JP4716811B2 - Voc含有ガス処理装置及び処理方法 - Google Patents
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Description
項1:揮発性有機化合物(VOC)含有ガス処理装置であって、
処理装置が、排気ガス発生源と外気へのガス排出口との間に設置されており、
処理装置が、VOCを処理するためのVOC処理部を有しており、
VOC処理部は、排気ガスのVOC処理部への導入部、集積培養液のVOC処理部への供給部、排気ガスと集積培養液との気液接触部、微生物によるVOC分解処理部、及び処理済ガスのVOC処理部からの排出部を有しており、
前記集積培養液が、活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にVOCを加えて集積培養して得られる培養液であるVOC含有ガス処理装置。
処理装置が、排気ガス発生源と外気へのガス排出口との間に設置されており、
処理装置が、VOCを処理するためのVOC処理部を有しており、
VOC処理部は、排気ガスのVOC処理部への導入部、集積培養液のVOC処理部への供給部、排気ガスと集積培養液との気液接触部、微生物によるVOC分解処理部、VOC分解処理部と気液接触部間の集積培養液循環部、及び処理済ガスのVOC処理部からの排出部を有しており、
前記集積培養液が、活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にVOCを加えて集積培養して得られる培養液である、VOC含有ガス処理装置。
前処理部は、排気ガスの前処理部への導入部、前処理液の前処理部への供給部、排気ガスと前処理液との気液接触部、微生物による前分解処理部、前処理されたガスの前処理部からVOC処理部への排出部を有しており、
前処理液が、各種油脂類、溶剤、乳化剤、塗料樹脂、印刷インキ樹脂、接着剤樹脂、有機顔料、染料等を好んで資化する微生物群を増殖させた液であり、
微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる複数種属を含む、項1〜4のいずれかに記載の装置。
前処理部は、排気ガスの前処理部への導入部、前処理液の前処理部への供給部、排気ガスと前処理液との気液接触部、微生物による前分解処理部、前分解処理部と気液接触部間の前処理液循環部、及び前処理されたガスの前処理部からVOC処理部への排出部を有しており、
前処理液が、各種油脂類、溶剤、乳化剤、塗料樹脂、印刷インキ樹脂、接着剤樹脂、有機顔料、染料等を好んで資化する微生物群を増殖させた液であり、
微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる複数種属を含む、項5に記載の装置。
項8:揮発性有機化合物(VOC)含有ガスの処理方法であって、
排気ガス発生源と外気へのガス排出口との間で、排気ガスと集積培養液とを気液接触させる工程、及び、
気液接触により集積培養液に吸収乃至捕捉されたVOCを微生物により分解処理する工程を有し、
集積培養液が活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にVOCを加えて集積培養して得られる培養液である、VOC含有ガス処理方法。
排気ガス発生源と外気へのガス排出口との間で、排気ガスと集積培養液とを気液接触させる工程、
気液接触により集積培養液に吸収乃至捕捉されたVOCを微生物により分解処理する工程、及び、集積培養液を、微生物による分解処理工程と気液接触工程間で循環させて用いる工程を有し、
集積培養液が活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にVOCを加えて集積培養して得られる培養液である、VOC含有ガス処理方法。
前処理工程は、排気ガスを集積培養液に接触させる前に、排気ガスと前処理液とを気液接触させる工程、及び、
気液接触により前処理液に吸収乃至捕捉された前処理物を微生物により分解処理する工程を有し、
前処理液が、各種油脂類、溶剤、乳化剤、塗料樹脂、印刷インキ樹脂、接着剤樹脂、有機顔料、染料等を好んで資化する微生物群を増殖させた処理液であり、
前記微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる2以上の複数種属を含んでいる、項8〜11のいずれかに記載の処理方法。
気液接触により前処理液に吸収乃至捕捉された前処理物及びVOCを微生物により分解処理する工程である項12に記載の処理方法。
前処理工程は、排気ガスを集積培養液に接触させる前に、排気ガスと前処理液とを気液接触させる工程、及び、
