JPH07502000A - タイヤ圧力のセンサ装置及び該センサ装置を備えた車両用ホイール - Google Patents

タイヤ圧力のセンサ装置及び該センサ装置を備えた車両用ホイール

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JPH07502000A
JPH07502000A JP6509264A JP50926494A JPH07502000A JP H07502000 A JPH07502000 A JP H07502000A JP 6509264 A JP6509264 A JP 6509264A JP 50926494 A JP50926494 A JP 50926494A JP H07502000 A JPH07502000 A JP H07502000A
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pressure
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JP6509264A
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オルニー,ロス・ディー
リーズ,ジョン・ダブリュー
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ヒューズ・エアクラフト・カンパニー
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0408Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre transmitting the signals by non-mechanical means from the wheel or tyre to a vehicle body mounted receiver

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  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 タイヤ空気圧センサを備えた車両用ホイール本発明は、広くは自動車の分野に関 するものであり、より詳しくは、車両用ホイールに装着されているタイヤの空気 圧を車両の運行中に連続してモニタするためのタイヤ空気圧センサを備えた車両 用ホイールに関する。
関連技術の説明 タイヤの空気圧の不足は、燃料消費量の増大、タイヤ摩耗量の増大、それに操縦 性の悪化を引き起こす大きな要因となっている。通常タイヤには、一般的に、気 体を透過させてしまう性質がタイヤに本来的に付随していることに起因する、1 年間に付き25%程度の圧力低下につながる空気漏れが存在している。従って定 期的にタイヤ空気圧の点検保守を行なうことは良い習慣である。
しかしながら、ごく僅かずつの空気漏れが発生しているときには、数週間ごとに タイヤ空気圧の点検を行なっても、上に列挙した悪影響を防止できないことがあ り、また、各タイヤの空気圧の補充がどれほどの頻度で必要とされているかにつ いての詳細な記録を取り続けていない場合には、ごく僅かずつの空気漏れはいつ までたっても検出されないことがある。一方、急激な空気漏れであるパンク状態 が発生すると、タイヤがたちまち損傷してしまうこともあり、また、タイヤが短 期間で使用不能になってしまうことすらあるが、経験の浅いドライバーでは、手 遅れになるまでそのパンク状態に気付かずにいることもまれではない。
従って、タイヤ空気圧が過度に低下したときに、そのことを自動的にドライバー に表示するための何らかの機構を備えることが強く望まれる。その種のシステム の一例は、Barabinoによる米国特許第4067376号に開示されてい る。同米国特許は、車両用ホイールに設けた高圧空気溜と弁機構とを開示してお り、その弁機構は、タイヤ空気圧が所定のスレショルド・レベル以下に低下した ならば、そのタイヤ空気圧の低下に応答して自動的に、高圧空気溜とタイヤとの 間の通路を開放する。これによって、タイヤ空気圧がそのスレショルド・レベル 以下に低下することが自動的に防止されている。
このBarabinoのシステムは、その意図した目的を達成してはいるものの 、その弁機構は、構造が複雑で高価なポート開閉機構を備えたものであり、その ことが実際の製品に適用する上での制約となっていた。
発明の概要 本発明は、タイヤを装着する車両用ホイールであって、そのタイヤの空気圧をモ ニタするための、構造が簡明で安価でありながら高精度で信頼性の高いセンサを 備えた車両用ホイールを提供する。
更に詳しく述べるならば、車両用ホイールに取付けられるタイヤ空気圧センサは 、ホイールの回転によって発生する遠心力によって径方向外方へ付勢される慣性 質量を含んでいる。
本発明の第1実施例では、タイヤ空気圧が、遠心力とは逆向きに慣性質量へ作用 するようにしている。ホイールの回転速度が充分に大きくなり、遠心力が、慣性 質量に作用している空気圧の力に打ち勝つようになると、慣性質量が径方向外方 へ移動してスイッチを開放状態にする。スイッチが開放状態になる速度は、タイ ヤ空気圧の所定の関数となっている。
本発明の第2実施例では、タイヤ空気圧が最小値より小さいことを検出するため の更にもう1つのセンサを備えている。スプリングが、慣性質量を遠心力とは逆 向きに内方へ付勢している。また、タイヤ空気圧をベローズへ供給しており、こ のベローズは、その一端が、供給された空気圧に比例して径方向外方へ移動する 。
タイヤ空気圧が前記最小値を超えているときには、ベローズが第1スイツチを開 放状態にしている。また、車速かタイヤ空気圧に対応した値を超えたならば、慣 性質量が径方向外方へ移動してベローズの前記端部から離れ、第2スイツチを開 放状態にする。
本発明のセンサは、タイヤ空気圧を車両のドライバーに表示することだけのため に使用するようにしても良く、或いは、本発明のセンサを、Barabinoに 開示されているように、検出空気圧がある値を割り込んだならば高圧空気溜から タイヤの中へ空気を自動的に供給するようにしたシステムを制御するために使用 するようにしても良い。
本発明の以上の特徴及び利点、並びにその他の特徴及び利点は、当業者であれば 以下の詳細な説明を添付図面と共に参照することによって容易に理解することの できるものである。尚、添付図面において、同一の参照番号は同一ないし対応す る部品を示している。
図面の説明 図1は、本発明の一実施例に係るタイヤ空気圧センサを備えた、車両用ホイール 及びタイヤを示した部分断面図である。
図2は、タイヤ空気圧がピストンに作用するようにした一実施例に係るセンサの 、ホイールが停止しているか或いは比較的低速で回転しているときの状態を示し た断面図である。
図3は、図2と同様の図であり、ただし、ホイールが比較的高速で回転している ときの図2のセンサを示した図である。
図4は、図2及び図3のセンサと同様の構成であるが、ただしピストンの密封状 態を得るために反転折返形ダイヤフラムを備えた一実施例に係るセンサを示した 図である。
図5は、空気圧がベローズへ供給されるようにした一実施例に係るセンサを示し た図である。
図6は、タイヤ空気圧が最小値より小さいことを検出するための第2のベローズ を備えた一実施例に係るセンサを示した図である。
図7は、図6のセンサのスイッチの配線を示した電気回路図である。
図8aは、タイヤ空気圧を検出し且つそのタイヤ空気圧が最小値より小さいこと を検出するための単一のベローズを備えた一実施例に係るセンサの、その空気圧 が前記最小値より小さいときの状態を示した図である。、図8bは、図8aと同 様の図であり、ただし、空気圧が前記最小値より大きくホイールが静止している が或いは比較的低速で回転しているときの、図8aのセンサを示した図である。
図80は、図8aと同様の図であり、ただし、空気圧が前記最小値より大きくホ イールが比較的高速で回転しているときの、図8aのセンサを示した図である。
図8dもまた、図8aと同様の図であり、ただし、空気圧が前記最小値より小さ くホイールが比較的高速で回転しているときの、図8aのセンサを示した図であ る。
発明の詳細な説明 図1に示したように、自動車ないしその他の車両に用いる車両用ホイール10は リム12を含んでおり、このリム12にタイヤ14が装着されている。ホイール 10は更に、円板形の本体部分である壁部16を含んでいる。壁部16は、リム 12から径方向内方へ向かって延出しており、この壁部16にはホイール1゜を 車両の車軸に取付けるための複数の孔(不図示)が形成されている。
本発明の一実施例に係るタイヤ空気圧センサ18の好ましい取付は位置は、タイ ヤ14の空気充填空間の中に収容してリム12の内側に止着するというものであ る。そのようにすれば、センサ18が、タイヤ14の中の空気圧に直接に露出さ れるようになる。ただし、図には明示しないが、センサ18を、壁部16等のそ の他の位置に取付け、そのセンサ18ヘタイヤ空気圧を伝達するための導管を備 えた構成も、本発明の範囲に含まれる。
センサ18は、このセンサ18の感度軸心が、ホイール1oの回転軸心と直角に 交わる径方向軸心20に一致するようにして取付けである。細心2oに沿った径 方向外方の向きを図中に矢印22で示した。ホイール10の壁部16には、二次 巻線であるコイル24を止着してあり、このコイル24はホイール1oの壁部1 6と一体に回転する。また、ホイール1oと共に回転することない車両の構造部 材28には、−次巻線であるコイル26を止着しである。ホイール1oが図示の 回転位置に(ると、コイル24がコイル26に近接して、それらコイルが互いに 誘導結合する。
m1LJ材28とホイール10とは電気的に接地されている。コイル26はその 両端が検出装置30に接続されている。コイル24は、その一端が接地されてお り、他端がリード線32を介してセンサ18に接続されている。
図2及び図3に示したように、センサ18はスイッチ33を含んでおり、このス イッチ33はリード線32と接地部位との間に接続されている。スイッチ33は 、車速か(従ってタイヤの回転速度が)比較的低速のときには第1状態(閉成状 態)にあり、高速になると第2状態(開放状態)になる。検出装置30は、セン サ18内のスイッチ33が閉成状態にあるかそれとも開放状態にあるかを検出す るための回路を含んでいる。コイル24のインピーダンスはコイル26に影響を 及ぼすため、スイッチ33が開放状態にあるときには小さな負荷が検出され、ス イッチ33が閉成状態にあるときには大きな負荷が検出される。
検出装置30は、例えば、コイル26へ定電流パルスを送出する発振回路(不図 示)と、コイル26の両端間の電圧を検出する検出回路とを含んだものとするこ とができる。この場合のコイル26の両端間の電圧は、スイッチ33が開放状態 にあるときよりも、閉成状態にあるときの方が低(なる。また別の方法として、 検出装置33を、コイル26へ定電圧パルスを送出して、コイル26を流れる電 流の大きさを検出する構成としても良い。この場合のコイル26を流れる電流の 大きさは、スイッチ33が開放状態にあるときよりも、閉成状態にあるときの方 が大きくなる。
更に別の方法として、コイル24に並列にコンデンサ(不図示)を接続して並列 共振回路を形成することによって、スイッチ33が開放状態にあるときにはコイ ル26からの誘導パルスに反応してその並列共振回路に振動が発生し、一方、ス イッチ33が閉成状態にあるときにはその振動が発生しないようにするのも1つ の方法である。コイル24における振動は、「リンギング」信号としてコイル2 6へその影響をフィードバックするため、検出装置30で検出することができる 。
図2及び図3には、センサ18を図示してあり、このセンサ18は、導電体材料 製のハウジングであるボディ34を含んでおり、このボディ34は接地されてい る。ボディ34には、軸心20の方向に延在する孔36が形成されている。この 孔36の径方向内方の端部は閉塞されており、一方、この孔36の径方向外方の 端部は、通路38を介してタイヤ14の空気充填空間に連通している。
導電体材料製のピストン40は、孔36に密接した状態で、この孔36の中で□ 軸心20に沿って摺動するようにしてあり、このピストン4oは慣性質量を構成 している。孔36の中には、ピストン4oの径方向外方の端面40aの上方に、 圧力室42が画成されている。この圧力室42は、通路38を介してタイヤ14 の空気充填空間と連通しており、そのためこの圧力室42の中の空気圧はタイヤ 14の空気圧と等しい。
図には更に、ゴム製ないしプラスチック類の0リング44を示してあり、それら Oリング44は、ピストン4oの外周面に形成した溝46の中に嵌装されていて 、ピストン40と孔36の内周面との間の気密性を強化している。孔36の径方 向内方の端壁部から、ピストン40の径方向内方の端面40bへ向がって、導電 性の突起48が突出している。ピストン4oの中心軸心に沿って貫通して形成し た孔の中を導電性のロッド49を配設してあり、このロッド49は、プラスチッ ク類ないしその他の絶縁体材料製のスリーブ5oによって、その径方向外方のピ ストン40の本体部分から絶縁されている。ロッド49及びスリーブ5oは、ピ ストン40に圧入状態で嵌合されており、これらはピストン4oと一体に運動す る。
ロッド49はリード線32に電気的に接続されており、このリード線32は、こ のリード線32をボディ34から絶縁するための絶縁部材51の中を貫通して延 在している。突起48は、スイッチ33の第1接点を構成しており、一方、ロッ ド49は、このスイッチ33の第2接点を構成している。図2に示した状態では 、ロッド49が突起48に接触しており、従ってスイッチ33は閉成状態とされ ている。図3に示した状態では、ロッド49が突起48から離れており、従って スイッチ33は開放状態とされている。
Oリング44によってピストン40をボディ34から効果的に絶縁することがで きるのであれば、ロッド49及びスリーブ5oを省略して、リード線32をピス トン40に直接に接続することも可能である。しかしながら、そのような構成よ りも、図示の構成の方が好ましく、なぜならば、図示の構成とすればスイッチ3 3が誤って閉成するおそれがないため、ピストン4oとボディ34とが接触して も構わな(なるからである。ピストン40とボディ34との間の接触が発生する 可能性があるのは、例えば、センサ18が長期に亙って使用されたために摩耗を 生じた場合などである。
圧力室42の中の空気圧は、ピストン40の径方向外方の端面40aに作用して このピストン40を矢印22とは逆向きの径方向内方へ付勢している。車両が停 止しているとき、或いは比較的低速で走行しているときには、この空気圧のため にロッド49が突起48に押し付けられており、従ってスイッチ33が閉成状態 とされている。圧力室42内の空気圧によってピストン40に作用する径方向内 方への力Finは、Fin=PAという式で与えられ、この式において、Pは圧 力室42内の空気圧(タイヤ空気圧)であり、Aはピストン40の端面40aの 面積である。
車両が走行し、ホイール10が回転すると、それによって遠心力F outが発 生し、この遠心力Foutはピストン40を矢印22の向きに、即ち径方向外方 へ付勢する。この遠心力F outは、Fout =4mrV” /D”で与え られ、この式において、mはピストン40の質量、rはホイール10の回転中心 から突起48の径方向外方の先端までの半径距離、■は車両の線速度、そして、 Dはタイヤ14の直径である。
ホイール10が回転することによりピストン40に作用する遠心力F outが 、圧力室42内の空気圧からピストン40へ作用している力Finを超えたとき に、ピストン40及びロッド49が突起48から離れ、それによってスイッチ3 3が開放状態になる。スイッチ33が開放状態になるのは、Fout =Fin 、即ちPA=4mrl /[)2になったときであり、従って、P= (4mr /AD” )V”になったときである。mSr、A、及びDはいずれも定数であ るため、このときのタイヤ空気圧Pは、車速Vの所定の関数として様々な値を取 る。より具体的には、このときのタイヤ空気圧Pは、車速Vの二乗に比例した値 となる。
ホイール10を装着した車両は、一般的に、車速■を検出するための速度計ない し回転計を備えている。スイッチ33が開放状態になる車速Vは、タイヤ空気圧 Pに関係しており、その関係は、正確な所定の関係であって、P=KV”で表わ され、この式において、K=4mr/AD”である。検出装置3oは計算処理回 路を含んでおり、その計算処理回路は、例えば一般的なマイクロプロセッサを用 いて構成することもできれば、専用ハードウェア装置として構成することもでき 、車速Vを二乗して定数Kを乗じることによって、空気圧Pを算出するようにし た回路である。こうして算出されたタイヤ空気圧Pを、車両の制御パネルのイン ジケータに表示するようにしても良く、或いは、そのタイヤ空気圧Pの値を利用 して、その算出圧力が例えば35psi (約2.5気圧)の正常値以下になっ たならば、タイヤ14の中へ空気を供給する空気供給源を自動的に制御するよう にしても良い。
図4に示した本発明の一実施例に係るセンサ6oは、前述のセンサ18と同様の 構成であるが、ただし、0リング44の替わりに反転折返形ダイヤフラム62を 使用している。この反転折返形ダイヤフラム62には、市販のものを使用するこ とができ、例えば二米国、ウェストバージニア州、Newallに所在のBel lofral社が販売しているものなどを使用することができる。
ダイヤフラム62は、その中央部分を、絶縁体製の端面プレート部材64及びね じ66によって、ピストン40の径方向外方の端面40aに挟み付けて固定して あり、また、このダイヤフラム62の周縁部を、リング状の土着部材68によっ て、孔36の内周面に止着しである。ダイヤフラム62の折返部分、即ち「反転 」部分62aは、ピストン40と孔36の内周面との間の環状空間36aの中へ 入り込んでいる。リード線32はねじ66に接続されており、ねじ66は、ロッ ド49に螺合して、このロッド49への電気的接続の機能を果たしている。
センサ60の動作は、センサ18の動作と基本的に変わるものではない。0リン グ44と比較したときの反転折返形ダイヤフラム62の利点は、ピストン4゜と 孔36の内周面との間の摩擦を実質的に除去することができることから、センサ 60が本質的にセンサ18よりも高精度になるということにある。
孔36のうちの、部分36aが、大気と連通していたならば、大気圧の変動によ ってセンサ60の動作に変動が生じるおそれがあるため、その種のセンサ6゜の 動作の変動をなくすために、この部分36aを密閉状態にしてお(ことが好まし い。理想的な状況下では、この部分36aの圧力は、一定の既知の圧力値に保た れる。
センサ60は、ダイヤフラム62が気体透過性の小さな材料で製作されていれば 、非常に長い期間に互って正確に動作するものとなる。しかしながら、市販の低 価格の反転折返形ダイヤフラムのうちには、気体透過性のかなり大きなものがあ り、そのようなものを使用した場合には、空気が圧力室42からダイヤフラム6 2を透過して、部分36aの中へ徐々に侵入して行(。この空気の侵入によって 、部分36aの中の空気圧が次第に上昇し、圧力室42の中の空気圧に等しくな り、それによってセンサ60が動作不能に陥ってしまう。
この問題を克服したのが図5に示したセンサ70であり、このセンサ70は、孔 74が形成されたボディ72を含んでいる。孔74の中には、上で説明したピス トン40の機能を果たす慣性質量76が、軸心20に沿って径方向に移動可能に 収容されている。慣性質量76は、外側のスプール部材78を含んでおり、この スプール部材78には孔78aが形成されている。この孔78aの、径方向内方 の端部には、段付形状のプラグ部材80が嵌合している。ボディ72の径方向外 方の端壁部から径方向内方へ向かって、フランジ部82が突出しており、このフ ランジ部82には、通路84を貫通形成してあり、この通路84はタイヤ14の 空気充填空間に連通している。
孔78aの中に、良好な導電性を有する金属材料で製作した、可撓性を有するベ ローズ86を配設してあり、このへローズ86は、その両端がプラグ部材80と フランジ部82とに夫々固定されている。本発明を実施するのに適したベローズ 86の一例としては、例えば、米国、ニューシャーシー州、Cedar Gro veに所在のServomotor coa+pany社から市販されているベ ローズがある。ベローズ86の内部には、上で説明した圧力室42と同じ機能を 果たす圧力室88が画成されている。
更に詳しく説明すると、タイヤ空気圧が通路84を介して圧力室88の中へ伝達 されており、それによって、プラグ部材80の径方向外方の端面80aに、その 空気圧に対応した大きさの力が作用している。また、細長形状の貫通導通部材9 0が、絶縁部材92を貫通して孔74の中へ突き出している。この貫通導通部材 90にはリード線32が接続されている。プラグ部材80は、ベローズ86.7 ランデ部82、及びボディ72を介して接地されており、このプラグ部材80は 、前述のスイッチ33と同じ機能を果たすスイッチ91の一方の接点を構成して いる。また、貫通導通部材90は、このスイッチ91の第2の接点を構成してい る。
ベローズ86は、可撓性を有するものであって、その弾性定数(はね定数)が無 視し得る程度に小さなものであっても良く、或いは、所定の値の弾性定数を有す るものであっても良い。いずれの場合にも、圧力室88内の空気圧による力はプ ラグ部材80の端面80aに径方向内方の向きに作用し、一方、ホイール10の 回転によって発生する遠心力は、スプール部材78とプラグ部材80とから成る 慣性質量76に径方向外方の向きに作用する。
その遠心力が、圧力室88内の空気圧による力より小さいときには、ベローズ8 6が図示のように最大に伸長した状態となって、プラグ部材80の径方向内方の 端面80bが貫通導通部材90に接触しており、そのためスイッチ91が閉成状 態とされている。一方、その遠心力が、その空気圧の力に打ち勝つ大きさになっ たなら、プラグ部材80が貫通導通部材90から離れ、そのためスイッチ91が 開放状態なる。
ベローズ86は、気体透過性の非常に小さな例えばニッケル等の金属材料で製作 したものとすることが好ましい。これによって、圧力室88から孔74の中へ( 圧力室88の外側の部分へ)漏出する空気は実質的に皆無となり、気体透過性の 大きな低価格の反転折返形ダイヤフラム62を備えたセンサ60に固有の問題が センサ70には存在しな(なる。
最近では、「ランフラット」タイヤも多く使用されるようになってきた。ランプ ラットタイヤは、タイヤ空気圧が「0」の状態で、100〜200マイル(約1 60〜320k111)の距離に亙って、タイヤの構造を損なうことな(、操縦 性を維持し続けることができる。そのため。ランフラットタイヤを装着した車両 は、パンクしたタイヤをスペアタイヤに交換することな(、修理店まで走らせる ことができる。
上述のセンサ18.60、及び70は、通常の運転状況にあるときにはタイヤ空 気圧を正確に表示することができる。しかしながらそれらセンサは、パンク等に よって発生する、高速走行中の急激なタイヤ空気圧の喪失は、検出することがで きない。なぜならば、高速回転によって開放状態とされているスイッチは、空気 圧が失われた後にも、その開放状態のままに維持されるからである。
ランフラットタイヤはタイヤ空気圧が「0」になっても操縦性を維持し続けるた め、車両のドライバーが、ランフラットタイヤのパンクに気付かないまま、かな りの距離を走行してしまうということも起こり兼ねず、その場合には、タイヤを 損傷させたり、危険を伴うおそれのある状況に至ることにもなり兼ねない。
図6に示したセンサ100は、図5のセンサ70と類似した構成であるが、ただ し、追加のダイヤフラムとスイッチ・アセンブリとを含んでおり、それらダイヤ フラムとスイッチ・アセンブリとは、タイヤ14内の空気圧が例えば15psi (約1.1気圧)の所定の最小値より小さくなったときに、そのことを検出する ためのものである。センサ100は、ボディ102を含んでいると共に、センサ 70と共通する幾つもの構成要素を含んでおり、それら共通の構成要素には同一 の参照番号を付しである。
ボディ102の内部に、軸心20と直交する方向に延在する孔104が形成され ている。この孔104の中には、可撓性を有するベローズ106が延在している 。ベローズ106のく図6で見て)左側の端部には、プラグ部材108が嵌合し ており、一方、ベローズ106の右側の端部は、フランジ部材110によって支 持されている。フランジ部材110を貫通して形成されている通路114を介し て、タイヤ空気圧が、ベローズ106の内側に画成された圧力室112へ伝達さ れている。孔74と孔104とは通路115を介して連通している。
フランジ部材110の中央孔に、絶縁部材118が嵌合しており、この絶縁部材 118を貫通して、貫通導通部材116が延在している。貫通導通部材116の 外端部にはリード線32が接続されており、一方、貫通導通部材116の内端部 は圧力室112の中を延伸して、この貫通導通部材116の左側の先端がプラグ 部材108に近接して位置している。プラグ部材108は、ベローズ106、フ ランジ部材110、及びボディ102を介して接地されており、このプラグ部材 108は低圧検出用スイッチ120の第1接点を構成している。貫通導通部材1 16は、このスイッチ120の第2接点を構成している。
ベローズ106は軸心20に直交する方向に延在しているため、ホイール10の 回転によりて発生する遠心力の影響を殆ど受けることがない。図示の状態にある ときには、圧力室112内の空気圧がプラグ部材108の内端面に作用してベロ ーズ106を伸長させており、それによってプラグ部材108を孔104の左端 の端壁部に押し付けている。ただしベローズ106は、図示の状態にあるときに は、弾性変形によって伸長している。このとき、このベローズ106の弾性力は 、圧力室112内の空気圧の力に抗してベローズ106を収縮させ、プラグ部材 108を右方へ移動させようとしている。
ベローズ106の弾性定数(ばね定数)は、圧力室112内の空気圧(タイヤ空 気圧)が所定の最小値より小さくなったときに、このベローズ106が収縮する ことによってプラグ部材108を右方へ移動させて貫通導通部材116と接触さ せ、それによってスイッチ120を閉成状態にすることができるような弾性定数 に選択しである。一方、空気圧がその所定の最小値より大きくなったならば、そ の空気圧がベローズ106の弾性力に打ち勝ち、プラグ108を貫通導通部材か ら離れる方向へ移動させて、スイッチ120を開放状態にする。
図7には、スイッチ91及びスイッチ120の回路図が示されている。タイヤ空 気圧が、例えば15psi(約1.1気圧)の所定の最小値より小さいときには 、車速の大小にかかわらず、スイッチ120は閉成状態に保持されている。接点 90と接点116とは共にリード線32に接続されているため、リード線32は 、そのように空気圧が小さい状況では、車速の大小にかかわらず接地された状態 にされている。
従って、スイッチ91を(正常なタイヤ空気圧の下で)開放状態にするだけの充 分に大きな速度Vで車両が走行しているときに、検出装置30によって、リード 線32が接地された状態にあることが検出された場合には、タイヤ空気圧は必ず 前述の最小値より小さくなっている。検出装置30は、車両が所定速度V以上で 走行していてリード線32が接地された状態になったときには、低圧状況にある ことを表示するように、構成されないしはプログラムされている。
下の表は、センサ100のスイッチ91及びスイッチ120の論理関数を図示し たものであり、ここでは、ベローズ86が弾性力を発揮するものであって、この ベローズ86がプラグ部材80を貫通導通部材90に接触させる方向に付勢して いるものとしている。
図8a〜図8dは、本発明の一実施例に係る更に別のセンサ130を示しており 、このセンサ130は、センサ100の機能の全てを備えているが、ただし、ベ ローズを1つしか使用していない。このセンサ130は、その内部に収容空間1 34を有するほぼカップ形状のボディ132を含んでおり、このボディ132は (それらの図で見て)上部が閉じている。収容空間124の下端はフランジ部材 136によって閉塞されている。収容空間134の中には、略々カップ形状の慣 性質量138が、細心20に沿って移動可能にように収容されており、この慣性 質量138は、圧縮バネ140によって、フランジ部材136と当接する方向へ 付勢されている。
慣性質置138は、径方向内方を向いた端面138aを有しており、この端面1 38aに、突起142が形成されている。環状の絶縁部材144が、フランジ部 材136から径方向外方へ向かって延伸している。更にこの絶縁部材144の上 端から径方向外方へ向かって、環状の接点部材146が延出しており、この接点 部材146は、リード線148を介して貫通導通部材150に接続しており、貫 通導通部材150は、ボディ132に形成した孔に嵌合した絶縁部材152を貫 通して延在している。貫通導通部材150には、リード線32が接続されており 、一方、ボディ132は接地されている。
フランジ部材136及び絶縁部材144を貫通するようにして形成されている孔 156の中に、弾性を有するベローズ154が延在している。ベローズ154の 内部は、タイヤ空気圧に対して露出されており、そこに圧力室158が画成され ている。ベローズ154の径方向外方の端部は、導電体製の端部プレート部材1 60によって密閉されており、このプレート部材160は、ベローズ154、フ ランジ部材136及びボディ132を介して接地されている。慣性質量138は 、スプリング140とリード線162とを介して貫通導通部材150に接続され ている。更に、絶縁部材164が図示されており、この絶縁部材164は、スプ リング140及びリード線162を、ボディ132から絶縁しており、従って接 地部位から絶縁している。
接点部材146とプレート部材160とで、前述のスイ・ツチ120と同じ機能 を果たす低圧スイッチ166を構成している。また、突起142とプレート部材 160とで、前述のスイッチ91と同じ機能を果たすスイ・ソチ168を構成し ている。
図8aに示した状態は、車両が停止しているか或いは非常に低速で走行しており 、タイヤ空気圧が前述の最小値より小さいときの状態である。ベローズ154の 弾性定数は、このベローズ154の収縮によって、プレート部材160を下方へ 移動させて接点部材146と接触させ、それによってスイ・ソチ166を閉成状 態にすることができる大きさに選択しである。
上で説明した様々なセンサでは、タイヤ空気圧が、ホイール10の回転によって 発生する遠心力とは逆向きに作用するようにしであるが、このセンサ130では 、タイヤ空気圧と遠心力とが、共に径方向外方の向きに作用するようにしである 。また、スプリング140からは、慣性質量138に、遠心力とは逆向きの径方 向内方への力が作用するようにしである。図8aの状態では、遠心力は「0」か または非常に小さく、スプリング140が慣性質量138を下方へ移動させてお り、そのため突起142がプレート部材160に接触して、スイッチ168が閉 成状態になっている。
図8bに示した状態は、タイヤ空気圧が前述の最小値を超えており、車両が停止 しているか或いは非常に低速で走行しているときの状態である。圧力室158内 の空気圧が、ベローズ154の弾性力と、スプリング140の力とに打ち勝って 、プレート部材160を接点部材146から離し、スイッチ120を開放状態に している。ただしスイッチ168は、スプリング140の力のために、ここでも 開成状態になっている。
図80に示した状態は、タイヤ空気圧が前述の最小値を題えており車両が充分に 高速で走行しているときの状態である。車速が充分に大きいために、慣性質量1 38に作用している遠心力が、スプリング140の力に抗して慣性質量138を 径方向外方へ移動させており、そのため突起142がプレート部材160から離 れ、スイッチ168が開放状態になっている。この場合には、スイッチ166も 開放状態になっており、そのためリード線32が非接地状態になっている。
ベローズ154の弾性定数は、スプリング140の弾性定数よりはるかに大きな 値に選択しである。そのため、プレート部材160の径方向位置に関してはスプ リング140からの影響を無視することができ、従って、プレート部材160の 径方向位置は、圧力室158内の空気圧に応じて変化する。遠心力がスプリング 140の力に打ち勝てるほど大きくない間は、タイヤ空気圧が上昇するにつれて プレート部材160は次第に径方向外方へ移動して、スプリング140を次第に 圧縮して行く。
このようにして、タイヤ空気圧が大きければ大きいほど、スプリング140から 慣性質量へ作用する力も大きくなるため、そのスプリングの力に打ち勝つために 必要とされる遠心力、従って車速も、タイヤ空気圧が上昇するほど、大きなもの となる。従って、スイッチ168が開放状態になる車速か、以上に説明した所定 の方式で、タイヤ空気圧の上昇と共に太き(なる。
図8dに示した状態は、車両の走行速度はスイッチ168を開放状態にするのに 充分な高速であるが、タイヤ空気圧は前述の最小値より低いという場合の状態で ある。この場合には、スイッチ166が閉成しており、前掲の表に関して説明し たように、検出装置30によ1て低圧状況が検出される。
以上に本発明の具体的な実施例を幾つか図示して説明したが、当業者であれば本 発明の概念並びに範囲から逸脱することなく多くの変更例や別実施例にも想到す ることは当然である。
例えば、センサの出力を提供するための上で説明した電気式スイッチは、空圧式 スイッチや、その他の種類のスイッチに替えることも可能である。
従って本発明は、以上に詳細に説明した具体的な実施例だけに限定さるべきもの ではない。本発明の概念並びに範囲から逸脱することなく加え得る様々な変更が 考えられるからである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ホイール(10)に装着したタイヤ(14)の内部の圧力を検出するための センサ(18、60、70、100、130)において、前記ホイール(10) の径方向の軸心(20)に沿って移動可能なように前記ホイール(10)に支持 された、前記ホイール(10)の回転によって発生する遠心力によって前記軸心 (20)に沿って径方向外方へ付勢されるようにしてある、慣性質量手段(40 )(78、80)(138)と、前記圧力を、前記タイヤ(14)から前記慣性 質量(40)(78、80)(138)手段へ前記軸心(20)に沿って伝達す るための、圧力伝達手段(36、38、40a、42)(36、38、42、6 2)(84、86、88)(154、156、158、160)と、前記慣性質 量手段(40)(78、80)(138)によって、前記遠心力と前記圧力とに 応答して作動され、前記ホイール(10)の回転速度が前記圧力の所定の関数と して変化する所定値より小さいときに第1状態とされ、前記回転速度が前記所定 値より大きいときに第2状態とされる、スイッチ手段(33)(91)(168 )と を備えたことを特徴とするセンサ(18、60、70、100、130)。 2.請求項1記載のセンサ(18、60、70、100)において、前記圧力伝 達手段(36、38、40a、42)(36、38、42、62)(84、86 、88)が、前記圧力を前記慣性質量手段(40)(78、80)へ、前記軸心 (20)に沿って前記遠心力とは逆向きに径方向内方へ伝達するように構成され ていることを特徴とするセンサ。 3.請求項2記載のセンサ(18)において、前記慣性質量手段(40)がピス トン(40)を含んでおり、前記前記圧力伝達手段(36、38、40a、42 )が、前記軸心(20)に沿って延在する径方向孔(36)であって、前記ピス トン(40)が該孔(36)の中で密接状態で摺動するようにしてある孔(36 )と、 前記ピストン(40)の径方向外方の端面(40a)によって前記孔(36)の 中に画成された圧力室(42)と、前記タイヤ(14)から前記圧力室(42) へ通じる通路(38)と、を含んでいる ことを特徴とするセンサ。 4.請求項2記載のセンサ(70、100)において、前記圧力伝達手段(84 、86、88)が、可撓性ベローズ(86)を含んでいることを特徴とするセン サ。 5.請求項4記載のセンサ(100)において、前記圧力が所定の最小圧力値よ り小さいことを検出し、且つ、それに応答して前記スイッチ手段(91)を前記 第1状態にするための、前記軸心(20)に対して直交する方向に延在する更に 別の可撓性ベローズ(106)を備えたことを特徴とするセンサ。 6.請求項1記載のセンサ(60)において、前記慣性質量手段(40)がピス トン(40)を含んでおり、前記前記圧力伝達手段(36、38、42、62) が、内面を有し前記軸心(20)に沿って延在する径方向孔(36)と、外周部 分が密封状態で前記内面に止着された反転折返形ダイヤフラム(62)と、 前記ダイヤフラム(62)の径方向外方の面によって前記孔の中に密封状態で画 成された圧力室(42)と、 前記タイヤ(14)から前記圧力室(42)へ通じる通路(38)と、を含んで おり、 前記ピストン(40)が、前記孔(36)の中を移動可能であるようにしてあり 、かつ前記ピストン(40)の径方向外方の端面(40a)を、前記ダイヤフラ ム(62)の径方向内方の面に固定してあることを特徴とするセンサ。 7.請求項1記載のセンサ(18、60、70、100)において、前記スイッ チ手段(33)(91)が、 前記慣性質量手段(40)(78、80)の径方向内方を向いた面(40b)( 80b)と一体の可動接点(49)(80)と、前記可動接点(49)(80) より径方向内方に配設した、前記可動接点(49)(80)と接触可能な固定接 点(48)(90)とを含んでいることを特徴とするセンサ。 8.請求項1記載のセンサ(100)(130)において、前記圧力が所定の最 小圧力値より小さいことを検出し、且つ、それに応答して前記スイッチ手段(9 1)(168)を前記第1状態にするための、低圧検出手段(106、120) (154、166)を備えたことを特徴とするセンサ。 9.請求項8記載のセンサ(100)において、前記低圧検出手段(106、1 20)が、前記軸心(20)に対して直交する方向に延在する可撓性ベローズ( 106)を含んでいることを特徴とするセンサ。 10.請求項1記載のセンサ(130)において、前記圧力伝達手段(154、 156、158、160)が、前記圧力を前記慣性質量手段(138)へ、前記 軸心(20)に沿って径方向外方へ伝達するように構成されていることを特徴と するセンサ。 11.請求項10記載のセンサ(130)において、前記慣性質量手段(138 )を前記軸心(20)に沿って径方向内方へ付勢するための付勢手段(140) を更に備えたことを特徴とするセンサ。 12.請求項11記載のセンサ(130)において、前記圧力伝達手段(154 、156、158、160)が、前記軸心(20)に沿って延在する可撓性べロ ーズ(154)を含んでおり、該ベローズ(154)が、前記慣性質量手段(1 38)の径方向内方を向いた部分(142)と接触可能な、移動可能な径方向外 方の外端部(160)を有することを特徴とするセンサ。 13.請求項12記載のセンサ(130)において、前記ベローズ(154)の 前記外端部(160)の径方向位置が前記圧力の所定関数として変化するように 、前記ベローズ(154)のばね定数を、前記付勢手段(140)のばね定数よ りも充分に大きくしてあることを特徴とするセンサ。 14.請求項13記載のセンサ(130)において、前記スイッチ手段(168 )が、 前記ベローズ(154)の前記外端部(160)と一体の第1可動接点(160 )と、 前記第1可動接点(160)より径方向内方に配設した、前記第1可動接点(1 60)と接触可能な固定接点(146)と、前記慣性質量手段(138)の前記 径方向内方を向いた部分(142)と一体で、前記第1可動接点(160)と接 触可能な第2可動接点(142)とを含んでいることを特徴とするセンサ。 15.請求項14記載のセンサ(130)において、前記固定接点(146)と 前記第2可動接点(142)とを互いに電気的に接続してあることを特徴とする センサ。 16.車両用のホイール(10)において、タイヤ(14)を装着するための周 縁部のリム(12)を有するボディ(16)であって、該リム(12)と該タイ ヤ(14)とによって、高圧の空気充填空間が画成されているボディと、 前記ボディ(16)と一体に回転し、前記ホイール(10)の径方向の軸心(2 0)に沿って移動可能な慣性質量手段(40)(78、80)(138)であっ て、前記ホイール(10)の回転によって発生する遠心力によって、前記軸心( 20)に沿って径方向外方へ付勢されるよう構成されている慣性質量手段と、前 記空気充填空間の中の圧力を、前記慣性質量手段(40)(78、80)(13 8)へ前記軸心(20)に沿って伝達するための圧力伝達手段(36、38、4 0a、42)(36、38、42、62)(84、86、88)(154、15 6、158、160)と、 前記慣性質量手段(40)(78、80)(138)によって、前記遠心力と前 記圧力とに応答して作動され、前記ホイール(10)の回転速度が前記圧力の所 定の関数として変化する所定値より小さいときに第1状態とされ、前記回転速度 が前記所定値より大きいときに第2状態とされるスイッチ手段(33)(91) (168)と を備えたことを特徴とするホイール。 17.請求項16記載のホイール(10)において、前記圧力伝達手段(36、 38、40a、42)(36、38、42、62)(84、86、88)が、前 記圧力を、前記慣性質量手段(40)(78、80)へ前記軸心(20)に沿っ て前記遠心力とは逆向きに径方向内方へ伝達するように構成されていることを特 徴とするホイール。 18.請求項17記載のホイール(10)において、前記慣性質量手段(40) がピストン(40)を含んでおり、前記前記圧力伝達手段(36、38、40a 、42)が、前記軸心(20)に沿って延在する径方向の孔(36)であって、 前記ピストン(40)が該孔(36)の中で密接状態で摺動するようにしてある 孔(36)と、 前記ピストン(40)の径方向外方の端面(40a)によって前記孔(36)の 中に画成された圧力室(42)と、前記タイヤ(14)から前記圧力室(42) へ通じる通路(38)とを含んでいることを特徴とするホイール。 19.前記圧力伝達手段(84、86、88)が、可撓性ベローズ(86)を含 んでいることを特徴とする請求項17記載のホイール(10)。 20.請求項19記載のホイール(10)において、前記圧力が所定の量小圧力 値より小さいことを検出し、且つ、それに応答して前記スイッチ手段(91)を 前記第1状態にするための、前記軸心(20)に対して直交する方向に延在する 更に別の可撓性ベローズ(106)を備えたことを特徴とするホイール。 21.請求項17記載のホイール(10)において、前記慣性質量手段(40) がピストン(40)を含んでおり、前記前記圧力伝達手段(36、38、42、 62)が、内面を有し前記軸心(20)に沿って延在する径方向孔(36)と、 外周部分が密封状態で前記内面に止着された反転折返形ダイヤフラム(62)と 、 前記ダイヤフラム(62)の径方向外方の面によって前記孔の中に密封状態で画 成された圧力室(42)と、 前記タイヤ(14)から前記圧力室(42)へ通じる通路(38)と、を含んで おり、 前記ピストン(40)が前記孔(36)の中を移動可能であり、かつ前記ピスト ン(40)の径方向外方の端面(40a)を、前記ダイヤフラム(62)の径方 向内方の面に固定してある ことを特徴とするホイール。 22.請求項16記載のホイールにおいて、前記スイッチ手段(33)(91) が、 前記慣性質量手段(40)(78、80)の径方向内方を向いた面(40b)( 80b)と一体の可動接点(49)(80)と、前記可動接点(49)(80) より径方向内方に配設した、前記可動接点(49)(80)と接触可能な固定接 点(48)(90)とを含んでいることを特徴とするホイール。 23.請求項16記載のホイール(10)において、前記圧力が所定の量小圧力 値より小さいことを検出し、且つ、それに応答して前記スイッチ手段(91)( 168)を前記第1状態にするための、低圧検出手段(106、120)(15 4、156)を備えたことを特徴とするホイール。 24.請求項23記載のホイール(10)において、前記低圧検出手段(106 、120)が、可撓性ベローズ(106)を含んでいることを特徴とするホイー ル。 25.請求項16記載のホイール(10)において、前記圧力伝達手段(154 、156、158、160)が、前記圧力を、前記慣性質量手段(138)へ前 記軸心(20)に沿って径方向外方へ伝達するように構成されていることを特徴 とするホイール。 26.請求項25記載のホイール(10)において、前記慣性質量手段(138 )を前記軸心(20)に沿って径方向内方へ付勢するための付勢手段(140) を更に備えたことを特徴とするホイール。 27.請求項26記載のホイール(10)において、前記圧力伝達手段(154 、156、158、160)が、可撓性ベローズ(154)を含んでおり、該ベ ローズ(154)が、前記慣性質量手段(138)の径方向内方を向いた部分( 142)と接触可能な、移動可能な径方向外方の外端部(160)を有すること を特徴とするホイール。 28.請求項27記載のホイール(10)において、前記ベローズ(154)の 前記外端部(160)の径方向位置が、前記圧力の所定関数として変化するよう に、前記ベローズ(154)のばね定数を前記付勢手段(140)のばね定数よ りも充分に大きくしてあることを特徴とするホイール。 29.請求項27記載のホイール(10)において、前記スイッチ手段(168 )が、 前記ベローズ(154)の前記外端部(160)と一体の第1可動接点(160 )と、 前記第1可動接点(160)より径方向内方に配設した、前記第1可動接点(1 60)と接触可能な固定接点(146)と、前記慣性質量手段(138)の前記 径方向内方を向いた部分(142)と一体で、前記第1可動接点(160)と接 触可能な第2可動接点(142)とを含んでいることを特徴とするホイール。 30.請求項29記載のホイール(10)において、前記固定接点(146)と 前記第2可動接点(142)とは互いに電気的に接続されていることを特徴とす るホイール。 31.請求項16記載のホイール(10)において、該ホイールは更にハウジン グ(34)(72)(102)(132)を備えており、該ハウジング(34) (72)(102)(132)は、前記空気充填空間の中に収容して前記リムに 取付けられ、該ハウジング(34)(72)(102)(132)の中に、前記 慣性質量手段(40)(78、80)(138)と前記圧力伝達手段(36、3 8、40a、42)(36、38、42、62)(84、86、88)(154 、156、158、160)とを配設してあることを特徴とするホイール。
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