JPH07504495A - 自己抗体の検定法および人間の疾病防除への利用 - Google Patents

自己抗体の検定法および人間の疾病防除への利用

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JPH07504495A JP5514133A JP51413393A JPH07504495A JP H07504495 A JPH07504495 A JP H07504495A JP 5514133 A JP5514133 A JP 5514133A JP 51413393 A JP51413393 A JP 51413393A JP H07504495 A JPH07504495 A JP H07504495A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自己抗体の検定法および人間の疾病防除への利用発明の背景 1、技術分野 本発明は、一般に細胞抗原の生物学的検定法に関するものであり、特に免疫系の 制御に関与する抗体検定法の確立に関する。すなわち、本発明は自己免疫疾病お よび腫瘍に対する体の抵抗性(または感受性)を予測し、それに基づいて、自己 抗体価を加減することによって前記の疾病の治療法を提案するための検定に関す る新規な方法を含み、それをここに開示する。 2、背景技術 試験された全ての種(ラット、マウス、ヒト等)はその血清中に、自身の胸腺細 胞(自己由来)または同一種の胸腺細胞(同種異系)に対して反応し、場合によ ってその一定の密度を殺す(in vitro)ことのできる抗体(ATAA) を持っている。またある種の動物では、この抗体はプロメレイン処理赤血球。 多分樹状上皮細胞、CD5受容体および現在実体が明らかにされていないATA A特異性受容体とも反応する。過去lO〜20年来、多くの研究者らが各種の自 己抗体[体のほとんどの組織または臓器、例えば脳、皮膚、各種血清タンパク( 抗体分子を含む)、全ての血球細胞(リンパ球を含む)、消化管組織、心臓細胞 等と反応する特異性抗体]について報告している。しかし、これらの抗体が疾病 の原因なのか、疾病により誘導されたものか、いまだ明らかではないが、ある場 合にはそれが病因であるとされている。 このような抗体は、#腺細胞(ATAA)抗原を指向するものである。 III IIM胞の起源は胸腺であり、多くの種類があり、体内の血液、各種リンパおよ び非リンパ組織で認められるT−リンパ球細胞の前駆体である。T−リンパ球細 胞は細胞免疫に関与し、抗体を生産し、体液免疫反応に関与するB−リンパ球I 1mとは区別される。T−リンパ球細胞は、識別部位および付属分子によって抗 原を識別する。これらの識別部位および付属分子には多くの種類があり、それに よってT−リンパ球細胞をいくつかの種類に分けることができる。この識別部位 は、主要な組織適合複合体と関連している。このようにT−リンパ球細胞には多 くの種類があり、それぞれが明瞭な抗原性の差によって区別され、それらの多く が特定の機能を持っている。各種T−リンパ球細胞の発生(個体発生)は胸腺内 で起こり、胸腺内での割合は時間によって異なる。(Molecular an d Ce1lular Eventsof T−Cell Developme nti B。 J、 Fowlkes and Drew M、 Pardoll; Adv、  In Immunology:第44巻、201−217頁、 1989参照 )。 T−リンパ球細胞は、その識別部位および付属分子によって分類されるほかに、 ヘルツクー細胞、サプレッサー細胞、キラー細胞等のいくつかの機能的サブセッ トに分けることができる。 したがって、研究者力!胸腺細胞自己抗体の性質ま たは機能的意義を理解できなし1の無理はない、ATAAの血清レベルは疾病に 対して病因的意義を示さないと言われている(Eisenberg ら、J、  Immunology 122、 2272頁、1979)、 ATAAの測定 はin witroで行われる。その際、血清中の抗体を動物の胸腺細胞と混合 し、細胞の結合または死亡数を観察する。 このような抗体と標的細胞がin vivoで共存するとは考えられない、した がって、病原効果力1説明できないのも驚くべきことではない、最近マウスのし λくつかの系統(モスイーテンおよびNZB)で、広範な自己免疫疾病および異 常に高いレベルのATAAを特徴どする急速に致命的な状態が報告されてしする 。特に興味あることに、これらの動物の数匹は内在的抗腫瘍活性を持っていた。 