JPH07503330A - 木製楽器のための加湿器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 木製楽器のための加湿器 本発明は概して木製楽器のための加湿器に関する；特に弦楽器のサウンドボック スの内側で支持される剛性の加湿器に関する。取付けられた加／Ａ器は、それか サウンドボックスの内側表面に接触しないように構成される。

発明の背景 木製の弦楽器を演奏する音楽家は、ずっと以前から楽器がそのケースに収納され ている間と楽器が演奏されている間の両方で、サウンドボックス内で十分に湿っ た空気を維持する必要があることを認識してきた。ホランダ（ｌｌｏｌｌａｎｄ ｅｒ　）氏の米国特許第３，４０７．７００号明細書、及びボン・メイヤ（Ｖｏ ｎＭｅｙｅｒ　）氏の第３．７２１．１５２号明細書の両方は、木製の弦楽器が そのケースに収容されている時、或いはそれが演奏されている時の何れかの時に 於ける、そのサウンドボックス内に配置され得る加湿器に関連している。ホラン ダ氏の特許は、水吸収性のコアを有する可撓性の管状のスネークの形状の、バイ オリンのサウンドボックスの内部に配置される加湿器を開示する。加湿器はバイ オリンの１字孔を通って入れられ、また加湿器の端部にあり１字孔の幅よりも大 きい直径を有するボタンは加湿器がバイオリンのサウンドボックスの内部に完全 に落ちるのを防ぐよう意図されている。管状スネーク部はその長さ方向に沿って 孔を有し、水分がバイオリンのサウンドボックスの内部に蒸発するのを可能にす る。ホランダ氏の加湿器の１つの欠点は、それが長くて、可撓性があり、柔軟性 かあるので、バイオリン演奏者がそれを一方の端部で保持して、１つの連続する 動作で１字孔を通してそれを入れることはできずに、バイオリン演奏者がそれを 一度に１字孔を通してその数インチを確かに入れなければならないということで ある。更に、加湿器がサウンドボックスの内部に完全に挿入された時、可撓性の 加湿器の成る部分は、サウンドボックスの内側表面に接触して、水分の蒸発穴の 幾つかを封鎖し、接触する内部の領域を濡らし過ぎる可能性がある。別の欠点は 、楽器か演奏される時、加湿器の保持ボタンが見えるということである。この加 湿器は、バイオリンの使用中に緩んでガタガタと音をたてがちであり、また固定 されずに作動し、孔の外側にでてしまいがちである。

ボン・メイヤ氏の特許は、ギターのサウンド・ホールを通して挿入され、サウン ド・ホールの所でギターの上表面に取付けられるクリップによって適所に保持さ れる加湿器を開示する。ボン・メイヤ氏の加湿器は、寸法的に楽器の上部プレー ト内の孔を通して適合させられることができる大きさに限定される。

ブラックシェア（Ｂｌａｃｋｓｈｅａｒ）氏、他の米国特許第４．６４９．７９ ３号明細書は、収納中にギターのサウンドボックスの内部に延在し、サウンド・ ホールを封止する加湿器を開示する。

ラスキン（Ｌａｓｋｉｎ）氏の米国特許第４．５７２．０５１号明細書は、収納 中に木製の楽器の弦によって支持される加湿器を開示する。ラスキン氏は、不透 水性の容器の壁ではあるが、透湿性の材料を使用した加湿器も開示する。ファウ ィック（Ｆｘｗｉｃｋ）氏の米国特許第２．９７４．５５６弓明細書は、チェロ 或いはコントラパスの内部に部分的に引込めることができる調節可能な端部の支 持脚組立てを開示する。オブライエン（０’Ｂｒ１ｅｎ　）氏の米国特許第３． ９３５．７８２号明細書は、エレキギター或いはバイオリンのための電気接続体 を開示する。この接続体は、ギターの弦のボタン或いはバイオリンの端部のボタ ンとしても働くことができる。

１つの単純な動作で楽器のサウンドボックス内に挿入されることができる木製の 弦楽器のための加湿器を提供することが本発明の目的である。

本発明の別の目的は、木製の弦楽器のサウンドボックス内に配置されることがで き、しかし弦楽器の如何なるもとの開口部よりも長いが、設置される時にサウン ドボックスの内側表面に接触しない加湿器を提供することである。

