JPH0759738A - 生体情報ノイズ除去装置 - Google Patents

生体情報ノイズ除去装置

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JPH0759738A
JPH0759738A JP5211272A JP21127293A JPH0759738A JP H0759738 A JPH0759738 A JP H0759738A JP 5211272 A JP5211272 A JP 5211272A JP 21127293 A JP21127293 A JP 21127293A JP H0759738 A JPH0759738 A JP H0759738A
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JP
Japan
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data
noise
data storage
storage control
input data
Prior art date
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Application number
JP5211272A
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English (en)
Inventor
Akihisa Kenmochi
聡久 剣持
Kenichi Kamijo
憲一 上條
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周期性や取り得る値の範囲等、計測する生体
情報の特性を利用し、さらに計測機器の特性も考慮する
ことにより、計測値にノイズが混入しているかどうかを
判定し、混入している場合はその計測値を補正する。 【構成】 生体情報時系列データ100を入力データと
しデータ記憶制御信号300に従い、入力データを記憶
し出力するか又は記憶しているデータを出力するデータ
記憶部1と、生体情報時系列データ100を入力データ
とし、計測している生体情報の特性、センサ及び増幅器
等の計測系の特性等に合致する入力データか否かの度合
を表すノイズ混入指標200を算出する第1のノイズ混
入指標算出部2と、既定もしくは利用者が指定した第1
の判定基準を満たすか否かによりデータ記憶部1を制御
する記憶制御信号300を出力するデータ記憶制御部3
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体情報の特性及び計
測装置の特性を考慮して生体情報のノイズを除去する装
置に関するものである。よって本発明は、検査、診断、
病態監視等に生体情報を利用する医療分野の他、人間工
学、スポーツ等、生体情報を計測するあらゆる場面に適
用することができる。
【0002】
【従来の技術】各種の生体情報計測は、病態監視、臨床
検査等でひろく行われている。実際の計測においては、
計測信号に種々のノイズが混入することがあるため、デ
ジタルフィルタ等のノイズ除去装置を用い、ノイズを除
去するのが普通である。
【0003】従来のノイズ除去装置もしくは方式では、
ほとんどが交流電源によるノイズを除去することを目的
としている。電源ノイズの除去以外でも、ノイズが周期
的信号である場合を対象としたものがほとんどである。
この場合には、計測信号をフーリエ変換して周波数領域
で表現し、特定の周波数帯域を削除した後、逆フーリエ
変換する方法、帯域通過型デジタルフィルタを用いる方
法などがある。突発的なノイズの除去としては、電気メ
スによるノイズを除去する例がある。これには、基本的
に高域遮断型のフィルタが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置や方式は、
デジタルフィルタの組み合わせや、フーリエ変換と逆フ
ーリエ変換の利用で実現できるものであり、主に電源ノ
イズの除去を目的とするものである。しかしながら、実
際の計測において計測値に大きな影響を及ぼし、かつ除
去が困難なのは、センサの接触状態の変化や生体の運動
等によるノイズであることが多い。このようなノイズを
除去するには、計測した生体情報そのものを用いてノイ
ズを除去する装置もしくはセンサの接触状態や生体の運
動を直接計測してノイズを除去する装置が必要であっ
た。
【0005】本発明の目的は、周期性や取り得る値の範
囲等、計測する生体情報の特性を利用し、さらに計測機
器の特性も考慮することにより、計測値にノイズが混入
しているかどうかを判定し、混入している場合はその計
測値を補正する生体情報ノイズ除去装置を提供すること
にある。さらに、本発明の別の目的は、センサの接触状
態や生体の運動等を直接計測してノイズを除去すること
により、生体の運動にかかわらず安定した生体情報計測
を行えるようにし、計測したデータの信頼性を向上させ
ることにある。さらに、本発明の別の目的は、簡便な計
測装置でのノイズ除去を実現することによって、従来技
術では生体情報計測が困難であった場面、例えば、作業
中の生理状態を計測する場合においても、信頼度の高い
計測を可能にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、生体情報
からノイズの影響を除去する生体情報ノイズ除去装置に
おいて、生体情報時系列データを入力データとし、デー
タ記憶制御信号に従い、入力データを記憶するとともに
出力し、又は既に記憶しているデータを出力するデータ
記憶部と、生体情報時系列データを入力データとし、計
測している生体情報の特性、センサ及び増幅器等の計測
系の特性等に合致する入力データか否かの度合を表すノ
イズ混入指標を算出する第1のノイズ混入指標算出部
と、前記ノイズ混入指標を受け、既定もしくは利用者が
指定した第1の判定基準を満たす場合は前記データ記憶
部に入力データを記憶させる前記データ記憶制御信号を
出力し、前記第1の判定基準を満たさない場合は前記デ
ータ記憶部に記憶データを保持させる前記データ記憶制
御信号を出力するデータ記憶制御部とを有することを特
徴とする。
【0007】第2の発明は、生体情報からノイズの影響
を除去する生体情報ノイズ除去装置において、生体情報
アナログデータを入力データとし、データ記憶制御信号
に従い、入力データを標本化し記憶するとともに出力
し、又は既に記憶しているデータを出力するデータ標本
化記憶部と、生体情報アナログデータを入力データと
し、計測している生体情報の特性、センサ及び増幅器等
