JPH0756297B2 - クラツチのレリ−ズ機構 - Google Patents

クラツチのレリ−ズ機構

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JPH0756297B2
JPH0756297B2 JP59222472A JP22247284A JPH0756297B2 JP H0756297 B2 JPH0756297 B2 JP H0756297B2 JP 59222472 A JP59222472 A JP 59222472A JP 22247284 A JP22247284 A JP 22247284A JP H0756297 B2 JPH0756297 B2 JP H0756297B2
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裕孝 楠本
博 藤井
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • F16D23/14Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、転がり軸受を、直径方向には一定範囲内の遊
隙を設けて変位可にする一方、軸線方向には転がり軸受
の両側を常時保持するようにしてなる軸受装置を備え
た、特に車輌に用いられるクラッチのレリーズ機構に関
する。
従来技術 従来から、この種クラッチのレリーズ機構として、米国
特許第3416637号に記載のもの、すなわち、第24図に示
す如く転動体31及び保持器32並びに回転側輪34と固定側
輪33よりなる深みぞ玉軸受の外側をスリーブ38,フラン
ジ37,カバーケース36よりなるハウジングで囲み、固定
側輪33の一端とフランジ37に設けた摩擦部材35の間に第
1摺接部41を設けると共に、固定側輪33の他端とカバー
ケース36に設けたスプリング40の間に第2摺接部42を設
け、前記スプリング40の押圧力により第1及び第2摺接
部41,42に大きい摩擦力を生ぜしめ、回転側輪34にダイ
ヤフラムスプリング当接部39を設けたもので、該当接部
39にダイヤフラムスプリングを当接する一方、フランジ
37の外側からレリーズフォークを作用するようにしたも
のが用いられていう。従来の機構では、クラッチのレリ
ーズ操作により、回転輪34の当接部39がダイヤフラムス
プリングに押圧されダイヤフラムスプリングが変形する
が、この時、ダイヤフラムスプリングの傾き角に比例し
た求心方向分力が軸受に生じ、この求心方向分力がスプ
リング40で与えられる前記第1及び第2の摺接部41,42
の大きい滑り摩擦力に打ち勝つことにより、軸受の調心
を行なう機構となっている。この従来機構においては、
前記第1及び第2の摺接部41,42の滑り摩擦力はスプリ
ング40によって高められているため、軸受の調心運動の
際の抵抗が非常に大きい。従って調心に要する時間が長
くなり、ダイヤフラムスプリング、回転輪34の当接部3
9、第1及び第2の摺接部41,42の摩耗が大きい。さら
に、軸受はダイヤフラムスプリングの傾き角を基準とし
て調心させられるためにダイヤフラムスプリングの回転
中心との間に残存偏心量が常に存在して正確な調心を行
い得ず、このためクラッチON状態での偏心異音及び偏心
による滑り摩耗、発熱等が発生する。さらにまた、レリ
ーズ機構自体で軸受の調心位置を保持するために、比較
的多くの部品が必要であり、かつ製作上も各部品の寸法
管理や精度管理に細心の注意が必要であり、高価である
という欠点があった。
発明の目的 本発明は、上記従来の欠点を解消すべく、転がり軸受の
調心をダイヤフラムスプリングの回転中心を基準として
行うようにして、調心を円滑かつ正確に行わしめると共
に、ダイヤフラムスプリングと軸受装置の間に予め付与
した接触手段の直径方向の分力を利用して滑り摩擦係数
ではなく、ころがり摩擦係数のみの制約下でころがり運
