JPH0755444A - 車種判別装置 - Google Patents

車種判別装置

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JPH0755444A
JPH0755444A JP5199516A JP19951693A JPH0755444A JP H0755444 A JPH0755444 A JP H0755444A JP 5199516 A JP5199516 A JP 5199516A JP 19951693 A JP19951693 A JP 19951693A JP H0755444 A JPH0755444 A JP H0755444A
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JP
Japan
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vehicle
silhouette
car
neural network
feature amount
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JP5199516A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Kishida
博文 岸田
Hiroshi Tsukada
弘志 塚田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、非接触なセンサにより情報を検出し
て容易に車種判別ができ、これと共に車の形状変化に応
じた学習・変更を行って車種判別を行う。 【構成】車(1) を側面から見たシルエット像から車(1)
に対する特徴量を特徴抽出演算部(6) により抽出し、こ
の特徴量に基づいてニューラルネットワーク演算部(7)
でその演算を実行して車種判別を行う。一方、ニューラ
ルネットワーク演算部(7) における荷重係数を、ニュー
ラルネットワーク係数学習部(8) により車(1) に対する
特徴量及び車の正解車種に基づいて学習によって設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車の車種を判別する車
種判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車の車種判別は、踏板や光通過センサを
用いて車の軸数、車幅、車高、車長、タイヤのシングル
/ダブル等の情報を検出し、これら情報に基づいて判定
木等を実行して判別を行っている。
【0003】このような車種判別において車の軸数、車
幅は、踏板により検出しているが、この踏板は、道路に
埋設してタイヤとの接触により検出を行うものとなって
いる。このため、この踏板は、メンテナンスを行う作業
が大変なものとなっている。
【0004】又、車種判別に用いる車幅、車高といった
情報では、判別の難しい車種がある。例えば、バスとト
ラックとの区別や届け出によって中型か普通のいずれか
に分類できる、例えば「ジープ」(クライスラー社登録
商標)の如きオフロードタイプの特殊車輌(以下、オフ
ロード特殊自動車と称する)とセダンのような乗用車と
の区別が困難となる。
【0005】このような車種判別の現状にあって、非接
触な手段により車軸等の情報を検出し、かつ車の形状を
反映した情報を用いて車種判別を行うことが望まれてい
る。又、車は、その寸法や重量、軸数によって分類する
ことが明文化されているが、車の形状については一般に
そういう傾向があるといった程度の情報であり、時勢に
応じて流動的である。このようなことから車種判別を行
うための判定ルールは、容易に学習・変更できることが
必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように踏板では
そのメンテナンス作業が大変であり、又、車幅、車高と
いった情報では、判別の難しい車種がある。さらに、車
の形状については、確定された情報はなく、時勢に応じ
て流動的である。
【0007】そこで本発明は、非接触なセンサにより情
報を検出して車の形状を反映した情報を用いて車種判別
が容易にできる車種判別装置を提供することを目的とす
る。又、本発明は、非接触なセンサにより情報を検出し