の計測系の特性等に合致する入力データか否かの度合を
表すノイズ混入指標を算出する第2のノイズ混入指標算
出部と、前記ノイズ混入指標を受け、既定もしくは利用
者が指定した第1の判定基準を満たす場合は前記データ
標本化記憶部に入力データを標本化させ記憶させる前記
データ記憶制御信号を出力し、前記第1の判定基準を満
たさない場合は前記データ標本化記憶部に記憶データを
保持させる前記データ記憶制御信号を出力するデータ記
憶制御部とを有することを特徴とする。
【0008】第3の発明は、生体情報からノイズの影響
を除去する生体情報ノイズ除去装置において、生体情報
時系列データを入力データとし、データ記憶制御信号に
従い、入力データを記憶するとともに出力し、又は既に
記憶しているデータを出力するデータ記憶部と、センサ
の接触状態の変化や生体の運動等に起因するノイズ信号
を検出し、ノイズレベルに応じたノイズ検出信号を出力
するノイズ信号検出部と、前記ノイズ検出信号を入力信
号とし、ノイズ検出信号が既定もしくは利用者が指定し
た第2の判定基準を満たす場合は前記データ記憶部に入
力データを記憶させる前記データ記憶制御信号を出力
し、前記第2の判定基準を満たさない場合は前記データ
記憶部に記憶データを保持させる前記データ記憶制御信
号を出力するデータ記憶制御部とを有することを特徴と
する。
【0009】第4の発明は、生体情報からノイズの影響
を除去する生体情報ノイズ除去装置において、生体情報
アナログデータを入力データとし、データ記憶制御信号
に従い、入力データを標本化し記憶するとともに出力
し、又は既に記憶しているデータを出力するデータ標本
化記憶部と、センサの接触状態の変化や生体の運動等に
起因するノイズ信号を検出し、ノイズレベルに応じたノ
イズ検出信号を出力するノイズ信号検出部と、前記ノイ
ズ検出信号を入力信号とし、ノイズ検出信号が既定もし
くは利用者が指定した第2の判定基準を満たす場合は前
記データ標本化記憶部に入力データを標本化させ記憶さ
せる前記データ記憶制御信号を出力し、前記第2の判定
基準を満たさない場合は前記データ標本化記憶部に記憶
データを保持させる前記データ記憶制御信号を出力する
データ記憶制御部とを有することを特徴とする。
【0010】第5の発明は、生体情報からノイズの影響
を除去する生体情報ノイズ除去装置において、生体情報
時系列データを入力データとし、データ記憶制御信号に
従い、入力データを記憶するとともに出力し、又は既に
記憶しているデータを出力するデータ記憶部と、生体情
報時系列データを入力データとし、計測している生体情
報の特性、センサ及び増幅器等の計測系の特性等に合致
する入力データか否かの度合を表すノイズ混入指標を算
出する第1のノイズ混入指標算出部と、センサの接触状
態の変化や生体の運動等に起因するノイズ信号を検出
し、ノイズレベルに応じたノイズ検出信号を出力するノ
イズ信号検出部と、前記ノイズ混入指標及び前記ノイズ
検出信号を入力信号とし、ノイズ混入指標が既定もしく
は利用者が指定した第1の判定基準を満たし、かつノイ
ズ検出信号が既定もしくは利用者が指定した第2の判定
基準を満たす場合は前記データ記憶部に入力データを記
憶させる前記データ記憶制御信号を出力し、それ以外の
場合は前記データ記憶部に記憶データを保持させる前記
データ記憶制御信号を出力するデータ記憶制御部とを有
することを特徴とする。
【0011】第6の発明は、生体情報からノイズの影響
を除去する生体情報ノイズ除去装置において、生体情報
アナログデータを入力データとし、データ記憶制御信号
に従い、入力データを標本化し記憶するとともに出力
し、又は既に記憶しているデータを出力するデータ標本
化記憶部と、生体情報アナログデータを入力データと
し、計測している生体情報の特性、センサ及び増幅器等
の計測系の特性等に合致する入力データか否かの度合を
表すノイズ混入指標を算出する第2のノイズ混入指標算
出部と、センサの接触状態の変化や生体の運動等に起因
するノイズ信号を検出し、ノイズレベルに応じたノイズ
検出信号を出力するノイズ信号検出部と、前記ノイズ混
入指標及び前記ノイズ検出信号を入力信号とし、ノイズ
混入指標が既定もしくは利用者が指定した第1の判定基
準を満たし、かつノイズ検出信号が既定もしくは利用者
が指定した第2の判定基準を満たす場合は前記データ標
本化記憶部に入力データを標本化させ記憶させる前記デ
ータ記憶制御信号を出力し、それ以外の場合は前記デー
タ標本化記憶部に記憶データを保持させる前記データ記
憶制御信号を出力するデータ記憶制御部とを有すること
を特徴とする。
【0012】
【作用】第1の発明の生体情報ノイズ除去装置は、デー
タ記憶部を有することから、生体情報時系列データを入
力データとし、後記データ記憶制御信号に従い、入力デ
ータを記憶するとともに出力するか、記憶しているデー
タを出力することができ、第1のノイズ混入指標算出部
を有することから、生体情報時系列データを入力データ
とし、計測している生体情報の特性、センサ及び増幅器
等の計測系の特性等に合致する入力データか否かの度合
を表すノイズ混入指標を算出し、後記データ記憶制御部
に出力することができ、データ記憶制御部を有すること
から、前記ノイズ混入指標を受け、既定もしくは利用者
が指定した第1の判定基準を満たす場合は前記データ記
憶部に入力データを記憶させるデータ記憶制御信号を、
前記第1の判定基準を満たさない場合は前記データ記憶
部に記憶データを保持させるデータ記憶制御信号を出力
することができる。
【0013】第2の発明の生体情報ノイズ除去装置は、
データ標本化記憶部を有することから、生体情報アナロ
グデータを入力データとし、後記データ記憶制御信号に
従い、入力データを標本化し記憶するとともに出力する
か、記憶しているデータを出力することができ、第2の
ノイズ混入指標算出部を有することから、生体情報アナ
ログデータを入力データとし、計測している生体情報の
特性、センサ及び増幅器等の計測系の特性等に合致する
入力データか否かの度合を表すノイズ混入指標を算出
し、後記データ記憶制御部に出力することができ、デー
タ記憶制御部を有することから、前記ノイズ混入指標を
受け、既定もしくは利用者が指定した第1の判定基準を
満たす場合は前記データ標本化記憶部に入力データを標
本化させ記憶させるデータ記憶制御信号を、前記第1の
判定基準を満たさない場合は前記データ標本化記憶部に
記憶データを保持させるデータ記憶制御信号を出力する
ことができる。
【0014】第3の発明の生体情報ノイズ除去装置は、
データ記憶部を有することから、生体情報時系列データ
を入力データとし、後記データ記憶制御信号に従い、入
