JPH075969Y2 - タレット旋盤の自動計測装置 - Google Patents

タレット旋盤の自動計測装置

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JPH075969Y2
JPH075969Y2 JP1988028959U JP2895988U JPH075969Y2 JP H075969 Y2 JPH075969 Y2 JP H075969Y2 JP 1988028959 U JP1988028959 U JP 1988028959U JP 2895988 U JP2895988 U JP 2895988U JP H075969 Y2 JPH075969 Y2 JP H075969Y2
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sensor
turret
turret head
rotary shaft
measuring device
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正照 中井
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Mori Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被加工物(以下ワークと記す)の径,長さ等
を自動的に計測し、該計測値を制御装置にフィードバッ
クしてさらに加工を進めるようにした、タレット旋盤の
自動計測装置に関し、特に信号伝達装置及び信号ケーブ
ルの配置位置を工夫することにより、構造の簡略化及び
信頼性の向上を図った装置に関する。
〔従来の技術〕
タレット旋盤は、ベッド上に配設された刃物台本体にタ
レットヘッドを回転自在に装着し、該タレットヘッドに
装着された多数の工具の中から所要の工具を割り出し、
この工具をチャックに把持されて回転駆動されるワーク
に押圧し、これにより所要の機械加工を行うように構成
されている。
このようなタレット旋盤では、加工中に所定のタイミン
グでワークの径等を計測し、該計測値を制御装置にフィ
ードバックするための自動計測装置が設けられている場
合がある。この計測装置として、従来、例えば第3図に
示す装置がある。
図において、1はベッドに対してX,Z軸方向に移動可能
に配設された刃物台本体であり、該刃物台本体1には多
数の工具(図示せず)が装着されたタレットヘッド2が
回転軸3により回転自在に軸支されている。そして上記
タレットヘッド2の所定の角度位置には、自動計測装置
4の接触式センサ5が取り付けられており、また該タレ
ットヘッド2の裏面には中継ブロック6が取り付けられ
ている。また、該タレットヘッド2の裏面と刃物台本体
1との間には、非接触式信号伝達装置7が配設されてお
り、該装置7はタレットヘッド2側の連結ブロック8aに
取り付けられた発信器9aと、刃物台本体1側の連結ブロ
ック8bに取り付けられた受信器9bとから構成されてい
る。
上記センサ5は、銅パイプ10a,上記中継ブロック6,銅パ
イプ10b内に挿入された信号ケーブル11により発信器9a
に接続されている。このセンサ5がワークに接触する
と、発信器9a側の回路の電流状態が変化し、これにより
受信器9b側に誘導起電力が発生し、これによりセンサ5
のワークへの接触が検出されるようになっている。本明
細書ではこの発信器9a側の電流変化をもって検出信号と
記す。なお、11aは信号ケーブル11用のコネクタであ
る。
また、上記センサ5の触針付近に向けてエアーブロー用
銅パイプ10cが配設されており、該銅パイプ10cはタレッ
トヘッド2の裏面を通って連結ブロック8aに接続されて
おり、該ブロック8aに形成されたエア通路8cは接続用ピ
ストン12によって連結ブロック8bと接断可能になってい
る。また、10dは上記発,受信器9a,9b部分をエアブロー
するための銅パイプである。
この従来の自動計測装置4で計測するには、先ず、セン
サ5が計測ステーションに位置するようタレットヘッド
2が回転駆動され、該位置にクランプされる際にまず銅
パイプ10dからのエアにより発信器9a,受信器9b部分がエ
アブローされ、次にクランプされると、エアが接続用ピ
ストン12,通路8cを通って銅パイプ10cから吹き出され、
センサ5部分がエアブローされる。そしてセンサ5の触
針がワークに接触すると、該センサ5からの検出信号が
上記信号ケーブル11を通って非接触式信号伝達装置7の
発信器9aから受信器9bに伝達され、さらに制御装置に送
信される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来構造の自動計測装置では、信号伝達用ケーブル
を保護するために銅パイプの配管が不可欠であり、ま
た、センサ5,信号伝達装置7のエアブロー用銅パイプ10
c,10dも必要なことから、タレットヘッド2廻りの配管
が複雑である。
また、上記配線,配管はタレットヘッド2の近くに位置