て容易に車種判別ができ、これと共に車の形状変化に応
じた学習・変更を行って車種判別ができる車種判別装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、車を
側面から見たシルエット像を得るシルエット入力手段
と、このシルエット入力手段より得られたシルエット像
から車に対する特徴量を抽出する特徴抽出演算手段と、
この特徴抽出演算手段により抽出された特徴量を入力
し、多層から成るニューラルネットワークにより演算を
行って車の車種を判別するニューラルネットワーク演算
手段とを備えて上記目的を達成しようとする車種判別装
置である。
【0009】請求項2によれば、車を側面から見たシル
エット像を得るシルエット入力手段と、このシルエット
入力手段より得られたシルエット像から車に対する特徴
量を抽出する特徴抽出演算手段と、この特徴抽出演算手
段により抽出された特徴量を入力し、多層から成るニュ
ーラルネットワークにより演算を行って車の車種を判別
するニューラルネットワーク演算手段と、特徴抽出演算
手段により抽出された特徴量及び車の正解車種に基づい
てニューラルネットワーク演算手段における荷重係数を
学習によって設定するニューラルネットワーク係数学習
手段とを備えて上記目的を達成しようとする車種判別装
置である。
【0010】
【作用】請求項1によれば、車を側面から見たシルエッ
ト像を得ると、このシルエット像から車に対する特徴量
を抽出し、この特徴量をニューラルネットワークの層に
入力し、ニューラルネットワーク演算を行って車種判別
を行う。
【0011】請求項2によれば、車を側面から見たシル
エット像を得ると、このシルエット像から車に対する特
徴量を抽出し、この特徴量をニューラルネットワークの
層に入力して車種判別を行う場合、ニューラルネットワ
ーク演算における荷重係数は、車に対する特徴量及び車
の正解車種に基づき学習によって設定している。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は車種判別装置の構成図である。車
1の走行する進入路2の両側には、シルエット入力器3
が鉛直方向に配置され、かつ車通過位置検出器4が進入
路2に沿って配置されている。
【0013】このうちシルエット入力器3は、投光側光
センサ群3aと受光側光センサ群3bとを、進入路2を
介して対向配置したもので、投光側光センサ群3aには
複数の各投光器Q1〜Qnが所定間隔ごとに配置され、
受光側光センサ群3bには各投光器Q1〜Qnと対向す
る位置に複数の受光器が配置されている。なお、これら
投光器及び受光器とにより光センサが形成されている。
【0014】又、車通過位置検出器4は、投光側光セン
サ群4aと受光側光センサ群4bとを、進入路2を介し
て対向配置したもので、投光側光センサ群4aには複数
の各投光器E1〜Emが所定間隔ごとに配置され、受光
側光センサ群4bには各投光器E1〜Emと対向する位
置に複数の受光器が配置されている。
【0015】なお、投光側及び受光側の各光センサ群4
a、4bは、それぞれ投光側及び受光側の各光センサ群
3a、3bに対して車1の進入方向と逆方向に突出して
数個の光センサ(例えばE1、E2)が配置されてい
る。この部分に配置されている光センサのうち最も端部
にある光センサ(E1)は、車1の進入検知用として用
いられている。例えば、この光センサ(E1)の光が遮
光されたとき、車1が進入したと検知し、このときから
シルエット入力器3における検出を開始するものとなっ
ている。
【0016】そして、シルエット入力器3のうち受光側
光センサ群3bには、シルエットメモリ5が接続されて
いる。ここで、車1を側面から見たシルエット像は、シ
ルエットメモリ5に記憶されるが、このときのシルエッ
ト像は、シルエット入力器3の各光センサにおいて、車
1によって遮光された部分「1」と、光を受光する部分
(通光部分)「0」から成る2値の一次元データを取り
込むことにより作成される。このとき受光側光センサ群
3bから一次元データを取り込むタイミングは、車通過
位置検出器4から出力されるサンプリング信号SAに従
って一定長さごとに行うものとなっている。
【0017】一方、特徴抽出演算部6は、シルエットメ
モリ5に記憶されたシルエット像から車1に対する特徴