力データを記憶するとともに出力するか、記憶している
データを出力することができ、ノイズ信号検出部を有す
ることから、センサの接触状態の変化や生体の運動等に
起因するノイズ信号を検出し、ノイズレベルに応じたノ
イズ検出信号を後記データ記憶制御部に出力することが
でき、データ記憶制御部を有することから、前記ノイズ
検出信号を入力信号とし、ノイズ検出信号が既定もしく
は利用者が指定した第2の判定基準を満たす場合は前記
データ記憶部に入力データを記憶させるデータ記憶制御
信号を、前記第2の判定基準を満たさない場合は前記デ
ータ記憶部に記憶データを保持させるデータ記憶制御信
号を出力することができる。
【0015】第4の発明の生体情報ノイズ除去装置は、
データ標本化記憶部を有することから、生体情報アナロ
グデータを入力データとし、後記データ記憶制御信号に
従い、入力データを標本化し記憶するとともに出力する
か、記憶しているデータを出力することができ、ノイズ
信号検出部を有することから、センサの接触状態の変化
や生体の運動等に起因するノイズ信号を検出し、ノイズ
レベルに応じたノイズ検出信号を後記データ記憶制御部
に出力することができ、データ記憶制御部を有すること
から、前記ノイズ検出信号を入力信号とし、ノイズ検出
信号が既定もしくは利用者が指定した第2の判定基準を
満たす場合は前記データ標本化記憶部に入力データを標
本化させ記憶させるデータ記憶制御信号を、前記第2の
判定基準を満たさない場合は前記データ標本化記憶部に
記憶データを保持させるデータ記憶制御信号を出力する
ことができる。
【0016】第5の発明の生体情報ノイズ除去装置は、
データ記憶部を有することから、生体情報時系列データ
を入力データとし、後記データ記憶制御信号に従い、入
力データを記憶するとともに出力するか、記憶している
データを出力することができ、第1のノイズ混入指標算
出部を有することから、生体情報時系列データを入力デ
ータとし、計測している生体情報の特性、センサ及び増
幅器等の計測系の特性等に合致する入力データか否かの
度合を表すノイズ混入指標を算出し、後記データ記憶制
御部に出力することができ、ノイズ信号検出部を有する
ことから、センサの接触状態の変化や生体の運動等に起
因するノイズ信号を検出し、ノイズレベルに応じたノイ
ズ検出信号を後記データ記憶制御部に出力することがで
き、データ記憶制御部を有することから、前記ノイズ混
入指標及び前記ノイズ検出信号を入力信号とし、ノイズ
混入指標が既定もしくは利用者が指定した第1の判定基
準を満たし、かつノイズ検出信号が既定もしくは利用者
が指定した第2の判定基準を満たす場合は前記データ記
憶部に入力データを記憶させるデータ記憶制御信号を、
それ以外の場合は前記データ記憶部に記憶データを保持
させるデータ記憶制御信号を出力することができる。
【0017】第6の発明の生体情報ノイズ除去装置は、
データ標本化記憶部を有することから、生体情報アナロ
グデータを入力データとし、後記データ記憶制御信号に
従い、入力データを標本化し記憶するとともに出力する
か、記憶しているデータを出力することができ、第2の
ノイズ混入指標算出部を有することから、生体情報アナ
ログデータを入力データとし、計測している生体情報の
特性、センサ及び増幅器等の計測系の特性等に合致する
入力データか否かの度合を表すノイズ混入指標を算出
し、後記データ記憶制御部に出力することができ、ノイ
ズ信号検出部を有することから、センサの接触状態の変
化や生体の運動等に起因するノイズ信号を検出し、ノイ
ズレベルに応じたノイズ検出信号を後記データ記憶制御
部に出力することができ、データ記憶制御部を有するこ
とから、前記ノイズ混入指標及び前記ノイズ検出信号を
入力信号とし、ノイズ混入指標が既定もしくは利用者が
指定した第1の判定基準を満たし、かつノイズ検出信号
が既定もしくは利用者が指定した第2の判定基準を満た
す場合は前記データ標本化記憶部に入力データを標本化
させ記憶させるデータ記憶制御信号を、それ以外の場合
は前記データ標本化記憶部に記憶データを保持させるデ
ータ記憶制御信号を出力することができる。
【0018】以上により、生体情報そのものからノイズ
の混入を判定してノイズの影響が大きい生体情報を除去
することができ、さらに、生体の運動等による生体由来
のノイズが混入した場合、その影響を受けた生体情報を
除去することができる。これらにより、生体情報計測に
おいて、センサの接触状態の変化や生体の運動等による
ノイズを除去することが可能となる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0020】第1の発明の生体情報ノイズ除去装置の一
実施例の基本構成を図1に示す。
【0021】この生体情報ノイズ除去装置は、生体情報
時系列データ100を入力データとし、後記データ記憶
制御部3が出力するデータ記憶制御信号300に従い、
入力データを記憶するとともに出力するか、記憶してい
るデータを出力するデータ記憶部1と、生体情報時系列
データ100を入力データとし、計測している生体情報
の特性、センサ及び増幅器等の計測系の特性等に合致す
る入力データか否かの度合を表すノイズ混入指標200
を算出し、後記データ記憶制御部3に出力する第1のノ
イズ混入指標算出部2と、前記ノイズ混入指標200を
受け、既定もしくは利用者が指定した第1の判定基準を
満たす場合は前記データ記憶部1に入力データを記憶さ
せるデータ記憶制御信号300を、前記第1の判定基準
を満たさない場合は前記データ記憶部に記憶データを保
持させるデータ記憶制御信号300を出力するデータ記
憶制御部3とを有している。
【0022】データ記憶部1の内部構成を図7に示す。
【0023】生体情報時系列データ100は、先入れ先
出し(FIFO)方式の入力バッファ11に入る。入力
バッファ11の容量は、生体情報時系列データ1個ある
いは1組分、もしくはそれ以上である。入力バッファ1
1には、次々に生体情報時系列データ100が入力され
る。データ記憶制御信号300が入力データを記憶させ
るものである場合のみ、既定もしくは利用者の指定した
入力バッファ中の生体情報時系列データ102が出力バ
ッファ12に送られ、出力バッファ12は生体情報時系
列データ102を記憶するとともに出力する。出力バッ
ファ12の容量も、生体情報時系列データ1個あるいは
1組分、もしくはそれ以上である。データ記憶制御信号
300が記憶データを保持させるものである場合、出力
バッファ12は、入力バッファ11から生体情報時系列
データ102を受け取らず、記憶データを保持する。デ
ータ記憶制御信号300の内容に従った処理の後、出力
