JPH0759082A - 符号化装置及び復号化装置 - Google Patents

符号化装置及び復号化装置

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JPH0759082A
JPH0759082A JP5197494A JP19749493A JPH0759082A JP H0759082 A JPH0759082 A JP H0759082A JP 5197494 A JP5197494 A JP 5197494A JP 19749493 A JP19749493 A JP 19749493A JP H0759082 A JPH0759082 A JP H0759082A
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JP
Japan
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character
data
image
circuit
encoding
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JP5197494A
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English (en)
Inventor
Jiyunko Kimura
潤子 木村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文字部の画質劣化を抑制する。 【構成】画像信号は入力端子1を介して画像の符号化回
路3に与えて符号化する。一方、入力端子5には文字デ
ータを与える。分離回路6は文字データから文字コード
と文字情報とを分離する。文字情報は文字情報の符号化
回路8によって符号化する。データ合成回路4は画像符
号化データと文字コード及び文字符号化データとを合成
して出力する。文字データに対して画像信号とは別の符
号化を施しているので、文字部の画質劣化を抑制するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル記録又はデ
ィジタル伝送される画像に文字が含まれる場合に好適の
符号化装置及び復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文字を画像中に含めて表示する方
法として、キャラクタジェネレータを採用する方法があ
る。キャラクタジェネレータは文字のコード、位置及び
大きさの情報から画像中に挿入する文字を生成するもの
である。
【0003】図9はこのキャラクタジェネレータを用い
て文字と画像とを合成する装置を示すブロック図であ
る。
【0004】図9において、入力端子21を介して入力さ
れた画像信号は同期分離回路22を介して文字合成回路23
に与える。同期分離回路22は画像信号から同期信号を抽
出して同期化回路26に与える。一方、入力端子24には文
字コードを入力する。文字生成回路25は文字データから
その文字を画像中に表示するための文字信号を作成して
同期化回路26に出力する。同期化回路26は、同期信号に
基づいて、画面上の文字の挿入位置に応じたタイミング
で文字信号を文字合成回路23に出力する。文字合成回路
23は画像信号と文字信号とを合成して出力端子27から出
力する。これにより、テレビジョン映像等の所定の位置
に文字生成回路25によって生成された文字を表示するこ
とができる。
【0005】図9の装置は伝送されたテレビジョン信号
等の画像信号を表示する際に、コンピュータ等から供給
される文字等の外部信号を画像中にスーパーインポーズ
するものである。従って、テレビジョン映像部分の劣化
が大きい場合でも、文字部については良好な表示が行わ
れる。ところで、現行テレビジョン放送では文字は画像
の一部として扱われている。従って、文字を外部信号と
してスーパーインポーズする場合と異なり、映像そのも
のに含まれる文字については他の画像部分と同様の画質
劣化を呈する。しかしこの場合でも、通常のアナログ伝
送ではそれほど問題はない。
【0006】ところで、近年、高画質化の要求等から画
像情報のディジタル化が検討されている。画像をディジ
タル化するとデータ量が膨大となるので、記録又は伝送
するために、データの圧縮を行う必要がある。圧縮法と
しては、高圧縮率で且つ圧縮に伴う画質の劣化が小さ
い、DCT(離散コサイン変換)等の変換符号化が主流
になっている。静止画用の圧縮標準化方式としてJPE
