JPH0750692A - 周波数偏移評価回路 - Google Patents

周波数偏移評価回路

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JPH0750692A
JPH0750692A JP3130642A JP13064291A JPH0750692A JP H0750692 A JPH0750692 A JP H0750692A JP 3130642 A JP3130642 A JP 3130642A JP 13064291 A JP13064291 A JP 13064291A JP H0750692 A JPH0750692 A JP H0750692A
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ノイズに対して同様に記号間干渉に対しても大
幅に改良された性能を有する局部信号と複数の位相状態
を示す受信信号との間の周波数偏移の評価回路を提供す
る。 【構成】受信信号は複数の位相状態での変調を受けたも
のであり、従って伝送の位相ずれ、変調の位相ずれ及び
同期位相ずれを含む1つの位相を呈し、回路は伝送の位
相ずれが削除されている受信信号のサンプルを生成する
ための復調装置を含んでいる。更に回路は、サンプルの
変調位相ずれを検出してそれを削除するための手段1
2、13を含む。同様に該回路は、1つのサンプル列の
平均位相を生成するための手段16を含み、これによっ
て周波数偏移は、少なくとも2つのサンプル列の中央間
の時間間隔に関係付けたこれらサンプル列の平均位相の
区別を行うことによって評価される。この回路は、デジ
タルセル式無線通信システムの分野に応用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波数偏移評価回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】ベースバンド信号により変調された搬送
波である受信信号を受け取る復調装置は、往々にしてベ
ースバンドへの転換を実行するために使用される局部信
号を生成する局部発振器を含んでいる。そこでベースバ
ンドの信号を回復させるべく搬送波と局部信号の間の周
波数偏移を正確に知る必要がある。局部発振器の周波数
は、たとえ搬送波の周波数と等しくなるように予定され
ていた場合であっても、実際にはその間にわずかな誤差
を示す。
【0003】従って本発明は、比較すべき2つの周波数
が近接している場合に適用されるものである。これは特
に、移動ターミナルがガウスフィルタによる最小移動の
原則に従った変調ベースバンドの受信信号を受け取るよ
うな欧州郵政通信管理会議(CEPT)の一部である特
別移動グループ(GSM)によって規定されるデジタル
セル式無線通信システムにおいて該当するケースであ
る。GMSKと呼ばれるこのタイプの変調では、ベース
バンド信号は、一定な変調周波数によって定期的に検査
された場合、送信時に記号列の形で現れ、この記号の1
つは記号間の干渉を考慮に入れなければπ/2の倍数の
いずれかひとつの位相を有している。
【0004】この変調は、このように4つの位相状態を
呈するものの、考慮されているシステム内にて2進情報
を運ぶよう用いられており、連続する2つの信号間の位
相偏移は+π/2又は−π/2の値しかとることができ
ない。従って2進のベースバンド信号は、0及びπの2
つの位相状態のみを有するように受信時に周波数再配置
される。
【0005】この周波数再配置の後、ベースバンドは復
調され、かつ、搬送波周波数と変調周波数との関係と全
く同一の比を局部信号周波数との関係で有するサンプリ
ング周波数でサンプリングされる。
【0006】あるサンプルの位相は、変調(0又はπ)
に起因する位相ずれと評価すべき周波数偏移に比例する
同期位相ずれとの和の形で出現する。さらに、サンプル
は全て同一のモジュールを有している。
【0007】こうして、この同期位相ずれを評価するた
めには、サンプルを二乗して変調の位相ずれを削除する
ことが知られている。
【0008】一般に用いられている方法は、第1のベク
トルを得るために第1のサンプル列の二乗を加算し、次
に、第2のベクトルを得るためにこの演算を同数の第2
のサンプル列について反復することから成っている。こ
のようにして、これら2つの列の中央間の時間間隔で除
算されたこれら2つのベクトルの角度偏移から周波数偏