気液接触により前処理液に吸収乃至捕捉された前処理物及びVOCを微生物により分解処理する工程を有し、
前処理液が、各種油脂類、溶剤、乳化剤、塗料樹脂、印刷インキ樹脂、接着剤樹脂、有機顔料、染料等を好んで資化する微生物群を増殖させた処理液であり、
前記微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる2以上の複数種属を含んでいる、項8〜11のいずれかに記載の処理方法。
前処理工程は、排気ガスを集積培養液に接触させる前に、排気ガスと前処理液とを気液接触させる工程、
気液接触により前処理液に吸収乃至捕捉された前処理物を微生物により分解処理する工程、及び、
前処理液を、微生物による分解処理工程と気液接触工程間で循環させて用いる工程を有し、
前処理液が、各種油脂類、溶剤、乳化剤、塗料樹脂、印刷インキ樹脂、接着剤樹脂、有機顔料、染料等を好んで資化する微生物群を増殖させた処理液であり、
前記微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる2以上の複数種属を含んでいる、項8〜13のいずれかに記載の処理方法。
・集積培養液の液中浮遊物質量(MLSS)が10,000mg/L以下である項8〜14のいずれかに記載の方法。
・気液接触部及び/又は前処理気液接触部が、液膜式、液滴式及び気泡式からなる群から選ばれる1以上の方式により気液接触を行う、項8〜14のいずれかに記載の方法。
微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる複数種属を含む液を用いる。
本発明における揮発性有機化合物(VOC)とは、大気中に排出され、又は飛散したときに気体である有機化合物をいう。本発明のVOCには、平成16年改正大気汚染防止法の規制対象になった揮発性有機化合物全般が含まれる。
本発明における処理の対象となるVOC含有ガスには、塗装、印刷、接着、洗浄、化学品製造、食品・医薬製造、その他各種産業における工場で発生する排気ガスであって、VOCを含有するガスが含まれる。
本発明におけるVOC含有ガス処理装置は、排気ガス発生源と外気への排気排出口の間に設置され、VOCを処理するためのVOC処理部を有している。
VOC処理部は、排気ガスのVOC処理部への導入部(排気ガス導入部)、集積培養液のVOC処理部への供給部(集積培養液供給部)、排気ガスと集積培養液との気液接触部、微生物によるVOC分解処理部、及び処理済ガスのVOC処理部からの排出部(処理済ガス排出部)を有している。
排気ガス導入部は、排気ガスをVOC処理部に導入する機能を有する。
集積培養液供給部は、VOC処理に用いる集積培養液をVOC処理部内に供給する機能を有する。
気液接触部は、排気ガスと集積培養液とを接触させて、集積培養液中にVOCを吸収ないし捕捉させる機能を有する。
気液接触の方式は、適宜公知の方式を適用することができる。
VOC分解処理部は、集積培養液に吸収ないし捕捉されたVOCを、微生物によって十分に分解処理させる機能を有する。
処理済ガス排出部は、集積培養液と接触した後のガスを、VOC処理部から排出する機能を有する。処理済ガス排出部から排出されたガスは、外気へのガス排出口又は次処理を行う部分に送られる。
VOC処理部は、更に、集積培養液循環部を有していることが好ましい。
集積培養液とは、特定の条件下で特定の性質を有する微生物集団を選択的に増殖させて得られる培養液である。
集積培養液のVOC分解処理能力は、1kg相当のMLSS量が1日にVOCを分解処理できる最大限界負荷値として求められる。
廃水処理での標準活性汚泥法では、液中浮遊物質量(MLSS)は約2,000〜3,000mg/Lとされ、活性汚泥脱臭法の場合、汚泥濃度が濃い方が脱臭効果も高いとされてMLSSは約5,000〜10,000mg/Lが推奨されている(非特許文献1第89頁等参照)。しかし、MLSSが高くなると、発泡したり、液の粘度や付着性が高くなり、装置への付着や閉塞が起こり易くなったりする。
本発明において、VOCを資化する集積培養液は常に飢餓状態に有ることが望ましい。特に、排気ガス中のVOC成分のみを炭素源として増殖できる状態が好ましい。また、排気ダクト停止中等の炭素源が供給されないか若しくは少ない場合は、微生物の生存に必要な少量のVOCを添加する程度が好ましい。
本発明に用いる集積培養液には、微生物の分解処理能力を著しく低下させない範囲で、液中に、界面活性剤を添加することができる。
VOCを資化する集積培養液は効率よくVOCを分解処理して、装置サイズを小さくし、循環液量を少なくするためにも、VOC分解処理能力はできるだけ高いことが望ましい。
本発明のVOC含有ガス処理装置は、排気ガスの前処理を行うための前処理部を有することが好ましい。
