JPH0758709A - 音響通信装置 - Google Patents

音響通信装置

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JPH0758709A
JPH0758709A JP21707493A JP21707493A JPH0758709A JP H0758709 A JPH0758709 A JP H0758709A JP 21707493 A JP21707493 A JP 21707493A JP 21707493 A JP21707493 A JP 21707493A JP H0758709 A JPH0758709 A JP H0758709A
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JP
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signal
acoustic
band
transmission
attenuator
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JP21707493A
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Eiji Imaeda
英二 今枝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる音響帯域をもつ複数の符号/復号化器
が、それぞれ最適な帯域の音響信号を選択して符号/復
号化可能な音響通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 送信する音響信号の接続を第1の透過帯域制
限器または第2の透過帯域制限器のいずれかに接続する
切り換え器を有し、第1の符号化器または第2の符号化
器のいずれで音響信号を符号化するかにより、前記切り
換え器を切り換え、最適な音響帯域の送信音響信号を符
号化する。また、受信した音響信号の接続を第1の透過
帯域制限器または第2の透過帯域制限器のいずれかに接
続する切り換え器を有し、第1の復号化器または第2の
復号化器のいずれで音響信号を復号化するかにより、前
記切り換え器を切り換え、復号化した受信音響信号を最
適な音響帯域に帯域制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル通信回線に接
続するデジタル電話等の音響通信装置に関し、特に複数
の音響信号符号化方式を備えた音響通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、複数の音響信号符号化方式を有
し、ISDN回線に接続される、従来の一般的な音響通
信装置の構成を示すブロック図である。
【0003】この音響通信装置は、装置全体の動作を制
御する全体制御部201と、発呼番号等を入力する操作
部202と、ISDN回線204とのデータ送受信に関
わるプロトコルを処理する回線制御部203と、音響入
力のためのマイク205と、音響出力のためのスピーカ
206と、CCITT勧告のG.711に従った音響符
号化器(1)207と、CCITT勧告G.722に従
った音響符号化器(2)208と、CCITT勧告の
G.711に従った音響復号化器(1)209と、CC
ITT勧告のG.722に従った音響復号化器(2)2
10と、切換えスイッチ211〜214と、送信音響信
号と受信音響信号のどちらが大きいかを判定する判定器
215と、特定の音響帯域のみ透過可能な帯域制限フィ
ルタ216および217と、送信音響信号を減衰させる
減衰器(1)218と、受信音響信号を減衰させる減衰
器(2)219とを有する。
【0004】ここで、前記G.711は、帯域幅が30
0Hzから3.4KHzの符号/復号化器である。ま
た、前記G.722は、帯域幅が50Hzから7KHz
の符号/復号化器である。
【0005】以上の構成において、マイク205から入
力された音響信号は、帯域制限フィルタ216、減衰器
218を経由し、符号化器207もしくは符号化器20
8のいずれかで符号化され、回線制御部203からIS
DN回線204で送信する。また、ISDN回線204
