JPH075379U - 解凍装置 - Google Patents
解凍装置Info
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- JPH075379U JPH075379U JP3655593U JP3655593U JPH075379U JP H075379 U JPH075379 U JP H075379U JP 3655593 U JP3655593 U JP 3655593U JP 3655593 U JP3655593 U JP 3655593U JP H075379 U JPH075379 U JP H075379U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本考案は、均一迅速な解凍及び食品のうま味
の保持を図り、かつ装置部品を解体し易く使用後の洗浄
作業もしやすく、衛生上も優れた解凍装置の提供を目的
とする。 【構成】 条溝を列設した上面に直接被解凍物を載置す
る遠赤外線放射板体と、該板体を加熱する加熱手段とを
分離可能に組み合わせてなることを特徴とする解凍装置
であり、より好ましくは、前記遠赤外放射板体が、重量
でMn0.3〜4.5%を必須成分として含み、かつA
l−Mn系金属間化合物が粒子径0.001〜3μmで
分散析出したAl基合金であって、少なくともその上面
には、厚さ5μm以上の陽極酸化被膜を施してなること
を特徴とする。
の保持を図り、かつ装置部品を解体し易く使用後の洗浄
作業もしやすく、衛生上も優れた解凍装置の提供を目的
とする。 【構成】 条溝を列設した上面に直接被解凍物を載置す
る遠赤外線放射板体と、該板体を加熱する加熱手段とを
分離可能に組み合わせてなることを特徴とする解凍装置
であり、より好ましくは、前記遠赤外放射板体が、重量
でMn0.3〜4.5%を必須成分として含み、かつA
l−Mn系金属間化合物が粒子径0.001〜3μmで
分散析出したAl基合金であって、少なくともその上面
には、厚さ5μm以上の陽極酸化被膜を施してなること
を特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、冷凍食品例えば冷凍食肉、冷凍魚等の解凍装置に関し、解凍が均一 に行われ、かつドリップ量を低減して食品のうま味を保持する優れた解凍性能を 有するほか、装置の洗浄を容易にして作業性及び衛生向上を図った解凍装置に関 する。
【0002】
従来、冷凍食品の解凍方法としては、(1)熱(温)風や流水を媒体とする熱 交換、(2)超音波またはマイクロ波等を照射する誘電加熱、(3)低周波通電 法、(4)遠赤外線放射等が適用されている。
【0003】 冷凍食品の解凍装置に求められる特性は、均一迅速の解凍によるうま味の保持 等の解凍性能及び装置機器の構造、取扱いの簡易性、低コスト化、衛生的等であ るが、上記の方法には一長一短があり、改良が望まれている。
【0004】 特開昭63−16776号は、被解凍体と遠赤外放射源を空気流をはさんで対 向させ遠赤外加熱を空気を媒介とする加熱に優先して被解凍体に遠赤外線を放射 して解凍する。また特開平1−309669号では被解凍物に冷風を当てて表面 温度を低温に保持しつつ遠赤外線放射加熱により解凍する。さらに特開平1−2 73539号の、被解凍体をマイクロ波で所定温度まで第1段解凍し、ついで遠 赤外照射加熱による第2段解凍を行う組み合わせ法も知られている。
【0005】
これらの方法は、異なる解凍手段を複数結合したもので、これによって単一解 凍手段によってもたらされる不均一解凍すなわち被解凍物の内部と表層、あるい は突起部と凹部の解凍速度の大きな差異を解消する提案であり、相応の効果が認 めらている。しかしながら、これらは別異の装置を付加する必要があり、調整手 段も簡易なものではない。
【0006】 解凍中に生ずるドリップは、冷凍食品中のうま味の液汁であり、これを可及的 に抑えて解凍することが解凍物のうま味保持の要諦である。
【0007】 それにもまして、多くの業務用解凍作業現場では、被解凍物の周囲に流出する 解凍液すなわちドリップが解凍装置に付着し、放置すれば装置に固着し、カビ発 生、害虫の襲来を招くなど衛生上困難な状況となる。そこで解凍作業後は解凍機 器の厳格な洗浄、殺菌、防カビ処理を施すのが普通である。
【0008】 ところが、一般の解凍機は装置構成部分が一体として組み立てられれているた め、上記の洗浄作業において、電気回路に浸水をきたすなど故障の原因となり、 あるいは洗浄が不十分となるなどの不都合があり、改善が求められている。
【0009】 本考案は、簡易な装置により均一迅速解凍及び食品のうま味の保持を図り、か つ装置部品を解体し易く使用後の洗浄作業が安全かつ完全になされ、衛生上も優 れた解凍装置の提供を目的とする。
【0010】
上記の目的を達成するための解凍装置は、基本的には、条溝を列設した上面に 被解凍物を直接載置する遠赤外線放射板体と、該板体を直接加熱する加熱手段と を分離可能に組み合わせたことを構成上の特徴とするものである。
【0011】 そして、さらに好ましい態様としては、遠赤外線放射板体がAl−Mn系基合 金からなり、その少なくとも上面には厚さ5μm以上の陽極酸化皮膜を施してな ることを特徴とする。また別の好ましい態様としては、遠赤外線放射板体内に、 該板体の面と平行方向に抜挿自在に一端を挿入、他端を別異の加熱手段に接続し たヒートパイプを配設してなることを特徴とする。
【0012】 被解凍物を直接載置する遠赤外放射板面には条溝を列設することが解凍性能を 高める上で重要である。条溝は薄板では折曲、厚板では切削等の手段により形成 されるが、溝の深さは遠赤外線放射効率が良く、ドリップが溜まって被解凍物下 面に接触しない程度であって、しかも使用後の洗浄に支障がない程度で、通常5 〜10mm、幅は2〜20mm程度が適当である。条溝の列設は一定方向に限定 されず、斜方向と直角方向の組み合わせあるいは格子型に設けることも出来る。 ただし、溝は放射板の一端から他端まで貫通すること必要で、中途で閉鎖される 溝はドリップの排出及び洗浄時の支障となるので好ましくない。
【0013】 本考案いおいて適用しうる遠赤外放射板体としては、公知の遠赤外放射物質を 被着した金属板体、例えばAl,Cu等の金属板面に遠赤外放射セラミックスを 溶射したものでもよい。しかし、陽極酸化により黒色系に自然発色した陽極酸化 皮膜を有するAl−Mn系基合金板が最も好ましい。該合金は、Mn0.3〜4 .5%を含有し、残部がAl及び不純物からなるAl基合金素地板中に、Al− Mn系の金属間化合物が平均粒子径0.001〜3μmで分散析出し、該素地板 の両面に厚さ5μm以上の陽極酸化被膜層を形成したものが適している。
【0014】 また重量でMn0.3〜4.5%、Mg0.1〜4.5%、Fe0.5%以下 、Si2.0%以下を含有し、かつ結晶粒微細化剤としてTi 0.003〜0 .15%を単独でもしくはB 0.0001〜0.01%を組合わせて含有し、 残部がAl及び不純物からなる合金がさらに好ましいが組織及び陽極酸化膜は前 記と同一であることが必要である。
【0015】 陽極酸化処理することにより、該合金板面に黒色に自然発色した陽極酸化皮膜 が形成され、この皮膜は解凍装置の加熱温度領域で割れを生起せず、従って合金 板の熱膨張を拘束し、また湿分環境における積層剥離を起こすことなく、熱放散 特性(全放射率)が顕著に改善され、従来の遠赤外放射板と異なり、低温におい ても放射率の低下はなく、50℃以下においても85%を超えている。
【0016】 上記のAl陽極酸化皮膜の生成過程において、Al−Mn系の金属間化合物の 析出部分を避けながら皮膜多孔質層を成長するため、生成する多孔質層は枝分か れした複雑な多孔質構造となる。かかる皮膜は歪吸収能が高いため熱歪に起因す るクラックの発生のおそれが少なく、また仮に微細なクラックが生起してもそれ がトリガーとなるクラックの伝播が起こりにくいため皮膜の耐熱性、耐熱衝撃性 が向上する作用がある。
【0017】 また上記のAl陽極酸化皮膜は、その構造の故に明度が低く、可視領域で黒色 化するため全放射率が高くなり熱放散性が増大する作用がある。しかも自然発色 の黒色であるために、高温において退色するようなこともなく、低温から高温ま での広い温度範囲で安定した熱放散特性を具備している。
【0018】 さらに上記のAl陽極酸化皮膜には、一般に行われるように封孔処理が施され て好ましく使用されるが、かかる封孔処理を施さない、いわゆる無封孔のもので も優れた特性を具備している。
【0019】 陽極酸化皮膜の厚さの影響は、厚くなるほどAl合金基材と陽極酸化皮膜の間 の熱膨張に対する拘束力は増加する。これは非晶質の陽極酸化皮膜の引張強度が 、皮膜厚みに比例していることが原因していると推察される。
【0020】 線膨張係数は、陽極酸化皮膜が約4.5×10-6cm/cm/℃、この系のア ルミニウム合金母材が約24.0×10-6cm/cm/℃で大きな差がある。か かる線膨張係数差を拘束し、かつ皮膜に割れが生じないこと、及び80%以上の 全放射率を得るためには、皮膜の厚みは5μm以上必要になる。
【0021】 一方、熱膨張で押さえ込まれた力は厚さ方向に移動して安定状態を保つことに なる。従って遠赤外線放射板として重要な表面水平方向の熱膨張係数の小さい板 が得られる。
【0022】 次に、本発明におけるAl合金組成の限定理由について説明する。 Mn:前記したとうり本発明において基本的に重要な合金成分である。この含 有量が重量で4.5%を越えると鋳造時に粗大なMn化合物が生成し、圧延等の 加工が困難になると同時に陽極酸化皮膜の形成時にMn化合物を起点として皮膜 に割れが生じ易くなるので好ましくない。
【0023】 一方Mn含有量が0.3%未満の場合は、後述するAl6Mnなる組成の金属 間化合物の析出量と分散状態が不十分となり、枝分かれした状態の陽極酸化皮膜 が十分に形成されず、全放射率が低下する。
【0024】 Mg:本発明において、Mnに加えてさらにMgを0.1〜4.5%含有する ことも好ましい。Mgが共存することによりAl−Mn系金属間化合物の析出が 促進され、その効果を顕在化する。Mg含有量を増すとこれらの効果は増大する が鋳造の困難性もまた増大するのでその上限は4.5%とする。またMg含有量 が0.1%未満では、上記の効果は著しく低減するので0.1%を下限とする。
【0025】 Fe:FeはAl−Mn系金属間化合物の析出に影響を与えるが陽極酸化皮膜 の色調には、本質的な影響はない。しかし0.5%を超えると鋳造性を損なうの で上限を0.4%とする。
【0026】 Si:Siは、Al−Mn系金属間化合物の析出に影響を与えるが、陽極酸化 皮膜の色調には、本質的な影響は与えない。しかし、2.0%を超えるとこの種 合金の鋳造性が悪くなるので2.0%以下に限定する。
【0027】 Ti,B:Tiは鋳塊の結晶粒微細化に有効で圧延材のストリークス、キメを 防止する効果があるが、Ti0.003%未満ではその効果が乏しく、また0. 15%を超えるとTiAl3系粗大金属間化合物が生成して効果を損なうので0 .15%を上限とする。
【0028】 またBはTiと共存して結晶粒微細化を促進する元素であるがその際B量は1 ppm未満では効果が乏しく、また100ppmを超えても効果は飽和し、逆に 粗大TiB2粒子を生成して線状欠陥が発生するので、Tiと組み合わせて添加 するBは1〜100ppmの範囲とする。
【0029】 次に本発明における合金の製造方法について説明する。 本発明のAl−Mn系合金の組成元素は、常法によりAl溶湯中に母合金塊、あ るいは合金粉または金属粉末の形態で添加溶解し、通常は圧延用スラブまたはス トリップに連続鋳造し、しかる後圧延等の加工により製板される。
【0030】 前記したような、Al−Mn系金属間化合物を微細析出分散せしめた合金組織 を形成させるためには、鋳造速度及び析出熱処理が重要である。
【0031】 鋳造については、鋳造速度を高めてMnを充分に固溶させることが必要で、そ の後の析出熱処理においてAl−Mn系金属間化合物を適切な析出状態で析出さ せることが可能であり、このためには通例のDC鋳造法や薄板連続鋳造法(連続 鋳造圧延法)が適当であり、特に5℃/Sec.以上の鋳造速度に達する後者の 方式が一層好ましい。
【0032】 一方、析出熱処理は、300〜600℃の温度において0.5時間以上加熱す る必要がある。温度が300℃未満では析出物が小さ過ぎて、陽極酸化皮膜の色 調が黒色化が乏しく、また600℃を超える温度では陽極酸化皮膜の色調が薄く なり、また結晶粒の粗大化が生ずる。
【0033】 加熱時間は、昇温から保持冷却までの過程を通じて300℃以上に達している 時間が0.5時間以上であればよく、この時間が不足すると陽極酸化皮膜の色調 は黒色化が乏しい。
【0034】 なお上記析出のための熱処理は、鋳塊のまま、あるいは圧延の途中または圧延 後に行ってもよい。したがってこの熱処理は、鋳塊に対する均質化処理、あるい は熱間圧延直後もしくは冷間圧延の途中で必要に応じて行われる中間焼鈍、さら には冷間圧延後に必要に応じて施される最終焼鈍など兼ねて行うことができる。
【0035】 このほか、圧延材とする場合の熱間圧延や冷間圧延、さらに必要に応じて行わ れる中間焼鈍や、最終焼鈍は、常法に従って行いうる。
【0036】 本発明の合金材に対する陽極酸化処理は、特に限定されるものではなく、脱脂 、苛性アルカリエッチング、デスマット処理等の予備処理を行い、次いで硫酸、 シュウ酸等の無機酸、あるいは有機酸、さらにはこれらの混酸を電解浴とし、直 流、交流、交直併用、交直重畳波形等、任意の波形を用いて行うことができる。 ただし、経済性、生産性の点から硫酸浴、直流電解法が好適であり、常法により 封孔処理、半封孔処理(95℃)を施し、又は無封孔とする。また陽極酸化皮膜 は板の全表面に施されて良いが、遠赤外線放射面となる上面のみであっても良い 。
【0037】
上記構成によれば、加熱された遠赤外放射板体面上に被解凍物が直接載置され るため、被解凍物は熱伝導と遠赤外線の直接放射を受けて、解凍エネルギーが無 駄なく効率的に作用する。この場合前記遠赤外放射板体面上に列設された条溝は 、遠赤外線放射が被解凍物に均一に行われる作用及び被解凍物とドリップの非接 触に有効に作用する。これによって均一迅速解凍及び食品のうま味の保持をもた らす。
【0038】 特に本考案において、遠赤外線放射板体がAl−Mn系基合金からなり、少な くとも被解凍物を載置する上面に厚さ5μm以上の黒色に自然発色された陽極酸 化皮膜を施した板体を適用すれば遠赤外放射特性に優れるので上記の作用は一層 強化される。
【0039】 本考案の装置は、遠赤外放射板体を熱源上に直接載置するか、又は該放射板体 内にヒートパイプを配設し、別異の熱源から熱供給する方式で、装置自体及びそ の分解組立が簡易であり、従って使用後の洗浄作業も容易にでき衛生的である。
【0040】
【実施例1】 以下本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 図1は本考案に係る解凍装置の要部で、遠赤外放射板1の素地はAl−Mn系 合金で、組成は重量でMn2.3%、Mg0.9%、Fe0.2%、Si0.8 %、Ti 0.08%を含有し、残部がAl及び不純物からなり、Al−Mn系 金属間化合物が平均粒子径1.2μmで均一分散した組織であった。
【0041】 板厚1.0mmの圧延板を図1に示すごとく、上面に溝巾10mm、深さ15 mm、間隔20mmの断面U字形の条溝2aを列設したトレイ型板にプレス成形 し、ついで常法により表面をアルカリエッチングし、水洗後硝酸でデスマットし 、硫酸電解浴(15%、10℃)中、電流密度1.5A/dm2で直流電解処理 を施した。厚さ25μmの陽極酸化皮膜を形成した後、通常の加圧水蒸気法(5 Kg/cm2)により封孔処理を施して遠赤外放射板1とした。この板の全放射 率は30℃において89%であった。
【0042】 上記の遠赤外放射板1の加熱は温度制御機素付きの電熱ヒーター3により行っ た。遠赤外放射板1の上面に被解凍物として直方体の冷凍牛肉ブロック4を2K g載置し、該ブロック中芯部に温度計を挿入して経時変化を検知した。
【実施例2】
【0043】 図2は本考案の別の実施例で、遠赤外放射板1をヒートパイプ5により加熱す る解凍装置である。
【0044】 実施例1と同一合金の板厚15.0mmの圧延板を切削加工して、板体の面と 平行方向にヒートパイプ5(Cu製管状、直径4.0mm、長さ250mm)の 一端を抜挿自在に挿入しうる挿入孔を穿設した。挿入孔は、ヒートパイプの抜挿 が円滑に行える程度のクリアランスを与えた。また板の上面には溝幅8.5mm 、深さ5mm、間隔15mmの断面V字形条溝2bを列設した。ついで板体を前 記実施例1と同様に処理して、厚さ18μmの陽極酸化皮膜を形成せしめた。
【0045】 上記ヒートパイプの他端は、上記板体とは別異の位置に配置し温度制御機構7 を有する灯油燃焼室6に挿入して加熱し、これにより前記板体を加温した。 被解凍物は、実施例1と同一である。
【0046】 上記実施例1及び2の解凍装置を使用し、冷凍食肉の解凍を行った結果は表1 に示すごとく、従来の自然解凍、電子レンジ解凍、及び被解凍体と遠赤外線放射 板を空気層を挟んで対向させる解凍法と比較して、本考案の解凍装置によれば、 ドリップ量が甚だ少ないこと、解凍肉質が均一であり、柔らかくうま味において 格段の差異が認められた。電子レンジは、解凍は迅速であるがドリップ量が多く 、しかも解凍が不均一で解凍物は局部的に脱水状態であり、本来のうま味を逸失 していた。
【0047】
【表1】
【0048】
本考案の解凍装置は、上記の構成を有するから、 (1)解凍時のドリップ量が少なく、本来のうま味を殆ど逸失しない。 (2)解凍が内外層均一になされるため、解凍物全体が柔らかく、上記(1)の 効果と相乗して、うま味において優れている。 (3)ドリップによる装置の汚染が少なく、しかも装置の分解洗浄が容易である ため解凍の作業性及び衛生上の便益が大きい。 (4)熱源から被解凍物への伝熱加熱と遠赤外加熱の組み合わせにより、熱効率 に優れる。 (5)装置が簡易低廉であり、故障損耗が少ない。
【図1】本考案の実施例1の解凍装置の説明図でA図
は、B図のb−b’矢視、B図は、A図のa−a’矢
視。
は、B図のb−b’矢視、B図は、A図のa−a’矢
視。
【図2】本考案の実施例2の解凍装置の説明図でA図
は、B図のb−b’矢視、B図は、A図のa−a’矢
視。
