JPH07501479A - ガス清浄化フィルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ガス清浄化フィルタ 本発明はガス用フィルタ及び該フィルタをミスト状の液体で汚染されたガスのフ ィルタリングに使用する方法に関する。

オイル潤滑されたコンプレッサや真空ポンプからの空気流は通常オイルミストで 汚染されている。このような汚染物を除去するために吸着フィルタに空気流を通 過させるような公知のフィルタが第１図に例示されている。

該フィルタは略円筒系であり、多孔性材質からなる吸着層１０を有する。該吸着 層は金属性の穴あきシリンダ１２．１４に密着して支持され、上部及び下部キャ ップ１６、１８間に延在している。上部キャップ１６はオイルで汚染された空気 流がフィルタ内部に流入すること許容するボート２０を備え、下部キャップ１８ は図示のごとく閉止されている。吸着層ｌＯはエンドキャップ１６゜１８部で、 ｌ５ＩＩえばエポキシ樹脂のようなシーラント２０によってガスに対して厳しく シールされている。吸着層１０は、本例では、特許ＧＢ−Ａ−１６０３５１９に 開示されているような−乃至複数のプリーツされ、樹脂を浸透させたホウケイ酸 ガラスの微細ファイバーからなる。

モールディングによる他の吸着層の例は特許ＧＢ−Ａ−１６０３５１９に示され ている。また、吸着層のドレン層がフェルト状の繊維材であるような例がＰＣＴ ／ＧＢ８９１００１８２で知られるが、本例では上下のエンドキャップ間１６、 １８に延在し、穴あきシリンダ１４の外周面をカバーしているドレン層２４は、 オーブンセルタイプの発泡プラスチック材からなっている。オイルの残留を最小 とするためには、　ドレン層はフッ素樹脂処理を施すことが望ましい、フィルタ に流入した空気はラジアル方向に吸着層１０を透過し、更にドレン層２４を透過 して２６で示すように排出される。この種の吸着層はさまざまな姿勢で使用可能 であるが１本願発明ではフィルタヘッドから垂直下向きにつり下げられ、着脱可 能なボール状のフィルタヘッドにフィツトするような形式を想定している。

空気流２２に含まれる油滴は微細多孔性吸着層２２に吸着されるが、ここにおい て、微少な油滴は凝集してドレン層２４に導かれ、更に下方に流れてドレン層２ ４の最下端でオイル飽和バンドあるいは濡れ領域２８を形成し、さらに個々の大 きな油滴３０となって徐々に落下する。

第１図から明らかなように、フィルタを正常に使用している際に形成される濡れ 領域２８のかなりの部分が吸着層１０とオーバラップするように十分な高さを有 する。

吸着フィルタｌＯの下方部からの空気流は濡れ領域２８から強制的に外周方向に 移動され、オイルの進行を阻害してドレン層上またはその外周表面付近で破裂泡 を形成する、これらの、濡れ領域中のオイルの破裂泡はフィルタの清浄な側に微 細なオイルの粒子を生成し、これらが清浄な空気流中に再び取り込まれるのでフ ィルタ効率を減少させる。

第１図に示した吸着フィルタは、　ドレン層２４の下端が下側エンドキャップ１ ８内に格納されておらず、その外周部で自由端となっている点において通常とは 異なる。

通常は、特許ＧＢ−Ａ−１３４５１５５にみられるように吸着層もドレン層も下 側エンドキャップに固定されるかその内部に保持される。前記フィルタは上部キ ャップ１６に設けられたネジ接合部３２によってフィルタヘッドに接続すること ができる。あるいは、下端部にネジを切った接続ロッドをフィルタヘッドから延 ばし、エンドキャップ１８のネジ付きソケットに接合させてもよい。

前記フィルタは、また、バヨネット接続によってフィルタヘッドに接続すること もできる。いずれの態様においても、フィルタの取付作業の際にはユーザは指で フィルタの下端部をつかみ、所定部にねじり接続またはネジ接続するようにフィ ルタヘッドに対して持ち上げるようにする。

本願発明は、ドレン層がその下端で乱されることなく、吸着層の軸方向下部の静 粛領域で終了することを条件として、ドレン層内に形成されるオイル飽和バンド 即ち濡れ領域が実質的に吸着層と重ならないか、あるいは重なりが非常に大幅に 削減されることを実現することを背景とする。濡れ領域の高さの望ましくない増 加を惹起する原因としては、例えばエンドキャップ中の溝に押しつけられたよう な場合に、加圧やドレン層の不揃い等があり、更に、フィルタがフィルタヘッド に嵌合する際に使用者の指でドレン層２４の下端に対して加えられる押圧力も含 む、濡れ領域の高さを増加させる原因には更に、初期状態の油の除去が側面から のみ行われ、ドレン層の終端部からは行われないようにドレン層の下端部を遮断 することも含む。

本発明の目的は軸を垂直にしてハウジング内に嵌合するようになされた円筒状の フィルタを提供し、ミスト状の液体で汚染されたガス流をフィルタリングことに ある。

該フィルタは、フィルタ中をガス流が通過する際にミストを吸着するための微細 な多孔性のフィルタと、フィルタ層から吸着した液体がフィルタの層の下端に流 れ、液滴として流出するようになされた荒い多孔性のドレン層と、フィルタ下端 を閉止するために、フィルタ層に対ガス密封性を有して固着されたエンドキャッ プとを有し、更に以下の特徴を少なくとも一つ有するフィルタである。

ｆａｔ　ドレン層がフィルタ層の下側に延在する；ｆｂｌ　ドレン層がエンドキ ャップ中に軸方向に延在し、エンドキャップの基部にドレン溝が設けられる：ｆ ｃ）　ドレン層の最下端を囲んで二つの目的を持った保護部材としてエンドキャ ップが形成され、ドレン層に触れることな（フィルタカートリッジをフィルタヘ ッドに装着できるようなフィンガグリップとして機能する。

本発明はまた。その内部にガスを透過させてミスト状の液体で汚染されたガス流 のフィルタリングを行う円筒形フィルタの使用方法に関する。該フィルタはフィ ルタハウジングの頂部から、軸方向下方に向けて支持される。

該フィルタはフィルタ中をガス流が流れる際にミストを吸着させる微細多孔性の フィルタ層と、フィルタ層で吸着された液体が流入し、液滴としてフィルタ下端 から流出するようになされた荒い多孔性のドレン層と、フィルタの下端部を閉止 するためにフィルタに対してガス密封性を有して固着されたエンドキャップとを 有し、フィルタに設けられたドレン層にはフィルタ層の軸方向下方の静粛領域で 終端する乱れのない下方端部を備えることにより、　ドレン層下部のオイル飽和 バンド高さが減少することを特徴とする。

本発明の種々の態様を添付の図面を参照して説明する。

ここにおいて、 第１図は従来技術にかかる吸着フィルタの斜視図である。

第２図は本願発明にかかるフィルタの正面図の部分断面図である： 第３図は第２図のフィルタの一部を形成する下側エンドキャップの斜視図である ： 第４図はエンドキャップの変形例を示す図である。

第２図は、第１図に示した吸着フィルタと類似するフィルタの全体図であるが、 上側エンドキャップ１６ａはネジ接続ではな（、下側エンドキャップ１８ａはガ ラス添加ナイロンあるいは他の適切なプラスチック素材でモールドされ、その内 部端に内側にネジを切ったボス４０がフィルタヘッド（不図示）から延在する対 ロッド４０の下端ネジ部４２に接続している。上向きのフランジ４６がボス４４ とエンドキャップ１８ａの中間部とともに溝を画成し、該溝中に内側及び外側多 孔質シリンダ１２．１４と吸着層１０が樹脂４８によって固着されている。比較 的薄い複数の互いに離隔した半径方向リブ５０が環状ガード５２を、ドレン層２ ４の下端でスペースを有するように支持する。該ドレン層２４は前記リブ５０上 に載置されるが、その他の部分では拘束を受けない、比較的大きい溝５１が隣接 する一組のリブの間に画成され、ドレン層２４からの液滴が比較的滞ることなく 排出される。ガード５２は、濡れ領域周辺の空気流が最小となるので、オイルの 液滴の形成に対して比較的静かな領域を提供する。フィンガグリップ５４はガー ド５２の外周面上に設けられ、フィルタエレメントがエンドキャップに対してド レン層が傷つ（恐れなく確実に保持されることを助ける。

第４図のエンドキャップの構造は第３図のものと基本的には類似するが、連続し たガード５２が互いに離隔した複数のフィンガ６０で置換されていることが異な る。

これにより、ドレン層２４はフィンガ６０とフランジ４６の間に収められる。

実験では、本願発明に係るフィルタは高い空気流量において著しく圧力減少を低 減し得ることが見いだされ、フィルタの清浄側に現れるオイルミストは、現状の 、類似の吸着フィルタを使い、ドレンスリーブがエンドキャップ中にタイトには め込まれば場合の場合の２倍以上に上る。使用したドレン層は典型的にはＰＶＣ 含浸網状ポリエーテル、あるいは１インチあたり６０孔のポリウレタンフォーム にフッ化炭素を含浸させたものである。

ドレン層はまたフッ化炭素を含浸させたポリエステルフェルトまたは他の材質で あってもよい。

国際珈審報牛

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．ミスト状の液体で汚染されたガスを円筒フィルタの内部に流入させてフィル タリングを行うに際し、該フィルタはフィルタハウジングの上部から軸が下方に 向かうように支持し、該フィルタはフィルタ中を流れるガスからミストを吸着す る微細な多孔性のフィルタ層と、前記フィルタ層から化らの吸着液が流入し、そ の後フィルタ最下端において液滴として流出するようになされた荒い多孔性のド レン層と、フィルタ下端をガス密封性を有して封止するエンドキャップとを有し 、前記ドレン層の軸方向下部の静粛領域で終端する乱れのない下部端がフィルタ に残存するオイルを減少させるフィルタの使用方法。
2. ２．吸着された液体は吸着層からエンドキャップを介して排出される請求の範囲 １に記載のフィルタの使用方法。
3. ３．前記エンドキャップにはドレン層からあるクリアランスをもってフィンガグ リッブヒガードの組み合わせ構造が設けられることにより、フィルタをフィルタ ヘッドに脱着する際に使用者の指がドレン層に接触しないことを特徴とする請求 の範囲１又は２に記載のフィルタの使用方法。
4. ４．吸着層と、ドレン層と、フィルタの一端で前記吸着層を閉止するエンドキャ ップとを有し、前記エンドキャップには液体を吸着層から排除する排出路が設け られることを特徴とするオイルミストで汚染されたガスからオイルを除去する吸 着フィルタ。
5. ５．吸着層及びドレン層を受容する１乃至複数の溝と、吸着されたオイルを排出 する複数の開口を有することを特徴とする吸着フィルタの下端に装着されるエン ドキャップ。