、イメージデータ(デジタルデータ)として読
み取られる。このイメージデータは文字認識前処理部2
により、前述の如く雑音が除去され、所定の文字列とし
て切り出され、文字認識部3へ出力される。文字認識部
3では、前述のように入力したイメージデータから類似
する候補文字を選択して文字認識後処理部4へ出力し、
文字認識後処理部4では単語辞書を参照して正確な文字
を認識する。この時、文字認識後処理部4での文字認識
処理は、パラメータ制御部6から出力されるパラメータ
に基づいて行われる。そして、このパラメータ値をパラ
メータ制御部6で決定する処理が図2に示すフローチャ
ートである。
て、文字の認識処理動作を説明する。先ず、前述のよう
に帳票読み取り部1により不図示の用紙上の文字が光電
変換され、イメージデータ(デジタルデータ)として読
み取られる。このイメージデータは文字認識前処理部2
により、前述の如く雑音が除去され、所定の文字列とし
て切り出され、文字認識部3へ出力される。文字認識部
3では、前述のように入力したイメージデータから類似
する候補文字を選択して文字認識後処理部4へ出力し、
文字認識後処理部4では単語辞書を参照して正確な文字
を認識する。この時、文字認識後処理部4での文字認識
処理は、パラメータ制御部6から出力されるパラメータ
に基づいて行われる。そして、このパラメータ値をパラ
メータ制御部6で決定する処理が図2に示すフローチャ
ートである。
【0016】すなわち、パラメータ制御部6は帳票読み
取り部1で読み取ったイメージデータを前述の如く直接
入力し、このデータに基づいて処理を実行する。先ず、
帳票読み取り部1からイメージデータを受け取ると、こ
のイメージデータを定量化し、しきい値をセットする
(ステップ(以下STという)1)。すなわち、このし
きい値は文字の大きさ、字体、筆記者の字の特徴等に基
づいて定量化処理を行い、そのデータからしきい値を設
定する。例えば、この定量化処理の具体例として、文字
品質をレベル「1」からレベル「10」で表し、イメー
ジデータから判断して文字品質が最も劣るものをレベル
「1」とし、文字品質が最も優れているものをレベル
「10」とする。そして、上述のしきい値の設定は、上
述の文字品質を基準値として決定する。例えば、始めの
帳票の文字品質がレベル「4」であれば、このレベル
「4」を基準値として+2から−2の範囲、すなわち
「2」と「6」をしきい値とする。図3はこのしきい値
の概念を示す図であり、この場合基軸に該当する値が
「4」であり、下限のしきい値aが「2」であり、上限
のしきい値bが「6」である。
取り部1で読み取ったイメージデータを前述の如く直接
入力し、このデータに基づいて処理を実行する。先ず、
帳票読み取り部1からイメージデータを受け取ると、こ
のイメージデータを定量化し、しきい値をセットする
(ステップ(以下STという)1)。すなわち、このし
きい値は文字の大きさ、字体、筆記者の字の特徴等に基
づいて定量化処理を行い、そのデータからしきい値を設
定する。例えば、この定量化処理の具体例として、文字
品質をレベル「1」からレベル「10」で表し、イメー
ジデータから判断して文字品質が最も劣るものをレベル
「1」とし、文字品質が最も優れているものをレベル
「10」とする。そして、上述のしきい値の設定は、上
述の文字品質を基準値として決定する。例えば、始めの
帳票の文字品質がレベル「4」であれば、このレベル
「4」を基準値として+2から−2の範囲、すなわち
「2」と「6」をしきい値とする。図3はこのしきい値
の概念を示す図であり、この場合基軸に該当する値が
「4」であり、下限のしきい値aが「2」であり、上限
のしきい値bが「6」である。
【0017】次に、上述のようにして定量化し、設定し
たしきい値に基づいてパラメータ値の適性値を設定する
(ST2)。パラメータ値の適性値の設定は、同一の帳
票についてパラメータ値を順次変更しながら何回か文字
認識処理を行い、その都度文字認識率と処理速度を測定
しパラメータ値の全てについて計測を行う。すなわち、
枡目や横ライン、白紙等の別、帳票の汚れ等が同一の帳
票に対して、例えばしきい値(しきい値の基軸値)がレ
ベル「4」の文字について、パラメータ値を順次変更し
ながら複数回の文字認識処理を行い、その都度文字認識
率と処理速度を測定しパラメータ値の全てについて計測
を行い、その中で最も文字認識率及び処理速度が良いパ
ラメータ値を設定する。したがって、この時設定される
パラメータ値は、同一帳票の条件で当該文字品質(例え
ば「4」)の時、最も適したパラメータ値である。
たしきい値に基づいてパラメータ値の適性値を設定する
(ST2)。パラメータ値の適性値の設定は、同一の帳
票についてパラメータ値を順次変更しながら何回か文字
認識処理を行い、その都度文字認識率と処理速度を測定
しパラメータ値の全てについて計測を行う。すなわち、
枡目や横ライン、白紙等の別、帳票の汚れ等が同一の帳
票に対して、例えばしきい値(しきい値の基軸値)がレ
ベル「4」の文字について、パラメータ値を順次変更し
ながら複数回の文字認識処理を行い、その都度文字認識
率と処理速度を測定しパラメータ値の全てについて計測
を行い、その中で最も文字認識率及び処理速度が良いパ
ラメータ値を設定する。したがって、この時設定される
パラメータ値は、同一帳票の条件で当該文字品質(例え
ば「4」)の時、最も適したパラメータ値である。
【0018】次に、上述の処理で設定したパラメータ値
に基づいて文字認識処理を行い、設定したしきい値を越
えるか判断する(ST3)。この判断は具体的には、上
述の文字認識処理の間、帳票読み取り部1で読み取った
文字に対し、認識した文字がどの程度の割合で正解して
いるか、又処理速度が所定の時間以内かを調べることに
より行う。ここで、予め設定した正解文字認識率、処理
速度の範囲内である時、しきい値を越えていないと判断
する(ST3がno(ノー))。したがって、この場合
は、そのまま文字認識処理を継続する。
に基づいて文字認識処理を行い、設定したしきい値を越
えるか判断する(ST3)。この判断は具体的には、上
述の文字認識処理の間、帳票読み取り部1で読み取った
文字に対し、認識した文字がどの程度の割合で正解して
いるか、又処理速度が所定の時間以内かを調べることに
より行う。ここで、予め設定した正解文字認識率、処理
速度の範囲内である時、しきい値を越えていないと判断
する(ST3がno(ノー))。したがって、この場合
は、そのまま文字認識処理を継続する。
【0019】一方、上述の文字認識処理がしきい値を越
えていると判断する時(ST3がyes(イエス))、
パラメータ値が適性値か判断(照合)する(ST4)。
このパラメータ値が適正値かの判断(照合)は、帳票読
み取り部1が現在読み取っているイメージデータの文字
品質から適正なパラメータ値が分かり、そのパラメータ
値が後述するメモリで照合できたかの判断である。ここ
で、照合できた場合には当該パラメータ値を設定する
(ST6)。一方、照合できなかった場合にはパラメー
タ値を新たに設定する(ST5)。ここで、このパラメ
ータ値の設定は上述の処理(ST2)と同様であり、同
一の帳票についてパラメータ値を順次変更しながら何回
か文字認識処理を行い、最も文字認識率及び処理速度が
良いパラメータ値を設定する。
えていると判断する時(ST3がyes(イエス))、
パラメータ値が適性値か判断(照合)する(ST4)。
このパラメータ値が適正値かの判断(照合)は、帳票読
み取り部1が現在読み取っているイメージデータの文字
品質から適正なパラメータ値が分かり、そのパラメータ
値が後述するメモリで照合できたかの判断である。ここ
で、照合できた場合には当該パラメータ値を設定する
(ST6)。一方、照合できなかった場合にはパラメー
タ値を新たに設定する(ST5)。ここで、このパラメ
ータ値の設定は上述の処理(ST2)と同様であり、同
一の帳票についてパラメータ値を順次変更しながら何回
か文字認識処理を行い、最も文字認識率及び処理速度が
良いパラメータ値を設定する。
【0020】次に、上述の様にして設定したパラメータ
値に基づいて上述の文字認識処理を実行する。また、上
述の処理(ST2、及びST5)に基づいて設定した文
字品質とパラメータ値とを不図示のメモリに記憶する
(ST7)。例えば、文字品質がレベル「7」の時パラ
メータ値が「15」であれば、文字品質「7」、パラメ
ータ値「15」を一対としてメモリに記憶する。そし
て、この文字品質、パラメータ値に対するしきい値を再
設定する(ST8)。例えば、文字品質が「7」であれ
ば、上述の図3から下限のしきい値aが「5」であり、
上限のしきい値bが「9」である。
値に基づいて上述の文字認識処理を実行する。また、上
述の処理(ST2、及びST5)に基づいて設定した文
字品質とパラメータ値とを不図示のメモリに記憶する
(ST7)。例えば、文字品質がレベル「7」の時パラ
メータ値が「15」であれば、文字品質「7」、パラメ
ータ値「15」を一対としてメモリに記憶する。そし
て、この文字品質、パラメータ値に対するしきい値を再
設定する(ST8)。例えば、文字品質が「7」であれ
ば、上述の図3から下限のしきい値aが「5」であり、
上限のしきい値bが「9」である。
【0021】以後、文字認識処理を行う間、文字認識後
処理部4はパラメータ制御部6から出力されるしきい値
に基づいて文字認識処理を実行し、しきい値が上述の設
定値を越える時(ST3がyes)、既にメモリに新た
な文字品質に対するパラメータ値が設定されていれば
(ST4がyes)、当該設定値を照合して直ちに対応
するパラメータ値を指定して文字認識処理を継続する。
