JP2002074262A - 認識文字修正方法 - Google Patents

認識文字修正方法

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JP2002074262A
JP2002074262A JP2000257416A JP2000257416A JP2002074262A JP 2002074262 A JP2002074262 A JP 2002074262A JP 2000257416 A JP2000257416 A JP 2000257416A JP 2000257416 A JP2000257416 A JP 2000257416A JP 2002074262 A JP2002074262 A JP 2002074262A
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JP2000257416A
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Jutaro Ishioka
寿太郎 石岡
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Japan Digital Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の人によって記入された帳票を記入者毎
に識別して、帳票に記入された文字の認識結果を記入者
に応じて自動修正する認識文字修正方法の提供。 【解決手段】 文字認識部21は読取ったイメージの文
字認識を行い、認識結果をモニタ4に表示する。筆記特
性判定部22は原稿を2枚以上読み込んだ場合に前後の
原稿に記入されている文字の筆記特性を調べ、今回の処
理対象の原稿の記入者が前回の原稿と同じか否かを判定
し、同一人物の原稿の場合には前回の修正結果(修正履
歴)を有効とし同一でない場合には前回の修正履歴を消
去する。認識文字修正部23は修正入力結果と前回の修
正履歴に基づいてそれら棄却イメージ或いは誤認識され
た文字の修正を行い、認識結果を今回の修正結果で修正
して修正履歴を更新・追加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字認識装置に関
し、特に、認識結果を修正すると同時に、修正した文字
に類似する他の文字の認識結果の自動修正技術に関し、
特に、複数の人によって記入された帳票を大量に読み込
み、それらの認識結果を自動修正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(1)従来、文字認識装置では入力され
た画像(イメージデータ)から文字パターンを読み取
り、読み取った文字パターンの特徴量と認識辞書に含ま
れる複数のカテゴリの特徴量のそれぞれとを比較し、認
識候補文字を出力する文字認識処理を行って認識結果を
表示し、それを基にオペレータが棄却された入力文字パ
ターンや誤認識となった文字パターンを一つずつ手作業
(キー操作)で修正していた。 (2)また、特開平4−67282号公報には、オペレ
ータが認識結果を修正した修正済みの文字パターンと抽
出された他の文字パターンの全てと特徴量を比較し、そ
の文字パターンの特徴量の類似度が所定値より大きい場
合にその文字パターンに対応する文字コードをオペレー
タによって修正された文字コードに置き換えて更新する
ことにより以後の誤認識文字を正解の文字コードに自動
的に修正する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)の方法では修正する時に全てに対してオペレータ
がキー入力する必要があるので手間がかかり、オペレー
タの負担になっていた。特に、同じように記入された癖
字が多数ある場合に同じ修正作業を繰り返し行うことと
なり、作業を効率よく行う上で問題があった。なお、癖
字についてはユーザ認識辞書に登録する方法もあるが、
個性の強い癖字まで登録するとバランスを欠いて他の文
字の認識まで影響を及ぼすことがあるという問題点があ
った。更に、上記(2)の方法ではオペレータが認識結
果を修正した文字パターンと、抽出された他の各文字パ
ターンの全てと特徴量を比較しているので処理時間がか
かるといった問題点があった。
【0004】上記問題点を解決するために開発された技
術として、本発明の発明者によって発明され本願特許出
願人によって平成12年2月21日に出願された特願2
000−042616号に記載された発明がある。
【0005】上記発明は、読み取られた文字イメージ
の特徴を抽出し、抽出された各文字イメージの特徴と認
識辞書とを比較して各文字イメージの認識結果を出力す
る文字認識装置において、認識結果に対して修正入力が
あったとき、修正対象となった文字イメージと、各文字
イメージのうちでこの修正対象となった文字イメージの
認識結果と同じ認識結果が出力された文字イメージとの
類似性を調べ、各文字イメージのうち修正対象となった
文字イメージと類似している文字イメージの認識結果を
修正入力の結果で修正する、ことを特徴とする認識文字
修正方法。
【0006】読み取られた文字イメージの特徴を抽出
し、抽出された各文字イメージの特徴と認識辞書とを比
較して各文字イメージの認識結果を出力する文字認識装
置において、認識結果に対して修正入力があったとき、
認識辞書から修正対象となった文字イメージが属するカ
テゴリのうち類似度の高い順に所定数の認識候補文字を
抽出し、修正入力により入力された文字が上記所定数の
認識文字候補中に含まれるか否かを調べ、修正入力によ
り入力された文字が上記所定数の認識文字候補中に含ま
れる場合に、修正対象となった文字イメージと各文字イ
メージのうち該修正対象となった文字イメージの認識結
