JPH0755016B2 - 光ファイバを利用した張力監視牽引装置 - Google Patents

光ファイバを利用した張力監視牽引装置

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JPH0755016B2
JPH0755016B2 JP24705387A JP24705387A JPH0755016B2 JP H0755016 B2 JPH0755016 B2 JP H0755016B2 JP 24705387 A JP24705387 A JP 24705387A JP 24705387 A JP24705387 A JP 24705387A JP H0755016 B2 JPH0755016 B2 JP H0755016B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、それ自身を張力監視に利用可能になる光ファ
イバ内蔵型牽引用ワイヤを用いた張力監視可能な牽引装
置に関するものである。
[従来の技術と問題点] 電線・ケーブル等を布設する際には、当該ケーブルなど
の先端に牽引用のワイヤを連結し、当該ワイヤをウィン
チなどで巻き取る方法が一般にとられている。この際、
布設されるケーブル等の張力を監視し、布設中に異常張
力が付加されたか否かを確認しつつ布設作業を行なうの
が通常である。この張力監視をする従来の方法は、前記
牽引ワイヤを巻取るウィンチの近傍にワイヤロープ張力
計を設置しておき、当該ワイヤに負荷された張力を測定
しその張力から逆算して布設中のケーブルの張力を求め
るものであった。この場合、測定された張力はケーブル
等の張力とワイヤ自体の張力との複合されたものであ
り、本当に知りたいケーブルの布設張力は単に推定の域
を出ないものであった。とくに、管路内布設などで布設
ルートに曲がり部が多いような経路にケーブル等を布設
する場合にはワイヤが曲がり部の管路壁にくいこんだり
して大きな摩擦張力が生じ、これを前記従来のウィンチ
側張力計で測定した場合には非常に高い張力が観測さ
れ、ケーブル等の許容布設張力を大巾に超える数値が表
れるケースが頻発する。この場合、本当にケーブル自体
が許容張力を超えているのかあるいは単に前記ワイヤの
摩擦による異常張力なのか直ちに判定することは困難で
あった。従って、布設されるケーブルが超高圧電力ケー
ブルなどである場合には実質的に大きな問題を残すもの
であり、このようなケーブルの真の張力を把握すること
はきわめて重要なことであるが、前記管路等内において
ケーブル等の張力そのものを把握する方法は未だ提案さ
れていない。
[発明の目的] 本発明は、上記したような実情にかんがみてなされたも
のであり、牽引ワイヤそれ自体を利用して布設作業中の
ケーブルの先端での張力を直接監視記録することを可能
とする張力監視可能な牽引装置を提供しようとするもの
である。
[発明の概要] すなわち、本発明は、牽引用ワイヤの内部に光ファイバ
を内蔵せしめ、当該牽引ワイヤの一端を段剥ぎして光フ
ァイバを露出せしめ、これに電気−光変換器(以下E/O
変換器という)およびストレインゲージなどの電気的張
力センサーを接続する一方、他方の端部においては光−
電気変換器(以下O/E変換器という)を接続したことを
要旨とするものであり、前記電気的張力センサーを有す
る側を電気ケーブル等の端部に接続し、牽引ワイヤでケ
ーブル等を引き込んだ際に、ケーブル等の先端における
張力そのものを例えばストレインゲージなどよりなる前
記電気的センサーにより検出し、それによって生じた電
気信号をE/O変換器によって光信号に変え、当該光信号
を牽引ワイヤ自体に内蔵された光ファイバ内に伝送せし
め、牽引ワイヤの他端側のO/E変換器で再び電気信号に
変え、前記ケーブル等の先端での張力を直接記録せしめ
るようにしたものである。
[実施例] 以下に、本発明の実施例として先に説明したケーブル布
設の場合を具体例にあげて説明する。
第1図は、本発明に係る張力監視可能な牽引装置のケー