から受信した受信データは、復号化器209もしくは復
号化器210のいずれかで音響信号に復号化され、帯域
制限フィルタ217、減衰器219を経由して、スピー
カ206から音響再生される。
【0006】帯域制限フィルタ216、217の透過帯
域は、音響符号化器207、208および音響復号化器
209、210の両方の帯域を網羅する帯域幅に設定し
ている。
【0007】判定器215は、一般にボイススイッチと
呼ばれている有音判定機能を実現するもので、送信信号
があるレベル以上の時には、減衰器219の減衰量を大
きくし、受信信号があるレベル以上の時には、減衰器2
18の減衰量を大きくする。送信信号、受信信号がある
レベル以下になると、大きくしていた減衰量を小さくす
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の音響通信装置では、帯域幅の広い第2の音響符号化
器208および第2の音響復号化器210の帯域を網羅
する帯域幅に帯域制限フィルタ216、217を設定す
る必要がある。従って、第1の音響符号化器207に
は、符号化可能な音響帯域以上の音響信号が入力され、
折り返し雑音が生じて、音質が劣化していた。
【0009】また、第1の音響復号化器209の出力
は、復号化可能な音響帯域以上の音響信号が帯域制限フ
ィルタ217を透過するため、量子化雑音がそのままス
ピーカ206に入力され、音質が劣化していた。
【0010】本発明は、異なる音響帯域をもつ複数の符
号/復号化器が、それぞれ最適な帯域の音響信号を選択
して符号/復号化可能な音響通信装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による音響通信装
置は、デジタル通信回線に接続する音響通信装置であっ
て、音響信号を第1の標本化周波数で符号化する第1の
符号化手段と、音響信号を第2の標本化周波数で符号化
する第2の符号化手段と、音響信号の第1の帯域のみを
透過可能な第1の透過帯域制限手段と、音響信号の第2
の帯域のみを透過可能な第2の透過帯域制限手段とを有
することを特徴とする。
【0012】また、送信する音響信号の接続を前記第1
の透過帯域制限手段または前記第2の透過帯域制限手段
のいずれかに接続を切り換える送信信号切り換え手段を
有する。
【0013】そして、以上の構成において、前記第1の
符号化手段または前記第2の符号化手段のいずれで音響
信号を符号化するかにより、前記送信信号切り換え手段
を切り換え、最適な音響帯域の送信音響信号を符号化す
る。
【0014】また、本発明による音響通信装置は、デジ
タル通信回線に接続する音響通信装置であって、音響信
号を第1の標本化周波数で復号化する第1の復号化手段
と、音響信号を第2の標本化周波数で復号化する第2の
復号化手段と、音響信号の第1の帯域のみを透過可能な
第1の透過帯域制限手段と、音響信号の第2の帯域のみ
を透過可能な第2の透過帯域制限手段とを有することを
特徴とする。
【0015】また、受信した音響信号の接続を前記第1
の透過帯域制限手段または前記第2の透過帯域制限手段
のいずれかに接続を切り換える受信信号切り換え手段を
有する。
【0016】そして、以上の構成において、前記第1の
復号化手段または前記第2の復号化手段のいずれで音響
信号を復号化するかにより、前記受信信号切り換え手段
を切り換え、復号化した受信音響信号を最適な音響帯域
に帯域制限する。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例におけるISD
N電話装置を示すブロック図である。
【0018】このISDN電話装置は、本電話装置全体
の動作を制御する全体制御部101と、発呼番号等を入
力する操作部102と、ISDN回線104とのデータ
送受信に関わるプロトコルを処理する回線制御部103
と、音響入力のためのマイク105と、音響出力のため
のスピーカ106と、CCITT勧告のG.711プロ
トコルに従った第1の音声符号化器107と、CCIT
T勧告のG.722プロトコルに従った第2の音声符号
化器108と、CCITT勧告のG.711プロトコル
に従った第1の音声復号化器109と、CCITT勧告
のG.722プロトコルに従った第2の音声復号化器1
10と、切換えスイッチ111〜114および124〜