G(Joint PhotographicCoding Experts Group )及び
H.261等があり、動画用としてMPEG(Moving P
icture Experts Group)等がある。
【0007】しかしながら、DCT等の直交変換符号化
は、文字を含む画像の圧縮処理には適していないという
問題があった。即ち、直交変換符号化においては量子化
によって高周波成分を削除しており、高周波成分が多い
文字部分は画質が著しく劣化してしまう。従って、文字
部分を他の画像部分と同様に直交変換符号化すると、文
字の周囲にブロック上の模様が生じて文字品位が著しく
低下してしまう。また、文字のエッジもぼやけてしま
う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、文
字を含む画像の圧縮処理に適した規格はなく、画像中に
文字が含まれる場合には符号化によって文字部が劣化し
てしまうという問題点があった。
【0009】本発明は、画像部分と文字部分とに対して
個別の処理を施すことにより、文字部分を劣化なく再現
することができる符号化装置及び復号化装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明に係る符号化装置
は、所定の画像に対応した画像信号が入力され、この画
像信号を符号化して画像符号化データを出力する第1の
符号化手段と、前記所定の画像中に表示する文字の種類
を表わす文字コードと前記文字の画面上の表示状態を表
わす文字情報とから成る文字データが入力され、この文
字データを符号化して文字符号化データを出力する第2
の符号化手段と、前記画像符号化データ及び文字符号化
データを合成して出力する合成手段とを具備したもので
あり、本発明に係る復号化装置は、画像信号の符号化デ
ータである画像符号化データと、画像中に表示する文字
の種類を表わす文字コード及び前記文字の画面上の表示
状態を表わす文字情報から成る文字データに対する符号
化データである文字符号化データとの合成ディジタルデ
ータが入力され、前記画像符号化データと文字符号化デ
ータとを分離する分離手段と、この分離手段によって分
離された前記画像符号化データを復号する画像伸張手段
と、前記分離手段によって分離された文字符号化データ
を復号する文字伸張手段と、前記画像伸張手段の復号出
力と前記文字伸張手段の復号出力とをフレーム単位で合
成し、前記文字コードによって示された文字を前記文字
情報に基づく状態で前記画像信号に基づく画像中に含ま
せて表示するための信号を作成する再生合成手段とを具
備したものである。
【0011】
【作用】本発明の符号化装置及び復号化装置において
は、第1の符号化手段によって画像信号を符号化し、第
2の符号化手段によって文字データを符号化する。合成
手段は画像符号化データと文字符号化データとを合成し
て合成ディジタルデータを作成する。復号化側では分離
手段が合成ディジタルデータから画像符号化データと文
字符号化データとを分離する。画像伸張手段は画像符号
化データを復号し、文字伸張手段は文字符号化データを
復号する。再生合成手段はこれらの復号出力を合成し
て、文字コードによって示される文字を文字情報に基づ
く状態で画像中に含ませて表示するための信号を作成す
る。この場合には、文字を画像の一部として符号化,復
号化していないので、文字及びその周辺部の画質は良好
なものとなる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る符号化装置の一実施例
を示すブロック図である。
【0013】入力端子1には画像入力として画像信号を
入力する。A/D変換器2は入力された画像信号をディ
ジタル信号に変換して画像の符号化回路3に出力する。
画像の符号化回路3はディジタル画像信号に対して所定
の符号化処理、例えば、H.261、MEPG又はJP
EG方式等の符号化処理を施して、画像符号化データを
データ合成回路4に出力する。
【0014】一方、入力端子5には文字入力として文字
の種類及び大きさ等の文字情報のデータ(以下、文字デ
ータという)が入力される。文字データは分離回路6に
供給され、分離回路6は文字データからEUCコード等
の文字コードを分離してバッファ7に与える。また、分
離回路6は文字データから画面に表示する文字の大き
さ、位置、輝度情報及び色差情報等の文字情報を分離し
て文字情報の符号化回路8に供給する。文字情報の符号
化回路8は入力された文字情報に対して差分符号化及び
可変長符号化を施してデータ合成回路4に出力する。
