JPH0754570A - 穿孔機械の掘削ドリル位置決め方法 - Google Patents

穿孔機械の掘削ドリル位置決め方法

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JPH0754570A
JPH0754570A JP22517293A JP22517293A JPH0754570A JP H0754570 A JPH0754570 A JP H0754570A JP 22517293 A JP22517293 A JP 22517293A JP 22517293 A JP22517293 A JP 22517293A JP H0754570 A JPH0754570 A JP H0754570A
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JP
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drill
drilling
boom
angle
excavation
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JP22517293A
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Hideo Tsukada
秀男 塚田
Kiyoshi Tamura
喜代志 田村
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削断面に対し掘削ドリルの穿孔位置及び角
度を設定するときの基準位置を容易に設定でき、現場に
即した実用的な穿孔機械の掘削ドリル位置決め方法を提
供する。 【構成】 切羽に掘削ドリル23により穿孔する穿孔機
械10のドリル架台20に第1及び第2の照準用ターゲ
ット26、27を掘削ドリル23の進退方向に所定間隔
離して配設し、前記切羽に向けてビーム発振器54から
切羽の掘進方向と平行なレーザビーム54aを発生さ
せ、このレーザビーム54aにドリル架台20の第1及
び第2照準用ターゲット26、27を合わせることによ
り、掘削ドリル23を切羽の掘進方向に対してローリン
グもピッチングもない、掘進方向と平行する基準位置に
割り出し位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル切羽などの掘
削断面に対する掘削ドリルの穿孔位置及び穿孔角度を割
り出す時の穿孔機械の掘削ドリル位置決め方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トンネル切羽にその円周に沿い穿孔する
穿孔機械としては、移動式の台車に複数の掘削機を架装
したドリルジャンボが知られている。
【0003】この種のドリルジャンボを用いてトンネル
切羽を穿孔する場合の最も典型的な穿孔方法としては、
まず、ドリルジャンボを施工位置まで移動させる。次
に、掘削ドリルを支持するブームを運転席にいるオペレ
ータのマニュアル操作により動作させて、掘削ドリルを
切羽の目標穿孔位置にセットし、かつ切羽に対する掘削
ドリルの穿孔角度を目標値にセットする。その後、コン
トロールレバーなどをマニュアル操作することにより、
掘削ドリルを回転させながら前進方向に送り込み、これ
により切羽に穿孔する。
【0004】従来、このようなドリルジャンボにおい
て、切羽に対する掘削ドリルの穿孔位置及び穿孔角度を
設定する場合は、まず、トンネル切羽に対する穿孔機械
本体の施工位置を光学測定装置により計測し、その計測
値が穿孔許容範囲に入るように穿孔機械本体を移動し位
置決めした後、この位置を基準にして切羽に対する掘削
ドリルの穿孔位置及び穿孔角度をトンネルの軌道データ
から演算により求め、この穿孔位置及び穿孔角度に掘削
ドリルを割り出すようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の穿孔機械における穿孔位置及び穿孔角度の
設定方法では、穿孔機械が穿孔許容範囲に設置されてい
ることを光学測定装置により計測した後、この位置を基
準にしてトンネル切羽に対する掘削ドリルの穿孔角度及
び穿孔角度を演算により求める構成になっているため、
穿孔機械本体の位置が正確に計測されていないと掘削ド
リルの穿孔位置及び穿孔角度の割り出しに誤差が生じ、
余掘りの原因となってしまう。また、穿孔機械本体を基
準にして掘削ドリルの穿孔位置及び角度を割り出さなけ
ればならないため、穿孔機械が移動する度に穿孔機械本
体の位置を計測しなければならず、その計測作業が面倒
