JPH0750717Y2 - 接岸計測装置 - Google Patents
接岸計測装置Info
- Publication number
- JPH0750717Y2 JPH0750717Y2 JP1987119277U JP11927787U JPH0750717Y2 JP H0750717 Y2 JPH0750717 Y2 JP H0750717Y2 JP 1987119277 U JP1987119277 U JP 1987119277U JP 11927787 U JP11927787 U JP 11927787U JP H0750717 Y2 JPH0750717 Y2 JP H0750717Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- control unit
- emitting element
- explosion
- berth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、船舶の接岸速度、距離および接岸または離岸
の危険度などを超音波または電波を用いて計測し、計測
結果を表示パネル,警告灯により表示し、船舶の操船を
容易ならしめる接岸計測装置に関する。
の危険度などを超音波または電波を用いて計測し、計測
結果を表示パネル,警告灯により表示し、船舶の操船を
容易ならしめる接岸計測装置に関する。
このような接岸計測装置は、特公昭50-9307号,本出願
人発行:光電技報No.3(1985)などにより周知である。
人発行:光電技報No.3(1985)などにより周知である。
しかし、従来の接岸計測装置は、石油プラントなどの危
険物を取扱う、シーバースなどに使用する場合につい
て、問題があった。このような場合には、シーバース上
に船舶の操船者などが一見して見える場所に、大きく見
易く表示し、特に安全を期する必要がある。船舶は桟橋
に対して、横づけされるが、接岸の際に桟橋に角度をも
って接近するので、一定の視方向範囲内で表示装置を充
分よく目視できるような必要があるが、従来このような
配慮がなかった。
険物を取扱う、シーバースなどに使用する場合につい
て、問題があった。このような場合には、シーバース上
に船舶の操船者などが一見して見える場所に、大きく見
易く表示し、特に安全を期する必要がある。船舶は桟橋
に対して、横づけされるが、接岸の際に桟橋に角度をも
って接近するので、一定の視方向範囲内で表示装置を充
分よく目視できるような必要があるが、従来このような
配慮がなかった。
また、危険物を取扱うシーバースが防爆地として法規上
規定されている。したがって接岸計測装置のうちシーバ
ースに配置するユニットとしては、最小限必要なものと
して、船舶との距離を計測する超音波もしくは電磁波利
用のセンサ,計測データを表示する表示部に限定し、陸
上に計測部を配置する。このとき計測部とセンサ、表示
部との間の信号伝送,電力供給を行なうケーブルとして
は、安全のために鋼管にいれ、途中を数個所シールして
空気・ガスの流通を防ぐようにしなければならない。し
たがって多種にわたる計測データを各自別々にケーブル
で伝送させるならば、ケーブル配線のコストが格段と高
くなる。なお、以下でケーブルというのは上記安全対策
をほどこしたケーブルをいうものとする。
規定されている。したがって接岸計測装置のうちシーバ
ースに配置するユニットとしては、最小限必要なものと
して、船舶との距離を計測する超音波もしくは電磁波利
用のセンサ,計測データを表示する表示部に限定し、陸
上に計測部を配置する。このとき計測部とセンサ、表示
部との間の信号伝送,電力供給を行なうケーブルとして
は、安全のために鋼管にいれ、途中を数個所シールして
空気・ガスの流通を防ぐようにしなければならない。し
たがって多種にわたる計測データを各自別々にケーブル
で伝送させるならば、ケーブル配線のコストが格段と高
くなる。なお、以下でケーブルというのは上記安全対策
をほどこしたケーブルをいうものとする。
本発明の目的は、上記の事情に鑑み、表示部へのケーブ
ル配線を合理化し、かつ表示部は各種表示内容を一括し
て表示し、船舶がシーバースに角度をなして接近する場
合にも操船者が容易に表示部を見ることができるように
向きを変えることのできる接岸計測装置を提供すること
にある。
ル配線を合理化し、かつ表示部は各種表示内容を一括し