【0015】図2は文字情報の符号化回路8の具体的な
構成を示すブロック図である。
【0016】分離回路6からの文字情報は減算器11に与
える。減算器11は後述する1データ遅延回路13から1デ
ータ前の分離回路6出力、即ち、1文字前の同一種類の
データが与えられて減算を行うことにより、差分のみを
可変長符号化回路(以下、VLCという)12及び加算器
14に出力する。加算器14は1データ遅延回路13の1デー
タ前の分離回路6出力と減算器11の差分出力とを加算す
ることにより現データを再生して1データ遅延回路13に
出力する。1データ遅延回路13は加算器14からの現デー
タを1データ期間だけ遅延させて次のデータ期間に減算
器11及び加算器14に与える。これにより、減算器11から
は前データと現データとの差分のみがVLC12に供給さ
れる。VLC12は差分を可変長符号化してデータ合成回
路4に出力する。
【0017】データ合成回路4は画像の符号化回路3か
らの画像符号化データにフレーム番号を付加し、バッフ
ァ7からの文字コード及び文字情報の符号化回路8から
の文字符号化データを合成して出力端子9に合成ディジ
タルデータとして出力するようになっている。
【0018】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0019】本実施例においては、画像中に含まれる文
字については画像の一部でなく分離して扱う。即ち、時
刻や字幕スーパーなどについては、表示する文字の種類
を示す文字コード及び表示する位置、大きさ、輝度・色
差情報等の文字情報を含む文字データとして入力端子4
を介して入力する。一方、画像信号は入力端子1を介し
てA/D変換器2に与える。A/D変換器2は画像信号
をディジタル信号に変換して画像の符号化回路3に与
え、画像の符号化回路3は画像信号を符号化して画像符
号化データをデータ合成回路4に出力する。
【0020】分離回路6は入力端子5を介して入力され
た文字データから文字コードと文字情報とを分離して夫
々バッファ7及び文字情報の符号化回路8に与える。例
えば、画像中に「あ」及び「い」の文字を表示するもの
とすると、文字コードとしてEUCコードを採用した場
合には、バッファ6にはコード“a4a2”,“a4a
4”が蓄えられる。
【0021】いま、文字情報として画面上の位置の垂直
成分が分離回路6から出力されているものとする。この
場合には、図2の減算器11には1データ遅延回路13から
前の文字の画面位置の垂直成分のデータが入力されてお
り、減算器11は両者の差分を出力する。例えば、文字列
が横一列に表示されている場合、即ち、前の文字と次の
文字の画面の垂直位置が同じであれば、減算器11の差分
出力は0となる。
【0022】減算器11の差分出力は加算器14に与えら
れ、加算器14は1データ遅延回路13からの前データと差
分出力とを加算することにより現データを再生する。こ
の現データ(画面位置の垂直成分)を1データ遅延回路
13によって1データ期間遅延させて、減算器11に前デー
タとして供給する。こうして文字情報の1データ前後の
差分がVLC12に与えられる。VLC12は差分データを
可変長符号化してデータ合成回路4に与える。
【0023】データ合成回路4は、バッファ7から文字
コードも入力されており、画像符号化データ、文字コー
ド及び文字符号化データを合成して出力端子9から出力
する。
【0024】図3は図1の回路の変形例を示すブロック
図である。図3において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
【0025】図3において、入力端子5を介して入力さ
れる文字データはスイッチ17を介して分離回路6に与え
ると共に、比較器15及びメモリ16にも与える。メモリ16
は1フレーム期間文字データを記憶して比較器15に与え
る。メモリ16には1フレームの文字列の情報、即ち、各
文字の文字コード及び文字情報が記憶されることにな
り、比較器15は、メモリ16の入出力から現フレームの文
字データと前フレームの文字データとを比較する。比較
器15は現フレームの文字データと前フレームの文字デー
タとが一致している場合には、スイッチ17を制御して文
字データを該当フレーム番号出力回路18に与え、一致し
ていない場合には分離回路6に与える。該当フレーム番
号出力回路18は文字データが含まれる画像のフレーム番
号をデータ合成回路4に与えるようになっている。
【0026】このように構成された変形例においては、
比較器15によって、前フレームの文字データと現フレー
