JPH0756089Y2 - 曲げ戻し用縦ローラの支持構造 - Google Patents

曲げ戻し用縦ローラの支持構造

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JPH0756089Y2
JPH0756089Y2 JP11376990U JP11376990U JPH0756089Y2 JP H0756089 Y2 JPH0756089 Y2 JP H0756089Y2 JP 11376990 U JP11376990 U JP 11376990U JP 11376990 U JP11376990 U JP 11376990U JP H0756089 Y2 JPH0756089 Y2 JP H0756089Y2
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bending
vertical
roller
bearing
bending back
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JP11376990U
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忠之 佐藤
顕 田辺
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日鐵建材工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、溝形鋼やリップ付き溝形鋼等の溝形断面部
を持つ形鋼の成形において、先に深曲げされた溝形断面
の左右のフランジ部の内面に接触してこのフランジ部の
曲げ戻しを行う曲げ戻し用縦ローラを回転自在に支持す
る曲げ戻し用縦ローラの支持構造に関する。
[従来の技術] 従来より、溝形鋼やリップ付溝形鋼の冷間ロール成形に
おいて、切断口変形(成形材を切断した時に残留応力の
ために切断口のフランジ部が広がったり狭まったりする
変形)を防止するために、最終断面形状あるいはこれに
近い断面形状に成形された段階で、フランジ部を深曲げ
・曲げ戻しすることが有効であることが知られている。
この深曲げ・曲げ戻し成形における曲げ戻しに用いる従
来の曲げ戻し用縦ローラは、例えば第5図、第6図に示
すように(本出願人が先に出願した特願平1-238303号参
照)、曲げ・曲げ戻し装置のトッププレート1に垂直に
固定した支持軸2で開閉可能に連結された1対のリンク
3の先端に上向きにローラ軸4を固定し、このローラ軸
4に曲げ戻し用縦ローラ5を軸受け6を介して回転自在
に取り付けていた。なお、符号7は、詳細は省略する
が、リンク3にあけた長穴に嵌合する偏心軸で、この偏
心軸7を回して左右の曲げ戻し用縦ローラ5の間隔を調
整する。
[考案が解決しようとする課題] 上記の曲げ戻し用縦ローラ支持構造によれば、例えば2.
3×75×45×15(板厚×ウエブ幅×フランジ高さ×リッ
プ幅:単位mm)等の小サイズのリップ付き溝形鋼に対し
ても溝形断面の内側に十分な剛性をもって1対の曲げ戻
し用縦ローラを回転自在に配置することが可能である。
しかし、例えば2.3×60×30×10等のようにさらに小サ
イズのものに適用する場合には、左右の曲げ戻し用縦ロ
ーラ5の間隔をさらに狭くしなければならないが、軸受
け6が溝形断面の内部にあるため、この軸受け6はさら
に小さなものを用いなければならず、そうすると、軸受
け6の荷重容量(耐荷重強度)が不足してくる。このた
め、上記従来の支持構造を前記2.3×60×30×10等の小
サイズに適用することは困難であった。
また、リップ部のコーナー部はそれまでの折り曲げ成形
で表面のミルスケールが剥離しやすい状態となっている
ため、曲げ戻し用縦ローラ5による曲げ戻しの際にミル
スケールが容易に剥離する。ところが、上記の支持構造
では軸受け6が溝形断面の内部にあるため、剥離したミ
ルスケールが軸受け6に侵入して軸受け6が破損し易く
なるという問題もある。
本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたもの
で、左右のローラ間隔十分小さく取ることができると同
