JPH0752372Y2 - 内燃機関の電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

内燃機関の電磁式燃料噴射弁

Info

Publication number
JPH0752372Y2
JPH0752372Y2 JP1988115793U JP11579388U JPH0752372Y2 JP H0752372 Y2 JPH0752372 Y2 JP H0752372Y2 JP 1988115793 U JP1988115793 U JP 1988115793U JP 11579388 U JP11579388 U JP 11579388U JP H0752372 Y2 JPH0752372 Y2 JP H0752372Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
injection valve
internal combustion
combustion engine
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988115793U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0237262U (ja
Inventor
弘 岡田
彰 勝谷
秀夫 加藤
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP1988115793U priority Critical patent/JPH0752372Y2/ja
Publication of JPH0237262U publication Critical patent/JPH0237262U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0752372Y2 publication Critical patent/JPH0752372Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ガソリン機関等の内燃機関に用いられる電
磁式燃料噴射弁、特に一対の吸気ポートへ向けて燃料を
噴射供給するのに適した燃料噴射弁に関する。
従来の技術 近年、DOHC型動弁装置を備えた内燃機関などにおいて、
吸気弁を各気筒2個づつ備えたものが多く見られるが、
このような吸気2弁式の機関に好適な燃料噴射弁とし
て、従来から特開昭62-82268号公報などにおいて2方向
へ燃料を噴射供給し得るものが知られている。
第5図は、従来におけるこの種の燃料噴射弁の要部を示
したもので、ボディ21の先端中心部に単一の噴孔22が貫
通形成されているとともに、この噴孔22の上流側に円錐
形をなす着座面23が形成されている。24は、上記ボディ
21中心部に摺動可能に嵌合し、かつ図示せぬソレノイド
によってリフトするニードルであって、このニードル24
先端部が上記着座面23に着座して噴孔22をシールしてい
る。そして、上記ボディ21先端部にプロテクタ26が装着
されており、このプロテクタ26に、上記噴孔22に連続し
た一対の案内孔27,28が二股に分岐した形で形成されて
いる。
この構成によれば、ニードル24によって開閉される噴孔
22から出た燃料が、各案内孔27,28に沿って流れるの
で、2方向へ向かう一対の燃料噴霧が得られる。
またSAEペーパー870124「ボッシュ・インジェクタ・ニ
ューデベロプメント」においては、板状のプレートオリ
フィスを用いた燃料噴射弁が開示されている。この形式
のものにあっては、プレートオリフィスに例えば2個の
噴孔を貫通形成し、これらを異なる方向に傾斜させれ
ば、やはり2方向へ噴射を行うことが可能である。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、前者の構成においては、噴孔22を出た燃
料が細い案内孔27,28を通して噴射されるので、燃料が
細い棒状の流れとなってしまい、十分な微粒化が図れな
いという欠点がある。また、後者の構成にあっても、ピ
ントルのような燃料を広く拡散させる機能がないので、
各噴孔を出た燃料液滴の粒径はやはり大きなものとなっ
てしまう。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の課題を解決するために、先端中心部
に開口部を有し、かつこの開口部上流側に着座面が形成
されたボディと、このボディ先端面に配設され、上記開
口部を閉塞するとともに、複数の噴孔が貫通形成された
板状のプレートオリフィスと、上記ボディ中心部に摺動
可能に嵌合し、上記着座面に着座するとともに、ソレノ
イドによってリフトするニードルとを備えてなり、一対
の吸気ポートへ向けて燃料を噴射供給する内燃機関の電
磁式燃料噴射弁において、上記噴孔を4個とし、かつ一
対の吸気ポートをそれぞれ指向するように外側に傾斜し
た2つの平面に沿って配置される2群の噴孔から構成す
るとともに、各群に含まれる2個の噴孔を、その軸線が
互いに交差するように上記平面内で内側に傾斜させて形
成したことを特徴とするものである。
作用 上記構成においては、2群の噴孔からそれぞれ各吸気ポ
ートへ向けて燃料が噴射されるので、全体としては2方
向へ向けて燃料噴霧が形成されることになる。そして、
各々の群の噴孔は、その軸線が互いに交差しているた
め、各噴孔から出た燃料液滴が互いに衝突し、その際に
燃料の微粒化が促進される。
実施例 第1図は、この考案に係る電磁式燃料噴射弁の構成を示
す断面図である。
同図において、1は内部に円筒状のソレノイド2を備え
るとともに、側面に燃料入口3が設けられた噴射弁ホル
ダ、4はこの噴射弁ホルダ1の基端に取り付けられ、か
つコネクタ部5を備えたキャップ、6は上記噴射弁ホル
ダ1の先端に保持されたボディ、7はこのボディ6と上
記噴射弁ホルダ1との間に介装されたストッパである。
上記ボディ6は、先端中心部に比較的大きな開口部8を
有し、かつこの開口部8上流側に円錐形の着座面9が形
成されている。
上記ボディ6の中心部にはニードル10が摺動可能に嵌合
している。このニードル10は、噴射弁ホルダ1内に配設
したコイルスプリング11によって常時図下方に付勢され
ており、先端部が上記着座面9に着座して開口部8をシ
ールしているとともに、上記ソレノイド2が励磁される
と上方にリフトするようになっている。尚、このニード
ル10の摺動ストロークは、上記ストッパ7によって一定
量に規制されている。
そして、上記ボディ6の先端部に筒状をなすプロテクタ
12が嵌合固定されており、かつこのプロテクタ12とボデ
