JPH076159A - 複素信号の成分を正規化するための方法および装置 - Google Patents

複素信号の成分を正規化するための方法および装置

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JPH076159A
JPH076159A JP6086501A JP8650194A JPH076159A JP H076159 A JPH076159 A JP H076159A JP 6086501 A JP6086501 A JP 6086501A JP 8650194 A JP8650194 A JP 8650194A JP H076159 A JPH076159 A JP H076159A
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JP6086501A
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William J Whikehart
ウィキハート ジェイ.ウィリアム
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Ford Motor Co
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Ford Motor Co
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/007Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by converting the oscillations into two quadrature related signals
    • H03D3/009Compensating quadrature phase or amplitude imbalances
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/006Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations by sampling the oscillations and further processing the samples, e.g. by computing techniques

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  • Power Engineering (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】複雑な、ハードウエアおよび演算処理を要しな
いで、複素信号の同相(I)および無効(Q)成分を正
規化する。 【構成】粗い正規化処理段10及び自動計算手段20で
IおよびQ成分に対して、IおよびQ成分の2乗の和A
が予め定められた範囲に入るように、粗い正規化を実行
する。次に1 に等しい定数Kを、反復繰り返し処理段28で求める。
この定数Kを用いて、IおよびQの最終的な正規化処理
を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル信号処理に関
わり、更に詳細には複素信号を正規化するための方法お
よび装置に関する。本発明は周波数変調された信号を処
理する受信機の中で特別な用途を有する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の通信受信機はディジタル信号
処理(DSP:digital signal pro
cessing)を、周波数変換、フィルタリングおよ
び復調の様な多くの基本受信機機能で使用している。例
として米国特許第4,592,074号を見ると、これ
はDSPを周波数変換およびフィルタリングで使用して
いる。一般的に、DSPは受信機をより高い性能、精度
および柔軟性をもって設計することを可能とする。
【0003】図1はDSPで実行される信号復調および
その他の機能を具備した、従来技術によるFM受信機の
ブロック図である。アナログ前段処理回路はアンテナで
受信された信号を処理し、処理されたアナログ信号を、
アナログ/ディジタル変換器(A/D)に入力し、この