て表示し、船舶がシーバースに角度をなして接近する場
合にも操船者が容易に表示部を見ることができるように
向きを変えることのできる接岸計測装置を提供すること
にある。
本考案の接岸計測装置によれば、防爆地に指定されたシ
ーバース上に防爆構造を有して設置された表示装置がこ
の防爆地から離れた箇所に設置されている計測制御部に
防爆上の安全対策を施した構造のケーブルで接続され、
このケーブルを介して計測制御部から直列データを受信
するように構成されることにより、ケーブルの本数の低
減とこれに伴う防爆機構の簡易化が図られている。
ーバース上に防爆構造を有して設置された表示装置がこ
の防爆地から離れた箇所に設置されている計測制御部に
防爆上の安全対策を施した構造のケーブルで接続され、
このケーブルを介して計測制御部から直列データを受信
するように構成されることにより、ケーブルの本数の低
減とこれに伴う防爆機構の簡易化が図られている。
また、表示装置が固定台上に所定角度の範囲にわたって
回転可能に設置されることにより、接岸中の船舶上から
の見やすさの改良が図られている。
回転可能に設置されることにより、接岸中の船舶上から
の見やすさの改良が図られている。
さらに、計測制御部が計測した距離及び接岸速度の組合
せに基づき接岸状態が安全状態、要注意状態又は危険状
態のうちのどれに該当するかを判定し、この判定結果を
距離及び接岸速度のデータと共に直列データとして表示
部に送信し、表示装置は受信した判定結果に基づき、安
全状態であれば青色の発光素子を、要注状態であれば黄
色の発光素子を、危険状態であれば赤色の発光素子を動
作させる表示制御部を更に備えることにより、道路上の
交通信号によって慣れ親しんだ態様で接岸の状況を船舶
に通知できるように構成されている。
せに基づき接岸状態が安全状態、要注意状態又は危険状
態のうちのどれに該当するかを判定し、この判定結果を
距離及び接岸速度のデータと共に直列データとして表示
部に送信し、表示装置は受信した判定結果に基づき、安
全状態であれば青色の発光素子を、要注状態であれば黄
色の発光素子を、危険状態であれば赤色の発光素子を動
作させる表示制御部を更に備えることにより、道路上の
交通信号によって慣れ親しんだ態様で接岸の状況を船舶
に通知できるように構成されている。
以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。第
6図は本考案装置の設置例を示す平面図である。桟橋10
1は、その左端部および右端部に、それぞれセンサ1A,1B
を設置してある。センサ1A,1Bは超音波振動子で超音波
を船舶102の船首または船尾に送信し、船舶102で反射さ
れる反射波を受信し、陸地の屋内に設置した計測制御部
100にケーブル2A,2Bを介して検知データを送る。なお、
センサ1A,1Bは音波に限定されず、電波を用いるもので
もよい。計測制御部100は、センサ1A,1Bのデータを処理
して、船舶102の距離,速度などを演算した後、所定の
計測データをケーブル20を介して、桟橋101上に設置し
た表示部90に送る。
6図は本考案装置の設置例を示す平面図である。桟橋10
1は、その左端部および右端部に、それぞれセンサ1A,1B
を設置してある。センサ1A,1Bは超音波振動子で超音波
を船舶102の船首または船尾に送信し、船舶102で反射さ
れる反射波を受信し、陸地の屋内に設置した計測制御部
100にケーブル2A,2Bを介して検知データを送る。なお、
センサ1A,1Bは音波に限定されず、電波を用いるもので
もよい。計測制御部100は、センサ1A,1Bのデータを処理
して、船舶102の距離,速度などを演算した後、所定の
計測データをケーブル20を介して、桟橋101上に設置し
た表示部90に送る。
表示部90は内圧防爆型になっていて、陸上の計測制御部
100からケーブル20により計測データを受けるととも
に、高圧のエアパイプ21によって、その圧力を一定にし
ている。
100からケーブル20により計測データを受けるととも
に、高圧のエアパイプ21によって、その圧力を一定にし
ている。
表示部90は、第2図に示すように正面に大きい表示パネ
ル30とその側方に回転警告灯部36,35とを有し、全体が
回転台座80により回動するように、船舶102が桟橋101に
対し角度をもって接岸する際に、見易いように向きを変
えるようにしてある。回転台座80の機構は、後で詳述す
る。
ル30とその側方に回転警告灯部36,35とを有し、全体が
回転台座80により回動するように、船舶102が桟橋101に
対し角度をもって接岸する際に、見易いように向きを変
えるようにしてある。回転台座80の機構は、後で詳述す
る。
表示部90に表示される内容は、図示のように左半分90A
がセンサ1Aに対応し、右半分90Bがセンサ1Bに対応する
データである。表示パネル30において、左側31,32のラ
ンプ回路は、距離表示をメータで、速度表示をセンチメ
ータ/秒でそれぞれ示し、右側33,34のランプ回路も同
様の表示を行なう。なお速度表示は最初の1字に負の表
示がある場合は、桟橋101から離れる方向にあることを
示す。その他は接近の場合である。回転警告灯部36,35
はそれぞれ3個の赤(R),黄(Y),青(B)のラン
プからなり、あらかじめ設定した船速の範囲に合わせ
て、安全速度のとき青,要注意速度のとき黄,危険速度
のとき赤に点灯される。この船速の範囲はある距離内を
定めて、その距離に応じて適宜きめられる。
がセンサ1Aに対応し、右半分90Bがセンサ1Bに対応する
データである。表示パネル30において、左側31,32のラ
ンプ回路は、距離表示をメータで、速度表示をセンチメ
ータ/秒でそれぞれ示し、右側33,34のランプ回路も同
様の表示を行なう。なお速度表示は最初の1字に負の表
示がある場合は、桟橋101から離れる方向にあることを
示す。その他は接近の場合である。回転警告灯部36,35
はそれぞれ3個の赤(R),黄(Y),青(B)のラン
プからなり、あらかじめ設定した船速の範囲に合わせ
て、安全速度のとき青,要注意速度のとき黄,危険速度
のとき赤に点灯される。この船速の範囲はある距離内を
定めて、その距離に応じて適宜きめられる。
次に、表示部90,計測制御部100の電気関係につき、第1
図(a),(b)のブロック構成図により説明する。こ
の部分の特徴的な点は計測制御部100より計測データを
表示部90に伝送する際に、多数の信号データを1つのケ
ーブルで送るようにして、信号線すなわちケーブル配線
を合理化したことである。また、計測制御部100から高
圧ガスをエアパイプ21で送り、表示部90を内圧防爆型に
しているが、この空気圧調整を行なっていることであ
る。
図(a),(b)のブロック構成図により説明する。こ
の部分の特徴的な点は計測制御部100より計測データを
表示部90に伝送する際に、多数の信号データを1つのケ
ーブルで送るようにして、信号線すなわちケーブル配線
を合理化したことである。また、計測制御部100から高
圧ガスをエアパイプ21で送り、表示部90を内圧防爆型に
しているが、この空気圧調整を行なっていることであ
る。
第1図(a)に示すように計測制御部100は、電気計測
部100Aと表示部90へ送る空気圧の制御を行なう伝達制御
部100Bとにわかれている。先ず電気計測部100Aにつき説
明する。センサ1A,1Bは、100KHzの超音波振動子を用
い、送受信部3,4により周期的に音波の送信・反射音波
の受信を行なう。送受信部3,4は計測処理部5からの送
受信制御信号Tcにより送信・受信,センサ1A,1Bの切替
え,受信信号のサンプリングのタイムコントロールをな
し、A/D変換された受信ディジタル信号Rdを計測処理部
5に送出する。計測処理部5は第1図(b)に示すよう
に、CPU11により計測データの処理を行なう部分で、バ
ス13にROM14,RAM15,インタフェース回路12および次段の
信号処理回路6が接続されている。ROM14に手順プログ
ラムが格納され、RAM15に処理結果、その他のデータが
記憶される。CPU11はインタフェース回路12を通じて、
前述した受信ディジタル信号Rd,送受信制御信号Tcの他
に、操作部8のTm信号、計測制御部100の屋内表示器7
の表示データTd信号の入出力制御を行なう。ここでTm信
号は、回転警告灯部35,36の条件設定を行なう信号であ
る。
部100Aと表示部90へ送る空気圧の制御を行なう伝達制御
部100Bとにわかれている。先ず電気計測部100Aにつき説
明する。センサ1A,1Bは、100KHzの超音波振動子を用
い、送受信部3,4により周期的に音波の送信・反射音波
の受信を行なう。送受信部3,4は計測処理部5からの送