で時間もかかり、トンネルのような作業環境の悪い現場
には即さないという問題があった。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、その目的とするところは、掘削断面に
対し掘削ドリルの穿孔位置及び角度を設定するときの基
準位置を容易に設定でき、現場に即した実用的な穿孔機
械の掘削ドリル位置決め方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、走行可能な走行体と、前記走行体に水平方
向及び鉛直方向に揺動可能に支持されたブームと、前記
ブームを水平方向及び鉛直方向に揺動動作させるブーム
駆動手段と、前記ブームの揺動先端部に水平方向及び鉛
直方向に揺動可能に支持されたドリル架台と、前記ドリ
ル架台を水平方向及び鉛直方向に揺動させる架台駆動手
段と、前記ドリル架台に進退可能に支持されているとと
もに駆動手段により回転される掘削ドリルと、記掘削ド
リルを進退させる送り手段とを有し、前記ブーム駆動手
段及び架台駆動手段により掘削断面に対し掘削ドリルの
穿孔位置及び穿孔角度を割り出す穿孔機械の掘削ドリル
位置決め方法であって、前記ドリル架台に第1及び第2
の照準用ターゲットを前記掘削ドリルの進退方向に所定
間隔離して配設し、前記掘削断面に向けてビーム発生手
段から前記掘削断面の掘進方向と平行な基準光ビームを
発生させ、前記ドリル架台を前記ブーム駆動手段及び架
台駆動手段により移動させることにより前記基準光ビー
ムが前記第1の照準用ターゲットの中心を通過して第2
の照準用ターゲットを視準する位置に前記ドリル架台を
割り出し、前記割り出し位置を前記掘削断面に対する掘
削ドリルの基準用穿孔位置及び角度として位置決めする
構成にした。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明方法を適用した穿孔機械(2ブ
ームホイールジャンボ)の概略構成を示す側面図であ
る。図1において、トンネル内を移動する穿孔機械10
は、ホイール移動式の台車11を備え、この台車11は
アウトリガ12により地面上に安定に据え付けられる構
成になっている。台車11上には、穿孔機械10の走行
駆動源であるディーゼルエンジン13、及び図略の電動
機により駆動される油圧ポンプ等からなる油圧発生源1
4が設置され、さらに運転席15及び各種の操作レバー
(不図示)等を有する操作盤16などが設置されてい
る。
【0009】台車11の前端部には、図略の油圧モータ
により水平方向に揺動される支持台17が設置され、こ
の支持台17には、左右一対の伸縮可能なブーム18の
各基部が上下方向に揺動可能に支持されており、この各
ブーム18は、油圧発生源14から操作盤16を通して
供給される圧油で駆動される油圧シリンダ19により、
前記基部を基点にして上下方向に揺動される。また、ブ
ーム18の揺動先端部には、ドリル架台20が水平方向
及び鉛直方向に揺動可能に取り付けられている。ドリル
架台20は、油圧発生源14から操作盤16を通して供
給される圧油で駆動される油圧機構21により水平方向
に揺動され、さらに、油圧発生源14から操作盤16を
通して供給される圧油で駆動される油圧機構22により
鉛直方向に揺動される。
【0010】ドリル架台20には、図2に示すように、
掘削ドリル23がドリル架台20の長手方向に進退可能
に、かつ回転可能に支持されており、この掘削ドリル2
3は、これと一体にドリル架台20上を進退する電動機
24により回転駆動される。また、ドリル架台20に
は、掘削ドリル23及び電動機24を進退させる送り装
置25が設置されている。
【0011】ドリル架台20の一側面には、穿孔機械1
0の掘削ドリル23を基準点に位置出しするための第1
の照準用ターゲット26と第2の照準用ターゲット27
がドリル架台20の長手方向に所定間隔(例えば、2m
程度)離して、マグネット等により着脱可能に取り付け
られている。第1の照準用ターゲット26の中心には図
2に示すようにレーザビーム透過孔26aが形成されて
おり、また、第2の照準用ターゲット27はミラーから
構成される。
【0012】図1において、28は支持台17に取り付
けた第1の水平センサであり、この第1の水平センサ2
8はブーム18の基準点からの水平方向の揺動角度を検
出するものである。29はドリル架台20に取り付けた
第2の水平センサであり、この第2の水平センサ29は
ドリル架台20の基準点からの水平方向の揺動角度を検
出するものである。また、30はドリル架台20に取り
付けた鉛直センサであり、この鉛直センサ30は、ドリ
ル架台20の基準点からの鉛直方向の揺動角度を検出す