排気ガス前処理導入部は、排気ガス又は排出後、適当な処理を受けているが更なる処理が必要とされるガスを前処理部に導入する機能を有する。
前処理液供給部は、前処理液を、前処理部内に供給する機能を有する。
前処理液との気液接触部は、集積培養液に代えて前処理液を用いる以外は、前記1−1(3)で記載した排気ガスと集積培養液との気液接触部と同様の構成とすることができる。
前分解処理部は、前処理液に吸収ないし捕捉された前処理物を、微生物によって分解処理させる機能を有する。前分解処理部では、前処理液に吸収乃至捕捉されたVOC又はその一部を分解処理することもできる。
また、微生物を固定化するための多孔質セラミックス、樹脂発泡体、不織布等の担体を適宜設置することもできる。
前処理済ガス排出部は、前処理されたガスを、前処理部から排出する機能を有する。前処理済みガス排出部から排出されたガスは、後段階のVOC処理部における排気ガス導入部と接続して、VOC処理部に送ることができる。
前処理処理部は、更に、前処理液循環部を有していることが好ましい。
本発明の前処理で用いる前処理液は、ミストや液滴の有機物成分を好んで資化する微生物を含有する処理液である。
本発明におけるVOC処理装置においては、1段又は2段以上の前処理部を設けることができる。また、1段又は2段以上のVOC処理部を設けることもできる。即ち、2段以上の処理部を交互に組合せて、或いは、多段にすることも可能である。
本発明によれば、更に、VOC含有ガスの処理方法が提供される。
本発明のVOC含有ガス処理方法は、VOCを処理するための下記工程を有する:
排気ガス発生源と外気へのガス排出口との間で、排気ガスと集積培養液とを気液接触させる工程(「気液接触工程」ともいう)、及び、
気液接触により集積培養液に吸収乃至捕捉されたVOCを微生物により分解処理する工程(「微生物による分解処理工程」ともいう)。
排気ガスと集積培養液を気液接触させる方法は、適宜公知の方法に従って行うことができる。
微生物による分解処理工程には、気液接触した集積培養液をリアクター又は槽に貯留し、気液接触により吸収ないし捕捉されたVOCを、集積培養液に含まれる微生物によって分解処理する工程が含まれる。
排気ガスと気液接触した後、微生物による分解処理に用いられた集積培養液は、循環させて再びVOC処理工程、即ち、排気ガスとの気液接触工程及び微生物によるVOC分解処理工程に用いることが好ましい。
本発明のVOC処理工程は、上記本発明のVOC含有ガス処理装置におけるVOC処理部の構成を利用して適宜実施することができる。
本発明のVOC処理方法では、前記1−2で記載した集積培養液、即ち、活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にVOCを加えて集積培養して得られる培養液が好適に用いられる。
本発明のVOC処理方法においては、更に排気ガスの前処理を行うための、前処理工程を含むことが好ましい。
気液接触により前処理液に吸収乃至捕捉された前処理物を微生物により分解処理する工程(「微生物による(前)分解処理工程」ともいう)。
排気ガスと前処理液を気液接触させる方法は、適宜公知の方法に従って行うことができる。
微生物による分解処理工程には、排気ガスと気液接触した前処理液をリアクター又は槽に貯留し、気液接触により吸収ないし捕捉された前処理物を、前処理液に含まれる微生物によって分解処理する工程が含まれる。本工程においては、前処理液に吸収乃至捕捉されたVOC又はその一部も、分解処理することができる。
排気ガスと気液接触した後、微生物による前処理物の分解処理に用いられた前処理液は、循環させて再び前処理工程、即ち、排気ガスとの気液接触工程及び微生物による前分解処理工程に用いることが好ましい。
前処理工程は、上記本発明のVOC含有ガス処理装置における前処理部の構成を利用して適宜実施することができる。
前処理工程で用いる前処理液は、前記1−4で記載した前処理液、即ち、各種油脂類、溶剤、乳化剤、塗料樹脂、印刷インキ樹脂、接着剤樹脂、有機顔料、染料等を好んで資化する微生物群を増殖させた処理液であり、
前記微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる2以上の複数種属を含む液が好適に用いられる。
本発明におけるVOC処理方法には、必要に応じて、上記以外の他の工程を適宜付加することもできる。
本発明におけるVOC含有ガス処理装置及び処理方法は、VOC含有ガスの処理が必要とされる各所において適宜用いることができる。
実施例1
実施例2
実施例3
2 集積培養液供給部
3 排気ガスと集積培養液との気液接触部
4 VOC分解処理部