していることから、常に切粉が飛散することとなり、切
粉の侵入によるエアの漏洩,信号ケーブルの破損等のお
それがあり、さらに非接触式信号伝達装置部分にも切粉
が飛散することから、該部分のエアブローが必須である
とともに、誤動作の可能性があり、これらの点から装置
の信頼性を確保するには改良の余地がある。
本考案は上記従来の問題点を解消するためになされたも
ので、信号ケーブル保護用配管を無くするとともに、エ
アブロー箇所を削減することにより配管を簡略化でき、
切粉の浸入のおそれをなくして信頼性を向上できるタレ
ット旋盤の自動計測装置を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、刃物台本体に回転可能に支持された回転軸の
前端部にタレットヘッドを固定し、該タレットヘッドに
計測用センサを取り付け、該センサの検出信号を非接触
式信号伝達装置を介して制御装置に送信するようにした
タレット旋盤の自動計測装置において、上記非接触式信
号伝達装置の発信器を上記回転軸の上記タレットヘッド
と反対側に位置する後端部に取り付けるとともに、受信
器を上記刃物台本体側に取り付け、上記センサからの信
号ケーブルを上記回転軸に形成された貫通穴内に該回転
軸と共に回転するように配索して上記発信器に接続した
ことを特徴としている。
〔作用〕
本考案に係る自動計測装置によれば、信号ケーブルをタ
レットヘッドの回転軸に形成された貫通穴内に挿入し、
該回転軸の後端に配置された信号伝達装置に接続したの
で、従来のようなケーブル保護用配管は不要になり、ま
た信号伝達装置が切粉のかからない位置にあることから
該部分のエアブロー配管も不要になり、それだけ配管が
簡素化される。
また、信号ケーブルが回転軸内を通っているので、切粉
による破損等の問題はなく、さらに信号伝達装置に切粉
がかからないので誤動作が生じることもなくそれだけ信
頼性を向上できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例によるタレット旋
盤の自動計測装置を説明するための図である。図におい
て、21はタレット旋盤であり、これはベッド上に配設さ
れた主軸台22と、これに対向し、かつZ軸方向(第2図
左右方向)に移動可能に配設された心押台23と、該Z軸
方向及びX軸方向(第2図上下方向)に移動可能に配設
されたタレット装置24とから構成されている。なお、22
aはワーク22bを把持するチャックである。
25は水平面に対して第2図上側ほど高くなる傾斜状に形
成されたスラントベッドであり、これの上面にはZ軸往
復台25aが搭載され、これと直交するX軸横送り台上に
上記タレット装置24が配設されている。このタレット装
置24の刃物台本体26内には回転軸27が回転自在に挿入支
持されており、該回転軸27は図示しない駆動モータで駆
動ギヤ27aを介して回転駆動され、かつクランプ及びア
ンクランプ動作のために、油圧シリンダにより軸方向に
若干移動できるようになっている。そしてこの回転軸27
の先端部には、タレットヘッド28が固定されている。こ
のタレットヘッド28は大略円板状のもので、その周縁部
には、所定角度間隔ごとに各種の工具を支持するための
ホルダ支持部が形成されており、その中の一箇所にセン
サベース29がボルト締めにより着脱可能に取り付けられ
ている。
上記センサベース29には、センサ30が取り付けられてい
る。該センサ30はその触針がワーク22bに接触したとき
検出信号を出力するように構成されている。このセンサ
30の内側にはブローパイプ31が該センサ30の触針の先端
部に向けて取り付けられている。このブローパイプ31は
センサベース29及びタレットヘッド28内に穿設された空
気通路32a,32bを通ってタレットヘッド28の背面に導か
れている。この空気通路32bの背面開口部には接続ピス
トン33が配設されており、このピストン33はタレットヘ
ッド28がクランプ位置にあるとき、この背面開口部に密
着するようガイドブロック34によって弾性支持されてい
る。このピストン33は刃物台本体26内の共通配管35によ
り刃物台本体26の背面側に導出されている。該導出部に
は分岐継手36,逆止弁37a,37bを介してエア配管38,給油
配管39が接続されており、これらは刃物台後カバー26a
で囲まれている。なお、図示していないが、上記エア配
管38は電磁弁,フィルタを介してエア源に接続されてお
り、また、給油配管39は切削油ポンプに接続されてい
る。
上記回転軸27のタレットヘッド28から突出する前端に
は、ヘッドカバー40が装着されており、またこの回転軸
27の軸心には貫通穴27bが穿設されている。この回転軸2
7の後端部は刃物台本体26の背面に突出しており、該突
出部には非接触式信号伝達装置41の発信器42aが取り付
けられている。また該装置41の受信器42bは支持ブラケ
ット43によって刃物台本体26の背面に固定されている。
そして上記センサ30の検出信号を上記信号伝達装置41に
伝達する信号ケーブル44は、上記センサブロック29内を