るものである。
【0013】図1中、31は操作盤16上に設置した表
示装置であり、この表示装置31の表示パネル31aに
は、図3に示すように、掘削ドリル23の鉛直方向の揺
動角度を表示するデジタル表示部32、掘削ドリル23
を基準位置に位置決めするときに基準からの鉛直方向の
揺動角度のずれ具合を表示する表示部33、掘削ドリル
23の水平方向の揺動角度を表示するデジタル表示部3
4、及び掘削ドリル23を基準位置に位置決めするとき
に基準からの水平方向の揺動角度のずれ具合を表示する
表示部35と、切羽の円周方向の複数の穿孔位置及び切
羽の中心に掘削ドリル23を位置決めするときの位置決
め状態を表示する表示部36がそれぞれ設けられてい
る。
【0014】次に、図4の構成について説明する。図4
は掘削ドリル23の位置決め時における表示処理のブロ
ック図を示すもので、40は中央処理装置(以下、CP
Uと略称する)であり、このCPU40の入力側には、
第1の水平センサ28、第2の水平センサ29及び鉛直
センサ30がそれぞれ接続されている。また、CPU4
0の出力側には、表示制御回路41を介して表示装置3
1が接続されている。
【0015】次に、図5により穿孔機械10の掘削ドリ
ル23を基準点に位置出しするためのレーザビームを生
成する場合の構成について説明する。図5に示すよう
に、トンネル50内の切羽51側の天井部等には、掘削
ドリル23の切羽51に対する基準位置を割り出すため
の基準用ターゲットミラー52を配設し、さらに、トン
ネル50内の坑口側に位置する天井部には、光波距離計
53を備えたレーザ発振器54を配設し、このレーザ発
振器54から発生するレーザビーム54aをターゲット
ミラー52に照射することにより、切羽51の掘進方向
と平行な基準レーザビームを生成する。また、切羽51
の任意の位置には、光波距離計53から切羽51までの
距離及び切羽51の位置を計測するための反射プリズム
55が配設されている。
【0016】次に、上記のように構成された本実施例の
動作について説明する。切羽51に発破用の孔などを穿
孔する場合は、まず、ディーゼルエンジン13を起動し
て穿孔機械10を手動運転にてトンネル切羽51と正対
する施工位置まで移動し、この穿孔機械10をアウトリ
ガ12によりトンネル50内に安定に据え付ける。次
に、図5に示すように、レーザ発振器54から発生する
レーザビーム54aを基準用ターゲットミラー52に向
けて照射し、該基準用ターゲットミラー52を視準する
ことにより、トンネル50の掘進方向と平行なレーザビ
ーム54aを生成する。このレーザビーム54aは穿孔
機械10の掘削ドリル23を基準点に位置出しするため
の基準レーザビームとなる。
【0017】次に、操作盤16上の操作レバーを操作し
て、支持台旋回用油圧モータ及びブーム上下動用油圧シ
リンダ19に油圧発生源14から圧油を供給することに
よりブーム18の揺動端側をレーザビーム54aへ移動
させ、ブーム18の揺動端に設けたドリル架台20の各
照準用ターゲット26、27をレーザビーム54aの光
路上に位置させる。さらに、操作盤16上の別の操作レ
バーを操作することにより、ドリル架台20を油圧機構
21で水平方向に揺動させるとともに、油圧機構22に
より鉛直方向に揺動させて、各照準用ターゲット26、
27の中心がレーザビーム54aの光路と一致するよう
にドリル架台20の位置を調節する。これにより、レー
ザビーム54aが第1の照準用ターゲット26の透過孔
26aを通過して第2の照準用ターゲット27を視準す
るようにすれば、掘削ドリル23はトンネル50の掘進
方向に対してローリングもピッチングもない、掘進方向
と平行する基準位置に割り出され、位置決めされること
になる。
【0018】上記掘削ドリル23の基準位置割り出し時
において、第1の水平センサ28により検出されるブー
ム18の水平方向の揺動角度信号はCPU40に取り込
まれるとともに、第2の水平センサ29により検出され
るドリル架台23の水平方向の揺動角度信号もCPU4
0に取り込まれる。また、鉛直センサ30により検出さ
れるドリル架台20の鉛直方向の揺動角度信号もCPU
40に取り込まれる。CPU40では、第1及び第2の
水平センサ28、29で検出した角度信号を合成処理し
て、切羽51に対する掘削ドリル23の水平方向の揺動
角度を演算し、その演算結果を表示制御回路41を通し
て表示部31に出力する。この演算結果、即ち掘削ドリ
ル23の水平方向の揺動角度はデジタル表示部34に数
値表示されるとともに、レーザビーム54aに一致する
以前の水平方向の角度のずれ具合が表示部35に表示さ
