JPH0756009A - 振幅および位相の光学的フィルタリング処理をする2値的な回折性の光学的な要素 - Google Patents

振幅および位相の光学的フィルタリング処理をする2値的な回折性の光学的な要素

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JPH0756009A
JPH0756009A JP15131094A JP15131094A JPH0756009A JP H0756009 A JPH0756009 A JP H0756009A JP 15131094 A JP15131094 A JP 15131094A JP 15131094 A JP15131094 A JP 15131094A JP H0756009 A JPH0756009 A JP H0756009A
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    • G02OPTICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振幅及び位相光学フィルタとして機能する2
値的回折性光学的要素を提供する。 【構成】 光学的なサブストレート102およびその上
の2値的な表面リリーフの位相格子構成104であっ
て、2値的な表面リリーフの位相格子構成104は複数
の格子を有しており、複数の格子の各々は基準レベル1
08および位相レベル110を有しており、位相レベル
110は基準レベル108から特定された深さだけ垂直
にオフセットされており、格子の周期に対する位相レベ
ル幅のレシオにより、2値的な表面リリーフの位相格子
構成の一つの格子によって回折される入射ビームの量、
および、2値的な回折性の光学的な要素によって伝送さ
れるゼロ・オーダーで非回折性の光ビームの振幅および
位相の量が決定される前記光学的要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2値的な回折性の光学
的な要素(binary diffractive optical element)による
振幅および位相の光学的フィルタリング処理に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】理論的に、ある所与の周期を有する回折
格子からなる軸上の回折性の位相要素は、100%の回
折効率を達成することができる。しかしながら、この効
率を達成するためには、いずれの所与の周期内でも連続
的な位相のプロフィールが必要である。この表面プロフ
ィールの理論的な回折効率も、波長における変化には比
較的敏感なものである。これと対照的に、屈折性の要素
は波長には比較的鈍感なものである。回折についての高
品質、高効率、連続的な位相のプロフィールのための技
術は、現状では存在しない。
【0003】比較的高い回折効率および製造の容易性が
もたらされる妥協のものは、マルチレベルの位相格子で
ある。個別の位相レベルの数が大きければ大きい程に、
連続的な位相ファンクションの近似はそれだけ良好にな
る。これらのマルチレベルの位相プロフィールは、標準
的な半導体集積回路の製造技術を用いて製造することが
できる。
【0004】製造プロセスは回折性の位相プロフィール
の数学的な位相の記述をもって開始され、製造されたマ
ルチレベルの回折表面がもたらされる。その第1のステ
ップは、数学的な位相の表現をとり、位相プロフィール
の情報を含むマスクのセットをそれから発生させること
である。その第2のステップは、マスクからの位相プロ
フィールの情報を、レンズの設計によって特定された要
素の表面に伝送することである。
【0005】マルチレベルの要素を製造する際に含まれ
る第1のステップは、マルチレベルの態様で近似される
べき理想的な回折性の位相プロフィールを数学的に記述
することである。製造プロセスにおける次のステップ
は、集積回路産業において用いられる標準的なパターン
発生器によって生成されるリトグラフ・マスクのセット
を生成させることである。
【0006】Ge,ZnSe,SiおよびSiO2 のよ
うな所望の材料によるサブストレートは、薄層のフォト
レジストによって被覆される。第1のリトグラフ・マス
クは、これに次いで、サブストレートに緊密に接触して
配置され、紫外線の露光ランプによって上部から照射さ
れる。代替的に、光学的なまたは電子ビームのいずれか
のパターン発生器で、薄層のフォトレジストを露光する