果と同じ認識結果の文字イメージとの類似性を調べ、各
文字イメージのうち修正対象となった文字イメージと類
似している文字イメージの認識結果を修正入力の結果で
修正する、ことを特徴とする認識文字修正方法。
【0007】読み取られた文字イメージの特徴を抽出
し、抽出された各文字イメージの特徴と認識辞書とを比
較して各文字イメージの文字コードまたは棄却コードを
出力する文字認識装置において、修正入力に対し、修正
対象となった文字イメージが棄却コード出力の対象とさ
れた文字イメージか否かを調べ、修正対象となった文字
イメージが棄却コード出力の対象とされた文字イメージ
の場合は、修正対象となった文字イメージと、各文字イ
メージのうち棄却コード出力の対象とされた文字イメー
ジとの類似性を調べ、棄却コード出力の対象となった文
字イメージのうち修正対象となった文字イメージと類似
している文字イメージの文字コードを修正入力された文
字の文字コードで置換する、ことを特徴とする認識文字
修正方法。
【0008】読み取られた文字イメージの特徴を抽出
し、抽出された各文字イメージの特徴と認識辞書とを比
較して各文字イメージの文字コードまたは棄却コードを
出力する文字認識装置において、修正入力に対し、修正
対象となった文字イメージが棄却コード出力の対象とさ
れた文字イメージか否かを調べ、修正対象となった文字
イメージが棄却コード出力の対象とされた文字イメージ
でない場合は、修正対象となった文字イメージと、各文
字イメージのうちこの修正対象となった文字イメージの
文字コードと同じ文字コードとして認識された文字イメ
ージとの類似性を調べ、各文字イメージのうち修正対象
となった文字イメージと類似している文字イメージの文
字コードを修正入力された文字の文字コードで置換す
る、ことを特徴とする認識文字修正方法、等からなる
が、上記発明の認識文字修正方法で、複数の人間によっ
て記入された帳票を大量に読み込んで自動修正処理を行
うと、別なカテゴリでも別人物であれば特徴が似たよう
なものがある場合があるので、ある人物の記入した帳票
に対しては有効な自動修正を行うことができるが、別の
人物が記入した帳票に関しては間違った自動修正を行う
可能性があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、複数の人によって記入された帳票を記入
者毎に識別して、帳票に記入された文字の認識結果を記
入者に応じて自動修正する認識文字修正方法の提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明の認識文字修正方法は、読み取られた文
字イメージの特徴を抽出し、抽出された各文字イメージ
の特徴と認識辞書とを比較して各文字イメージの認識結
果を出力する文字認識装置において、複数の原稿を読取
った場合に、先に読取った第1の原稿の筆記特性と次に
読取った第2の原稿に記入されている文字の筆記特性を
調べ、第2の原稿の記入者が第1の原稿の記入者と同じ
か否かを判定する工程と、上記工程により、第2の原稿
の記入者と第1の原稿の記入者が異なっていると判定さ
れた場合に、第1の原稿の修正情報を消去する工程と、
必要に応じて修正入力を行う工程と、上記工程で修正対
象となった文字イメージと各文字イメージのうちで修正
情報で示される文字イメージとの類似性を調べる工程
と、上記工程で類似性ありと判定された場合に、各文字
イメージのうち修正情報で示される文字イメージと類似
している文字イメージの認識結果を修正入力の結果で修
正する工程と、上記工程で修正した文字イメージの修正
情報として保持する工程と、を含むことを特徴とする。
【0011】また、第2の発明の認識文字修正方法は、
読み取られた文字イメージの特徴を抽出し、抽出された
各文字イメージの特徴と認識辞書とを比較して各文字イ
メージの認識結果を出力する文字認識装置において、複
数の原稿を読取った場合に、先に読取った第1の原稿の
筆記特性と次に読取った第2の原稿に記入されている文
字の筆記特性を調べ、第2の原稿の記入者が第1の原稿
の記入者と同じか否かを判定する工程と、上記工程によ
り、第2の原稿の記入者と第1の原稿の記入者が異なっ
ていると判定された場合に、第1の原稿の修正情報を消
去する工程と、認識結果に対して修正入力があったと
き、認識辞書から修正対象となった文字イメージが属す
るカテゴリのうち類似度の高い順に所定数の認識候補文
字を抽出する工程と、修正入力により入力された文字が
上記所定数の認識文字候補中に含まれるか否かを調べる
工程と、上記工程により、修正入力により入力された文
字が上記所定数の認識文字候補中に含まれると判定され
た場合に、上記工程で修正対象となった文字イメージと
前記各文字イメージのうちで修正情報で示される文字イ
メージとの類似性を調べる工程と、上記工程で類似性あ
りと判定された場合に、各文字イメージのうち修正情報
で示される文字イメージと類似している文字イメージの
認識結果を修正入力の結果で修正する工程と、上記工程
で修正した文字イメージの修正情報として保持する工程
と、を含むことを特徴とする。
【0012】また、第3の発明の認識文字修正方法は、
読み取られた文字イメージの特徴を抽出し、抽出された
各文字イメージの特徴と認識辞書とを比較して各文字イ
メージの文字コードまたは棄却コードを出力する文字認
識装置において、複数の原稿を読取った場合に、先に読
取った第1の原稿の筆記特性と次に読取った第2の原稿
に記入されている文字の筆記特性を調べ、第2の原稿の
記入者が第1の原稿の記入者と同じか否かを判定する工
程と、上記工程により、第2の原稿の記入者と第1の原
稿の記入者が異なっていると判定された場合に、第1の
原稿の修正情報を消去する工程と、必要に応じて修正入