ブル側の端部構成を示す説明図である。1は本発明に係
る光ファイバ内蔵牽引ワイヤであって、内部に例えばス
テンレスパイプ内に光ファイバ3を収納したOPユニット
2があり、その外周に鋼線1a,1aが撚合されてなるもの
である。このような牽引ワイヤ1を用いて牽引装置のケ
ーブル側端部を構成するに当っては、牽引ワイヤ1の端
部が段剥ぎされOPユニット2を構成するパイプならびに
当該パイプ内に収容された光ファイバ3が露出せしめら
れ、光ファイバ3の端部にはE/O変換器4が接続される
と共に当該E/O変換器4には電気的張力センサーである
例えばストレインゲージ5が電気的に接続される。10は
前記ストレインゲージ5を内蔵するロードセルであって
当該ロードセル10には牽引中の撚りがケーブル側に伝達
されるのを防止するための撚戻し装置14が設けられてい
る。また、11は前記ロードセル10に前記牽引ワイヤ1を
引留めるための引留金具であって、牽引ワイヤ1の端部
で撚りほぐされた鋼線1a,1aが引留用コーン12を介し、
図のように引留金具11によりしっかりと引留められる。
13は前記ロードセル10と前記引留金具11とを固定するた
めのビスである。
一方、牽引用ワイヤの反対側端部においても、前記第1
図同様に光ファイバ3が段剥ぎ露出せしめられ、これに
O/E変換器が接続され当該O/E変換器に記録装置が接続さ
れる。
第2図はそのようにして構成された張力監視可能な牽引
装置をケーブル20に接続し、これを例えば前記管路内に
引き込み布設する場合を示す説明図である。21はケーブ
ル20の端部に連結された例えばプーリングアイのごとき
延線用金具である。これに前記本発明に係るロードセル
10が図のように接続され、以下図のようにワイヤ1は巻
取機であるウィンチキャプスタン30を介しすでに説明し
たO/E変換器31および記録装置32に接続される。なお、
第2図において33はワイヤ1に負荷された張力を直接測
定する従来の張力計である。
以上のように構成し、ウィンチキャプスタン30によって
牽引ワイヤ1を巻取ることによりケーブル20が延線布設
されるわけであるが、このときケーブル20に負荷された
張力はロードセル10のストレインゲージ5によって直接
検知され、その検知程度に応じた検知電流が生ずる。こ
の検知電流をE/O変換器4によって光信号に変換し、光
ファイバ3を介して光信号として伝送され、当該光信号
はO/E変換器31において再び電気信号に変換され、当該
信号に基き記録装置32において記録されるのである。
以上によってわかるように、記録装置32に記録された張
力は、ケーブル20の先端における張力そのものであって
牽引ワイヤ1に生じた張力はなんら記録されない。従っ
て本発明に係る装置によれば、まさにケーブルの張力そ
のものを測定できるのであり、従来例におけるようにワ
イヤの張力との合成値を計算によって分析し、解析し、
推定する場合とは相違し、きわめて正確にそして確実に
ケーブルそのものの張力を監視しつつケーブルの布設作
業を行なうことができるのである。もしも、ケーブルそ
のものに異常張力が生じた場合には、ケーブルそのもの
の異常張力として監視できるから、その信頼性は従来例
に比較すべきものがない。なお、本発明に係る装置に付
属せしめ、第2図に示すようにウィンチキャプスタン30
の近傍に従来のワイヤロープ張力計33を設置し、牽引ワ
イヤ1の張力をも検知するようにしてもよい。このよう
にすれば、すでに説明した管路内における牽引ワイヤ1
に生じた摩擦張力とその際のケーブル20の真の張力との
差が直ちに読みとられ、このようなデータを蓄積するこ
とにより牽引ワイヤの摩擦係数を推定することが可能と
なるのである。それにより、たとえ通常の牽引ワイヤを
用いた場合であってもその張力計算の精度を飛躍的に向
上せしめるための基礎データを入手し得ることとなるの
である。なお、本発明に係る張力監視装置の例えばE/O
変換器等に必要な電源はバッテリー内蔵としてもよく、
またウィンチ側における電源を光ファイバを利用して伝