ことができる。フォトレジストは現像され、露光したレ
ジストは洗い去られ、そして、残留しているフォトレジ
スト内に2値の格子パターンが残される。このフォトレ
ジストはエッチング停止部として動作する。
【0007】多くの光学的な材料をエッチングするため
の最も信頼度があり、正確なやり方は、反応性のイオン
・エッチングを用いることである。反応性のイオン・エ
ッチングのプロセスによれば、著しく反復できるレート
において、その方向により性質が異なるように材料がエ
ッチングされる。所望のエッチングの深さは極めて正確
に得ることができる。該プロセスの方向により異なる性
質のために垂直のエッチングが確実にされ、真の2値の
表面リリーフ・プロフィールがもたらされる。サブスト
レートの所望の深さまで、反応性のイオン・エッチング
が一旦なされると、残りのフォトレジストがはぎ去られ
て、2値の表面リリーフ・プロフィールが残される。
【0008】このプロセスで生成されるものは、サブス
トレートにおける2レベルすなわち2値の表面リリーフ
の位相格子構成である。
【0009】図1に示されているように、理想的な連続
の位相格子10は、光学的なサブストレート14におい
て角度付きの構成12を有している。該角度付きの構成
は、最深のポイント16および基準のポイント18を有
している。角度付きの構成12は、基準のポイント18
から最深のポイント16まで垂直に計測されたλ/(n
−1)なる最大の深さを有しており、ここにλは理想的
な連続の位相格子10上に入射する光ビームの波長であ
り、nは光学的なサブストレート14の反射率である。
【0010】これと対照的に、位相格子10の2値的な
近似20は、基準レベル22および位相レベル24の2
個のレベルを有している。レベル22およびレベル24
の双方とも角度付きではなく、フラットである。位相レ
ベルは基準レベルからλ/2(n−1)なる深さだけ垂
直にオフセットされており、ここにλは位相格子の2値
的な近似20上に入射する光ビームの波長であり、nは
光学的なサブストレートの反射率である。理想的な連続
の位相格子の2値的な近似または2値的な表面のリリー
フの位相格子構成は、実際には光学的な目的のための理
想的な連続の位相格子に近似することになる。
【0011】分かるとおり、サブストレート上のフォト
レジストは、電子ビーム式のパターン発生器によって露
光することができる。電子ビームによる直接書き込みの
プロセスによって、マスクとそれらに対応する整列およ
び露光上の問題が取り除かれる。2値的な光学手段も、
エポキシ・キャスティング,ゾルゲル・キャスティン
グ,エンボス処理,注入モールド処理およびホログラフ
ィ再生を用いることによって再生された。
【0012】2値的な光学要素は、従来の光学手段を越
えて多くの利点を有している。それらはコンピュータに
基づいて生成されることから、これらの要素は従来のレ
ンズまたはミラーよりも一般化した波面形成を実行する
ことができる。要素は数学的に規定されることだけが必
要であり、基準の表面を必要とすることはない。従っ
て、広範に非対称の2値的な光学手段によれば複雑な光
学システムにおける異常を訂正することが可能であり、
また、要素は特別なレーザ・システムのために波長に敏
感にすることができる。
【0013】2値的な回折性の光学要素は一般的にはよ
り薄く、より軽いものであり、屈折性の光学要素より
も、多くのタイプの異常および歪みを訂正することがで
きる。
【0014】光学的なフィルターというデバイスは、該
デバイスを通過する光の振幅または位相を変えるもので
ある。フィルターは、ニュートラル・デンシティ・フィ
ルターのように波長に対して非選択性のものか、また
は、バンド・パス・フィルターのように波長に対して選
択性のものである。フィルターは、光の不所望の部分を
吸収または反射のいずれかをして、選択的な伝送を可能
にするものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ここで望ましいこと
は、光の不所望の部分がフィルターにより回折されて、
1次または高次の回折オーダーにされることである。
【0016】またここで望ましいことは、光の強度の振
幅および光の位相の双方がフィルターにより変更可能に
されて、特定の振幅および位相を有するフィルター処理
されたビームを生成することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】2値的な回折性の光学的
要素によれば、特定化した比率および特定化した位相の
