JPH0752610Y2 - シート状物質の特性測定装置 - Google Patents
シート状物質の特性測定装置Info
- Publication number
- JPH0752610Y2 JPH0752610Y2 JP1988098875U JP9887588U JPH0752610Y2 JP H0752610 Y2 JPH0752610 Y2 JP H0752610Y2 JP 1988098875 U JP1988098875 U JP 1988098875U JP 9887588 U JP9887588 U JP 9887588U JP H0752610 Y2 JPH0752610 Y2 JP H0752610Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- ionization chamber
- purge air
- substance
- measuring
- Prior art date
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- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、走行する紙のようなシート状物質にβ線のよ
うな放射線や赤外線のような放射線を照射し該物質を透
過して減衰した放射線を前記上ヘッドに設けられた電離
箱で検出して前記シート状物質の特性を測定する装置に
関する。
うな放射線や赤外線のような放射線を照射し該物質を透
過して減衰した放射線を前記上ヘッドに設けられた電離
箱で検出して前記シート状物質の特性を測定する装置に
関する。
〈従来の技術〉 例えば製紙工場の抄紙工程や塗工工程における紙の如き
シート状物質について、例えば該物質の厚さ等の特性を
測定することは極めて重要なこととなっている。第2図
はこのようなシート状物質の特性測定装置の一般的な構
成を示す図である。この図において、垂直フレーム1,2
と水平フレーム3,4でO型フレーム5が構成されてい
る。また、水平フレーム3には上ヘッド6が把持され、
水平フレーム4には下ヘッド7が把持されている。これ
らヘッド6,7は対向配置するように保たれながら、それ
ぞれ水平フレーム3,4に沿って第3図の紙面上を水平方
向に移動し、例えば上・下ヘッド6,7と6′,7′との間
を往復動する。また、上・下ヘッド6,7(若しくは6′,
7′)が対向配置して形成される間隙には、第2図の紙
面に対して垂直方向にシート状被測定物8が走行するよ
うになっている。更に、第3図は上ヘッドの要部を示す
図であり、図中、9は電離箱、10は電離箱9を覆い該電
離箱を一定温度に保温するマントルヒータ、11は内部に
電離箱9などを収容している上記上ヘッドの側壁、12は
マントルヒータ10の底部を覆う例えばドーナツ形のヒー
タブロック、12aはヒータブロック12内に鋳込まれたヒ
ータ、12bはパージエアが流れる空気通路、13はベース
シャーシである。このような構成からなる従来例におい
て、電離箱9はマントルヒータ10で保温されて一定温度
に保たれる。また、ヒータブロック12はヒータ12aで加
熱されており、空気通路12bを通過したパージエアはヒ
ータブロック12で保温されてのち前記上・下ヘッドの間
隙などをパージしている。このため、上・下ヘッド6,7
(若しくは6′,7′)の間隙などにおける温度変動が減
少し、究極的に被測定物8の測定精度向上が図られてい
る。
シート状物質について、例えば該物質の厚さ等の特性を
測定することは極めて重要なこととなっている。第2図
はこのようなシート状物質の特性測定装置の一般的な構
成を示す図である。この図において、垂直フレーム1,2
と水平フレーム3,4でO型フレーム5が構成されてい
る。また、水平フレーム3には上ヘッド6が把持され、
水平フレーム4には下ヘッド7が把持されている。これ
らヘッド6,7は対向配置するように保たれながら、それ
ぞれ水平フレーム3,4に沿って第3図の紙面上を水平方
向に移動し、例えば上・下ヘッド6,7と6′,7′との間
を往復動する。また、上・下ヘッド6,7(若しくは6′,
7′)が対向配置して形成される間隙には、第2図の紙
面に対して垂直方向にシート状被測定物8が走行するよ
うになっている。更に、第3図は上ヘッドの要部を示す
図であり、図中、9は電離箱、10は電離箱9を覆い該電
離箱を一定温度に保温するマントルヒータ、11は内部に
電離箱9などを収容している上記上ヘッドの側壁、12は
マントルヒータ10の底部を覆う例えばドーナツ形のヒー
タブロック、12aはヒータブロック12内に鋳込まれたヒ
ータ、12bはパージエアが流れる空気通路、13はベース
シャーシである。このような構成からなる従来例におい
て、電離箱9はマントルヒータ10で保温されて一定温度
に保たれる。また、ヒータブロック12はヒータ12aで加
熱されており、空気通路12bを通過したパージエアはヒ
ータブロック12で保温されてのち前記上・下ヘッドの間
隙などをパージしている。このため、上・下ヘッド6,7
(若しくは6′,7′)の間隙などにおける温度変動が減
少し、究極的に被測定物8の測定精度向上が図られてい
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 然しながら、上記従来例においては、マントルヒータ10
内にもヒータが設けられており、ヒータブロック12内の
ヒータ12aと合わせると2つの恒温化回路(ヒータ、サ
ーミスタ、オ及び制御回路など)を備えていることにな
り、製作コストが高くなったりスペースファクタが悪か
ったりするという欠点があった。
内にもヒータが設けられており、ヒータブロック12内の
ヒータ12aと合わせると2つの恒温化回路(ヒータ、サ