ィ6先端面との間に、板状のプレートオリフィス13が挾
持固定されている。このプレートオリフィス13は、上記
ボディ6の開口部8を閉塞するようにボディ6先端面に
沿って配設されたものであって、かつ第2図に示すよう
に、開口部8と連通した4個の噴孔14A,14B,15A,15Bを
備えている。従って、ニードル10がリフトすると、開口
部8から各噴孔14A,14B,15A,15Bを通して燃料が噴射さ
れる構成となっている。
ここで、4個の噴孔14A,14B,15A,15Bは、2個づつ、つ
まり噴孔14A,14Bからなる一方の群と、噴孔15A,15Bから
なる他方の群とに分けられ、それぞれ第3図に示すよう
に、中心軸lに対し所望の角度θ,θを有するよう
に外側に傾斜して貫通形成されている。すなわち、吸気
2弁式機関に適用した場合に各吸気ポートを指向するよ
うに、その角度θ,θが設定されており、これによ
って2方向に別れた燃料噴霧を得ることができる。換言
すれば、一対の吸気ポートをそれぞれ指向するように外
側に角度θ,θだけ傾斜した2つの平面に沿って、
各群の噴孔14A,14Bおよび15A,15Bが配置されている。
また各群に含まれる一対の噴孔、例えば噴孔14Aと噴孔1
4Bは、更に第4図に示すように、上記平面内で互いに内
側に傾斜して形成されており、それぞれの軸線が比較的
近くで、例えばプロテクタ12の通路16内部で交差するよ
うになっている。尚、他方の群に含まれる一対の噴孔15
A,15Bも同様にそれぞれの軸線が互いに交差するように
内側に傾斜している。
従って、上記噴孔14Aと噴孔14Bとから出た燃料噴霧は吸
気ポートを指向する平面に沿って互いに衝突し、実質的
には1本の燃料噴霧となって一方の吸気ポートへ向かう
ことになる。そして、この燃料噴霧の衝突によって燃料
の微粒化は大幅に促進される。また噴孔15Aと噴孔15Bと
から出た燃料噴霧も互いに衝突し、十分に微粒化される
とともに、やはり実質的に1本の燃料噴霧となって他方
の吸気ポートへ向かうことになる。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、この考案に係る内燃機関
の電磁式燃料噴射弁によれば、吸気2弁式機関において
一対の吸気ポートへ向けて2方向に別れた燃料噴射を実
現できるとともに、燃料を十分に微粒化させることがで
き、排気中のHCの低減、更には冷機時の運転性向上等が
図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る燃料噴射弁の一実施例を示す断
面図、第2図はそのプレートオリフィスの平面図、第3
図および第4図は、それぞれ第2図におけるIII-III線
およびIV-IV線に沿った断面図、第5図は従来における
燃料噴射弁の要部を示す断面図である。 6……ボディ、8……開口部、10……ニードル、13……
プレートオリフィス、14A,14B,15A,15B……噴孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 加藤 秀夫 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本電 子機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−261664(JP,A) 特開 昭49−73530(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端中心部に開口部を有し、かつこの開口
    部上流側に着座面が形成されたボディと、このボディ先
    端面に配設され、上記開口部を閉塞するとともに、複数
    の噴孔が貫通形成された板状のプレートオリフィスと、
    上記ボディ中心部に摺動可能に嵌合し、上記着座面に着
    座するとともに、ソレノイドによってリフトするニード
    ルとを備えてなり、一対の吸気ポートへ向けて燃料を噴
    射供給する内燃機関の電磁式燃料噴射弁において、上記
    噴孔を4個とし、かつ一対の吸気ポートをそれぞれ指向
    するように外側に傾斜した2つの平面に沿って配置され
    る2群の噴孔から構成するとともに、各群に含まれる2
    個の噴孔を、その軸線が互いに交差するように上記平面
    内で内側に傾斜させて形成したことを特徴する内燃機関
    の電磁式燃料噴射弁。
JP1988115793U 1988-09-02 1988-09-02 内燃機関の電磁式燃料噴射弁 Expired - Lifetime JPH0752372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988115793U JPH0752372Y2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02 内燃機関の電磁式燃料噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988115793U JPH0752372Y2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02 内燃機関の電磁式燃料噴射弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0237262U JPH0237262U (ja) 1990-03-12
JPH0752372Y2 true JPH0752372Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=31357762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988115793U Expired - Lifetime JPH0752372Y2 (ja) 1988-09-02 1988-09-02 内燃機関の電磁式燃料噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752372Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5044562A (en) * 1990-07-02 1991-09-03 General Motors Corporation Dual spray director using an "H" annulus
JPH0681754A (ja) * 1992-07-16 1994-03-22 Unisia Jecs Corp 燃料噴射弁