れる。一方、CPU40に取り込まれた鉛直センサ30
からの角度信号はCPU40で処理された後、表示制御
回路41を通して表示部31に出力される。その結果、
切羽51に対する掘削ドリル23の鉛直方向の揺動角度
はデジタル表示部32に数値表示されるとともに、レー
ザビーム54aに一致する以前の鉛直方向の角度のずれ
具合が表示部33に表示される。また、ドリル架台20
の第1及び第2の照準用ターゲット26、27がレーザ
ビーム54aと一致する基準位置へ割り出された状態で
は、表示部33、35のランプ点灯位置は、図3の黒塗
で示す如く中央にくる。従って、この表示状態を視認す
ることにより、掘削ドリル23がトンネル50の掘進方
向と平行する基準位置に割り出されたことを容易に判断
できる。
【0019】また、表示装置31の表示パネル31aに
設けたリセットボタン37を押すことにより、各デジタ
ル表示部32、34の表示内容をゼロリセットし、この
ゼロリセットされた水平及び鉛直方向の角度が掘削ドリ
ル23の基準角度データとしてCPU40に内蔵のメモ
リに格納される。従って、実際の切羽51に対する掘削
ドリル23の穿孔位置及び穿孔角度の設定は、上記基準
位置を基にして行われる。
【0020】次に、切羽51に対して掘削ドリル23の
実際の穿孔位置及び穿孔角度を決定する場合について説
明する。まず、レーザ発振器54から発振するレーザビ
ーム54aをトンネル切羽51に設置した反射プリズム
55に向けて照射することにより、反射プリズム55の
中心を自動的に探索する。これにより、切羽51までの
距離を光波距離計53で計測するとともに、この距離デ
ータと予め設定されているトンネル50の軌道データを
基にして反射プリズム設置位置に対する切羽面を図略の
計算装置により演算する。その後、上記演算結果に基づ
いてレーザ発振器54を動作させることにより、図6に
示すように、レーザビーム54aで掘削ラインLを半円
形に照射し、または発破パターンの穿孔位置を照射し、
これらの照射位置をマーキングする。
【0021】次に、操作盤16上のレバーをマニュアル
操作することによりブーム18を揺動させて掘削ドリル
23を含めたドリル架台20をレーザビーム54aと一
致する基準割り出し位置から切羽51のマーキング位置
へ平行移動させる。その後、トンネル50の軌道データ
及び切羽51の地質等に応じて予め設定されている角度
データに切羽51の各マーキング位置に対する掘削ドリ
ル23の水平方向及び鉛直方向の角度を設定する。この
場合、マーキング位置に対するトンネル掘進方向の穿孔
角度は予め設定されている角度データから判明している
から、ドリル架台20を油圧機構21、22により水平
方向及び鉛直方向に揺動させ、このドリル架台20をゼ
ロリセットされた基準の角度から予め設定されている水
平及び鉛直方向の角度に調節することにより、掘削ドリ
ル23をトンネル切羽51の穿孔に適合する角度に正確
に設定することができる。
【0022】上記のように本実施例においては、レーザ
発振器54から発生するレーザビーム54aを基準用タ
ーゲットミラー52に向け照射して、該ターゲットミラ
ー52を視準することにより、トンネル50の掘進方向
と平行なレーザビーム54aを生成し、このレーザビー
ム54aにドリル架台20の第1、第2の照準用ターゲ
ット26、27を合わせることにより、掘削ドリル23
をトンネル50の掘進方向に対してローリングもピッチ
ングもない、掘進方向と平行する基準位置に割り出し位
置決めする構成にしたので、従来のように穿孔機械本体
の位置を計測する必要がなくなり、これに伴いトンネル
切羽51に対し掘削ドリル23の穿孔位置及び角度を設
定するときの基準位置を容易に設定できると共に、基準
位置の設定作業も簡便になり、穿孔現場に即した実用性
の高い穿孔機械を提供できる。また、トンネル切羽51
のマーキング位置に穿孔する場合、ドリル架台20を割
り出し基準位置から切羽51の穿孔位置へ平行移動さ
せ、ドリル架台20をゼロリセットされた基準の角度か
ら予め設定された水平及び鉛直方向の角度に調節するこ
とにより、掘削ドリル23をトンネル切羽51の穿孔に
適合する角度に設定する方式にしたから、トンネル切羽
51に対する穿孔角度を正確に設定することができる。
これによって、トンネル50の余堀りを防止できる。
【0023】なお、本発明は、上記実施例に記載された
構成のものに限らず、請求項に記載した範囲を逸脱しな
い限り、種々の変形が可能である。例えば、上記実施例
では、トンネル切羽(掘削断面)の掘進方向と平行な光
ビームを発生させる手段に光波距離計53のレーザ発振
器54を用いた場合について説明したが、独立のレーザ
