JPH0750710Y2 - サンプルを細管に注入する装置 - Google Patents

サンプルを細管に注入する装置

Info

Publication number
JPH0750710Y2
JPH0750710Y2 JP4832389U JP4832389U JPH0750710Y2 JP H0750710 Y2 JPH0750710 Y2 JP H0750710Y2 JP 4832389 U JP4832389 U JP 4832389U JP 4832389 U JP4832389 U JP 4832389U JP H0750710 Y2 JPH0750710 Y2 JP H0750710Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
capillary
pressure
container
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4832389U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH027562U (ja
Inventor
ポール ブローラ ビクター
Original Assignee
ベックマン インスツルメンツ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベックマン インスツルメンツ インコーポレーテッド filed Critical ベックマン インスツルメンツ インコーポレーテッド
Publication of JPH027562U publication Critical patent/JPH027562U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0750710Y2 publication Critical patent/JPH0750710Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/447Systems using electrophoresis
    • G01N27/44704Details; Accessories
    • G01N27/44743Introducing samples

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電気泳動に関する。さらに詳しくは、細管の電
気泳動において、サンプルを、カートリッジ内に保持さ
れることが好ましい細管に注入するための注入技術に関
する。
(従来の技術) 細管の電気泳動は公知である。典型的には、(内径が50
μのオーダの)細管は電解液で満たされる。前記細管の
幅は350μの外径であり、その長さは20〜100cmである。
したがって、細管は1〜2μl(マイクロリッタ)のオ
ーダの全体積を有する。言うまでもなく、前記細管はこ
われ易い。
前記細管は最初電解液で満たされる。少量のサンプル
が、電気泳動による所要の分析のために、正確に注入さ
れなければならない。
(考案が解決しようとする課題) サンプルの細管への注入が従来の技術において、問題が
ないということはなかった。
第1に、細管を横切る電位がサンプルの注入に用いられ
ている。このプロセスでは、電位が細管を横切ってかけ
られる。前記細管の一端は液体サンプルのバイアル中に
浸けられる。前記細管の他端は電解液のバイアル中に浸
けられる。所要の電位がバイアル間に加えられ、細管の
離れた端部間に電圧差を生ずる。サンプルは細管中に吸
い上げられる。
あいにくこの技術を使用すると、サンプルは注入により
分級しやすくなる。換言すると、サンプルを細管中に吸
い上げるのに使用されている正しくその力が、サンプル
が一度細管中に入ったとき、サンプルの分級を引き起こ
す力となる。電位を利用するとき、細管に吸い上げられ
たサンプルの正確な純度を認識するすべはない。
サンプルの細管への吸い上げは、困難がないというもの
ではない。簡単に言えば、細管中に入ったサンプルの量
を正確に確かめることはできない。
クロマトグラフ技術の転換、特に、高性能液体クロマト
グラフィー(high performance liquid chromatograph
y,いわゆる“HPLC")に使用されている技術は適当では
ない。典型的には、細管の電気泳動において処理される
体積は、高性能液体クロマトグラフィーにおいて使用さ
れる体積の1千分の1より少ない。したがって、容積ト
ラッピングおよびその後のサンプル体積の注入のための
サンプルのバイアルは、電気泳動で有効に利用するには
あまり小さ過ぎる。
(課題を解決するための手段、作用および効果) サンプルの電気泳動の細管への計量注入のための圧力積
分される装置が開示される。前記細管は、底部を有する
カートリッジへの曲がりくねった通路に取り付けられる
ことが好ましい。前もって電解液で満たされた細管は、
カートリッジの底部の下方に間隔をおいて垂下し、その
周縁はカートリッジに液密とされている。典型的には、
カートリッジは垂下する細管でサンプルのバイアルに整
合される。サンプルのバイアルが動いてカートリッジと
実質的な気密関係となり、垂下している細管はサンプル
のバイアル内の液面より下方となる。該バイアルはそれ
