JPH0757302B2 - 排ガスの浄化方法 - Google Patents
排ガスの浄化方法Info
- Publication number
- JPH0757302B2 JPH0757302B2 JP21698092A JP21698092A JPH0757302B2 JP H0757302 B2 JPH0757302 B2 JP H0757302B2 JP 21698092 A JP21698092 A JP 21698092A JP 21698092 A JP21698092 A JP 21698092A JP H0757302 B2 JPH0757302 B2 JP H0757302B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suspension
- biological
- exhaust gas
- gas
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F3/00—Biological treatment of water, waste water, or sewage
- C02F3/02—Aerobic processes
- C02F3/025—Biological purification using sources of oxygen other than air, oxygen or ozone
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/74—General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
- B01D53/84—Biological processes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有害物質および酸素含
有ガスを水性微生物懸濁液と接触させることにより排ガ
スを浄化する方法に関する。
有ガスを水性微生物懸濁液と接触させることにより排ガ
スを浄化する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の浄化方法は原理的には公知であ
るが、それでも屡々明確な欠点がつきまとう。低い有害
物質濃度の際には水性懸濁液中に極く低い濃度の活性バ
イオマスが保持され得るにすぎない。このことは生物懸
濁液の大量および循環量で補うかまたは栄養素の連続的
供給により防止しなければならない。またこの関係にお
いて、活性バイオマスが十分な量で培養される別個の装
置(発酵槽)の運転も記載された[ヨーロッパ特許第0
133222号明細書]。
るが、それでも屡々明確な欠点がつきまとう。低い有害
物質濃度の際には水性懸濁液中に極く低い濃度の活性バ
イオマスが保持され得るにすぎない。このことは生物懸
濁液の大量および循環量で補うかまたは栄養素の連続的
供給により防止しなければならない。またこの関係にお
いて、活性バイオマスが十分な量で培養される別個の装
置(発酵槽)の運転も記載された[ヨーロッパ特許第0
133222号明細書]。
【0003】高い有害物質濃度はまた、十分な生物学的
分解を保証するためには、長い滞留時間、ひいてはまた
ホールドアップ(Hold−up)における大容量の生
物懸濁液を必要とする。特に有害物質成分水溶性が比較
的低い場合には、その際また十分な物質移動を保証する
ために、高い設備費用およびガス量に対する洗浄液体の
高い割合も必要となる。
分解を保証するためには、長い滞留時間、ひいてはまた
ホールドアップ(Hold−up)における大容量の生
物懸濁液を必要とする。特に有害物質成分水溶性が比較
的低い場合には、その際また十分な物質移動を保証する
ために、高い設備費用およびガス量に対する洗浄液体の
高い割合も必要となる。
【0004】専門家の間では、生物洗浄器の原理に基づ
く生物学的排ガス浄化のための装置の使用は、有害物質
の水溶性の尺度としてのヘンリー係数が10の値を越え
るところにその限界があると見なされている[Schi
ppert,Tagung“Biotechn. Be
handlung loesemittelhalti
ger Abluft”,1990,Essen]。
く生物学的排ガス浄化のための装置の使用は、有害物質
の水溶性の尺度としてのヘンリー係数が10の値を越え
るところにその限界があると見なされている[Schi
ppert,Tagung“Biotechn. Be
handlung loesemittelhalti
ger Abluft”,1990,Essen]。
【0005】この限界を克服するために、溶解助剤[S
chippert,1989]および薄膜法[Fisc
her,k,et al,chem.1nd.5(19
90)56〜58;Tagung“Biolog. A
bluftreinigung”,1989,Koel
n]の使用が提案されている。洗浄塔で必要な物質交換
面積の実現のため通常使用される規則的な装填物または
種々の充填体のような内装は生物懸濁液で運転する際に
閉塞または皮殻形成の強い傾向を示す[Kohler
Fortschr.−Ber.VDI−Z,Reihe
15(1982)Nr.22]。これによって特に大
きな交換面積の実現が制限される。同じ効果は、西ドイ
ツ特許出願公開第2237929号明細書に記載されて