力を行う工程と、上記工程で修正対象となった文字イメ
ージと前記各文字イメージのうちで修正情報で示される
文字イメージとの類似性を調べる工程と、上記工程で類
似性ありと判定された場合に、各文字イメージのうち前
記修正情報で示される文字イメージと類似している文字
イメージの認識結果を前記修正入力の結果で修正する工
程と、上記工程で修正した文字イメージの修正情報とし
て保持する工程と、修正入力に対し、修正対象となった
文字イメージが棄却コード出力の対象とされた文字イメ
ージか否かを調べる工程と、上記工程により、修正対象
となった文字イメージが棄却コード出力の対象とされた
文字イメージと判定された場合は、該修正対象となった
文字イメージと、各文字イメージのうち前記棄却コード
出力の対象とされた文字イメージとの類似性を調べ、棄
却コード出力の対象となった文字イメージのうち修正情
報で示される文字イメージと類似している文字イメージ
の文字コードを修正入力された文字の文字コードで置換
する工程と、を含むことを特徴とする。
【0013】また、第4の発明の認識文字修正方法は、
読み取られた文字イメージの特徴を抽出し、抽出された
各文字イメージの特徴と認識辞書とを比較して各文字イ
メージの文字コードまたは棄却コードを出力する文字認
識装置において、複数の原稿を読取った場合に、先に読
取った第1の原稿の筆記特性と次に読取った第2の原稿
に記入されている文字の筆記特性を調べ、第2の原稿の
記入者が第1の原稿の記入者と同じか否かを判定する工
程と、上記工程により、第2の原稿の記入者と第1の原
稿の記入者が異なっていると判定された場合に、第1の
原稿の修正情報を消去する工程と、必要に応じて修正入
力を行う工程と、上記工程で修正対象となった文字イメ
ージと各文字イメージのうちで修正情報で示される文字
イメージとの類似性を調べる工程と、上記工程で類似性
ありと判定された場合に、各文字イメージのうち前記修
正情報で示される文字イメージと類似している文字イメ
ージの認識結果を修正入力の結果で修正する工程と、上
記工程で修正した文字イメージの修正情報として保持す
る工程と、上記工程で修正入力の対象となった文字イメ
ージが棄却コード出力の対象とされた文字イメージか否
かを調べる工程と、修正対象となった文字イメージが棄
却コード出力の対象とされた文字イメージでない場合
は、該修正対象となった文字イメージと、各文字イメー
ジのうちこの修正対象となった文字イメージの文字コー
ドと同じ文字コードとして認識された文字イメージとの
類似性を調べ、各文字イメージのうち前記修正情報で示
される文字イメージと類似している文字イメージの文字
コードを前記修正入力された文字の文字コードで置換す
る工程と、を含むことを特徴とする。
【0014】また、第5の発明は第1乃至第4の発明の
認識文字修正方法において、修正入力があったとき、認
識辞書からこの修正対象になった文字イメージが属する
カテゴリのうち類似度の高い順に所定数の認識候補文字
を抽出し、修正入力により入力された文字が上記所定数
の認識文字候補中に含まれているか否かを調べ、含まれ
ている場合に、修正対象となった文字イメージが棄却コ
ード出力の対象とされた文字イメージか否かを調べるこ
と、を特徴とする。
【0015】また、第6の発明は第1乃至第4の発明の
認識文字修正方法において、第1の原稿の筆記特性と次
に読取った第2の原稿に記入されている文字の筆記特性
を調べ、第2の原稿の記入者が第1の原稿の記入者と同
じか否かを判定する工程は、第1の原稿におけるマルチ
テンプレートの認識辞書の使用頻度を観測する工程と、
この工程により観測された認識辞書の使用頻度に第1の
原稿と第2の原稿の間で有意差があるか否かを判定する
工程と、を含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】[実施の形態(1)] 1.構成 図1は本発明の認識文字の修正方法を適用可能な文字認
識装置の一実施例の構成を示すブロック図であり、図2
は認識処理部2の一実施例を示すブロック図である。図
1で、文字認識装置10は、原稿読取り装置1、認識処
理部2、ハードディスク(HD)3、モニタ4及びキー
ボード5を備えている。原稿読取り装置1はOCR(光
学的文字読取り装置)やスキャナー等のイメージリーダ
からなり、原稿を読み取ってイメージデータに変換し、
認識処理部2に渡す。また、認識処理部2は、図2に示
すように文字認識部21、筆記特性判定部22、認識文
字修正部23及び制御部24と認識辞書31を備えてい
る。
【0017】図2で、文字認識部21は原稿読取り装置
1から受け取ったイメージデータから1文字分ずつ文字
イメージを切り出して文字認識処理を行い、認識結果
(文字コード或いは棄却コード)を出力すると共にモニ
タ4に表示する。また、筆記特性判定部22は原稿を2
枚以上読み込んだ場合に読取った原稿に記入されている
文字の筆記特性を調べ、今回の処理対象の原稿の記入者
が前回処理したと同じ人物が記入した原稿か否かを判定
し、同一人物が記入した原稿の場合には前回の修正結果
(修正履歴)を有効とし、前回の記入者と同一人物でな
い者が記入した原稿の場合には前回の修正履歴を無効と
してリセット(消去)する。
【0018】また、認識文字修正部23は棄却イメージ
の修正或いは誤認識の修正のためにオペレータによって
キーボード5から修正入力がされた場合には、入力結果
と前回の修正履歴に基づいてそれら棄却イメージ或いは
誤認識された文字の修正(キー入力による修正及び自動
修正)を行い、ハードディスク3に書き込まれた認識結
果を今回の修正結果で修正して修正履歴を更新・追加す
る。また、認識文字修正部23は筆記特性判定部22で
今回の処理対象の原稿の記入者が前回処理した人物と異
なる人物が記入した原稿と判定した場合には修正履歴