量、例えば図2に示すように第1軸までのシルエット面
積Sm、オーバハング部の平均地上高さymo、バックミ
ラー相当部分の長さxr 、車軸数Nを抽出する機能を有
している。
【0018】ニューラルネットワーク演算部7は、特徴
抽出演算部6により抽出された特徴量であるシルエット
面積Sm、オーバハング部の平均地上高さymo、バック
ミラー相当部分の長さxr 、車軸数Nを入力し、図3の
構造図に示すように入力層、中間層、出力層から成るニ
ューラルネットワークにより演算を行って車の車種を判
別する機能を有している。
【0019】ニューラルネットワーク係数学習部8は、
特徴抽出演算部7により抽出された特徴量及び車1の正
解車種に基づいてニューラルネットワーク演算部7にお
ける荷重係数を学習によって設定する機能を有してい
る。
【0020】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。車1が、進入路2上に矢印(イ)方向に
進入し、光センサ(E1)において光が遮光されると、
シルエット入力器3は、このときからシルエット入力器
3は検出動作を開始する。
【0021】すなわち、シルエット入力器3は、各光セ
ンサ(Q1〜Qn)において車1によって遮光された部
分「1」と、通光部分「0」が生じ、これらの2値の一
次元データとして出力する。そして、この一次元データ
が、車通過位置検出器4から出力されるサンプリング信
号SAに従って一定間隔ごとにシルエットメモリ5に取
り込まれる。
【0022】従って、シルエットメモリ5には、車1を
側面から見た鉛直方向の一次元のシルエットを、車1の
前から後ろ(x軸方向)に向かって所定間隔ごとにサン
プリングして得た車1全体のシルエット像が記憶され
る。
【0023】ここで、車1としてトラックが通過したも
のとし、以下、シルエットメモリ5に図2に示すような
トラックのシルエット像が記憶された場合について説明
する。
【0024】特徴抽出演算部6は、かかるシルエット像
から車1に対する特徴量、つまり図2に示す第1軸まで
のシルエット面積Sm、オーバハング部の平均地上高さ
ymo、バックミラー相当部分の長さxr 、車軸数Nを抽
出する。
【0025】ここで、これら特徴量の抽出方法について
説明する。 処理(1) 読み込まれる各一次元のシルエット像において、最下点
の光センサ(Q1)に相当するy方向最下位置データ
を、車1台分のシルエット像全体について順次調べ、通
光部分「0」から遮光部分「1」に変化する各変化点x
si(i=1〜N)、逆に遮光部分「1」から通光部分
「0」に変化する各変化点xei(i=1〜N)を得る。
【0026】この処理中i=1に当たる各変化点xs1、
xe1の対が得られたとき、これら変化点xs1、xe1が第
1軸のタイヤのエッジに相当し、第1軸の位置xm1 xm1=(xs1+xe1)/2 …(1) を得る。
【0027】又、シルエット像全体について調べたと
き、各変化点xsi(i=1〜N)と各変化点xeiとの対
の総数が、車1の総軸数Nとなる。 処理(2) 読み込まれる各一次元のシルエット像において、車1の
バックミラーの存在するところの所定の高さ範囲、例え
ば1m〜2.5mに相当するシルエット像のy方向範囲
について、順次ヒストグラムを作成し、このヒストグラ
ムにおいて所定の頻度以上得られた場合、その位置をx
mirrorとして記憶する。
【0028】この処理を、次の処理(3) における車1の
正面位置xfront が得られるまで実行し、バックミラー
相当部分の長さxr xr =xfront −xmirror …(2) として算出し記憶する。
【0029】処理(3) 読み込まれる各一次元のシルエット像において、車正面
の存在する高さ範囲、例えば地上から1mまでの範囲に
ついて順次ヒストグラムを作成し、このヒストグラムに
おいて所定の頻度以上得られた場合、その位置を車の正
面位置xfrontとして記憶し、これと共にこの処理を終
了する。
【0030】処理(4) この処理(4) は、処理(3) が終了すると同時に開始する
もので、読み込まれる各一次元のシルエット像におい
て、所定の高さ範囲、例えば地上から80cmまでの間
について、通光部分「0」をカウントしたヒストグラム
を順次作成し、これらをhj (j=1〜m)とすると