いるような、滴下原理による洗浄器の使用の際にも生じ
る。その代用として使用される噴射洗浄器[ヨーロッパ
特許第0133222号明細書]は、洗浄塔に比較して
洗浄液体のガス量に対する極めて高い割合で作業し、少
量のガス流のためにのみ技術的有効に使用できるにすぎ
ない。
chippert,1989]および薄膜法[Fisc
her,k,et al,chem.1nd.5(19
90)56〜58;Tagung“Biolog. A
bluftreinigung”,1989,Koel
n]の使用が提案されている。洗浄塔で必要な物質交換
面積の実現のため通常使用される規則的な装填物または
種々の充填体のような内装は生物懸濁液で運転する際に
閉塞または皮殻形成の強い傾向を示す[Kohler
Fortschr.−Ber.VDI−Z,Reihe
15(1982)Nr.22]。これによって特に大
きな交換面積の実現が制限される。同じ効果は、西ドイ
ツ特許出願公開第2237929号明細書に記載されて
いるような、滴下原理による洗浄器の使用の際にも生じ
る。その代用として使用される噴射洗浄器[ヨーロッパ
特許第0133222号明細書]は、洗浄塔に比較して
洗浄液体のガス量に対する極めて高い割合で作業し、少
量のガス流のためにのみ技術的有効に使用できるにすぎ
ない。
【0006】公知の自給自足で運転する生物学的排ガス
浄化のための装置の浄化性能は、微生物の数ならびにそ
の活性度および適応状能と洗浄器に排ガスにより持ち込
まれる有害物質との間の最適な調整に直接依存する。そ
の際、相応する平衡の調整は長い時間を要する。従っ
て、排ガスにおける有害物質濃度の激しい変化ならびに
有害物質の変化する組成は、浄化性能の劣化、さらには
生物学的系の完全な崩壊に至る。公知の装置は、運転中
断の後および長期の装置停止の後に、それが再びその完
全な性能に達するまでには、数日までまたはさらに数週
間のならし運転時間を必要とする。
浄化のための装置の浄化性能は、微生物の数ならびにそ
の活性度および適応状能と洗浄器に排ガスにより持ち込
まれる有害物質との間の最適な調整に直接依存する。そ
の際、相応する平衡の調整は長い時間を要する。従っ
て、排ガスにおける有害物質濃度の激しい変化ならびに
有害物質の変化する組成は、浄化性能の劣化、さらには
生物学的系の完全な崩壊に至る。公知の装置は、運転中
断の後および長期の装置停止の後に、それが再びその完
全な性能に達するまでには、数日までまたはさらに数週
間のならし運転時間を必要とする。
【0007】また、例えば週末または夜越しの短期の停
止時間においても、微生物の十分な活性および順応を保
持するためには、度々相応する栄養素の供給を必要とす
る[VDI 3478、西ドイツ特許出願公開第300
0705号明細書]。
止時間においても、微生物の十分な活性および順応を保
持するためには、度々相応する栄養素の供給を必要とす
る[VDI 3478、西ドイツ特許出願公開第300
0705号明細書]。
【0008】浄化すべき排ガスが分解困難または分解不
能の物質を含むかまたは分解の際に分解困難または分解
不能の中間生成物が発生する場合には、生物洗浄器の自
給自足の運転の際には生物懸濁液中でのこの物質の蓄積
が起きる。
能の物質を含むかまたは分解の際に分解困難または分解
不能の中間生成物が発生する場合には、生物洗浄器の自
給自足の運転の際には生物懸濁液中でのこの物質の蓄積
が起きる。
【0009】このことは微生物を害し、ひいては完全に
死滅させるかまたは洗浄器で生物懸濁液からこの物質の
追出によりその性能が低下する可能性がある。
死滅させるかまたは洗浄器で生物懸濁液からこの物質の
追出によりその性能が低下する可能性がある。
【0010】塩析を回避するために過剰のバイオマスま
たは循環液体を放出する必要性は、例えば西ドイツ特許
出願公開第3620728号明細書に記載されているよ
うに、公知の生物洗浄装置では、生物懸濁液からのバイ
オマスの分離のために相応する装置を必要とする。
たは循環液体を放出する必要性は、例えば西ドイツ特許
出願公開第3620728号明細書に記載されているよ
うに、公知の生物洗浄装置では、生物懸濁液からのバイ
オマスの分離のために相応する装置を必要とする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、比較的少ない装置および操作技術的費用で、極めて
少ない有害物質含有率を有する排ガス流もまた著しく高
い含有率を有するものも浄化するのに適する排ガスの浄
化方法を開発することであった。
は、比較的少ない装置および操作技術的費用で、極めて
少ない有害物質含有率を有する排ガス流もまた著しく高
い含有率を有するものも浄化するのに適する排ガスの浄
化方法を開発することであった。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、生物学的に分解される物質により汚染された酸素含
有の排ガスを微生物の水性懸濁液と接触させることによ
り排気を浄化する方法において、 a) ガスと懸濁液との接触時間が0.5〜10秒であ
り、 b) 該懸濁液を引き続いて滞留時間容器中で10〜3
0分間の滞留時間後に新たにガスと接触させ、 c) 該生物懸濁液を汚水処理装置の生物学的工程から
の活性微生物を含んでいる生物懸濁液と、生物懸濁液の
ホールドアップに対して5〜50%、有利には10%未