ムの文字データとを比較する。比較結果が一致した場
合、即ち、前フレームの画像に含まれる文字列と現フレ
ームの画像に含まれる文字列とが一致した場合には、ス
イッチ17によって文字データは該当フレーム番号出力回
路18に与えられる。文字列は比較的長いフレーム期間変
化しないことが多く、比較器15によって文字列が変化し
ていないことを検出すると、文字データに代えてフレー
ム番号のみを出力する。これにより、データ量を削減し
ている。他の作用は図1と同様である。
【0027】図4は本発明に係る復号化装置の一実施例
を示すブロック図である。
【0028】入力端子31には図1の回路によって作成さ
れた合成ディジタルデータが図示しない伝送路を介して
入力される。分離回路32は合成ディジタルデータから画
像符号化データ、文字コード及び文字符号化データを分
離する。分離回路32は画像符号化データはフレーム番号
分離回路34に与え、文字コード及び文字符号化データは
文字伸張回路35に与える。
【0029】フレーム番号分離回路34は画像符号化デー
タからフレームの番号を示すフレーム番号を分離して同
期回路38に出力する。フレーム番号分離回路34からの画
像符号化データは画像伸張回路36に与える。画像伸張回
路36は画像符号化データを復号化して元の画像データに
戻してD/A変換器37に与える。D/A変換器37は画像
データをアナログの画像信号に戻して画像・文字合成回
路33に出力する。
【0030】図5は図4中の文字伸張回路35の具体的な
構成を示すブロック図である。
【0031】分離回路32からの文字コード及び文字符号
化データは分離回路41に与える。分離回路41は文字符号
化データと文字コードとを分離して、夫々可変長復号化
回路(以下、VLDという)42及び文字コードバッファ
43に出力する。文字コードバッファ43は文字コードを保
持して画像・文字合成回路33に出力する。
【0032】VLD42は文字符号化データを可変長復号
して元の差分データに戻して加算器44に与える。加算器
44の出力は1データ遅延回路45及び画像・文字合成回路
33に与える。1データ遅延回路45は加算器44の出力を1
データ期間遅延させることにより、1データ前の加算器
44出力を加算器44に帰還する。加算器44はVLD42出力
と1データ遅延回路45の出力とを加算することにより、
元の文字情報に戻してフレーム毎に画像・文字合成回路
33に出力するようになっている。
【0033】図4において、同期回路38には文字伸張回
路35からの文字情報も与える。同期回路38は画像のフレ
ーム番号と文字情報のフレームとの同期をとるための同
期信号を画像・文字合成回路33に出力する。画像・文字
合成回路33は、同期信号に基づいて、D/A変換器37か
らの画像信号と文字伸張回路35からの文字コード及び文
字情報をフレーム毎に合成する。画像・文字合成回路33
は、文字コード及び文字情報に基づいて文字信号を発生
させ、この文字信号を文字情報に基づいて画像信号に挿
入してモニタ39に出力する。モニタ39は文字データに応
じた文字が画像中に含まれる映像を映出する。
【0034】次に、このように構成された実施例の動作
について説明する。
【0035】入力端子31を介して入力された合成ディジ
タルデータは分離回路32に与えて、画像符号化データと
文字コード及び文字符号化データとに分離する。画像符
号化データはフレーム番号分離回路34に与えてフレーム
番号を分離する。文字コード及び文字符号化データは文
字伸張回路35に与える。
【0036】文字伸張回路35の分離回路41は文字コード
及び文字符号化データを分離して夫々文字コードバッフ
ァ43及びVLD42に与える。VLD42は文字符号化デー
タを可変長復号し、復号出力は加算器44を介して画像・
文字合成回路33に与える。加算器44の出力は1データ遅
延回路45を介して加算器44に帰還させており、加算器44
は現データと1データ前のデータとの加算によって元の
文字情報を再生して画像・文字合成回路33及び同期回路
38に出力する。
【0037】同期回路38はフレーム番号及び文字情報が
与えられ、文字を所定のフレームの画像に挿入するため
の同期信号を作成して画像・文字合成回路33に出力す
る。文字合成回路33には文字コードバッファ43を介して
文字コードも与えられており、画像・文字合成回路33
は、同期信号に基づいて、画像信号と文字コード及び文
字情報とをフレーム単位で合成する。更に、画像・文字
合成回路33は文字コードに基づく文字を、文字情報に基