動で調心を行わしめるようにしたものであり、したがっ
て、軸受装置がダイヤフラムスプリングと関連して回転
開始後直ちに調心作動に入ることができると同時に、回
転速度を増しながらダイヤフラムスプリングが形成する
外側の理想円錐面へ外向の渦巻曲線の軌道を描いて到達
するようにして調心を円滑かつ短時間で確実にできるよ
うにしたものであり、この種調心をダイヤフラムスプリ
ング及び軸受装置の形状如何にかかわらず、無理な負荷
を生じることなく回動的に円滑かつ正確に行うことがで
きるようにしたものである。
発明の構成 本発明は、メーンドライブシャフト上に固定したリテー
ナ上を軸方向に自在に摺動すると共に、直径方向に延在
するフランジを備えるスリーブと、 該フランジに一端を固定したカバーケースと、 該カバーケース内に収容した転がり軸受と、 上記カバーケースの他端に固定され、上記転がり軸受の
回転側輪と当接して、転がり軸受を上記フランジ側に押
圧すると共に、潤滑剤を充填したカバーケース内を密封
する弾性押圧部材とを有する軸受装置を備え、 上記弾性押圧部材の押圧により、上記転がり軸受の固定
側輪の外面を上記フランジの内側壁からなる第1の摺接
面に対して直径方向に摺動可に押圧接触させると共に、
上記転がり軸受の回転側輪の外面を弾性押圧部材からな
る第2の摺接面に対して直径方向に摺動可に押圧接触さ
せて、転がり軸受を上記弾性押圧部材の押圧による第1
及び第2の摺接面との常時接触で軸方向に位置規制しつ
つ、直径方向には上記第1及び第2の摺接面上を摺動で
きる距離の範囲内で変位可に保持し、 かつ、上記フランジの外側にレリーズフォークを配置す
る一方、上記弾性押圧部材側にダイヤフラムスプリング
を配置し、レリーズ作動時には軸受装置を介して、上記
レリーズフォークとダイヤフラムスプリングを関連させ
るようにしたことを特徴としたクラッチのレリーズ機構
を提供するものである。
実施例 以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例として、ダイヤフラムスプ
リングを用いたストラップドライブ式カバー型の車輌に
用いられるクラッチのレリーズ機構を示し、図中、1は
トランスミッション2のメーンドライブシャフト、3は
メーンドライブシャフト1上をスプラインで摺動できる
ように取付けられたクラッチディスク、4はクラッチデ
ィスク3に対面してクランクシャフト5に取付けたフラ
イホイール、6はフライホイール4にダイヤフラムクラ
ッチカバー7を介して取付けたダイヤフラムスプリン
グ、8はクラッチディスク3に対面してフライホイール
4およびクラッチカバー7と一体に回転し、軸方向に移
動のできるプレッシャープレート、9はメーンドライブ
シャフト1上に固定して設けたリテーナ、10はレリーズ
シリンダ11で作動されるレリーズフォーク、12はダイヤ
フラムスプリング6とレリーズフォーク10の間で、リテ
ーナ9上を軸方向に摺動自在に設けた軸受装置である。
軸受装置12は、第2図に示す如く、転動体13及び保持器
14並びに回転側輪15と固定側輪16の軌道輪よりなる転が
り軸受と、スリーブ17及びフランジ18並びにカバーケー
ス19よりなるハウジングと、回転側輪15に固定したプレ
ート20と、カバーケース19に設けたゴム部材21と、プレ
ート20に設けたシール部材22と、ハウジング内に充填し
た潤滑剤23とよりなり、上記固定側輪16とカバーケース
19の間に第1摺接部24を形設する一方、上記回転側輪15
とゴム部材21との間に第2摺接部25を形設する。
第2図の軸受装置12は、アンギュラ玉軸受を示し、回転
側輪15と玉13と固定側輪16が大略軸線と平行に配置さ
れ、かつ固定側輪16の外側にカバーケース19とフランジ
18が配置されると共に、回転側輪15の外側に固定したプ
レート20の内径側にスリーブ17が配置され、さらにフラ
ンジ18とスリーブ17に一体的に取付けたカバーケース19