ーミスタ、オ及び制御回路など)を備えていることにな
り、製作コストが高くなったりスペースファクタが悪か
ったりするという欠点があった。
本考案はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、電離箱をマントルヒータで覆って一定
温度に保温すると共に、該マントルヒータの内部に電離
箱を巻回するようにしてパージエア用の導管を設け、電
離箱とパージエアを同時に保温するようにしたもので、
上ヘッド内のスペースファクタが良く且つ製作コストも
安くなるように構成されたシート状物質の特性測定装置
を提供することにある。
り、その目的は、電離箱をマントルヒータで覆って一定
温度に保温すると共に、該マントルヒータの内部に電離
箱を巻回するようにしてパージエア用の導管を設け、電
離箱とパージエアを同時に保温するようにしたもので、
上ヘッド内のスペースファクタが良く且つ製作コストも
安くなるように構成されたシート状物質の特性測定装置
を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的を達成するために、本考案は、 上ヘッドと下ヘッドが対向配置して形成される隙間に走
行するシート状物質を配置し、該下ヘッドに設けられた
放射線源から前記シート状物質に放射線を照射し該物質
を透過して減衰した放射線を前記上ヘッドに設けられた
電離箱で検出して前記シート状物質の特性を測定する装
置において、 前記電離箱に巻き付けられていて、パージエアを前記上
・下ヘッドの隙間に供給するパージエア用の導管と、 このパージエア用の導管と前記電離箱とを覆い、一定温
度に保温するマントルヒータと、 を備え、前記パージエアを前記上・下ヘッドの隙間に一
定温度で供給することを特徴としている。
行するシート状物質を配置し、該下ヘッドに設けられた
放射線源から前記シート状物質に放射線を照射し該物質
を透過して減衰した放射線を前記上ヘッドに設けられた
電離箱で検出して前記シート状物質の特性を測定する装
置において、 前記電離箱に巻き付けられていて、パージエアを前記上
・下ヘッドの隙間に供給するパージエア用の導管と、 このパージエア用の導管と前記電離箱とを覆い、一定温
度に保温するマントルヒータと、 を備え、前記パージエアを前記上・下ヘッドの隙間に一
定温度で供給することを特徴としている。
〈実施例〉 以下、本考案について図を用いて詳細に説明する。第1
図は本考案実施例の要部を示す図であり、図中、第3図
と同一記号は同一意味を持たせて使用しここでの重複説
明は省略する。また、14は電離箱9の周囲に巻回され導
入口15から導入されたパージエアが内部を通過して導出
口16から導出されるパージエア用導管である。なお、本
考案は第1図の実施例に限定されることなく種々の変形
が可能であり、例えば電離箱9の周囲に巻回されたパー
ジエア用導管14に代えて電離箱10の周囲に一定の形状
(例えばサインカーブ状や蛇行状など)を描くようにし
て巻き付けられたパージエア用導管を用いても良いもの
とする。
図は本考案実施例の要部を示す図であり、図中、第3図
と同一記号は同一意味を持たせて使用しここでの重複説
明は省略する。また、14は電離箱9の周囲に巻回され導
入口15から導入されたパージエアが内部を通過して導出
口16から導出されるパージエア用導管である。なお、本
考案は第1図の実施例に限定されることなく種々の変形
が可能であり、例えば電離箱9の周囲に巻回されたパー
ジエア用導管14に代えて電離箱10の周囲に一定の形状
(例えばサインカーブ状や蛇行状など)を描くようにし
て巻き付けられたパージエア用導管を用いても良いもの
とする。
このような要部構成を有する本考案の実施例において、
第2図の上・下ヘッド6,7が互いに対向配置するように
保たれながら第2図の紙面上を水平方向に移動し、例え
ば上・下ヘッド6,7と6′,7′との間を往復動する。ま
た、上・下ヘッド6,7(若しくは6′,7′)が対向配置
して形成される間隙には、第2図の紙面に対して垂直方
向にシート状被測定物8が走行するようになっている。
この状態で、下ヘッド7(若しくは7′)に設けられた
放射線源(例えばβ線源)からシート状物質8に放射線
を照射し該物質を透過して減衰した放射線を上ヘッド6
(若しくは6′)に設けられた電離箱(第1図の電離箱
9)で検出して前記シート状物質の特性(例えば厚さや
灰分率)を測定するようになっている。
第2図の上・下ヘッド6,7が互いに対向配置するように
保たれながら第2図の紙面上を水平方向に移動し、例え
ば上・下ヘッド6,7と6′,7′との間を往復動する。ま
た、上・下ヘッド6,7(若しくは6′,7′)が対向配置
して形成される間隙には、第2図の紙面に対して垂直方
向にシート状被測定物8が走行するようになっている。
この状態で、下ヘッド7(若しくは7′)に設けられた
放射線源(例えばβ線源)からシート状物質8に放射線
を照射し該物質を透過して減衰した放射線を上ヘッド6
(若しくは6′)に設けられた電離箱(第1図の電離箱
9)で検出して前記シート状物質の特性(例えば厚さや
灰分率)を測定するようになっている。
一方、第1図において電離箱9とパージエア用導管14は
マントルヒータ10で保温されて一定温度に保たれてい
る。また、導入口15から導入されたパージエアは、パー
ジエア用導管14内を通過して保温されてのち前記上・下
ヘッドの間隙などをパージしている。このため、第2図
の上・下ヘッド6,7(若しくは6′,7′)の間隙などに
おける温度変動が減少し、究極的に被測定物8の測定精
度が向上するようになる。また、マントルヒータ10で電
離箱9の恒温化と導管14内を流れるパージエアの加熱を
兼ねるようになっている。