満の交換率で交換することによりヘンリー係数>10を
有する化合物を排ガスから除去することにより解決され
る。
り、生物学的に分解される物質により汚染された酸素含
有の排ガスを微生物の水性懸濁液と接触させることによ
り排気を浄化する方法において、 a) ガスと懸濁液との接触時間が0.5〜10秒であ
り、 b) 該懸濁液を引き続いて滞留時間容器中で10〜3
0分間の滞留時間後に新たにガスと接触させ、 c) 該生物懸濁液を汚水処理装置の生物学的工程から
の活性微生物を含んでいる生物懸濁液と、生物懸濁液の
ホールドアップに対して5〜50%、有利には10%未
満の交換率で交換することによりヘンリー係数>10を
有する化合物を排ガスから除去することにより解決され
る。
【0013】もう1つの実施態様では、排ガス洗浄器を
汚水処理装置からの未処理の生物懸濁液だけで運転す
る。その際、その交換率は、滞留時間保持槽を必要とし
ないので、100%に達する。
汚水処理装置からの未処理の生物懸濁液だけで運転す
る。その際、その交換率は、滞留時間保持槽を必要とし
ないので、100%に達する。
【0014】有利には、特に、排ガスから除去すべきも
のと同じ有害物質を分解する生物学的処理工程からの活
性微生物を使用する。
のと同じ有害物質を分解する生物学的処理工程からの活
性微生物を使用する。
【0015】有利には、激しいガス/液体接触を生ぜし
めるためにシーブトレイ棚段塔を使用する。それによっ
て少ない洗浄液体量でも高い吸収率が達成される。
めるためにシーブトレイ棚段塔を使用する。それによっ
て少ない洗浄液体量でも高い吸収率が達成される。
【0016】シーブトレイの閉塞または皮殻形成は、有
利には>3mmの直径を有する穿孔では生じない。
利には>3mmの直径を有する穿孔では生じない。
【0017】ガスと液体との接触は、有利にはガス容積
流量(標準条件下)の液体容積流量に対する割合1:
0.005〜1:0.015で行う。浄化すべきガス1
m3当り、有利には洗浄液体5〜151をポンプ輸送す
る。接触中に、有害物質は気泡の表面の相界面を介して
溶解する。そのために必要な濃度勾配は生物懸濁液に含
有されている微生物による有害物質の分解により保持さ
れる。
流量(標準条件下)の液体容積流量に対する割合1:
0.005〜1:0.015で行う。浄化すべきガス1
m3当り、有利には洗浄液体5〜151をポンプ輸送す
る。接触中に、有害物質は気泡の表面の相界面を介して
溶解する。そのために必要な濃度勾配は生物懸濁液に含
有されている微生物による有害物質の分解により保持さ
れる。
【0018】ガスとの接触時間中に、有害物質分解の迅
速に行われる最初の工程は、この濃度勾配がまた境界層
でも保持され、そこで何ら飽和濃度が生じないというこ
とを生ぜしめる。
速に行われる最初の工程は、この濃度勾配がまた境界層
でも保持され、そこで何ら飽和濃度が生じないというこ
とを生ぜしめる。
【0019】これらの過程は、懸濁されているバイオマ
スの表面の有害物質の吸収によって助勢される。
スの表面の有害物質の吸収によって助勢される。
【0020】また有害物質の必要な分離度および濃度な
らびに水溶性に基づき、多段方式の棚段塔も使用するこ
とができる。
らびに水溶性に基づき、多段方式の棚段塔も使用するこ
とができる。
【0021】その際、浄化装置の生物学的工程から供給
される、バイオマスの濃度は、4〜12g/lであり、
該濃度は有利には7g/l以上である。
される、バイオマスの濃度は、4〜12g/lであり、
該濃度は有利には7g/l以上である。
【0022】生物洗浄器に供給される生物懸濁液はpH
値6.5〜7.0を有する。必要により、洗浄器中のそ
れを希釈鉱酸またはアルカリ溶液の添加によりこの値に
保持するかまたはその都度の排ガス組成に応じて吸収お
よび吸着に最適なpH値6〜8に調整する。
値6.5〜7.0を有する。必要により、洗浄器中のそ
れを希釈鉱酸またはアルカリ溶液の添加によりこの値に
保持するかまたはその都度の排ガス組成に応じて吸収お
よび吸着に最適なpH値6〜8に調整する。
【0023】供給される生物懸濁液の温度は15〜30
℃であり、生物洗浄器中の温度は20〜30℃である。
℃であり、生物洗浄器中の温度は20〜30℃である。
【0024】生物洗浄器に連続的に供給される活性バイ
オマスの量は、異なる排気状態に合わせるため極めて迅
速に変動させることができる。浄化装置でのホールドア
ップに比較して極めて少ない採取量の変化により、浄化
装置中の生物学的系は妨害されない。それによって、有
害物質の濃度および組成における変化に極めて迅速に反
応することができる。生物懸濁液の連続的交換により、
また低い有害物質濃度の際にも洗浄器中で活性微生物個
体数を保持することができる。高い有害物質濃度ならび
に緩慢な有害物質の分解はもはや自動的に大きなホール
ドアップを生じない。排ガス中の高濃度ピークを、有害
物質分解の一部を浄化装置に移すことができるから、捕
捉することができる。
オマスの量は、異なる排気状態に合わせるため極めて迅
速に変動させることができる。浄化装置でのホールドア
ップに比較して極めて少ない採取量の変化により、浄化
装置中の生物学的系は妨害されない。それによって、有
害物質の濃度および組成における変化に極めて迅速に反
応することができる。生物懸濁液の連続的交換により、
また低い有害物質濃度の際にも洗浄器中で活性微生物個
