JPH075334Y2 - 容器の定量バルブ機構 - Google Patents

容器の定量バルブ機構

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JPH075334Y2
JPH075334Y2 JP5937389U JP5937389U JPH075334Y2 JP H075334 Y2 JPH075334 Y2 JP H075334Y2 JP 5937389 U JP5937389 U JP 5937389U JP 5937389 U JP5937389 U JP 5937389U JP H075334 Y2 JPH075334 Y2 JP H075334Y2
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stem
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inner chamber
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JP5937389U
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JPH03176U (ja
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明洋 新川
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日進化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は容器のバルブに係り、さらに詳しくは容器から
所定量の内容物を吐出できる定量バルブ機構に関する。
〈従来の技術〉 従来から容器の内容物を所定量だけ吐出するようにした
定量バルブ機構としては、例えば第4図に示すようなも
のが知られている。このものは容器の内容物収納部
(b)と、この内容物収納部(b)と連通孔(c)を会
して連通した所定量収納部(d)と、所定量収納部
(d)にその上面から内部に挿通するシテム(e)と、
ステム(e)を上方に付勢する付勢手段とを備えたもの
である。そして、この容器を倒立させ、ステム(e)を
容器内方に押圧することにより、ステム(e)の下部が
所定量収納部(d)の連通孔(c)を塞ぐとともに、ス
テム(e)の側壁に設けた吐出孔(f)が所定量収納部
(d)内の内容物を容器外へ吐出させるようにしたもの
である。そして、ステム(e)の押圧を止めるとコイル
バネ(g)によりステム(e)が元の状態まで押し上げ
られて、所定量収納部(d)と内容物収納部(b)とが
連通して再び所定量収納部(d)に内容物を送り込むこ
とができるようにしたものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、このものにおいては、ステム(e)を押圧し
たとき、ステム(e)の下部により所定量収納部(d)
の連通孔(c)が塞がれ、所定量収納部(d)と内容物
収納部(b)とが連通されなくなる。このため、所定量
収納部(d)内の内容物をステム(e)の吐出孔(f)
から容器外へ吐出させるには、内容物に例えば液化ガス
等の圧力剤を混合させて内容物自体に圧力を持たせるこ
とが必要となる。従って内容物が圧力剤を含まないもの
では、所定量収納部(d)から容器外へ出すことができ
ず、この様な内容物には使用できないという課題を有す
る。
〈課題を解決するための手段〉 容器(1)の内容物収納部(2)と、内容物収納部
(2)と連通孔(4)を介して連通し内容物収納部
(2)内の内容物を所定量だけ収納する所定量収納部
(3)と、所定量収納部(3)にその上面から内部に上
下動可能に挿通したステム(6)と、ステム(6)を上
方に付勢する付勢手段(7)とを備え、ステム(6)を
押圧することにより、ステム(6)の下部が所定量収納
部(3)から遮断するとともに、ステム(6)の上部に
設けた吐出孔(6a)が所定量収納部(3)と連通し、吐
出孔(6a)から所定量収納部(3)の内容物が容器
(1)外へ吐出し、ステム(6)の押圧を止めることに
より、ステム(6)が付勢手段(7)によって押し上げ
られ、元の状態に戻るようにした容器の定量バルブ機構
において本考案は、次の特徴を有するものを提供するこ
とにより上記課題を解決する。
本考案の容器の定量バルブ機構は、所定量収納部(3)
内に、この所定量収納部(3)に送られてくる内容物を
ステム(6)の吐出孔(6a)へ押し出す押出手段として
の袋体(5)が備えられる。
この袋体(5)は、所定量収納部(3)内を外室(3d)
と内室(3f)とに区画する。又、この袋体(5)の下端
が開口され、所定量収納部(3)の連通孔(4)に接続
されることにより、内室(3f)と内容物収納部(2)と
が連通されて内容物収納部(2)内で加圧手段によって
加圧状態とされた内容物がその加圧力によって連通孔
(4)から内室(3f)内に入り込めるようになされると
ともに、内室(3f)内にステム(6)の下部が内容物収
納部(2)から内室(3f)を遮断できるように導入さ