時に荷重容量の十分大きな軸受けを使用することがで
き、十分小さなサイズの溝形断面に対しても曲げ・曲げ
戻し成形を行うことを可能とする曲げ戻し用縦ローラの
支持構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本考案は、先に深曲げされた溝形断
面の左右のフランジ部の内面に接触してこのフランジ部
の曲げ戻しを行う曲げ戻し用縦ローラを回転自在に支持
する曲げ戻し用縦ローラの支持構造であって、 前記曲げ戻し用縦ローラの垂直な軸をこの曲げ戻し用縦
ローラの上側に一体に設け、 成形材幅方向に左右対称に移動調整可能に設けた左右一
対の可動ブロックのそれぞれに、段違いで互いに相手側
に突出して千鳥状をなす複数の軸受け取付部を一体に設
け、 前記軸受け取付部に装着した軸受けで前記曲げ戻し用縦
ローラの軸を回転自在に支持したことを特徴とする。
[作用] 上記構成において、軸受けを装着する左右の軸受け取付
部が段違いで互いに相手側に突出する千鳥状の配置なの
で、左右の軸受けどうしは互いに干渉せず相手側の上下
の軸受け間に入り込むことができ、したがって左右の軸
を互いに十分接近させることができ、左右の曲げ戻し用
縦ローラの間隔を十分小さくすることができる。
そして、左右の軸受けが互いに干渉しないので、曲げ戻
し用縦ローラの間隔を小さくしてもある程度大きな軸受
けを使用することができ、荷重容量の大きな軸受けを使
用することが可能である。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図を参照して説
明する。
第1図は本考案一実施例の曲げ戻し用縦ローラ支持構造
の断面図、第2図は第1図の曲げ戻し用縦ローラを用い
た曲げ・曲げ戻し装置11の平面図、第3図は第2図にお
けるA−A線断面図である。
前記曲げ・曲げ戻し装置11は例えば第4図に示す成形プ
ロセスの中で用いられる。図示例のリップ付き溝形鋼の
成形の場合、第4図(イ),(ロ),(ハ),(ニ)の
成形プロセスを経て同図(ホ)のごとく一旦最終断面形
状に成形された成形材10は、フランジ部10aを同図
(ヘ)のごとく前記曲げ・曲げ戻し装置11の深曲げ用縦
ローラ12で例えば角度αだけ深曲げされ、次いで同図
(ト)のごとく、フランジ部のリップ部側コーナー部近
傍に上端外周部が当たる下向き截頭円錐状の曲げ戻し用
縦ローラ13で例えば角度βだけ曲げ戻しされ、次いで板
材の弾性復元力で同図(チ)のごとく最終断面形状とな
って下流に送り出され、切断機で切断される。前記第4
図(ヘ),(ト)の曲げ・曲げ戻し成形により成形材の
残留応力が低減され、切断した時にフランジ部10aが開
いたりあるいは閉じたりする切断口変形が防止される。
前記曲げ・曲げ戻し装置11の詳細について説明すると、
符号15は曲げ・曲げ戻し装置11の機枠で、最終断面形状
の孔型の成形ロール14側から順に前述の深曲げ用縦ロー
ラ12、曲げ戻し用縦ローラ13が設けられ、深曲げ用縦ロ
ーラ12の位置に成形材10の下面を受ける入側サポートロ
ーラ16が設けられ、機枠15の下流側端部に成形材10の下
面を受ける出側サポートローラ17が設けられ、前記曲げ
戻し用縦ローラ13と出側サポートローラ17との間に成形
材10を下方に押し下げる押し込みローラ18が設けられて
いる。
前記深曲げ用縦ローラ12は、垂直な軸19に軸受け20を介
して回転自在に取り付けられ、この軸19は、右ねじ部21
aと左ねじ部21bとを持つ幅調整スウリュウ21の各ねじ部
21a,21bにそれぞれ螺合して成形材幅方向(第2図で上
下方向)に対称的に移動調整可能に設けられた左右の可
動ブロック22にそれぞれ固定されている。符号23は前記
可動ブロク22を成形材幅方向に案内するガイドである。
本考案一実施例の前記曲げ戻し用縦ローラ13は、第1図
に示すように、長さの異なる2つの垂直な軸25の各下端
部に一体に設けられ、各軸25は右ねじ部27aと左ねじ部2
7bとを持つ幅調整スウリュウ27の各ねじ部27a,27bに螺
合して成形材幅方向(第1図では左右方向)に対称的に
移動調整可能に設けられた左右の可動ブロック28にそれ
ぞれ回転可能に支持されている。すなわち、ガイド29で