から、0.07kg/cm2(1 lb/inch2)のオーダの実質的に一
定である液圧源に連通される。同時に、圧力計がバイア
ルの圧力を測定し、マイクロプロセッサのような積分装
置に信号を出力する。圧力曲線の下にある面積の時間積
分により、細管に導かれた液体量の正確な測定が行われ
る。細管の全体積が数マイクロリッタとすると、5ナノ
リッタのオーダのサンプルの注入がプラスマイマス2%
の精度で可能である。
本考案の目的は、電気泳動の準備において、電解液を満
たされた細管にサンプルを注入するための、簡単かつ体
積測定の正確な装置を開示することにある。典型的に
は、細管はカートリッジの底部から下方へ垂下する。細
管はその外縁の周りでカートリッジに液密とされる。既
に電解液であふれさせられた細管は、サンプルを収容し
ているバイアルに浸けられる。このバイアルは、細管の
周りのカートリッジの底部に向かい合い、底部に実質的
に気密とされる。圧力が、実質的に一定の、つまり1psi
(lb/inch2)の範囲の圧力源から細管に供給させる。液
体が細管に注入される。
圧力注入のためのこの装置の利点は、カートリッジによ
って保持されたとき、細管がサンプル注入のために独特
に位置決めされるということである。圧力を知りかつ細
管の圧力にさらされる時間を測定することによって、サ
ンプルの量が正確に決定され得る。
本考案の別の目的は、注入したサンプルの正確な測定の
ための装置を開示することにある。本考案のこの面によ
ると、サンプルのバイアル内の圧力が圧力変換器によっ
て綿密に測定される。圧力変換器は、マイクロプロセッ
サのような積分装置に出力する。圧力曲線の下の面積を
時間に関して積分することにより、注入されたサンプル
の体積が正確に測定され得る。
装置のこの面の利点は、注入技術の高精度が達成され得
るということである。同時に、非常に少量のサンプルが
注入され得る。5ナノリッタの大きさのサンプルを数マ
イクロリッタを収容するカートリッジに注入する際、プ
ラスマイナス2%の範囲でサンプル注入の再現性ある結
果が達成されている。
注入技術の別の利点は、バイアルと細管との間の完全な
シールへの依存が必要とされないということである。緩
慢な、しかし比較的一定の漏れが、サンプルの注入が行
われるサンプルのバイアル内の圧力を変える場合、積分
は正確な測定を保つことができる。簡単い言えば、バイ
アルの圧力を正確に知ることによって、積分への調整が
なされ、細管を現存するアンプルにさらす時間を変え
る。
本考案のこの面の利点は、直面した非線形性のために、
積分が調整され得るということである。たとえば、サン
プルが初めに加圧されたとき、細管への流れは圧力に対
して線形とはならないであろう。同様に、サンプルがサ
ンプル注入の終りに除圧されたとき、非線形性と流量と
が同様な状態となるであろう。特に、これら非線形性は
積分において適応され得る。また、前記非線形性は、サ
ンプルが注入されるとき、たまたま存在している特別な
圧力に対して調整され得る。
本考案のこの面の付加的な利点は、調整がサンプルの粘
性のために容易に行われ得るということである。
本考案のさらに別の目的は、カートリッジに取り付けら
れた細管へのサンプル注入のための自動化されたシーケ
ンスを開示することである。サンプルをその中に持つバ
イアルは隔膜によって覆われている。対になった注射器
を有するレバーアームが垂下している細管の下方かつバ
イアルの隔膜の上方で整合される。バイアルが最初、上
方に向けて移動するとき、注射器による隔膜の突刺しが
生ずる。その後、レバーアームはバイアルと上方にある
カートリッジとの間に押しつけられ、ブロックと整合す
る。このブロックは、上方の端部でカートリッジとの間
に、そして下方の端部で注射器の周りのレバーアームと
の間に対となったOリングシールを有する。バイアルの
上方への十分な動きの間、細管は注射器の1つを経てバ
イアルに収容されているサンプル中に入る。バイアルの
上方への十分な動きが生じたとき、カートリッジ、ブロ
ックおよびレバーアーム間のシールがOリングで行わ
れ、一方、隔膜を突き刺している注射器でバイアルへの
シールが行われる。注射器の1つを経ての細管の、バイ
アルの1つにある液体サンプルのレベルより下方への自
動化された突刺しによって、バイアル中のサンプルの圧
力注入が自動化された基準で行われ得る。
本考案のこの面の利点は、細管の電気泳動への応用にお
いて、サンプル注入が初めて、高い精度で完全に自動化
され得るということである。
(実施例) 第1A図を参照して、カートリッジCの内部を説明する。
カートリッジCは内部体積Vを画定し、この体積Aはカ
ートリッジ閉じ込め電気泳動の間冷却液を収容する。
細管Qは最初開口12に突き通され、ねじ11を有するマン
ドレルMの回りを十分な回数通過させられる。ねじ11
は、細管の遠方部分が電気泳動的処理の間、細管を経て
電気的接触もしくはアークを生じないように、十分な深
さと間隔とを与えられている。第1A図の分解斜視図に示
すように、マンドレルが第1に巻き付けられ、その後、
カートリッジCの体積Vの内部に挿入される。
細管Qは典型的には、垂直面14に沿ってマンドレルMの
回りの第1の巻付けと整列される。細管の意図した長さ
を調節するための必要な巻数の後、細管は出口面15を通
過する。この出口面で細管は上下方向下方へ徐々に方向
を変え、点16で出口面15を離れる。その後、細管は検出