づく大きさ、位置、輝度及び色等で画面上に表示するた
めの文字信号を作成し、画像の水平及び垂直同期に合わ
せて画像信号に重畳してモニタ39に出力する。モニタ39
は表示画面上に入力された信号に基づく表示を行う。こ
れにより、画面上の所定の位置に、所定の輝度及び色の
所定の大きさの文字を含む画像を表示することができ
る。
【0038】このように、本実施例においては、画像上
に表示する文字については、画像の一部として扱うこと
なく、画像信号とは別の文字データによって表示情報を
伝送し、画像信号と文字データとは相互に異なる符号化
を行うようにしている。復号時には、合成された画像符
号化データと文字コード及び文字符号化データとを分離
して別々に復号処理した後合成することで、文字を画像
中に含ませて表示させている。文字を画像の一部として
処理していないので、文字部が画像に対する符号化によ
って劣化することはない。
【0039】なお、上記実施例においては、文字情報に
対して可変長符号化を施したが、PCM符号化データの
ままでもよいことは明らかである。
【0040】図6は文字情報の変形例を説明するための
説明図である。
【0041】上記実施例は文字情報が文字単位で設定さ
れた例である。これに対し、図6では文字情報を画素単
位で設定している。図6は文字「の」の水平方向の所定
位置で色相が変化している状態を示している。このよう
な文字の表示は、画面上に表示させた文字列の色相を順
次変化させることにより歌う部分を示すカラオケ装置に
おいて用いられている。
【0042】図6の文字「の」は、2つの色で左右に2
分割されており、文字情報としては、斜線部の輝度情
報、色差情報及び区分されている水平座標xと他の部分
の輝度情報及び色差情報とを含むものであればよい。こ
のような文字情報は、文字単位でなく、画素単位で符号
化する。
【0043】なお、文字が水平及び垂直方向に分割され
る場合には、文字情報として水平座標xの他に垂直座標
yも含めて符号化すればよい。また、上述したカラオケ
装置では歌に合わせて水平座標xが変化する。つまり、
文字情報としてはフレームの推移と共に水平座標xのみ
が変化するので、水平座標xとしては前のフレームとの
差分のみを符号化することで、符号量を低減することが
できる。
【0044】図7は本発明の他の実施例の符号化装置を
示すブロック図である。
【0045】入力端子51を介して入力される画像信号は
A/D変換器53に与える。A/D変換器53は入力された
画像信号をディジタル信号に変換して画像の符号化回路
55に出力する。画像の符号化回路55は、入力された画像
データに対してJPEG、MPEG又はH.261規格
等の符号化処理を施して画像符号化データをデータ合成
回路57に出力するようになっている。
【0046】一方、入力端子52には文字信号を入力す
る。本実施例においては、文字コード及び文字情報を含
む文字データが入力されるのではなく、文字の表示に対
応した信号が入力される例を示している。文字信号はA
/D変換器54に与え、A/D変換器54は文字信号をディ
ジタル信号に変換して文字の符号化回路56に出力する。
文字の符号化回路56は、A/D変換器54の出力に対して
例えばJBIG(JointBi-level Image Coding Experts
Group )規格の文字の符号化を施して、文字符号化デ
ータをデータ合成回路57に出力するようになっている。
【0047】データ合成回路57は、画像符号化データと
文字符号化データとを合成する。この場合には、データ
合成回路57は、画像符号化データの拡張データ部分の一
部として文字符号化データを挿入するか、又は、文字符
号化データの拡張データ部分の一部として画像符号化デ
ータを挿入するようになっている。データ合成回路57か
らの合成ディジタルデータは出力端子58を介して出力す
る。
【0048】図8は図7からの合成ディジタルデータを
復号する復号化装置を示すブロック図である。
【0049】入力端子61を介して入力される合成ディジ
タルデータは分離回路62に与える。分離回路62は入力さ
れたデータを画像符号化データと文字符号化データとに
分離して夫々フレーム番号分離回路64及び文字伸張回路
65に出力する。フレーム番号分離回路64は画像符号化デ
ータを画像伸張回路66に与えると共に、フレーム番号を
分離して同期回路68に与える。画像伸張回路66は画像符
号化データを復号して画像データを画像・文字合成回路
63に出力する。
【0050】文字伸張回路65は文字符号化データを復号
してディジタルの文字信号を画像・文字合成回路63及び
