JPH07508653A - モジュール・プロモーター構築物 - Google Patents
モジュール・プロモーター構築物Info
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- JPH07508653A JPH07508653A JP6502956A JP50295693A JPH07508653A JP H07508653 A JPH07508653 A JP H07508653A JP 6502956 A JP6502956 A JP 6502956A JP 50295693 A JP50295693 A JP 50295693A JP H07508653 A JPH07508653 A JP H07508653A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
モジュール・プロモーター構築物
本発明は、米からのアクチン1遺伝子(actin 1 gene)のエクソン
lに基くモジュール・プロモーター構築物(IIodular promote
r construct)に関する。
農業経済学的に重要な穀物植物に改良特性を提供する必要性が常に存在する。
従来は、遺伝的特性又は遺伝子が古典的方法を使用して関連植物に交配された。
組換えDNA技術が確立されたので、穀物植物、例えば、例えば、米、メイズ、
小麦及び大麦のゲノム中に所定の遺伝子を挿入することが可能である。適当な選
択マーカー遺伝子及び農業経済学的に重要な遺伝子を選択することに加え、適当
なプロモーターを選ぶことも所望の遺伝子を効率的に発現するために決定的に重
要である。単子葉穀物植物におけるキメラ遺伝子の発現を増加させるために最も
使用されるプロモーターは、カリフラワー・モザイク・ウィルス(CLMV)の
35S RNA遺伝子から得られる(Odell et al、、 Natur
e 313.810〜820頁、 1985)、しかしながら、双子葉植物にお
けるその活性に比較して、このプロモーターは、単子葉植物においてあまり活性
でない(Toepfer et al、、 Meth、 Enzymol、、
”Rec、 DNA”。
in press)。これ故、強いプロモーター、例えば、米からのアクチンl
遺伝子(McEIroy et al、、 Plant Ce1l 2.163
〜171頁、 1990)及びメイズからのユビキチン遺伝子(Christe
nsen and Fox、 International 5ociety
for Plant Moleモ浮撃≠■
Biology Meeting、 Program Abstracts、
No、 287.1991)のプロモーターを使用した他の遺伝子発現ベクター
がある。
動物系との類似において(Dynan、 Ce1158.1〜4頁、 1989
) 、おそらく、植物遺伝子の場合においても、RNAポリメラーゼ■1により
仲介される転写は、モジュール要素、すなわち、様々な調節DNA配列から成る
要素に依存する。多数の異なるモジュール要素が、例えば、組織特異的転写にお
いて重要な役割を演じていることは、既に証明されている(Katagiri
and Chua、 Trends Gent、 8.22〜70頁。
1992)。
従って、DB−O34124537は、植物細胞内での外来遺伝子の発現を増加
させるために使用されることができるモジュール・プロモーター構築物について
開示している。この場合には、Zea ll1ays L、からのシュクロース
・シンターゼ遺伝子のエクソン1からのDNA配列がそのプロモーターと発現さ
れるべき遺伝子との間に挿入される。Zea IIIays L、からのシュク
ロース・シンターゼ遺伝子のイントロンIに本質的に一致する追加のDNA配列
がそのDNA遺伝子にカップリングされる(coapled)場合には、遺伝子
発現におけるさらなる倍数的増加が可能である。
McElroy et al、、 Ioc、 cit、、は、その5°領域内に
在る米アクチンl遺伝子のプロモーター配列の単離について記載している。それ
は、プロモーター配列とその後のイントロン配列との間の陽性相関が存在するこ
とを明らかにした。従って、米プロトプラストの形質転換の調査において、これ
らの配列のプロモーター構築物が外来遺伝子の構成的発現の有効なレギュレータ
ーであることが証明された。
本発明の重要な目的は、高程度の効率をもって植物内で外来遺伝子を発現させる
ために使用されることができるプロモーターを入手可能にすることである。
この目的は、特許請求の範囲lに記載のモジュール・プロモーター構築物により
達成される。
サブクレームは、新規プロモーター構築物の好ましい態様に関する。
本発明は、植物細胞内で活性なプロモーター及び米アクチンl遺伝子のエクソン
lからのDNA配列をもつモジュール・プロモーター構築物に、そしてこのモジ
ュール・プロモーター構築物の対立遺伝子及び誘導体に関する。
本発明は、さらに、上記新規プロモーター構築物を含むベクターに関する。
本発明は、上記ベクターにより形質転換された植物細胞にも関する。
本発明は、さらに、植物、及び上記植物細胞から再生されたそれらの子孫に関す
る。
最後に、本発明は、高められた遺伝子発現をもつ植物を生産するために上記新規
プロモーター構築物を使用することにも関する。
図面は、本発明を明瞭にするのに役立つ:図1は、過渡的遺伝子発現実験のため
のキメラ遺伝子構築物を示し、図2は、使用されたエクソンI DNA配列を含
む米アクチン1(actl)遺伝子の略図であり、
図3は、オオムギ(Hordeum vulgare)プロトプラスト内のキメ
ラ構築物の過渡的発現の薄層クロマトグラムを示し、
図4は、コムギ(Triticum monococcum)プロトプラスト内
のキメラ構築物の過渡的発現の薄層クロマトグラムを示し、そして図5は、オオ
ムギ(Hordeum vulgare)プロトプラスト内のさらなる過渡的遺
伝子発現の薄層クロマトグラムを示す。
本新規プロモーター構築物は、RNAポリメラーゼIIを刺激するプロモーター
である。本新規調節プロモーター構築物は、植物細胞内で活性であるプロモータ
ー及びこのプロモーターにカップリングした調節DNA配列を有する。このDN
A配列は、米からのアクチンl遺伝子(actl/exonl配列)のエクソン
lから得られる。
上記プロモーター構築物内に含まれるDNA配列は、好ましくは、図2中に示す
ように、上記アクチンl遺伝子のエクソンl内の+4位から+57位までの配列
に一致する。未翻訳エクソンlは、イントロン(intron 1)によりエク
ソン2内の翻訳開始点から分割される。これ故、エクソンlは、転写されるが翻
訳されないアクチンl遺伝子の5°領域内に位置する。上記遺伝子のエクソン1
の全体配列が、McEIroy et al、、(loc、 cit、)中に与
えられる。
actl/exonl配列は、GC−リッチ(77%)であり、そしてそれがそ
の転写開始部位の下流に位置するとき、RNAポリメラーゼ1■−刺激要素とし
て作用する。
新規のモジュール・プロモーター構築物が植物細胞内で発現されるべき遺伝子に
カップリングするとき、この遺伝子の発現がその後実質的に増加され、その遺伝
子の発現において少なくとも10倍の増加を観察することができるということが
、見つかった。
この遺伝子の発現は、actl/exonl配列がZea maysシュクロー
ス・シンターゼ遺伝子のイントロンlと組み合わされる場合に、さらに100倍
高められることができ、これは驚くべきことに、その遺伝子の発現において少な
くとも1000倍の増加をもたらす。
オクトピン・シンターゼ・プロモーター(OCSエンハンサ−)の18塩基対の
OTF結合部位が、例えば、CaMV 35Sプロモーターに匹敵することが明
らかにされている。このOTF結合部位がactl/exonl配列及びZea
maysシュクロース・シンターゼ遺伝子のイントロンlと組み合わされる場
合、その遺伝子の活性は、少なくとも4000の係数により急激に増加する。
遺伝子発現が、発現されるべき遺伝子にカップリングした調節DNA配列に依存
して増幅されることができることが、上記からの明らかである。従って、新規の
モジュール・プロモーター構築物は、遺伝子活性における倍数的増加を達成する
ために使用されることができる。
新規のモジュール・プロモーター構築物、及びベクターは、植物内で活性である
プロモーターとして、例えば、例えば、CaMV 35Sプロモーター、ツバリ
ン・シンターゼ・プロモーター又はシュクロース・シンターゼ・プロモーターを
含む。
新規のモジュール・プロモーター構築物は、全タイプの外来遺伝子、例えば、E
P−A O257542及びEP−A O275957中に記載されているよう
な、例えば、耐性遺伝子を発現させるために、そしてまた、例えば、DD−A
1265164に従って植物内でタンパク質生成(proteinogenou
s)活性化合物を生産するために、好適である。
保存タンパク質、例えば、ゼイン(zeins)又はホルデイン(hordei
ns)のための遺伝子は特に重要である。
発現されるべき遺伝子の下流に、新規モジュール・プロモーター構築物、及びこ
の新規モジュール・プロモーター構築物を含むベクターは、Ca1Jv35S遺
伝子又はオクトビン(octopine)シンターゼ(OC3)遺伝子からのポ
リアゾニレ−ジョン領域を含む(Hein et at、、 Mo1. Gen
、 Genet、、 199.161−168頁(1985))。
本新規モジュール・プロモーター構築物は、単子葉及び双子葉植物内での外来遺
伝子の発現に好適である。好適な単子葉植物の例は、小麦、大麦、ノイズ及び米
である。タバコ(Nicotiana tabaccum)は、満足に形質転換
されることができる双子葉植物の例である。
上記モジュール・プロモーター構築物の対立遺伝子変異体及び誘導体も、これら
の修飾されたモジュール・プロモーター構築物が上記のプロモーター構築物と同
一の機能を遂行する、すなわち、遺伝子発現に対する刺激効果をもつ限り、本発
明の範囲内に包含されることは自明である。対立遺伝子変異体及び誘導体は、例
えば、その新規プロモーター構築物の個々の配列の欠失、置換、挿入、逆位又は
付加を含む。
新規モジュール・プロモーター構築物を使用した外来遺伝子による植物の形質転
換は、慣用の形質転換方法の助けにより行われることができる。特に好ましいも
のは、プロトプラスト形質転換、その後の形質転換されたプロトプラストから生
じた植物細胞の植物への再生である。
特に好ましい新規モジュール・プロモーター構築物の態様を以下の実施例中に記
載する。
以下に記載するプラスミド構築物を図1中に与える。この図中に示すキメラ遺伝
子構築物を過渡的遺伝子発現実験のために使用した。転写開始部位及びCaMV
35S遺伝子ポリアゾニレ−シコン・シグナルは、全ての構築物内で同一である
。
クローニングに関係する制限部位も含まれた。転写開始と翻訳開始との間のポリ
リンカー(P)は、その5゛末端からその3゛末端まで、制限部位X 、 D
SF!1及びKを包含する。これらの制限部位を、以下の:Bcl I(B)、
RcoRI(Ill) 、EcoRV(EV)、Hind+11(H)、Hin
all(A) 、Kpnl(K) 、Saml(S) 、5stll(C)及び
Xhol(X)ように略す。
CaMV 353プロモーターを、”エンハンサ−・コア”により示し、モして
OTF結合部位を”OC3”により示す。
すべてのプラスミド構築物を、例えば、Sambrook et al、、 M
o1ecular cloning:A Iabioratory manua
l、 2nd edition、 Co1d Spring Harbor L
aborator凵@Press+
Co1d Spring Harbor、 New York、 1989中に
記載されるような慣用の方法により、調製した。
すべてのプラスミド構築物は、CATマーカー遺伝子(CAT=クロラムフェニ
コール・トランスアセチラーゼ)を含むキメラ・プラスミドpRT 101 C
AT ab(Proelset at、、 Plant Ce11. Rep、
7.221〜224頁、 1988)から得た。キメラ・プラスミドpcM1
106を調製するために、+4位から+57位までのアクチンl遺伝子のエクソ
ンlの非翻訳配列(aetl/exonl配列)をpRT l0ICATプラス
ミドの5°−非翻訳リーダー内のユニークS+na I制限部位(単数又は複数
)内に挿入した。この文脈においては、使用されるエクソンlからの配列及びエ
クソン1内のその位置を示す図2を参照することができる。上記DNA配列の挿
入は、アクチンl要素の3−末端シトシン残基のために上記Sma I制限部位
を修復する(図2をも参照のこと、+55〜+57位)。
マイズのシュクロース・シンターゼ遺伝子(Shl)からのイントロンl配列(
+43〜+1084)を、DE−O54124537中に開示されたキメラ・プ
ラスミドpsp 1076 +1084からの+1inell制限断片として単
離し、そしてこの断片を、pCM 1106のSmal制限部位内に挿入する。
この方法において、キメラ・プラスミド構築物pCM 1111が得られる。
DNA合成装置(Applied BiosysLems 380 B)を、図
2中に示す米アクチンl遺伝子のエクソン1からの配列、及び配列AACGTA
AGCGCTTACGTTをもっ18塩基対のOTF結合部位(Ellis e
t al、、 EMBOJ、 6.3203〜3208頁、 1987)を合成
するために使用する。このOTF結合部位を次に商業的に入手可能なプラスミド
puc 19内のユニークSma l制限部位中にサブクローン化し、pOTF
18をもたらす。キメラ・プラスミドpcM1112及びpCM 2107を
調製するために、)1incll(A)/Hindlll(H)制限断片をpC
M 1111及びpCM 2106から単離しくtlindll+は、pCM
1111の部分消化である)、モしてpOTF 18内のユニークHincl+
制限部位内に挿入する。
プラスミドpCM 1107を調製するために、キメラ・プラスミドpCM 1
106内のポリリンカーをXhol(X)/Kpnl(K)を使用した制限消化
により取り除く。突き出し末端を51による注意深い処理により取り除く。自己
連結は、pCM 1106と比較して、その転写開始部位とact I/exo
nl配列との間に11塩基対の欠失をもつプラスミド構築物pCM 1107を
もたらした。
プロモーター欠失プラスミドpCM 2106を、−90位におけるEcoRV
(EV)制限部位の上流のpCM 1106からのCaMV 35Sプロモ一タ
ー配列を除去することにより調製する。
の細胞懸濁液から、メイズについて記載された方法(Maas and Wer
r、 Plant Ce1l。
Rep、 8.148〜151頁、 1989)に従って、720 mosmの
浸透度(os+nolari ty)を使用して、単離する。系Triticu
m monococcum(1粒小麦)の細胞懸濁液を培養し、そしてプロトプ
ラストを、Loerz et al、、 Mo1. Gen、 Genet、
199.178〜182頁。
1985及びMatzeit et al、、 Plant Cel+ 3.2
47〜258頁、 1991により本質的に記載されているように、単離した。
Hordeu+n vulgare及びTriticum monococcu
mプロトプラストをMaas及びWerr上 ゛配別用文中(foe、 C目、
)及びMaas et al、、 Ioc、 C4t、中に記載されているよう
に形質転換した。約1 x 10 ’プロトプラストを25μgのプラスミドD
NA及び100μgの音波処理したウシ胸腺DNAにより形質転換し、モしてP
I!G−仲介遺伝子転移を行う(PEG溶液=25%PEG (1500)、
0.1 M MgC1t 、pH6,0)。遺伝子発現を形質転換の15〜19
時間後において形成されたタンパク質含量に基づいて調査する。
2.2CAT活性の測定
CAT活性の測定のために、形質転換細胞を遠心分離により沈め、60μmの7
.5のpHにおける500mM Tris/HCI(2mlJ PMSF)中に
再懸濁させ、そして凍結及び解凍の2サイクルにより溶解させる。抽出物を遠心
分離により清澄化する。20μlの上清をBradford、 Anal、 B
iocheIll、72.248〜254頁、 1976に従ってタンパク質を
測定するために使用する。CAT活性を、Gorman et al、、 Mo
1. Ce11. Biol、 2.1044〜1051頁、 1982により
本質的に記載されているように薄層クロマトグラフィーを使用して測定する。抽
出物を65℃においてIO分間前インキュベートし、250μgのBS^をその
反応混合物に添加する。
2つの形質転換をそれぞれのプラスミド構築物について並行して行った。処理し
たプラスミドを培養し、そして異なる形質転換の効率のよる差異を減少させるた
めに組み合わせた。この混合物の1/2(1x 10’プロトプラスト)をCA
T活性について分析する。非希釈抽出物中の高いCAT活性のために、一連の1
:10希釈物(1:10 、l:loo 、 I:1000)を調製し、それに
より、オートラジオグラフの濃度計検査のための線形CAT活性を得る。
2.3検査結果
2.3. I Hordeua+ vu1gare実施例1中に記載したキメラ
・プラスミドを含むHordeu+n vu1gareプロトプラストにおける
遺伝子発現の検査は、以下の結果を導いた。
相対CAT活性についての結果を、図3中の薄層クロマトグラムから見ることが
できる。粗抽出物中の高いCAT活性のために、その活性をI X 10’プロ
トプラストを含むI:I00希釈物中において測定した。略号は、以下の意味を
もつ・CAT=クロラムフェニコール・トランスアセチラーゼ; Cm=C”−
標識材はクロラムフェニコール単独; cont=非形質転換対照プロトプラス
トのタンパク質抽出物、並びに1.3.及び1.3Cm=所定の位置においてア
セチル化されたクロラムフェニコール。
参照プラスミドpRT 101 CATに比較してキメラ・プラスミドpCM
1106の場合においてマーカー遺伝子発現における少なくとも10倍の増加が
存在する。
キメラ・プラスミドpcMIINから、マーカー遺伝子発現が、actl/ex
onl配列がシュクロース・シンターゼ遺伝子からのイントロンl配列と組み合
わされるとき、少なくとも1000倍増加されることを、見ることができる。
オクトピン・シンターゼ・プロモーターの18塩基対OTF結合部位は、完全な
CaMV35Sプロモーターと一緒になって、actl/exonl配列及びシ
ュクロース・シンターゼ遺伝子のイントロンlと相互作用することができる。こ
のOTF結合部位の、キメラ・プラスミドpCM 1111であってactl/
exonl配列及びシュクロース・シンターゼ遺伝子のイントロンlからの配列
を含むものへの挿入は、刺激比において少なくともさらに3〜4倍の増加をもた
らす(pCM 1112を参照のこと。)。この結果は、I : 1000倍希
釈物を使用しても得られる(図示せず。)。従って、異なる個々のDNA配列の
組み合わせの刺激効果が倍数的であり且つ付加的でないということが明白に証明
される。
これに関して、以下の表1を参照することができ、これは、プラスミドpRT
101CAT(活性=1)のものに対するHordeuo+ vu1gareプ
ロトプラスト内のキメラ・プラスミドpCM 1106、pCM 1111及び
pCM 1112の、図3からのCAT活性を列記している。
表1
実施例1中に記載したキメラ・プラスミドを含むTriticum monoc
occui+プロトプラスト内における遺伝子発現の調査は以下の結果を導いた
。
図4中から見られるように、Hordeum vu1gareプロトプラストに
より得られるのと同様の遺伝子発現刺激比が形質転換されたTritiCuln
monOcOccLImプロトプラストにより得られる。従って、actl/
exonl配列の挿入は、マーカー遺伝子発現(pCM 1106)における少
なくとも10倍の増加をもたらす。actl/exonl配列とシュクロース・
シンターゼ遺伝子のイントロンl配列との組み合わせは、遺伝子発現における少
なくとも1000倍の増加をもたらす。
これに関して、以下の表2を参照することができる。ここで、図4からのキメラ
・プラスミドpCM 1106及びpcu 1111のCAT活性を、キメラ参
照プラスミドpRTlot CATのもの(活性=1)と関係付けた。
図5中の薄層クロマトグラムは、actl/exonl配列が上流の調節配列の
存在なしには遺伝子発現におけるいずれの増加も生じさせないということを示し
ている。
actl/exonl配列は、それが完全CaMV 35Sプロモーター(pC
M 1106)の下流に挿入されるとき少なくともlO倍マーカー遺伝子発現を
増加させる。これに反して、キメラ・プラスミドpCM 1106内のCaMV
35Sプロモーターの欠失は(pCM 210B 、図1)、actl/ex
onl配列の刺激能力を完全に欠く。
有効なマーカー遺伝子発現のために、actl/exonl配列が上流の調節要
素の存在を要求するため、キメラ・プラスミドpCM 2106の活性は、上流
の調節要素の挿入により回復されることができる。この理由により、18塩基対
OTF結合部位が、キメラ・プラスミドpCM 2107を形成するために、調
節配列としてキメラ・プラスミドpCM 2106のCaMV 355の上流に
挿入された(図1をも参照のこと。)。キメラ・プラスミド9CM 2107の
過渡的遺伝子発現は、非刺激性キメラ・プラスミドpCM 2106内のact
l/exonl配列がそのプラスミドがOTF結合部位を含む場合少なくともl
Oの係数によりその刺激効果を再び示すということを、示している。
キメラ・プラスミドpCM 1106及びpCM 1107の例から、異種プロ
モーターの転写開始部位までの距離も非常に重要であることも分かる。転写開始
部位とactl/exonl配列との間に位置するpCM 110Bのポリリン
カー内の11塩基対の欠失は、そのプロモーター構築物(pCM 1107)の
刺激効果を消滅させる。従って、転写開始部位とactl/exonl配列との
間の距離は好ましくは少なくとも11塩基対でなければならない。
図5中に示すキメラ・プラスミドにより得られた遺伝子発現における増加の相対
値を以下の表3中に与える。この表中において、Hordeum vu1gar
eプロトプラスト内でのキメラ・プラスミドpcM 1106、pCM 110
7、pCM 2106及びpclJ 2107のCAT活性を、キメラ参照プラ
スミドpRT 101 CATのもの(活性=1)と関係付けた。
これ故、新規のモジュール・プロモーター構築物は、場合により選択された個々
の調節DNA配列から、少なくとも4000の係数により植物細胞内で外来遺伝
子の発現を増加させることができるようなプロモーターを使用して、構築される
有効なプロモーターである。米アクチンl遺伝子のエクソンlの5°−非翻訳領
域からのDNA配列が中心的な重要性を有する。この配列は、RNAポリメラー
ゼI+を刺激するcis要素であり、これは、その転写開始部位の下流に配置さ
れなければならず、且つ上流の調節DNA配列の存在中に遺伝子発現に対するそ
の刺激効果のみを示す。
ト
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FIG、5
手続補正書(方式)
平成7年り月!7日
Claims (8)
- 1.植物細胞内で活性であるプロモーター及び米のアクチン1遺伝子のエクソン 1からのDNA配列を有するモジュール・プロモーター構築物、並びにこのモジ ュール・プロモーター構築物の対立遺伝子及び誘導体。
- 2.前記DNA配列がアクチン1遺伝子のエクソン1内の+4位〜+57位に一 致することを特徴とする、請求項1に記載のプロモーター構築物。
- 3.それがメイズのシュクロース・シンターゼ遺伝子のイントロン1からのDN A配列をも含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載のプロモーター構築物 。
- 4.それがさらに18塩基対のOTF結合部位を含むことを特徴とする、請求項 3に記載のプロモーター構築物。
- 5.植物細胞内で発現されるべき遺伝子にカップリングされている、請求項1〜 4の中の1に記載のプロモーター構築物を含むベクター。
- 6.請求項5に記載のベクターにより形質転換されている植物細胞。
- 7.請求項6に記載の植物細胞から再生された、植物及びその子孫。
- 8.高められた遺伝子発現を有する植物を生産するための、請求項1〜4に記載 のプロモーター構築物の使用。
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