JPH0755984A - 原子炉補給水設備 - Google Patents

原子炉補給水設備

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JPH0755984A
JPH0755984A JP5198086A JP19808693A JPH0755984A JP H0755984 A JPH0755984 A JP H0755984A JP 5198086 A JP5198086 A JP 5198086A JP 19808693 A JP19808693 A JP 19808693A JP H0755984 A JPH0755984 A JP H0755984A
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JP
Japan
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pump
condensate
pipe
water
reactor
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JP5198086A
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Yuji Yamamoto
雄司 山本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 復水給水ポンプのいずれかのポンプの故障等
が発生した場合に冷却水の補給を行い、RPV内の冷却
材の水位の低下を防ぐ原子炉補給水設備を提供すること
を目的とする。 【構成】 本発明にかかる原子炉補給水設備は、復水を
低圧復水ポンプ3,高圧復水ポンプ5,タービン駆動原
子炉給水ポンプ7を設けてRPV1に供給する復水配管
11と、ポンプ停止信号34により駆動する電動機駆動
原子炉給水ポンプ8と、この電動機駆動原子炉給水ポン
プ8の上流側に端部が接続され他端を前記主復水器2に
接続された補助復水配管28と、この補助復水配管28
の途中に設けられ前記ポンプ停止信号34により駆動す
るブースタポンプ13と、前記補助復水配管28の途中
に設けられた補助復水配管止め弁15とから構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型原子力プラン
トの原子炉補給水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、沸騰水型原子力プラントにおい
ては、通常運転時に何らかの原因によって原子炉内の冷
却材の水位が低下すると、炉心の過熱を回避するため所
定の水位に至ったときに自動的に作動して炉心を冷却す
る種々の原子炉補給水設備が設けられている。
【0003】従来の沸騰水型原子力プラントの原子炉補
給水設備について図4を参照して説明する。原子炉圧力
容器(以下RPVという)1で発生した蒸気はタービン
(図示せず)を駆動させた後、主復水器2で復水として
貯留される。この復水は復水配管33を介してタービン
駆動原子炉給水ポンプ7に導いて昇圧され、給水配管1
0を介してRPV1に導かれる。この復水配管33に
は、低圧復水ポンプ3、復水浄化設備4、高圧復水ポン
プ5、低圧給水加熱器6が順次上流側から設けられてい
る。前記低圧復水ポンプ3,高圧復水ポンプ5,タービ
ン駆動原子炉給水ポンプ7(以下これら3種類のポンプ
を総称して復水給水ポンプという)はすべて2系統また
は3系統に並列に分離された構成となっている。また、
給水配管10には高圧給水加熱器9が設けられている。
主復水器2に貯留された復水は低圧復水ポンプ3を介し
て復水浄化設備4で浄化させ、高圧復水ポンプ5を介し
て低圧給水加熱器6で加熱し、タービン駆動原子炉給水
ポンプ7を介して更に高圧給水加熱器9で加熱してRP
V1へ供給される。なお、タービン駆動原子炉給水ポン
プ7と並列に設置されている電動機駆動原子炉給水ポン
プ8は、RPV1内でタービン駆動原子炉給水ポンプが
駆動するに十分な蒸気が発生していないときに給水を行
うための給水ポンプである。
【0004】一方、通常運転時RPV1の底部に設けら