126と、送信音声信号と受信音声信号のどちらが大き
いかを判定する判定器115と、特定の音声帯域のみ透
過可能な帯域制限フィルタ116〜121と、送信音声
信号を減衰させる第1の減衰器122と、受信音声信号
を減衰させる第2の減衰器123とを有する。
【0019】回線制御部103は、ISDN回線104
と本電話装置とを接続し、通信相手との回線接続に必要
な呼接続制御および呼切断制御を制御し、さらに送信デ
ータの通信回線への送出と、通信回線からの受信データ
の受信を制御する。また、ISDN回線104との接続
制御方式および送受信制御方式は、CCITT勧告の
I.430、Q.920、Q.930に準拠している。
【0020】ここで、符号化方式と帯域制限フィルタに
ついて詳しく説明する。
【0021】CCITT勧告G.711は、サンプリン
グ周波数が8KHzのPCM符号化方式であり、サンプ
リングの定理により、符号化および復号化可能な周波数
帯域は、0〜4KHzである。
【0022】一般に、8KHzサンプリングのPCM符
号化器は、4KHz以上の周波数成分を入力すると折り
返し雑音が発生するので、除去しなければならない。さ
らに、G.711の周波数特性を定めているG.712
では、符号化器に入出力する信号は、伝搬損失周波数特
性で帯域300Hz〜3.4KHzに制限している。従
って、第1の音声符号化部107に入力する音声信号
は、300Hzから3.4KHzに帯域制限された信号
でなければならない。
【0023】また、8KHzサンプリングのPCM復号
化器は、4KHz以上の周波数成分を持つ量子化ノイズ
を含んでいるので、4KHz以上の帯域を除去しなけれ
ばならない。さらに、上記G.712に示される伝搬損
失周波数特性も満足しなければならない。従って、第1
の音声復号化部109から出力される音声信号は、30
0Hzから3.4KHzに帯域制限する必要がある。
【0024】そこで、マイク105から入力された送信
音声信号は、第1の減衰器122を経由してから、30
0Hzから3.4KHzの帯域制限フィルタ117で帯
域制限して、第1の音声符号化部107に入力する。ま
た、第1の音声復号化部109から出力された音声信号
は、300Hzから3.1KHzの帯域制限フィルタ1
20に接続して帯域制限から、第2の減衰器123を経
由してスピーカ106で再生する。
【0025】300Hzから3.4KHzの帯域制限フ
ィルタ117、120の構成を図3に示す。
【0026】図示のように、帯域制限フィルタ117、
120は、演算増幅器301および302と、抵抗30
3〜306と、コンデンサ307および308とを有す
る。抵抗303〜306の抵抗値をR、コンデンサ30
7の容量をC1、コンデンサ308の容量をC2とする
と、オペアンプ301が構成する回路は、遮断周波数f
1=1/(2π・R・C1)のローパスフィルタとな
り、またオペアンプ302が構成する回路は、遮断周波
数f2=1/(2π・R・C2)のハイパスフィルタと
なる。
【0027】従って、信号線310から入力した音響信
号は、信号線311ではf1以下の周波数成分が遮断さ
れ、さらに信号線312ではf2以上の周波数成分が遮
断される。その結果、信号線312から出力される信号
は、周波数帯域がf1からf2の帯域に制限された信号
となる。そこで、f1=300Hz、f2=3.4KH
zとなるようにR、C1およびC2の値を設定すれば、
300Hz〜3.4KHzの帯域フィルタが構成でき
る。
【0028】CCITT勧告G.722は、サンプリン
グ周波数が16KHzのSB−ADPCM符号化方式で
あり、サンプリングの定理により、サンプリング/再生
可能な周波数帯域は、0〜8KHzである。
【0029】一般に、16KHzサンプリングのSB−
ADPCM符号化器では、8KHz以上の周波数成分を
入力すると、折返し雑音が発生するので、除去しなけれ
ばならない。さらに、上記G.722では、透過帯域を
50Hzから7KHzに制限した伝搬損失周波数特性を
定めている。従って、第2の音声符号化部108に入力
する音声信号は、50Hzから7KHzに帯域制限され
た信号でなければならない。
【0030】また、16KHzサンプリングのSB−A
DPCM復号化器では、8KHz以上の周波数成分を持