移を得ることが可能になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この解決方法はノイズ
及び記号間干渉に極めて敏感である。
【0010】従って本発明は、以下に示されるシミュレ
ーションの結果から明らかなように、ノイズに対して同
様に記号間干渉に対しても大幅に改良された性能を有す
る局部信号と複数の位相状態を示す受信信号との間の周
波数偏移の評価回路を目的としている。本発明は局部発
信機の周波数補正に応用される。
【0011】
【課題を解決するための手段】周波数が共に近接してい
る受信信号搬送波及び局部信号間の周波数偏移を評価す
る本発明による回路において、該受信信号が、一変調信
号による複数の位相状態での変調を受けたものであり、
従って伝送の位相ずれと複数の位相状態の1つに相当す
る変調の位相ずれと周波数偏移に起因する同期位相ずれ
とを含む1つの位相を有しており、本回路が伝送の位相
ずれが削除されている受信信号のサンプルを生成するた
めの復調装置を含み、削除するためのサンプルの変調位
相ずれを検出する手段と、1つのサンプル列の平均位相
を生成するための手段と、少なくとも2つのサンプル列
の平均位相及び列の中央間の時間間隔に基づいて前記周
波数偏移を生成するための手段とを含むことを特徴とし
ている。
【0012】この周波数偏移評価回路は、これら列の各
々についてその一部を成すサンプルを識別し、列の内の
任意のサンプルが出現した時点で第1の制御信号を生成
する情報信号を受信する制御装置を含んでいる。
【0013】更にこの周波数偏移評価回路は、第1の制
御信号に応答してサンプルの1つで構成される出力信号
を提供するゲートを含んでいる。
【0014】この周波数偏移評価回路の1実施態様にお
いて、変調は0及びπの2つの位相状態を含み、変調位
相ずれの検出手段は、出力信号の変調位相ずれがπに相
当するとき反転信号Nを生成する符号検出器である。
【0015】この周波数偏移評価回路は、反転信号か存
在するか不在であるかに応じてそれぞれ出力信号の値と
同じ値か又は逆符号の同じ値を有する同期信号を生成す
る符号変換回路を含んでいることが有利である。
【0016】また、この周波数偏移評価回路において
は、複数のサンプルの一部は情報信号によって識別され
る既知の複数のビットに対応しており、制御装置は、サ
ンプルの1つが既知のビット1つに対応する時点で第2
の制御信号を生成しかつ該既知のビットがπの位相を呈
する場合には修正信号を共に生成し、更に多重化回路
は、第2の制御信号が存在するか又は不在であるかにそ
れぞれ応じて反転信号又は修正信号の値を取る符号交換
信号を生成し、符号変更回路は前記符号交換信号が存在
するか不在であるかに応じてそれぞれ出力信号と同じ値
か又はその逆の符号の同じ値を有する同期信号を生成す
る。
【0017】尚、この周波数偏移評価回路は、同期信号
の連続する値の合計の値を有する蓄積信号を生成するア
キュムレータを含み、このアキュムレータはサンプル列
各々の開始時前にゼロに復帰される。
【0018】同様に、この周波数偏移評価回路は、制御
装置により生成される選択信号であってサンプル列のう
ちの第1のサンプル列の最後のサンプルを識別する該選
択信号が第1の状態にある間は前記蓄積信号を第1のレ
ジスタへ伝送し、第2のサンプル列の最後のサンプルを
識別する前記選択信号が第2の状態にある間は第2のレ
ジスタへ伝送すると共に第1のレジスタからの第1列の
平均位相及び第2のレジスタからの第2列の平均位相に
基づき周波数偏移を生成する評価回路を含む選択回路を
含んでいる。
【0019】例えば、この周波数偏移評価回路では、受
信信号が、デジタルセル無線通信システムの送信装置か
ら送られたものであると共に音声又はデータを搬送する
時間間隔で構成されており、サンプル列の第1及び第2
のサンプル列が、保護シーケンスが無いものとして考慮
されている。
【0020】
【実施例】本発明の種々の目的及び特性は、添付の図を
参照しながら制限をもたないものとして示されている例
の範囲内でより詳細に明らかになるであろう。
【0021】本発明は、特定の応用分野、即ちCEPT
(欧州郵政通信管理会議)が発行しているGSMの推奨
事項において明確に規定されているデジタルセル式無線
通信システム範囲内にて紹介される。この周波数偏移評
価回路は、この場合受信機として考えられる移動端末装
置の中に配置される。該受信機の入力段の系統表示図が
図1に示されている。
【0022】受信機は、基地局と名付けられた発信装置
によってビットで構成されたデジタル情報を含む受信信
号Rを受信する。この信号は、変調周波数に応じて1/
4周期位相がずれた2つの信号によってベースバンド変
調され、従って1つの複素ベクトルとして解釈すること
ができる。
【0023】受信機は、受信信号の搬送周波数とΔfだ
け周波数が異なる局部信号1を生成する局部発信機1を
含んでいる。これは更に、受信信号Rと局部信号Lの差
に等しい周波数のベースバンド信号BBを生成するベー
スバンド転換回路2も含んでいる。この回路2の後ろに
は、4つの位相状態(π/2の倍数)をもつベースバン
ド信号BBを2つの位相状態(0,π)をもつ再配置信
号Tに変換する信号周波数再配置回路3が見られる。
【0024】復調及び適応フィルタ回路4は、サンプリ
ング周波数fe に従い再配置信号TのサンプルEi を生
成する。このサンプリング周波数と局部信号周波数の比
は、変調周波数と受信信号周波数の比に等しい。n個の
該サンプルは、特に伝搬遅れ時間に由来する基地局と受
信機の間の伝送位相ずれを除去することによって、複素
平面の実数軸上に集中される。サンプルは全て同一のモ
ジュールを有すると仮定されていることから、このモジ
ュールは仮定の上で1に等しく、サンプルは下記の等式
によって表すことができる。
【0025】 Ei =exp j・(2π・Δf・(i−n/2)・Te+k・π+φii) (1 ) ここで、kはゼロ又は1の値を取り、iはゼロとnの間
の整数、Teはサンプリング周期、φiiは記号間干渉に
起因する干渉の位相ずれである。
【0026】サンプルEi の位相φi は、変調の位相ず
れφmi、同調の位相ずれφsi及び干渉の位相ずれφiiの
和として現れる。
【0027】φmi=0又はπ φsi=2πΔf(i−2/n)・Te 変調のタイプ及び伝送チャンネルを理由として、 −π/4<φii<π/4 である。
【0028】周波数偏移Δfを評価するためには、いず
れかのサンプルの位相から同調位相ずれを回収しなけれ
ばならず、そのために以下のことが課される。
【0029】φsn≦ π/4 又は φso≧ −π/4 Δf≦1/(4・n・Te) 従って、受信信号R及び局部信号Lの周波数は、それら
がこの等式を満たす場合に近接していると考えられる。
【0030】測定が実施されている間のサンプル数nの
選択はこの段階で明らかにされることになる。受信信号
Rが支持しているデータは、各々8つの時間的間隔つま
りパケットをまとめえるパターンの形で。図2に示され
る音声又はデータを搬送するこのようなパケットは、以
下のものを順次含んでいる。
【0031】既知のビットに該当する3つのサンプルか
ら成るヘディングシーケンスH 58のサンプルの第1のデータシーケンスD1 既知のビットに該当する26のサンプルから成る駆動シ
ーケンスM 58のサンプルの第2のデータシーケンスD2 既知のビットに該当する3つのサンプルから成るテイル
シーケンスQ 残りのパケットから成るガードシーケンス。
【0032】取り決め上、1に等しいビットは、変調位
相ずれがπに相当するサンプルに該当し、一方ゼロに等
しいビットは変調位相ずれがゼロであるサンプルに相当
している。考慮されているサンプルは全て、ガードシー
ケンスを除いて該パケットのものである、n=148。
【0033】サンプリング周期は、3.69μsに相当
する変調周期と非常に近接している。
【0034】この場合の周波数偏移は、約500Hz即
ち変調周波数の0.2%を超えてはならない。
【0035】0.2%というこの精度は、周波数制御サ
ブチャンネル(FCH)及び同期化サブチャンネル(S
CH)を用いた通信樹立時に起こる予備同期化段階の際
に容易に得ることができる。
【0036】処理すべき信号の特性差が明白になったの
で、図3を参照しながらここで周波数偏移評価回路を紹
介する。
【0037】本発明による回路は、サンプルの変調位相
ずれがπに等しい場合、各々その符号を変化させながら
サンプル変調位相ずれを削除する。従って各サンプルの
位相は同調位相ずれと干渉位相ずれに変わる。
【0038】この回路は処理された最初のn/2個のサ
ンプルの加算を行う。このとき、この加算の結果は、位
相が(−2πΔf・n/4)・Te+Δφii1 である第
1のベクトルとなる。ここで、Δφii1 は異なる干渉位
相ずれに起因する干渉の結果としての位相ずれである。
【0039】次に回路は後続のn/2個のサンプルの加
算を行う。この加算の結果は、前記のものと同一モジュ
ールで位相が(2πΔf・n/4)・Te+Δφii2 で
ある第2のベクトルとなる。ここで、Δφi i 2 は異な
る干渉位相ずれに起因する干渉の結果としての位相ずれ
である。
【0040】干渉の結果としての位相ずれΔφii1 、Δ
φii2 は、周波数偏移の評価に期待される精度を考慮し
て無視できるものと考えられている。その上、第1及び
第2のサンプル列は、これら干渉の結果としての位相ず
れを削減するような形で選択することが可能である。こ
れらサンプル列は、論述を明確にするためここでは、そ
れぞれ最初のn/2個のサンプル列と、後続のn/2個
のサンプル列として示されている。当業者なら、これら
の列が異なる数のサンプルを含んでいてかつパケット内
の異なる位置から始まる場合、何ら困難なく該方法を変
換するであろう。
【0041】こうして、第2及び第1のベルトルの差
は、下記のものに相当する位相Pを持つ。
【0042】P=(2πΔf・n/2)・Te 即ち、Pが知られている場合、 Δf=P/(π・n・Te) (2) 更に、既知の正のビットに該当するサンプルの符号を変
更しないことになっているが、これは伝送チャンネルに
起因する誤りを制限するためである。
【0043】概略実施態様の回路は、情報信号に対して
パケットの最初と該パケット内の或るサンプルの順番を
特定する、受信機によって生成された情報信号Iを受け
取りしかも既知のビットの位置と値をメモリー中に含ん
でいる制御装置10を含んでいる。該制御装置は以下の
ものを生成する。
【0044】受信機出力端に存在するサンプルを考慮す
べき場合、即ち、これがパケットの最初の148個の1
つである場合は、第1の制御信号C1 、このサンプルが
既知のビットのひとつに該当する場合は第2の制御信号
C2、この既知のビットが1に相当する場合修正信号
N’、74番目のサンプルが存在する場合第1の状態及
び148番目のサンプルが存在する場合第2の状態を取
る選択信号C3 。
【0045】この回路は、第1の制御信号C1 が存在す
る場合に受信機から受け取るサンプルEを出力信号Sと
して伝送するゲート11を含む。
【0046】この回路は、考慮されているサンプルの変
調位相ずれφm がπに相当すると考えられる場合に反転
信号Nを生成する符号検出器12を含み、これは等式
(1)から明らかなように、該複素ベクトルの負の実数
部分によって検出が可能になっている。
【0047】更にこれは、符号交換信号Xが存在するか
不在であるかに応じてそれぞれ出力信号Sの値と同じか
又は逆の符号をもつ値を有する同期信号S’を生成する
符号変換回路13を含んでいる。
【0048】符号交換信号Xは多重化回路14により生
成され、第2の制御信号C2 が存在するか不在であるか
に従ってそれぞれ転換信号N又は修正信号N’の値を取
る。
【0049】その上この周波数偏移評価回路は、順次伝
送される様々な同期信号S’の様々な信号の合計をその
値として有する蓄積信号Aを生成するアキュムレータ1
5を含む。該アキュムレータ15は、第1のn/2個の
サンプルを計算した場合、及び後続のn/2個を計算し
た場合にゼロに復帰されるが、このことは図には現れて
いない。
【0050】選択回路16はこの蓄積信号Aを受け取
り、選択信号C3 が第1又は第2の状態のいずれにある
かに応じてそれぞれ、第1のレジスタ17又は第2のレ
ジスタ18にこれを伝送する。
【0051】評価回路19は、第2のレジスタ18の中
身と第1のレジスタ17の中身の差の位相Pを計算す
る。この回路は、前項で立てた等式(2)に従って周波
数偏移を評価する。
【0052】ここには示されていないレジスタのゼロ復
帰手段を備えることも同様に可能である。
【0053】ここで本発明に従った周波数偏移評価回路
と、いわゆる『既知の回路』であるサンプルの平方を行
う回路と比較したシミュレーションの結果を示すことに
する。 これらのシミュレーションは、GSMが定める
伝搬条件を再現している。このようにして、周波数偏移
評価回路の上流側で、下記の要素がモデル化された。
【0054】送信時のGMSKモジュール化 基地局と受信機を結ぶ無線伝送チャンネル ベースバンドへの転換 周波数の再配置 復調及び適合フィルタ濾過 GSMは、回路が6dB以上の信号ノイズ比で作動しな
ければならないことを規定している。又推奨事項05.
05の一環として、下記のパターン名称で知られる以下
の無線伝送モデルも同様に規定している。
【0055】パターン1として記される、唯一の伝送半
径のみが考慮される直視パターン、パターン2として記
される、明確な6つの伝送半径が考慮される起伏地パタ
ーン、パターン3として記される、同じく6つの伝送半
径が考慮される市街地パターン。
【0056】下記の表は、本発明の回路及び既知の回路
を用いて、0Hz及び250Hzに相当する2つのケー
スにおいて、250Hzを超える周波数偏移の誤評価を
行う可能性を示している。
【0057】
【表1】 これらの結果から本発明による回路は、既知の回路に比
べて改良された性能を示すことが明らかである。この改
良は信号ノイズ比が小さいこと並びに評価すべき周波数
偏移が小さいことから一層重要なものである。
【0058】ここに示された実施態様はかくある物とし
てのみ考慮し、本発明を制限するものとしてみなすべき
ではない。他に複数の実施態様が可能であり、プロセッ
サにより実施されるプログラム又は有線回路のいずれを
援用するかという使用されている技術に従って決定され
るものである。
【0059】本発明の本質は、第1の次に第2のサンプ
ル列の平均同調位相ずれを獲得し、これら2つの位相ず
れの差ををこれらの列が推移する平均時間の差に関係付
けることから成る。
【0060】事実、既知のビットに対応するサンプルの
符号を回復させるために設置されている本回路の要素は
必要不可欠なものではない。本発明は既知のビットが存
在しない場合でも応用され、それには符号変換回路13
に対して交換信号Xの代わりに反転信号をNを直接適用
するだけでよい。この場合、多重化回路14、第2の制
御信号C2 及び修正信号N’は無目的となる。
【0061】一般的に本発明は、いずれかの位相状態数
に応じて変調された受信信号に適用される。この受信信
号は、伝搬の位相ずれといった伝送が誘導する混乱を考
慮して該信号が発信時に呈する位相状態を再生すること
が正にその機能である復調装置によって必然的に分析さ
れることになる。
【0062】必ずしも適応フィルタを含んではいない該
変調機構は、サンプリング可能な出力信号を生成する。
【0063】従って、本発明による周波数偏移回路が供
給するサンプルは、その本来の位相状態に応じて記録さ
れることになる。それらの位相は(位相状態に対応す
る)変調位相ずれ、同期位相ずれ及び干渉位相ずれの和
として分析することができる。この場合本回路は、サン
プル各々の変調位相ずれを無効とするための手段を含む
こととなる。
【0064】このように処理されたサンプルは、本発明
に従った同期化信号S’を供給し、既に説明された処理
の対象となる。
【0065】周波数偏移が、或る与えられた位相につい
て1つのサンプルが1つ以上の位相状態を示すことがで
きないような形であれば、評価回路は適正に作動する。
kの位相状態における変調では、間隔の置かれたn個の
サンプルが出現する間サンプリング周期Teに従って評
価が推移し、受信信号周波数の近接条件は局部信号であ
り、記号間干渉を考慮しなければ以下の通り表現され
る。
【0066】Δf≦1/(k・n・Te) ここで提示された実施態様において、本発明による回路
は、第1のサンプル列の平均位相ずれ次に第2のサンプ
ル列を同化し、こうして得られた結果の区別を行ってい
る。これら2つの列は同一数の要素を含んでい或る。本
発明は、周波数偏移の評価が2つ以上のサンプル列に対
して行われた場合にも応用され、この場合既に説明され
た方法に従って中間計算を実施し、引き続き周波数偏移
を生成するような方法でこの中間結果を処理する。
【0067】各サンプル列が必ず同一数のサンプルを含
んでいる必要もない。同一列に由来するサンプルの加算
によって得られたベルトルのモジュールを標準化するこ
とで十分である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が役割を果している受信機の入力段のブ
ロック図である。
【図2】本発明の回路が受信する受信信号の構造を表す
図である。
【図3】本発明に従った回路の一実施例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
2、3、4 復調装置 10 制御装置 11 ゲート 12 符号検出器 13 符号変換回路 14 多重化回路 15 アキュムレータ 16 選択回路 17 第1のレジスタ 18 第2のレジスタ 19 評価回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数が共に近接している受信信号搬送
    波及び局部信号の間の周波数偏移評価回路であって、該
    受信信号が、一変調信号による複数の位相状態での変調
    を受けたものであり、従って伝送の位相ずれと複数の位
    相状態の1つに相当する変調の位相ずれと前記周波数偏
    移に起因する同期位相ずれとを含む1つの位相を有して
    おり、前記回路が伝送の位相ずれが削除されている前記
    受信信号のサンプルを生成するための復調装置を含み、
    削除するためにサンプルの変調位相ずれを検出する手段
    と、1つのサンプル列の平均位相を生成するための手段
    と、少なくとも2つのサンプル列の前記平均位相及び前
    記列の中央間の時間間隔に基づいて前記周波数偏移を生
    成するための手段とを含むことを特徴とする周波数偏移
    評価回路。
  2. 【請求項2】 前記列の各々についてその一部を成す前
    記サンプルを識別し、前記列の内の任意の1列に属する
    サンプルが出現した時点で第1の制御信号を生成する情
    報信号を受信する制御装置を含むことを特徴とする請求
    項1に記載の周波数偏移評価回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の制御信号に応答してサンプル
    の1つで構成される出力信号を提供するゲートを含むこ
    とを特徴とする請求項2に記載の周波数偏移評価回路。
  4. 【請求項4】 前記変調は0及びπの2つの位相状態を
    含み、前記変調位相ずれ検出手段は、前記出力信号の変
    調位相ずれがπに相当するとき反転信号Nを生成する符
    号検出器であることを特徴とする請求項3に記載の周波
    数偏移評価回路。
  5. 【請求項5】 前記反転信号が存在するか不在であるか
    に応じてそれぞれ出力信号の値と同じ値か又は逆符号の
    同じ値を有する同期信号を生成する符号変換回路を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の周波数偏移評価回
    路。
  6. 【請求項6】 前記複数のサンプルの一部は前記情報信
    号によって識別される既知の複数のビットに対応してお
    り、前記制御装置は、前記サンプルの1つが既知の1つ
    のビットに対応する時点で第2の制御信号を生成しかつ
    該既知のビットがπの位相を呈する場合には修正信号を
    共に生成し、更に、前記第2の制御信号が存在するか又
    は不在であるかにそれぞれ応じて前記反転信号又は前記
    修正信号の値を取る符号交換信号を生成する多重化回路
    と、前記符号交換信号が存在するか不在であるかに応じ
    てそれぞれ出力信号と同じ値か又はその逆の符号の同じ
    値を有する同期信号を生成する符号変換回路とを含むこ
    と特徴とする請求項4に記載の周波数偏移評価回路。
  7. 【請求項7】 前記同期信号の連続する値の合計の値を
    有する蓄積信号を生成するアキュムレータを含み、該ア
    キュムレータは前記各サンプル列の開始時前にゼロに復
    帰されていることを特徴とする請求項5に記載の周波数
    偏移評価回路。
  8. 【請求項8】 前記制御装置により生成される選択信号
    であって前記サンプル列のうちの第1のサンプル列の最
    後のサンプルを識別する該選択信号が第1の状態にある
    間は前記蓄積信号を第1のレジスタへ伝送し、第2のサ
    ンプル列の最後のサンプルを識別する前記選択信号が第
    2の状態にある間は第2のレジスタへ伝送すると共に前
    記第1のレジスタからの第1列の平均位相及び前記第2
    のレジスタからの前記第2列の平均位相に基づき前記周
    波数偏移を生成する評価回路を含む選択回路を含んでい
    ることを特徴とする請求項7に記載の周波数偏移評価回
    路。
  9. 【請求項9】 前記受信信号が、デジタルセル無線通信
    システムの送信装置から送られたものであると共に音声
    又はデータを搬送する時間間隔で構成されており、前記
    サンプル列の第1及び第2のサンプル列が、保護シーケ
    ンスが無いものとして考慮されている前記時間間隔の第
    1及び第2の部分にそれぞれ対応していることを特徴と
    する請求項1から8のいづれか1項に記載の周波数偏移
    評価回路。
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