き、mまでのヒストグラムの積和Shm
【0031】
【数1】 を順次記憶する。
【0032】このヒストグラムの積和Shm を記憶す
る作業は、処理(1) で変化点(第1軸タイヤにおいて地
上と接する前方位置)xs1が得られるまで続けられ、こ
の接地位置xs1から所定の長さkだけ前方位置mo mo =m−k …(4) までのヒストグラム積和Shmoに対し、その平均高さy
mo ymo=Shmo/mo …(5) を算出する。
【0033】処理(5) 読み込まれる各一次元のシルエット像において、このシ
ルエット像全体について遮光部分「1」をカウントして
ヒストグラムlj=1 t を順次作成し、その積和St
【0034】
【数2】 を順次記憶する。
【0035】この作業を処理(1) のうち変化点xe1が求
まるまで実行し、処理(1) で得られた第1軸の位置xm1
までの積和Sm1を得る。この結果、車頭部のシルエット
面積Sm1が得られる。
【0036】なお、以上の処理(1) 〜(5) は、シルエッ
ト像の読み込みとともに処理(1) 〜(3) が開始され、か
つ必要に応じて処理(1) から処理(5) が終了、又は開始
される。最終的に処理(1) がシルエット像全体の入力を
待って終了する。
【0037】次にニューラルネットワーク演算部7は、
特徴抽出演算部6により抽出されたシルエット面積S
m、オーバハング部の平均地上高さymo、バックミラー
相当部分の長さxr 、車軸数Nを入力し、ニューラルネ
ットワークにより演算を行って車の車種を判別する。
【0038】すなわち、ニューラルネットワークは、図
3に示すように入力層にAi(i=1〜4)の4個のニ
ューロンを持ち、中間層にBj(j=1〜8)の8個の
ニューロンを持ち、かつ出力層に判別車種・形状に対応
した出力を得るC1 〜C7 の7個のニューロンを持って
いる。
【0039】このうち、入力層の各ニューロンAi(i
=1〜4)には、ニューロンA1 にシルエット面積Sm1
が入力し、ニューロンA2 に平均地上高さymoが入力
し、ニューロンA3 にバックミラー部分の高さxr が入
力し、ニューロンA4 に車の総軸数Nが入力する。
【0040】一方、これらニューロンAi(i=1〜
4)の出力をai (i=1〜4)とするとき、これら出
力ai は、各特徴量を「0」〜「1」までの間の値に正
規化したものとなる。例えば、シルエット面積Sm1であ
れば、 a1 =Sm1/9m2 …(7) を演算し、a1 >1.0の場合は、a1 =1.0とする
ような正規化を行う。
【0041】次に、中間層の各ニューロンBj(j=1
〜8)では、に入力層の出力ai (i=1〜4)に各接
続線の荷重係数Woji (j=1〜8、i=1〜4)を乗
じた積和
【0042】
【数3】 がニューロンBjの入力となる。一方、これらニューロ
ンBjの出力bjは、入力を「0」〜「1」の間に正規
化する関数f(t) により
【0043】
【数4】 を出力する。
【0044】ここで、θjは中間層のしきい値であり、
f(t) は例えば f(t) =1/(1+e-t) …(11) を用いる。出力層のニューロンCk(k=1〜7)で
は、中間層の出力bj(j=1〜8)に各接続線の荷重
係数W1kj (k=1〜7、j=1〜8)を乗じた積和
【0045】
【数5】 がニューロンCkの入力となる。出力層のニューロンC
kの出力は、中間層と同様に
【0046】
【数6】 となる。ここで、θkは出力層のしきい値である。
【0047】ここで、出力層の出力Ckは、入力データ
a1 〜a4 が車種1(普通乗用車)の特徴を持つ場合、
出力C1 が「1」に近い値をとり、その他の出力C2 〜
C7が「0」に近い値をとる。
【0048】又、入力データa1 〜a4 が車種2(大型
自動車)の特徴を持つ場合、出力C2 が「1」に近い値
をとり、その他の出力C1 、C3 〜C7 が「0」に近い
値をとる。
【0049】以下、同様にして、車種3(大型特殊自動
車)の場合は、出力C3 のみが「1」に近い値をとると
ともにその他の出力は「0」に近い値をとり、車種4
(中型車)の場合は、出力C4 のみが「1」に近い値を
とるとともにその他の出力は「0」に近い値をとり、車
種5(軽自動車)の場合は、出力C5 のみが「1」に近
い値をとるとともにその他の出力は「0」に近い値をと