れた制御棒駆動機構(以下CRDという)27には、C
RD27自身を冷却するために主復水器2とは別水源
(図示せず)から、CRDポンプ21および水圧制御ユ
ニット16を介してCRD配管32によって冷却水が供
給されている。この冷却水はCRD27を冷却した後R
PV1内に流入する。
【0005】なお、RPV1には非常時にRPV1内に
冷却水を注入する非常用炉心冷却設備(以下ECCSと
いう)(図示せず)を構成するECCS注入配管22が
接続されている。プラント通常運転中、復水給水ポンプ
は通常1台の待機ポンプを除いてそれぞれ複数台運転さ
れているが、これらの運転されているポンプのいずれか
1台が何らかの原因で停止した場合には待機ポンプを起
動させる。しかし、この待機ポンプの起動に失敗した場
合には、その起動を失敗したポンプから下流に設けられ
ている復水給水ポンプの吸い込み流量は、前述の停止し
たポンプの流量分ほど低下する。この流量の低下はポン
プのキャビテーション等ポンプの保護上好ましくないた
め、停止したポンプの下流側の復水給水ポンプは停止し
たポンプの台数に相当する台数を自動的に停止させる。
【0006】従って、RPV1に対する給水能力は大幅
に低下し、最終的には給水喪失事象を引き起こす可能性
があった。また、復水給水ポンプのうち、いずれかが共
通要因によって全台停止した場合には、前述のとおり、
そのポンプの下流側のポンプも停止するためにRPV1
への給水は停止し全給水喪失事象となる。
【0007】この場合、冷却水の補給が行われなけれ
ば、RPV1内の冷却材の水位は低下し、予め設定され
た原子炉水位低レベル(以下L−3という)で、核反応
を停止させるために炉心に制御棒を急速に挿入する原子
炉スクラムに至る。さらに、その後水位が低下すると、
RPV1内を冷却するために種々の原子炉補給水設備が
作動する。前記L−3以下の水位に設定された原子炉水
位低低レベル(以下L−2という)になるとECCSが
自動的に作動し、ECCS注入配管22からRPV1内
に冷却水を注入し水位を回復させる。また、L−2では
ECCSの作動と同時に原子炉を自動的にタービン系
(図示せず)等から隔離し、またRPV1内に冷却水を
供給する原子炉隔離時冷却設備(図示せず)も作動し水
位を回復させる。また、前述のCRD27からの冷却水
もRPV1内に流入するので、冷却水の補給水としての
効果を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の原子炉補
給水設備においては、給水喪失事象発生時には運転員が
手動でこれらの冷却設備を作動させないと、水位がL−
2に到達するまで原子炉への補給水といえるのは、通常
運転時にも供給されている制御棒駆動系(以下CRD系
という)のCRDポンプからの冷却水を除いてはなかっ
た。また、原子炉内の冷却材水位がL−3に到達した後
は、水圧制御ユニット内のアキュムレータ(図示せず)
に原子炉スクラム時に利用された制御棒駆動水を充填す
るためにRPV内へは補給水が供給されなかった。
【0009】本発明はかかる従来の事情に対処してなさ
れたものであり、その目的は、復水給水ポンプのいずれ
かのポンプに故障等が発生し停止した場合にRPVへ冷
却水の補給を行い、RPV内の冷却材の水位の低下を防
ぐ原子炉補給水設備を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明においては、原子力プラントの
主復水器に貯留された復水を低圧復水ポンプ,高圧復水
ポンプ及びタービン駆動原子炉給水ポンプにより原子炉
圧力容器に供給する復水配管と、この復水配管に設けら
れ前記低圧復水ポンプ,高圧復水ポンプ,タービン駆動
原子炉給水ポンプのいずれかのポンプ停止信号により駆
動する電動機駆動原子炉給水ポンプと、この電動機駆動
原子炉給水ポンプの上流側に端部が接続され他端を前記
主復水器に接続された補助復水配管と、この補助復水配
管の途中に設けられ前記ポンプ停止信号により駆動する
ブースタポンプと、前記補助復水配管の途中に設けられ
前記ポンプ停止信号によって開動作する補助復水配管止
め弁とを有する原子炉補給水設備を提供するものであ
る。
【0011】請求項2記載の発明では、原子力プラント