5 集積培養液循環部
6 処理済ガス排出部
7 排気ガス発生源(VOC含有ガス発生源)
8 エアレーション・ブロアー
9 遠心分離機
10 微生物補給部
11 無機塩類補給部
12 水補給部
13 排気ガス前処理導入部
14 前処理液供給部
15 排気ガスと前処理液との気液接触部
16 前分解処理部
17 前処理液循環部
18 前処理済ガス排出部
Claims (13)
- 揮発性有機化合物(VOC)含有ガス処理装置であって、
処理装置が、排気ガス発生源と外気へのガス排出口との間に設置されており、
処理装置が、VOCを処理するためのVOC処理部を有しており、
VOC処理部は、排気ガスのVOC処理部への導入部、集積培養液のVOC処理部への供給部、排気ガスと集積培養液との気液接触部、微生物によるVOC分解処理部、及び処理済ガスのVOC処理部からの排出部を有しており、
前記集積培養液が、活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にVOCを加えて集積培養して得られる培養液であり、前記集積培養液が、非イオン系界面活性剤が添加された液である、VOC含有ガス処理装置。 - VOC処理部が、更に、VOC分解処理部と気液接触部間の集積培養液循環部を有している請求項1記載の処理装置。
- 集積培養液が、活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にトルエン、キシレン及びエチルベンゼンからなる群から選ばれる1種以上のVOCを加えて集積培養して得られる培養液である請求項1又は2に記載の装置。
- 処理装置が、更に、前処理部を有しており、前処理部は排気ガス発生源とVOC処理部との間に設置され、
前処理部は、排気ガスの前処理部への導入部、前処理液の前処理部への供給部、排気ガスと前処理液との気液接触部、微生物による前分解処理部、前処理されたガスの前処理部からVOC処理部への排出部を有しており、
前処理液が、微生物群を増殖させた液であり、
微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる複数種属を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の装置。 - 前処理部が、更に、前分解処理部と気液接触部間の前処理液循環部を有している請求項4記載の装置。
- 前処理液が、非イオン系界面活性剤が添加された液である請求項4または5に記載の装置。
- 揮発性有機化合物(VOC)含有ガスの処理方法であって、
排気ガス発生源と外気へのガス排出口との間で、排気ガスと集積培養液とを気液接触させる工程、及び
気液接触により集積培養液に吸収乃至捕捉されたVOCを微生物により分解処理する工程を有し、
集積培養液が活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にVOCを加えて集積培養して得られる培養液であり、前記集積培養液が、非イオン系界面活性剤が添加された液である、VOC含有ガス処理方法。 - 更に、集積培養液を、微生物による分解処理工程と気液接触工程間で循環させて用いる工程を有する請求項7に記載の処理方法。
- 集積培養液が、活性汚泥又は土壌と無機塩培地との混合物にトルエン、キシレン及びエチルベンゼンからなる群から選ばれる1種以上のVOCを加えて集積培養して得られる培養液である請求項7又は8に記載の方法。
- 更に、排気ガスの前処理を行うための前処理工程を含み、
前処理工程は、排気ガスを集積培養液に接触させる前に、排気ガスと前処理液とを気液接触させる工程、及び、
気液接触により前処理液に吸収乃至捕捉された前処理物を微生物により分解処理する工程を有し、
前処理液が、微生物群を増殖させた処理液であり、
前記微生物群が、フラバオバクテリューム種、シェードモナス種、アシイノバクター種、メタノカーカウス種、マイクロカーカウス種、バクテリアム種、マイクバクテリウム種、アクロモヴァクター種及びエロウモウナス種からなる群から選ばれる複数種属を含んでいる、請求項7〜9のいずれかに記載の処理方法。 - 前処理工程における微生物により分解処理する工程が、
気液接触により前処理液に吸収乃至捕捉された前処理物及びVOCを微生物により分解処理する工程である請求項10に記載の処理方法。 - 更に、前処理液を、微生物による分解処理工程と気液接触工程間で循環させて用いる工程を有する請求項10又は11に記載の処理方法。
- 前処理液が、非イオン系界面活性剤が添加された液である請求項10〜12のいずれかに記載の処理方法。
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