り、オフロード特殊自動車の型に近い車の場合は出力C
6 のみが「1」に近い値をとるとともにその他の出力は
「0」に近い値をとり、大型バスの場合は出力C7 のみ
が「1」に近い値をとるとともにその他の出力は「0」
に近い値をとるように荷重係数を与えることができる。
【0050】従って、車種判別は、出力Ckのうち最も
値の大きいものが所定のしきい値、例えば0.95を越
える場合に、その出力Ckにより代表する車種を判別車
と決定する。
【0051】次にニューラルネットワーク係数学習部8
は、バックプロパゲーションアルゴリズムを実行し、特
徴抽出演算部7により抽出された特徴量及び車1の正解
車種に基づいてニューラルネットワーク演算部7におけ
る荷重係数Woji 、W1kj を学習によって設定する。
【0052】上記の如く学習に必要な特徴量は特徴抽出
演算部7により供給され、かつ正解を示す出力Ckの期
待値Ck´のパターンはオペレータ(人間)より供給さ
れる。
【0053】これら荷重係数Woji 、W1kj の学習は、
図4に示す学習流れ図に従って行われる。ステップ#1
において、学習の初期値、すなわち、学習係数ε、モー
メンタム係数αの設定、荷重係数Woji 、W1kj の初期
値の設定を行う。
【0054】次にステップ#2において、学習データを
用意する。すなわち、学習に用いる車の特徴量、すなわ
ちシルエット面積Sm、オーバハング部の平均地上高さ
ymo、バックミラー相当部分の長さxr 、車軸数Nと対
応する正確車種を、出力層の出力Ckのパターンに応じ
て表現した「1」と「0」のパターンをCk´(k=1
〜7)として用意する。
【0055】なお、初めて学習する場合はその全ての車
の数のデータ対を、又、既に学習が終了している場合は
既学習分のデータ対も含めて用意する。そして、集まっ
たデータ対の数をNとする。
【0056】次にステップ#3において学習回数lをl
=1とし、次のステップ#4において学習対象のデータ
対の番号nをn=1とする。次にステップ#5におい
て、学習番号nのデータについてニューラルネットワー
クの演算を実行する。すなわち、
【0057】
【数7】 を演算する。
【0058】ここで、荷重係数{Woji }l-1 、{W1k
j }l-1 の数値l−1は、l−1回目の学習において確
定した係数を意味し、l−1=0のときは初期値がこれ
に相当する。
【0059】次にステップ#6において、n番目のデー
タについて演算された出力Ckについて、対応する期待
値Ck´との間で、 Ck=Ck−Ck´ …(17) {Ek}n =Ck*Ck (k=1〜7) …(18) を演算し、記憶する。なお、{Ek}n は、n番目のデ
ータについてのk番目の出力の誤差の2乗値を表す。
【0060】次にステップ#7において、n番目のデー
タについて uk=Ck*(1−Ck) …(19) d-Ck=Ck*uk …(20) d-{W1kj }l =−ε*d-Ck+α*d-{W1kj }l-1 …(21) を演算し、l回目の学習での確定荷重係数 {W1kj }l ={W1kj }l-1 +d-{W1kj }l …(22) を得る。次にステップ#8において、n番目のデータに
ついて、
【0061】
【数8】
【0062】 vj=bi*(1−bi) …(24) d-ej=ej*vj …(25) d-{W0ji }l =−ε*d-ej+α*d-{W0ji }l-1 …(26) を演算し、l回目の学習での確定荷重係数 {W0ji }l ={Woji }l-1 +d-{Woji }l …(27) を得る。
【0063】次にステップ#9おいて、データ番号nを
「1」増し、n>Nであれば、次のステップ#10に進
み、n≦Nのときはステップ#5に戻る。ステップ#1
0において、k*N個、k=7のときは7*N個のニュ
ーラルネットワークの計算値と期待値との差の2乗値の
{Ek}n について、期待値が1であるものについて
は、所定の合格値、例えば0.05以下、又、期待値が
0であるものについては所定の合格値、例えば0.3以
下であることを調べ、全てが満足されていれば、学習を
終了する。
【0064】又、これらを満足しなければ、学習回数l
を「1」増してステップ#4に戻る。以上のステップ#
1〜#10の実行により、車種判別に利用できる荷重係
数Woji 、W1kj が求まる。