の主復水器に貯留された復水を低圧復水ポンプ,高圧復
水ポンプ及びタービン駆動原子炉給水ポンプにより原子
炉圧力容器に供給する復水配管と、この復水配管に設け
られ前記低圧復水ポンプ,高圧復水ポンプ,タービン駆
動原子炉給水ポンプのいずれかのポンプ停止信号により
駆動する電動機駆動原子炉給水ポンプと、この電動機駆
動原子炉給水ポンプの上流側に端部が接続され他端を復
水貯蔵槽に接続された補助復水配管と、この補助復水配
管の途中に設けられ前記ポンプ停止信号により駆動する
ブースタポンプと、前記補助復水配管の途中に設けられ
前記ポンプ停止信号によって開動作する補助復水配管止
め弁とを有する原子炉補給水設備を提供するものであ
る。
【0012】請求項3記載の発明では、制御棒駆動機構
に冷却水を供給する制御棒駆動水ポンプと、この制御棒
駆動水ポンプが途中に設置された制御棒駆動水配管と、
この制御棒駆動水配管において制御棒駆動水ポンプの下
流側に端部を設けて分岐させ他端は原子炉圧力容器に接
続された注入配管と、この注入配管に設けられ低圧復水
ポンプ,高圧復水ポンプ,タービン駆動原子炉給水ポン
プのいずれかのポンプ停止信号によって開動作する注入
配管止め弁と、前記注入配管との分岐点よりも下流の制
御棒駆動水配管に設けられ前記ポンプ停止信号で閉動作
するCRD配管止め弁とを有する原子炉補給水設備を提
供するものである。
【0013】請求項4記載の発明では、制御棒駆動機構
に冷却水を供給する制御棒駆動水ポンプと、この制御棒
駆動水ポンプが途中に設置された制御棒駆動水配管と、
この制御棒駆動水配管の途中の制御棒駆動水ポンプの下
流側に低圧復水ポンプ,高圧復水ポンプ,タービン駆動
原子炉給水ポンプのいずれかのポンプ停止信号によって
開動作するアキュムレータ止め弁を介して配設されるア
キュムレータを有する原子炉補給水設備を提供するもの
である。
【0014】請求項5記載の発明では、原子力プラント
の主復水器に端部が接続され他端を原子炉圧力容器に接
続され複数に分離されて設けられた復水配管と、これら
の復水配管の途中に各々配設された低圧復水ポンプ,復
水浄化設備,高圧復水ポンプ,低圧給水加熱器及びター
ビン駆動原子炉給水ポンプと、この各々のタービン駆動
原子炉給水ポンプの下流側に端部が接続され他端を主復
水器に接続され前記低圧復水ポンプ,高圧復水ポンプ,
タービン駆動原子炉給水ポンプのいずれかのポンプ停止
信号によって閉動作する復水器循環配管止め弁を配設し
た復水器循環配管とを有する原子炉補給水設備を提供す
るものである。
【0015】
【作用】上記構成の原子炉補給水設備においては、請求
項1および請求項2記載の発明では、復水給水ポンプの
内いずれかが停止し待機ポンプの起動に失敗した場合に
は、そのポンプ停止信号をブースタポンプおよび電動機
駆動原子炉給水ポンプに送信する。その後、補助復水配
管止め弁を開動作させ、さらにブースタポンプおよび電
動機駆動原子炉給水ポンプを起動させることによってR
PVに冷却水を補給し、給水喪失事象を引き起こすこと
なく原子炉内の水位を確保することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明では、復水給水
ポンプの内いずれかが停止し待機ポンプの起動に失敗し
た場合には、復水給水ポンプの停止信号を注入配管止め
弁およびCRD配管止め弁に送信し、注入配管止め弁を
開動作させると同時にCRD配管止め弁を閉止させる。
よって、制御棒駆動水ポンプから直接RPVに冷却水を
補給することができ原子炉内の水位を確保することがで
きる。
【0017】請求項4記載の発明では、復水給水ポンプ
の内いずれかが停止し待機ポンプの起動に失敗した場合
には、復水給水ポンプの停止信号をアキュムレータ止め
弁に送信し開動作させる。よって、アキュムレータに貯
留された冷却水を原子炉圧力容器に補給することができ
原子炉内の水位を確保することができる。
【0018】さらに、請求項5記載の発明では、復水給
水ポンプの内いずれかが停止した場合には、RPVに給
水している復水給水ポンプのうちいずれかのポンプが停
止しても復水器循環配管を介して循環運転している系統
の復水器循環配管止め弁を開動作させて循環運転を止
め、RPVへ冷却水を補給することによって原子炉内の