通ってヘッドカバー40内に導出され、ここから上記回転
軸27の貫通穴27b内を通って配索され、上記発信器42aに
接続されている。なお,44aは接続用コネクタである。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例装置で計測する場合は、先ず切削油ポンプを停
止するとともに、エアブローを開始し、この後タレット
ヘッド28をセンサ30が計測位置に位置するよう回転さ
せ、この間に共通配管35内の切削油を排出する。そして
センサ30が計測位置にくると、接続ピストン33と空気通
路32bとが連通し、センサ30の周辺がエアブローされ
る。この後エアの供給を停止して計測を行う。センサ30
の触針がワーク22bに接触すると該センサ30から検出信
号が出力され、該信号はケーブル44を通って非接触式信
号伝達装置41から制御装置に送信される。
このような動作を行う自動計測装置において、上述の従
来装置では、信号ケーブル用銅パイプ,及びセンサのエ
アブロー用銅パイプが必要であるなど、配管が複雑であ
った。これに対して本実施例では、信号ケーブル用銅パ
イプについては、信号ケーブル44を回転軸27内を通して
信号伝達装置41に接続したので不要になり、またセンサ
ブロー用銅パイプについては、切削油配管を共用したの
でその大部分が不要になり、その結果配管を非常に簡素
化できる。
また、従来装置では、信号伝達装置のエアブローが不可
欠であったが、本実施例ではこの信号伝達装置を回転軸
27の後端で、切粉のかからない位置に配置したので、そ
れだけエアブロー配管が不要になり、この点からも配管
が簡素化される。また、切粉が送信,受信器42a,42b間
に侵入することがなく、信頼性を向上できる。
また、本実施例では、信号ケーブル44を回転軸27内に配
索したので、切粉が該ケーブル部分に侵入することはな
く、信号伝達に支障が生じるのを防止して、この点から
も信頼性を向上できる。
なお、上記実施例では、センサ用ブロー配管と切削油配
管を一部共用したが、これは勿論別個に設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係るタレット旋盤の自動計測装置
によれば、信号伝達装置を回転軸の後端に取り付けると
ともに、センサからの信号ケーブルを回転軸の貫通穴内
を配索して上記信号伝達装置に接続したので、信号ケー
ブル保護用銅パイプが不要になり、それだけ配管を簡素
化できる効果があり、また、切粉の侵入を防止して装置
の信頼性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例による自動計測装
置を説明するための図であり、第1図はその平面図、第
2図は該装置が適用されたタレット旋盤の平面図、第3
図は従来の自動計測装置の平面図である。 図において、21はタレット旋盤、26は刃物台本体、27は
回転軸、27bは貫通穴、28はタレットヘッド、30は計測
用センサ、41は非接触式信号伝達装置、42a,42bは発信
器,受信器、44は信号ケーブルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃物台本体に回転可能に支持された回転軸
    の前端部にタレットヘッドを固定し、該タレットヘッド
    に計測用センサを取り付け、該センサの検出信号を非接
    触式信号伝達装置を介して制御装置に送信するようにし
    たタレット旋盤の自動計測装置において、上記非接触式
    信号伝達装置の発信器を上記回転軸の上記タレットヘッ
    ドと反対側に位置する後端部に取り付けるとともに、受
    信器を上記刃物台本体側に取り付け、上記センサからの
    信号ケーブルを上記回転軸に形成された貫通穴内に該回
    転軸と共に回転するように配索して上記発信器に接続し
    たことを特徴とするタレット旋盤の自動計測装置。
JP1988028959U 1988-03-03 1988-03-03 タレット旋盤の自動計測装置 Expired - Lifetime JPH075969Y2 (ja)

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JPH01132346U JPH01132346U (ja) 1989-09-08
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JP4723895B2 (ja) * 2005-04-20 2011-07-13 富士機械製造株式会社 タレット装置

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JPS5332937Y2 (ja) * 1974-02-15 1978-08-15
JPS61199338U (ja) * 1985-05-31 1986-12-13

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