同期回路68に出力する。同期回路68は画像データとディ
ジタルの文字信号とのフレーム同期をとるための同期信
号を作成して画像・文字合成回路63に出力する。
【0051】画像・文字合成回路63は、同期信号に基づ
いてフレーム単位で画像データとディジタルの文字デー
タとを合成する。更に、画像・文字合成回路63は文字が
画像中の所定の位置に表示されるように、文字を構成す
る各画素のレベルに対応するディジタル文字信号を画像
データの所定位置に配列してD/A変換器67に出力す
る。D/A変換器67は入力された信号をアナログ信号に
変換してモニタ69に与えて文字を含む画像を映出させる
ようになっている。
【0052】このように構成された実施例においては、
文字信号はA/D変換された後文字の符号化回路56にお
いてJBIG規格に基づいて符号化する。データ合成回
路57は画像の符号化回路55からの画像符号化データと文
字の符号化回路56からの文字符号化データとを合成して
出力する。
【0053】復号化側においては、合成ディジタルデー
タを分離回路62に与えて、画像符号化データと文字符号
化データとに分離する。画像符号化データはフレーム番
号分離回路64においてフレーム番号を分離した後画像伸
張回路66に与える。画像伸張回路66は画像符号化データ
を復号して画像データを画像・文字合成回路63に与え
る。文字伸張回路65は文字符号化データを復号すること
により、文字を構成する各画素のレベルに対応したディ
ジタル文字信号を出力する。
【0054】同期回路68は文字を所定のフレームに挿入
するための同期信号を作成して画像・文字合成回路63に
与える。画像・文字合成回路63は、フレーム単位で画像
データとディジタル文字信号とを合成すると共に、文字
が画像中の所定位置に表示されるように、ディジタル文
字信号を画像データに挿入する。画像・文字合成回路63
の出力はD/A変換器67によってアナログ信号に変換し
た後モニタ69に与える。こうして、モニタ69の表示画面
上には、文字を含む画像が映出される。
【0055】本実施例においても、図1及び図4の実施
例と同様の効果が得られることは明らかである。なお、
本実施例では文字を構成する画素値に対応した文字信号
を入力する例を示したが、文字データ又はファクシミリ
で用いられるランレングス符号等を入力としてもよい。
【0056】また、上記各実施例においては、画像信号
と文字データ(文字信号)とが分離されて供給される例
を示したが、文字を含む画像からこれらの信号を抽出す
るものに適応することも可能である。例えば、本件出願
人が先に出願した特願平5−74648号明細書におい
て説明したように、下記(1)乃至(4)に示す条件に
よって、ある程度の太さを有する文字のエッジを含むブ
ロック(文字エッジブロック)を検出可能であることが
実証されている。
【0057】(1)絶対値が所定の閾値T1 よりも大き
いAC成分がAC1 乃至AC63内にu個(≧1)存在す
る。
【0058】(2)中域のAC成分を示すためのk1 ,
k2 (1<k1 <k2 <n)を用いて下記式(1)を満
足する。なお、T2 は所定の閾値である。
【0059】 (3)下記式(2)又は式(3)を満足する。なお、T
3 ,T4 は所定の閾値である。
【0060】 (4)水平方向成分自乗和、垂直方向成分自乗和及び斜
め方向成分自乗和が夫々下記式(4),(5),(6)
を満足する。なお、T5 は所定の閾値である。
【0061】 この特性を利用して文字を含む画像から文字を抽出し、
文字部と他の画像部分とを分離した後に、図7の入力端
子51,52に与えればよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像部分と文字部分とに対して個別の処理を施すことによ
り、文字部分を劣化なく再現することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る符号化装置の一実施例を示すブロ
ック図。
【図2】図1中の文字情報の符号化回路の具体的な構成
を示すブロック図。
【図3】図1の変形例を示すブロック図。
【図4】本発明に係る復号化装置の一実施例を示すブロ
ック図。
【図5】図4中の文字伸張回路の具体的な構成を示すブ
ロック図。
【図6】本発明の文字情報の変形例を説明するための説
明図。
【図7】本発明の他の実施例に係る符号化装置を示すブ
ロック図。
【図8】本発明の他の実施例に係る復号化装置を示すブ
ロック図。