水位を確保することができる。
【0019】
【実施例】以下に本発明に係る原子炉補給水設備の第1
の実施例を図1に基づき説明する。図1において、図4
と同一の部分には同一の符号を付し、その部分の構成に
ついては説明を省略する。主復水器2に貯留された復水
は復水配管11により低圧復水ポンプ3,復水浄化設備
4,高圧復水ポンプ5,低圧給水加熱器6を介してター
ビン駆動原子炉給水ポンプ7に導かれる。タービン駆動
原子炉給水ポンプ7は高圧給水加熱器9を介してRPV
1へ給水を導いている。
【0020】また、電動機駆動原子炉給水ポンプ8の上
流側には、一端を主復水器に接続されブースタポンプ1
3及び補助復水配管止め弁15を有する補助復水配管2
8が接続されている。この電動機駆動原子炉給水ポンプ
8とブースタポンプ13は低圧復水ポンプ3,高圧復水
ポンプ5またはタービン駆動原子炉給水ポンプ7の停止
時に発信される復水給水ポンプ停止信号34で起動す
る。さらに、タービン駆動原子炉給水ポンプ7及び電動
機駆動原子炉給水ポンプ8の上流側の給水ポンプ上流分
岐点29より下流側で電動機駆動原子炉給水ポンプ8の
上流には電動機駆動原子炉給水ポンプ8方向のみに開動
作する逆止弁14を設けている。また、タービン駆動原
子炉給水ポンプ7の下流側で給水ポンプ下流分岐点30
の上流側にも給水ポンプ下流分岐点30方向のみに開動
作する逆止弁37が設けられている。
【0021】このように構成された原子炉補給水設備に
おいて、プラント通常運転中、復水給水ポンプ3,5,
7が何らかの原因で停止し待機ポンプの起動に失敗した
場合に、その復水給水ポンプ停止信号34により電動機
駆動原子炉給水ポンプ8及びブースタポンプ13を起動
させてRPV1に冷却水を補給しRPV1内の冷却材の
水位を確保することができる。
【0022】また、主復水器2の代わりに復水貯蔵槽1
2を水源としてもよい。すなわち、ブースタポンプ13
の代わりに復水貯蔵槽12から電動機駆動原子炉給水ポ
ンプ8の上流側に、補助復水配管止め弁36を介して接
続された補助復水配管31に設けられ、復水給水ポンプ
停止信号34で起動するブースタポンプ35を用いても
RPV1内の冷却材の水位を確保することができる。
【0023】次に本発明に係る原子炉補給水設備の第2
の実施例について図2を用いて説明する。図2におい
て、図4と同一の部分には同一の符号を付し、その部分
の構成については説明を省略する。CRD系のCRD配
管32にはCRDポンプ21が配設されており、CRD
配管止め弁19,水圧制御ユニット16,CRD27を
介してRPV1に接続され、冷却水をRPV1内に導い
ている。このCRD配管32には、CRDポンプ21の
下流側にRPV1に直接注入可能な注入配管24が注入
配管止め弁18を介して設置されている。この注入配管
止め弁18は復水給水ポンプ停止信号34によって開動
作し、CRD配管止め弁19は復水給水ポンプ停止信号
34によって閉動作する弁である。
【0024】さらに、CRDポンプ21の下流側のCR
D配管32上にアキュムレータ止め弁20を介してアキ
ュムレータ17を設置する。このアキュムレータ止め弁
20は復水給水ポンプ停止信号34によって開動作する
弁である。よって、前記注入配管止め弁18の代わりに
アキュムレータ止め弁20を作動させることによっても
同様の効果を得ることができる。また、必要であれば、
アキュムレータ17からRPV1へ冷却水を供給する場
合にCRDポンプ21の方へ逆流することを防ぐため、
CRDポンプ21の下流側に逆止弁23を設けてもよ
い。
【0025】このように構成された原子炉補給水設備に
おいて、プラント通常運転中、復水給水ポンプ3,5,
7が停止し待機ポンプの起動に失敗した場合には、復水
給水ポンプ停止信号34または原子炉スクラム発生の信
号等の信号を注入配管止め弁18およびCRD配管止め
弁19に送信する。この信号によって注入配管止め弁1
8を開動作させ、同時にCRD配管止め弁19を閉止し
て注入配管24を介して制御棒駆動水を直接RPV1内
に注入することができる。あるいは、復水給水ポンプ停
止信号34または原子炉スクラム発生の信号等をアキュ
ムレータ止め弁20に送信し、開動作させてアキュムレ