器Dを横切り、垂直な出口通路19に沿い、最後に出口開
口17を通る。細管Qは検出器D内のバー18に整合され
る。このバーは光通過用の小さい中央開口を有する。後
述するように、検出器DでカートリッジCを通る光の通
路は、分類された成分を見分けさせる。
細管がカートリッジCの内部に完全に通されたとき、O
リングがその後、体積Vの内部の回りに完全に入れられ
る。細管Qの上にわたっている前記Oリングは細管を正
しい場所に止める。
Oリングが正しい場所になると、カバープレート24がカ
ートリッジの上に置かれ、所定の位置にシールが施さ
れ、カートリッジを取り囲む。
第1B図を参照するに、カートリッジの背面が見られ、か
つ理解される。検出器Dは、光学素子を開口26に整列す
るための同心的なかつ本質的に円形の収集面25を有す
る。同様に、カバープレート24は同様な開口27を有す
る。このようにして、カバープレート24がカートリッジ
を閉じるとき、光が、類似粒子の分類された“バンド”
の必要とされる検査のため、カートリッジおよび細管Q
を通過することができる。
収集面25を画定するためのカートリッジのぎざぎざを除
いて、カートリッジの背面は基本的に直線的である。
2つの導管21、22が第1A図に破線で示されている。これ
ら導管21、22は電気泳動の間使用される冷却液のカート
リッジC内への入口および出口である。導管はカートリ
ッジCの底面を起点とし、体積Vに伸びていることが分
る。従って、電位が細管Qの離れた端部を横切ってかけ
られる前に、カートリッジCの全体積を冷却液であふれ
させることができる。同様に、カートリッジが除かれる
直前に、内部の体積Vの水切りをすることができる。
カバープレート24がカートリッジCを閉じる直前、細管
Qの開口12、17にある部分にシーラントが置かれる。そ
のようなシーラントはシリコンラバー混合物であること
が好ましく、細管Qの外縁のカートリッジCへのシール
効果がある。後述するところから一層明らかであるよう
に、このシールは、圧力下の液体を細管Qの内部に上昇
させる。
第2、3図を参照して、この発明のサンプル注入装置が
図式的に示されている。特に第3図を参照するに、外側
の同心テーブルT1と内側の同心テーブルT2とは一連のバ
イアルを含んでいる。バイアルV1〜V24は、円形の外側
の同心テーブルT1の周りに24の角度間隔をおいて含まれ
ている。バイアルV25〜V35は内側の同心テーブルT2に含
まれている。第2、3図に示すように、バイアルV1とV
25とは、それぞれカートリッジCの下に整合されてい
る。
カートリッジCのそれぞれのテーブルへの整合を理解す
ることは容易である。カートリッジの内部にある細管Q
は、前述の曲がりくねった通路を占めるばかりでなく、
離れた端部28、30でカートリッジの底部から垂下してい
る。バイアル中に入りこみ、バイアルからアンプルを受
けとるのはこれら端部28、30である。
後でより詳しく説明するように、端部28はバイアルV1
入り、そのバイアルからサンプルを受けとる。同時に、
細管を横切る圧力流れを平衡するために、端部30はバイ
アルV25に入る。バイアルV1と違って、バイアルV25は大
気と流体的に連通している。従って、細管Qへの流量は
バイアルV1中のサンプルに定められた圧力に依存するこ
とになろう。
バイアルV1とV25とがカートリッジCから垂下する細管
Qの離れた端部28、30を下方に整合されると、ピストン
P1、P2がバイアルV1、V25をそれぞれのテーブルT1、T2
から持ち上げる。バイアルは、ブロックB1、B2と整合す
るまで、持ち上げられる。さらに、第4図から分るよう
に、それぞれのブロックB1、B2がカートリッジCの底部
に整合するまで、持上げが起こる。この整合は第4図を
参照すると最もよく理解される。
第4図を参照するに、バイアルV1はピストンP1によって
上方へ押し付けられている。バイアルV1はサンプル30を
含んでいる。サンプル30を、既に電解液で満たされてい
る細管Qに注入することが本考案の目的である。
ブロックBがカートリッジCとバイアルVとの間に介在
している。ブロックB1の使用目的がまず検討される。そ
の構造はその後容易に分るであろう。
ブロックB1の使用目的は、カートリッジCに関してバイ
アルVの圧力シールを可能にすることである。典型的に
は、細管QはカートリッジCから垂下する点でシール34
により液密とされる。そのようなシールは細管Qの外縁
の周りで行われる。
圧力下の流体が細管の底部に導かれたとき、何が起こる
かは簡単に理解される。典型的には、圧力は流体を細管
中に流入させるであろう。
細管への正確な流量は、圧力と圧力が付加されている時
間との関数であることもまた公知である。
細管Qは非常に小さいことは理解されるであろう。たと
えば、細管Qは内径50μのオーダであり得る。細管Qの
外径は500μのオーダとなるだろう。細管が100cmのオー
ダの長さであるとすると、1〜2μlのオーダの体積が
細管の全体積となる。典型的には、電気泳動の準備にお
いて、細管は電解液で満たされる。
5ないし10nl(ナノリッタ)のオーダの体積を注入する
ことがここに開示した注入の目的である。
ブロックBはそこに置かれた第1組のOリング40と第2
組のOリング42とを含むことが分るであろう。バイアル