A/Dは信号をディジタル化する。アナログ処理は利
得、周波数変換、およびフィルタリングを含む。A/D
変換器のディジタル出力はDSP回路で処理され、これ
は信号を希望する受信機チャンネル内で絶縁するため
に、ディジタル領域に於いて利得、周波数変換およびフ
ィルタリング機能を実行する。次に求める信号がFM復
調器に入力され、これは標準FM放送用のFM合成信号
である基本周波数帯域信号を出力する。
【0004】FMは数学的には、変調(または基本周波
数帯域)信号の積分による搬送波の位相変調と記述する
ことができ、このことはソリッドステート無線エンジニ
アリング、クラウス、ボスティアンおよびラーブ著、ジ
ョンウィリイー・アンド・サンズ発行、1980年、に
説明されているとおりである。従って、FMに対する復
調処理は変調された搬送波の位相の微分として記述でき
る。
【0005】DSPに基づく受信機では複素形式、すな
わち実(同相またはI)および虚(無効またはQ)成分
を備えた形式で、受信信号を処理するのが一般的であ
る。一般的に複素表現を使用することは、周波数変換お
よび復調を行う上で有利であり、サンプリング速度を落
とす事を可能とする。複素形式での単一搬送波は複素信
号平面内でのひとつのベクトルとして図式的に表現する
ことができ、そのベクトルの先端の実軸および虚軸の座
標は図2に示すようにそれぞれIおよびQに等しい。図
に示すように、搬送波の強度Mはベクトルの長さであ
り、搬送波の位相は実軸からの角度Pである。従ってひ
とつの従来技術によるFM復調手法では、Q割るIのア
ークタンジェントに等しい位相を計算し、その位相の微
分を行って基本帯域信号を得る。この手法には2つの問
題がある:アークタンジェントの計算が困難であり、ま
たアークタンジェント関数は一般的に+πから−πまた
はその逆に移行する際に不連続な結果を与える。標準の
微分表を用いれば容易に解るように、Q割るIのアーク
タンジェントの微分は次の関数に簡単化できる。
【数1】 ここで S(t)=求める基本帯域信号 I(t)=同相搬送波成分 Q(t)=無効相搬送波成分である。
【0006】式(1)の分母は搬送波ベクトル強度の2
乗である。ベクトルの強度はI(t)およびQ(t)の
2乗の和の平方であり、ベクトル[I(t)Q(t)]
の距離と考えることができる。仮にKを強度の逆数、ま
たI1 (t)=KI(t)およびQ1 (t)=KQ
(t)と定義すると、(1)は次のように書き直せる。
【数2】
【0007】式(2)は変形復調器と見ることができ
る。I1 (t)およびQ1 (t)とで形成されるベクト
ルの強度はKの値のため丁度1となる。従ってI(t)
およびQ(t)にKを掛けてI1 (t)およびQ
1 (t)を得ることはベクトルを強度1に”正規化”す
ることである。これは搬送波ベクトルの全ての強度変化
を取り除き、アナログFM復調器での制限器と同一の機
能を実行する。
【0008】従って復調処理は複素信号の正規化を含
み、従って図3に示すように正規化された信号を復調す
るために変形復調器を使用する。正規化は上記のように
定義されたKを計算し、それからIおよびQにKを乗じ
る。式(2)(同様に(1))に於ける微分は、例えば
FIRまたはIIRフィルタ構造のような既知の方法を
用いて計算できる。
【0009】KはI2 +Q2 の多項式関数から計算でき
る。しかしながら多くの項と、従ってかけ算とが、Kを
高い精度で求めるために必要となる。これとは別に(I
2 +Q2 )の平方根を、例えば多項式アルゴリズムまた
はブースの平方根アルゴリズムを用いて計算できる。そ
れからKが例えば二進倍精度割り算のような、1/X関
数を用いて計算できる。また別の方法としてはニュート
ンラプソン繰り返し演算を使用する方法がある。ハード
ウエアまたはソフトウェアの実行の面から言えば、これ
ら全ての方法はKを得るために非常に多量の処理パワー
を必要とする。
【0010】
【発明の目的と要約】本発明では繰り返し法でKの値に
達するための方法並びに装置が提供されており、これは
従来技術に比較してより少ない処理パワーしか必要とし
ないので、この機能を実行する上でのコストが減少す
る。
【0011】本発明の更に詳しくまた完全な理解が、添
付図と共に読まれる以下の詳細な説明から得られるであ
ろう。
【0012】
【実施例】図4aおよび図4bについて、まず図4aは
本発明の正規化器の第1の実施例を図示する。以下の説
