JPH0751531A - ガス分離器 - Google Patents
ガス分離器Info
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- JPH0751531A JPH0751531A JP21928993A JP21928993A JPH0751531A JP H0751531 A JPH0751531 A JP H0751531A JP 21928993 A JP21928993 A JP 21928993A JP 21928993 A JP21928993 A JP 21928993A JP H0751531 A JPH0751531 A JP H0751531A
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Abstract
防止し、中空糸の孔の変形防止及び結束部のとりつけ部
を強固にする。 【構成】 無機多孔質膜中空糸束の両端部を結束する樹
脂材の外周部を金属製の材料からなる外輪で構成し、該
外輪内部の垂直方向の数段部に縦線及び横線からなる金
属製の補強部材を取り付けるとともに、前記両端部の補
強部材群どおしを金属製のテンション材で連接する。
Description
スを選択して取出す際に、中空糸を用いて行うガス分離
器に関する。
の方式があり、例えば、空気より酸素、窒素等を分離す
る代表例として空気深冷分離法、又は近年小中規模の分
離用として急速に増加しつつあるPSA法に代表される
吸着法等があるが、さらに、最近は、混合ガスから特定
ガスを選択的に透過する各種の高分子膜の性能が向上し
てきたため、これらの高分子膜を使用した膜分離法が盛
んに工業化されている。
化が伴わないため、わずかなエネルギー消費で分離で
き、又、化学反応を用いて分離するものでないため、小
型、軽量化が容易と云うメリットがある。
最も重要なことは、その膜が有する基本的な選択性と透
過性であると共に、その高分子膜の性能を工業的大規模
に発揮させるためのガス分離器としての構造および構成
等である。
30〜700μ)状に形成され、糸状として、すなわち
中空糸として使用されることが多い。
型を図12に示す。
215:ガス分離膜モジュール”にても開示されてお
り、種々の構造のものが提案されてきた。
て以下に述べると、本例では一例として地下の天然ガス
からCO2を選択する例で説明する。地下からの天然ガ
スは各種ガス等の混合ガスであり、その組成は概略第1
表の通りである。
胴1内の混合ガス部14に流入する。
り、温度は約72℃である。
6”材質の一例としてポリスルフォン製”の膜の孔を主
としてCO2が透過し透過ガス部15では、CO2組成は
83%であった。
m2Gである。又、1本の中空糸6の外径は1.2m
m、厚さは0.3mm、内径は0.6mmである。
する。容器胴1の内径は350mmであり、長さは35
00mmで、その中に前記の中空糸6が25000本入
っており、その両端部は樹脂板7”材質は硬化エポキシ
樹脂”で結束されている。
りである。
れており透過ガス部のガスは蓋板2のシール材10で同
様にシールされ、蓋板2は、本例ではネジ11で容器胴
1に固定されている。
定するためにステー12を設けており、中空糸6が弛ん
だり、引張られたりしないようにしている。
キシ樹脂を注入静置して製造する方法又は、遠心力をか
けて製造する方法等が一般的に行われてきた。
固化させるのにエポキシ樹脂の熱伝導率は4.5×10
-4Cal/scm℃と非常に低いため(鋼は約0.12
4)時間がかかり、かつ中空糸との結合力はエポキシ樹
脂の熱硬化に影響し、熱硬化は加熱温度及び加熱速度に
影響を受けるので中空糸との結合力の減少又は、ピンホ
ールの発生等の減少をまねかないよう行ってきたが、凝
固度に応じて、加熱温度、速度又は遠心力を調整する等
の作業管理と凝固後のマクロ及びミクロの外観検査及び
ガスによる洩漏テスト等の品質管理を行ってきたが、発
生した場合の補修ができない状況であり、廃棄処分とな
ってきた。
ような構成および方法では、図13〜18で示すような
大きな課題があった。
に装着した組立時の状態を示しており、樹脂板7は平板
で、中空糸6は、弛んだり、引張られたりすることなく
組立てられている。
しているが、実機では前記の如く25000本がセット
されている。
状態、すなわち、図14に示す如く操業時の荷重と変形
状態を示すと、樹脂板7には、混合ガス部の圧力P
1(本例では101.5kg/cm2G)と透過ガス部の
圧力P2(本例では5kg/cm2G)の差ΔP=P1−
P2=96.5kg/cm2が図の方向に作用する。
に変形し、すなわち、弾性係数が極めて小さいので大き
く変形する。
られると共に、樹脂板部の中空糸は一方は内径が狭まり
他方は広がるため、透過ガスの管路の抵抗が増し、透過
量が減少すると共に、圧力損失が増え、透過ガス部15
の圧力P2が減少する。又、接着面19もはがさ易くな
る。
変形および影響が大となると共にエネルギー消費が大と
なる。
触面19は操業と停止を繰返すたびに疲労荷重を受けて
より剥れ易くなっていると共に、中空糸6も弛緩してく
ることを示している。
と共に、中空糸内部にコンデンセートが滞溜するケース
が多くなった。
的に示しているが、この状態では透過孔17は通常の性
能がでる状態であるが、図17に示すように、操業時透
過孔形状は、前述の如く中空糸6が引張りを受けるた
め、図示のような変形をし、その分だけガスの透過性が
劣化することになる。
脂に、多数の穴があいた多孔板である樹脂板7の変形を
より少なくしようとすれば、樹脂板7の板厚を図18に
示すように、大きく厚く”図18ではT4”しなくては
ならないが、これを厚くすればする程、中空糸6の有効
長さL4は減少し、極めて不経済となる。
ール性も劣化した。
パスすることもあいまって、透過ガスの性状が著しく劣
ることとなった。
熱伝導率は約4〜5×10-4cal/sec.cm℃で
あり、金属例えば鋼の約0.15cal/sec.cm
℃に比して極めて小さいため、凝固固化させるのに長時
間を要し、さらには、接着力の劣化、ピンホールの発生
など、品質上の欠陥トラブルが多く、その補修も不可能
であった。
た手段によって、前記課題を解決した。
となく、中空糸本来の選択性および透過性を長期間発揮
することができた。
しても樹脂板7の変形を防止することができたので、各
部に無理な変形の繰返しが極めて小さくなったので、中
空糸の寿命を長くすることができた。
シール性も向上し、完全シールを実現することができ
た。
するような負の初期応力をつまり、塑性応力を加熱制御
による熱応力で発生することができる。
トロールすることができ、接着力の向上、ピンホールの
減少等ができた。
的に加熱して、より強い熱硬化を発生させ、正常な結合
力をもたせることが可能となった。
流入し、透過ガス、本例では主としてCO2ガスは中空
糸6の中空糸ガス透過孔17を通って、透過ガス部15
に入る。
り、本例の一例ではピアノ線によってつくられた縦線2
0、横線21、円周線22で図示のように補強されてい
る。
を保持するステー12、各々の補強樹脂板8は図示のよ
うに、多数のテンション材18、本例は一例であるがそ
の材質はピアノ線で結合されている。
カバーされており、外輪の材質は一例であるがSUS
304でつくられている。
材9およびシール材10が台座13に設けられ、蓋2は
ネジ11によって、容器胴1に固定されている。
の近傍の拡大図を示している。
孔形状および補強樹脂板8等の変形状態を模式的に示し
たものである。
り、テンション材18に引張力を作用させており、した
がって、補強樹脂板は図示の破線のような変形を呈する
残留応力が発生している。
態を示しており、差圧ΔP=P1−P2=101.5−1
8.5=83kg/cm2の圧力が作用している。
過性が良好、すなわち変形が少なかったため、上記の1
8.5kg/cm2Gを確保できた。
変形するはずであるが、図3で述べたように残留応力が
かかっているため、実線のように、変形を呈しない。
ない状態が保たれる訳である。
キシ樹脂本来のそれよりも曲げ強さで約3倍、弾性(係
数で約10〜30倍の大巾な向上となっているので、撓
み自体は極めて小さく、従って、補強樹脂板8の厚さを
薄くすることができる。
如く変形がないので、接着面19は何ら破損されること
はない。
示しており、何ら変化のない状態である。
は極めて小さいものであり、中空糸本来のもっているガ
ス分離性能に影響を与えるものでないことがわかった。
手順図を示している。
線22の網1枚が図示されており、材質は1例としてピ
アノ線でつくられている。
テンション材18等を取付け、その網目の中に、中空糸
6を通している。
脂を充填しその凝固速度をコントロールするための加熱
体23、又は冷媒24を模式的に図示している。
うに中空糸6をそろえるために切断している状態を簡単
に示している。
数が小さく、かつ多数の孔が明いているため圧力によっ
て大きく変形し易く、かつ中空糸自体に引張又は弛緩が
生じて、本来のガスの選択性および透過性が劣化してい
たが、本発明によってそれらの現象が完全になくなり、
大巾な性能向上をなしえた。
問題もあって大型化が進まなかったきらいがあったが、
本発明によって単一の大型分離器を実現しえた。
ものとなり性能ともども安全に対しても良好なものとな
った。
等にも極めて容易であり、かつ、中空糸を含む分離器の
長寿命化を達成しえた。
ルなため上記性能とも合せて、経済的な分離器を達成し
た。
も不完全になりがちであったが、大型化にあっても、こ
れらの問題が発生することなく、完全なものが得られる
ようになった。
時)。
時)。
時)。
時透過孔形状)。
時透過孔形状)。
図。
図。
図。
図。
立時)。
業時)。
止時)。
立時透過孔形状)。
業時透過孔形状)。
脂板厚増加)。
Claims (1)
- 【請求項1】 無機多孔質膜中空糸束の両端部を樹脂材
で結束し、該両端部の樹脂材をステーにて連接し、前記
結束及び連接された中空糸束を、混合ガスの入り口およ
び未透過ガスの出口を有する容器胴の内部に配設し、前
記容器胴の両端部に、透過ガスの出口を有する蓋板を脱
着自在に配設してなるガス分離器において、前記両端部
の樹脂材の外周部を金属製の材料からなる外輪で構成
し、該樹脂材内部の垂直方向数段部に縦線及び横線から
なる金属製の補強部材を取り付けるとともに、前記両端
部の補強部材群どおしを金属製のテンション材で連接し
たことを特徴とするガス分離器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05219289A JP3093911B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | ガス分離器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05219289A JP3093911B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | ガス分離器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0751531A true JPH0751531A (ja) | 1995-02-28 |
JP3093911B2 JP3093911B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=16733174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05219289A Expired - Fee Related JP3093911B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | ガス分離器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093911B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP05219289A patent/JP3093911B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3093911B2 (ja) | 2000-10-03 |
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