受信制御信号Tcにより送信・受信,センサ1A,1Bの切替
え,受信信号のサンプリングのタイムコントロールをな
し、A/D変換された受信ディジタル信号Rdを計測処理部
5に送出する。計測処理部5は第1図(b)に示すよう
に、CPU11により計測データの処理を行なう部分で、バ
ス13にROM14,RAM15,インタフェース回路12および次段の
信号処理回路6が接続されている。ROM14に手順プログ
ラムが格納され、RAM15に処理結果、その他のデータが
記憶される。CPU11はインタフェース回路12を通じて、
前述した受信ディジタル信号Rd,送受信制御信号Tcの他
に、操作部8のTm信号、計測制御部100の屋内表示器7
の表示データTd信号の入出力制御を行なう。ここでTm信
号は、回転警告灯部35,36の条件設定を行なう信号であ
る。
計測処理部5で行なわれる処理は、センサ1A,1Bからの
船舶102の距離DD;船速DS;回転警告灯信号DWを受信ディ
ジタル信号Rdより算定し、計測データとして出力するこ
とである。距離DDは、送信時点から受信時点までの時間
と超音波の伝搬速度とから計算するが、繰返しの数周期
についての平均値を求める。船速DSは前回の繰返し周期
時の距離と今回の繰返し周期時の距離との差を周期で割
ると求められるが、その値を平均値として求める。距離
DDの変化が時間的に減少もしくは増大すると、船舶102
が桟橋101に近づきもしくは遠ざかることになり、船速D
S値に+もしくは−の負符号をつけておく。回転警告灯
信号DWは船速DSと操作部8で設定した操作データTm信号
とからどの速度範囲内にあるか判定して出力される。
船舶102の距離DD;船速DS;回転警告灯信号DWを受信ディ
ジタル信号Rdより算定し、計測データとして出力するこ
とである。距離DDは、送信時点から受信時点までの時間
と超音波の伝搬速度とから計算するが、繰返しの数周期
についての平均値を求める。船速DSは前回の繰返し周期
時の距離と今回の繰返し周期時の距離との差を周期で割
ると求められるが、その値を平均値として求める。距離
DDの変化が時間的に減少もしくは増大すると、船舶102
が桟橋101に近づきもしくは遠ざかることになり、船速D
S値に+もしくは−の負符号をつけておく。回転警告灯
信号DWは船速DSと操作部8で設定した操作データTm信号
とからどの速度範囲内にあるか判定して出力される。
以上の距離DD,船速DS,回転警告灯信号DWの各信号は、表
示部90へのケーブルの配線の合理化のため、単一の信号
線を介して送出する。このため信号処理回路6によって
各信号を時系列的に定められたフォーマットで配列し直
列ビット列にするため、パラレルシリアルの変換を行な
う。本実施例では、一連のデータを順に同期信号(DX)
8ビット,「BOW」側(センサ1A対応)距離DDのBCDコー
ド最上位桁4ビット・101の桁4ビット・10°の桁4ビ
ット,船速DSの極性1ビット・BCDコードで101の桁4ビ
ット・10°の桁4ビット,次に「STERN」側(センサ1B
対応)の距離DD,船速DS,次に「BOW」側回転警告灯信号D
W4ビット,「STERN」側回転警告灯信号DW4ビットとして
ビット配列をする。データ転送速度は、110ボーまたは4
800ボーを選択することができる。
示部90へのケーブルの配線の合理化のため、単一の信号
線を介して送出する。このため信号処理回路6によって
各信号を時系列的に定められたフォーマットで配列し直
列ビット列にするため、パラレルシリアルの変換を行な
う。本実施例では、一連のデータを順に同期信号(DX)
8ビット,「BOW」側(センサ1A対応)距離DDのBCDコー
ド最上位桁4ビット・101の桁4ビット・10°の桁4ビ
ット,船速DSの極性1ビット・BCDコードで101の桁4ビ
ット・10°の桁4ビット,次に「STERN」側(センサ1B
対応)の距離DD,船速DS,次に「BOW」側回転警告灯信号D
W4ビット,「STERN」側回転警告灯信号DW4ビットとして
ビット配列をする。データ転送速度は、110ボーまたは4
800ボーを選択することができる。
信号処理回路6の出力のデータDは、電源9とを合わせ
てケーブル20によって表示部90に送られる。ケーブル20
には伝達制御部100Bを設け、表示部90が内圧防爆の条件
を充たしているときのみ、ケーブル20を開としてデータ
Dおよび電源9を送出するようにしている。伝達制御部
100Bは内圧制御部22と空気制御部25とからなり、表示部
90内に設けられた内圧保護回路42の内圧検出値が所定の
内圧より低い場合、内圧制御部22は、データD,電源9を
表示部90へ送らずに、空気制御部25からエアパイプ21を
経て、高圧空気を供給して、内圧検出値が所定の内圧に
等しくなるようにし、等しくなった場合に、空気制御部
25からの高圧空気の供給を停止し、データD,電源9を表
示部90に送出するように制御する。これによって表示部
90は防爆機能をもつようになる。
てケーブル20によって表示部90に送られる。ケーブル20
には伝達制御部100Bを設け、表示部90が内圧防爆の条件
を充たしているときのみ、ケーブル20を開としてデータ
Dおよび電源9を送出するようにしている。伝達制御部
100Bは内圧制御部22と空気制御部25とからなり、表示部
90内に設けられた内圧保護回路42の内圧検出値が所定の
内圧より低い場合、内圧制御部22は、データD,電源9を
表示部90へ送らずに、空気制御部25からエアパイプ21を
経て、高圧空気を供給して、内圧検出値が所定の内圧に
等しくなるようにし、等しくなった場合に、空気制御部
25からの高圧空気の供給を停止し、データD,電源9を表
示部90に送出するように制御する。これによって表示部
90は防爆機能をもつようになる。
表示部90に送られた一定のフォーマットのビット列から
なるデータDは、インタフェース回路43によって、同期
信号DXを基準にして、直列ビットが各距離DD,船速DS,回
転警告灯信号DWに分配され、パラレル信号に変換され
る。距離DD,船速DSは「BOW」側・「STERN」側にそれぞ
れ対応したランプドライブ回路37,38に導かれる。ラン
プドライブ回路37,38はドットマトリックス状に配置し
たランプ回路31,32,33,34のオン・オフ制御とランプ駆
動を行なう。
なるデータDは、インタフェース回路43によって、同期
信号DXを基準にして、直列ビットが各距離DD,船速DS,回
転警告灯信号DWに分配され、パラレル信号に変換され
る。距離DD,船速DSは「BOW」側・「STERN」側にそれぞ
れ対応したランプドライブ回路37,38に導かれる。ラン
プドライブ回路37,38はドットマトリックス状に配置し
たランプ回路31,32,33,34のオン・オフ制御とランプ駆
動を行なう。
警告灯制御回路39,40はインタフェース回路43によって
デコードされた信号によって警告灯35R,35Y,35B,36R,36
Y,36Bの点灯と回転用の電源を供給するためのリレー回
路である。たとえば回転警告灯信号DWの「STERN」側の
Rのビットが1であれば、信号灯35Rに接続されたリレ
ーが動作し、AC100Vを信号灯35Rに供給して回転・点灯
動作をさせる。なお、35R〜35B,36R〜36Bは接岸後、操
作部8からの指定により離岸警報として作動させるよう
に設定することができる。
デコードされた信号によって警告灯35R,35Y,35B,36R,36
Y,36Bの点灯と回転用の電源を供給するためのリレー回
路である。たとえば回転警告灯信号DWの「STERN」側の
Rのビットが1であれば、信号灯35Rに接続されたリレ
ーが動作し、AC100Vを信号灯35Rに供給して回転・点灯
動作をさせる。なお、35R〜35B,36R〜36Bは接岸後、操
作部8からの指定により離岸警報として作動させるよう
に設定することができる。
表示部90は第2図に示すように回転台座80上に載置され
る。第3図は本考案装置の回転台座80の図であり、第3
図においてC−C′の鎖線の左側部は要部断面図、右側
部は正面図である。
る。第3図は本考案装置の回転台座80の図であり、第3
図においてC−C′の鎖線の左側部は要部断面図、右側
部は正面図である。
回転台座80は、固定台50の上部で回転台51が一定の角度
範囲で旋回する機構になっている。固定台50の基部は、
接岸する船舶102から表示部90が見易くなるように桟橋1
01上に設けた塔の上に設置固定される。固定台50の上部
は内輪55,外輪54,ベアリング56からなる旋回環を介し
て、回転台51の基部51Aに接している。
範囲で旋回する機構になっている。固定台50の基部は、
接岸する船舶102から表示部90が見易くなるように桟橋1
01上に設けた塔の上に設置固定される。固定台50の上部
は内輪55,外輪54,ベアリング56からなる旋回環を介し
て、回転台51の基部51Aに接している。
旋回環の内輪55は固定台50にボルトで固定され、一方外
輪54は回転台基部51Aに同様にボルトで固定され、外輪5
4はベアリング56を介して内輪55の外周を回転すること
ができる。外輪54の外周側は溝を設けて歯車を形成し、
図中のギアAと噛合わせる。
輪54は回転台基部51Aに同様にボルトで固定され、外輪5
4はベアリング56を介して内輪55の外周を回転すること
ができる。外輪54の外周側は溝を設けて歯車を形成し、
図中のギアAと噛合わせる。
一方ハンドル52,減速器53,ギアAからなる回転駆動部を
固定台50の側部にギアAと外輪54の歯車と噛合うような
位置に溶接などによって固定する。減速器53とギアAの
軸であるギアA主軸63とはウォームギアによって連結さ
れているためハンドルの回転軸方向はギアAの回転軸方
向に変換され、回転数も減速される。
固定台50の側部にギアAと外輪54の歯車と噛合うような
位置に溶接などによって固定する。減速器53とギアAの
軸であるギアA主軸63とはウォームギアによって連結さ
れているためハンドルの回転軸方向はギアAの回転軸方
向に変換され、回転数も減速される。
以上述べた構成により、ハンドル52を回転することによ
り、回転台51を船舶の接岸状況、操船者の位置などに合
わせて回転し、表示部90の可視範囲を広げることができ
る。
り、回転台51を船舶の接岸状況、操船者の位置などに合
わせて回転し、表示部90の可視範囲を広げることができ
る。
本実施例においては、ハンドル52と回転台51の減速比は
30対1である。この減速比は減速器53を交換することに
よって適宜に選ぶことができる。
30対1である。この減速比は減速器53を交換することに
よって適宜に選ぶことができる。
また本考案装置は第3図のストッパM60,ストッパS61,62
によって回転角度を調節できる構造としている。ストッ
パS61,62は固定台50側に、ストッパM60は回転台基部51A
に、両ストッパが同一平面を有するようにそれぞれ固定
されているから、ストッパS61,62の固定角度範囲内で回
転台51は回転できることになる。第4図は第3図D′−
C′部を図面上方からみた平面図で回転角度を90°とし
たときのストッパの位置関係を示したものである。
によって回転角度を調節できる構造としている。ストッ
パS61,62は固定台50側に、ストッパM60は回転台基部51A
に、両ストッパが同一平面を有するようにそれぞれ固定
されているから、ストッパS61,62の固定角度範囲内で回
転台51は回転できることになる。第4図は第3図D′−
C′部を図面上方からみた平面図で回転角度を90°とし
たときのストッパの位置関係を示したものである。
第5図は固定台50と回転台51へのケーブル敷設の図であ
る。ケーブル20は防爆対策として金属性のパイプの中を
通すため可撓性に欠け、これは空気用のエアパイプ21も
同様である。このため回転部分は可撓性があり、かつ端
部をシールして空気・ガスの流通を防ぐ処置をしたパイ
プを用い、保持具71,72を設けて回転台51の回転に対処
する。第5図において保持具71は回転台51に固定した枠
状の金具であり、保持具72は締付具74の水平面位置が保
持具71とほぼ同一平面となるようにL字状のものを固定
台50に固定する。保持具71,72は回転台51が回転角度の
中央にあるとき、それぞれ回転角度のほぼ中央線に一致
するように配置する。ケーブル20のパイプ・エアパイプ
21は保持具72の端部で接続具によって可撓性のパイプと
接続され、締付具74によって接続部が保持され、回転台
51の開口部75を経て保持金具71の締付具73によって保持
され表示部90へ導かれる。本実施例では可撓性のパイプ
としてステンレス製のフレキシブルフィッチングを、接
続具として両端にネジ山を設けたニップルを用いる。こ
のようにすることによってケーブル20、エアパイプ21は
回転台51のほぼ回転中心を軸として動くため、無理な力
が加わらないように表示部90へ導くことができる。
る。ケーブル20は防爆対策として金属性のパイプの中を
通すため可撓性に欠け、これは空気用のエアパイプ21も
同様である。このため回転部分は可撓性があり、かつ端
部をシールして空気・ガスの流通を防ぐ処置をしたパイ