【0065】このように上記一実施例においては、車を
側面から見たシルエット像から車に対する特徴量を抽出
し、この特徴量に基づいてニューラルネットワーク演算
を実行して車種判別を行い、かつニューラルネットワー
ク演算における荷重係数を、車に対する特徴量及び車の
正解車種に基づいて学習によって設定するようにしたの
で、車に対して非接触により車種判別に用いる車のシル
エット像等の全てのデータを入力でき、車による踏板等
の判別装置の破損を回避できる。
【0066】又、シルエット像の特徴量に基づいてニュ
ーラルネットワーク演算するので、普通自動車や大型自
動車等に加えて、従来車種判別できなかったオフロード
特殊自動車型、バス型の車の車種判別ができる。
【0067】そのうえ、ニューラルネットワーク出力層
の出力Ck以外の異種形状の車を判別する必要がある場
合には、ニューラルネットワークの構造を容易に変更で
きるので、異種形状の車に対しても容易に対応できる。
従って、設置した道路における通行車の特徴に応じてニ
ューラルネットワーク構造の変更が学習により可能であ
る。
【0068】なお、本発明は、上記一実施例に限定され
るものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、ニューラルネットワーク演算部7の入力層
に対する入力として、シルエット面積Sm、オーバハン
グ部の平均地上高さymo、バックミラー相当部分の長さ
xr 、車軸数Nを用いているが、これに限らずシルエッ
ト像から得られる特徴量で車の判別に有効に作用するも
のであれば、その特徴量を用いてもよい。又、これと共
に出力層の数も車種判別数に応じて変更してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、非
接触なセンサにより情報を検出して車の形状を反映した
情報を用いて車種判別が容易にできる車種判別装置を提
供できる。
【0070】又、本発明によれば、非接触なセンサによ
り情報を検出して容易に車種判別ができ、これと共に車
の形状変化に応じた学習・変更を行って車種判別ができ
る車種判別装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車種判別装置の一実施例を示す
構成図。
【図2】同装置より得られる車のシルエット像を示す
図。
【図3】同装置におけるニューラルネットワーク演算部
の構造図。
【図4】同装置における学習流れ図。
【符号の説明】
1…車、2…進入路、3…シルエット入力器、4…車通
過位置検出器、5…シルエットメモリ、6…特徴抽出演
算部、7…ニューラルネットワーク演算部、8…ニュー
ラルネットワーク係数学習部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車を側面から見たシルエット像を得るシ
    ルエット入力手段と、 このシルエット入力手段より得られたシルエット像から
    前記車に対する特徴量を抽出する特徴抽出演算手段と、 この特徴抽出演算手段により抽出された特徴量を入力
    し、多層から成るニューラルネットワークにより演算を
    行って前記車の車種を判別するニューラルネットワーク
    演算手段と、を具備したことを特徴とする車種判別装
    置。
  2. 【請求項2】 車を側面から見たシルエット像を得るシ
    ルエット入力手段と、 このシルエット入力手段より得られたシルエット像から
    前記車に対する特徴量を抽出する特徴抽出演算手段と、 この特徴抽出演算手段により抽出された特徴量を入力
    し、多層から成るニューラルネットワークにより演算を
    行って前記車の車種を判別するニューラルネットワーク
    演算手段と、 前記特徴抽出演算手段により抽出された特徴量及び前記
    車の正解車種に基づいて前記ニューラルネットワーク演
    算手段における荷重係数を学習によって設定するニュー
    ラルネットワーク係数学習手段と、を具備したことを特
    徴とする車種判別装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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