入射光ビームを伝送するだけのことにより、ゼロ・オー
ダーで非回折のビームにし、残りは1次または高次の回
折オーダーになるように、入射する光ビームの振幅強度
および位相がフィルター処理される。2値的な回折性の
光学的要素は、光学的なサブストレート内に2値的な表
面のリリーフ位相の格子構成を有している。2値的な表
面のリリーフ位相の格子構成は複数の格子を有してお
り、各格子は基準レベルおよび位相レベルを備えてい
る。
【0018】位相レベルは基準レベルからλ/2(n−
1)なる深さだけ垂直にオフセットされており、ここに
λは空気中の入射光ビームの波長であり、nは光学的な
サブストレートの屈折率である。
【0019】2値的な表面のリリーフ位相の格子構成の
格子の各々の位相レベルは、回折の量を調節するために
格子の総体的な周期に関して調節することが可能であ
り、このために、格子構成を通して伝送され、これによ
って回折された入射ビームの強度の振幅および位相の制
御がなされる。ゼロから1までの範囲の所与の光学的な
伝送比率Tに対しては、格子周期に対する位相レベルの
相対的な幅dは((Tの平方根)+1)/2に等しい。
【0020】ゼロ・オーダー,非回折で伝送された光ビ
ームの位相は0からΠないし0のサイクルであり、これ
に対して、強度の光学的な伝送性は100%から0%な
いし100%のサイクルである。
【0021】
【実施例】ここで図2を参照すると、光学的なフィルタ
ー処理のための2値的な回折性の光学的な要素100が
例示されている。2値的な回折性の光学的な要素100
はSiO2 の光学的なサブストレートからなり、その上
にあるものは2値的な表面リリーフの位相格子構成10
4である。2値的な表面リリーフの位相格子構成104
の個別に刻まれた(blazed)格子106は周期pを有して
いる。1次または基準表面108および2次または位相
レベル表面110の幅は周期pに等しい。1次または2
次の表面は、位相格子構成における2値的な表面リリー
フ・パターンの異なる位相レベルを表している。
【0022】周期pに対する位相レベル表面110の幅
Wのレシオは0.0から1.0まで変動できるものであ
り、これは個別の格子の相対的な周期pは0ないし10
0%である位相レベル表面に等しいものである。2値的
な表面リリーフの位相格子構成104は、この例におい
ては、基準表面108の第1の表面および位相レベルま
たはエッチングされたレベル110の第2の表面からな
るものである。位相レベルのエッチングされた深さはλ
/2(n−1)であって、ここにλは2値的な回折性の
光学的な要素を通して伝送される空気中の光ビームの波
長であり、nは光学的なサブストレート102の屈折率
である。
【0023】この単一エッチングの2値的な回折性の光
学的な要素は、強度または振幅および位相の双方におい
て、ゼロ・オーダーの回折性で光学的なビームを再プロ
フィールするために用いられる。円滑な光学的表面によ
れば、回折に基づく分散ロスをともなうことなく、10
0%の入射レーザ・ビームが投射される。しかしなが
ら、2値的な位相リリーフの格子構成のような格子が当
該円滑な表面において形成されたとすると、光ビームの
幾らかは回折され、これにより、ゼロ・オーダーにおい
て残留する光が減衰することになる。
【0024】エッチングの深さがλ/2(n−1)であ
り、位相レベルの幅が格子周期の半分であるときには、
光ビームの全てが1次または高次のオーダーに回折さ
れ、ゼロ・オーダーに残るものはない。位相レベルの幅
に対する周期のレシオが0から0.5まで変動すると、
光学的な伝送性は100%から0%まで変動し、また、
同位相に留まる。このレシオが0.5から1.0に変動
すると、その光学的な伝送性は0%から100%まで変
動するが、位相は波長の半分だけシフトされる(即ち、
Πの位相シフト)。かくして、光ビームの減衰は、2値
的な回折性の光学的要素100を通して伝送され、2値
的な表面リリーフの位相格子構成104により回折され
て、0%と100%との間にあることが可能にされ、ま
た、その位相は0°または180°のいずれかであるこ
とが可能にされる。
【0025】図3の例において示されているように、2
値的な回折性の光学的要素100を通して伝送されたガ
ウス・ビームは、振幅強度および位相の双方において変
調される。ゼロの位相レベルの幅により、2値的な位相
リリーフの格子構成の基準レベル108の第1の表面は
フラットであり、入射ビーム(図示されない)に垂直で
