JPH07502261A - 光活性化可能なトリガーされた放出を伴なうリポソーマル送達システム - Google Patents
光活性化可能なトリガーされた放出を伴なうリポソーマル送達システムInfo
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- JPH07502261A JPH07502261A JP5505503A JP50550393A JPH07502261A JP H07502261 A JPH07502261 A JP H07502261A JP 5505503 A JP5505503 A JP 5505503A JP 50550393 A JP50550393 A JP 50550393A JP H07502261 A JPH07502261 A JP H07502261A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
等厚性物質を前記リポソームのなかに入れ、前記等厚性物質としては、該等厚性
物質によって吸収される光で照射した際に前記ビニルエーテル官能性部分を開裂
して前記膜に破裂を生しさせ、これにより前記送達すべき物質の少なくともある
部分を前記リポソームから脱出できるようにするものを使用し;
前記リポソームの少なくともある部分を標的に供給し;前記等厚性物質によって
吸収される光によって標的位置を照射して、前記等厚性物質によって前記ビニル
エーテル官能性部分を開裂させかつ送達物質のある部分を放出させることを特徴
とするリポソーム中の治療用物質を標的に送達する方法。
光活性化可能なトリガーされた放出を伴なうリボソーマル送達システム
本発明はリポソーム、特に薬物、核酸、およびタンパク質を輸送するためのりポ
ソーマル(l iposomal)送達システムに関するものである。リポソー
ムは、光照射のようなトリガー作用をする外的現象に応答して、その内容物を選
択的に放出する。
2、背景技術の説明
リポソームは、空洞部を包囲する顕微鏡的液体二重層小胞(vesicle)で
ある。リポソームの小胞は1個の二重層または多数の二重層(多層小胞)を有す
ることがてきる。これらの小泡は、その水性空洞部中に水溶性薬物を封入するこ
とができるか、あるいは膜自体のなかに液体可溶性薬物を担持することができる
。リポソームは、細胞毒注薬のような治療剤を封入するため、および前記治療剤
を生物における標的位置に運ぶために、既に使用されている。例えば、米国特許
第3.993.754号明細書は、抗腫瘍剤をリポソームのなかに封入し、この
リポソームを動物に注射する、改善された悪性腫瘍の化学治療方法を開示してい
る。
医薬をリポソーム中に封入すると、薬物の副作用を軽減し、標的位置に送達する
薬物動力学を改善し、かつ薬物の治療指数を改善することができる。しかし、リ
ポソームの広範囲にわたる使用に対する重大な制約は、リポソームを特定の標的
位置に向けるのか困難であることてあった。被検者に静脈内投与したリポソーム
は、網内系に迅速に蓄積する。これにより、肝臓、牌臓および骨髄のような有窓
性毛細管を有する器官において高リポソーム濃度が達成される。リボソーマル系
はこれらの器官に浸潤する腫瘍(例えば血液学的照性)を治療するのに有効なこ
とがあるが、他の解剖学的位置における標的腫瘍(targetedtumor
)を治療するのには有用性が小さかった。従来の研究では、網内以外の標的位置
において、リポソームからの放出を「トリガーする」方法か研究されていた。
ある従来方法では、リポソーム飽和標的位置を臨界温度より高い温度に加熱する
ことにより、例えば、標的組織を高周波加熱することにより、リポソーム内容物
の漏出を促進している。
ヤトビン(Yatvin)等[サイエンスJ 202 :1290 (1978
)。他の従来方法では、pHに感応する脂質から製造され、内容物である薬物を
低pH標的領域中に漏出するリポソームを使用している。局部的酸性度を有する
このような区域は時として腫瘍中に存在していることがあり、従ってこのような
リポソームの静脈内投与によって抗腫瘍剤である化学治療剤を標的位置で好まし
くは選択的に放出させることが提案されている。ヤトビン等「サイエンス」 2
1O・1253 (+980)。
同様に、米国特許第4,882,164号明細書は感光性リポソームを開示して
おり、このリポソームは適当な波長の光(紫外光)で照射した際にトランスない
しノス異性化を受けてリポソームの流体内容物をリポソーム膜を経てこれを包囲
する雰囲気中に脱出できるようにする。最後に、英国特許第2,209.468
号明細書は感光剤を組み入れたリポソームを開示しており、このリポソームは光
を吸収し、脂質膜を変化させてリポソームから薬物を放出させる。紫外光または
可視光を使用して小胞の内容物を放出させることに関するいくつかの報文が提出
されているか、これらの系はいずれも生体適合性脂質を使用しており、この脂質
は1mmを、超える組織侵入深さを有する振動数の光によって分断される。
動力学的治療方法(PDT)は病変組織の局部的区域を治療する他の方法である
。感光性薬物は全身的、局部的、または注射により、腫瘍のような標的位置に投
与される。適当な光源、例えば、アルゴン排気色素レーザまたは太陽灯によって
標的位置を照射すると、2種の提案された機構のうちの一方によって、標的位置
の細胞に対する細胞毒作用が誘発される。タイプIの感光の場合には、電気的に
励起された薬物は生物基質と直接反応し、遊離基を生成し、これらの遊離基は次
いでラジカル反応を開始し、この反応は細胞毒による損傷を生じさせる。タイプ
■の感光では、エネルギーが電気的に励起された薬物から酸素に伝達され、−事
項の分子状酸素が生成し、この酸素は次いで細胞毒性を存する酸素付加生成物を
生成する。
光力学的治療方法(PDT)はガン患者に実験的に使用されており、全世界にお
いて何千という臨床試験が進行中である。
現在、ホトフリン(Photofrin) I[とじて知られている1種の実験
薬(ヘマトポルフィリン誘導体の精製物)が、ランダム化された臨床試験に用い
られている。光力学的治療方法の実施に用いられる他の感光性薬物としては、フ
タロシアニン、メロシアニン540、置換プリン、キサンチン誘導体(ローダミ
ン123 6G&B)、陽イオンシアン染料、含塩素重合体などがある。
従って、本発明の目的は、生体適合性てあってその内容物の)・リガーされた放
出を可能にする改善された薬物送達システムを提供することにある。
本発明の池の目的は、pHの変化に応答してその内容物のトリガーされた放出を
行うのに適した改善されたリポソームを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、リポソームによって運ばれた薬物に及はすトリガー
作用をする現象の作用を軽減する改善されたリポソームを使用するトリガーされ
た放出システムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、感光性薬物に伴われる溶解性の問題を克服し、かつ
標的位置に前記薬物を選択的に送達することができる改善された光力学的治療方
法を提供することにある。
発明の概要
上述の目的は、一つの好適な例においては、空洞部を包囲するリポソームの二重
層膜を含有する人工リポソームを提供することにより達成される。このリポソー
ム膜は、ビニルエーテル官能性部分を存する脂質を含存し、このビニルエーテル
官能性部分は開裂した際に前記膜に局部的破裂を生じさせる。また、リポソーム
は、トリが一作用をする外的現象に応答してビニルエ−テ官能性部分を開裂させ
る光活性化可能な染料のような溶加性物質を含有する。トリが一作用をする現象
としては、光照射、pHの低下、または光活性化されたpH低下がある。
特に好適な例においては、リポソーム膜は、1個の極性先端基および2個の親油
性鎖を有し、脂質によって二重層構造中に包み込むことができるようにする両親
媒性脂質、好ましくはリン脂質を含有する膜である。親油性鎖としては脂肪酸が
好ましく、親油性鎖の一方のかビニルエーテル官能性部分を有する。
両方の新油性鎖がビニルエーテル官能性部分を有する他の例も可能である。この
要件を満たす特定のリン脂質は次式で表わされるプラスマロゲンである:
CH20CH= CHR+
上式において、R1およびR2はそれぞれ長い炭化水素鎖(またはビニルエテー
ル)、例えば、アルキルまたはアルケニルである。好適例においては、R2およ
びR1はそれぞれ(CHり。
(ただし、nは12〜24である)を示し、R1は二重層形成性ホスホリルエス
テル、例えば、コリンエタノールアミン、セリン、またはイノシトールを示す。
特に好ましい例においては、R1またはR2のいずれかは12〜16個の炭素長
であり、他の鎖は少なくとも16個の炭素長であり、特に好ましくは18個の炭
素である。
ビニルエーテル官能性部分を開裂させる溶加性物質は、溶加性物質によって吸収
される波長を有する光による溶加性物質の照射に応答して、反応性酸素種または
酸を生成するのが好ましい。リポソームによって送達される医薬用、化粧用、診
断用またはその他の物質を、リポソームによって生成した空洞部またはリポソー
ムの二重層のいずれかのなかに運び込むことができる。このように位置に融通性
かあるのは育利である。その理由は、リポソームが薬物および溶加性物質を別々
の区画のなかに運び込むように構成することもできるからである。溶原性物質が
完全にまたは主として二重層膜の中に残る親油性光感作物質である場合には、包
囲された空洞部中に薬物を運び込むことができる。あるいはまた、光感作物質が
空洞部中に存在する場合には、二重層の中に親油性薬物を運び込むことができる
。このように光感作物質と薬物とが空間的に分離されていることは、反応性酸素
種による酸化から、あるいは感作物質の照射に応答して生ずる酸性度の局部的増
大によって起こる生物学的および/または物理化学的損傷から薬物を保護するの
を助ける。
また、本発明は、リポソーム中の治療用物質または化粧用物質を、被検者におけ
る標的位置に送達する方法に関するものである。リポソーム膜は、ビニルエーテ
ル官能性部分を有する脂質を含存し、前記ビニルエーテル官能性部分は該官能性
部分が、開裂した際に前記膜に局部的破裂を生じさせる。リポソームによって運
ばれた温厚性物質を光照射した際に、治療用または化粧用の物質がリポソームの
空洞部から放出される。温厚性物質によって吸収された光はビニルエーテル官能
性部分を開裂して前記膜に局部的破裂を生じさせる。このようにして、治療用物
質をリポソームから脱出させることかできる。
リポソームは、標的位置に直接注射することにより被検者に静脈内投与するか、
あるいは標的位置に局所適用することにより被検者に投与する。次いで、標的位
置を照射してビニルエーテル官能性部分を開裂させ、標的位置における運ばれて
きた物質の放出を選択的に制御する。標的位置はスペクトルの赤または近赤外部
の光で照射するのが好ましい。光は好ましくは約640nmより長い波長、さら
に好ましくは700nmより長い波長、最も好ましくは約800nmより長い波
長を有する。その理由は、これらの振動数において光が組織中に深く侵入するか
らである。
図1は本発明の送達システムの光分解の反応式及びリポソーム膜の酸触媒加水分
解物の配置図である。
図2および3は、酸性化又は光照射に応じて膜に局部的な破裂を発生させたこと
を示す本発明のリポソームの配置図である。
図4は15°C(ロ)および37℃(■)でプラスPPC/DPPCからグルコ
ースのZnPcで感光された放出を示すグラフである。
図5は近赤外線λ>640nm(ロ);暗色部(■):アルゴンーパージ(◇)
;◆およびZnPc溶原性等厚剤を用いないリポソームにおけるプラスP P
C/D P P Cから37°CでグルコースのZnPcで感光された放出を示
すグラフである。
図6は15°CおよびpH8(■);およびpH4,2(ロ)でプラスPPC/
DPPCリポソームからカルセインの酸で開始された放出のパーセントを示すグ
ラフである。
図7は37°CおよびpH8(■);およびpH4,2(ロ)でプラスPPC/
DPPCリポソームからカルセインの酸で開始された放出のパーセントを示すグ
ラフである。
図8は630nmより大きな波長を有する光で照射(○);及びある光照射の存
在下で照射(・)した後、37℃でAlClPc5で感光されたプラスP P
C/D P P Cリポソームからグルコースを放出する明白なパーセントを示
すグラフである。
図9は630nmより高い波長を有する光で照射(ロ);及び光照射しない暗色
部(■)て、37°CてプラスP P C/DHCからグルコースの明白なAl
ClPc5で感光された放出を示す図8に類似したグラフである。
図1Oは照射後の時間の機能();及び暗色部(マ)において、20mMトリス
/100mM NaNz、pH8,37°CでプラスPPC/DHC(30モル
96)リポソームからAlClPc5で感光されたグルコースの放出における単
一酸素の媒介によるグラフで提示する不足を示す。
図Itは630nmで照射した後():及び照射しない(ム)で20mMl−リ
ス/D20/100mM NaC]、pI)8.4.37°CにおけるプラスP
PC/DHC(30モル96)から明白なグルコース放出を示す図1Oに類似し
たグラフである。
図■2は20mM)リス/H,O/100mM NaCl、p)(s ();2
0mM)リス/100mM NaNz、pH8(0); 20mM)リス/D2
0/100mM NaC1、pD8. 4 (・)で37°Cにおける照射され
た(λ>630nm)プラスPPC/DHCリポソームから明白なグルコ−放出
力イネチックを示すグラフである。
図13は光分解(λ>630nm)を90分間行う前(−)及び行ったi!(−
・−)の20mM)リス/D20/l00mM NaClにおけるプラスPPC
/DHC(30モル96)リポソームの吸収スペクトルである。
図14および15は感光された光分解(λ>630nm)を100分間行なう前
(図14)および行った後(図15)のそれぞれ負の歪み(296アンモニウム
モリブデート、pH8トリス)を示す光学顕微鏡写真、プラスPPC/DHC(
30モル96)リポソームの透過電子顕微鏡写真である。
図16は純粋なプラズマスローゲンリポソームから蛍光マーカーの活性物を放出
する期間中の機能としてカルボキシ蛍光物か残存するパーセントを示すプロット
である。
図17は様々な電力におけるレーザー照射した後に放出されるリポソームを示す
グラフである。
好ましい実施例の説明
本発明は、人間や動物のような、生きた組織における目的部位に対する薬剤又は
他の物質を輸送するリポソームの伝達システムである。リポソーム10(図2)
は、好ましくは反応性酸素種(RO3)によって酸化された又は酸によって加水
分解されたビニルエーテルを含有する両親媒性の燐酸脂質を含有する単一板状二
重構造膜12である。酸加水分解はリポソームの周囲におけるpHを直接低下さ
せることによって、又は照射に応じて酸を放出する光活性化感光剤を使用するこ
とによって起こさせることができる。
ビニルエーテル基は周囲媒体に免れるリポソームによって運搬される薬剤又は他
の物質を許容する膜に局部的な分裂を起こさせて脂質(図1に示すように)に変
化させる。膜二重構造と水成周囲との間の界面9又はリポソーム内部は図1にお
ける仕切り線によって示される。
図2Aは光感光剤Sなどのような等厚性の物質はりボゾームキャビティ又は膜二
重構造に向けて運搬されることを示す。酸又は適当な波長の光に暴露した場合、
感光剤(又は直接酸に暴露)はビニルエーテル結合の分裂を誘導する。機能基の
分裂は、完全な二重層構造を通して細孔14、外側の二重層構造における割れ1
6、又は二重膜構造の内側及び外側の両者を通して分裂された領域18などのよ
うな局部的な分裂を生ずる。
この局部的な分裂は内容物の放出に伴って分裂領域又は完全なリポソームの不溶
解性に対し、単一な孔又は割れを拡大することかできる。
本発明者らは理論によって明らかにしたいと思わないが、酸分裂の概念的なメカ
ニズムを図3に示し、この図に二重層構造膜12の分離された部分は分裂する前
と分裂した後を示す。分裂前に、シアルギル両親媒性は二重層構造膜を生産する
円筒形の形状をとる傾向がある。分裂した後、モノアルキル光生産物は、動力学
的に円錐形状を選択し、これは連続的な膜部分26.28の間にミセル24のよ
うなミセルを生成する傾向かある。ミセルの阻害はりボッ−1510の内容物が
通過することがでさる孔30.32を生成する。
等厚性光感光剤は、光照射に応じてRO3又は酸の放出又は生成を起こす。光に
応じてRO3を生成する光感先割の具体例は以下の表Iに示されるものを含む4
゜表 !
−ff1項酸素発生感光剤
フエナヂアジンキノン類;
オフ9 J fルア00(4,02) 0.7バクテリΔりL10フィル 78
0(4,(15) 0.37、uU’cS GOO(5,47)
乙G、 10.23−テ!・ラヒドロキシI’c 708(5,O) ;672
(4D) <0.4ここで使用する反応性酸素種には、例えば酸素、水酸基、過
酸化水素および超酸化物が含まれる。ホトイルミネーションに応答してpHを低
下させる物質を励磁すると4−ホルミル−6−メドキシー3−二トロフェノキシ
酢酸(Janko、 K、 ; Re1chert、 J、 Biochim、
Biophys 、 Acta 905: 409〜4]6 (1987);
トリアリールスルホニウム塩(Dektar、 J、L、 ; Hacker、
N、P、 J。
Amer、 Chem、 Sac、 112: 6004〜6015(1990
);ジベンゼンスルホニルジアゾメタンおよび誘導体(Poot、A、; De
lzenne、 G、;Po1let、 R; Laridon、 V、 J、
Photogr、 Sci 、 19 : 18 (1971)が含まれる。
ビニルエーテル官能性部分を有する部分の開裂に対する反応機能は5nyder
、 F、、編集” Ether Lipids: Chemistry and
Biology 、 ” Academic Press、 N、 Y (+
972)に詳細に記載されている。
図2の例には、リポソームを使用して輸送した薬物りをリポソーム10て封入し
て、膜12により囲む空洞部20にもたらす。水性または親水性光活性化し得る
感光剤Sを水性空洞部20および/または周囲の水性媒質中にもたらす感光剤S
の光活性化後、膜の分裂14,16.18を通って移動し薬物の送達か望ましい
目標領域に移送するため周囲の媒質に逃す薬物りを示す。図2に示す薬物りは任
意の水溶性または親水性薬物、例えば空洞部20の水性の周囲に全体的に、主要
部分かまたは部分的に凝離するドキソルビシン、ドウノマイシンまたはゲンタマ
イシンとすることができる。或いはまた、疏水性薬物を全体的にまたは部分的に
膜12の脂質炭化水素内部にもたらす。アンホテリシンBのような疏水性薬物脂
質と一緒に可溶化することができ主として脂質二重層膜I2内にもたらす。Lo
pez−Bernstein、 J、 Infec’t、 Dis 147 :
939〜948 、は、アンホテリシン7Bを運ぶリポソーム方法の記載が参
考になる。脂質膜における高捕捉効率を得る他の方法は、リポソーム膜に易溶性
である分子をつくるため疏水性基(例えば脂肪酸またはリン脂質)を薬物に化学
的に結合することである。
他の例においては、感光剤および薬物を別個に空洞部および二重層に運んで薬物
上の感光剤からのRO3または酸遊離の作用を最小にする。上記のアンホテリシ
ンBリポソームキャリヤーにおいてはAlClPc5のような水溶性または親水
性光活性化を空洞部20および周囲の水性周囲に運ぶ。ドキソルビシンのような
親水性薬物をリポソーム空洞部20に運び、疏水性感光剤例えばZnPcを膜2
0に供給する。
本発明におけるリポソームは、全体的にまたは部分的にリン脂質、例えばプラス
マロゲンからなるのが好ましい。プラスマロゲンは血小板に存在するリン脂質で
あり、加水分解すると高級脂肪アルデヒド(例えばパルミタール)を遊離する。
またプラスマロゲンは筋肉の細胞膜および神経繊維のミニリン鞘に見出される。
本発明においてリポソームを形成するのに適するプラスマロゲンの例はウシの心
臓ホスホチジルクロリンおよびウシの脳ホスホチジルエタノールアミンから誘導
される。一般にプラスマロゲンは1個または2個以上の炭素−炭素二重結合を含
む場合がある2個の長鎖アルキル基を有するジアルキルグリセロールである。本
発明におけるプラスマロゲン膜二重層とその隣接する周囲11または水性コア1
3との間の界面または界面の近くにビニルエーテル官能性部分を有する。ビニル
エーテル官能性部分は界面9の約4〜6個の炭素の範囲内にあるべきで、最も好
ましくは界面にあるべきである(即ち、界面と官能性部分の間に炭素が介在しな
い)。脂肪酸鎖に付加的二重結合、好ましくはビニルエーテル官能性の二重結合
をもって共役している1個以上の二重結合を与えることは本発明の範囲内に入る
。
本発明を達成するのに使用したプラスマロゲンは次式%式%
(式中のR1およびR2はそれぞれ長鎖炭化水素残基を示す)で表される。好適
例においては、R1およびR2はそれぞれアルキル基またはアルケニル基で、好
ましくは12〜24個の炭素の長鎖を有する。R1またはR2は例えば(CHz
)nを示し、但しnは12〜24である。置換R3は(式中のR,R,および
R9はアルキル基を示す)で表される。
リポソーム内容物の迅速なトリガーされた放出が望ましい場合には、比較的短い
鎖n=12〜16か好ましい。しかし比較的低速のバックグラウンド漏洩速度の
比較的安定な粒子は、一層長いr+−18〜24のR9およびR2鎖のものが得
られる。
リボソール安定性と迅速なトリガされた放出を争って考慮することは、R1また
はR2の一つをn=12〜16の短鎖でつくり他のものをn=18〜24の一層
長い鎖でつくることにより釣り合わせることかできる。かかるリポソームは一層
長いR鎖により、内容物の漏洩を減じて付与される向上した安定性を有し、一層
短いR鎖によりリポソーム内容物の迅速なトリガーされた放出が与えられる。
R1およびR3の一方または両方はビニルエーテル官能性をリポソームの一般的
製造方法は知られている。例えば米国特許第4.882,165号および” L
iposome Preparation :Methods and Mec
hanisms ” in Liposomes 、 Marcel Dekk
ev、1nc、 、ニューヨーク(1983)参照。本発明におけるリポソーム
の好適例をつくるのに用いられる概要は溶媒の蒸発により脂質の薄膜をつくるこ
とである。乾燥した脂質のフィルムと光感先刻およびキャリヤー物質と混合し、
加温、旋回し、嫌気音波処理または数回の凍結融解サイクルに次いでヌクレオボ
アーフィルターを介して押出してリポソームを負荷する。
薬物のリポソームの負荷
薬物をリポソームに負荷する若干の方法を0stro and Cu1lis。
Am、 J、 Ho5t)、 Pharm 456 : 1576〜1587
(1989)およびJnliansによる“[nteractions of
Proteins and Drugs with Lipos。
mes″in Liposome 、Ib1dに記載されている。大部分の薬物
は、リポソームを、薬物と出発原料を一緒に可溶化させることにより形成される
。薬物を位置させるリポソームの位置(空洞部分または膜)は薬物の性質により
決まる。アンホテリシンBのような疏水性薬物は、有機溶媒中で脂質と一緒に可
溶化する。L。
pez−Berestein、 J、1nfoct、 Dis、 147 :
93!IJ−945(1983)参照。
溶媒の次の除去およびリポソームの次の水和により主として膜において疏水性薬
物とリポソーム薬物複合体を得る。
水溶性薬物は、上記Liposomel Preparationに記載されて
いるように、薬物を含む水溶液中でリポソームを数サイクルの凍結および融解を
旋すことによりリポソーム空洞部分内は封鎖することができる。最後に、負荷し
た両親媒性薬物を、BaLLy等、Biochem 、 Biophys 、
Acta 8]2 : 66〜76 (1985)に記載されているように、膜
内pH勾配を用い予め形成したリポソームに負荷することができる。
光力学的感光剤
感光剤を選定するに当たって、照射するための選定した光の波長において高い吸
光係数を有する(強力吸収)感光剤を選択する。表1は多数の感光剤の最高吸収
の波長を示す。λ1.1が知られると、同じかまたはほぼ同じλ11.を有する
波長の充てリポソームを照射する照射源を選定することかできる。本発明におけ
るリポソーム送達システムを案出するに当たって、先ず薬物の疏水性かまたは親
水性を考慮するのがよい。次いで水または脂質に反対の溶解性を有する感光剤を
選定するのかよい。
次いて感光剤が、感光剤のλ。、8に対応する波長を有する照射源の選定を指示
することができる。
好ましい感光剤を選定する際の一般的指示を与える他の望ましい特質は、光子エ
ネルギーを伝達する際の感光剤の効率を測定する感光剤の量子収率比である。ト
リガーすることが、RO8により影響される場合には、エネルギーを酸素に伝達
しこれを励起する際の高量子効率を有する感光剤が好ましい。トリガーすること
をpHの低下により起こす場合には、水素イオン(H+)を生成するため高量子
効率を有する感光剤が好ましい。
膜安定剤の添加
下記例に記載するリポソームは、純粋なプラズママロゲンリポソームおよびプラ
スマロゲンとDHCまたはDPPCのような安定剤を含有する混合リポソームで
ある。プラスマロゲンがほぼ完全に光活性化し得るジアルキル両親媒性形態であ
る場合には安定てほぼ純粋のプラスマロゲンを製造することができる。
出発物質中に著しい分量のモノアルキル分裂両親媒性ホト生成物を含むとリポソ
ームの漏洩を増す。はぼ純粋なジアルキル両親媒性形態のものは、20重量96
未満のりソリピド(lisolipid)を有するものとして定義される。ジア
ルキル両親媒性形態のものか約2重量96未満のりソリピドを有するのが好まし
い。
はぼ純粋なリポソームは、ジヒドロコレステロール(DHC)およびジパルミト
イルホスファチジルクロリン(D P P C)のようなコーリピドを含むこと
によるかまたは約16個以上の炭素原子を含むようにアルキル鎖長さを増すこと
により安定化することができる。膜安定性が突然上ずるコーリビドの臨界的分量
はないか、約10重量96またはこれにより多くのコーリピドを添加するのが適
当であることを見出した。
使用し得る他のコーリピド安定剤の例は硫酸塩リン酸塩およびグルコシドクロネ
ートコレステロール誘導体(Cheltham等、J、 Biol、 Chem
、: 265 : 12404〜4C9(1990)へエルゴステロール、デヒ
ドロエルゴステロ・−ル(Kas等、Biochemistry 29 :13
15〜1322 (1990) ) ;およびトロフェロール(Halks−M
i l1er等、Lipids 20 : 195〜20 (1985) )。
実施例1
メロンアニン540(MC−540)およびクロマトグラフィで精製したカルセ
インをモレキュラーブローブズ社(Molecufar Probes Inc
、)から購入した。アメリカン トウキヨー カセイ(American To
kyo Kasei)からのバルミチン酸無水物、アルトリンチ ケミカル社(
Aldrich Chemical Co、)からのN、 N。
N’、N’−テトラメチル−フェニレンジアミン(TMPD)、および98+0
6ジンタフタロシアニン(ZnPc)を購入して使用した。アメリカン l−ウ
キヨー カセイからのDMAP〔4−(ジ−メチルアミ、?)ピリジン〕をエー
テルから再結晶した。NADP、ATP、’\ギソキナーゼ、およびグルコース
−6−リン酸デヒドロゲナーゼをシグマ ケミカル社(SigmaChemic
al Co、)から購入した。DPPCおよびBHPC(ウシ心 ホスファチジ
ルコリン)はアバンチ ポーラ−リピッズ(Avanti Po1ar Lip
ids)から得、これは1次元ノリ力TLC(CHCl、/MeOH/NH4O
H; 65 : 35 : 6)上て単一スボッl−を示した。ず・\ての脂質
を使用するまでアルゴン下−20°Cテ保rT−シタ。CHCl、およびヘンゼ
ンをP2O6およびCaH,てそオ]ぞれ乾燥し、さらに蒸留した。シリカを!
、1のCHCl z / M e OHて予め洗浄し使用する前に110°Cて
乾燥した。
定常状態にある吸収スペクトルをヒューレソトーバッカード8452A UV硯
感度ダイオード配置(LIV−vis diode array)分光光度計上
で記録した。示差走査熱量測定(DSC)を副環境(5ub−anbient)
操作可能なパーキンエルv DSC7/インタークーラ(Perkin Elm
er D S C7/ Intercooler)を用いて行った。試料および
対照を代表的に5〜75°Cがら2〜5°C/分で加熱した。蛍光測定は調温試
料区画を備えたパーキンエルマーMPF−66蛍光計で行った。’H−NMRス
ペクトルは内部標準としてテトラメチルシランを用いたジェネラルエレクトリッ
クQE−300分光計で記録した。照射キュベラ)・(irradiation
cuvette)表面の光強度をコウヒレント21Oパワーメータ(Cohe
rent 210 power meter)を用いて測定し、た。
1−アルキービーエニルーエスエヌーグリセロ−3−ホスホコリン(plas
PPC)の調製:
リソプラスメニルコリン(1−アルキ−1′−エニルーエスエヌーグリセロー3
−ホスホコリンをBHPCのアルカリ脱アシル化(MeOH/ベンゼン中(7)
0.05N KOH)i:より調製しCHCI2 /MeOHの連続した段階勾
配〔ベルゲルソソ(Bergelson)、1980年〕を用いたシリカ上のフ
ラッシュクロマトグラフィにより精製した。収率は50−6096の範囲て、天
然脂質の供給源のプラズマロゲンに基いた。精製したリソプラスメニルコリンは
CHCIs /MeOH/NH4OH(65:35ニア)とCHCl s /M
e OH/H20(65: 35:5)中のTLCによる単一スボッi・であっ
た。
1−アルキ−1′−エコルー2−パルミトイルーエスエヌ一グリセロ−3−ホス
ホコリン(P ] a s PPC)の調製:リソブラスメニルコリンをグイビ
スダルスキ(Guivisdalsky)等のrJ、 Org、 CI+em、
J 54 :4643−4648 (1989年)に記載された方法を部分的に
改良してアンル化した。ソリプラスメニルコリン(213mg : 0. 44
ミリモル)、バルミチン酸無水物(917mg;1.9ミリモル)、およびDM
AP (60mg;0.49ミリモル)を5mlのCHC1sと混合しアルゴン
下に室温で48時間がき混ぜた。反応混合物をセライトのパッドにより濾過し、
溶媒を減圧下に除去した。粗材材を95 : 5(7)CHCI3 /MeOH
+、:溶解しCHCl、/MeOHc7)連続した段階勾配(95:5,90:
10,80+20および30:20)を用いてシリカゲルフラッシュクロマトグ
ラフィにより精製しTLCで1つのスポットを示す(Rf= 0. 52. C
HCI −/Me OH/ NHJ OH,65: 35: 6) Plas
PPC(274mg、 8796)が得られた。
’H−NMR(CDCI3): 5.91 (d、J=6.16H2、IH,−
0CH=C−)、5.34−5.14 (m、1.65H,ビニルHおよび0−
C=CH)、4.42−4.32 (m、3H,5n−2CHおよびPOCH,
)、4.02−3.78 (m、 4H,5n−13Ci−I 2)、 3.
5 (s、 2H,−0COCH2)、2.02 (m、2H,アレリックCH
2)、1.28 (m、49 50H) 、0. 9 (t、6H,ω−CHz
)。
光誘導放出
光力学的研究用Plas PPCl0PPC(8: 1モル1モル)ベヒクルを
クロロホルム中で乾燥脂質を溶解することおよびアルゴン流を用いて溶媒を除去
することにより調製した。得られた脂質フィルムを次に1〜2時間減圧下に乾燥
し放れない溶媒を除去する。ZnPCのエタノール貯蔵溶液を増感剤の5mMピ
リジン溶液から希釈することにより調製した。次に、100〜200μIのZn
PCを165mgのグルコース(−〇。
3M)を含む2.8mlの20mMトリス、pH8に添加した。懸濁液を45℃
に温め、渦混合し、さらにリポソームと5回凍結−解凍サイクルで処理する。最
後に、懸濁液を47°Cで調温したりペックス バイオメンブラン イクストラ
ダー(LipexBiomembranes Extruder)を用いた積層
した0、08ミクロンのヌクレオボア フィルタ(Nucoeopore fi
lter)により10回抽出した。放たれた増感剤およびグルコースを少量の緩
衝液で平衡化したセファデックスG−25カラムの下方に通過させることにより
除去した。UV視感度分析8(10−%のトリトンX−100て可溶化した後の
)およびベティ1−ウ(Petitou)のrAnal、 Biocheml
91 : 350〜353 (1978年)に記載されたようなリンアッセイは
これらの小胞中のZnPcおよび脂質の濃度がそれぞれ、0.05〜0.1HM
および4.8mMであることを示した。
MC−540を増感剤が脂質フィルムに添加される前にグルコース/トリス溶液
中て直接に溶解される以外は同様の方法でP l a s PPC/DPPCリ
ボリームに結合した。MC−540の終濃度は分光光度法で決定されたように2
0℃Mであった。
かき混ぜ、調温した(±0.1’C)リポソームを含むMC−540の溶液に1
0cmの水セルおよびコーニング 0G−495フイルタを通した100−Wタ
ングステンランプ(10mW/cm2)を用いて照射した。ZnPCリポソーム
に1600−W高圧キセノンランプ(オスラムXBO−1600)を用いて照射
した。入射光線(80mW/cm” )は冷却した0゜02%ローダミンB(水
)溶液が流れる]0cmセルに透過させた。この溶液フィルタは640nmより
長い波長の光を透過した〔パーカー(Parker)、 1968年)。光分解
セルの内側の温度を較正したフロック(Fluke) 51 K/J熱電対を用
いて監視した。この方法により、照らされた試料の温度が実験の経過中0.2°
C以上変化しないことがわかった。
内容物の漏れを光分解中に数回25〜50μLアリコートのリポソーム溶液を回
収することにより監視した。グルコースの漏れはデメル(Demel)等のl’
Biochem、 Biophys、 Acta、 J I 50:655〜6
65 (1968年);およびキンスギ(Kinsky)等のrBiochem
、 Biophys、 Acta、 J l 52 : 174 (1968年
)のグルコースオキシダーゼアッセイにより分析した。
脂質過酸化
ヒドロペルオキシド形成はギロツティ(Girotti)等のrArch、 B
iochem、 Biophys、 J 236 : 238〜251 (19
85年)により報告された方法をわずかに改良した薄層クロマトグラフィにより
試験した。すべての操作を減光室内灯下に行った。2:1 (V/V)のCHC
I s / M e OHを用いた抽出の後、脂質をベーカー(Baker)シ
リカ l B−Fプレート上に配置し75: 25 : 4 (V/V/V)+
7)CHCl、/MeOH/Hz Oで展開させた。これらのプレートを次に乾
燥させl 96酢酸が含まれる1 : l (V/V)のCHCI ! / M
e OH中の1%TMPD溶液を噴霧した。これらの条件下に、PIasPP
Cは0゜32のRfを有し酸化生成物はRfO,24で紫色の点としてpH誘因
放出研究用リポソームを上述のように調製した。代表的実験では、4mgのPI
asPPCおよび0.7mgのDPPCを1mlのCHCl、と混合し、減圧下
に乾燥して、さらに46.8mgのカルセインを含む2.5mlの20mMトリ
スと混合した。5 N N a OHでpHを8に調整した後、渦混合した懸濁
液を5つの凍結−解凍サイクルで処理した。リポソームは上述のように2つの積
層した0、1ミクロンのヌクレオボア フィルタにより5回押し出した。リポソ
ーム(50μI)をG−25カラムから収集し1.45m1の20mM Na0
Ac/HOAc+30mM NaC1,pH4,2緩衝液または同量の20mM
1−リス+30mM NaCl、pH8緩衝液で希釈した。カルセインの放出を
アレン(Alien)のrLip。
some Technology Cブレオリアブイス(Greoriadis
)編1」。
第3巻177〜182.CRCブレス、米国フロリダ州、ボカラトン(Boca
Raton) (1984年)に記載されたように監視した。
放出の割合を100μlの1096 トリトンX−100で破壊した後に計算し
た。
示差走査熱量測定
表■に主要なゲルから液体への結晶相転移温度、DPPCおよびP 1 a s
PPCリポソーム(<1000人)のTel ならびに種々のモル比の2種の
脂質を含むリポソームのTeを示す表■
組成’ Tc(”C)”
PlasPC39,4
DPPC41,5e
P I aPPC/DPPC’ (8:I) 38.5P I a s/DPP
C” (8: I) 38.9PIasPC/DPPC(1:l) 39.4.
43.4a20mMトリス緩衝液、pr−rsに10mMの脂質;<1000人
直径
d含有物<1uM ZnPC+0.3Mグルコースe含有物0.3Mグルコース
プラスPPC及び8:lプラスP P C/D P P Cは、−5°Cの半値
幅における幅について単一の転移を示す。このような幅の広い不共同的転移は、
半合成リポソームを構成する分子種の分散に寄与し得る。上記方法によるプラス
PPCの調製は、9696が飽和し、6896が016゜であるl−アルク−1
′エニル脂質鎖の混合物となることか、後のクロマトグラフによる分離はないが
、クリア氏およびグロス氏によるrJ、chromatogr、 J 1985
年338巻61〜69頁に示されている。
また、表■は、光分解の前の、小液泡の水性コア内に捕えたlμM未満の親油性
ZnPc及び/又は0.3Mのグルコースを含むプラスPPCの代表的な試料に
対するT、を示す。未充填プラスPPCリポソームからのこれらのデータの比較
は、分子バッキングがリポソームの炭化水素及びヘッドグループ領域内の増感剤
及びグルコースの混入に際し容易に混乱しないこと光照射によるリポソームを含
むブラスマローゲンの分裂は、照射に応じてROSを生成するZnPc感光剤を
含むリポソーム系で研究された。以下の図の水平軸上に示された時間1600W
高圧キセノンランプを用いてリポソームを照射した。
図4は、感光剤としてZnPcを含む8ニー1プラスPPC/DPPCリポソー
ム(〔脂質)/ (ZnPc)> I O’ )の照射後、グルコースを捕捉さ
れたリポソームの放出運動を示す。
放出速度は小液泡がゲル相である15°Cにて決定され、37°Cではより多(
の液体二層か優位を占める。60分間の照射の後、20%未満の捕捉グルコース
は15°Cにて捕捉され、37℃における6296と比較される。故にリポソー
ムの光照射は生理的な温度である37°Cにてグルコース放出を強め、これはヒ
ト体中で見い出される。
またZnPc/プラスPプラスC/D P P Cからのダークな漏れは両方の
温度にて測定される。15°C及び37°Cにおいて60分後、グルコース放出
はそれぞれ4%及び3096であることがわかった。これによりリポソームの照
射はZnPc/プラスPP C/D P P C小液泡のグルコース放出におい
て実質的に増加する。
37°Cにおける光誘導放出は種々のコントロール実験に対するものと共に図5
に示される。ZnPc又は次の懸濁のアルゴンパージングかない場合におけるリ
ポソームの照射はダーク(温度の)漏れ速度と区別できない放出速度となる。図
4(8二lプラスPPC/DPPC)で用いた増感剤及び酸素の同一の状態の下
の、Tcにおける純粋なりPPC小液泡の照射はダークDPPCコントロールで
測定されたもの(図示せず)に類似した漏れ速度となる。
プラスPPC/DPPC/ZnPc照射試料の分析はプラスPPCよりわずかに
低いR2に関して新しい生成物の形成を示す。この点はN、 N、 N’ 、
N’−テトラメチルフエニI/ンジアミンスプレー剤を用いてダークブルーに着
色し、酸化脂質生成物はヒドロペルオキシドであることを示唆する。ヒドロペル
オキシド生成物はダークな増感剤のない、又はアルゴンパージコントロールにお
いて観察されなかった。
この系の一重項酸素(10□)の可能なかかわりあいを、100mMナトリウム
アザイド、既知の102クエンチャ−を含む同一のリポソーム調製の照射により
研究する。小液泡溶解に対する保護は実験(図5)のアザイドによってはできな
い。
カルセインの酸トリガー放出
プラスP P C/D P P Cリポソームからのカルセインの放出は蛍光強
度を増加させる。図6は15°C,pH8及びpH4゜2における放出の時間経
過を示す。37°Cにおけるアナログプロットを図7に示す。15°Cのカルセ
インの放出速度はpHに依存しないことがわかり、実質的な速度増加は37°C
である生理的温度にて観察される。このように3時間後、37%のカルセインを
pH4,2にて放出するが、pH8ではほんの796がリポソームコアから漏れ
た。
一重項酸素02のタイプ■生成は多くの光力学的感光において優越的なメカニズ
ムであると思われ、タイプIフリーラジカル通路はある条件下で重要となり得る
。これらのことは増感剤の膜結合、増感剤の当面の環境における高い脂質/酸素
比、及び高光強度を含む。PCリポソームに添加した際、ZnPcは疎水2層の
内部に局在すると思われる。また、発明者は脂質が局在的に高濃度であるように
、ZnPc染料がプラスメニコリンの2層に同様にとり入れられると考える。こ
のように、7911通路は本発明のリポソームの感光に重要な役割を果たし得る
。
アジドがグルコースの光刺激漏洩を減じないことを観察すると、 ’02がTL
Cにより観察される脂質パーオキサイド類の形成に対し責任がなくなることが示
唆される。この系の脂質過酸化は励起状態のZnPcを介して発生した単一酸素
以外のラジカル酸素種を含むこと明らかである。
第5図に示す結果は、37°CでのZnPcの照射がグルコースをプラスPPC
/DPPCリポソームにおける暗色漏洩速度より著しく高い速度で放出すること
を示す。TLCデータは、光分解により形成される生成物の一つがビニルエーテ
ル含有鎖の酸化によることを示唆する。従って、この光酸化によるプラスPPC
二重層の崩壊は@Iおよび2図に示すような内容物の包囲媒質への漏洩になる。
しかし、プラスP P C/D P P Cのゲル相内での照射中に測定された
放出速度は非照射試料からのZnPcおよびMC−540の両者を含有するリポ
ソームに一層類似する。これは、二重層が一層流動性の液状結晶性相である場合
に、小嚢放出速度の増大か生ずることを示唆する。ゲル相の増大した速度と、T
c以下の減少した酸素溶解性の両者がこの効果に貢献する場合かある。その結果
、本発明にかかわるリポソームは生理学的温度で所期した漏洩機能をより好まし
く発揮する利点を有する。
類似のグルコース放出効果は、ZnPc増感剤を備える照射された純粋なりPP
Cリポソームでは観察されなかった。
酸でトリガーされた放出
プラスマロゲンの5n−1ビニルエーテル漏洩の酸加水分解は次の式lに示すよ
うな脂肪酸アルデヒドおよびリソ脂質の形成になる。TtS(3および7図のデ
ータは、4.2のp Hての加水分解か低pHでの小嚢の脱安走化と一致する水
溶性コアからの内容物の放出になることを示す。光増感された放出について、溶
液温度がTc以下の場合、かかるpHでの放出は少ないことが観察された。
本発明の重要な利点は、プラスPPCの転移温度が生理学的な温度の範囲内にあ
ることにある。類似の光束では、リポソーム内でZnPcを用いる生体内運動放
出プロファイルを第4および5図に示す物に類似させるへきである。若干の熱漏
洩か37°Cて生ずるか、プラスPPCを基にしたリポソーム系は薬品搬送シス
テムとしての使用に適している。
可視光または酸性化によりトリガーされたプラズマロゲンリポソームからのOt
t材料の刺激放出は本実施例で立証される。
本例のリポソーム搬送システムは、光、0□および増感剤の存在下でラジカル酸
素および/または102中間体のような反応性酸素種と燐脂質を光酸化する天然
の1−アルケーl° −ニル−2−アシル−5n−グリセロ−3−ホスホクロリ
ン類を含む。グルコースのような親水剤がこれらリポソーム類から光酸化により
放出される。
実施例11
本例は、小嚢の水18性コアに局在化させたAlClPc5増感剤、水溶性フタ
ロシアニンを用いて先述動機構によるプラズマロゲンリポソームの光変性を行う
ことについて述べる。本例に用いた光増感剤AlClPc5の構造式を下記に示
す。
融点をメルーテンブ11毛細管融点装置で測定し、補正した、AlClPc5
(ミツドセンチユリ−、シカゴ、IL)、およびバルミチン酸無水物(アメリカ
ン東京化成)を用いた。NADP、ATP、ヘキソキナーゼ、ベーカーイース)
・グルコース−6ホスフエートデヒトロゲナーゼおよびD−グルコースはシグマ
から入手した。ジヒドロコレステロール(DHC;アルドリッチ、融点144−
5°C,融点140−142°C)、1゜2−ジパルミトイル−5n−グリセロ
−3−ホスホクロリン(DPPC;アバンチ)および牛の心臓のホスホクロリン
(B HPCニアバンチ)f’/’)力TLc (DHC: 90 : I 0
CH2C1x / M e OH: D P P CおよびBHPC; 65
: 35 : 6CHCI 、/MeH/NH,OH)による単一スポットで、
さらなる精製なしに用いた。l−アルヶービ −ニルー2−バルミトイルー5n
−グリセロ−3−ホスホクロリン(プラスPPC)を1−アルケービーニルーs
n−グリセロ−3−ホスホクロリンのアルギル化、次いでBHPCのアルカリ性
脱アルキル化により製造した。ギスビスダルスキーおよびピットマン著、J、O
rg、Chem、54 :4643−48 (1989)参照。脂質類をアルゴ
ン雰囲気下−70″Cて使用するまで保存した。CHCl、をP、O,上て乾燥
し、使用前に新たに蒸留した。カラムクロマトグラフ用のシリカをIllのCH
Cl。
/MeOHで予備洗浄し、IIO’Cで乾燥した。
定常状態の吸収測定と、示差走査形カロリメトリー測定とを実施例1に用いたと
同じ装置で行った。試料を適当な温度範囲にわたり2−5°C/分で加熱した。
電子顕微鏡用の試料を、銅グリッドを押出し成形したリポソームで被覆し、pH
=8の20 m M l−リス緩衝液中296モリブデン酸アンモニユウムで汚
染させることにより製造した。試料を3時間真空乾燥し、透過型電子顕微鏡によ
り観察した。
プラスPPCリポソームを、適当量のプラスPPCおよびDHCまたはDPPC
のいずれかとをI 2mLノCHCI 31.。
溶解し、Ar流を用いて乾燥フィルムまで蒸発させることによりIOm〜1リポ
ソーム懸濁液として製造した。高真空下での1−2時間の完全溶剤除去後、0.
3Mのグルコースど200−250μLの40 μMス1−ツクA、IClPc
5溶液とを含有するpH=8の20mM1−リス100mMNaC1緩衝液3m
lを添加した。この混合物を55−60°Cて強く渦まかせて淡青色の懸濁液を
形成し、これを5回の凍結−融解サイクルを介して十分に水和した。次いて、定
温状態のリペックスバイオメンブランス押し出し機を用いて、乳液を48°Cて
1000および800Aの段積みヌクレオボアフィルターにより10回押し出し
た。取り込まれなかった増感剤およびグルコースを緩衝液で平衡にしたセファデ
ックスG−25カラム」二でのゲル濾過により除去した。最終リポソーム懸濁液
中のAlClPc5の濃度は3−7μmの範囲内てあった。
リポソーム内てのN a N 、lまたはD20の使用を必要とする実験を同様
の方法て行った。緩衝液のp Hを、オリオン5A720 p Hメーター(p
D=pH+0.4)およびDCIを用いて8.4に調節した。増感剤混入リポソ
ームの調節を暗室内でまたは減光条件下て行った。
AlClPc5増感リポソームからの光誘導グルコース放出は、リポソームの撹
拌定温状態の溶液を100Wのタングステン灯て照射することにより示され、こ
の場合上記灯の出力をまず10cmセルの水、一ついてコーニングoc−s3o
カットオフフィルターにより濾過し、標準の3mLキュベツトの1. 5X 0
. 5 cm’の面積を満たすように収束させた。キュベツト表面での光強度を
コヒーレント210電力計で測定したところ、20(±5)mW/cm”であっ
た。光分解セル内側の温度を校正したフリューケ51に/Jサーモカップルによ
り定期的にモニターしたところ、±0.2°C内て一定てあった。
37°Cてのリポソーム内の漏洩を、光分解の間に25μLのりボソマル溶液を
種々の時間で取り出すことによりモニターした。放出グルコースの酵素燐化中N
ADPの還元により生じるNADPH(λ、、、 340 nm)のモニター生
産を含む酵素グル′ロースオキソダーゼアッセイを用いて放出グルコースを定量
化した。同1゛トグルフースの総量をトリトンX−lOO洗浄剤でのリポソーム
の崩壊により決定した。
75μLのリポソームを150μLの2 : +CHC1t /MeOHに添加
することにより薄層クロマトグラフィーを行い、渦まかせて混合した。有機層を
除去し、ベーカーシリ力IB−F仮」二(こスポットさせ、65 : 35 :
6 (v/v/v)のCHCi = / M e OH/ N H40Hて展
開した。2096のH2S O4に浸漬した板を炭化した後これらのスポットを
目視により観察した。
表I+は示差走査型カロリメトリーにより得たDPPC,プラスPPC,および
混合プラスP P C/D P P CまたはプラスPPC/DHCリポソーム
の主ゲル−液体結晶転移温度(Tc)を示す。
純粋なプラスPPCリポソームはシアツル同族体DPPCで観察されたものより
僅かに低いTcを示す。DPPCおよびプラスPPCの構造的類似性は2種の脂
質の不混和性(すなわち相分離ドメイン)のあらゆるカロリメトリックな認識領
域を排除すること明らかである。これに対し、30モル?6 D HCは転移温
度を7°Cたけ増加する。この結果はDPPC: 30モル96コレステロ一ル
混合物のTcで報告された5−10℃の増加と一致する。30モル96 D H
Cの混入は大きさを減じ、プラスPPC転移を広げて成る試料では観察し得ない
転移にする。
ここで使用した濃度におけるグルコース及びAlClPc5の移入によっては、
負荷していない小胞において測定したTcから、Tcに顕著な変動はもたらされ
なかった。顕微鏡的分子バッキングは、コア内のグルコース及び感光剤の可溶化
によっては、はとんど阻害されなかった。
直径80AのP 1 a s PPCリポソーム中にAICIPcSをカプセル
封入することにより、吸収最大が、674nmから(20mM)リス、pH8,
文献値、最大675nm(27))、672nmへと少し移動した。リポソーム
溶液中において吸収最大が大きく移動しないのは、小胞の内部水溶性コア中にA
lClPc5が優先的に局在化しており、ここでこのリポソームと炭化水素二分
子層との相互作用が最小であることと、適合している。染色光漂白を、放射の過
程を通してλmaxでの光強度を監視することによって、及び/又は、リポソー
ム溶液のTriton X−100分離部分標本を測定することによって、チェ
ックした。AlClPc5の漂白は、観察されなかった。
図8は、AlClPc5 r [脂質)/ (AICIPcS)約103」を負
荷された37°CにおけるI Omo 196P 1 a sP P C/D
P P Cリポソームからのグルコースの光誘起放出のキネティックスを示す。
包括されたグルコースの放出が、90分間の放射の間にほぼ完全になされる一方
、熱的過程に起因するグルコースの透過は、同じ時間間隔の間に、光のない場合
に、包括されたグルコースのうち6096の放出をもたらした。この高い暗漏出
速度は、プラスマロゲンリポソーム中で既に酸化されたビニルエーテル連鎖の存
在によるものであった。
酸化されたプラスマロゲン不純物を含有しているPlasPP C/D P P
C系からのグルコースの暗漏出速度を更に低減するために、同時添加物として
PIasPPCリポソーム含有DHCを準備した。これらのP ] a s P
PC/DHC小胞からのグルコースの放出を、図9にプロットする。P]asP
PC/DHCからの光誘起放出速度は、PI asPPC/DPPCリポソーム
中で観察された速度の実験的誤差の範囲内にある。
しかし、90分間の暗透過の後、P I asPPC/DHCリポソームコアか
ら、包括されたリポソームのうち僅かに25%のみが放出され、P I asP
PC/DPPC暗漏出速度から2゜4倍減少した。従って、相当量のりソリピッ
ド(Iysolipid)がプラスマロゲン中に存在しているA]ClPc5水
溶性感光剤を使用して調製するのに際して、DHCが好ましいコーリピッド(c
olipid)安定化剤であるように思える。
100mMのナトリウム アジド(sodium azide)、公知の’ O
tクエンチャ−の存在下に監視した放出速度を、図1Oに示す。アジドを含有す
るリポソームは、アジドを含有しない比較例に比へて、最初の25〜30分間の
放射の間、顕著な誘導時間(即ち、グルコースの放出か少ないか測定不能である
)を示した(図9と図10と比較すること。)この結果は、短い時間スケールに
おいてリポソーム特性を短時間変動させるための経路に依存するアジドクエンチ
ングと適合している。光分解の90分間前及び後におけるUV/Vis分析か示
すところでは、672nmにおける光強度が、0.454から0.567へと少
し上昇した。損傷リポソーム状態の原因となるプロセスを早い時間にクエンチす
るけれとも、90分間の放射により、アジドを含有する試料においてさえも、リ
ポソームの光散乱特性に、幾らかの変化がもたらされる。
また、トリス/D、O/NaC1緩衝液によって調製した小胞中で、光誘起内容
物漏出を測定した(図11)。短い誘導時間(約10分間)に引き続いて、この
見かけ放出速度が、55分間の放射の後、200%を越える最終値へと劇的に上
昇する。この結果は、リポソームの凝集又は融合と適合している。
リポソーム内容物の漏出における純粋に光誘起された変化を、放射されたリポソ
ームの速度(図9.10,11)から暗漏出速度を差し引き、図12に再度プロ
ットすることによって、図12に示した。これらのすべての場合(即ち、トリス
/NaC1、トリス/NaN2、トリス/ D t O/ N a C1)にお
いて、10分間から30分間にわたって、顕著な誘導時間が観察される。膜結合
フタロシアニンによる感光化を伴うグルコース漏出に関する同様の研究によれば
、こうした遅れ時間は観察されなかった。
放射の後におけるリポソームのTLC分析が示すところでは、幾つかの新しい生
成物が生成しており、いずれも出発のPlasPPCよりも一層極性であった。
表3は、PlasPPC/DHC/I−リス/NaClリポソームの光分解(9
0分間)からの各生成物、及び、トリス/アジド及びトリス/D20/NaCl
の実験からの生成物の、65:35:6 CHCl5/MeOH/NH4OH中
におけるRfSを示す。また、D−グルコース、DHC,P I a s PP
C及びl−バルミトイル−5n−グリセロ−3−ホスホコリン(LysoPC)
の真正な試料もスポラ1へした。また、各々の場合において、対応する暗比較試
料からの部分標本もスポットした。すべての暗試料は、PIasPPCのRfに
対応するRfO,54のスポット1つだけを示した。
表3
トリス−D20/NaC1中における、光誘起されたリポソームの形態の変化が
、溶液の濁度が大きく増大したことによって、確証された。粒径か増大するのに
つれて、溶液の濁度が増大する。
本例は、AlClPc5のような水溶性フタロシアニンが、プラスマロゲンリポ
ソームからの包括グルコースの放出を刺激するRO3を生産する可能性を示して
いる。この研究が例■と異なっている点は、例IIにおける感光剤が、ビニルエ
ーテル連鎖から離れて、リポソームの親水性コア内に局在化していることである
。脂質の過酸化は、二分子層/水性界面を通してRO3が拡散することを、必要
とする。定量的測定は相当に変化するけれとも、ホスファチジルコリン/水工分
子層界面を通る’02の透過効率か、等方性溶液中で、又は、ミセル中で観測さ
れる透過効率よりも、小さいように見える。次に、DSCのデータが示すところ
では、P I a s PPC/DPPCリポソームとは対照的に、P I a
5PPC/DHC小胞か37°Cてゲル相中にあり、この中で酸素が溶解度を
減少させた。最後に、DHCは、二分子層構造を安定化させ、グルコースの熱的
透過を減少させる。コレステロール及びDHCのようなステロイド類を添加する
と、二分子層膜の粘度が上昇する。従って、ビニルエーテル連鎖へのRO3の拡
散は、P I a s PPC/DHCリポソーム中における方が、例■のP
I asPPC/DPPC小胞中におけるよりも、遅くなりつる。
図12のデータが明白に示すところては、PIasPPC/DHCリポソームは
、酸素の存在下に放射によって影響を受ける。10096を越えるグルコース放
出の観測が示唆するところでは、光によって誘起された幾分かの形態的変化によ
って、NADPの減少に起因するあらゆる増加とも独立して、リポソームの光散
乱の増加がらたらされた。リポソームの径及び構造の変化か、電子顕微鏡写真(
図14及び図15)によって確認され、これらは可視光か放射された後に平均リ
ポソーム径が顕著に増大したことをしめしている(図15)。光分解された試料
の顕微鏡写真(図15)中において、直径の大きな(> 1200A)多層構造
が多いのは、吸収スペクトル(図13)を通して観察されたティリングの増大に
起因しているのが、もつともありそうなことである。最後に、この顕微鏡写真に
おいて、大きな多層構造か多いのは、グルコースの相当部分が光分解によって放
出されたことを、示唆している。
放射の前後における(それぞれ図14及び図1・5)20mMトリス/D20/
NaCI中のP 1 a s PPC/DHCリポソームの電子顕微鏡写真が、
光分解に引き続いて、大きな多層小胞からなる一層大きな集団を示している。光
分解に先立って、このリポソーム(この実験のために、重畳された0、05μm
ヌクレオポール(Nuc 1 eopo I e)フィルターを通して押し出さ
れた)は、単層であり、600Aのメディアン径を有する狭い粒径分布を示して
いた。対照的に、放射された小胞は、多層が優先しており、統計的に一層大きく
、1100−1200Aのメディアン径を有していた。
TLCの結果が示すところでは、光分解された試料における新生酸物の生成は、
これらの暗比較例中では見られなかった。
光分解の間に生成する主生成物が、LysoPCのRfに非常に近いRfを示す
という観察が示唆するところでは、AlClPc5の感光によって優先して誘起
される反応は、脂質績の開裂である。P I a s PPC中における5n−
2鎖の飽和性から見て、こうした反応は、snl鎖のビニルエーテル連鎖で生じ
うるのが、もっともありそうなことである。
光分解のff1T i&におけるリポソームの吸収スペクトルを、図13に示し
、かつ、リポソーム性の散乱が大きく増大したことが、放射に起因していたこと
を示している。こうした作用は、リポソームの凝集及び/又は散乱によって、引
き起こされうる。
散乱特性においてこれに匹敵する変化は、暗比較例において使用したリポソーム
の吸収スペクトルにおいては、観察されなかった。
この例か示すところては、P ] a s PPCが、30mo!?6の濃度で
DHCと結合されたときに、単層小胞を形成する。カプセル封入されたグルコー
スの37°Cにおける能動的透過は、リソリビソド(Iysolipid)不純
物を含有しているP I a 5PPC/DPPC小胞中で観察される透過より
も、小さい。水溶性コア中に包括されたAlClPc5の存在下におけるP ]
a 5PPC/DHCリポソームの可視的放射により、新しい光生成物の生成
たけてなく、小胞の径及び形態に顕著な変化がもたらされる。見かけグルコース
放出プロットにおける誘導時間の観測は、光によって誘起された形態的変化に対
するRO3依存機構と、適合している。
例III
純粋なジアルキルプラスマロゲンリポソームを、例I又は例INこお1するよう
(こして、最初にクロマトグラフィー(こよ−ンてプラスマロゲン出発原料を精
製し、DHC又はDPPCコーリピッド安定化剤を加えずに、調製した。このプ
ラスマロゲンを、はぼ完全にジアルキル形になるように、2096未満のりソリ
ピットを含有するように、及び好ましくは296未満のりソリピッドを含有する
ように、精製した。これは、既に記載したような薬剤又は他の物質と共に配置し
た。図16は、純粋な非照射プラスマロゲンリポソームからの蛍光標識(カルボ
キシフルオレセイン: carboxyfuluorescein )の受動的
放出を示す。これが示すところでは、純粋なP]asPPCリポソームの漏出特
性は、P 1 a s PPC/DPPC(8: 5 : 1)のデータから、
実質的に変化していない。
例IV
本発明のリポソームを製造するのに適しているであろう、他の例のプラスマロゲ
ンには、ビス−ビニルエーテル脂質(sn−1及び5n−2鎖又は(sn−1)
2又は(sn−2)2を有する:モノ又はビス−エナミン;グリセリンベースで
はないモノ又はビスビニルエーテルが含まれる。
例V
照射源の量及び特性については、照射源の好ましい特性を先の例に記載してきた
けれども、いかなる臨界的なパラメーターを有しているとも知られていない。こ
の照射は、本例に示した、量に関連するリポソーム応答を作りだすことを発見し
た。このリポソームは、上の例Iに示したように調製したが、感光剤として、Z
nPc感光剤を、細菌性クロロフィルによって置き換えた。この照射源は、79
8 nmにおけるレーザー出力を有する3ワツトのアルミニウム/ガリウム/砒
素レーザーであった。この強度(前記溶液中における)を、600ミリワツト又
は1.9ワツトの出力を得られるように、調整した。37°Cにおけるグルコー
ス放出のデータを、図17に示す。レーザー出力か増大すると、グルコース放出
が増大することが示された。
例Vl
臨床的用途においては、本発明のプラスマロゲンリポソームは、静脈内投与され
るであろう。この患者は、例えば、ここに参照して本明細書中に包含する米国特
許第3,993.754号におけるような、又は、やはりここに参照して本明細
書中に包含するフォルセン(Forssen)のrProc、 Natl、 A
cad、 5cieUSA J 78 :1873〜1877頁(1981年)
及びフォルセン(Forssen)のrCancer Res、 J 43 :
546〜550頁(1983年)におけるドキソルビシンの投与におけるよう
な、細胞毒性ガン化学療法剤を含む、IVリポソームを受容するであろう。腫瘍
(例えば、肺又は大腸の腺癌)のような標的領域を、上記の例に記載した照射源
のいずれかによって、注射の一時間以内に照射するであろう。もしもリポソーム
が、保持される貯蔵時間の間安定ではないとすれば、投与の直前にリポソームを
調製することが好ましいであろう。臨床の実際では、好ましい光源は、光フアイ
バー束に結合された拡散チップを備えたエンドスコープであろう。例Vのアルミ
ニウム/ガリウム/砒素レーザーのようなレーザーは、標的を照射するのに、特
に小さな腫瘍又は小転移を照射するのに、好ましく使用できる。他の好適な照射
源には、フィルターされたタングステン、キセノン又は水銀光源、及びポンプレ
ーザーが含まれる。
また、細胞毒作用を有する光力学的感光剤を選択することができ、ビニルエーテ
ル官能性部分を開裂させるのにこれを使用することができる。こうしたリポソー
ム系は、標的部位に感光剤を運ぶという利点を有しているであろう。
例Vll
また、本発明のリポソームは、標的部位にコスメティクス(cosmetics
)運ぶのに、使用することかできる。湿気補給剤が、リポソーム中へと包含され
るであろうし、所望の標的部位に局部的に適用されるであろう。感光剤は、通常
の室内光に対応するλmaxを有するように、選択できるであろう。
次いて、リポソームの内容物は、室内光により媒介された光分解によって、標的
部位で放出されるであろう。
本発明の原理を、多くの好適例において、説明し、記載してきたけれども、本技
術分野に習熟した者であれば明白であるように、本発明は、この原理から離れる
ことがなければ、その装置及び詳細を変更することかできる。我々は、次の特許
請求の範囲の制振及び範囲内に帰着するすべての変更について、権利を請求する
。
的
時間、min
朗11/l、m1n
B’1lVI、m1n
FIG、 15
フロントページの続き
(72)発明者 アンダーソン ヴアレリー シーアメリカ合衆国 オレゴン州
97219 ポートランド ニス ダブリュー フイフティサード アベニュ
ー 10106
Claims (9)
- 1.人工リボソームにおいて、 リボソーム膜と溶原性物質とからなり;前記リボソーム膜は空洞部を包囲してお り、ビニルエーテル官能性部分を有する脂質を含有し、前記ビニルエーテル官能 性部分は開製した際に前記膜に破裂を生じさせるものであり; 前記溶原性物質はトリガー作用をする外的現象に応答して前記ビニルエーテル官 能性部分を開裂させるものであることを特徴とする人工リボソーム。
- 2.脂質はプラスマロゲンであることを特徴とする請求項1記載のリボソーム。
- 3.溶原性物質は、トリガー作用をする外的現象に応答してビニルエーテル官能 性部分を開裂させる反応性酸素種を生成するものであることを特徴とする請求項 1記載のリボソーム。
- 4.溶原性物質は光を吸収し、かつ該物質の光照射に応答して反応性酸素種を生 成するものであることを特徴とする請求項1記載のリボソーム。
- 5.溶原性物質は約630nmより長い波長を有する光による照射に応答して反 応性酸素種を生成するものであることを特徴とする請求項1記載のリボソーム。
- 6.人工リボソームにおいて、 リボソーム膜と溶原性物質と治療用物質とからなり;前記リボソーム膜はビニル エーテル官能性部分を有するプラスマロゲンからなり、前記ビニルエーテル官能 性部分は開裂した際に前記膜に破裂を生じさせるものであり、前記溶原性物質は 、該溶原性物質によって吸収される光による照射に応答して局部的にpHを低下 するか反応性酸素種を生成して前記ビニルエーテル官能性部分を開裂させるもの であり; 前記治療用物質は、前記リボソームによって運ばれ、前記膜における破裂によっ て前記リボソームから放出されるものである ことを特徴とする人工リボソーム。
- 7.リボソーム膜が治療用物質を収容する空洞部を取り囲んでおり、溶原性物質 が前記膜のなかに含有されていることを特徴とする請求項6記載のリボソーム。
- 8.リボソーム膜が溶原性物質を収容する空洞部を取り囲んでおり、治療用物質 が少なくとも部分的に前記膜のなかに含有されていることを特徴とする請求項6 記載のリボソーム。
- 9.リボソーム中の治療用物質を標的に送達するに当り、空洞部を包囲し、かつ ビニルエーテル官能性部分を有する脂質を含有するリボソーム膜であって、前記 ビニルエーテル官能性部分は開裂した際に前記膜に破裂を生じさせるものを供給 し; 送達すべき物質を前記リボソームのなかに入れ;溶原性物質を前記リボソームの なかに入れ、前記溶原性物質としては、該溶原性物質によって吸収される光で照 射した際に前記ビニルエーテル官能性部分を開裂して前記膜に破裂を生じさせ、 これにより前記送達すべき物質の少なくともある部分を前記リボソームから脱出 できるようにするものを使用し; 前記リボソームの少なくともある部分を標的に供給し;前記溶原性物質によって 吸収される光によって標的位置を照射して、前記溶原性物質によって前記ビニル エーテル官能性部分を開裂させかっ送達物質のある部分を放出させることを特徴 とするリボソーム中の治療用物質を標的に送達する方法。
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