ータ17内の充填水をRPV1へ注入することができ
る。
【0026】次に本発明に係る原子炉補給水設備の第3
の実施例について図3を用いて説明する。図3におい
て、図1および図4と同一の部分には同一の符号を付
し、その部分の構成については説明を省略する。主復水
器2に貯留された復水は復水配管11を介してタービン
駆動原子炉給水ポンプ7に導かれて昇圧され、給水配管
10を介してRPV1に導かれる。この復水配管11に
は、低圧復水ポンプ3、復水浄化設備4、高圧復水ポン
プ5、低圧給水加熱器6が設けられている。また、給水
配管10には高圧給水加熱器9が設けられている。前記
低圧復水ポンプ3,復水浄化設備4,高圧復水ポンプ
5,低圧給水加熱器6,タービン駆動原子炉給水ポンプ
7,高圧給水加熱器9はすべて3系統に分離された構成
となっている。これらの機器の内、復水給水ポンプの各
々はプラント通常運転時のRPV1への給水量の50%
の容量を有するポンプであり、その容量内で調整可能で
ある。さらに、タービン駆動原子炉給水ポンプ7から高
圧給水加熱器9へ導く給水配管10の途中には、3系統
からそれぞれ復水器循環ライン25が分岐し、途中にそ
れぞれ復水器循環ライン止め弁26を介して主復水器2
に接続されている。
【0027】このように構成された原子炉補給水設備に
おいて、プラント通常運転時、復水給水ポンプは3系統
をRPV1給水量の50%で運転され、そのうちの1系
統の給水は前記復水器循環ライン25を介して主復水器
2へ戻され、循環運転されている。何らかの原因によ
り、RPV1へ給水を行っている2系統の復水給水ポン
プの内1系統のいずれかのポンプに不具合が生じそのポ
ンプが停止した場合には、RPV1への給水が残りの1
系統となりRPV1給水量の50%となる。そこで、循
環運転している1系統の復水器循環ライン止め弁26を
閉止させ、循環運転からRPV1への給水へ切り替えて
RPV1給水量の50%を加えて100%の給水を行
う。よって、復水給水ポンプが1系統停止しても待機ポ
ンプの起動失敗を引き起こすことなくRPVに給水を継
続的に行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の原子炉補給
水設備においては、復水給水ポンプが何らかの原因によ
って停止した場合において、RPV内に冷却水の補給が
可能となるためRPV内の冷却材水位の低下を防ぎ水位
の確保ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる原子炉補給水設備の第1の実施
例を示す系統図。
【図2】本発明にかかる原子炉補給水設備の第2の実施
例を示す系統図。
【図3】本発明にかかる原子炉補給水設備の第3の実施
例を示す系統図。
【図4】原子炉補給水設備の従来例を示す系統図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器 2…主復水器 3…低圧復水ポンプ 4…復水浄化設備 5…高圧復水ポンプ 6…低圧給水加熱
器 7…タービン駆動原子炉給水ポンプ 8…電動機駆動原
子炉給水ポンプ 9…高圧給水加熱器 10…給水配管 11…復水配管 12…復水貯蔵槽 13…ブースタポンプ 14…逆止弁 15…補助復水配管止め弁 16…水圧制御ユ
ニット 17…アキュムレータ 18…注入配管止
め弁 19…制御棒駆動系配管止め弁 20…アキュムレ
ータ止め弁 21…制御棒駆動系ポンプ 22…非常用炉心
冷却設備注入配管 23…逆止弁 24…注入配管 25…復水器循環配管 26…復水器循環
配管止め弁 27…制御棒駆動機構 28…補助復水配
管 29…給水ポンプ上流分岐点 30…給水ポンプ
下流分岐点 31…補助復水配管 32…制御棒駆動
系配管 33…復水配管 34…復水給水ポ
ンプ停止信号 35…ブースタポンプ 36…補助復水配
管止め弁 37…逆止弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力プラントの主復水器に貯留された
    復水を低圧復水ポンプ,高圧復水ポンプ及びタービン駆
    動原子炉給水ポンプにより原子炉圧力容器に供給する復
    水配管と、この復水配管に設けられ前記低圧復水ポン