プを用い、保持具71,72を設けて回転台51の回転に対処
する。第5図において保持具71は回転台51に固定した枠
状の金具であり、保持具72は締付具74の水平面位置が保
持具71とほぼ同一平面となるようにL字状のものを固定
台50に固定する。保持具71,72は回転台51が回転角度の
中央にあるとき、それぞれ回転角度のほぼ中央線に一致
するように配置する。ケーブル20のパイプ・エアパイプ
21は保持具72の端部で接続具によって可撓性のパイプと
接続され、締付具74によって接続部が保持され、回転台
51の開口部75を経て保持金具71の締付具73によって保持
され表示部90へ導かれる。本実施例では可撓性のパイプ
としてステンレス製のフレキシブルフィッチングを、接
続具として両端にネジ山を設けたニップルを用いる。こ
のようにすることによってケーブル20、エアパイプ21は
回転台51のほぼ回転中心を軸として動くため、無理な力
が加わらないように表示部90へ導くことができる。
(1) ハンドル52を電動機とし、ストッパM60および
ストッパS61,62をマイクロスイッチやホトセンサにする
ことによって回転台51の回転を手動によらず、自動化す
ることができる。このときは、電動機の回転指令やスト
ッパ信号を電気計測部100Aの操作部8などで制御する構
成とすることができる。
ストッパS61,62をマイクロスイッチやホトセンサにする
ことによって回転台51の回転を手動によらず、自動化す
ることができる。このときは、電動機の回転指令やスト
ッパ信号を電気計測部100Aの操作部8などで制御する構
成とすることができる。
(2) 回転台51上に表示部90の表示パネル30のみを搭
載し、回転警告灯部35,36は別に設けた塔屋上に設置す
る。
載し、回転警告灯部35,36は別に設けた塔屋上に設置す
る。
本考案によれば上記のように計測部からのデータをシリ
アル信号として表示部へ出力することにより、ケーブル
配線を少なくすることができ、また表示部を回転可能に
し可視範囲を広げたため表示装置の設置数を少なくで
き、接岸計測装置の経費などを合理化できるという特長
がある。
アル信号として表示部へ出力することにより、ケーブル
配線を少なくすることができ、また表示部を回転可能に
し可視範囲を広げたため表示装置の設置数を少なくで
き、接岸計測装置の経費などを合理化できるという特長
がある。
第1図(a)(b)はブロック構成図、第2図は表示
部,回転台座の正面図、第3図は回転台座の詳細図、第
4図は第3図D′−C′部の上方から見た平面図、第5
図は回転台座のケーブル敷設の図、第6図は本考案装置
の設置例図である。 1A,1B……センサ、20……ケーブル、21……エアパイ
プ、30……表示パネル、35,36……回転警告灯部、50…
…固定台、51……回転台、52……ハンドル、53……減速
器、80……回転台座、90……表示部、100……計測制御
部、100A……電気計測部、100B……伝達制御部、101…
…桟橋、102……船舶。
部,回転台座の正面図、第3図は回転台座の詳細図、第
4図は第3図D′−C′部の上方から見た平面図、第5
図は回転台座のケーブル敷設の図、第6図は本考案装置
の設置例図である。 1A,1B……センサ、20……ケーブル、21……エアパイ
プ、30……表示パネル、35,36……回転警告灯部、50…
…固定台、51……回転台、52……ハンドル、53……減速
器、80……回転台座、90……表示部、100……計測制御
部、100A……電気計測部、100B……伝達制御部、101…
…桟橋、102……船舶。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01S 7/56 Z 9382−5J 13/93 15/93
Claims (1)
- 【請求項1】超音波又は電波を送受信する送受信器と、
この送受信器の信号を処理し、前記超音波又は電波を送
信してから対応の反射波を受信するまでの経過時間に基
づき接岸中の船舶のシーバースまでの距離及び接岸速度
を計測するCPUを含む計測制御部と、この計測制御部で
計測された距離及び接岸速度を表示する発光素子群で構
成される表示回路を含む表示装置とを備えた接岸速度計
において、 (a) 前記表示装置が、防爆地に指定されたシーバー
ス上に、内部を高圧ガスで満たすことによって防爆性を
高めた内圧防爆発構造を有して設置されかつこの防爆地
から離れた箇所に設置された前記計測制御部と防爆上の
安全対策を施したケーブルで接続されること、 (b) 前記表示装置が、固定台上に所定角度範囲にわ
たって回転可能に設置されること、 (c) 前記計測制御部のCPUが、前記計測した距離及
び接岸速度の組合せに基づき接岸状態が安全状態、要注
意状態又は危険状態のどれに該当するかを判定しこの判
定結果を前記計測した距離及び接岸速度と共に直列デー
タとして送信回路から前記表示装置に送信させる動作を
実行すること、 (d) 前記表示装置が、 青色の発光素子、黄色の発光素子及び赤色の発光素子
と、 前記ケーブルを介して前記計測制御部から直列データを
受信して並列データに変換し、変換済みの並列データを
前記表示回路及び前記判定結果の表示を制御する表示制
御部に分配するインタフェース回路と、 このインタフェース回路から分配された判定結果が安全
状態であれば前記青色の発光素子を、要注意状態であれ
ば前記黄色の発光素子を、危険状態であれば前記赤色の
発光素子をそれぞれ選択的に動作させることによって前
記判定結果の表示を制御する前記表示制御部とを備える
こと を特徴とする接岸計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987119277U JPH0750717Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 接岸計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987119277U JPH0750717Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 接岸計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6425782U JPS6425782U (ja) | 1989-02-13 |
JPH0750717Y2 true JPH0750717Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31364365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987119277U Expired - Lifetime JPH0750717Y2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 接岸計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750717Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018080719A (ja) | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 日本精工株式会社 | 円筒ころ軸受用樹脂製保持器及び円筒ころ軸受 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5551378A (en) * | 1978-10-06 | 1980-04-15 | Jones & Healy Marine Ltd | Device for indicating coming alongside pier |
JPS58151862U (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-12 | 新日本製鐵株式会社 | 船舶接岸状況測定装置 |
JPS61189409A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-23 | Koden Electronics Co Ltd | 入渠船位置計測装置 |
-
1987
- 1987-08-05 JP JP1987119277U patent/JPH0750717Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6425782U (ja) | 1989-02-13 |
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