バッファ12は記憶している生体情報出力データ101
を出力する。
【0024】ノイズ混入指標算出部2の内部構成を図8
に示す。
【0025】ノイズ混入指標算出部2は、データ記憶部
1と同じ生体情報時系列データ100入力データとす
る。まず、特徴量算出部21が生体情報時系列データ1
00を受け取り、ノイズ混入指標の算出に用いる特徴量
210を算出する。次に、特徴検査部22がこの特徴量
210を受け取り、参照値記憶部23から参照値220
と比較して、ノイズ混入指標200を算出し出力する。
参照値220は、特徴量210の標準的な値である。例
えば、計測対象とする生体情報が容積脈波、音響脈波等
のように正弦波状の波形もしくは心電図のようにほぼ一
定の周期を持つ波形とみなせる場合、特徴量算出部21
は、波形ピークを検出し、特徴量210として最新の一
周期の時間を算出する。特徴検査部22は、特徴量21
0を受け取るとともに、参照値記憶部23から標準的な
心拍周期を記した参照値220を読み出し、両者を比較
する。特徴検査部22に、例えば、
【0026】
【数1】
【0027】のようなルールを設定しておくことによ
り、標準的な心拍周期とのずれが大きいほど大きくなる
ような0以上の値として、ノイズ混入指標200が算出
される。
【0028】計測対象とする生体情報が背景脳波、心電
図等のように周波数成分で特徴付けられる場合、特徴量
算出部21は、周波数分析を行い、特徴量210として
パワースペクトラムを算出する。特徴検査部22は、特
徴量210を受け取るとともに、参照値記憶部23から
標準的なパワースペクトラムを記した参照値220を読
み出し、両者を比較する。特徴検査部22に、例えば、
【0029】
【数2】
【0030】のようなルールを設定しておくことによ
り、標準的なパワースペクトラムとのずれが大きいほど
大きくなるような0以上の値として、ノイズ混入指標2
00が算出される。ここでX(f)、R(f)は、それ
ぞれ周波数fにおける生体情報のパワー値と参照パワー
スペクトラムのパワー値である。f1 、f2 はノイズ混
入指標200の算出に用いる周波数領域の上限及び下限
である。f1 、f2 の組を複数用意しておくことによ
り、特定の周波数領域に関してノイズ混入指標200を
算出することも可能である。
【0031】計測対象とする生体情報が誘発脳波、皮膚
抵抗反応、筋電位積分値、脈波振幅等のように刺激に対
する潜時とピークという反応波形として特徴付けられる
場合、特徴量算出部21は、刺激提示後のある時刻t1
からt2 までの間の計測値の積分値・平均値等を特徴量
210として算出する。特徴検査部22は、特徴量21
0を受け取るとともに、参照値記憶部23から参照波形
の該当特徴量を記した参照値220を読み出し、両者を
比較する。特徴検査部22に、例えば、
【0032】
【数3】
【0033】のようなルールを設定しておくことによ
り、参照波形の該当特徴量とのずれが大きいほど大きく
なるような0以上の値として、ノイズ混入指標200が
算出される。ここでX(t)、R(t)は、それぞれ刺
激提示後のある時刻tにおける特徴量と参照波形の該当
特徴量である。刺激提示後のある時刻t1 からt2 まで
の間の計測値の積分値を特徴量とする場合、X(t)
は、入力データとなる生体情報時系列データをx(i)
とすると、
【0034】
【数4】
【0035】のように求められる。
【0036】刺激提示後のある時刻t1 からt2 までの
間の計測値の平均値を特徴量とする場合、X(t)は、
【0037】
【数5】
【0038】計測対象とする生体情報が心拍数、血圧、
呼吸数等のように数値で特徴付けられる場合、特徴量算
出部21は、特徴量210として数値をそのまま用い
る。特徴検査部22は、特徴量210を受け取るととも
に、参照値記憶部23から標準的な数値を記した参照値
220を読み出し、両者を比較する。特徴検査部22
に、例えば、
【0039】
【数6】
【0040】のようなルールを設定しておくことによ
り、標準的な数値とのずれが大きいほど大きくなるよう
な0以上の値として、ノイズ混入指標200が算出され
る。ここでX(t)、R(t)は、それぞれ時刻tにお
ける計測値と参照値である。
【0041】計測機器の特性を利用したノイズ混入の判
定について、ACアンプを用いて脈波を計測する場合を
例として説明する。ACアンプは直流変動成分の増幅度
が小さいため、脈波のように計測波形が正弦波状となる
場合、山と谷の中央付近はほぼ0となるはずである。図
9のような連続する山と谷があるとき、
【0042】
【数7】
【0043】とすることができる。特徴量算出部21
は、この直流変動成分を特徴量210として用いる。特
徴検査部22は、特徴量210を受け取るとともに、参
照値記憶部23から直流変動成分のを記した参照値22
0を読み出し、両者を比較する。特徴検査部22に、例
えば、
【0044】
【数8】
【0045】のようなルールを設定しておくことによ
り、標準的な数値とのずれが大きいほど大きくなるよう
な値として、ノイズ混入指標200が算出される。
【0046】データ記憶制御部3は、前記ノイズ混入指
標200を受け、既定もしくは利用者が指定した判定基
準と比較する。判定基準としては、例えば、「ノイズ判
定指標>Thならば生体情報の最新の計測値は無効(N
S)。そうでないならば生体情報の最新の計測値は有効
(S)。」のようなルールを設定しておく。Thは判定
に用いる閾値であり、例えば0.5のように指定してお
く。NS、Sには、例えば0、1のような値を指定して
おき、この値をデータ記憶制御信号300として出力す
る。データ記憶部1は、このデータ記憶制御信号300
を受け取り、S(1)ならば最新の生体情報時系列デー
タを記憶して出力し、NS(0)ならば記憶している値
を更新せず、記憶値をそのまま出力することになる。
【0047】実際には、日本電気(株)製PC−980
0シリーズ等のパーソナルコンピュータを用い、RS−
232C、GP−IB、SCSI、拡張スロット等のイ
ンタフェースを介して生体情報時系列データ100を取
り込み、内部メモリをデータ記憶部1の入力バッファ1
1及び出力バッファ12として使用し、ノイズ除去後の
生体情報時系列データ101をRS−232C、GP−
IB、SCSI、拡張スロット等のインタフェースを介
して出力するかCRTに出力する等により、データ記憶
部1を実現することができる。
【0048】ノイズ混入指標算出部2は、日本電気
(株)製PC−9800シリーズ等のパーソナルコンピ
ュータを用い、RS−232C、GP−IB、SCS
I、拡張スロット等のインタフェースを介して生体情報