【図9】オンスクリーンディスプレイ装置を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
3…画像の符号化回路、4…データ合成回路、6…分離
回路、8…文字情報の符号化回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/387 4226−5C 1/41 B 9070−5C 7/08 7/081 6942−5C H04N 7/08 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像に対応した画像信号が入力さ
    れ、この画像信号を符号化して画像符号化データを出力
    する第1の符号化手段と、 前記所定の画像中に表示する文字の種類を表わす文字コ
    ードと前記文字の画面上の表示状態を表わす文字情報と
    から成る文字データが入力され、この文字データを符号
    化して文字符号化データを出力する第2の符号化手段
    と、 前記画像符号化データ及び文字符号化データを合成して
    出力する合成手段とを具備したことを特徴とする符号化
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の符号化手段は、前後の文字デ
    ータの差分を符号化することを特徴とする請求項1に記
    載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の符号化手段は、所定フレーム
    の文字データが前フレームの文字データと同一のデータ
    である場合には前フレームのフレーム番号のみを出力す
    ることを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の符号化手段は、前記文字コー
    ドと画素単位の前記文字情報とから成る文字データを符
    号化することを特徴とする請求項1に記載の符号化装
    置。
  5. 【請求項5】 画像信号の符号化データである画像符号
    化データと、画像中に表示する文字の種類を表わす文字
    コード及び前記文字の画面上の表示状態を表わす文字情
    報から成る文字データに対する符号化データである文字
    符号化データとの合成ディジタルデータが入力され、前
    記画像符号化データと文字符号化データとを分離する分
    離手段と、 この分離手段によって分離された前記画像符号化データ
    を復号する画像伸張手段と、 前記分離手段によって分離された文字符号化データを復
    号する文字伸張手段と、 前記画像伸張手段の復号出力と前記文字伸張手段の復号
    出力とをフレーム単位で合成し、前記文字コードによっ
    て示された文字を前記文字情報に基づく状態で前記画像
    信号に基づく画像中に含ませて表示するための信号を作
    成する再生合成手段とを具備したことを特徴とする復号
    化装置。
  6. 【請求項6】 前記文字データに代えて、文字の画素値
    に対応した文字信号を用いることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記文字データに代えて、文字の画素値
    に対応した文字信号を用いることを特徴とする請求項5
    に記載の復号化装置。
JP5197494A 1993-08-09 1993-08-09 符号化装置及び復号化装置 Pending JPH0759082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5742732A (en) * 1995-05-31 1998-04-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Data stream multiplexing apparatus and method and record medium therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5742732A (en) * 1995-05-31 1998-04-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Data stream multiplexing apparatus and method and record medium therefor

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