(消去されている)に今回の修正結果を追加する。
【0019】また、制御部24はCPU、内部メモリ
(RAM)およびその周辺回路からなり、上述した文字
認識装置10全体の制御及び文字認識装置10及び認識
処理部2の各構成部分の動作を制御する。また、制御部
24はハードディスク3又はプログラム格納用ROMに
格納された認識処理プログラム(図2の文字認識部21
及び認識文字修正部23に相当)の実行を制御し文字認
識を行う(本実施の形態では、認識処理プログラムを構
成するプログラムモジュールである筆記特性判定プログ
ラム及び認識文字修正プログラムにより、本発明の筆記
特性判定動作及び認識文字修正動作の実行制御を行
う)。
【0020】また、ハードディスク3には認識辞書31
を格納する領域が確保されている(認識辞書31はRO
M又は物理的に別のハードディスクとしてもよい)。ま
た、ハードディスク3には認識処理プログラムのほか文
字認識装置10(10’)の実行制御に必要な各種プロ
グラム群を格納することもできる。また、修正履歴記憶
部32は制御部24の内部メモリ、ハードディスク又は
図示しないメモリに認識結果を記憶する領域と共に確保
されている。
【0021】2.動作 図3は、図2の筆記特性判定部22(ステップS1、S
2)及び認識文字修正部23の動作の一実施例を示すフ
ローチャート(ステップS3〜S13)であり、各ステ
ップの動作シーケンスの制御は制御部24によって行わ
れる。 ステップS0:(認識結果の表示等) 原稿読取り装置1で読み取られた原稿イメージ(図4)
はイメージデータに変換され、文字認識部21で1文字
分ずつ文字イメージを切り出して文字認識処理される。
そして、認識結果(文字コード及び棄却コード(例えば
「?」に対応するコード))とそれぞれの認識結果が対
応する文字イメージ(原稿読取り装置1で読み取られた
イメージ)の特徴量が出力され、原稿1枚単位でハード
ディスク3に記憶される。文字認識部21は原稿読取り
装置1にセットされた原稿が全て読み取られる毎に、文
字認識〜ハードディスク3への記憶動作を繰り返し、原
稿読取りが全て終了するとS1に遷移する。なお、文字
認識の際、棄却された文字イメージには棄却記号(実施
例では「?」)に対応する文字コードが対応付けられ
る。
【0022】ステップS1:(筆記特性の判定) 筆記特性判定部22は、上記ステップS0で読み込んだ
原稿が2枚以上の場合に後述するような方法で読取った
原稿に記入されている文字の特性を調べ、今回の処理対
象の原稿の記入者が前回処理したと同じ人物が記入した
原稿か否かを判定し、同一人物が記入した原稿の場合に
はS3に遷移し、前回の記入者と同一人物でない者が記
入した原稿の場合にはS2に遷移する。
【0023】ステップS2:(修正情報の消去) 筆記特性判定部22は修正履歴記憶部32に記憶されて
いる前回の修正情報を修正履歴記憶部32から消去す
る。
【0024】ステップS3:(認識結果及び特徴量の読
み出し及び表示) 認識文字修正部23は、ハードディスク3から原稿1枚
分の認識結果(文字コード)及び原稿読取り装置1で読
み取られた各文字イメージ(原稿1枚分)の特徴量を読
み出し内部メモリに保持(記憶)すると共に、その原稿
1枚分の認識結果(文字コード)をモニタ4に送る。モ
ニタ4は受け取った文字コードを文字イメージに変換し
て表示する(この際、棄却された文字の部分には棄却記
号「?」が表示されることとなる(図5))。
【0025】ステップS4:(オペレータによる修正入
力の有無判定) オペレータはモニタ4に表示された1頁分の認識結果を
原稿と対照させて調べ、棄却文字(認識できなかった
文字、すなわち、棄却されたイメージで棄却を意味する
棄却記号「?」が表示されている部分に相当する文字)
がある場合と、誤認識文字(正解として認識されては
いるが原稿とは異なった文字)を見つけた場合に原稿を
参照してキーボード5から正しい文字をキー入力する。
制御部24はキーボードからの信号を調べ、キー入力が
あった場合には修正入力ありとしてS5に遷移する。ま
た、頁換えキー或いは終了キー操作がなされた場合には
S9に遷移する。
【0026】ステップS5:(修正入力の判定(棄却文
字修正?、誤認識等修正?)) 上記ステップS4でキー入力の対象とされたモニタ4上
の文字イメージが棄却記号「?」で表示された文字イメ
ージ(以下、棄却文字イメージ)の場合には棄却イメー
ジ修正入力と判定してS6に遷移し、そうでない場合に
は誤認識文字等に対する修正入力と判定してS11に遷
移する。
【0027】ステップS6:(キー入力による棄却イメ
ージの修正及び修正情報追加) 認識文字修正部23はキー入力された文字コードで内部
メモリ上の原稿1枚分のデータのうち現在修正対象とし
た棄却記号「?」の文字コード部分を入力した文字コー
ドで置き換える(これにより修正後の文字イメージがモ
ニタ4に表示される)。なお、キー入力した文字コード
で文字コード部分を置き換える前の文字イメージ(以
下、修正前棄却文字イメージ)、認識結果及び特徴量等
を含む修正情報を修正履歴記憶部32に記憶(追加記
憶)する。
【0028】ステップS7:(修正前棄却文字イメージ
と他の棄却イメージの特徴量の比較) 認識文字修正部23は上記ステップS6で修正履歴記憶
部32に保持された修正情報で示される前棄却文字イメ
ージと他の棄却文字イメージ(棄却記号「?」で置き換
えられて表示されている他の棄却文字の文字イメージ)
の類似度を判定し、類似している場合はS8に遷移し、
そうでない場合はS9に遷移する。類似度の判定方法と
しては、例えば、上記ステップS6で保持された修正前
文字イメージの特徴量αと棄却文字イメージの特徴量β
i(i=1〜m)との比較を順次行う。そして、特徴量
の差の絶対値Δが閾値τ以下(|α−βi|≦τ)の特
徴量の棄却イメージがある場合はそれらを類似と判定し
てその位置情報を保持し、上記全ての特徴量βiについ
ての比較終了後、ステップS8に遷移する。また、特徴
量の差の絶対値Δが閾値τ以下(|α−βi|≦τ)の
特徴量の棄却イメージがない場合にはS9に遷移する。
【0029】ステップS8:(棄却記号コードの修正文
字コードによる置換等) 認識文字修正部23は類似している文字イメージを有す
る棄却文字イメージ(棄却記号「?」として表示されて
いる)の文字コードを上記ステップS4でオペレータが
キー入力した文字の文字コードでそれぞれ置き換える。
これにより、上記ステップS4でオペレータがキー入力
した棄却記号「?」部分以降で、文字イメージが類似し
ている棄却記号部分は上記ステップS4でオペレータが
キー入力した文字と同じ文字で自動的に置き変えられる
こととなる。
【0030】ステップS9:(1枚分の認識文字修正処
理終了判定) 制御部24は、キーボード5からの入力信号を調べ、頁
変え入力信号を検出した場合はS10に遷移し、そうで
ない場合はS4に制御を戻してオペレータによる修正入
力操作を待つ。
【0031】ステップS10:(認識文字修正処理終了
判定) 制御部24は、キーボード5からの入力信号を調べ、修
正処理終了操作信号を検出した場合は認識処理部2によ
る処理を終了し、そうでない場合はS1に制御を戻して
次の頁の認識文字修正処理を開始する。
【0032】ステップS11:(誤認識イメージの修
正) 認識文字修正部23は上記ステップS4でキー入力され
た文字コードで内部メモリ上の原稿1枚分のデータのう
ち現在修正対象とした文字コード部分をキー入力した文
字コードで置き換える。これにより修正後の文字イメー
ジがモニタ4に表示される。なお、修正前の文字コード
を内部メモリの他のエリアに保持する。
【0033】ステップS12:(誤認識文字と同一の文
字コードの文字イメージの特徴量の比較) 上記ステップS6で修正履歴記憶部32に記憶された認
識結果と修正前の文字コード(誤認識である認識結果)
と同じ文字コードをもつ他の認識結果(つまり、修正前
の文字と同じ文字として認識された認識結果)との類似
度を調べ、類似している場合にはS13に遷移し、そう
でない場合はS9に遷移する。類似度の判定方法とし
て、例えば、上記ステップS6で取り出した文字イメー
ジの特徴量αと内部メモリに保持している文字イメージ
の特徴量のうち上記文字イメージと同じ文字コードの文
字イメージの特徴量γj(j=1〜n)及び棄却記号
「?」の文字イメージの特徴量βi(j=1〜m)との
比較を順次行う。また、特徴量の差の絶対値Δが閾値τ
以下(|α−γj|≦τ又は|α−βj|≦τ)の特徴
量の文字イメージがある場合はそれらを類似と判定して
その位置情報を保持し、上記全ての特徴量γj、βiに
ついての比較終了後、ステップS13に遷移する。ま
た、特徴量の差の絶対値Δが閾値τ以下(|α−γj|
≦τ又は|α−βj|≦τ)の特徴量の文字イメージが
ない場合にはS9に遷移する。
【0034】ステップS13:(誤認識文字と同一の文
字コードの修正文字コードによる置換) 認識文字修正部23は類似している文字イメージを有す
る他の文字の文字コードを上記ステップS4でオペレー
タがキー入力した文字の文字コードでそれぞれ置き換
え、S9に遷移する。これにより、上記ステップS2で
修正情報が消去されている場合(つまり、最初の1頁目
か、2頁以降で記入者が変わった場合)には認識結果、
文字イメージ、特徴量等の修正情報が修正履歴記憶部3
2に追加され、2頁以降で記入者が同じ場合は同じイメ
ージについては修正履歴記憶部32に記憶された文字コ
ードが対応することとなる。また、上記ステップS4で
オペレータがキー入力した誤認文字部分以降で、文字イ
メージが類似している箇所は上記ステップS4でオペレ
ータがキー入力した文字と同じ文字で自動的に置き換え
られることとなる。
【0035】上記図3のフローチャートから明らかなよ
うに、今回の原稿の記入者が前回の記入者と異なってい
る場合は前回の原稿の記入者の各文字に係る文字パター
ンや特徴量等の修正情報を修正履歴記憶部32から消去
し、今回の原稿の記入者の各文字の特徴量を記憶するよ
うに構成したことにより、原稿の記入者が異なった場合
にも確実に同じ人物が記入した文字の特徴量の比較をす
ることとなるので、平成12年2月21日に出願された
特願2000−042616号に記載された発明のよう
に記入者が異なっても前回の記入者による文字の特徴量
と今回の原稿のイメージから切り出した文字イメージの
特徴量を比較してしまって誤認識を生ずるようなことが
生じない。なお、上記図3のフローチャートではステッ
プS0で認識対象となった文字イメージの特徴量をステ
ップS3で内部メモリに保持し、ステップS7(又はス
テップS12)で類似判定のための特徴量の比較を行う
ように構成したが、ステップS0で認識対象となった文
字イメージをステップS3で内部メモリに保持し、ステ
ップS7(又はステップS12)で内部メモリから取り
出してそれぞれの文字イメージから特徴量を抽出して類
似判定のための特徴量の比較を行うように構成してもよ
い。
【0036】また、上記ステップS6(及びS11)を
省略し、ステップS8及びS13で修正入力の対象とし
た文字の文字コードも修正入力された文字の文字コード
で置換するようにしてもよい。また、上記図3の説明で
はステップS3で棄却された文字イメージは棄却コード
で置換し、棄却記号「?」で表示したが、棄却された文
字イメージを差別化して(例えば、反転して)表示する
ようにしてもよい。
【0037】3.筆記特性判定方法 図6は異なる記入者によって書かれた文字の一例を示す
図であり、読み込まれたi枚目の原稿とi+1枚目の原
稿の記入者の筆跡である。なお、図6(a)は記入者A
による文字「3」の筆跡、図6(b)は記入者Bによる
文字「5」の筆跡を示す。
【0038】ここで、図3のフローチャートでステップ
S1、S2を設けていない場合を想定し、図6(a)、
図6(b)の筆跡を図1の文字認識装置10で文字認識
した場合、認識結果がいずれもリジェクト(棄却)とな
り、認識結果が「?」表示されたとする(図3:ステッ
プS3参照)。この場合、これらの文字の特徴量は極め
て近いので、自動修正(図3:ステップS6〜S8参
照)により記入者Aの筆跡の認識結果を修正して「3」
を得たとすると、記入者Bの筆跡の認識結果も「3」に
修正されてしまい、記入者Bの筆跡の認識結果が間違っ
て修正されてしまうこととなる。しかし、記入者A、B
の筆跡についてカテゴリ「3」についてだけ比較すると
近似しているが他のカテゴリとの比較を行った場合には
記入者A、Bの筆跡はそれぞれに異なった特徴(筆記特
性)を示し、両者の相違が明白となる。
【0039】記入者の判別方法として、例えば、読取っ
た原稿(帳票等)1枚毎にマルチテンプレートの認識辞
書の使用頻度を観測し、認識辞書の使用傾向の変化に有
意差(所定値以上の差)がある場合に筆記特性が変化し
たと判定でき、これにより記入者が変わったことを判別
できる。
【0040】図7は記入者A、Bが記入した各1枚の帳
票を認識処理した場合に用いた認識辞書の使用頻度の観
測値を示す図である。図7で各カテゴリに対する使用認
識辞書の最頻値を調べると、記入者Aはカテゴリ「0」
の認識を行うのにテンプレート番号3の認識辞書を、
「1」の認識を行うのにテンプレート番号12の認識辞
書を、「2」の認識を行うのにテンプレート番号28の
認識辞書を中心に使用しているが、記入者Bはカテゴリ
「0」の認識を行うのにテンプレート番号0の認識辞書
を、カテゴリ「1」の認識を行うのにテンプレート番号
15の認識辞書を、カテゴリ「2」の認識を行うのにテ
ンプレート番号23の認識辞書を中心に使用している。
【0041】従って、図3のステップS1で前回の処理
対象の帳票の認識処理時のカテゴリに対する使用認識辞
書の使用頻度と今回の処理対象の帳票の認識処理時のカ
テゴリに対する使用認識辞書の使用頻度を比較し、同じ
カテゴリについて異なる認識辞書を中心として認識が行
われている場合に有意差が生ずるので、筆記特性が異な
ると判定できる。これにより、今回の処理対象の帳票の
記入者が前回の記入者と同一人物でないと判別すること
ができる。そして、この場合、図3のステップS2で前
回の原稿の修正情報を無効としてリセット(消去)する
ので、今回の認識処理で記入者Bの記入した文字が棄却
された場合に記入者Bの記入した文字(棄却文字イメー
ジ)を記入者Aの修正情報で自動修正するようなことが
生じない。
【0042】つまり、図3のステップS0で認識処理さ
れた記入者Bの記入原稿の認識結果をステップS3で表
示した表示画面上で、図6(b)の例にあげた文字イメ
ージ(筆跡イメージ)「5」のようなリジェクト文字イ
メージがあった場合(1つ又は複数)、ステップS4以
下で新たに記入者Bの修正情報による自動修正が行われ
ることになる。
【0043】[実施の形態(2)]以下、本発明の認識文
字の修正方法の他の実施例について説明する。なお、本
実施の形態で用いる文字認識装置10’(図1)は図1
に示した文字認識装置10と同じ構成でよく、認識処理
部2の機能が異なる以外、他の構成部分の機能は同様な
機能を備えているものとして説明する。
【0044】また、この例では、認識処理部2’は、図
2に示した認識処理部2とは、認識文字修正部23’の
機能以外、同じ構成及び機能を備えている。ここで、認
識文字修正部23’はモニタ4に表示された認識結果に
ついて、棄却イメージの修正或いは誤認識の修正として
オペレータによるキーボード5からの修正入力があった
場合に、キー入力された文字の信頼性チェックを行った
上で、それら棄却イメージ或いは誤認識された文字イメ
ージの文字コードの修正を行い、ハードディスク3に書
き込まれた認識結果を更新する。
【0045】また、図8は認識文字修正部23’の動作
の他の実施例を示すフローチャートであり、各ステップ
の動作シーケンスの制御は制御部24によって行われ
る。なお、図8のステップS4までとS5以降の動作は
図3のステップS4までとS5以降の動作と同様であ
る。
【0046】図3のステップS4で、オペレータがモニ
タ4に表示された1頁分の認識結果を原稿と対照させて
調べ、棄却文字がある場合と誤認識文字を見つけた場合
に、原稿を参照してキーボード5からオペレータが正し
いと思う文字をキー入力したあと、認識文字修正部2
3’は図8のフローチャートに示すようにキー入力され
た文字が修正対象となった文字の修正文字としてふさわ
しいか否かの判定ステップS4’に遷移する。すなわ
ち、 ステップS4’−1:(文字認識処理) 認識文字修正部23’は、図3の上記ステップS4でオ
ペレータが修正対象とした誤認文字(又は棄却文字)の
文字イメージの特徴量について認識辞書31に登録され
ているカテゴリの代表パターンの特徴との距離を求め
(つまり、文字認識処理を行い)距離が最も近い(=特
徴量の差が最も少ない)文字を第1位認識候補文字、次
を第2位認識候補文字として、順に第5位認識候補文字
までを取り出す。
【0047】ステップS4’−2:(キー入力した文字
の信頼性判定) 次に、認識文字修正部23’はキー入力した文字が上記
ステップS4’−1で取り出した第1位認識候補文字〜
第5位認識候補文字の中にあるか否かを調べ、ある場合
には信頼性がクリアされたものとしてS5に遷移する。
また、第1位認識候補文字〜第5位認識候補文字のなか
にない場合にはS4’−3に遷移する。
【0048】ステップS4’−3:(強制置換) 認識文字修正部23’はオペレータが強制置換操作(例
えば、ファンクションキーF1の操作)を行った場合に
は、上記S4’−2のチェックの結果いかんにかかわら
ずS5に遷移し、そうでない場合にはS4に戻って再入
力を待つ。これにより、記入ミスや誤字の場合にも認識
結果を修正することができる。
【0049】これにより、ステップS5の判定によって
ステップS6に遷移し、前述した具体例(1)と同様に
してステップS6〜S8による棄却文字の修正が行われ
る。しかも、ステップS4での修正入力文字の信頼性を
確かめることができるので修正ミスの発生を防止でき、
修正精度を向上させることができる。以上、本発明のい
くつかの実施例について説明したが本発明はこれらの実
施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能
であることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】上記説明したように、第1乃至第5の発
明の認識文字修正方法によれば、複数の読み込みがある
場合に、原稿記入者の異なった原稿を検出し、先の原稿
の修正情報を無効として消去するので、今回の原稿の記
入者の記入した文字が棄却された場合にその文字(棄却
文字イメージ)を前回の修正情報で自動修正して誤った
文字認識を行うようなことが生じない。つまり、今回の
原稿の修正情報による自動修正が行われることになる。
【0051】また、第6の発明の認識文字修正方法によ
れば、前回の処理対象の帳票の認識処理時のカテゴリに
対する使用認識辞書の使用頻度と今回の処理対象の帳票
の認識処理時のカテゴリに対する使用認識辞書の使用頻
度に有意差があるとき、筆記特性が異なると判別できる
ので、今回の処理対象の帳票の記入者と前回の記入者と
の異同を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の認識文字の修正方法を適用可能な文字
認識装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】認識処理部の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】認識文字修正部の動作の一実施例を示すフロー
チャートである。
【図4】読み取った原稿イメージの一例を示す図であ
る。
【図5】図4の読み込みイメージの認識結果の一実施例
を示す図である。
【図6】異なる記入者によって書かれた文字の一例を示
す図である。
【図7】図7は記入者A、Bが記入した帳票を認識処理
した場合に用いた認識辞書の使用頻度の観測値を示す図
である。
【図8】認識文字修正部の動作の他の実施例を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 原稿読取り装置 2、2’ 認識処理部 3 ハードディスク(記録媒体) 4 モニタ装置 5 キーボード 10、10’ 文字認識装置 21 文字認識部 22 筆記特性判定部 23,23’ 認識文字修正部(認識文字修正手段) 24 制御部 31 認識辞書 32 修正履歴記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取られた文字イメージの特徴を抽出
    し、抽出された各文字イメージの特徴と認識辞書とを比
    較して各文字イメージの認識結果を出力する文字認識装
    置において、 複数の原稿を読取った場合に、先に読取った第1の原稿
    の筆記特性と次に読取った第2の原稿に記入されている
    文字の筆記特性を調べ、第2の原稿の記入者が第1の原
    稿の記入者と同じか否かを判定する工程と、 上記工程により、第2の原稿の記入者と第1の原稿の記
    入者が異なっていると判定された場合に、第1の原稿の
    修正情報を消去する工程と、 必要に応じて修正入力を行う工程と、 上記工程で修正対象となった文字イメージと前記各文字
    イメージのうちで修正情報で示される文字イメージとの
    類似性を調べる工程と、 上記工程で類似性ありと判定された場合に、前記各文字
    イメージのうち前記修正情報で示される文字イメージと
    類似している文字イメージの認識結果を前記修正入力の
    結果で修正する工程と、 上記工程で修正した文字イメージの修正情報として保持
    する工程と、を含むことを特徴とする認識文字修正方
    法。
  2. 【請求項2】 読み取られた文字イメージの特徴を抽出
    し、抽出された各文字イメージの特徴と認識辞書とを比
    較して各文字イメージの認識結果を出力する文字認識装
    置において、 複数の原稿を読取った場合に、先に読取った第1の原稿
    の筆記特性と次に読取った第2の原稿に記入されている
    文字の筆記特性を調べ、第2の原稿の記入者が第1の原
    稿の記入者と同じか否かを判定する工程と、 上記工程により、第2の原稿の記入者と第1の原稿の記
    入者が異なっていると判定された場合に、第1の原稿の
    修正情報を消去する工程と、 前記認識結果に対して修正入力があったとき、前記認識
    辞書から修正対象となった文字イメージが属するカテゴ
    リのうち類似度の高い順に所定数の認識候補文字を抽出
    する工程と、 前記修正入力により入力された文字が上記所定数の認識
    文字候補中に含まれるか否かを調べる工程と、 上記工程により、前記修正入力により入力された文字が
    上記所定数の認識文字候補中に含まれると判定された場
    合に、上記工程で修正対象となった文字イメージと前記
    各文字イメージのうちで修正情報で示される文字イメー