本発明の更に別の目的は、楽器のサウンドボックスの横板の孔を通って支持され る木製の弦楽器のための加湿器を提供することである。

本発明の開示 本発明によると、サウンドボックスの横板の孔に装着される木製の弦楽器のため の加湿器が提供される。加湿器は、吸水材料で満たされ、その一方の端部にキャ ップが取付けられた剛性であり孔を有する管状部材を具備する。この管状部材は 、加湿器のキャップを支持する横板の孔を通って弦楽器の内部に挿入される。管 状部材の剛性によって、それがサウンドボックス内で片持ちにされるのを可能に され、その結果それが楽器の表較或いは裏板の何れにも接触しない。好ましい実 施例では、加湿器は、楽器の弦固定支持体（例えば、バイオリンのテイル）を通 る穴の中で支持される。

図面の簡単な説明 本発明に関して、本明細書が特に指摘し、明瞭に請求される請求の範囲で結論付 けているか、本発明の目的及び長所は、添付の図面と共に読まれる時、好ましい 実施例の下記の説明からより容易に確認されることができる。

図１は、本発明の加湿器を具備するバイオリンの部分平面図である。

図２は、図１のバイオリン及び加湿器の側面図である。

図３は、図１の加湿器の部分断面図である。

図４は、図１の線ＩＶ−ＩＶを通って採られた１折面図である。

図５は、本発明の加湿器の代替実施例の断面図である。

図６は、チェロ或いはコントラパスのような木製の弦楽器内に設置され、その上 に楽器が支えられる端部緒留掛に取付られた本発明の加湿器の部分断面図である 。

本発明を実施するための最も良い態様 図１及び２を参照すると、本発明の加湿器ＩＯを装着されたバイオリンのサウン ドボックス１２の部分図が示される。サウンドボックス１２は、横板１８によっ て隔てられた表板１４と背板１６とを６する。一般的なバイオリンのサウンドボ ックス１２は、１字孔と呼ばれ、表板１４に配置される２つのサウンド・ホール ２２も酊する。緒留２７を介して、緒留ひも２３の緒留の端部に固定されるバイ オリンの弦２９の一方の端部を固定するための環状の弦の保持溝２６を有する弦 固定用挿入物２４（″緒留掛”と呼ばれる）が、横板１８の端部に配置される。

図３を参照すると、管状部材３０の一方の端部３１に挿入されるキャップ２８を 有する、剛性で蒸気を通す管状部材３０を具備する基本的な加湿器ＩＯが示され る。管状部材３０は比較的に剛性があるように作られ、また例えば薄いプラスチ ックから作られｆ５る。管状部材３０の壁に、約０．１０インチの直径を何する 複数の孔が、管状部材３０を蒸気を通し得るようにする。

口打ち孔３８のために、管状部材３０は独力で水を保持することができず、それ 故に管状部材３０の内部は、セルローズのような、水を保持し、水滴が目打ち孔 ３８を通って管状部材３０の外へ流れるのを防ぐ吸水材料３２て満たされる。吸 水材料３２が管状部材３０内で水を保持するので、管状部材の端部３３は閉鎖さ れる必要はない。更に、その端部で管は穴無しで約１インチを残して、楽器が傾 けられた時に滴るのを防ぐ。同じように、管３０の他方の端部は穴無しで残され る。しかし、管からの水の漏出を回避するために、ゴム栓を使って、管の外側端 部３３を閉鎖するのが望ましいことが分っている。同じように、キャップ２８は 管状部材３０の反対側の端部で水の漏出を防ぐ。

ここで図４を参照すると、そこを通って普通のバイオリンの弦固定用挿入物２４ が挿入されて支持される横板Ｉ８の孔１９を通ってサウンドボックス１２の内部 に挿入される加湿器１０の実施例か示される。弦固定用挿入物即ち緒留掛の代替 物２４はテーパを付けられた側壁２５を有して、これは端部の横板１８の孔１９ と補強端部ブロック２０のテーパを付けられた孔２１内へ夫々挿入される時、し っくりした摩擦嵌めを生ずる。弦固定用挿入物２４は、その周りに緒留ひも２３ の一方の端部が挿入される環状の弦の保持溝２６を有し；ひも２３の他方の端部 は緒留２７の一方の端部に連結され、緒留２７の他方の端部は、越えて通り（ｐ ａｓｓ　ｏｖｅｒ　）　、ブリッジ１３によって張力を加えられる弦２９を固定 する。弦固定用挿入物２４は、その軸に沿ってその周りに延在する円形の四部４ ０を有し、それがバイオリンのサウンドボックス１２の内部へ挿入される或いは 引出される時、その凹部４０に沿って円形の管状体が延在し通過する。加湿器Ｉ Ｏのキャップ２８も、弦固定用挿入物２４の長手方向の孔４０に嵌り合い、摩擦 嵌めによって、或いは図４に示されるように加湿器２８上のねじ４４及び弦固定 用挿入物２４の内側壁のねじ４２によってかの何れかによって、その中に保持さ れる。キャップ２８は、使用者か、加湿器の管３０が楽器のサウンドボックス１ ２の内部に挿入される時には成る方向に、そこから引出される時にはその反対方 向に掴んで回すことができるノブ３４て終端している。

加湿器３０がサウンドボックス１２の内部に設置される時、管状部分３０が剛性 であるために、それはサウンドボックス１２の表板１４或いは背板１６の何れの 内側表面へもの接触が防がれる。

従って、例えば、楽器の表板１４と背板１６との間の間隔が１゜４０インチであ り、管状部材３０が９．０インチの長さと０゜１５インチの外側直径を有するな らば、管状部材３０の端部３３は、バイオリンの表板或いは背［１４，１６に接 触することなしに約０．６０インチ撓むことができる。管状部材３０の適切な剛 性は、加湿器１０が、容易に単一の動作でサウンドボックス１２の内部から引出 される或いはその中に挿入されることができるようにもする。

使用の際には、環状部材３０を液体、好ましくは水の容器の中に挿入し、液体が 孔３８及び開放端部３３を通り抜け、材料３２によって吸収されることができる ようにすることによって加湿器ｌＯは容易に充填される。液体が管３０の中に入 っている時、管は通路４０を通って挿入され、ノブ３４をしっかり持って、ねじ ４２と４４をリンクするように回されることができる。更にこれらのねじは、ノ ブ３４を介して回されてリンクを外され、管３０を再び充填するために取出され る。

図５は、キャップ２８に隣接する管状部材３０の端部４５が孔を有さず、管状部 材３０の孔を有する部分から孔を有さない端部４５を分割するディスク４６がキ ャップ２８に隣接する水のリザーバ３５を形成する、図３の加湿器とは別の実施 例を示す。ディスク４６の１／３２乃至１／６４インチの直径を有する小さい穴 ４７は、加湿器の吸水材料を具備する部分の中へ水が可制御的に通され、それに よって吸水材料３２を再充填することを可能にする。水充填用通路３７はキャッ プ２８を通って延在し、その結果貯蔵部はキャップ２８の開口部４１及び通路３ ７を通して充填されることかできる。貯蔵部３５は、例えば絞出し容器から、通 路３７を通って、それを注入することによって充填され得る。

柔軟性の栓３９は、水がキャップ２８の開口部４１を通って貯蔵部から流れ出る のを防ぐ。

図６は、加湿器が、チェロ或いはコントラパスのような大型の弦楽器の端部の支 持部即ち緒留掛組立て５０の部分を形成する加湿器１０の別の実施例を示す。端 部の支持部即ち緒留掛組立て５０はシャフト５２を有し、その一方の端部は、ゴ ムから作られることができる床支持部５４で終端し、その他方の端部は、加湿器 のキャップ部分５６て終端している。吸水材料３２を保持する管状の容器部分３ ０は端部の支持部組立て５０のキャップ部分５６に取り付けられる。端部の支持 部組立て５０と加湿器との結合体が、チェ口の端部の横板５８の孔５７及び楽器 の端部のブロック６０の孔５９内に挿入され、その中で保持される。貯蔵容器３ ０は、最初に端部の壁の孔５７及び端部のブロックの孔５９から端部の支持部組 立てを取外し、容器を満たして、端部の支持部組立てを再組立てすることによっ て、水で満たされる。

こうして、本発明は木製の弦楽器のための新しい改良型の加湿器を提供する。出 願者は本発明の色々な形状及び変形例を開示したが、他のものは上記で説明され た概念及び下記の請求の範囲から当業者には明白であろう。出願者は、請求の範 囲、それ自身の中で説明されたものを除いて、本発明の範囲の限定されることを 意図していない。

αＤ 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成６年７月２７日

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．穴（１９）を通って木製楽器のサウンドボックス（１２）内へ装着される型 の改良型加湿器（１０）であり、その改良は：自立型で、蒸気を通し、液体を保 持する管状部材（３０）と；管状部材（３０）がサウンドボックス（１２）に接 触することなしに管状部材（３０）をサウンドボックス（１２）内で支持するた めの取付け手段（２８）と； を具備する改良型加湿器（１０）。
2. ２．管状部材（３０）内に配置されて液体を保持する液体吸収材料（３２）を更 に具備する請求項１記載の加湿器。
3. ３．管状部材（３０）が孔を有する請求項１記載の加湿器。
4. ４．管状部材（３０）が取付け手段から片持ち支持される請求項１記載の加湿器 。
5. ５．片持ち支持された端部に隣接する管状部材の部分（４５）が透液性でなく、 取付け手段（４２）が管状部材（３０）内への液体充填通路（３７）を具備し、 加湿器が、更に管状部材の蒸気を通す部分から管状部分の液体を通さない部分を 分割し、孔を有する仕切り（４６）により、管状部材（３０）の片持ち支持され た端部に液体の貯蔵部（３５）を形成する前記仕切りと、取付け手段の中に挿入 されて、加湿器が充填された後にそれを封止する栓（３９）とを具備し、前記仕 切りの孔（４７）が管状部材の蒸気を通す部分への液体の流れ率を制御するよう に寸法を決められている、請求項４記載の加湿器。
6. ６．木製の楽器と加湿器との結合体で、楽器が、横板と、横板（１８）の穴（１ ９）と、表板（１４）と、背板（１６）とを具備するサウンドボックス（１２） を有し、加湿器が；自立型で、蒸気を通し、液体を保持する管状部材（３０）と ；管状部材（３０）がサウンドボックス（１２）に接触することなしに、サウン ドボックス（１２）内で管状部材（３０）を支持するための取付け手段（２８） と； を具備する結合体。
7. ７．液体を保持するために管状部材内に配置された液体吸収材料（３２）を更に 具備する請求項６記載の結合体。
8. ８．管状部材（３０）が孔を有する請求項６記載の結合体。
9. ９．管状部材（３０）が取付け手段から片持ち支持される請求項６記載の結合体 。
10. １０．管状部材の片持ち支持される端部に隣接する部分（４５）が透液性でなく 、取付け手段（２８）が管状部材（３０）内への液体充填通路（３７）を具備し 、加湿器が、更に管状部材の蒸気を通し得る部分から管状部分の液体を通し得な い部分を分割しており、孔を有する仕切り（４６）により管状部材（３０）の片 持ち支持される端部の所に液体の貯蔵部（３５）を形成する前記仕切りと、取付 け手段の中に挿入されて、加湿器が充填された後にそれを封止する栓（３９）と を具備し、前記仕切りの孔（４７）が管状部材の蒸気を通し得る部分への液体の 流れ率を制御するように寸法を決められている、請求項９記載の結合体。
11. １１．楽器が弦固定用挿入物（２４）を有するバイオリンであり、前記穴（１９ ）も前記弦固定用挿入物（２４）を通って延在する請求項６記載の結合体。
12. １２．弦固定用挿入物（２４）がねじを付けられ、取付け手段（２８）が嵌り合 うねじを有して、固定用挿入物をねじ込み式に係合する請求項１１記載の結合体 。
13. １３．取付け手段（２８）が弦固定用挿入物（２４）に摩擦嵌合で取付けられる 請求項１１の結合体。
14. １４．楽器が、端部のブロック（６０）と、端部のブロック（６０）をねじ込み 式に係合するシャフト（５２）とを具備する端部の支持体組立てを有し、サウン ドボックス（１２）内に延在し、液体を保持するためにシャフト（５２）に取付 けられるキャップ部分（５６）を更に具備する前記組立ての一方の端部上に前記 加湿器が装着される請求項６記載の結合体。