    プ,高圧復水ポンプ,タービン駆動原子炉給水ポンプの
    いずれかのポンプ停止信号により駆動する電動機駆動原
    子炉給水ポンプと、この電動機駆動原子炉給水ポンプの
    上流側に端部が接続され他端を前記主復水器に接続され
    た補助復水配管と、この補助復水配管の途中に設けられ
    前記ポンプ停止信号により駆動するブースタポンプと、
    前記補助復水配管の途中に設けられ前記ポンプ停止信号
    によって開動作する補助復水配管止め弁とを有すること
    を特徴とする原子炉補給水設備。
  2. 【請求項2】 原子力プラントの主復水器に貯留された
    復水を低圧復水ポンプ,高圧復水ポンプ及びタービン駆
    動原子炉給水ポンプにより原子炉圧力容器に供給する復
    水配管と、この復水配管に設けられ前記低圧復水ポン
    プ,高圧復水ポンプ,タービン駆動原子炉給水ポンプの
    いずれかのポンプ停止信号により駆動する電動機駆動原
    子炉給水ポンプと、この電動機駆動原子炉給水ポンプの
    上流側に端部が接続され他端を復水貯蔵槽に接続された
    補助復水配管と、この補助復水配管の途中に設けられ前
    記ポンプ停止信号により駆動するブースタポンプと、前
    記補助復水配管の途中に設けられ前記ポンプ停止信号に
    よって開動作する補助復水配管止め弁とを有することを
    特徴とする原子炉補給水設備。
  3. 【請求項3】 制御棒駆動機構に冷却水を供給する制御
    棒駆動水ポンプと、この制御棒駆動水ポンプが途中に設
    置された制御棒駆動水配管と、この制御棒駆動水配管に
    おいて制御棒駆動水ポンプの下流側に端部を設けて分岐
    させ他端は原子炉圧力容器に接続された注入配管と、こ
    の注入配管に設けられ低圧復水ポンプ,高圧復水ポン
    プ,タービン駆動原子炉給水ポンプのいずれかのポンプ
    停止信号によって開動作する注入配管止め弁と、前記注
    入配管との分岐点よりも下流の制御棒駆動水配管に設け
    られ前記ポンプ停止信号で閉動作するCRD配管止め弁
    とを有することを特徴とする原子炉補給水設備。
  4. 【請求項4】 制御棒駆動機構に冷却水を供給する制御
    棒駆動水ポンプと、この制御棒駆動水ポンプが途中に設
    置された制御棒駆動水配管と、この制御棒駆動水配管の
    途中の制御棒駆動水ポンプの下流側に低圧復水ポンプ,
    高圧復水ポンプ,タービン駆動原子炉給水ポンプのいず
    れかのポンプ停止信号によって開動作するアキュムレー
    タ止め弁を介して配設されるアキュムレータを有するこ
    とを特徴とする原子炉補給水設備。
  5. 【請求項5】 原子力プラントの主復水器に端部が接続
    され他端を原子炉圧力容器に接続され複数に分離されて
    設けられた復水配管と、これらの復水配管の途中に各々
    配設された低圧復水ポンプ,復水浄化設備,高圧復水ポ
    ンプ,低圧給水加熱器及びタービン駆動原子炉給水ポン
    プと、この各々のタービン駆動原子炉給水ポンプの下流
    側に端部が接続され他端を主復水器に接続され前記低圧
    復水ポンプ,高圧復水ポンプ,タービン駆動原子炉給水
    ポンプのいずれかのポンプ停止信号によって閉動作する
    復水器循環配管止め弁を配設した復水器循環配管とを有
    することを特徴とする原子炉補給水設備。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020037104A (ko) * 2000-11-13 2002-05-18 장인순 이차계통을 이용한 주기기 냉각 방법과 장치
JP2015040809A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 中国電力株式会社 緊急時炉心冷却バックアップ設備
CN107701293A (zh) * 2017-11-17 2018-02-16 中车戚墅堰机车有限公司 内燃机车用辅助补水系统

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