は、B図のb−b’矢視、B図は、A図のa−a’矢
視。
1:遠赤外線放射板 2a,2b:条溝 3:電熱ヒータ 4:被解凍物 5:ヒートパイプ6 :灯油燃焼室 7:温度制御機構
Claims (3)
- 【請求項1】 条溝を列設した上面に直接被解凍物を
載置する遠赤外線放射板体と、該板体を加熱する加熱手
段とを分離可能に組み合わせてなることを特徴とする解
凍装置。 - 【請求項2】 遠赤外放射板体が、重量でMn0.3〜
4.5%を必須成分とし、必要に応じてMg0.1〜
4.5%、Fe0.5%以下、Si2.0%以下の1種
又は2種以上を含有し、かつ結晶粒微細化剤としてTi
0.003〜0.15%を単独でもしくはB 0.0
001〜0.01%を組合わせて含有し、残部がAl及
び不純物からなるAl基合金素地板中に、Al−Mn系
の金属間化合物が粒子径0.001〜3μmで分散析出
し、該素地板の少なくとも上面には、厚さ5μm以上の
陽極酸化被膜層を施してなることを特徴とする請求項1
記載の解凍装置。 - 【請求項3】 遠赤外線放射板体内に、該板体の面と平
行方向に抜挿自在に一端を挿入、他端を別異の加熱手段
に接続したヒートパイプを配設してなることを特徴とす
る請求項1ないし請求項2の記載の解凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3655593U JPH075379U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 解凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3655593U JPH075379U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 解凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075379U true JPH075379U (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=12473010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3655593U Pending JPH075379U (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 解凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075379U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200475541Y1 (ko) * | 2014-07-02 | 2014-12-09 | 박동현 | 히트파이프를 이용한 해동보드 |
CN109708137A (zh) * | 2019-01-29 | 2019-05-03 | 北京云水浩瑞环境科技有限公司 | 利用热解气的系统和方法 |
CN109736149A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-05-10 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种适用于非对称悬挂式单轨的钢桁梁支撑系统 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP3655593U patent/JPH075379U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200475541Y1 (ko) * | 2014-07-02 | 2014-12-09 | 박동현 | 히트파이프를 이용한 해동보드 |
CN109708137A (zh) * | 2019-01-29 | 2019-05-03 | 北京云水浩瑞环境科技有限公司 | 利用热解气的系统和方法 |
CN109736149A (zh) * | 2019-02-27 | 2019-05-10 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种适用于非对称悬挂式单轨的钢桁梁支撑系统 |
CN109736149B (zh) * | 2019-02-27 | 2024-02-23 | 中铁第四勘察设计院集团有限公司 | 一种适用于非对称悬挂式单轨的钢桁梁支撑系统 |
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