ある。2値的な回折性の光学的要素による、ゼロ・オー
ダーで0位相の非回折性のビームの光学的な伝送率(tra
nsmittance) は100%である。2値的な回折性の光学
的要素100の位相レベル110の幅が0から増大する
と、入射ビームの部分として減少するゼロ・オーダーで
0位相の非回折性のビームの光学的な伝送率は、位相が
ゼロに留まるときには、2値的な表面リリーフの位相格
子構成により、1次および高次のオーダーに回折され
る。
【0026】位相レベル110の幅が周期pの0.5で
あり、このために該位相レベル110の幅が基準表面1
08の幅に等しいときには、ゼロ・オーダーで非回折性
のビームになる入射ビームの光学的な伝送率はゼロであ
る。位相レベルの幅が0.5から1.0に連続して増大
すると、2値的な回折性の光学的要素を通して伝送され
たビームの位相はΠであり、ゼロ・オーダーで非回折性
のビームになる入射ビーム(および、そのためのその伝
送された強度)の光学的な伝送率も増大する。
【0027】位相レベル110の幅が、周期pで1.0
であるときには、第1の基準レベル108の幅は0であ
り、位相レベルのエッチング幅は周期の100%であ
る。2値的な表面リリーフの位相格子の表面はフラット
であり、入射ビーム(図示されない)に対して垂直であ
って、ゼロ・オーダーで非回折性のビームになる入射ビ
ームの光学的な伝送率は100%であり、まだΠなる位
相にある。
【0028】位相レベル110の幅が周期pで1.0か
ら減少し始めると、位相はΠに留まるけれども、ゼロ・
オーダーで非回折性のビームになる入射ビームの光学的
な伝送率も減少し始める。
【0029】位相レベル110の幅が周期pで0.5で
あり、このために該位相レベル110の幅が基準表面1
08の幅に等しいときには、ゼロ・オーダーで非回折性
のビームになる入射ビームの光学的な伝送率はゼロであ
る。位相レベル110の幅が0.5から0.0に連続し
て減少すると、2値的な回折性の光学的要素を通して伝
送されるビームの位相は0になり、ゼロ・オーダーで非
回折性のビームになる入射ビームの光学的な伝送率(お
よび、そのためのその伝送される強度)は増大する。
【0030】位相レベル110の幅が周期pで0である
ときには、2値的な位相リリーフの位相格子構成の基準
レベルの第1の表面は100%であって、このためにフ
ラットであり、ゼロ・オーダーで非回折性のビームにな
る入射ビームの光学的な伝送率は100%であって、位
相は0である。
【0031】2値的な表面リリーフの位相格子構成10
4は、格子構成を通して伝送され、これによって回折さ
れた入射ビームの強度の振幅および位相に関してサイク
リックな状態にある。ゼロ・オーダーで非回折性のビー
ムの位相は0からΠないし0にサイクルし、これに対し
て、ゼロ・オーダーで非回折性のビームになる入射ビー
ムの強度の光学的な伝送率は100%から0%ないし1
00%にサイクルする。
【0032】ガウス入力ビームは、受動で2値的な回折
性の光学的要素であるフィルターによって、強度および
位相の双方で変調される。
【0033】図4に示されているように、2値的な回折
性の光学的要素によって伝送・回折される光学的ビーム
の光学的な減衰に対する、周期pの格子に対する位相レ
ベル110の相対的な幅は、該位相レベル110の相対
的な幅の全体的な範囲にわたって円滑な関数であり、放
物線関数である。その光学的な減衰は光学的な伝送率と
は逆のものであり、2値的な回折性の光学的要素によっ
て回折される入射光ビームの量として参照される。
【0034】ゼロから1への範囲において、ある所与の
光学的な伝送の比率がTであると、格子の周期に対する
位相レベルの相対的な幅dは次のように与えられる。 d=((Tの平方根)+1)/2 式1
【0035】ゼロから1への範囲において、当該所与の
光学的な伝送の比率Tに対して、位相は0またはΠのい
ずれかであることができる。式1において位相レベルの
相対的な幅が用いられるとすると、その位相はゼロであ
る。基準レベルの相対的な幅を決定するために式1が用
いられるとすると、その位相はΠである。
【0036】総体的な格子周期に対する位相レベルの幅
のレシオは、2値的な回折性の光学的要素の2値的な表
面リリーフの位相格子構成を横切って、周期から周期へ
と変動することができる。
【0037】2値的な回折性の光学的要素の第1の基準
レベル表面108および第2の位相レベル表面110
は、単に例示的なものである。複数の個別の格子であっ
て、その各々は異なる位相および強度のフィルター処理