明の中で理解されるように、システム内での信号の範囲
制限の値は、この信号を表現するために採用されている
数値システムに依存する。しかしながら特定の数値シス
テムを採用したとしてもこの方法の操作が変わるわけで
はなく、信号が数学的に表現されるやり方のみが変わる
だけである。良く知られている数値システムは2の補
数、固定小数点数値システムである。このシステムが用
いられると、表現出来る数の範囲は−1.0から1.0
−αであり、ここでαは表現される数の最下位ビット
(LSB)の値である。以下の説明に於いては、2の補
数固定小数点用ハードウェアが使用されているものと仮
定している。従って、演算は全ての変数および係数を≧
−1.0および<+1.0の範囲に制限する方式で実行
される。
【0013】正規化器は全体として10で示されている
第1段を含み、これは入力I1 およびQ1 に対して粗い
正規化を実行して、少なくともひとつの出力の絶対値が
0.25以上で各々の出力の絶対値が0.5未満となる
ようにI2 およびQ2 を生成する。ディジタル複数ビッ
トワードI1 およびQ1 は、ロード信号LD1の制御の
もとに、速度f1で並列的にシフトレジスタ12および
14にそれぞれロードされ、ここでf1はシステムのサ
ンプリング速度である。シフト制御ロジック15は、レ
ジスタ12および14内のビットをクロック信号CLK
2の制御のもとでシフトし、またI1 およびQ1 の中間
シフト値を検出するのに必要なロジックを実行して、I
1 およびQ1 の絶対値が上述の条件に合致した時点でシ
フト操作を停止する。このシフト操作の結果が、クロッ
ク信号CLK1により速度f1で、レジスタ16および
18にロードされる。
【0014】もしもI1 <>0またはQ1 <>0の場合
は、I1 およびQ1 は左または右に以下の条件を満たす
まで一度に1ビットづつシフトされる:
【数3】
【数4】
【数5】|I2 |<L,and (5)
【数6】|Q2 |<L (6) もしもI1 =0かつQ1 =0の場合は、シフト操作は不
要で、I2 =0かつQ2=0となる。(3)から(6)
内の制限値は2の整数乗である。これにより粗い正規化
に関連した範囲チェックが、I2 およびQ2 の上位3ビ
ット(MSBs)を直接チェックすることで実行でき
る。任意の制限値を使用することができるが、その場合
絶対値機能および全比較器が必要である。また、I2
よびQ2 各々の最大制限値がL未満(Lは含まない)の
場合は、これら2つの信号の少なくともひとつは≧L/
2であり、これは粗い正規化がビットのシフト操作で実
行されているからである。Lの値は先に示した簡単な範
囲チェックを行うためには、0.5のべき乗でなければ
ならない。L=0.5がこの数値システムに対しては好
適である。
【0015】レジスタ16および18はそれぞれI2
よびQ2 を格納するために具備されており、I2 および
2 がサンプリング期間1/f1の全体に渡って後続の
処理で利用できることを保証している。仮にI1 および
1 が各々N1ビット解像度を有するとすると、必要な
シフト回数はN1−1を超えない。
【0016】全体として20で示されている第2段で
は、第1段の出力I2 およびQ2 がそれぞれかけ算器2
2および24で2乗され加算器26で加算される。加算
器26の出力は次のように表わされる:
【数7】
【0017】段10で実行される粗い正規化、およびL
=0.5の値を考慮すると、加算器26の出力Aは次の
ようになる:
【数8】 0.0625 A < 0.5,or (8)
【数9】A=0 (9)
【0018】式(8)に示す範囲はI2 およびQ2 に関
する範囲、および仕様されている数値システムからの数
学的帰結である。2の補数を使用した数値システムで
は、もしもI2 およびQ2 の各々の上限値がL−αとす
ると、Aの上限値はI2 およびQ2 がともにその上限の
場合に生じるので、Aの上限値は2(L−α)2 とな
る。Aの下限値はI2 またはQ2 のひとつがその下限値
L/2で、しかももう一方の信号が0の場合に生じるの
で、Aの下限値は(L/2)2 となる。注意、仮にL=
1.0とするとAは1.0を超え得る場合があり、これ
はこの数値システムの範囲外である。しかしながら先に
述べたようにもしもL=0.5であれば、Aは1.0を
超えない。L=0.5であれば、Aの最大値は2(0.
5−α)2 、または0.5のすぐ下となる。また、L=
0.5とすると、I2 およびQ2 の少なくともひとつは
≧0.25であり、従ってAは少なくとも0.0625
となる。同様の関係は選択採用されたいずれの数値シス
テムにも存在する。
【0019】ディジタル複数ビットワードAは、図4b
に全体として28で示されている第三段に入力される。
段28に於て、反復繰り返し処理が一度にひとつのビッ
トに対して実施されて、次のようにKの値が複数ビット
ワードとしてレジスタ30の中に求められる:
【数10】 K2 A=0.0625 (10) Kレジスタは、NK−1(MSB)から0(LSB)ま
での番号を付けられた、NK個のビットを有する。
【0020】上記の式から、0<K≦1である。しかし
ながら、もしもA=0.0625で、小数表現で必要と
されるようにK<1.0を守るとすると、Kは使用でき
る最大の小数とならざるを得ない。Kは正の数であると
知られているから、Kには符号ビットは存在する必要が
無い。反復繰り返し処理の詳細は後ほど詳しく説明す
る。Kの最終値はレジスタ32の中にクロックに従って
送られるので、各サンプル周期が完了する毎に利用でき
る。
【0021】全体として33で示されている第4段(図
4a)で、以下のように最終出力I 3 およびQ3 が計算
され、指示された操作の順に従って全ての数値を数値シ
ステムの範囲内に制限する。
【数11】 I3 =4(KI2 ),and (11)
【数12】 Q3 =4(KQ2 ) (12)
【0022】(7)および(10)から(12)を使用
することによって、I3 およびQ3は次のように示せ
る:
【数13】
【0023】レジスタ34,36,38および40は、
レジスタ32からのK出力とI2 およびQ2 の時間合わ
せを行うためのものである。レジスタ42および44は
それぞれかけ算器46および48の結果を格納するため
のものである。式(12)および式(13)に於ける4
を掛ける操作は、かけ算器46および48の出力に供給
されるKI2 およびKQ2 の中間値から適当なビットを
取り出すことにより実行される。KI2 =0.25であ
る特別な場合に適合するために、レジスタ42の入力に
回路が用意されていて、かけ算器46の出力と値0.2
5とを比較し、もしも等しい場合は値1.0−αをレジ
スタ42の中に、数値システムの要求に従ってロードす
る。同一の処理がかけ算器48とレジスタ44とでも使
用されている。
【0024】図4bの第3段28に戻って、この反復繰
り返し処理はKの正しい値を一度に1つのビットに対し
て、最上位ビットから始め順に決定する。レジスタ30
内のKの初期値は0である。各々の反復毎に(K2 )A
が、かけ算を必要としない間接的な方法で計算される。
使用されるKの値は、反復繰り返しの中で判定されるビ
ットを論理1に等しいと仮定する。従ってもしも
(K2 )Aが≦0.0625であると、レジスタ30内
の対象のビットが実際に設定され、そうでない場合はそ
のビットは0のままで残される。 定義:
【数14】 X=KA, (14)
【数15】 Y=(K2 )A,and (15) 定義:Jを現在の反復繰り返しとし、Jを0からNK−
1まで繰り返す。従って全ての反復繰り返しに対して、
【数16】 K1 =対象ビットの論理値が1に等しいKの値 (16)
【数17】
【数18】 ここで、shrMはMビット右にシフト操作することを
示し、これは結果として0.5M を掛けることに相当す
る。
【0025】論理28は式(17)および(18)を実
行する。複数ビットワードAはタイミング信号LD2に
よって、ロード入力LDが可能化されたときにレジスタ
50および52にロードされる。レジスタ50にAをロ
ードした後、その内容はCLK3によって1ビット右に
シフトされる。クロック信号CLK3は好適にはCLK
1の周波数のK倍であって、反復繰り返しが一度行われ
る毎にCLK3パルスを生じる。J計数器はCLK3で
クロックされ、実行された反復繰り返しの回数を、0か
らNK−1まで計数する。レジスタ50の内容は、各々
の反復繰り返し毎に1ビット右にシフトされた後、加算
器54の複数ビット入力の1つを提供し、これはXtemp
を出力する。加算器54へのその他の入力はXレジスタ
56の出力で、これは後で説明するように加算器54の
以前の出力を格納している。CLK3により各反復繰り
返し毎に2ビット右にシフトされた後の、レジスタ52
の出力は加算器60の複数ビット入力のひとつを提供す
る。加算器60の入力からレジスタ52への接続はビッ
ト位置で2つ分ずらされていて、これは加算器60への
もう1つの入力を提供しているバレルシフト器62の出
力に加算する前に、更に値Aのかけ算を行うためであ
る。バレルシフト器62はXレジスタ56の内容を入力
し、J計数器58の値に等しいビット数だけ右にシフト
する。加算器60の出力は加算器66へのひとつの入力
を提供し、これはYtempを出力する。加算器66へのも
う1つの入力はYレジスタ68の出力である。Yレジス
タ68には加算器66の出力が、またXレジスタ56に
は加算器54の出力がタイミング信号CLKxyによって
ロードされる。CLKxyはANDゲート70を通してC
LK3から導かれ、これは比較器72の判定に従い、加
算器66の出力が≦0.0625の時にいつでも可能化
される。もしも加算器66の出力が≦0.0625とす
ると、Xレジスタ56およびYレジスタ68はそれぞれ
加算器54および66からのXtempおよびYtempで更新
され、Kレジスタ30内のビットNK−J−1が制御ロ
ジック74を介して設定される。もしも加算器66の出
力が0.0625より大きな場合は、レジスタ56およ
び68の更新は行われず、ビット位置NK−J−1は設
定されない。反復繰り返し処理が開始される際に、Xレ
ジスタ56およびYレジスタ68はクリアされ、J計数
器58は0にセットされ、またKレジスタ30は0にセ
ットされる。仮に、例えばKレジスタ30が16ビット
レジスタであるとすると、第1反復繰り返し時に、加算
器66で計算された値がチェックされ、加算器66の出
力が≦0.0625の場合はKレジスタ30の最上位ビ
ット、すなわち15番目のビット位置がセットされる。
第2反復繰り返し時に、J計数器58が更新され加算器
66の値に応じて14番目のビット位置がセットされる
かまたはクリアされる。
【0026】比較器72の中で使用される定数、すなわ
ち0.0625は使用されている数値システムの結果で
ある。Kを求めるためには、K2 Aがある既知の値Wで
あることが望ましい。これはKI2 およびKQ2 で構成
される複素信号の大きさをWの平方とする。この値は既
知であるから、KI2 およびKQ2 は最終的に求める正
規化された結果を得るために調整できる。2の補数固定
小数点数値システムではKは1.0未満である。従って
2 Aは0.0625未満で無ければならない。その結
果として、加算器66で決定される値、すなわちK2
は比較器72に於て、値0.0625(W=0.062
5)と比較される。これはKが1を含まない1までの値
を取ることを許す。K=1の特別な場合もAが丁度0.
0625と検出された場合に認めることが出来て、この
場合はかけ算器46および48はI2 およびQ2 をその
まま通過させるように仕向けられる(各々K=1をかけ
算する事と等価)。
【0027】段28で実行される手順は以下のようにま
とめられる: 1. XおよびYレジスタをクリアする。 2. J計数器=0とする。 3. Yの新しい値を計算する。 4. Xの新しい値を計算する。 5. もしも加算器66の出力が≦0.0625の場
合: − XおよびYレジスタを更新し、そして − Kレジスタ内のビットNK−Jをセットする。 6. J計数器を進める。 7. J計数器=NKとなるまで、手順3から6を繰り
返す。手順3から6はCLK3パルス毎に実行される。 8. 処理を完了するために結果として得られたKをパ
イプラインレジスタの中に送り込む。
【0028】もしも加算器66の出力が>0.0625
の場合は、XおよびYレジスタは更新されず、ビットN
K−J−1はセットされない。
【0029】図5aおよび図5bには、発明の第2の実
施例が図示されている。図4aおよび図4bに対応する
構成部品には図5aおよび図5bではダッシュ付きの番
号が付けられている。図5に示す方法には、A2を求め
るためにAを一度に1ビットシフトする余分の計算段が
付加されており、ここで0.5≦A2<1.0である。
これにより反復繰り返し段28’内の素子のビット数が
少なくできる。Aのシフト操作は、I2 およびQ2 が調
整されることを意味する。A2を生成するためのAの粗
い正規化のロジックは、全体として76で示されてお
り、範囲検出ブロック78を含み、これは求めるA2の
範囲にAを移すのに必要なマルチプレクサ80内での適
切なビット位置シフト数を選択する。A2はもしA=0
の場合は何もせずに、またA>0の場合はAを左に1か
ら3ビット分だけシフト操作をして得られる。
【0030】この操作の規則は: A2=A,A=0の場合(ケース1) A2=Aを1ビット左にシフト=2A、0.25≦A<
0.5の場合 (ケース2) A2=Aを2ビット左にシフト=4A、0.125≦A
<0.25の場合 (ケース3) A2=Aを3ビット左にシフト=8A、0.0<A<
0.125の場合 (ケース4)
【0031】2ビットコードがレジスタ82の中に格納
されていて、これはマルチプレクサ84の適切な入力を
選択するために用いられ、選択結果はI2 およびQ2
調整するためにかけ算器86および88のかけ算器入力
として与えられる。これらの入力はケース2に対しては
0.5、ケース3に対しては0.5
【外4】 そしてケース4に対しては1である。レジスタ34’お
よび36’はレジスタ82内の2ビット値の時間調整を
行う。レジスタ38’および40’は、かけ算器46’
および48’で使用するために、かけ算器86および8
8の結果を格納しまたレジスタ32’からのK出力の時
間調整を行う。
【0032】段28’に於て、ひとつの反復繰り返し処
理が、一度に1ビットずつ、Kを求めるためにケース1
から4に対して、下記のように実行される:
【数19】 KA2=0.5 (19)
【0033】最終出力I3 およびQ3 が以下のように計
算され、図示された操作の順で全ての数値を小数の範囲
に保っている:
【数20】 I3 =4(K(CI2 )) and (20)
【数21】 Q3 =4((CQ2 )) (21) ここで
【数22】 C=0.0 (ケース1) (22)
【数23】 C=0.5 (ケース2) (23)
【数24】
【数25】 C=1.0 (ケース4) (25)
【0034】式(20)および(21)に於ける4を掛
ける操作は、中間値K(CI2 )およびK(CQ2 )か
ら適当なビットを取り出す事によって実行される。式
(20)および(21)内のCの正しい値を使用するこ
とにより、また式(7),(19)およびA2を求める
ための規則を使用することによって、式(20)および
(21)で与えられるI3 およびQ3 が、容易に次のよ
うに示される:
【数26】
【0035】I1 ,Q1 ,I2 ,Q2 ,I3 、およびQ
3 を除いて、全ての値は常に≧0であり、従ってこれら
の値を保持するためのハードウェアは符号ビットを必要
としない。更にCおよびKは常に>0であるから、かけ
算器46,48,86、および88は常に>0であるひ
とつの入力を有することになり、これは更にハードウェ
アの簡素化を許すことになる。
【0036】我々の発明の好適実施例を説明してきた
が、我々が特許請求を行い米国特許で保証を要求するの
は特許請求の範囲に記載の項目である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はディジタル信号処理を用いた従来技術に
よるFM受信機のブロック図。
【図2】図2は搬送波の実および虚成分を示すベクトル
図。
【図3】図3は本発明の正規化器を用いたFM受信機の
一部のブロック図。
【図4】図4aおよび図4bは本発明の正規化器のひと
つの実施例の詳細ブロック図。そして
【図5】図5aおよび図5bは本発明の正規化器の第2
の実施例の詳細ブロック図。
【符号の説明】
10,10’,76 粗い正規化処理段 20 2乗和計算段 28,28’ 反復繰り返し処理段 33 最終正規化処理段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I1 +jQ1 形式の複素信号のI1 およ
    びQ1 成分を表す、複数ビットディジタルワードを正規
    化し、I3 およびQ3 の2乗の和の平方が1に等しくな
    るように、対応する成分I3 およびQ3 を作り出すため
    のディジタル信号処理方法に於いて: a.それぞれ成分I2 およびQ2 を生成するためにI1
    およびQ1 の粗い正規化を実行し、 b.I2 およびQ2 の2乗の和に等しい値Aを、Aが最
    小値R以上かつ最大値S未満に制限されるように計算
    し、 c.K2 A=RとなるまでディジタルワードKの値を反