体数を保持することができる。高い有害物質濃度ならび
に緩慢な有害物質の分解はもはや自動的に大きなホール
ドアップを生じない。排ガス中の高濃度ピークを、有害
物質分解の一部を浄化装置に移すことができるから、捕
捉することができる。
【0025】生物懸濁液の連続的交換により、分解困難
な物質が生物洗浄器中で蓄積する可能性はもはやない。
な物質が生物洗浄器中で蓄積する可能性はもはやない。
【0026】浄化装置の生物学的処理工程からの微生物
は、生ずる排ガス状態に対し、常に十分に適合する、そ
れというのも相応する有害物質は工場の汚水中にも存在
するからである。それによって装置停止状態または運転
故障の後の極めて迅速のならし運転期間を実現すること
ができる。
は、生ずる排ガス状態に対し、常に十分に適合する、そ
れというのも相応する有害物質は工場の汚水中にも存在
するからである。それによって装置停止状態または運転
故障の後の極めて迅速のならし運転期間を実現すること
ができる。
【0027】汚水と排ガス浄化の間の接続系によって、
活性の微生物個体数の保持のためのすべての生物学的手
段、例えば生物学的汚水浄化の有効な運転のために行わ
れる、激しい換気、pH修正または過剰スラッジの排出
が、付加的な費用をかけずに生物洗浄器のためにも有効
である。
活性の微生物個体数の保持のためのすべての生物学的手
段、例えば生物学的汚水浄化の有効な運転のために行わ
れる、激しい換気、pH修正または過剰スラッジの排出
が、付加的な費用をかけずに生物洗浄器のためにも有効
である。
【0028】本発明による方法では、約50ppm未満
の極めて低い有害または臭気物質濃度を有する排ガスも
また難水溶性有害物質(例えば主成分のへンリー係数=
14バール)の比較的高濃度を有する排ガスも浄化する
ことができる。記載した方法は特に大量の排ガス(1
0,000〜100,000m3/h以上)のために適
している。
の極めて低い有害または臭気物質濃度を有する排ガスも
また難水溶性有害物質(例えば主成分のへンリー係数=
14バール)の比較的高濃度を有する排ガスも浄化する
ことができる。記載した方法は特に大量の排ガス(1
0,000〜100,000m3/h以上)のために適
している。
【0029】このことは特に、有害物質濃度が総じて、
ならびに有害物質の異なる成分の量の割合が短時間内で
激しく変化し得るときに有効である。本方法の特に有利
な点は、長い装置停止または運転故障の後の短いならし
運転にある。
ならびに有害物質の異なる成分の量の割合が短時間内で
激しく変化し得るときに有効である。本方法の特に有利
な点は、長い装置停止または運転故障の後の短いならし
運転にある。
【0030】
【実施例】本発明を以下に2つの実施例につき詳細に説
明する。
明する。
【0031】例 1 図1は実施例1のための装置を示す。該装置は、強い臭
気を負びた排ガスを浄化するための装置である。主要の
臭気担体は有機硫黄化合物である。臭気物質の総濃度は
約10ppmである。
気を負びた排ガスを浄化するための装置である。主要の
臭気担体は有機硫黄化合物である。臭気物質の総濃度は
約10ppmである。
【0032】2つの並行して運転されるシーブトレイ棚
段塔1a,1bを通して、それぞれ排ガス流(2a,2
b)60,000m3/hを導入する。棚段塔にそれぞ
れ循環路を介して生物懸濁液(3a,3b)200m3
/hを向流で導入する。第2の循環路4a,4bで、こ
の液体流の25%を容積30m3を有する滞留容器5を
介して導びく。この容器に導管6を介して空気を供給す
る。必要により導管7を介してpH値修正を行う。
段塔1a,1bを通して、それぞれ排ガス流(2a,2
b)60,000m3/hを導入する。棚段塔にそれぞ
れ循環路を介して生物懸濁液(3a,3b)200m3
/hを向流で導入する。第2の循環路4a,4bで、こ
の液体流の25%を容積30m3を有する滞留容器5を
介して導びく。この容器に導管6を介して空気を供給す
る。必要により導管7を介してpH値修正を行う。
【0033】別の循環路8を介して、洗浄器系内の生物
懸濁液のホールドアップの5%を高活性の微生物を含有
する未処理の汚水処理装置9からの生物懸濁液と交換す
る。嗅覚測定が示すように、この装置で80%を越える
嗅気減少が達成される。
懸濁液のホールドアップの5%を高活性の微生物を含有
する未処理の汚水処理装置9からの生物懸濁液と交換す
る。嗅覚測定が示すように、この装置で80%を越える
嗅気減少が達成される。
【0034】例 2 図2は実施例2のための装置を示す。2段階式で運転さ
れるシーブトレイ棚段塔1を、排ガス流10m3/hを
通過させる。これらの段階のそれぞれに、生物懸濁液1
00l/hを3a,3bから導入する。ガスと接触後、
該生物懸濁液を4a,4bを70lを収容できる滞留容
器5に戻す。この容器に導管6を介して空気を供給す
る。必要により、導管7を介してpH値修正を行う。
れるシーブトレイ棚段塔1を、排ガス流10m3/hを
通過させる。これらの段階のそれぞれに、生物懸濁液1
00l/hを3a,3bから導入する。ガスと接触後、
該生物懸濁液を4a,4bを70lを収容できる滞留容
器5に戻す。この容器に導管6を介して空気を供給す
る。必要により、導管7を介してpH値修正を行う。
【0035】第2の循環路8で、洗浄器系内の生物懸濁
体のホールドアップの5%を汚水処理装置の生物学的工
程からの高活性微生物を含有する未処理の生物懸濁液と
交換する。表1および2は、主成分としてメチルメタク
リレート(MMA、ヘンリー係数=14)およびブチル
アクリレート(BA)を含有する排ガスに関する、上記
装置で達成された浄化効率を示す。
体のホールドアップの5%を汚水処理装置の生物学的工
程からの高活性微生物を含有する未処理の生物懸濁液と
交換する。表1および2は、主成分としてメチルメタク
リレート(MMA、ヘンリー係数=14)およびブチル
アクリレート(BA)を含有する排ガスに関する、上記
装置で達成された浄化効率を示す。
【0036】表1:図2による方法の浄化効率 多成分混合物:主成分メチルメタクリレート(MMA)
およびブチルアクリレート(BA)の浄化。全炭素を総
パラメータとするFIDで有害物質濃度を測定。濃度数
値はMMAに対して計算。
およびブチルアクリレート(BA)の浄化。全炭素を総
パラメータとするFIDで有害物質濃度を測定。濃度数
値はMMAに対して計算。
【0037】
【0038】
【図1】実施例1のための装置の系統図である。
【図2】実施例2のための装置の系統図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/77 ZAB C02F 3/00 Z 9345−4D B01D 53/34 120 E (72)発明者 クラウス ツェッツマン ドイツ連邦共和国 クラインオストハイム ユリウス−エヒター−シュトラーセ 2 (72)発明者 イオアニス キルギオス ドイツ連邦共和国 ヴェッセリング エア レンヴェーク 7 (72)発明者 フェルディナンド タイセン ドイツ連邦共和国 ボルンハイム 3 ゾ ンマースベルク 17 (72)発明者 ミヒャエル ベルガー ドイツ連邦共和国 ゾースト ダイリング ザー ヴェーク 14アー (56)参考文献 特開 昭52−39570(JP,A) 特開 昭57−207598(JP,A) 特開 昭57−200158(JP,A) 特開 平2−157018(JP,A)
Claims (7)
- 【請求項1】 生物学的に分解できる化合物で汚染され
た、酸素含有の排ガスを微生物の水性懸濁液と接触させ
ることにより排ガスを浄化する方法において、 a) ガスと懸濁液との接触時間が0.5〜10秒であ
り、 b) 該懸濁液を引き続いて滞留時間10〜30分の後
新たにガスと接触せしめ、 c) 該生物懸濁液を汚水処理装置の生物学的工程から
の活性微生物を含んでいる生物懸濁液と、生物懸濁液の
ホールドアップに対して5〜50%の交換率で交換する
ことによりヘンリー係数>10を有する化合物を排ガス
から除去することを特徴とする排ガスの浄化方法。 - 【請求項2】 排ガス洗浄器を、汚水処理装置の生物学
的工程からの未処理の生物懸濁液だけで運転する請求項
1記載の方法。 - 【請求項3】 ガスと生物懸濁液の間の接触を棚段塔で
行う請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 ガスと生物懸濁液の間の接触を多段式ま
たは多数の直列接続の棚段塔で行う請求項1から3まで
のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項5】 ガス容積流量(標準状態下)の液体容積
流量に対する比が1:0.005〜1:0.015であ
る請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項6】 50ppmよりも少なく含まれている化
合物を排ガスから除去する請求項1から5までのいずれ
か1項記載の方法。 - 【請求項7】 前記化合物がメチルメタクリレートおよ
び/またはブチルアクリレートである請求項1記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4127267.6 | 1991-08-17 | ||
DE4127267A DE4127267C2 (de) | 1991-08-17 | 1991-08-17 | Verfahren zur biologischen Abluftreinigung |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192533A JPH05192533A (ja) | 1993-08-03 |
JPH0757302B2 true JPH0757302B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=6438541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21698092A Expired - Fee Related JPH0757302B2 (ja) | 1991-08-17 | 1992-08-14 | 排ガスの浄化方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0528110B1 (ja) |
JP (1) | JPH0757302B2 (ja) |
AT (1) | ATE124285T1 (ja) |
DE (2) | DE4127267C2 (ja) |
DK (1) | DK0528110T3 (ja) |
ES (1) | ES2074304T3 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT403666B (de) * | 1996-10-17 | 1998-04-27 | Braun Rudolf Dr | Verfahren zum reinigen von abluft |
US6013512A (en) * | 1996-11-06 | 2000-01-11 | Turschmid; Krzysztof H. | Method for scrubbing gaseous emissions using bacteria |
EP0960648A1 (de) * | 1998-05-27 | 1999-12-01 | D.I. Wieser-Linhart, Emil A.J. | Verfahren und Anlage zum Reinigen des Abgases einer Trocknungsanlage |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2237929C2 (de) * | 1972-08-02 | 1983-02-03 | Schumacher'sche Fabrik Gmbh & Co Kg, 7120 Bietigheim-Bissingen | Verfahren zum Entfernen von Verunreinigungen aus einem Abgas |
US3828525A (en) * | 1973-04-16 | 1974-08-13 | Sterling Drug Inc | Waste gas purification |
US3876535A (en) * | 1974-04-26 | 1975-04-08 | Union Carbide Corp | Hydrogen sulfide removal from waste fluid |
JPS5239570A (en) * | 1975-09-26 | 1977-03-26 | Betsuku:Kk | Process for deodorising malodorous gas |
JPS57200158A (en) * | 1981-06-01 | 1982-12-08 | Kikuo Kosugi | Deodorizing method utilizing aerobic bacteria |
JPS57207598A (en) * | 1981-06-17 | 1982-12-20 | Ebara Infilco Co Ltd | Biological deodorizing method |
JPS5851922A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-26 | ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン | 揮発性有機物質用の生化学的増進吸収系 |
DE3326057A1 (de) * | 1983-07-20 | 1985-01-31 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur biologischen abluftreinigung |
NL8403773A (nl) * | 1984-12-12 | 1986-07-01 | Tno | Werkwijze voor het biologisch reinigen van verontreinigde gassen. |
DE3620728A1 (de) * | 1986-06-20 | 1987-12-23 | Bayer Ag | Vorrichtung und verfahren zur biologischen abluft- und abwasserreinigung |
DE3705837C1 (en) * | 1987-02-24 | 1988-06-30 | Fraunhofer Ges Forschung | Process for microbiological exhaust gas purification |
DE3830803A1 (de) * | 1988-09-09 | 1990-03-22 | Arasin Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur reinigung von abgasen durch waesche mit einer adsorpitonsmittel-suspension |
DE4004030A1 (de) * | 1990-02-10 | 1991-08-14 | Bayer Ag | Verfahren zur biologischen abluftreinigung mit einem tropfkoerpersystem |
-
1991
- 1991-08-17 DE DE4127267A patent/DE4127267C2/de not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-05-08 DK DK92107765T patent/DK0528110T3/da active
- 1992-05-08 ES ES92107765T patent/ES2074304T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-05-08 AT AT92107765T patent/ATE124285T1/de not_active IP Right Cessation
- 1992-05-08 EP EP19920107765 patent/EP0528110B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-05-08 DE DE59202687T patent/DE59202687D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-08-14 JP JP21698092A patent/JPH0757302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0528110A1 (de) | 1993-02-24 |
DE59202687D1 (de) | 1995-08-03 |
JPH05192533A (ja) | 1993-08-03 |
ES2074304T3 (es) | 1995-09-01 |
DE4127267A1 (de) | 1993-02-18 |
EP0528110B1 (de) | 1995-06-28 |
DK0528110T3 (da) | 1995-08-28 |
ATE124285T1 (de) | 1995-07-15 |
DE4127267C2 (de) | 1994-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Van Groenestijn et al. | Elimination of alkanes from off‐gases using biotrickling filters containing two liquid phases | |
JPS60175523A (ja) | 廃ガス中に痕跡量ながら存在しうるガス状有機有害物質を細菌による生物学的酸化によつて分離する方法 | |
DE69502313T2 (de) | Verfahren zur biologischen Reinigung von Gasströmen | |
JP2638721B2 (ja) | 生物学的脱臭方法 | |
Livingston et al. | Detoxification of industrial wastewaters in an extractive membrane bioreactor | |
EP1059113A1 (en) | Method for biological cleaning of contaminated gas | |
JPH0757302B2 (ja) | 排ガスの浄化方法 | |
JP4716811B2 (ja) | Voc含有ガス処理装置及び処理方法 | |
ATE159506T1 (de) | Verfahren und anlage zur biologischen reinigung von abwasser | |
FR2784093B1 (fr) | Perfectionnements apportes au traitement d'eaux usees selon les procedes par boues activees | |
JPH03242222A (ja) | ろ床式生物脱臭装置 | |
SU1555305A1 (ru) | Способ биологической очистки сточных вод от соединений азота | |
KR19990050101A (ko) | 제올라이트 함유 연속 회분식 반응기 | |
CN218146267U (zh) | 一种煤码头生活污水生物膜法处理装置 | |
SU659531A1 (ru) | Способ многоступенчатой биохимической очистки сточных вод | |
JPH049083B2 (ja) | ||
JP4359693B2 (ja) | 難分解性有機物を含有する排水の処理装置 | |
RU1787953C (ru) | Установка дл глубокой очистки сточной жидкости | |
SU1719008A1 (ru) | Способ очистки воздуха от биоразлагаемых соединений | |
JPH0731835A (ja) | 充填式生物脱臭塔の運転方法 | |
DE4321349C2 (de) | Kontinuierliches Verfahren zum Abbau von Monochlorethen | |
RU2110485C1 (ru) | Способ очистки промышленных вод | |
KR20230120310A (ko) | 하·폐수처리시설의 악취 제거 설비 및 이를 이용한 하·폐수처리시설의 악취 제거 방법 | |
JPS61136424A (ja) | 有機性廃ガスの処理法 | |
SU1734813A1 (ru) | Способ очистки газовоздушных выбросов микробиологических производств |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |