JPH0751060B2 - 加熱殺菌方法 - Google Patents

加熱殺菌方法

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JPH0751060B2
JPH0751060B2 JP63230494A JP23049488A JPH0751060B2 JP H0751060 B2 JPH0751060 B2 JP H0751060B2 JP 63230494 A JP63230494 A JP 63230494A JP 23049488 A JP23049488 A JP 23049488A JP H0751060 B2 JPH0751060 B2 JP H0751060B2
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JP
Japan
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cooling
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heat sterilization
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善博 中川
喜一郎 広瀬
幸枝 佐藤
淳 湯澤
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Toppan Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は被加熱物を充填密封した包装体を支持体に収納
して加熱殺菌する加熱殺菌方法の改良に関するものであ
る。
<従来の技術> 被加熱物を充填密封した包装体を常圧下で100℃以上の
高温殺菌を行う場合、包装体の破袋を防止するため、耐
熱・耐圧性を有する支持体に包装体を収納して加熱する
方法が、マイクロ波加熱殺菌等で行われている。この場
合、加熱後の冷却は、包装体の内圧が高く、包装体を支
持体から取り出すことができないため、包装体を支持体
ごと水に浸したり、シャワーを通過させたりするか、あ
るいは空気や冷風を支持体に吹きつけることにより行っ
ている。
この方法では包装体は支持体を介して間接的に冷却され
るため、冷却速度が遅く、包装体の内圧が下がり、支持
体から包装体を取り出せるようになるまで10分以上の長
時間を要する。そのため、マイクロ波等で短時間に加熱
を行い、加熱中の被加熱物の品質劣化を防止できても、
冷却に時間を要するため、冷却中に品質劣化が生じる。
<解決しようとする課題> そこで本発明は、包装体を支持体内に収納した状態で冷
却を行う場合でも、上記の冷却方法よりも速く行える加
熱殺菌方法を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明は、被加熱物を充填密封した包装体を、耐熱性、
耐圧性を有し、前記包装体と略同形状の収納部を形成す
る2枚の支持板および該2枚の支持板を保持するリング
状の保持具からなる支持体に収納し、このままの状態で
100℃以上に被加熱物を加熱後、冷却部で前記支持体に
外圧をかけながら保持具を外し、外圧を徐々に小さくし
ながら冷却することを特徴とする加熱殺菌方法である。
また、本発明は、冷却に際し、水シャワーと冷却水の浸
漬を併用した加熱殺菌方法である。
次に本発明を図を用いて詳細に説明する。第1図は、袋
用の加熱殺菌用支持体の説明図であり、第2図は、第1
図A−Aからの断面図であり、内側に包装体を収納する
包装体と略同形状の収納部4を形成する2枚の支持板1
からなり、両側からリング状の保持具2によりクリアラ
ンス3を有する状態で保持される。
ここで、本発明の方法に用いる支持体としては、第1図
および第2図に示した構造のほか、第3図(a)に示す
ように支持体を形成する支持板1の外側両面に傾斜面6
を設けた構造としてもよい。この場合、前述のように必
ずしもクリアランスを設ける必要がなく、また傾斜面6
も一方の支持板1に設けてもよい。
さらに、第3図(b)に示すように支持体5を形成する
支持板1の少なくとも一方の接合面に弾力性を有する材
料からなるパッキン7を設けた構造としてもよい。
また、包装体として成形トレイを用いる場合は包装体を
収納する収納部4の形状を成形トレイの形に合わせれば
よい。
第4図および第5図は、第1図および第2図に示した支
持体を用いた本発明は方法の1例を示す概略図である。
まず加熱された包装体を収納した支持体5は冷却装置11
の水などの冷媒12中い受台14に載せられ、プレス機13に
より、第4図に示すようにクリアランス3がなくなる
か、あるいは保持具2で保持した時のクリアランス3よ
りもクリアランス3が小さくなるように加圧され、その
時点で保持具2を取り除く。次いで、プレス機の圧力を
徐々に弱め、第4図に示すように、包装体が破袋しない
程度にクリアランス3を次第に広げていき、クリアラン
ス3より支持体5内へ冷媒12を侵入させ冷却する。そし
て包装体の破袋の危険がなくなった時点で、加圧を停止
し、上側の支持板1Aを取り除き、さらに冷却を行う。
連続的に支持体1を冷却する場合は、プレス機13を移動
型にし、複数個設け、受台14をロール状にし、加圧しな
がら支持体を滑らせるようにすればよい。あるいは平行
して連続に並んだ2本のロールの間に支持体1を通し、
2本のロールの間隔によりクリアランス3を調整するこ
ともできる。
第3図(a)に示した支持体を用いた場合は、必ずしも
クリアランスを設けなくとも、両側に設けた傾斜面6に
沿って保持具が容易にずらすことができ、これによりク
リアランスを設けることができ、冷却終了後保持具を取
り外すことができる。また、同図(b)に示した支持体
の場合、外圧を加えるとパッキン7が押圧され容易にク
リアランスを設け、また保持具をはずすことができる。
<作用> 冷却中に強制的に支持体の保持具を取りはずすか、ずら
すことにより、支持体のクリアランスを自由に調節でき
るため、包装体が破袋しない程度でクリアランスを大き
くでき、保持具を取り付けた状態で冷却するよりも、冷
却速度を速くすることができる。
また、保持具にクリアランスを設けた時に、このクリア
ランスに水シャワーを吹きつけて、その後冷却水に浸漬
するので、加熱状態の包装体の周辺部が急速に冷却さ
れ、クリアランスによる包装体の破袋が防止され、冷却
も速やかに行うことができる。
<実施例1> 被加熱物として、水,ホワイトソース(粘度3,000cps)
およびハンバークを用い、延伸ナイロン/無延伸ポリプ
ロピレンの積層フィルムよりなる袋に180gずつ充填し、
シリコン含浸ガラスクロス積層品よりなる支持体1に収
納し、ガラス繊維入りエポキシ樹脂製の保持具2でクリ
アランス3を1mmにして保持し、マイクロ波で中心温度
が130℃になるまで加熱した。
加熱後、第3図および第4図に示した方法および従来法
の保持具2を取り付けた状態での冷却を行い、その冷却
効果を比較した。
加圧方法は、油圧プレスにより4kg/cm2の圧力をかけ、
保持具を取りはずし、水は2mm/分,ホワイトソースは1.
5mm/分,ハンバークは1mm/分の速度でクリアランス3を
大きくした。
中心温度は螢光式ファイバ温度計(立石電機製3Z−4D)
を挿入して連続的に測定した。
結果を第6図に示す。第6図(a)は実施例,第6図
(b)は従来法による冷媒中の温度変化である。
第6図の結果より、何れの被加熱物でも、従来法に比べ
て100℃まで冷却するのに要する時間が100秒以上短縮で
きた。
<実施例2,3> 実施例1と同じ材料で第3図(a)に示した形状の支持
体に被加熱物として水を用い、実施例1と同じ袋に180g
充填した包装体を用い、その中心に光ファイバー温度計
(立石電機製3Z−4D)を取り付け、支持体5に収納し、
中心温度が130℃になるまで加熱を行った。
この時、クリアランスがない状態(実施例2),および
クリアランスを1mmとした状態(実施例3)とのもので
行った。
冷却に際し、保持具2を徐々にスライドさせてクリアラ
ンス3を次第に大きくしながら冷却を続けた。冷却は包
装体の中心温度が95℃に低下するまで行い、その所要時
間で冷却効果を比較した。95℃は包装体を支持体5から
抵抗なく取り出せる温度である。
結果を表1に示した。
<実施例4> 実施例1と同じ材料で第3図(b)に示した形状でパッ
キンとして連続発砲シリコンゴムを用いた支持体を用
い、実施例2,3と同様に加熱殺菌を行ないその冷却速度
を測定した。
測定方法は、実施例2,3と同様にして行なったところ、2
08〜233秒で冷却された。
<実施例5> 被加熱物として水、CMC水溶液(1000CP)を用い、延伸
ナイロン/無延伸ポリプロピレンの積層フィルムからな
る袋に180g宛充填し、実施例2と同じ支持体に収納し、
実施例2と同様に加熱を行った。
次に、油圧プレスにより支持板を押圧しながら保持具を
ずらし、この時生じたクリアランスに25℃の水シャワー
を四方から吹きつけた後、押圧した状態で25℃の冷却水
に浸漬し、この冷却水から取り出した直後、再び水シャ
ワーを前記クリアランスに吹きつけて冷却を完了した。
この冷却に要した時間は、90秒であった。
<発明の効果> 本発明の方法を用いれば、支持体のクリアランスを包装
体の内圧に応じて調整でき、クリアランスを次第に大き
くすることにより、冷却速度を速めることが可能となっ
た。
また、冷却において、冷却水の浸漬とシャワーを併用す
ることにより冷却効果を高めることが可能となり、食品
の過剰加熱を防止できる。
そのため、冷却時間が短縮され、冷却中の内容物の品質
劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は支持体の斜視図、第2図は第1図A−Aの断面
図、第3図(a)(b)は、支持体の他に例を示す断面
図、第4図および第5図は本発明の冷却方法の一例を示
す概略図、第6図(a)(b)は本発明と比較例との冷
却効果を示すグラフである。 1……支持板、3……クリアランス 2……保持具、4……収納部 11……水槽、5……支持体 13……プレス装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を充填密封した包装体を、耐熱
    性,耐圧性を有し、前記包装体と略同形状の収納部を形
    成する2枚の支持板および該2枚の支持板を保持するリ
    ング状の保持具からなる支持体に収納し、このままの状
    態で100℃以上に被加熱物を加熱後、冷却部で前記支持
    体を外圧にかけながら保持具を外し、外圧を徐々に小さ
    くしながら冷却することを特徴とする加熱殺菌方法。
  2. 【請求項2】支持体を形成する支持板間にクリアランス
    を有する特許請求の範囲第1項記載の加熱殺菌方法。
  3. 【請求項3】支持体を形成する支持体板の外面両側が傾
    斜している特許請求の範囲第1項記載の加熱殺菌方法。
  4. 【請求項4】支持体を形成する支持板間にパッキンを有
    する特許請求の範囲第1項記載の加熱殺菌方法。
  5. 【請求項5】冷却部で支持体に外圧をかけながら支持板
    間にクリアランスを設け、水シャワーと冷却水中に浸漬
    する工程を併用した請求項(1)乃至(4)のいずれか
    1項の加熱殺菌方法。
  6. 【請求項6】冷却部で支持体に外圧をかけながら支持板
    間にクリアランスを設け、次に該クリアランスに水シャ
    ワーを吹きつけた後、冷却水中に浸漬、再度水シャワー
    を吹きつけて冷却を行う請求項(5)の加熱殺菌方法。
JP63230494A 1987-12-08 1988-09-14 加熱殺菌方法 Expired - Lifetime JPH0751060B2 (ja)

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JP62-310745 1987-12-08
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JPH0257166A JPH0257166A (ja) 1990-02-26
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