    復繰り返しで調整し、 d.I3 =G(KI2 )およびQ3 =G(KQ2 )とな
    るように、成分I3 およびQ3 を生成する、以上の手順
    を含む、前記方法。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の方法に於いて、R=
    0.0625,S=0.5、およびG=4である、前記
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項第1項記載の方法に於いて、Aが
    値A2を作り出すために粗い正規化がなされR=0.5
    およびS=1およびG=4に対応するように、それぞれ
    2,4,または8のかけ算を実行するためにAが左に
    1,2、または3ビット位置シフトされ、I2 およびQ
    2 の各々に、手順(d)を実行する前に 【外1】 を乗じる、前記方法。
  4. 【請求項4】 I1 +jQ1 形式の複素信号のI1 およ
    びQ1 成分を表す、複数ビットディジタルワードを正規
    化し、I3 およびQ3 の2乗の和の平方が1に等しくな
    るように、対応する成分I3 およびQ3 を作り出すため
    のディジタル信号処理装置に於いて:それぞれ成分I2
    およびQ2 を生成するためにI1 およびQ1 の粗い正規
    化を実行するための装置と、I2 およびQ2 の2乗の和
    に等しい値Aを、Aが最小値R以上かつ最大値S未満に
    制限されるように計算するための装置と、K2 A=Rと
    なるまでディジタルワードKの値を反復繰り返しで調整
    するための装置と、I3 =G(KI2 )およびQ3 =G
    (KQ2 )となるように、成分I3およびQ3 を生成す
    る装置とを含む、前記装置。
  5. 【請求項5】 請求項第4項記載の装置に於いて、R=
    0.0625,S=0.5、およびG=4である、前記
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項第4項記載の装置に於いて、更に
    R=0.5およびS=1およびG=4に対応するよう
    に、それぞれ2,4,または8のかけ算を実行するため
    にAを左に1,2、または3ビット位置シフトすること
    によりAの粗い正規化を実行するための装置と、I2
    よびQ2 の各々に、Aが1ビット位置シフトされた場合
    は0.5を乗じ,Aが2ビット位置シフトされた場合は
    0.5 【外2】 を乗じ,そしてAが3ビット位置シフトされた場合は
    1.0を乗じるための装置とを含む、前記装置。
  7. 【請求項7】 I1 +jQ1 形式の複素信号のI1 およ
    びQ1 成分を表す、複数ビットディジタルワードを正規
    化する方法で、I3 およびQ3 の2乗の和の平方が1に
    等しくなるように、対応する成分I3 およびQ3 を作り
    出す、前記方法に於いて: (a) 成分I2 およびQ2 を、各々の|I2 |および
    |Q2 |が0.5未満、|I2 |および/または|Q2
    |が0.25以上となるように、生成するために成分I
    1 およびQ1 の粗い正規化を実行し、 (b) 0.0625以上で0.5未満の値Aのディジ
    タルワードを得るために、I2 およびQ2 成分を2乗し
    てその2乗された成分を加算し、 (c) K2 A=0.0625となるまでディジタルワ
    ードKの値を反復繰り返しで調整し、 (d) I3 =4(KI2 )およびQ3 =4(KQ2
    となるように、成分I3 およびQ3 を生成する、以上の
    手順を含む、前記方法。
  8. 【請求項8】 請求項第7項に記載の方法に於いて、手
    順(b)で得られた値Aが、0.5以上で1.0未満と
    なるように、値2,4,または8がAに乗じられ、手順
    (c)で得られたKの値がK2 A=0.5であり、また
    更に成分I3=4(K(CI2 ))およびQ3 =4(K
    (CQ2 ))であり、ここでAに2が乗じられた場合は
    C=0.5、Aに4が乗じられた場合はC=0.5 【外3】 、そしてAに8が乗じられた場合はC=1である、前記
    方法。
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