は断面大略逆U字状をなして、その中央水平部が固定側
輪16と回転側輪15の間を外側から被覆する一方、外側垂
直部と固定側輪16の外側に第1摺接部24を形設すると共
に、内側垂直部の下端に固定したゴム部材21と回転側輪
15の外側に第2摺接部25を形設する。第1摺接部24と第
2摺接部25は、固定側輪16と回転側輪15が、夫々カバー
ケース19の外側垂直部に設けた摺接面とゴム部材21の先
端に設けた摺接面と接触して直径方向に自在に摺動し、
固定側輪16の外径面がカバーケース19の中央水平部に当
接するか、回転側輪15のプレート20の内径面がスリーブ
17に当接するまでの範囲内の任意の位置に留ることが出
来る。ゴム部材21は回転側輪15の外側端面に押圧接触し
て、カバーケース19と回転側輪との間を密封してカバー
ケース19内に充填した潤滑剤23の漏洩を防止する一方、
ゴム部材21の保有する弾性力で転がり軸受を軸線方向に
押圧してフランジ18側へ押し付け、上記第1摺接部24と
第2摺接部25における夫々一対の摺接部材を一定した力
以上の押圧力で常時圧接させるようにする。したがっ
て、ゴム部材21の押圧力によって、第1摺接部24は固定
側輪16の外側端面の全面がカバーケース19の外側垂直部
の摺接面と当接すると共に、第2摺接部25はゴム部材21
の先端の内側端部の全摺接が回転側輪15の外側端面に当
接されて、転がり軸受が両側の軌道輪における第1摺接
部24と第2摺接部25の常時接触で軸線方向に位置規制さ
れながら、直径方向には上記両側における摺接面上を摺
動できる距離、例えば調心に必要な1〜2mm以上の範囲
内で自在に変位できるように保持されるようになる。ま
た、転がり軸受は、ハウジングとプレート20およびゴム
部材21とシール部材22で囲繞されて、それらの中に充填
した潤滑剤23で常時潤滑される。ハウジングはスリーブ
17にフランジ18とカバーケース19が一体的に取付けてあ
り、カバーケース19は断面L字形部材を一体的に突き合
せて断面大略逆U字形状のものに形成している。プレー
ト20は回転側輪15の外側に固定され、一端にカバーケー
ス19のゴム部材21の外側端部が当接する一方、他端に設
けたシール部材22がカバーケース19の外側垂直部の摺接
面に当接して夫々シール作用している。
上記の如き構成よりなる軸受装置12は、スリーブ17がリ
テーナ9上に軸方向へ摺動自在に設けられると共に、フ
ランジ18の外側面にレリーズフォーク10が当接する一
方、プレート20の外側面にダイヤフラムスプリング6が
当接する。ダイヤフラムスプリング6は、第3図aに示
す如く、軸線方向と直交する直径方向の垂直線に対し一
定角度傾斜して、プレート20の外側より内側へ入り込
み、プレート20の外周面と接触点Aにおいて一定の圧力
で当接している。通常ダイヤフラムスプリング6は多角
歪円錐形に形成されているが、クラッチディスク3と一
体的に回転される高速回転領域では、第3図bに示す如
く、回転中心から最遠位置にあるフィンガーを基準とし
た理想円錐面が仮想される。今、第3図aに示す如く、
軸受装置12の転がり軸受が直径方向の垂直線に対して一
定角度Δαだけ傾むいて偏心している場合を考えてみる
と、軸受装置12の軸芯OBがダイヤフラムスプリング6の
理想円錐面の軸芯ODに対して一定距離εだけ偏心してい
ると共に、回転側輪15のプレート20の外周面が接触点A
でダイヤフラムスプリング6と当接する一方、固定側輪
16の外周面がカバーケース19の外側垂直部と接触点Bに
おいて当接しており、軸受装置12にはダイヤフラムスプ
リング6の当接で軸受装置12を上方へ持ち上げる力f
Cα(いいかえると、接触予圧の全ラジアル方向分力)
と、軸受装置12自体の重量と遠心力成分の力 が作用している。レリーズフォーク10を作動して、軸受
装置12をダイヤフラムスプリング6へ押し付けて、持ち