発振器を用いてもよい。この場合、基準用ターゲットミ
ラーは不要になる。また、基準用の光ビームはレーザに
限定されない。また、本発明はトンネル切羽の穿孔に限
らず、その他の掘削断面の穿孔にも適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、掘
削断面にドリルにより穿孔する穿孔機械のドリル架台に
第1及び第2の照準用ターゲットを前記掘削ドリルの進
退方向に所定間隔離して配設し、前記掘削断面に向けて
ビーム発生手段から前記掘削断面の掘進方向と平行な基
準光ビームを発生させ、この基準光ビームに前記ドリル
架台の第1及び第2照準用ターゲットを合わせることに
より、掘削ドリルを掘削断面の掘進方向に対してローリ
ングもピッチングもない、掘進方向と平行する基準位置
に割り出し位置決めする構成にしたので、穿孔機械本体
の位置を計測する必要がなくなり、掘削断面に対し掘削
ドリルの穿孔位置及び角度を設定するときの基準位置を
容易に設定できると共に、掘削ドリルの基準位置への設
定作業も簡便になり、穿孔現場に即した実用性の高い穿
孔機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用した穿孔機械の概略側面図で
ある。
【図2】本実施例におけるドリル架台部分の斜視図であ
る。
【図3】本実施例における表示部に正面図である。
【図4】本実施例における表示制御部のブロック図であ
る。
【図5】本実施例における基準光ビームの発生例を示す
説明図である。
【図6】トンネル切羽にレーザビームにより掘削ライン
または穿孔位置を照射してマーキングする場合の説明図
である。
【符号の説明】
10 穿孔機械 11 台車(走行体) 14 油圧発生源 17 支持台 18 ブーム 19 油圧シリンダ(ブーム駆動手段) 20 ドリル架台 21 油圧機構(架台駆動手段) 22 油圧機構(架台駆動手段) 23 掘削ドリル 24 電動機(ドリル駆動手段) 25 送り装置 26 第1の照準用ターゲット 27 第2の照準用ターゲット 51 切羽(掘削断面) 52 基準用ターゲットミラー 54 レーザ発振器(ビーム発生手段) 54a レーザビーム(基準光ビーム)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行可能な走行体と、 前記走行体に水平方向及び鉛直方向に揺動可能に支持さ
    れたブームと、 前記ブームを水平方向及び鉛直方向に揺動させるブーム
    駆動手段と、 前記ブームの揺動先端部に水平方向及び鉛直方向に揺動
    可能に支持されたドリル架台と、 前記ドリル架台を水平方向及び鉛直方向に揺動させる架
    台駆動手段と、 前記ドリル架台に進退可能に支持されているとともに駆
    動手段により回転される掘削ドリルと、 前記掘削ドリルを進退させる送り手段とを有し、 前記ブーム駆動手段及び架台駆動手段により掘削断面に
    対し掘削ドリルの穿孔位置及び穿孔角度を割り出す穿孔
    機械の掘削ドリル位置決め方法であって、 前記ドリル架台に第1及び第2の照準用ターゲットを前
    記掘削ドリルの進退方向に所定間隔離して配設し、 前記掘削断面に向けてビーム発生手段から前記掘削断面
    の掘進方向と平行な基準光ビームを発生させ、 前記ドリル架台を前記ブーム駆動手段及び架台駆動手段
    により移動させることにより前記基準光ビームが前記第
    1の照準用ターゲットの中心を通過して第2の照準用タ
    ーゲットを視準する位置に前記ドリル架台を割り出し、 前記割り出し位置を前記掘削断面に対する掘削ドリルの
    基準用穿孔位置及び角度として位置決めする、 ことを特徴とする穿孔機械の掘削ドリル位置決め方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010216183A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Shimizu Corp 削孔機
KR101395869B1 (ko) * 2012-12-07 2014-05-15 서동산업(주) 심발부 코어 라인형 천공장치
KR101445659B1 (ko) * 2012-11-20 2014-10-06 (주)서동 심발부 코어 라인형 천공장치
CN104963633A (zh) * 2015-05-26 2015-10-07 永煤集团股份有限公司新桥煤矿 一种挪移方法

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