Vが押し付けられ、そのフランジがOリング42と整合し
たとき、シールができる。
同様に、Oリング42が押し付けられてカートリッジCの
底部と接触したとき、別のシールができる。
化学分野の専門家は、シールが完全ではないということ
を認めるであろう。たとえば、カートリッジにおける細
管Qの外縁の周りのシールは漏れ得る。同様に、漏れは
Oリング40、42においてもまた起こり得る。
このような環境において起こる漏れは、基本的に一定で
あることが実験的に決定されている。従って、バイアル
Vの内部が一定の圧力源にさらされているとすれば、バ
イアルV内の圧力は速やかに一定圧力に平衡するだろ
う。この圧力を決定し、流量を決定するために圧力を時
間に関して積分し、そして決定された流量を、細管Qに
導かれる体積を正確に測定するために使用することがこ
の考案の目的である。
ブロックB1の構造を次に説明する。
ブロックB1を参照するに、それは第1の開口50を有す
る。ガス(窒素であることが好ましい)が一定圧力下で
導かれるのは開口50を経てである。そのような導入は、
シール40、42がカートリッジCとバイアルV1とにそれぞ
れ整合した後にのみ起こる。
開口52は、バイアルV1の内部の圧力を正確に測定するた
めのものである。特に、バイアルV1の内部の圧力をで正
確に知ることによって、バイアルV内の圧力の時間に関
する正しい積分ができる。
第2図に戻ると、装置の残りの部分を見ることができ
る。圧力変換器60はブロックB1の導管52の内部の圧力を
読み取り、積分器Iに信号を出力する。
積分器Iはソレノイド70を経て電磁弁Sに作動的に接続
されている。電磁弁Sを開き、バイアルV1の内部の圧力
を時間に関して積分し、そして測定したサンプル量に応
答して電磁弁Sを閉じるシーケンスにより、細管に注入
されるサンプルの量測定がなされる。
この測定の操作例が、第5図のグラフに関してまず説明
される。その後、この出願の一部として、積分に用いら
れる、適用可能なコンピュータプログラムが説明され
る。最後に、いくらかの注意が非線形性に向けられる。
そのような非線形性の組合せが経験的に確立されなけれ
ばならない、ということが理解されるであろう。
第5図を参照するに、圧力−時間積分が示されている。
電磁弁Sがt0で開いたとすると、圧力平衡は時間間隔t0
-t1で起こるだろう。最高圧力(ここでは、ゲージ圧1ps
i=0.07kg/cm2の範囲で示されている。)に到達したと
き、その圧力は時間t2になるまで細管に存続する。時間
t2で、電磁弁Sが閉じる。
はっきりと分るように、2つの非線形性が存在する。こ
れら非線形性は、時間t0と時間t1との間、そして時間t2
の後である。見る者の便宜のため、非線形性はハッチで
示してある。
簡単に言えば、時間−圧力曲線80の下方の面積を積分す
ることにより、流量を正確に決定できる。
非線形性を参照するに、その値は経験的なものとなるで
あろう。その値は、電磁弁S上の圧力レートが変わるに
つれ、変わるだろう。第2の曲線90を参照することは有
効である。
第2の曲線90を参照するに、バイアルV1と周囲との間の
シールが完全ではないことが想定される。従って、図示
の圧力1psiのおよそ10分の7まで上昇している。
その結果、曲線80の下方に表わされている面積と同じ面
積を曲線90の下方に実現するために、圧力にさらされる
時間が引き伸ばされている。具体的に言うと、電磁弁が
時間t0で開き、より遅い時間t2′で閉じる。
補足すると、非線形性は変わるであろう。具体的に言う
と、時間t0と時間t1との間の非線形性は、バイアルVが
一定圧力を実現したとき、変わってしまっているだろ
う。同様に、時間t2の後に存在する非線形性も変わって
しまっているだろう。
他の非線形性がこの平均化の機能を変え得ることが理解
されるであろう。たとえば、サンプルの粘度はそのよう
な1つの要因であり得る。サンプルの温度もまた流量に
影響を及ぼし得る。適当な調整が当業者によってなされ
得る。
この発見の実行は比較的簡単である。圧力変換器60は日
本のフジクラ会社(Fujikura company)によって製作さ
れたものである。
積分器Iは、米国カリファルニア州サニーベールのモト
ローラ社(Motorola of Sunnyvale)によって製作さ
れ、“68000"の名称で売られているマイクロプロセッサ
を構成する。
前記積分器を操作するための言語“C"で書かれたプログ
ラムは、末尾のテーブルに示してある。言語“C"のため
のコンパイラが使用されている。このコンパイラは米国
ニュージャージー州シュレスベリのマンクス ソフトウ
エア システムズ(Manx Software Systems of Shresbu
ry)から入手できるもので、“AZTEC"の商標で売られて
いる。このプログラムは、使用されている個別の積分器
に適合するように変更され得る。
第7図を参照するに、開示したところ隔膜で囲んだカー
トリッジに適合させるべく本考案で使用される装置が説
明される。カートリッジCの部分が慣例的に示されてお
り、オーバレー装置は第4図に関して示したものと実質
的に同じである。円錐台状の輪郭をした収集用の上方開
口を備える垂直溝61を有するブロックB1が示されてい
る。前記開口は、垂下する細管Qを集め、細管が溝60を
通って垂下するとき、細管を中央に位置させる。
先に示したように、ガス圧がガス通路である開口52を経