成形材幅方向に案内される前記の各可動ブロック28に
は、それぞれ段違いで互いに相手側に突出して千鳥状を
なす2つの軸受け部30が一体に設けられ、この軸受け取
り付け部30にそれぞれ装着した軸受け32で回転自在に支
持されている。なお、各軸25は上下の軸受け32の内輪を
軸25に形成したつば部25aと上部に配置したワッシャ34
とで挟み、軸25の上端部のねじ部に螺合させたナット35
で締め付けることで、上下の軸受け32に回転自在に取り
付けている。
第1図は左右の曲げ戻し用縦ローラ13を互いに接触する
まで接近させた最も軸間距離の短い状態であり、左右の
各可動ブロック28の軸受け取り付け部30は、相互に相手
側の上下の軸受け32の間に入り込み、千鳥状の配置とな
っている。したがって、左右の軸25を互いに十分接近さ
せて左右の曲げ戻し用縦ローラ13の間隔を十分小さくす
ることができると同時に、荷重容量の大きな軸受けを使
用することが可能である。この支持構造により、軸受け
の必要な荷重容量を満たしつつ例えばリップ溝形鋼2.3
×60×30×10等の十分小さなサイズまで曲げ・曲げ戻し
成形が可能となった。
なお、実施例では1本の軸を上下2個の軸受けで支持し
ているが、3個以上の軸受けで支持してもよい。
また、曲げ戻し用縦ローラは、同一部材から軸と一体に
形成したものでもよいし、また、軸に別部材のローラを
固定した構造でもよい。
また、実施例はリップ付き溝形鋼の曲げ・曲げ戻し成形
に適用したものであるが、リップのない単なる溝形鋼を
始め、少なくとも溝形断面部分を持つ形鋼の成形におけ
る曲げ・曲げ戻し成形にも適用可能である。
[考案の効果] 本考案は上記の通り構成されているので、次のような効
果を奏する。
曲げ戻し用縦ローラを支持する軸受けが成形材の内側で
なく上方にあり、かつ軸受けを装着する左右の軸受け取
付部が段違いで互いに相手側に突出する千鳥状の配置な
ので、荷重容量の大きな軸受けを用いても、左右の曲げ
戻し用縦ローラを互いに十分接近させた状態で支持する
ことができ、したがって、十分小サイズの溝形断面に対
しても切断口変形のための曲げ・曲げ戻し成形を行うこ
とが可能となった。
また、軸受けが上方にあるので、成形材表面から剥離し
たミスルケールが侵入するおそれもなく、軸受けの損傷
防止が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す曲げ戻し用縦ローラ支
持構造の断面図、第2図は第1図の曲げ戻し用縦ローラ
を用いた曲げ・曲げ戻し装置の平面図、第3図は第2図
におけるA−A線断面図、第4図は上記曲げ・曲げ戻し
装置を適用したリップ型溝形鋼の成形における成形プロ
セス図、第5図は従来の曲げ戻し用縦ローラの支持構造
を示す断面図、第6図は同平面図である。 10……成形材、10a……フランジ部、11……曲げ・曲げ
戻し装置、12……深曲げ用縦ローラ、13……曲げ戻し用
縦ローラ、25……軸、27……幅調整スクリュウ、28……
可動ブロック、30……軸受け取り付け部、32……軸受
け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先に深曲げされた溝形断面の左右のフラン
    ジ部の内面に接触してこのフランジ部の曲げ戻しを行う
    曲げ戻し用縦ローラを回転自在に支持する曲げ戻し用縦
    ローラの支持構造であって、 前記曲げ戻し用縦ローラの垂直な軸をこの曲げ戻し用縦
    ローラの上側に一体に設け、 成形材幅方向に左右対称に移動調整可能に設けた左右1
    対の可動ブロックのそれぞれに、段違いで互いに相手側
    に突出して千鳥状をなす複数の軸受け取付部を一体に設
    け、 前記軸受け取付部に装着した軸受けで前記曲げ戻し用縦
    ローラの軸を回転自在に支持したことを特徴とする曲げ
    戻し用縦ローラの支持構造。
JP11376990U 1990-10-30 1990-10-30 曲げ戻し用縦ローラの支持構造 Expired - Lifetime JPH0756089Y2 (ja)

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