れ、 更に、この袋体(5)が、伸縮自在、且つ弾性力を有す
るものから形成されることにより、内室(3f)が内容物
収納部(2)から入り込んできた内容物を袋体(5)の
弾性力に抗して外室(3d)の容積の範囲内で膨張して受
容できるようになされたものである。
〈作用〉 本考案においては、所定量収納部内に所定量の内容物を
伸縮自在に包含し、且つ弾性力を有する袋体を、所定量
収納部内を外室と内室とに区画するように備えるため、
内容物収納部から所定量収納部に送られてくる内容物が
この内室に入り、この内室が、外室の容積の範囲内を膨
張する。この際、袋体に包含された内容物は、袋体が縮
もうとする弾性力により押圧された状態になる。
これにより、内室内の内容物自身に圧力を有さない場合
にも、所定量収納部内の内容物を常時押圧してステムに
送り出すことができる。
〈実施例〉 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図は、本考案の容器の定量バルブ機構の要部を示す
断面図である。
本考案の容器の定量バルブ機構における容器(1)は、
下部の内容物収納部(2)(第2図参照)と、上部の所
定量収納部(3)と、この所定量収納部(3)内に挿入
されるステム(6)と、このステム(6)を上方に付勢
する付勢手段としてのコイルバネ(7)とからなる。
所定量収納部(3)は、下部の内容物収納部(2)と連
通され、内容物収納部(2)内の内容物を所定量だけ収
納する部分である。即ち、一回の使用量に適する量の内
容物を収納する部分である。
本実施例におけるこの所定量収納部(3)は側面(3a)
と下面(3b)が合成樹脂により一体的に形成され、上面
(3c)が板状の合成ゴムにより形成されてなる。下面
(3b)には中央部に内容物収納部(2)からこの所定量
収納部(3)に内容物を送るための連通孔(4)を有
し、この連通孔(4)により内容物収納部(2)と連通
させている。そして、内部には袋状からなる袋体(5)
と、ステム(6)と、このステム(6)を上方に押し上
げる付勢手段としてのコイルバネ(7)とを備えてい
る。袋体(5)は、所定量収納部(3)に送られてくる
内容物をステム(6)へ押し出す押出手段としてのもの
であり、弾性力を有するゴム製チューブからなる。
尚、この袋体の材質は、ゴム製のものに限らず、後述す
る内容物収納部(2)内で内容物が受ける圧力より弱い
弾性力を有するものであれば良く、適宜変更できるもの
である。
この袋体(5)により、所定量収納部(3)内が外室
(3d)と内室(3f)とに区画されてなる。袋体(5)の
下端は、所定量収納部(3)の連通孔(4)の周縁に係
止されて開口部(5a)を有し、この開口部(5a)により
内室(3f)と内容物収納部(2)とが連通される。上端
は、所定量収納部(3)の上面(3c)と側面(3a)との
間に挾持されて係止され、上方からステム(6)の下部
を内室(3f)内に導入されるように形成されている。
第1図に示す状態の袋体(5)は内容物を包含していな
い状態を示すものであり、袋体(5)が、自身の弾性力
により、コイルバネ(7)の外周に当接するまで縮み、
内室(3f)と外室(3d)を形成している。
ステム(6)は、上下方向の中程に設けた嵌合溝(6a)
が所定量収納部(3)の上面(3c)の嵌合穴(3e)に嵌
合されて係合され、ステム(6)の下部が所定量収納部
(3)内の内室(3f)内に配位される。この嵌合溝(6
a)の周壁には、内容物を容器(1)外へ吐出するため
の吐出孔(6b)が穿設されてなる。一方、内室(3f)内
に配位されるステム(6)の下部には円柱部(6c)を有
し、その下端がステム(6)を下方に押圧した際、袋体
(5)の開口部(5a)を塞ぐ連通孔遮断部(6d)を成
す。
コイルバネ(7)は、そのコイル状の内方にステム
(6)の円柱部(6c)を挿入するようにして、ステム
(6)の円柱部(6c)と袋体(5)との間に配位されて
なる。
一方、容器(1)の下部の内容物収納部(2)には、内
容物とともに加圧袋(2a)が収納されている。この加圧
袋(2a)は、内容物収納部(2)内の内容物を加圧する
加圧手段としてのものであり、この加圧袋(2a)内には
重曹とクエン酸とが収納され、これらが反応することに
より炭酸ガスが発生し、この炭酸ガスの加圧により加圧
袋(2a)を膨張させる。この加圧袋(2a)の膨張により
内容物は、内容物収納部(2)内において常時加圧され
た状態とされ、その加圧力により内容物収納部(2)内
の内容物が袋体(5)の開口部(5a)から内室(3f)に
入り込めるようになされている。
次に、このバルブ機構の作動について説明する。
まず、第2図に示すように、容器(1)の内容物収納部
(2)内の内容物が加圧袋(2a)の圧力を受けて第1図
の状態の所定量収納部(3)内の内室(3f)に開口部
(5a)から入り込む。これにより、所定量収納部(3)
内の内室(3f)は内容物を包含して袋体(5)の弾性力
に抗して、外室(3d)に膨張し、所定量収納部(3)の
内周壁に当接し、外室(3d)が消滅する。即ち外室(3
d)の容積に相当する量の内容物を収納する。この状態