この処理により、文字品質の環境が変化する度にパラメ
ータ値を一々適性値に設定する処理を行う必要がない。
この為、本実施例では一度定量化した文字品質は、その
時に検出したパラメータ値と一緒に記憶する。そして、
記憶しておいた文字を再度読み込んだ時、記憶したパラ
メータ値を使用するものである。
処理部4はパラメータ制御部6から出力されるしきい値
に基づいて文字認識処理を実行し、しきい値が上述の設
定値を越える時(ST3がyes)、既にメモリに新た
な文字品質に対するパラメータ値が設定されていれば
(ST4がyes)、当該設定値を照合して直ちに対応
するパラメータ値を指定して文字認識処理を継続する。
この処理により、文字品質の環境が変化する度にパラメ
ータ値を一々適性値に設定する処理を行う必要がない。
この為、本実施例では一度定量化した文字品質は、その
時に検出したパラメータ値と一緒に記憶する。そして、
記憶しておいた文字を再度読み込んだ時、記憶したパラ
メータ値を使用するものである。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば文字認識の為のパラメータを動的に設定し、このパ
ラメータを自動的に常時適正値に保つことができ、オペ
レータの負担を軽減することができる。
れば文字認識の為のパラメータを動的に設定し、このパ
ラメータを自動的に常時適正値に保つことができ、オペ
レータの負担を軽減することができる。
【0023】また、文字認識の為のパラメータを自動的
に適正値に保持することができるので、文字認識率が向
上すると共に、文字認識の処理速度を向上することがで
きる。
に適正値に保持することができるので、文字認識率が向
上すると共に、文字認識の処理速度を向上することがで
きる。
【図1】一実施例の文字認識パラメータ制御システムの
システムブロック図である。
システムブロック図である。
【図2】一実施例の文字認識パラメータ制御システムの
動作を説明するフローチャートである。
動作を説明するフローチャートである。
【図3】しきい値の概念を説明する図である。
1 帳票読み取り部 2 文字認識前処理部 3 文字認識部 4 文字認識後処理部 5 オペレータ操作部 6 パラメータ制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 記載された文字をイメージデータに変換
するイメージデータ変換手段と、 該イメージデータからもとの文字を認識する際のパラメ
ータ値を設定し、該パラメータ値を定量的に評価した文
字品質から測定した結果に基づき、常時適正値に保持す
るパラメータ設定/制御手段と、 該パラメータ設定/制御手段で設定したパラメータ値に
基づき文字認識を行う文字認識手段と、 を有することを特徴とする文字認識装置。 - 【請求項2】 前記パラメータ設定/制御手段は、定量
的に評価した文字品質に適応するパラメータ値を学習す
る手段を具備することを特徴とする請求項1記載の文字
認識装置。 - 【請求項3】 前記パラメータ設定/制御手段は、定量
的に評価した文字品質からパラメータ適正値を推定する
手段を具備することを特徴とする請求項1記載の文字認
識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143964A JPH076207A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 文字認識装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143964A JPH076207A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 文字認識装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076207A true JPH076207A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15351153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143964A Withdrawn JPH076207A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 文字認識装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076207A (ja) |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP5143964A patent/JPH076207A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |