JPH0750498Y2 - 軒丸瓦 - Google Patents

軒丸瓦

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JPH0750498Y2
JPH0750498Y2 JP1988087568U JP8756888U JPH0750498Y2 JP H0750498 Y2 JPH0750498 Y2 JP H0750498Y2 JP 1988087568 U JP1988087568 U JP 1988087568U JP 8756888 U JP8756888 U JP 8756888U JP H0750498 Y2 JPH0750498 Y2 JP H0750498Y2
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JP
Japan
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eaves
roof tile
adjacent decorative
cylindrical portions
tile
Prior art date
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JP1988087568U
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JPH029229U (ja
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清一 太田
和夫 伊藤
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清一 太田
和夫 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、屋根の軒先上に載置される他、灰皿、花器、
置物などとしても転用することができる軒丸瓦に関す
る。
(従来の技術) 従来、瓦葺きの屋根の軒先に用いられる軒丸瓦には特開
昭58-92514号等に開示されているように家紋などの模様
を表示しているものがある。
このような軒丸瓦は趣向性が高く、瓦本来の機能の他
に、装飾品としての価値を有するものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、近年の住宅事情の変化によって瓦葺きの
屋根以外の住宅も増加し、このような軒丸瓦を屋根に設
置できない家も多くなっている。
そこで、本考案は瓦としての本来の機能を損なうことな
く、趣向性の高い軒丸瓦を瓦葺きの屋根をもたない家屋
においても室内で花瓶や灰皿、あるいは置物として利用
できるようにした、新規な構造の軒丸瓦を提供すること
をその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を解決するための本考案の軒丸瓦は、正面中央
で連結されて上下方向から括れた絞り部が形成された2
個の円形の隣接化粧面と、それぞれの隣接化粧面の後方
に連接された中空の円筒部と、これらの円筒部の後方に
連続し下側に切欠けがそれぞれ設けられてなる半割円筒
部と、これらの半割円筒部の後端上面に形成された丸瓦
が係合する係合段部と、瓦上面に形成されて上記絞り部
に連通する通水溝とを備え、上記隣接化粧面の中央の表
示面の周囲にはそれぞれ縁部が突出されると共にそれぞ
れの隣接化粧面には縁部よりも突出せずに周囲間隔を有
する状態で表示面よりも突出する家紋が表示され、上記
円筒部の後端縁には凹部が設けられてなるものである。
(考案の作用) 本考案の軒丸瓦の正面は、2個の円形の隣接化粧面に区
画されて、それぞれに家紋が表示され、例えば軒丸瓦を
結婚式の記念品として用いる場合にはここに新郎側の家
紋と新婦側の家紋とを表示する。
半割円筒部の後端上面に形成された係合段部に丸瓦を重
ね合わせて屋根葺きされ、雨水等は瓦上面の通水溝から
絞り部を流れて樋内に落下する。
上記家紋は縁部で保護されつつ周囲間隔の存在により下
方から立体的に視認される。
一方、本考案の軒丸瓦を屋根に載置せずに室内で用いる
場合は隣接化粧面を下面にして立てて用いる。
花器として用いる場合には、中空の円筒部に水を入れて
ここに花を生けて鑑賞する。
また、灰皿として用いる場合には、縁筒部の後端縁の凹
部が上面に位置するのでここにたばこを保持させる。
(考案の実施例) 以下、本考案を図示する一実施例に基いて説明する。
本考案の軒丸瓦1は、正面2中央で連結されて上下方向
から括れた絞り部3が形成された2個の円形の隣接化粧
面4、5を有している。
この実施例では、上記2個の化粧面4、5の内の一方の
化粧面には一の家紋6が表示され、他方の化粧面5には
他の家紋7が表示されている。
詳述すると、上記各化粧面4、5は、中央の円形の表示
面9とこの表示面9の周囲に形成される円環状に突出し
た縁部10とから構成される。
それぞれの隣接化粧面4、5には上記縁部10よりも突出
せずに周囲間隔9aを有する状態で表示面9よりも突出す
る家紋6、7が表示されている。
このように、縁部10が表示面9よりも突出しているの
で、家紋6、7は縁部10により風雨による損耗から保護
され、長期にわたってその形状が保たれる。
この場合、第2図に示す如く、一方の化粧面4を真円状
に形成して他方の化粧面5に張り出した張り出し部4aを
形成し、この他方の化粧面5を張り出し部4aが入り込ん
だ形状に形成することにより、この一方の化粧面4に主
側の家紋を表示し、他方の化粧面5に従側の家紋を表示
することができる。この場合、上記家紋6、7として
は、新郎、新婦側の家紋とすることができ、この軒丸瓦
1を結婚式の記念品として最適なものとすることができ
る。
それぞれの隣接化粧面4、5の後方には中空の円筒部1
2、12が連接されている。
これらの円筒部12、12の表面形状は隣接化粧面4、5の
円形の輪郭に一致して形成されている。また、それぞれ
の円筒部12、12の後方には下側に切欠け13、13が設けら
れた半割円筒部14、14が連続して形成されている。
これらの切欠け13、13は、第1図に示す如く、軒先18が
侵入するものである。上記各半割円筒部14、14は、従来
の丸瓦19と同様な寸法および形状に形成することができ
る。これらの半割円筒部14、14の後端上面には丸瓦19が
係合する係合段部15、15が設けられている。
なお、軒丸瓦1の後端に係合する丸瓦19の代わりに第2
図に示すように2列に丸瓦19、19を連成した連接丸瓦20
を用いてもよい。
軒丸瓦1の上面によって絞り部3に連通する通水溝8が
形成されており、降雨時には雨水が通水溝8内を円滑に
流れて絞り部3から速やかに樋内に排出される。
また、軒丸瓦1は、正面2を下にし、隣接化粧面4、5
の周囲の縁部10を床等に支持させて屋内に載置すること
ができ、例えば、第3図のように、上記半割円筒部14、
14の内側面を表示部17として新郎、新婦の家名、結婚式
の年、月、日等を表示して記念の置物として用いること
ができる。
この場合、円形の隣接化粧面4、5が連接されているこ
とと、上方に半割円筒部14、14が位置するため、底面積
が広く重心が低くなり安定した状態で載置できる。
また、軒丸瓦1を花器として用いる場合には、半割円筒
部14、14を後方にして立て、中空の円筒部12、12内に水
を入れて花を生ける。
さらに、上記円筒部12、12の後端縁には凹部22が設けら
れており、軒丸瓦1を立てた状態で凹部22にたばこを載
置し、灰皿として用いることができる。
(考案の効果) 而して、本考案の軒丸瓦によれば、隣接化粧面の中央の
表示面の周囲にはそれぞれ縁部が突出されると共にそれ
ぞれの隣接化粧面には縁部よりも突出せずに周囲間隔を
有する状態で表示面よりも突出する家紋が表示されるよ
うにしているため、家紋は縁部により風雨による損耗か
ら保護され、長期にわたってその形状を明瞭かつ立体的
に視認することができる。
また、本考案の軒丸瓦は、正面中央で連結されて上下方
向から括れた絞り部が形成された2個の円形の隣接化粧
面が設けられ、それぞれの隣接化粧面の後方に連接され
た中空の円筒部とこれらの円筒部の後方に連続し下側に
切欠けが設けられた半割円筒部とを備えた全体形状を有
しているので、円筒部並びに半割円筒部の上面によって
絞り部に連通する通水溝が形成され、瓦上面の雨水等は
通水溝から速やかに排除され、軒丸瓦上面に苔等が繁茂
する現象を抑制することができる。
しかも、本考案の軒丸瓦は、上記のような形状を有して
いるので、正面を下方にして床等に立てた場合、上方に
半割円筒部が位置するため重心が低くなると共に2個の
円形の隣接化粧面によって広い底面積が得られるため倒
れにくく、置物や、花瓶、灰皿として屋内でも使用する
ことができる。
その際、花瓶として利用する場合には、中空の円筒部に
水を入れることによりさらに安定した状態で花を生ける
ことができる。
また、灰皿として用いる場合には、円筒部後端縁に形成
された凹部によってたばこを支持することができ、その
際、半割円筒部を風よけとして利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例に係り、第1図は
屋根全体の斜視図、第2図は軒丸瓦の外観斜視図、第3
図は第2図のA−A線断面図、第4図は第3図のB−B
線断面図、第5図(a)は正面図、第5図(b)は右側
面図、第5図(c)は背面図、第5図(d)は平面図、
第5図(e)は底面図である。 1……軒丸瓦、2……正面、3……絞り部、4、5……
隣接化粧面、6、7……家紋、8……通水溝、9……表
示部、9a……周囲間隙、10……縁部、12……円筒部、13
……切欠け、14……半割円筒部、15……係合段部、22…
…凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面2中央で連結されて上下方向から括れ
    た絞り部3が形成された2個の円形の隣接化粧面4、5
    とそれぞれの隣接化粧面4、5の後方に連接された中空
    の円筒部12、12とこれらの円筒部12、12の後方に連続し
    下側に切欠け13、13がそれぞれ設けられてなる半割円筒
    部14、14と、これらの半割円筒部14、14の後端上面に形
    成された丸瓦が係合する係合段部15、15と、瓦上面に形
    成されて上記絞り部3に連通する通水溝8とを備え、 上記隣接化粧面4、5の中央の表示面9、9の周囲には
    それぞれ縁部10、10が突出されると共にそれぞれの隣接
    化粧面4、5には縁部10よりも突出せずに周囲間隔9aを
    有する状態で表示面9よりも突出する家紋6、7が表示
    され、上記円筒部12、12の後端縁には凹部22が設けられ
    てなることを特徴とする軒丸瓦。
JP1988087568U 1988-07-01 1988-07-01 軒丸瓦 Expired - Lifetime JPH0750498Y2 (ja)

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JP1988087568U JPH0750498Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01 軒丸瓦

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JP1988087568U JPH0750498Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01 軒丸瓦

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH029229U JPH029229U (ja) 1990-01-22
JPH0750498Y2 true JPH0750498Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31312173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988087568U Expired - Lifetime JPH0750498Y2 (ja) 1988-07-01 1988-07-01 軒丸瓦

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5892514A (ja) * 1981-11-27 1983-06-01 天木瓦工業株式会社 模様入り瓦の製造方法
JPS6013092A (ja) * 1983-06-30 1985-01-23 Heijiro Tarumoto 金属被覆層形成方法
DE9207816U1 (de) * 1992-06-10 1992-08-20 Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH, 8000 München Hochdruckentladungslampe

Also Published As

Publication number Publication date
JPH029229U (ja) 1990-01-22

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