時系列データ100を取り込み、前述の処理をプログラ
ムとして動作させることにより実現できる。
【0049】データ記憶制御部3は、前述の処理をデー
タ記憶部1及びノイズ混入指標算出部2と同一の日本電
気(株)製PC−9800シリーズ等のパーソナルコン
ピュータのプログラムとして動作させることにより実現
できる。
【0050】以上により、第1の発明の生体情報ノイズ
除去装置を実現することができる。
【0051】第2の発明の生体情報ノイズ除去装置の一
実施例の基本構成を図2に示す。
【0052】この生体情報ノイズ除去装置は、生体情報
アナログデータ110を入力データとし、後記データ記
憶制御信号300に従い、入力データを標本化し記憶す
るとともに出力するか、記憶しているデータを出力する
データ標本化記憶部4と、生体情報アナログデータ11
0を入力データとし、計測している生体情報の特性、セ
ンサ及び増幅器等の計測系の特性等に合致する入力デー
タか否かの度合を表すノイズ混入指標200を算出し、
後記データ記憶制御部3に出力する第2のノイズ混入指
標算出部5と、前記ノイズ混入指標200を受け、既定
もしくは利用者が指定した第1の判定基準を満たす場合
は前記データ標本化記憶部4に入力データを標本化させ
記憶させるデータ記憶制御信号300を、前記第1の判
定基準を満たさない場合は前記データ標本化記憶部4に
記憶データを保持させるデータ記憶制御信号300を出
力するデータ記憶制御部3とを有している。
【0053】第2の発明の生体情報ノイズ除去装置が第
1の発明の生体情報ノイズ除去装置と異なるのは、入力
データがアナログデータとなったことにより、データ記
憶部1のかわりにデータ標本化記憶部4を有する点と、
第1のノイズ混入指標算出部2のかわりに第2のノイズ
混入指標算出部5を有する点である。よって、以下にデ
ータ標本化記憶部4及び第2のノイズ混入指標算出部5
について説明する。
【0054】図10に示すように、データ標本化記憶部
4はデータ標本化部41を有する点がデータ記憶部1と
異なる。入力された生体情報アナログデータ110は、
データ標本化部41によって生体情報時系列データ10
0に変換される。この後の処理は第1の発明におけるデ
ータ記憶部と同様である。
【0055】実際には、日本電気(株)製PC−980
0シリーズ等のパーソナルコンピュータに組み込んだカ
ノープス製ADX−98E等のA/Dコンバータを用い
てアナログ電圧データをA/D変換することにより、デ
ータ標本化部41を実現することができ、以後は第1の
発明の実施例と同様にすればデータ標本化記憶部4を実
現できる。
【0056】図11に示すように、第2のノイズ混入指
標算出部5は、データ標本化部51を有する点が第1の
ノイズ混入指標算出部2と異なる。日本電気(株)製P
C−9800シリーズ等のパーソナルコンピュータに組
み込んだカノープス製ADX−98E等のA/Dコンバ
ータを用いてアナログ電圧データをA/D変換すること
により、データ標本化部51を実現することができる。
もちろん、図12に示すように、データ標本化記憶部4
内のデータ標本化部41をデータ標本化部51として用
いることも可能である。このように実現したデータ標本
化部51を第1のノイズ混入指標算出部2と組み合わせ
ることにより第2のノイズ混入指標算出部5が実現でき
る。
【0057】以上により、第2の発明の生体情報ノイズ
除去装置が実現できる。
【0058】第3の発明の生体情報ノイズ除去装置の一
実施例の基本構成を図3に示す。
【0059】この生体情報ノイズ除去装置は、生体情報
時系列データ100を入力データとし、後記データ記憶
制御信号300に従い、入力データを記憶するとともに
出力するか、記憶しているデータを出力するデータ記憶
部1と、センサの接触状態の変化や生体の運動等に起因
するノイズ信号600を検出し、ノイズレベルに応じた
ノイズ検出信号700を後記データ記憶制御部3に出力
するノイズ信号検出部6と、前記ノイズ検出信号700
を入力信号とし、ノイズ検出信号700が既定もしくは
利用者が指定した第2の判定基準を満たす場合は前記デ
ータ記憶部1に入力データを記憶させるデータ記憶制御
信号300を、前記第2の判定基準を満たさない場合は
前記データ記憶部1に記憶データを保持させるデータ記
憶制御信号300を出力するデータ記憶制御部3とを有
している。
【0060】第3の発明の生体情報ノイズ除去装置が第
1の発明の生体情報ノイズ除去装置と異なるのは、第1
のノイズ混入指標算出部2のかわりにノイズ信号検出部
6を有する点と、これに伴ってデータ記憶制御部3の内
部動作が変わる点である。よって、以下にノイズ信号検
出部6及びデータ記憶制御部3の動作について説明す
る。
【0061】図13に示すように、ノイズ信号検出部6
は、ノイズ信号入力部61、ノイズ検出信号算出部6
2、ノイズ参照値記憶部63から構成される。ノイズ信
号入力部61には、センサの接触状態の変化や生体の運
動等によるノイズ信号600が入力される。センサの接
触状態としては、脈波ピックアップ等では重要な接触
圧、脳内信号源推定で極めて重要な電極もしくはセンサ
の位置や方向、生体電極を使用するとき重要な接触抵抗
値等を用いる。生体の運動等によるノイズとしては、運
動に伴う筋電位、姿勢変化、センサの位置や方向等を用
いる。 これらのノイズ信号600について、ノイズ信
号入力部61はそれぞれの変動量をノイズ信号検出値6
10として算出する。ノイズ検出信号算出部62は、ノ
イズ信号検出値610を受けるとともに、ノイズ参照値
記憶部63からノイズ参照値620を読みだし、これら
を用いてノイズ検出信号700を算出する。例えば、
【0062】
【数9】
【0063】のYのようにノイズ検出信号700を算出
する。ここでiは、センサ接触圧、筋電位等ノイズ信号
の種類を示す。fi は種類iのノイズ信号の値(電圧
等)である。gi はノイズ信号から変動量を算出する関
数で、それぞれのノイズ信号について指定されている。
例えばgi は、[fi ≧ Si のとき]
【0064】
【数10】
【0065】[fi < Si のとき] gi = 0 のように算出する。nはノイズ信号検出部6に入力され
るノイズ信号の種類の数、Si は種類iのノイズ信号に
ついての基準値で既定値もしくは利用者による設定値、
pは種類i のノイズ信号をノイズとしてどの程度重視す
るかを決定する重み付けの係数で既定値もしくは利用者
による設定値で、0以上1以下の間の値である。
【0066】図13においては、fi がノイズ信号検出
値610に、Si がノイズ参照値620に相当する。こ
の例では、あるノイズ信号が基準値よりも大きい場合、