送するようにするものであってもよい。
以上のように、本発明に係る牽引装置は、主要な信号伝
送路を光ケーブルによって構成したから隣接回線あるい
は並行回線などによる電磁的影響を受けるおそれが一切
なく、雑音による観測結果の乱れなども一切ないのであ
って、きわめて正確かつ確実な信号を検知できるもので
ある。しかも、ストレインゲージにより検知される電流
はきわめて微弱なものであってこれを従来の電気的伝送
系統を用いて取り出しても、前記雑音による影響がきわ
めて大きく、その信頼性が大きく阻害されるものである
が、本発明に係る張力監視装置は、そのような微弱な電
気信号を直ちに光信号に変えるものであって、小さなき
わめて微弱な信号であっても適確にこれをとらえ得るば
かりでなく、前記したような隣接回路よりの妨害を完全
に排除できた意義は非常に大きなものがあるといわねば
ならない。
以上は本発明に係る実施例としてケーブルの布設に応用
した場合を示したが、その適用分野は単にケーブル布設
にのみ限定されるものではない。例えばクレーン等のワ
イヤやフック部に本発明に係る装置を適用すれば高精度
の荷重測定をリアルタイムで実施でき、その安全性を一
段と向上せしめ得るという優れた効用を発揮せしめるこ
とができるものであって、その応用分野は広いというこ
とができる。また近年光ファイバを内蔵した光ファイバ
複合ケーブルが数多く実用化されつつあるが、これに本
発明に係る装置を使用すれば、前記内蔵された光ファイ
バを直接利用して、より細部の張力監視が可能となると
いう優れたメリットを発揮せしめることもできる。
[発明の効果] 以上の通り、本発明に係る牽引装置をもってすれば、本
当に知りたいケーブルの布設張力などを直接監視できる
ものであり、その作業における信頼性を飛躍的に向上せ
しめることができるばかりでなく、その伝送系統に光フ
ァイバを用いたことにより微弱な電気信号を確実に取出
せるものであって、しかも隣接回路等よりの電磁的影響
による妨害が一切なく、きわめて高精度かつ確実な情報
を入手できる意義はまことに大きく、精密な張力監視の
もとでの布設が要請される超高圧ケーブルの布設などに
おいて本発明の果す役割はまことに画期的ということが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る牽引装置の一方の端部構成を示す
説明図、第2図は本発明に係る牽引装置をケーブルの布
設に適用している例を示す説明図である。 1:光ファイバ内蔵ワイヤ、 2:OPユニット、 3:光ファイバ、 4:E/O変換器、 5:ストレインゲージ、 10:撚戻し兼用ロードセル、 11:引留金具、 12:引留用コーン、 20:電線又はケーブル、 30:ウィンチキャプスタン、 31:O/E変換器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ内に光ファイバを収納したOPユニッ
    トの外周に鋼線を撚合せてなる牽引ワイヤおよびこれを
    巻取る巻取機を主たる構成要素となし、前記ワイヤの端
    末にはそれぞれ光ファイバが段剥ぎ露出せられ、当該光
    ファイバの一端には電気−光変換器ならびにこれと接続
    されている電気的張力センサーが接続せられ、前記光フ
    ァイバの他端には光−電気変換器ならびにこれと結合さ
    れている監視記録装置が接続されてなる張力監視牽引装
    置。
  2. 【請求項2】ワイヤにはさらに常用のワイヤロープ張力
    計が配置されてなる特許請求の範囲第1項記載の張力監
    視牽引装置。
  3. 【請求項3】電気的張力センサーがストレインゲージで
    ある特許請求の範囲第1または2項記載の張力監視牽引
    装置。
  4. 【請求項4】電気的張力センサーを保持する側に、撚戻
    し機構が設けられてなる特許請求の範囲第1から3項の
    いずれかに記載の張力監視牽引装置。
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