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4973530A (ja) * 1972-11-24 1974-07-16
US4699323A (en) * 1986-04-24 1987-10-13 General Motors Corporation Dual spray cone electromagnetic fuel injector

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0237262U (ja) 1990-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE40199E1 (en) Fuel injection valve for an internal combustion engine
JP3053934B2 (ja) 多孔式インジェクタ
US6089476A (en) Fuel injection valve for an internal combustion engine
US5109824A (en) Electromagnetic fuel injection valve
EP1253314A3 (en) Solenoid valve and fuel injector for internal combustion engine using the same
US5518182A (en) Solenoid type fuel injection valve
JPH0752372Y2 (ja) 内燃機関の電磁式燃料噴射弁
JPH08177499A (ja) 直接噴射型火花点火式内燃機関
JPS6215490Y2 (ja)
JP3011731B2 (ja) 燃料噴射弁のための孔付プレート
JP3572591B2 (ja) 流体噴射ノズル及びそれを用いた電磁式燃料噴射弁
JPH0428905B2 (ja)
CA1321934C (en) Fuel injection system for multi cylinder two-stroke engines
JPH057503Y2 (ja)
JP4276958B2 (ja) 燃料噴射弁及び燃料噴射方法
JPH04101059A (ja) アシストエア式フューエルインジェクタ
JP2525747Y2 (ja) 燃料噴射弁
JPH0636290Y2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP2855360B2 (ja) 多方向噴射型インジェクタ
JP2668130B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2519566Y2 (ja) 内燃機関
JPH02125956A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2531526Y2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置
JP2772427B2 (ja) 燃料噴射装置
JPH0315031B2 (ja)