どの程度大きいかを求め、ノイズ信号としての重要度を
加味した後、すべてのノイズ信号の総和をとってノイズ
検出信号700を算出することになる。
【0067】データ記憶制御部3は前述のようなノイズ
検出信号700を受け取り、既定もしくは利用者が指定
した判定基準と比較する。判定基準としては、例えば、
「ノイズ検出信号>Tnならば生体情報の最新の計測値
は無効(NS)。そうでないならば生体情報の最新の計
測値は有効(S)。」のようなルールを設定しておく。
Tnは判定に用いる閾値であり、既定もしくは利用者が
指定した値である。NS、Sには、例えば0、1のよう
な値を指定しておき、この値をデータ記憶制御信号30
0として出力する。データ記憶部1は、このデータ記憶
制御信号300を受け取り、S(1)ならば最新の生体
情報時系列データを記憶して出力し、NS(0)ならば
記憶している値を更新せず、記憶値をそのまま出力する
ことになる。
【0068】実際には、センサの接触圧や接触状態の変
化は日本電気三栄製荷重変換器9E01−L2や同社製
高精度ひずみゲージLD20等及び同社製AS1103
等のアンプを用いて測定できる。脳内信号源推定で極め
て重要な電極もしくはセンサの位置や方向は、ポルフィ
ーマス社製3 SPACEもしくはFAST TRAC
Kのような位置及び方向センサを用いて測定できる。生
体電気用増幅ユニット1253A等の生体用電極及び増
幅器を用いて生体の運動に伴う筋電位の検出は、日本電
気三栄製ディスポーザブル電極45352、電極コード
47502、アダプタコード47522、生体電気用増
幅ユニット1253A等の生体用電極及び増幅器を用い
て測定できる。姿勢変化等、生体の運動に伴う形状の変
化は、ポルフィーマス社製3 SPACEもしくはFA
ST TRACKのような位置・方向センサを用いて測
定できる。
【0069】生体電極を使用するとき重要な接触抵抗値
を測定するには次のようにすれば良い。日本電気三栄製
ディスポーザブル電極45352等の生体電極を測定位
置とその近傍に貼付する。日本電気三栄製電極コード4
7502、アダプタコード47522等を用い、生体電
極に接続した電極コードを2分して、一方を同社製アイ
ソレータDPS−122D等の絶縁型定電圧もしくは定
電流直流電源の出力の正極もしくは負極に、他方をアダ
プタコード47522に接続する。生体電極と接続され
ていない方の絶縁型定電圧もしくは定電流直流電源の出
力を測定対象とする生体電極の近傍に貼付した生体電極
に接続する。2つの電極間の電圧を電極コードで導出
し、日本電気製PC−9800シリーズ等のパーソナル
コンピュータに実装したカノープス製ADX−98E等
のA/Dコンバータに接続する。観測された電圧から、
オームの法則により測定位置とその近傍の間の抵抗値を
算出することができる。以上のように接触抵抗値を測定
する場合、接触抵抗を調べた生体電極での計測に影響を
及ぼさないように注意する必要がある。これには、接触
抵抗測定時と本来の計測時に電極コードの接続先を切り
替えれば良い。一般的な手動式スイッチもしくは日本電
気製PC−9800シリーズ等のパーソナルコンピュー
タに実装したインタフェース製パラレル出力ボードAZ
I−2448等を用いることにより、この切り替えが実
現できる。
【0070】以上のようなセンサの電圧出力について
は、日本電気製PC−9800シリーズ等のパーソナル
コンピュータに実装したカノープス製ADX−98E等
のA/Dコンバータに接続し、デジタル出力について
は、日本電気製PC−9800シリーズ等のパーソナル
コンピュータのRS−232C、GP−IB、SCS
I、パラレルI/O等のインタフェースに接続し、前述
のノイズ信号検出部6における処理をプログラムとして
動作させることにより、ノイズ信号検出部6を実現する
ことができる。データ記憶制御部3についても前述の処
理を日本電気製PC−9800シリーズ等のパーソナル
コンピュータのプログラムとして動作させることにより
実現でき、第3の発明の生体情報ノイズ除去装置を実現
することができる。
【0071】第4の発明の生体情報ノイズ除去装置の一
実施例の基本構成を図4に示す。
【0072】この生体情報ノイズ除去装置は、生体情報
アナログデータ110を入力データとし、後記データ記
憶制御部3が出力するデータ記憶制御信号300に従
い、入力データを標本化し記憶するとともに出力する
か、記憶しているデータを出力するデータ標本化記憶部
4と、センサの接触状態の変化や生体の運動等に起因す
るノイズ信号600を検出し、ノイズレベルに応じたノ
イズ検出信号700を後記データ記憶制御部に出力する
ノイズ信号検出部6と、前記ノイズ検出信号700を入
力信号とし、ノイズ検出信号700が既定もしくは利用
者が指定した第2の判定基準を満たす場合は前記データ
標本化記憶部4に入力データを標本化させ記憶させるデ
ータ記憶制御信号300を、前記第2の判定基準を満た
さない場合は前記データ標本化記憶部4に記憶データを
保持させるデータ記憶制御信号300を出力するデータ
記憶制御部3とを有している。第4の発明の生体情報ノ
イズ除去装置が第3の発明の生体情報ノイズ除去装置と
異なるのは、データ記憶部1のかわりにデータ標本化記
憶部4を有する点である。データ標本化記憶部4は第2
の発明の生体情報ノイズ除去装置と同一のものを用いる
ことができる。よって、第3の発明の生体情報ノイズ除
去装置において、データ記憶部1のかわりに第2の発明
の生体情報ノイズ除去装置のデータ標本化記憶部4を用
いることにより第4の発明の生体情報ノイズ除去装置が
実現できる。
【0073】第5の発明の生体情報ノイズ除去装置の一
実施例の基本構成を図5に示す。
【0074】この生体情報ノイズ除去装置は、生体情報
時系列データ100を入力データとし、後記データ記憶
制御信号300に従い、入力データを記憶するとともに
出力するか、記憶しているデータを出力するデータ記憶
部1と、生体情報時系列データ110を入力データと
し、計測している生体情報の特性、センサ及び増幅器等
の計測系の特性等に合致する入力データか否かの度合を
表すノイズ混入指標200を算出し、後記データ記憶制
御部に出力する第1のノイズ混入指標算出部2と、セン
サの接触状態の変化や生体の運動等に起因するノイズ信
号600を検出し、ノイズレベルに応じたノイズ検出信
号700を後記データ記憶制御部3に出力するノイズ信
号検出部6と、前記ノイズ混入指標200及び前記ノイ
ズ検出信号700を入力信号とし、ノイズ混入指標20
0が既定もしくは利用者が指定した第1の判定基準を満
たし、かつノイズ検出信号700が既定もしくは利用者