    ジとの類似性を調べる工程と、 上記工程で類似性ありと判定された場合に、前記各文字
    イメージのうち前記修正情報で示される文字イメージと
    類似している文字イメージの認識結果を前記修正入力の
    結果で修正する工程と、 上記工程で修正した文字イメージの修正情報として保持
    する工程と、を含むことを特徴とする認識文字修正方
    法。
  3. 【請求項3】 読み取られた文字イメージの特徴を抽出
    し、抽出された各文字イメージの特徴と認識辞書とを比
    較して各文字イメージの文字コードまたは棄却コードを
    出力する文字認識装置において、 複数の原稿を読取った場合に、先に読取った第1の原稿
    の筆記特性と次に読取った第2の原稿に記入されている
    文字の筆記特性を調べ、第2の原稿の記入者が第1の原
    稿の記入者と同じか否かを判定する工程と、 上記工程により、第2の原稿の記入者と第1の原稿の記
    入者が異なっていると判定された場合に、第1の原稿の
    修正情報を消去する工程と、 必要に応じて修正入力を行う工程と、 上記工程で修正対象となった文字イメージと前記各文字
    イメージのうちで修正情報で示される文字イメージとの
    類似性を調べる工程と、 上記工程で類似性ありと判定された場合に、前記各文字
    イメージのうち前記修正情報で示される文字イメージと
    類似している文字イメージの認識結果を前記修正入力の
    結果で修正する工程と、 上記工程で修正した文字イメージの修正情報として保持
    する工程と、 前記修正入力に対し、修正対象となった文字イメージが
    棄却コード出力の対象とされた文字イメージか否かを調
    べる工程と、 上記工程により、前記修正対象となった文字イメージが
    棄却コード出力の対象とされた文字イメージと判定され
    た場合は、該修正対象となった文字イメージと、前記各
    文字イメージのうち前記棄却コード出力の対象とされた
    文字イメージとの類似性を調べ、前記棄却コード出力の
    対象となった文字イメージのうち前記修正情報で示され
    る文字イメージと類似している文字イメージの文字コー
    ドを前記修正入力された文字の文字コードで置換する、
    工程を含むことを特徴とする認識文字修正方法。
  4. 【請求項4】 読み取られた文字イメージの特徴を抽出
    し、抽出された各文字イメージの特徴と認識辞書とを比
    較して各文字イメージの文字コードまたは棄却コードを
    出力する文字認識装置において、 複数の原稿を読取った場合に、先に読取った第1の原稿
    の筆記特性と次に読取った第2の原稿に記入されている
    文字の筆記特性を調べ、第2の原稿の記入者が第1の原
    稿の記入者と同じか否かを判定する工程と、 上記工程により、第2の原稿の記入者と第1の原稿の記
    入者が異なっていると判定された場合に、第1の原稿の
    修正情報を消去する工程と、 必要に応じて修正入力を行う工程と、 上記工程で修正対象となった文字イメージと前記各文字
    イメージのうちで修正情報で示される文字イメージとの
    類似性を調べる工程と、 上記工程で類似性ありと判定された場合に、前記各文字
    イメージのうち前記修正情報で示される文字イメージと
    類似している文字イメージの認識結果を前記修正入力の
    結果で修正する工程と、 上記工程で修正した文字イメージの修正情報として保持
    する工程と、 上記工程で修正入力の対象となった文字イメージが棄却
    コード出力の対象とされた文字イメージか否かを調べる
    工程と、 前記修正対象となった文字イメージが棄却コード出力の
    対象とされた文字イメージでない場合は、該修正対象と
    なった文字イメージと、前記各文字イメージのうちこの
    修正対象となった文字イメージの文字コードと同じ文字
    コードとして認識された文字イメージとの類似性を調
    べ、前記各文字イメージのうち前記修正情報で示される
    文字イメージと類似している文字イメージの文字コード
    を前記修正入力された文字の文字コードで置換する工程
    と、を含むことを特徴とする認識文字修正方法。
  5. 【請求項5】 前記修正入力があったとき、前記認識辞
    書からこの修正対象になった文字イメージが属するカテ
    ゴリのうち類似度の高い順に所定数の認識候補文字を抽
    出し、 前記修正入力により入力された文字が上記所定数の認識
    文字候補中に含まれているか否かを調べ、 前記修正入力により入力された文字が上記所定数の認識
    文字候補中に含まれている場合に、前記修正対象となっ
    た文字イメージが棄却コード出力の対象とされた文字イ
    メージか否かを調べること、を特徴とする請求項1乃至
    4のいずれか1項に記載の認識文字修正方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の原稿の筆記特性と次に読取っ
    た第2の原稿に記入されている文字の筆記特性を調べ、
    第2の原稿の記入者が第1の原稿の記入者と同じか否か
    を判定する工程は、第1の原稿におけるマルチテンプレ
    ートの認識辞書の使用頻度を観測する工程と、この工程
    により観測された認識辞書の使用頻度に第1の原稿と第
    2の原稿の間で有意差があるか否かを判定する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項
    に記載の認識文字修正方法。
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