上げ力fCαが引き下げ力 (但し、Aは振動等の力)より大きくなると、第3図c
に示す如く、接触点Aが、初期の接触円(dDA=dB−2
ε)から外向きの渦巻曲線に沿ってころがり運動で変位
して調心されるようになる。この調心位置での接触円は
dB=dDになる。軸受装置12は、転がり軸受がその回転側
輪15と固定側輪16で夫々摺接部24,25を備えており、偏
心状態では第3図(a,b,c)に示す如く、ダイヤフラム
との当接部(接触点A)及び固定側輪16の摺接部(接触
点B)が点となり、ころがり摩擦係数のみで制約されて
転動し易いために、ダイヤフラムスプリング6への押付
荷重に余り影響されずに、その両接触点A,B共にレリー
ズフォークの接触予圧pとダイヤフラムスプリングの接
触角αの影響で求心力fCαが付与され、初期位置から
直ちに外向きの渦巻曲線を形成しながら理想円錐面に沿
って回転速度を増しながら移動して行く。
なお、回転初期には、軸受重量W及び遠心力成分 が転がり軸受の動きを乱すが、この乱れは接触予圧Pが
付与されているために瞬時になくなり ころがり運動として理想的な渦巻曲線となる。接触点A
が理想円錐面に到達して調心が完了すると、回転側輪15
はダイヤフラムスプリング6回転中は理想円錐面に沿っ
て回転し、両者の摺接面は面接触となって滑り摩擦で制
約されるようになる一方、固定側輪16の端面も滑り摩擦
で制約されることになるが、このことは軸受の調心完了
以降は調心保持力が増加することを意味し、実用上好都
合である。ダイヤフラムスプリング6の回転が停止する
と、転がり軸受の回転側輪15との摺接面は、先と反対に
理想円錐面から最初の多較歪円錐形に移ることになる
が、この場合に両者の間に十分な接触予圧pが付与され
ておれば、理想円錐面との接触が保持されることにな
る。なお、理想円錐面は、クラッチディスク3の摩耗
や、ダイヤフラムスプリング6及び転がり軸受、レリー
ズフォークの接触部等の摩耗,塑性変形等によって常時
変化していくが、本発明における軸受の調心動作に際す
る抵抗は極めて小さく、これらの微細変化にも追随して
その時々の理想円錐面に到達するように調心される。
今、第1図に示す如きクラッチのレリーズ機構で、例え
ば、ダイヤフラムスプリング6の回転数を3000rpm,初期
傾き角を6゜,ピーク荷重を150Kgf,接触予圧7Kgfとし
て転がり軸受の回転側輪15のダイヤフラムスプリング6
に対する偏心量をみると、初期位置(偏心量最大点)か
ら理想円錐面(偏心量零点)へ向けて測定されると共
に、一回調心が完了すると、第5図に示す如く、そのス
トローク回数を増しても、常時そのままの調心が保持さ
れて偏心量の大きな変化がみられないようになる。
したがって、上記の如き調心作用を行うクラッチのレリ
ーズ機構は、クラッチON状態での回転時におけるダイヤ
フラムスプリング6が形成する理想円錐面を目安として
調心動作が回転を与えるだけで即時に開始され、ころが
り運動で短時間に理想円錐面に達して自動的に調心が完
了するもので、このような調心に要する仕事量がころが
り摩擦係数で極度に小さいために、調心動作が回転のみ
で極めて円滑かつ確実に自動化されて、偏心異音や滑り
摩耗の発生が少く、また、摩耗等で理想円錐面が変化し
ても常時この変化に追随して自動的に調心が行われるた
めに、新品時のみならず、相当使用された後でも優れた
調心性を発揮することができる一方、調心後は固定側輪
の滑り摩擦係数によって制約されるので、調心された状
態を十分な接触予圧で保持するものである。
変形例 本発明にかかるクラッチのレリーズ機構は、第1図に示
す実施例の他に種々の変形例が考えられる。例えば、第
2図の軸受装置は、第6図の如くシール部材22を省いて
もよく、第7図に示す如く固定側輪と回転側輪を薄板で
形成し、プレート20を省いてもよく、第8図の如くプレ
ート20を鋳造品で形成してもよく、さらに第10図の如く
第1摺接部24を回転側輪16とフランジ18の間で形成して