が指定した第2の判定基準を満たす場合は前記データ記
憶部1に入力データを記憶させるデータ記憶制御信号3
00を、それ以外の場合は前記データ記憶部1に記憶デ
ータを保持させるデータ記憶制御信号300を出力する
データ記憶制御部3とを有している。第5の発明の生体
情報ノイズ除去装置が第1及び第3の発明の生体情報ノ
イズ除去装置と異なるのは、データ記憶部1、データ記
憶制御部3に加えて、第1のノイズ混入指標算出部2及
びノイズ信号検出部6をともに有する点である。
【0075】この発明の生体情報ノイズ除去装置は、生
体情報時系列データについて、装置の構成が複雑になっ
ても高いノイズ除去性能が要求される場合に適したもの
である。
【0076】データ記憶部1、データ記憶制御部3、第
1のノイズ混入指標算出部2には第1の発明の該当する
部分を、ノイズ信号検出部6には第3の発明の該当する
部分を用いることにより、第5の発明の生体情報ノイズ
除去装置が実現できる。
【0077】第6の発明の生体情報ノイズ除去装置の一
実施例の基本構成を図6に示す。
【0078】この生体情報ノイズ除去装置は、生体情報
アナログデータ110を入力データとし、後記データ記
憶制御信号300に従い、入力データを標本化し記憶す
るとともに出力するか、記憶しているデータを出力する
データ標本化記憶部4と、生体情報アナログデータ11
0を入力データとし、計測している生体情報の特性、セ
ンサ及び増幅器等の計測系の特性等に合致する入力デー
タか否かの度合を表すノイズ混入指標200を算出し、
後記データ記憶制御部に出力する第2のノイズ混入指標
算出部5と、センサの接触状態の変化や生体の運動等に
起因するノイズ信号600を検出し、ノイズレベルに応
じたノイズ検出信号700を後記データ記憶制御部3に
出力するノイズ信号検出部6と、前記ノイズ混入指標2
00及び前記ノイズ検出信号700を入力信号とし、ノ
イズ混入指標200が既定もしくは利用者が指定した第
1の判定基準を満たし、かつノイズ検出信号700が既
定もしくは利用者が指定した第2の判定基準を満たす場
合は前記データ標本化記憶部4に入力データを標本化さ
せ記憶させるデータ記憶制御信号300を、それ以外の
場合は前記データ標本化記憶部4に記憶データを保持さ
せるデータ記憶制御信号300を出力するデータ記憶制
御部4とを有している。
【0079】第6の発明の生体情報ノイズ除去装置が第
2及び第4の発明の生体情報ノイズ除去装置と異なるの
は、データ標本化記憶部4、データ記憶制御部3に加え
て、第2のノイズ混入指標算出部5及びノイズ信号検出
部6をともに有する点である。この発明の生体情報ノイ
ズ除去装置は、生体情報アナログデータについて、装置
の構成が複雑になっても高いノイズ除去性能が要求され
る場合に適したものである。
【0080】第2の発明におけるデータ標本化記憶部
4、データ記憶制御部3、第2のノイズ混入指標算出部
5と、第3の発明のノイズ信号検出部6を用いることに
より、第6の発明の生体情報ノイズ除去装置が実現でき
る。
【0081】
【発明の効果】本発明の生体情報ノイズ除去装置を用い
ることにより、生体情報そのものからノイズの混入を判
定してノイズの影響が大きい生体情報を除去することが
でき、さらに、生体の運動等による生体由来のノイズや
センサの接触状態の変化によるノイズが混入した場合、
その影響を受けた生体情報を除去することができる。こ
れらにより、生体情報計測において、センサの接触状態
の変化や生体の運動等によるノイズを除去することが可
能となる。
【0082】以上により、生体の運動にかかわらず安定
した生体情報計測が可能となり、計測データの信頼性が
向上する。さらに、簡便な計測装置でも実現できるの
で、従来技術では生体情報計測が困難であった場面、例
えば、作業中の生理状態を計測する場合においても、信
頼度の高い計測が実現する。これにより、例えば、生体
情報を利用して日常の場面における心身緊張やストレス
を計測すること、極限作業における作業者の心身状態を
監視すること等が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の生体情報ノイズ除去装置の一実施
例の基本構成を示す図である。
【図2】第2の発明の生体情報ノイズ除去装置の一実施
例の基本構成を示す図である。
【図3】第3の発明の生体情報ノイズ除去装置の一実施
例の基本構成を示す図である。
【図4】第4の発明の生体情報ノイズ除去装置の一実施
例の基本構成を示す図である。
【図5】第5の発明の生体情報ノイズ除去装置の一実施
例の基本構成を示す図である。
【図6】第6の発明の生体情報ノイズ除去装置の一実施
例の基本構成を示す図である。
【図7】第1の発明の生体情報ノイズ除去装置のデータ
記憶部1の内部構成を示す図である。
【図8】第1の発明の生体情報ノイズ除去装置の第1の
ノイズ混入指標算出部2の内部構成を示す図である。
【図9】脈波等、正弦波状に変動する波形の摸式図であ
る。
【図10】第2の発明の生体情報ノイズ除去装置のデー
タ標本化記憶部4の内部構成を示す図である。
【図11】第2の発明の生体情報ノイズ除去装置の第2
のノイズ混入指標算出部5の内部構成を示す図である。
【図12】第2の発明の生体情報ノイズ除去装置のデー
タ標本化記憶部4の別の実現方法を示す図である。
【図13】第3の発明の生体情報ノイズ除去装置のノイ
ズ信号検出部6の内部構成を示す図である。
【符号の説明】
1 データ記憶部 2 第1のノイズ混入指標算出部 3 データ記憶制御部 4 データ標本化記憶制御部 5 第2のノイズ混入指標算出部 6 ノイズ信号検出部 11 入力バッファ 12 出力バッファ 21 特徴量算出部 22 特徴検査部 23 参照値記憶部 41 データ標本化部 51 データ標本化部 61 ノイズ信号入力部 62 ノイズ検出信号算出部 63 ノイズ参照値記憶部 100 生体情報時系列データ 101 生体情報出力データ 102 生体情報時系列データ 110 生体情報アナログデータ 200 ノイズ混入指標 210 特徴量 220 参照値 300 データ記憶制御信号 600 ノイズ信号 610 ノイズ検出値 620 ノイズ参照値 700 ノイズ検出信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報からノイズの影響を除去する生
    体情報ノイズ除去装置において、生体情報時系列データ
    を入力データとし、データ記憶制御信号に従い、入力デ
    ータを記憶するとともに出力し、又は既に記憶している
    データを出力するデータ記憶部と、生体情報時系列デー
    タを入力データとし、計測している生体情報の特性、セ
    ンサ及び増幅器等の計測系の特性等に合致する入力デー
    タか否かの度合を表すノイズ混入指標を算出する第1の
    ノイズ混入指標算出部と、前記ノイズ混入指標を受け、
    既定もしくは利用者が指定した第1の判定基準を満たす
    場合は前記データ記憶部に入力データを記憶させる前記
    データ記憶制御信号を出力し、前記第1の判定基準を満
    たさない場合は前記データ記憶部に記憶データを保持さ
    せる前記データ記憶制御信号を出力するデータ記憶制御
    部とを有することを特徴とする生体情報ノイズ除去装
    置。
  2. 【請求項2】 生体情報からノイズの影響を除去する生
    体情報ノイズ除去装置において、生体情報アナログデー
    タを入力データとし、データ記憶制御信号に従い、入力
    データを標本化し記憶するとともに出力し、又は既に記
    憶しているデータを出力するデータ標本化記憶部と、生
    体情報アナログデータを入力データとし、計測している
    生体情報の特性、センサ及び増幅器等の計測系の特性等
    に合致する入力データか否かの度合を表すノイズ混入指
    標を算出する第2のノイズ混入指標算出部と、前記ノイ
    ズ混入指標を受け、既定もしくは利用者が指定した第1
    の判定基準を満たす場合は前記データ標本化記憶部に入
    力データを標本化させ記憶させる前記データ記憶制御信
    号を出力し、前記第1の判定基準を満たさない場合は前
    記データ標本化記憶部に記憶データを保持させる前記デ
    ータ記憶制御信号を出力するデータ記憶制御部とを有す
    ることを特徴とする生体情報ノイズ除去装置。
  3. 【請求項3】 生体情報からノイズの影響を除去する生
    体情報ノイズ除去装置において、生体情報時系列データ
    を入力データとし、データ記憶制御信号に従い、入力デ
    ータを記憶するとともに出力し、又は既に記憶している
    データを出力するデータ記憶部と、センサの接触状態の
    変化や生体の運動等に起因するノイズ信号を検出し、ノ
    イズレベルに応じたノイズ検出信号を出力するノイズ信
    号検出部と、前記ノイズ検出信号を入力信号とし、ノイ
    ズ検出信号が既定もしくは利用者が指定した第2の判定
    基準を満たす場合は前記データ記憶部に入力データを記
    憶させる前記データ記憶制御信号を出力し、前記第2の
    判定基準を満たさない場合は前記データ記憶部に記憶デ
    ータを保持させる前記データ記憶制御信号を出力するデ
    ータ記憶制御部とを有することを特徴とする生体情報ノ
    イズ除去装置。
  4. 【請求項4】 生体情報からノイズの影響を除去する生
    体情報ノイズ除去装置において、生体情報アナログデー
    タを入力データとし、データ記憶制御信号に従い、入力
    データを標本化し記憶するとともに出力し、又は既に記
    憶しているデータを出力するデータ標本化記憶部と、セ
    ンサの接触状態の変化や生体の運動等に起因するノイズ
    信号を検出し、ノイズレベルに応じたノイズ検出信号を
    出力するノイズ信号検出部と、前記ノイズ検出信号を入
    力信号とし、ノイズ検出信号が既定もしくは利用者が指
    定した第2の判定基準を満たす場合は前記データ標本化
    記憶部に入力データを標本化させ記憶させる前記データ
    記憶制御信号を出力し、前記第2の判定基準を満たさな
    い場合は前記データ標本化記憶部に記憶データを保持さ
    せる前記データ記憶制御信号を出力するデータ記憶制御
    部とを有することを特徴とする生体情報ノイズ除去装
    置。
  5. 【請求項5】 生体情報からノイズの影響を除去する生
    体情報ノイズ除去装置において、生体情報時系列データ
    を入力データとし、データ記憶制御信号に従い、入力デ
    ータを記憶するとともに出力し、又は既に記憶している
    データを出力するデータ記憶部と、生体情報時系列デー
    タを入力データとし、計測している生体情報の特性、セ
    ンサ及び増幅器等の計測系の特性等に合致する入力デー
    タか否かの度合を表すノイズ混入指標を算出する第1の
    ノイズ混入指標算出部と、センサの接触状態の変化や生
    体の運動等に起因するノイズ信号を検出し、ノイズレベ
    ルに応じたノイズ検出信号を出力するノイズ信号検出部
    と、前記ノイズ混入指標及び前記ノイズ検出信号を入力
    信号とし、ノイズ混入指標が既定もしくは利用者が指定
    した第1の判定基準を満たし、かつノイズ検出信号が既
    定もしくは利用者が指定した第2の判定基準を満たす場
    合は前記データ記憶部に入力データを記憶させる前記デ
    ータ記憶制御信号を出力し、それ以外の場合は前記デー
    タ記憶部に記憶データを保持させる前記データ記憶制御
    信号を出力するデータ記憶制御部とを有することを特徴
    とする生体情報ノイズ除去装置。
  6. 【請求項6】 生体情報からノイズの影響を除去する生
    体情報ノイズ除去装置において、生体情報アナログデー
    タを入力データとし、データ記憶制御信号に従い、入力
    データを標本化し記憶するとともに出力し、又は既に記
    憶しているデータを出力するデータ標本化記憶部と、生
    体情報アナログデータを入力データとし、計測している
    生体情報の特性、センサ及び増幅器等の計測系の特性等
    に合致する入力データか否かの度合を表すノイズ混入指
    標を算出する第2のノイズ混入指標算出部と、センサの
    接触状態の変化や生体の運動等に起因するノイズ信号を
    検出し、ノイズレベルに応じたノイズ検出信号を出力す
    るノイズ信号検出部と、前記ノイズ混入指標及び前記ノ
    イズ検出信号を入力信号とし、ノイズ混入指標が既定も
    しくは利用者が指定した第1の判定基準を満たし、かつ
    ノイズ検出信号が既定もしくは利用者が指定した第2の
    判定基準を満たす場合は前記データ標本化記憶部に入力
    データを標本化させ記憶させる前記データ記憶制御信号
    を出力し、それ以外の場合は前記データ標本化記憶部に
    記憶データを保持させる前記データ記憶制御信号を出力
    するデータ記憶制御部とを有することを特徴とする生体
    情報ノイズ除去装置。
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