をともなうものは、2値的な回折性の光学的要素を通過
するコリメート・ビームの異なる部分の位相シフトおよ
び強度変調をするために構成されることができる。基準
および位相レベルの表面を有する該2値的な回折性の光
学的要素の複数の個別の格子は、同心的であることを必
要とせず、対称であることも必要としない。該2値的な
回折性の光学的要素の複数の個別の格子は、光ビームの
全体として2個の空間的な次元のプロフィールを横切っ
て、入射光ビームの位相および強度を変更することがで
きる。
【0038】例示されたものはガウス式の入射ビームで
あるが、いかなる一様または非一様の強度および/また
は位相のビームでも、ちょうど伝送されるような2値的
な回折性の光学的要素に対する入力ビームであることが
可能であり、または、2値的な回折性の光学的要素から
の出力ビームでも、振幅強度および/または位相におい
てガウス式またはその他の一様なビームまたは非一様な
ビームであることができる。
【0039】光学的なサブストレート12も、Ge,Z
nSe,Si,GaAsおよびSiO2 のような材料か
ら形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 理想化した連続的な位相格子および連続的な
位相格子の2値的な近似の断面側で見た概略的な説明図
である。
【図2】 この発明に従って形成された振幅および位相
の光学的なフィルター処理のための2値的な回折性の光
学的な要素の断面側で見た概略的な説明図である。
【図3】 ゼロ・オーダーで伝送された光の随伴的な振
幅強度−位相のグラフによる、振幅および位相の光学的
なフィルター処理のための2値的な回折性の光学的な要
素の断面側で見た概略的な説明図である。
【図4】 この発明に従って任意の所与の光学的な減衰
に対して可能な光学的な位相(0またはΠ)を示す、2
値的な回折性の光学的な要素によって伝送・回折された
光学的ビームの光学的な減衰に対する、格子の周期に対
する位相レベルの相対的な幅のグラフ的な説明図であ
る。
【符号の説明】
100 2値的な回折性の光学的な要素、102 光学
的サブストレート、104 2値的な表面リリーフの位
相格子構成、108 第1の基準レベル表面、110
第2の位相レベル表面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のものを含む、入射光ビームの振幅お
    よび位相を変調するための2値的な回折性の光学的な要
    素。光学的なサブストレート,および前記光学的なサブ
    ストレート上の2値的な表面リリーフの位相格子構成で
    あって、前記2値的な表面リリーフの位相格子構成は複
    数の格子を有しており、前記複数の格子の各々は基準レ
    ベルおよび位相レベルを有しており、前記位相レベルは
    前記基準レベルから特定された深さだけ垂直にオフセッ
    トされており、前記格子の周期に対する前記位相レベル
    幅のレシオにより、前記2値的な表面リリーフの位相格
    子構成の前記一つの格子によって回折される前記入射ビ
    ームの量、および、前記2値的な回折性の光学的な要素
    によって伝送されるゼロ・オーダーで非回折性の光ビー
    ムの前記振幅および前記位相の量が決定されるもの。
  2. 【請求項2】 前記位相レベルが前記基準レベルから垂
    直にオフセットされている前記特定された深さが、 λ/2(n−1) (但し、λは空気中の前記入射光ビームの波長であり、
    nは前記光学的なサブストレートの屈折率である。)で
    ある、請求項1に記載の、入射光ビームの振幅および位
    相を変調するための2値的な回折性の光学的な要素。
  3. 【請求項3】 ある所与の光学的な伝送の比率に対し
    て、前記格子の周期に対する前記位相レベルの相対的な
    幅dが, d=((Tの平方根)+1)/2 (但し、Tはゼロから1までの範囲の光学的な伝送の比
    率である。)である、請求項1に記載の入射光ビームの
    振幅および位相を変調するための2値的な回折性の光学
    的な要素。
JP15131094A 1993-07-02 1994-07-01 振幅および位相の光学的フィルタリング処理をする2値的な回折性の光学的な要素 Withdrawn JPH0756009A (ja)

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