つ量子化ノイズを含んでいるので、8KHz以上の帯域
を除去しなければならない。またさらに、上記G.72
2に示される伝搬損失も満足しなければならない。従っ
て、第2の音声復号化部110から出力される音声信号
は、50Hzから7KHzに帯域制限する必要がある。
【0031】そこで、マイク105から入力された送信
音声信号は、第1の減衰器122を経由してから、50
Hzから7KHzの帯域制限フィルタ117で帯域制限
して、第2の音声符号化部108に入力する。また、第
2の音声復号化部110から出力された音声信号は、5
0Hzから7KHzの帯域制限フィルタ121に接続し
て帯域制限してから、第2の減衰器123を経由してス
ピーカ106で再生する。
【0032】50Hzから7KHzの帯域制限フィルタ
118、121の構成は、前記帯域制限フィルタ11
7、120と同じで、抵抗値およびコンデンサ容量の回
路定数を適切に選べば良い。
【0033】次に、判定器115は、一般にボイススイ
ッチとよばれている有音判定機能を実現するもので、以
下にその動作を詳しく説明する。
【0034】図4は、判定器115および第1の減衰器
122、第2の減衰器123の構成を示したブロック図
である。
【0035】図において、有音検出器401、402
は、図5に示すような入出力特性を持っている。図5に
おいて、横軸は有音検出器401、402の入力電圧レ
ベル、縦軸は有音検出器401、402の出力電圧レベ
ルである。入力レベルがV1以上になると、出力電圧が
急激に立上がる特性を持っている。
【0036】つまり、有音判定器401、402は、入
力する音声信号が一定レベル(V1)以上であるか否か
を検出する。送信音声の有音検出器401の出力と、受
信音声の有音検出器402の出力は、それぞれ比較器4
03に入力されている。
【0037】比較器403は、図6に示す特性を持って
いる。図6において、横軸は有音検出器401の出力電
圧V401と、有音検出器402の出力電圧V402の
差分値(V401−V402)である。また、縦軸は比
較器403の制御信号出力413のレベルである。
【0038】そして、有音検出器401の出力レベルと
有音検出器402の出力レベルとが同じ時には、制御信
号413に基準レベルV2を出力し、有音検出器401
の出力レベルの方が有音検出器402の出力レベルより
も高いときには、制御信号413がV2からVmax側
になり、有音検出器402の出力レベルの方が有音検出
器401の出力レベルよりも高い時には、制御信号41
3がV2からVmin側になる。
【0039】第1の減衰器122は、図7に示す701
の変化特性をもっており、制御信号413の入力レベル
に応じて、透過する信号の減衰量が変化する。また、第
2の減衰器123は、図7に示す702の変化特性をも
っており、第1減衰器122とは逆の特性を持ってい
る。
【0040】図7において、横軸は減衰器122、12
3に入力する制御信号413の電圧レベル、縦軸は減衰
量レベルをdB単位で示したものである。図7に付いて
説明する。比較器403からの制御信号413の入力レ
ベルが基準レベルV2の時、第1減衰器122および第
2減衰器123共に減衰量は−ndBとなっている。制
御信号413の入力レベルがV3よりも大きくなるに従
い、第1の減衰器122の減衰量は小さくなっていき、
第2の減衰器123の減衰量は大きくなっていく。
【0041】そして、制御信号413のレベルが最大値
のVmaxになると、第1の減衰器122の減衰量は最
小に、第2の減衰器123の減衰量は最小になる。次
に、制御信号413の入力レベルがV2よりも小さくな
るに従い、第1の減衰器122の減衰量は大きくなり、
第2の減衰器123の減衰量は小さくなっていく。そし
て、制御信号413の入力レベルが最小値のVminに
なると、第1の減衰器122の減衰量は最大に、第2の
減衰器123の減衰量は最小になる。
【0042】つまり、送信信号がレベルV2以上の時に
は第1の減衰器122の減衰量は小さくなり、第2の減
衰器123の減衰量は大きくなる。また、受信信号がレ
ベルV2以上の時には第1の減衰器122の減衰量は大
きくなり、第2の減衰器123の減衰量は小さくなる。
【0043】従って、通常の会話音声レベルよりも小さ
く、かつバックグラウンドノイズよりも大きくなるよう
にV1の値を設定すれば、次のように動作する。まず、
無会話の状態では、比較器403の制御信号413の出
力は基準値レベルV2になり、第1の減衰器122、第
2の減衰器123の減衰量は、どちらも同じ−ndBと
なる。
【0044】送信音声が受信音声よりも先に発生する
と、比較器403の制御信号413の出力はV2よりも
大きくなり、第1の減衰器122の減衰量は小さく、第
2の減衰器123の減衰量は大きくなる。その結果、比
較器403からの制御信号413の出力レベルがさらに
V2よりも大きくなり、最終的に第1の減衰器122の
減衰量は最小(−∞dB)に、第2の減衰器123の減
衰量は最大(0dB)になる。
【0045】送信信号がレベルV1以下になると、比較
器403の制御信号413の出力レベルは基準レベルV
2に戻るので、第1の減衰器122、第2の減衰器12
3とともに減衰量は−ndBに戻る。
【0046】つまり、一旦送信音声を検出すると、送信
音声が検出できなくなるまで、送信音声がONかつ受信
音声がOFFの状態が続く。同様にして、一旦受信音声
を検出すると、受信音声が検出できなくなるまで、受信
音声がONで、送信音声がOFFの状態が続く。これが
いわゆるボイススイッチ機能である。
【0047】ここで、有音検出器401、402に入力
する音声信号は、できる限り音声信号のみにし、バック
グラウンドノイズを除去した方が検出レベルV1を低く
設定でき、高感度な有音判定が可能になる。バックグラ
ウンドノイズは、高周波数成分に多く分布し、またラン
ダムなノイズ、いわゆるホワイトノイズは、広帯域に平
均して分布している。
【0048】そこで、音声帯域の集中する中周波数成分
の狭帯域について注目すれば、音声信号に対してノイズ
成分が相対的に低レベルになる。そこで、本実施例で
は、500Hz〜1KHzの狭帯域のみ透過する帯域フ
ィルタ116、119を透過した音声信号を、有音検出
器401、402に入力に入力する。帯域フィルタ11
6、119の構成は、前記帯域制限フィルタ117と同
じで、抵抗値およびコンデンサ容量の回路定数を適切に
選べば良い。
【0049】次に、本実施例によるISDN電話装置の
発呼動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
【0050】まず、操作部102から発呼番号の入力が
あると(S801)、本ISDN電話装置は自端末が
G.722プロトコルで接続可能であることを情報要素
に示して発呼する(S802)。
【0051】そして、続くS803で相手端末からG.
722で接続可能であることが示されると、切換えスイ
ッチ111、112を第2の符号化器に、切換えスイッ
チ113、114を第2の復号化器に、切換えスイッチ
123、124を帯域フィルタ118に、切換えスイッ
チ125、126を帯域フィルタ121に、それぞれ切
り換える(S806)。
【0052】また、上記S803で相手端末からG.7
22で接続可能であることが示されない場合は、続いて
自端末がG.711プロトコルで接続可能であることを
情報要素に示して発呼する(S804)。
【0053】そして、続くS805で相手端末からG.
711で接続可能であることが示されると、切換えスイ
ッチ111、112を第1の符号化器に、切換えスイッ
チ113、114を第1の復号化器に、切換えスイッチ
123、124を帯域フィルタ117に、切換えスイッ
チ125、126を帯域フィルタ120にそれぞれ切り
換える(S807)。
【0054】また、上記S805で相手端末からG.7
11で接続可能であることが示されない場合には、通信
を終了する。
【0055】また、上記S803またはS805で相手
端末との接続が可能で、上記S806またはS807で
スイッチを切り換えたら、呼接続(S808)を行う。
そして、呼が接続したら通話状態(S809)に移る。
【0056】そして、相手端末もしくは自端末からの切
断要求が発生するまで通話状態は続き、切断要求が発生
したら(S810)、通信を終了する。
【0057】次に、本実施例によるISDN電話装置の
着呼動作を図11のフローチャートを用いて説明する。
【0058】まず、ISDN電話装置は回線から着呼要
求があると、まず相手端末の着呼情報の情報要素がG.