もよく、この場合は、ゴム部材21を有するカバーケース
19をフランジ18にカシメ固定しており、第10図の如く深
みぞ玉軸受を用いてもよく、第11図の如く回転側輪とプ
レートを一体に形成してもよく、第12図に示す如く固定
側輪と回転側輪の対向する間隙を小寸法にしてもよく、
第13図の如くL字形のプレートを用いてもよく、第14図
の如くスラスト玉軸受を用いてもよく、第15図の如く回
転側輪とカバーケースの間に合成樹脂等の弾性塑性体27
を介在させてもよい。また、第1摺接部及び第2摺接部
の形状は、平面同志の組合せで形成されるが、第16図,
第17図に示す如く一面を他面に対して傾斜させても、第
18図に示す如く一面側に他面へ向けて突起又はR形状に
形成してもよい。さらに、ダイヤフラムスプリング6と
プレート20の接触は、第19図乃至第23図に示す如く、回
転中心と直角な平面に対して傾きを持つ構造であれば、
傾斜角度αを逆向きにしても、またR形状,逆R形状に
形成してもよい。また、接触予圧を付与するには、レリ
ーズフォークまたはフランジあるいはレリーズシリンダ
ー内にコイルスプリングを設けてダイヤフラムスプリン
グ6とプレート20の接触圧を補成するようにしてもよ
い。
上記実施例に詳述した如く、本発明にかかるクラッチの
レリーズ機構は、簡単な構造で、自動調心の目的を達成
して、しかも調心保持が良く、小型軽量で、摩耗耐久性
の大なる効果を得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるクラッチのレリーズ機構の一実
施例として概略の構造を示す断面図、第2図は第1図の
軸受装置の拡大図、第3図a,b,cは第1図の機溝の調心
作用を示す説明図、第4図は第1図の機構の調心の軌跡
を示す偏心量測定図、第5図は第1図の機構の偏心量と
ストローク回数の関係図、第6図乃至第23図は夫々第1
図の実施例における一部の変形例を示す説明図、第24図
は従来の軸受装置の断面図である。 6……ダイヤフラムスプリング、10……レリーズフォー
ク、12……軸受装置、15……回転側輪、16……固定側
輪、19……カバーケース、21……ゴム部材、24……第1
摺接部、25……第2摺接部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メーンドライブシャフト上に固定したリテ
    ーナ上を軸方向に自在に摺動すると共に、直径方向に延
    在するフランジを備えるスリーブと、 該フランジに一端を固定したカバーケースと、 該カバーケース内に収容した転がり軸受と、 上記カバーケースの他端に固定され、上記転がり軸受の
    回転側輪と当接して、転がり軸受を上記フランジ側に押
    圧すると共に、潤滑剤を充填したカバーケース内を密封
    する弾性押圧部材とを有する軸受装置を備え、 上記弾性押圧部材の押圧により、上記転がり軸受の固定
    側輪の外面を上記フランジの内側壁からなる第1の摺接
    面に対して直径方向に摺動可に押圧接触させると共に、
    上記転がり軸受の回転側輪の外面を弾性押圧部材からな
    る第2の摺接面に対して直径方向に摺動可に押圧接触さ
    せて、転がり軸受を上記弾性押圧部材の押圧による上記
    第1及び第2の摺接面との常時接触で軸方向に位置規制
    しつつ、直径方向には上記第1及び第2の摺接面上を摺
    動できる距離の範囲内で変位可に保持し、かつ、上記フ
    ランジの外側にレリーズフォークを配置する一方、上記
    弾性押圧部材側にダイヤフラムスプリングを配置し、レ
    リーズ作動時には軸受装置を介して、上記レリーズフォ
    ークとダイヤフラムスプリングを関連させるようにした
    ことを特徴としたクラッチのレリーズ機構。
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