でステム(6)を下方に押圧する。押圧すると第3図に
示すように、ステム(6)の下端の連通孔遮断部(6d)
が開口部(5a)を塞ぐとともに、嵌合溝(6a)の吐出孔
(6b)と、所定量収納部(3)の上面(3c)との間に隙
間が生じる。この際、この所定量収納部(3)内の内容
物は袋体(5)が縮まろうとする弾性力により押圧され
ているため、内容物はその隙間を通って吐出孔(6d)か
ら容器(1)外へと案内される。そして、吐出後の袋体
(5)は、元の状態、即ち第1図に示すようにコイルバ
ネ(7)に当接した状態まで縮む。これにより、第1図
で示した外室(3d)の容積分の内容物が吐出される。
内容物を吐出した後、ステム(6)の押圧を止めれば、
ステム(6)がコイルバネ(7)により上方に押し上げ
られ、第1図の状態まで戻り、再び開口部(5a)から内
容物が送り込まれる。
以上の様に構成することにより、所定量収納部の内容物
を袋体(5)により押圧することができる。これによ
り、内容物を液化ガス等の圧力剤を混合せず、内容物自
体が圧力を持たないものであっても、使用することがで
きるようになる。
尚、袋体(5)は、実施例で示したように、所定量収納
部(3)内で、その下端が所定量収納部の連通孔(4)
に係止されて開口部(5a)を形成するものに限らず、例
えば連通孔(4)の周縁にゴムパッキンを嵌め、袋体
(5)の下端をこのゴムパッキンに接続させるようにし
て開口させるようにしても良く、一方、袋体(5)の上
端の係止方法もこれに限らず適宜変更できるものであ
る。
〈考案の効果〉 以上、実施例で述べたように、本考案は所定量収納部内
に袋体を収納し、所定量収納部に送られてくる内容物を
袋体内に包含して収納するため、内容物を袋体の弾性力
により常時押圧することができる。
これにより、内容物が内容物収納部から所定量収納部内
に入り内容物収納部から遮断されても、所定量収納部内
の内容物を袋体の弾性力によりステムに送りだすことが
でき、容器外へ吐出させることができる。
従って、内容物自体が圧力剤を含まないようなものであ
っても使用できる有用なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す容器のバルブ部の断面
図、第2図は内室に内容物を包含した状態を示す容器上
部の断面図、第3図はステムを下方に押圧した状態を示
す容器上部の断面図、第4図は従来例を示す容器上部の
断面図である。 (1)…容器、(2)…内容物収納部、(3)…所定量
収納部、(3d)…外室、(3f)…内室、(4)…連通
孔、(5)…袋体、(5a)…開口部、(6)…ステム、
(7)…コイルバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器(1)の内容物収納部(2)と、内容
    物収納部(2)と連通孔(4)を介して連通し内容物収
    納部(2)内の内容物を所定量だけ収納する所定量収納
    部(3)と、所定量収納部(3)にその上面から内部に
    上下動可能に挿通したステム(6)と、ステム(6)を
    上方に付勢する付勢手段(7)とを備え、ステム(6)
    を押圧することにより、ステム(6)の下部が所定量収
    納部(3)から遮断するとともに、ステム(6)の上部
    に設けた吐出孔(6a)が所定量収納部(3)と連通し、
    吐出孔(6a)から所定量収納部(3)の内容物が容器
    (1)外へ吐出し、ステム(6)の押圧を止めることに
    より、ステム(6)が付勢手段(7)によって押し上げ
    られ、元の状態に戻るようにした容器の定量バルブ機構
    において、 上記所定量収納部(3)内に、この所定量収納部(3)
    に送られてくる内容物をステム(6)の吐出孔(6a)へ
    押し出す押出手段としての袋体(5)が備えられ、 この袋体(5)が、所定量収納部(3)内を外室(3d)
    と内室(3f)とに区画し、この袋体(5)の下端が開口
    され、所定量収納部(3)の連通孔(4)に接続される
    ことにより、内室(3f)と内容物収納部(2)とが連通
    されて内容物収納部(2)内で加圧手段(2a)によって
    加圧状態とされた内容物がその加圧力によって連通孔
    (4)から内室(3f)内に入り込めるようになされると
    ともに、内室(3f)内にステム(6)の下部が内容物収
    納部(2)から内室(3f)を遮断できるように導入さ
    れ、 更に、この袋体(5)が、伸縮自在、且つ弾性力を有す
    るものから形成されることにより、内室(3f)が内容物
    収納部(2)から入り込んできた内容物を袋体(5)の
    弾性力に抗して外室(3d)の容積の範囲内で膨張して受
    容できるようになされたものであることを特徴とする容
    器の定量バルブ機構。
JP5937389U 1989-05-23 1989-05-23 容器の定量バルブ機構 Expired - Lifetime JPH075334Y2 (ja)

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