て溝61の内部に働く。ガスは、ソレノイド70によって制
御される電磁弁Sから受け入れられる。垂下する電極74
を備えた第2の垂直溝72が付加されている。この後に説
明するように、前記電極と細管とは、液密とされたバイ
アルの隔膜を経て、2本の注射針を備えるレバーアーム
により導かれる。この企画は、液密とされたバイアル
を、ここに説明したサンプル注入において使用すること
を商業的に可能にする。
第7図を参照するに、レバーアームLが使用されてい
る。レバーアームLはブロックB1の底部から垂下し、ば
ね80によって第6A図に示す位置に偏倚されている。注射
針H1とH2とはそれぞれレバーアームLの底部側に取り付
けられ、垂下している。これら注射針は、細管Qおよび
電極Eよりもかなり大きくなるように作られている。細
管Qをその末端でバイアルV1の内部に進入させるのは、
これら注射針を突き通すことによってである。
残りのバイアルの典型的なものであるバイアルV1の構造
は容易に理解される。典型的には、バイアルは隔膜100
によって覆われている。隔膜100はキャップ102によりバ
イアルの頂部に固定されている。隔膜は典型的には、注
射器H1、H2を突き刺すことのできる物質から作られる。
装置の構造を説明したところで、操作が理解される。最
初に、第6A図に示すように、バイアルV1が垂下している
細管Qの末端の下方に整合される。その後、バイアルV1
は上方へ移動する。
そのような上方への移動のとき、注射器H1、H2が隔膜10
0を突き刺す。ばね80は、隔膜100への突刺しが生じた後
まで、レバーアームLの上方への移動を妨げるのに十分
な力を与えられている。
隔膜を通しての注射器Hの突刺し角度にいくらかの注意
が与えられる。
隔膜は電極または細管によって突き刺される必要がある
ので、電極および細管それぞれの開口は下方へ向けられ
なければならない。換言すると、注射器は側方へ開くこ
とはできない。
これがその場合であるが、注射器は最初、その斜めにな
ったエッジで隔膜を突き刺すことが分るであろう。その
後、斜めのエッジはピボットアームに向けて内方へ引き
寄せられる。そのような動きは隔膜キャップを引き裂
き、突刺しによって変位された隔膜物質が注射器の動き
を妨げるのを防ぐことができる。
最後に、第6C図に示すように、レバーアームLの上方へ
の十分な動きはOリングシール40、42′をレバーアーム
LおよびカートリッジCの底部にそれぞれ整合させる。
そのような整合は前述したシール効果を高める。
装置が第6A-6C図の順で操作されること、記載した装置
が高精度でサンプルの自動注入を可能にすることが分る
であろう。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、冷却液を導くための内部体積を有するカート
リッジの斜視図で、カバーを外してカートリッジの内部
の細管通路の詳細が分る状態を示し、第1B図は、第1A図
のカートリッジの背面側の斜視図で、検出器の開口の詳
細が明らかとされており、第2図は、サンプルのバイア
ルを有するテーブルの一部を破断した正面図で、バイア
ルはピストンによって電気泳動のため、上方のカートリ
ッジとシールを施す整合位置へおよび整合位置から動か
されており、第3図は、上方および下方にある同心リン
グに含まれているサンプルのバイアルを示す平面図で、
リングはサンプルのバイアルをカートリッジに関して適
当な位置に整合するのに使用されており、第4図は、バ
イアルの細管との整合を示すサンプルのカートリッジの
隣接部の詳細を示す断面図で、圧力注入が起こっている
状態を示し、第5図は、時間に関する注入の積分を示す
グラフで、積分は、バイアルに働く周囲圧力により調整
される先行および後行の非線形性を示し、第6Aないし6C
図は、上方のカートリッジと垂下する細管とが示され
た、レバーに取り付けられた注射器の連続した操作を示
す断面図で、第6A図は初期整合の状態を、第6B図は注射
器による隔膜シールの突刺しの状態を、そして第6C図
は、本考案に従うサンプルの注入のため細管がサンプル
のバイアルに入り込んだ状態を示し、第7図は、隔膜を
有するバイアルに、注射器付きのレバーアームを用いて
細管および電極を突き刺す前の状態を示す断面図であ
る。 C:カートリッジ、D:検出器、I:積分器、L:レバーアー
ム、Q:細管、V:内部体積、V1〜V:バアイル、24:カバー
プレート、40、42:Oリング、60:圧力変換器、100:隔
膜。

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体を収容する容器と、該容器と流れで連
    通する細管の穴を有するチューブと、前記容器と前記細
    管の穴との間に圧力不均衡を加え、それによって流体を
    前記細管の穴に注入する手段と、流体が注入される時間
    に関して前記加えられた圧力不均衡の値を測定しかつ積
    分する、前記容器に作用的に結合される手段とを含み、
    注入される流体の量を制御するように前記積分した結果
    注入される流体の量が決定される、所望量の流体を細管
    の穴に注入する装置。
  2. 【請求項2】さらに、圧力不均衡を加える前記手段を制
    御するため該手段に作用的に結合される手段を含み、前
    記所望量の流体が注入されたとき、前記圧力不均衡を加
    えることが中止される、請求項第(1)項に記載の流体
    を細管の穴に注入する装置。
  3. 【請求項3】圧力不均衡を加える前記手段は、流体を前
    記細管の穴に押し込むために前記容器を加圧する手段を
    含む、請求項第(2)に記載の流体を細管の穴に注入す
    する装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、注入されることとなる前
    記所望量の流体に対応する圧力−時間積分の値を前もっ
    て定める手段を含み、前記制御手段は、前記加えられる
    圧力不均衡を時間に関して積分した結果が前記前もって
    定めた値と実質的に等しくなるとき、前記圧力不均衡を
    加えるのを中止するために圧力不均衡を加える前記手段
    を制御する、請求項第(2)項に記載の流体を細管の穴
    に注入する装置。
  5. 【請求項5】前もって定めた量の流体を細管の穴に注入
    する装置であって、流体を収容する容器と、該容器と流
    れで連通する細管の穴を有する細管と、流体を前記細管
    の穴に流入させるために前記容器と前記細管の穴との間
    に圧力不均衡を加える手段と、流体が前記細管の穴に流
    入するときの前記圧力不均衡の値を測定するため前記容
    器に作用的に結合される手段と、前記測定手段および圧
    力不均衡を加える前記手段に作用的に結合される手段で
    あって前記前もって定めた量の流体を前記細管の穴に注
    入するために前記測定された圧力不均衡の値に基づいて
    前記圧力不均衡を加える手段を制御する手段とを含む、
    流体を細管の穴に注入する装置。
  6. 【請求項6】前記測定手段は、前記容器内の圧力を測定
    する、請求項第(5)項に記載の流体を細管の穴に注入
    する装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記測定される圧力不均
    衡の値を時間に関して積分する手段と、注入されること
    となる前記所望量の流体に対応する圧力−時間積分の値
    を前もって定める手段と、前記測定される圧力不均衡の
    値の積分の結果を前記前もって定めた値と比較する手段
    と、前記積分の結果が前記前もって定めた値に実質的に
    等しくなるとき、圧力不均衡を加える前記手段が圧力不
    均衡を加えるのを中止させる手段とを含む、請求項第
    (5)項に記載の流体を細管の穴に注入する装置。
  8. 【請求項8】所望量の流体を細管の穴に注入する装置で
    あって、流体を収容する容器と、前記流体と流れで連通
    する細管の穴を有するチューブと、指定された値の圧力
    不均衡であって前記指定された値から時間に関して変動
    しうる圧力不均衡を、前記流体を前記細管の穴に流入さ
    せるために加える手段と、時間に関して実際の圧力不均
    衡の値を測定する手段と、前記測定される実際の圧力不
    均衡の値を時間に関して積分する手段と、注入されるこ
    ととなる前記所望量の流体に対応する圧力−時間積分の
    値を前もって定める手段と、前記積分の結果を前記前も
    って定めた積分の値と比較する手段と、前記前もって定
    めた積分の値に達したとき、前記所望量の流体を注入た
    めに前記圧力不均衡を加えるのを中止する手段とを含
    む、流体を細管の穴に注入する装置。
  9. 【請求項9】所望量のサンプルを細管に注入する装置で
    あって、サンプルを収容する容器と、前記容器と流体で
    連通する前記細管を支持する手段と、前記サンプルのか
    なりな量を前記細管に注入するように前記容器を加圧す
    る手段と、前記容器内の圧力を時間に関して測定する手
    段と、測定される圧力を時間に関して積分する手段と、
    前記測定される圧力を時間に関して積分した結果が注入
    されることとなる前記所望量の前記サンプルに対応する
    値に到達したとき、前記容器を加圧することを中止する
    手段とを含む、サンプルを細管に注入する装置。
  10. 【請求項10】前記細管を支持する手段は、通路であっ
    てこの通路に沿って前記細管が支持される通路を画定す
    る持ち運びできるカートリッジを含む、請求項第(9)
    項に記載のサンプルを細管に注入する装置。
  11. 【請求項11】さらに、前記細管の温度を制御する手段
    を含む、請求項第(10)項に記載のサンプルを細管に注
    入する装置。
  12. 【請求項12】前記カートリッジは、冷却液を循環させ
    る手段を含む、請求項第(11)項に記載のサンプルを細
    管に注入する装置。
JP4832389U 1988-04-29 1989-04-26 サンプルを細管に注入する装置 Expired - Lifetime JPH0750710Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US18776088A 1988-04-29 1988-04-29
US187,760 1994-01-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH027562U JPH027562U (ja) 1990-01-18
JPH0750710Y2 true JPH0750710Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=22690353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4832389U Expired - Lifetime JPH0750710Y2 (ja) 1988-04-29 1989-04-26 サンプルを細管に注入する装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0339781A3 (ja)
JP (1) JPH0750710Y2 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5843294A (en) * 1988-11-29 1998-12-01 Isco, Inc. Capillary electrophoresis sample injection technique
US5354440A (en) * 1988-11-29 1994-10-11 Isco, Inc. Capillary electrophoresis technique
CA2008494A1 (en) * 1989-02-14 1990-08-14 Victor P. Burolla Automated capillary injector
US5326445A (en) * 1989-05-01 1994-07-05 Hewlett-Packard Company Vacuum injection capillary electrophoresis
US5131997A (en) * 1990-05-11 1992-07-21 Hewlett-Packard Company Capillary zone electrophoresis cassette
EP0475533B1 (en) * 1990-09-11 1997-02-05 Prince Technologies B.V. Method and apparatus for the introduction of a volume of at least one fluid in a tube, in particular suitable for capillary electrophoresis systems and method and apparatus for separating and/or analyzing a fluid material
GB9021094D0 (en) * 1990-09-27 1990-11-07 Oxford Glycosystems Ltd Liquid delivery systems
JP3064555B2 (ja) * 1991-09-24 2000-07-12 株式会社島津製作所 キャピラリ電気泳動装置
US5302264A (en) * 1992-09-02 1994-04-12 Scientronix, Inc. Capillary eletrophoresis method and apparatus
DE69308806T2 (de) * 1993-01-21 1997-06-19 Hewlett Packard Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Injizieren von Flüssigkeit in ein Kapillarrohr
DE4305731A1 (de) * 1993-02-22 1994-08-25 Inst Bioprozess Analysenmesst Verfahren und Anordnung zur Probenvorbereitung und Probenahme für die Kapillarelektrophorese
US6428955B1 (en) 1995-03-17 2002-08-06 Sequenom, Inc. DNA diagnostics based on mass spectrometry
US5667657A (en) * 1995-09-28 1997-09-16 Dionex Corporation Pressure injection apparatus and method for injecting a sample into an electrophoresis capillary
US6024925A (en) 1997-01-23 2000-02-15 Sequenom, Inc. Systems and methods for preparing low volume analyte array elements
EP1457496B1 (en) * 1996-11-06 2014-01-15 Sequenom, Inc. High density immobilization of nucleic acids
US6268131B1 (en) 1997-12-15 2001-07-31 Sequenom, Inc. Mass spectrometric methods for sequencing nucleic acids
US6723564B2 (en) 1998-05-07 2004-04-20 Sequenom, Inc. IR MALDI mass spectrometry of nucleic acids using liquid matrices
US20020142483A1 (en) 2000-10-30 2002-10-03 Sequenom, Inc. Method and apparatus for delivery of submicroliter volumes onto a substrate
WO2009039122A2 (en) 2007-09-17 2009-03-26 Sequenom, Inc. Integrated robotic sample transfer device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH027562U (ja) 1990-01-18
EP0339781A2 (en) 1989-11-02
EP0339781A3 (en) 1991-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0750710Y2 (ja) サンプルを細管に注入する装置
US5217590A (en) Method and apparatus for the introduction of a volume of at least one fluid in a tube in particular suitable for capillary electrophoresis systems and method and apparatus for separating and/or analyzing a fluid material
JPS62100663A (ja) 小量の液体を処理する装置
US5080865A (en) One-way measuring element
US3222135A (en) Apparatus for the preparation of fluid samples
RU2016540C1 (ru) Устройство для определения концентрации органического вещества в органической ткани
US11815438B2 (en) Pressure controlled fluid sampler and method
US4256461A (en) Method and apparatus for equilibrating gas and liquid in a transportable vessel--syringe tonometer
US4596780A (en) Process for sampling and diluting
US3559703A (en) Fluid sample injector for gas chromatograph
JPH02247554A (ja) 容器のカバーおよびコンテナ
US6077713A (en) Method and apparatus for extracting liquid samples from a closed container
US6067402A (en) Heating unit for vaporizing sample by heating
US4311668A (en) Micro cleanup and concentration apparatus for trace residue analysis by gas liquid chromatography
CA1131113A (en) Apparatus to determine the sedimentation rate of the red blood corpuscles
CN221484951U (zh) 一种用于醛酮化合物采样的现场洗脱装置
SU1293642A1 (ru) Пробоотборно-испарительное устройство дл газового хроматографа
CN219810899U (zh) 一种环境空气中醛酮化合物监测快速自动前处理装置
CN212845263U (zh) 一种材料表面盐分种类分析仪器
Miyahara Ultramicrodetermination of nitrogen in organic compounds: II. A new simple nitrometer for the sealed tube method
SU1080079A1 (ru) Шприц дл ввода равновесной паровой фазы в газовый хроматограф
SU1460699A1 (ru) Устройство дл определени концентрации газа индикаторным методом
SU1410658A1 (ru) Устройство ввода проб в жидкостный хроматограф
SU1008618A1 (ru) Микродозатор жидкостей
Shepherd et al. A Manometric Gas Analysis Apparatus