マントルヒータ10で保温されて一定温度に保たれてい
る。また、導入口15から導入されたパージエアは、パー
ジエア用導管14内を通過して保温されてのち前記上・下
ヘッドの間隙などをパージしている。このため、第2図
の上・下ヘッド6,7(若しくは6′,7′)の間隙などに
おける温度変動が減少し、究極的に被測定物8の測定精
度が向上するようになる。また、マントルヒータ10で電
離箱9の恒温化と導管14内を流れるパージエアの加熱を
兼ねるようになっている。
〈考案の効果〉 以上詳しく説明したような本考案によれば、前記従来例
と異なりヒータが鋳込まれたヒータブロックなどが不要
であるため、恒温化回路が1つで済み前記従来例の場合
よりも製作コストが安くなるという利点がある。また、
電離箱の周囲にバージエア用導管を巻回するだけのスペ
ースが確保できれば済み、前記従来例のようなヒータブ
ロックなどが不要となるため、結果的に前記従来例の場
合よりも上ヘッド内のスペースファクタが良くなるとい
う利点もある。従って、本考案によれば、上ヘッド内の
スペースファクタが良く且つ製作コストも安いシート状
物質の特性測定装置が実現する。
と異なりヒータが鋳込まれたヒータブロックなどが不要
であるため、恒温化回路が1つで済み前記従来例の場合
よりも製作コストが安くなるという利点がある。また、
電離箱の周囲にバージエア用導管を巻回するだけのスペ
ースが確保できれば済み、前記従来例のようなヒータブ
ロックなどが不要となるため、結果的に前記従来例の場
合よりも上ヘッド内のスペースファクタが良くなるとい
う利点もある。従って、本考案によれば、上ヘッド内の
スペースファクタが良く且つ製作コストも安いシート状
物質の特性測定装置が実現する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案実施例の要部構成図であり、第2図はシ
ート状物質の特性測定装置の一般的な構成を示す図、第
3図は従来例の要部構成図である。 1,2……垂直フレーム、3,4……水平フレーム、5……O
型フレーム、6,6′……上ヘッド、7,7′……下ヘッド、
8……シート状物質、9……電離箱、10……マントルヒ
ータ、11……上ヘッドの側壁、12……ヒータブロック、
12a……ヒータ、12b……空気通路、13……ベースシャー
シ、14……パージエア用導管、15……導入口、16……導
出口
ート状物質の特性測定装置の一般的な構成を示す図、第
3図は従来例の要部構成図である。 1,2……垂直フレーム、3,4……水平フレーム、5……O
型フレーム、6,6′……上ヘッド、7,7′……下ヘッド、
8……シート状物質、9……電離箱、10……マントルヒ
ータ、11……上ヘッドの側壁、12……ヒータブロック、
12a……ヒータ、12b……空気通路、13……ベースシャー
シ、14……パージエア用導管、15……導入口、16……導
出口
Claims (1)
- 【請求項1】上ヘッドと下ヘッドが対向配置して形成さ
れる隙間に走行するシート状物質を配置し、該下ヘッド
に設けられた放射線源から前記シート状物質に放射線を
照射し該物質を透過して減衰した放射線を前記上ヘッド
に設けられた電離箱で検出して前記シート状物質の特性
を測定する装置において、 前記電離箱に巻き付けられていて、パージエアを前記上
・下ヘッドの隙間に供給するパージエア用の導管と、 このパージエア用の導管と前記電離箱とを覆い、一定温
度に保温するマントルヒータと、 を備え、前記パージエアを前記上・下ヘッドの隙間に一
定温度で供給することを特徴とするシート状物質の特性
測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988098875U JPH0752610Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | シート状物質の特性測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988098875U JPH0752610Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | シート状物質の特性測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0220160U JPH0220160U (ja) | 1990-02-09 |
JPH0752610Y2 true JPH0752610Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=31325522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988098875U Expired - Lifetime JPH0752610Y2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | シート状物質の特性測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752610Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS486711U (ja) * | 1971-06-07 | 1973-01-25 |
-
1988
- 1988-07-26 JP JP1988098875U patent/JPH0752610Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0220160U (ja) | 1990-02-09 |
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