上記ど同様に、Perparらはラットにお)XてT細胞のサブボブレーション に特異性を有するIgG胸111a胞抗体を開示している(RoJ、Perpe r。 A、L、0ronsky and Maria 5anda;Immunolo gy+ 312. 1976L彼らは、細胞毒性を有する抗胸11mliil1 gG抗体がルイス系ラットに存在し、自己由来補体の存在下で12〜28%の同 種同系または自己由来胸腺細胞および少数のリンパ節細胞およびpsis胞を破 壊するが、骨髄または循環リンパ球細胞は破壊しないという興味あることを開示 している。胸腺における不安定細胞は有限のサブボプレーションを占め、自己由 来胸腺細胞抗体に対して感受性で、ステロイドに対して抵抗性である。非近交系 の動物では自己抗体を有する動物と有さない動物が無作為に分布しているが、あ る種の自己免疫反応の誘導が遺伝子制御のもとにある近交系のルイス系ラットで はほとんど全ての動物に抗体が存在している。この系統では、感受性T−11胞 および循環系中の自己抗体の量がT−M胞仲介択病(アジ゛工/<ント多発関節 炎)の増殖期には著しく低下し、疾病が安定期に達すると正常に戻る。!I4腺 中0感受性細胞の量と循環系中の抗体の量の間には直接的相関関係があり、抗体 がT−細胞の反応性を制御する胸am胞の特異的サブボブレーションのマーカー として作用することを暗示している。しかし、Perperらはこの立場にたち 、前記の開示にもかかわらず、最近の特許および専門文献の調査では前記のAT AAの病原性を示唆する記述はみあたらなかった。 ATAAと自己免疫疾患が同一動物に同時に存在していることは、いまだかって 維もA T A、 Aの病原性を確立することができなかったことから、多くの 研究者に挫折感を与えているが、その理由は疾病の存在下でATAAの測定を行 ったからである。 興味あることに、米国特許4,937,071号”免疫反応を増加させる方法” では、哺乳動物のリンパ球細胞と組織適合性を有するリンパ球細胞を哺乳動物の リンパ液または血液流中で暴露されるよりも高い濃度の6−イムノグロブリンに 暴露し、その後これらのリンパ球細胞を哺乳動物のリンパ系血流中に導入するこ とからなる哺乳動物における体液免疫反応性を増加させる方法が開示されている 。これは明らかに増強法であり、免疫反応機構の制御を目的とした自然(または モノクローナル複写の)自己抗体の利用はいまだかって提案されていない、癒着 依存性白血球機能を阻害するためのモノクローナル抗体の調製、正常細胞と脛瘍 綱胞を区別するために使用される診断法へのモノクローナル抗体の利用、本質的 に全ての正常T−細胞および皮膚T−リンホーマ細胞における抗原に対するモノ クローナル抗体の診断および治療への利用、モノクローナル抗Sm抗体の同定、 および免疫反応をモジェレートするといわれている各種化合物の開示(同上)等 多くの関連した研究が行われているにもかかわらず、自己杭体の利用については 全く触れられていないのが事実である。さらに、前記の多くの抗体に関する文献 のほかに、米国特許4,784,942号において、Haeleyは特定の自己 免疫RNAタンパクおよび生物試料中の当該タンパクに対する抗体の存在を検出 する方法において、累代培養雑種細胞によって生産されるモノクローナル抗体の 製造法および前記の目的のために診断キットへの組み込を開示している。 自己 免疫RNAタンパクに使用されるモノクローナル抗体は、La/ssb、Ro/ ssa% aNPおよびSmス、新生児狼癒、シェーグレン症候群、完全先天性 6廁ブロックおよびその他の自己免疫RNAタンパクに対する抗体の存在下で起 こる障害を有する患者をスクリーニングするための方法に適用される。米国特許 庁の文献および専門文献を入念に調査しても、自己免疫疾患の原因として感受性 を示唆している文献は全くみあたらなかった。 本発明者の研究は上記のような自己抗体およびその癌腫および自己免疫疾患との 関連について十分な解答を与えるものであり、ここに開示する検定法および処理 法によって明らかにされる。 発明の概要 本発明者は、驚くべきことにATAAの標的細胞が択愚の進展を抑制し、ATA Aのレベルがマーカーとして作用し、これら(標的)Jl胞の細胞数を制御する ことを発見した0本発明者は、疾病に対する感受性/抵抗性を予測し、これら標 的細胞の量を調節するために、体の感受性/抵抗性ならびに自己免疫疾患および 悪性の原因を推定できるような量のATAAを使用した。適切な標的細胞(胸腺 細胞のサブボブレージ舊ン、その抗原はその他の各種細胞上に存在し、詳細に説 明するが、前記のものに限らない)を用いて循環系におけるATAAを定量する ことによって、アレルギー性過敏反応および自己免疫疾患の発症に対する感受性 または腫瘍の増殖に対する抵抗性を予測することができる。さらに、ATAAレ ベル、または標的(感受性)細胞レベルの増減により、腫瘍の増殖または自己免 疫疾患/アレルギー性過敏症の経過を変えることができる。 図面の簡単な説明 図1は、ルイス系ラットにおけるアジュバント病(すなわち、腫脹)の重度にお よぼす既存抗体価の影曽を示すグラフである。 図2は、既存杭胸腺細胞抗体(ATAA)のレベルとEAE誘導後(8〜18日 目)の体重変化を比較したグラフである。 図3は、ATAAの標的細胞を除去した場合、生存細胞の免疫反応が増加するこ とを説明するグラフである。 発明についての説明 ATAAの標的細胞は、細胞免疫反応(la腺に存在し、それに由来するサプレ ッサー細胞)を抑制することができる。抗レベルのATAAはサプレッサー細胞 数を減少させ、自己免疫疾患を発症させる。それに対して、低レベルのATAA はサプレッサー細胞数を増加させ、細胞免疫の生体拒否悪性を防止する。このよ うに、悪性に対する感受性と自己免疫性の間には逆の関係が存在する。この関係 は、ATAAの存在によって制御される。ATAAの血清レベルが疾病の進行と 関連しない理由は、自己免疫疾患が現れたとき、疾病の進展を防止するために胸 腺からサプレッサー細胞が生産および放出されるからである。これらの細胞は循 環系中のATAAを消費し、循環系中のそのレベルが低下する。このように、疾 病の間にATAAを測定(従来の方法による)すると、完全に利断を誤らせる異 例のデータが得られる。 報告されている多くの試験例によると、ラットにおけるアジュバント関節炎の誘 導は、アレルギー性脳を髄炎(EAE)を誘導するので、動物および人間におけ る自己免疫疾患のモデルであることが示されている。 関節炎モデルにおいて、ATAAの量(胸jIIIA胞のサブボブレージリンを 殺すことのできる血清の活性によって測定、後に述べる検定の記述を参照)は関 節炎状態の重度を反映する(図1)、ラットにおいてEAEが誘導されると、既 存のATAAの量は疾病の過程における体重変化によって測定した疾病の進展を 反映する(図2)、したがって、抗体のレベルが高い個人は、自己免疫疾患誘導 の発症に対する感受性が高い、抗体が疾病の発症を抑制する#線細胞を破濃し、 刺激を与えたとき、疾病の発症が妨害なしに進行するためど考えられる。この仮 説は、別のモデル系において異種細胞を注射したラットで最もよく実証される。 これらの細胞は被移植者に対して反応するように構成されているが、被移植者は 細胞に対して反応することができない(移植片対宿主反応)、この反応は、注射 部位にドレインを有するリンパ節の大きさを測定することによって定量化するこ とができる。細胞をATAAで処理すると、予期以上の反応が起こり (図3) 、反応を抑制する細胞がATAAによって破壊されたために、活性が期待値(予 想値)よりも高くなることを示している。したがって、図3は同種同系の血清( 自然のATAA)とあらかじめインキュページ覆ンしたルイス系ラットの胸腺細 胞の膝窩リンパ節の移植片対宿主反応(GVH)を示している。濃度は異なるが 、同じ容量の細胞をFハイブリッド(L/BN)の足底上部位に注射した。 J llll細胞は十分な補体を含む同種同系の血清(120CH30ユニツト)ま たは同じ血清の熱で不活性化したもの(OCH30ユニツト)のいずれかとあら かじめインキユベーションした。5.0X107個のFハイブリッド細胞を十分 な補体とあらかじめインキユベーションした対照実験を、単一点として示す(L /BN−L/BN)。 その他の研究者がATAAの与診的!義およびその疾病との関係を見逃した理由 は、長網が存在しているときに抗体レベルを測定したからである。しかし、本発 明者の研究で、ラットに自己免疫疾患(アジユバントpりを誘導すると、感受性 細胞ならびにATAAの量が顕著に減少することが認められた。したがって、疾 病(活性な)が存在しているときにこれらのパラメータを測定すると、病因学的 意属が不明になる。さらに、この知見によって、同じ体内に標的細胞があるとき 、循環系におけるATAAの存在を説明することができる。胸腺内の細胞と循環 系中の抗体との間に機能的バリアーが存在していると報告されているので、AT AAは#腺の標的細胞と同時に循環系中に存在していると考えられる。しかし、 細胞が放出されると(疾病の誘導または遺伝子工学的プログラムによって)、A TAAと標的細胞の間の反応によって感受性細胞数が永久的に減少し、ATAA が一時的に減少する。抗体はまだ生産されているので、感受性細胞を取り除くと 、その量が増加する。そこで、細胞を徐々に放出させると、それらは破壊される が、ATAAは前記のように循環系中に過剰に存在しているため高いレベルを保 っている。 ATAAによる免疫反応の調節について理論的な役割を繰り返し強調するが、A TAAの生産および存在が疾病自体を引き起こす免疫調節遺伝子と同じ遺伝子( Ir)にリンクし、制御されているという実験的根拠もある。すなわち、この遺 伝子の表現はATAAを生産する遺伝子表現と同調しているため、遺伝子組成に よっであるラットは発病するが、別のラットでは発病がみられない、しかし、い ずれの場合にも、ATAAの生産かつ/またはATAAの標的細胞抗原の測定は 、診断的、予診的かつ/または治療的価値があることを本発明者は発見した。  本発明者は、ラットで用いた検定システムを人間に適用した。この場合、人間の 血清と標的細胞としてヒト胎児胸腺細胞を用いた。 この検定法を用いて、ヒト試料中におけるヒト胎児胸IJI細胞の数%と反応す る(殺す)ATAAの存在を測定した。fN歴として免疫反応の異常が認められ る1例を含め、各種のヒト試料間で、破壊された標的細胞数に変動が認められた 。前記の発明の概略で述べたように、適切な標的細胞を用いて循環系中のATA Aを定量することによって、アレルギー性過敏反応および免疫疾患(高レベル) の発症または腫瘍増殖(低レベル)に対する抵抗性を予測することができる。A TAAのレベルまたは感受性細胞数を増減することによって、腫瘍の増殖または 免疫疾患(アレルギー性過敏症を含む)の進展を変えることができる。 ATAAと関連標的細胞または標的抗原を用いる検定法は、その他の用途にも利 用される。それを以下の表に示す。 表A 検定法の利用(標的細胞抗原と抗体の調節的関係)本検定法は、以下の用途に利 用される。 1、自己免疫疾患の進展危険度の予測、各種自己抗体の出現について、患者を定 期的に検査する。処置を早期に開始することができる。これらのデータは遺伝学 カウンセリングに利用することができる。 2、薬物特異体質の予測、薬物特異体質は多くの場合自己免疫に起因する。 3、免疫投与に対する反応またはアレルギー性過敏反応に対する感受性の予測。 4、自己免疫疾患の各種治療の効果を追跡する場合のマーカーとしての利用。 5、表Bに述べるATAAおよび感受性細胞のレベルを変える場合の処置をモニ ターリングするのに必要な標準。 6、II瘍増殖危険度の予測、Il瘍の早期発見のため重点的な医療監視を行い 、リスクの高い活動を回避させる。lI瘍の発現について遺伝学的カウンセリン グにも重要である。 7、H瘍の進展および治療のモニターリング。 8.11瘍および自己免疫反意に有効な新規治療薬の開発および検定への利用( 薬剤スクリーニングの手段)。 9、ATAAまたはその感受性細胞を変えることのできる新規治療薬の設計に利 用。 IO1自己反応性細胞かつ/またはサプレッサー細胞の除去。 11、移植拒否反応の軽減。 12、骨髄移植における移植片対宿主反応回避のためのサプレッサー細胞密度の 集積 表Bには、 in vivoにおけるATAAまたは感受性細胞レベルの変更法 の概要を述べる。これは概要に過ぎず、現在公知の、または将来公知となる可能 性を排除するものではなく、これらの方法に限定するものではない。 表B ATAAおよび感受性細胞レベルの変更法およびその利用 1、ATAAレベルの高揚 A、ATAAレベルの高い献血者から採取した血清の輸血。 B、゛モノクローナルATAA(7)製造および移植。 C0免疫刺激剤の使用。 利用法 1、腫瘍拒絶の増強。 2、腫瘍増殖の防止。 Il、ATAAの低減 A、免疫吸着剤を含む抗原に患者の血清を添加する(体外) B、精製標的細胞抗原をin vivoで投与する。 C0現在の抗体レベルを低下させる作」のある薬理作利用法 1、自己免疫灰愚の予防または治療。 2、過敏反応の防止。 ■、感受性細胞数の増加 A、ATAAレベルの低減(上記参照)。 B、胎児または成人からの適応移植。 C,In vitroにおいて、感受性細胞を増加させるその他のリンパ球細胞 を除去する。 利用法 1、ATAAの低減と同じ−in viv。 2、In vivoにおいて、特にG、V、H,反応に関して高密度細胞の適応 移植。 ■、感受性細胞数の低減 A、ATAAレベルを高める(上記参照)。 89体外で患者のリンパ球細胞を混合モノクローナルATAAに添加。 C,M胞抗原に対する異種抗体の使用。 D、感受性細胞の生化学的または抗原性成分に対する薬理学的または生物学的実 体の使用。 E、in yitroで細胞懸濁液をATAAで処理し、感受性細胞を減らす。 利m法 1、g瘍拒否の向上 2、腫瘍増殖の防止 つぎに、本出願において記載したすべての実験に用いた検定法を記載する。 検定法の記載 基本的に、動物個体から採取した血清を約5〜10匹から採ってプールした生き た!i4腺細胞と混合する。 通交系動物(ルイス系ラット)を使用する場合には、これらの動物は遺伝的にお なじであるので、これは自己細胞を使用するのと基本的に同じである。非近郊系 動物(ウィスターまたはスプローグドーリー系ラット)を使用する場合、異なっ た組織適合性抗体を有すると思われる約5〜10匹の動物から採ってプールした 胸腺細胞を使用する。atは、抗胸腺細胞抗体(ATAA)の量が個人によって 異なり、それを全ての個人に共通の胸1j111A胞抗原に対して腫瘍する人間 の状況に近いため、射ましい、検定は、生体色素(トリバンブルー)を生きた胸 am胞と混合して行う、生きた細胞は色素を取り込まないので、顕微鏡下で観察 したとき染色されない状態(透明)にある、死亡した細胞では色素が細胞内部に まで透過するため、青色に染色される。 したがって、この検定は、添加した血清の標的細胞破壊作用を反映する。血清中 の抗体(抗胸腺細胞抗体)と関連標的細胞との反応を測定する方法は数えきれな いほどある0例えば、 (1)放射性分子で標的細胞を標識し、細胞の死亡にと もなって溶出する放射能を測定する方法、 (2)EL I SA等を用いて、 細胞に結合する抗体を測定する方法、 (3)二次血清分子(補体)の消費量に よって、標的細胞と抗体の結合を測定する方法、等である。最後に血清中の抗体 と標的胸腺細胞の反応測定値が得られる。 胸腺はエーテルで麻酔したルイス、ウィスターまたはスプローグドーリー系ラッ トから採取した。N胞を冷却したハングの調整塩溶液に浸漬し、同じ溶液で2回 洗浄し、RP M I 1640培地に5 x 10 ’雑fa/m1の濃度で 懸濁させた。37℃に保温したのち、細胞懸濁M100μ【、斧300μL容の ウェルプレートに添加し、37℃で1=3に希釈した血清50μL添加した。全 ての試料は4反復で試験した。37℃の撹拌水槽中で、プレートを30分間イン キュベーションした。Jl胞懸濁液50μLと0. 2%トリバンブルー50μ しを混合し、血球針を用いて死亡した細胞数と生存細胞数を数えた。各プレート について、100個の細胞な数えた。 EARは報告されている方法[L Neurqsci、Res、24:222− 230 (1989)]によって誘導し、体重増加魚に基づく疾病の終点は別の 文献[J、Pbarmacol、Bxp、Therap、、242: 6]4− 620 (1987)]に詳しく報告されている。アジュバント関節炎は、従来 の方法[Proc、Soc、Exp、Biol、、137:506 (1971 )]にしたがって誘導した。このでは上記の方法のみを引用した。 使用した検定法は正確ではあるが、単純で、経済的に達成可能なものであること に注意する必要がある。 放射能標R1a胞または各種の結合測定法を用いることによって、感度を高める こともできる。最も重要な検定法開発手順は、標的細胞を決定し、ついで関連抗 原決定因子を精製することである。一旦これが達成されると、標的細胞(または 抗原)懸濁液中の少数の関連細胞を同定するかわりに、ちとんどまたは全ての細 胞がATAAを含む血清と反応するように集積させる。 このようにして、一層正確なATAAの定量が可能となる、さらに、関連抗原を 精製すると、胸腺細胞よりも入手が容易な細胞または組織でも検出される確立が 高くなる0個人の感受性細胞を定量することが可能である。事実、一旦抗原が適 切に同定されると、それを合成することも可能である。このように、モノクロー ナル抗体としての精製ATAAおよび決定された実体としての抗原によって、免 疫調節機構に基づいて個人を分類し、表AおよびBに概要を述べたようにATA Aの変更またはその他の方法によって治療を行うことができる。 実施可能なことが多く残っているが、本開示はその概念を利用する将来の努力の ためのベンチマークであり、以下の請求範囲と一致する分野に容易にゆだねられ る。 0 .15 .3 .45 .6 .75腫張、20日目(mmHg) 第1図 o 10 20 30 40 50 胸腺細胞注入数(XIO’) 第3図 フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。 DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN 、TD。 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH。 DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、 LU、 M G、 MN、 MW、 NL、 No、 PL、RO,RU、SD、SE、UA

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.自己抗体の量およびその標的リンパ球細胞サプポピュレーションの量に対す る調節関係を測定し、前記の量を標準と比較することからなる個人の免疫系の機 能的活性を評価する方法であって、前記の比較によって、自己抗体の量が高いと きは自己免疫疾患、ワクチン反応または過敏反応のリスク要因が高く、悪性のリ スク要因または危険度が低いことと関連があり、一方自己抗体量が低いときは標 的細胞サプポピュレーションの確率が高く、悪性の危険度が高く、細胞免疫性が 低いことを示す。
  2. 2.標的細胞サプポピュレーションに対する自己抗体量の割合を増加せることか らなる、腫瘍増殖を防止し、かつ/または体による腫瘍拒絶を増強させる方法で あって、標的細胞は前記の増殖かつ/または拒絶の進展と関連する細胞であり、 抗体の増加が以下のいずれかによって行われる。 (a)前記の自己抗体のレベルが高い献血者から採取した血清を患者に輸血する 。 (b)モノクローナル自己抗体を製造し、患者に投与する。 (c)患者に免疫刺激剤を投与する。
  3. 3.患者における標的細胞サプポピュレーションに対する自己抗体量の割合を減 少させることからなる、自己免疫疾患、ワクチン反応および過敏反応を防止また は治療する方法であって、前記のサブポビュレーションが前記の疾患または前記 の反応に病因的に関連した細胞のサブポビュレーションであり、前記の自己抗体 の減少が以下のいずれかによって行われる。 (a)例えば、体外で、免疫吸着剤を含む抗原に患者の血清を添加する。 (b)精製標的細胞抗原をinvivoで投与する。 (c)既存の抗体レベルを低下させる機能を有する薬剤を前記の患者に投与する 。
  4. 4.前記の自己抗体がATAAであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 5.前記の自己抗体がATAAであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 6.前記の増加がATAA感受性細胞である細胞のサブポビュレーションを減少 させることによって連成され、前記の減少が (a)ATAAレベルの増加 (b)体外で、患者の白血球を固定したモノクローナルATAAに添加に添加 (c)細胞抗原に対する異種抗体の使用(d)前記感受性細胞の生化学的または 抗原性成分に対する薬理学的または生化学的実体の使用(e)細胞懸濁液をin vitroでATAAで処理することによって感受性細胞数を減少させる。 のいずれかひとつまたはそれ以上によって達成することを特徴とする請求項2に 記載の方法。
  7. 7.前記の減少がATAA感受性細胞である細胞のサプポピュレーションを増加 させることによって達成され、前記の増加が (a)ATAAレベルの低下 (b)胎児または成人から採取した前記感受性細胞の適応移植 (c)invitroで、その他の種類のリンパ球細胞を除去して、前記感受性 細胞のサブポピュレーションの機能向上 のいずれかによって達成することを特徴とする請求項3に記載の方法
  8. 8.個人の血清中における標的T−細胞のサプポピュレーションに対する抗T− 細胞抗体ATAA量の割合を測定する方法であって、 (a)ATAA識別抗原プールから標的T−細胞抗原を定量的に得て、 (b)前記の標的T−細胞抗原を所定量の個人血清と混合し、 (c)従来の定量法によって、前記抗T−細胞自己抗体の量および標的T−細胞 の数を測定することからなる。
  9. 9.ヘルパー、キラー、サプレッサーまたは個人における免疫に関与するその他 の細胞である標的T−細胞の量と関連のある前記個人の疾病または悪性に対する 感受性/抵抗性を予測することからなる請求項8に記載の方法。
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