722プロトコルを示しているかどうかを判別する(S
901)。
【0059】そして、相手端末の情報要素がG.722
プロトコルでない場合には、次に相手端末が示す着呼情
報の情報要素がG.711プロトコルを示しているかど
うかを判別する(S902)。そして、G.711プロ
トコルでもない場合には、着呼に応答せずに終了する。
【0060】また、S901で相手端末がG.722プ
ロトコルで着呼の場合、切換えスイッチ111、112
を第2の符号化器に、切換えスイッチ113、114を
第2の復号化器に、切換えスイッチ123、124を帯
域フィルタ118に、切換えスイッチ125、126を
帯域フィルタ121に、それぞれ切り換える(S90
3)。
【0061】また、S902で相手端末がG.711プ
ロトコルで着呼の場合、切換えスイッチ111、112
を第1の符号化器に、切換えスイッチ113、114を
第1の復号化器に、切換えスイッチ123、124を帯
域フィルタ117に、切換えスイッチ125、126を
帯域フィルタ120に、それぞれ切り換える(S90
4)。
【0062】各切換えスイッチを切り換えた後、ISD
N電話装置は着呼音を鳴動させ(S905)、本端末の
操作者が呼接続操作するのを待つ(S906)。そし
て、呼接続したら、ISDN電話は通話状態(S90
7)に移り、相手端末もしくは自端末の切断要求が発生
するまで通話状態が続く。そして、切断要求が発生した
ら(S908)、通信を終了する。
【0063】なお、他の実施例として、帯域フィルタ
は、抵抗とコンデンサとの組合わせのみで構成されるパ
ッシブフィルタであっても良い。また、帯域フィルタ機
能、および有音判定機能は、プロセッサのプログラムに
より処理しても良く、さらに切換え手段をプログラムの
条件分岐処理で実現しても良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる音響帯域をもつ複数の符号化器が、それぞれ最適
な帯域の音響信号を符号化することが可能となり、歪み
の少ない良好な音響送信が可能となる。
【0065】また、本発明によれば、異なる音響帯域を
もつ複数の復号化器が、それぞれ最適な帯域の音響信号
に帯域制限することが可能となり、歪みの少ない良好な
音響受信が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるISDN電話装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】従来のISDN電話装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】上記実施例で用いる帯域フィルタの構成を示す
回路図である。
【図4】上記実施例で用いる判定器の構成を示す回路図
である。
【図5】上記実施例で用いる有音検出器の入出力特性を
示す説明図である。
【図6】上記実施例で用いる比較器の入出力特性を示す
説明図である。
【図7】上記実施例で用いる減衰器の減衰特性を示す説
明図である。
【図8】上記実施例における発呼動作を示すフローチャ
ートである。
【図9】上記実施例における着呼動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
101…制御部、 102…操作部、 103…回線制御部、 104…ISDN回線、 105…マイク、 106…スピーカ、 107…第1の音声符号化器、 108…第2の音声符号化器、 109…第1の音声復号化器、 110…第2の音声復号化器、 111〜114、124〜126…切換えスイッチ、 115…判定器、 116〜121…帯域制限フィルタ、 122…第1の減衰器、 123…第2の減衰器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル通信回線に接続する音響通信装
    置であって、 音響信号を第1の標本化周波数で符号化する第1の符号
    化手段と、 音響信号を第2の標本化周波数で符号化する第2の符号
    化手段と、 音響信号の第1の帯域のみを透過可能な第1の透過帯域
    制限手段と、 音響信号の第2の帯域のみを透過可能な第2の透過帯域
    制限手段と、 を有することを特徴とする音響通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 送信する音響信号の接続を前記第1の透過帯域制限手段
    または前記第2の透過帯域制限手段のいずれかに接続を
    切り換える送信信号切り換え手段を有することを特徴と
    する音響通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第1の符号化手段または前記第2の符号化手段のい
    ずれで音響信号を符号化するかにより、前記送信信号切
    り換え手段を切り換えることを特徴とする音響通信装
    置。
  4. 【請求項4】 デジタル通信回線に接続する音響通信装
    置であって、 音響信号を第1の標本化周波数で復号化する第1の復号
    化手段と、 音響信号を第2の標本化周波数で復号化する第2の復号
    化手段と、 音響信号の第1の帯域のみを透過可能な第1の透過帯域
    制限手段と、 音響信号の第2の帯域のみを透過可能な第2の透過帯域
    制限手段と、 を有することを特徴とする音響通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 受信した音響信号の接続を前記第1の透過帯域制限手段
    または前記第2の透過帯域制限手段のいずれかに接続を
    切り換える受信信号切り換え手段を有することを特徴と
    する音響通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第1の復号化手段または前記第2の復号化手段のい
    ずれで音響信号を復号化するかにより、前記受信信号切
    り換え手段を切り換えることを特徴とする音響通信装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000077775A1 (fr) * 1999-06-11 2000-12-21 Nec Corporation Dispositif de commutation sonore
JP2009187012A (ja) * 2001-01-24 2009-08-20 Qualcomm Inc 広帯域信号の狭帯域信号への強化された変換

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