JPH074970U - 自動排気弁 - Google Patents
自動排気弁Info
- Publication number
- JPH074970U JPH074970U JP3329893U JP3329893U JPH074970U JP H074970 U JPH074970 U JP H074970U JP 3329893 U JP3329893 U JP 3329893U JP 3329893 U JP3329893 U JP 3329893U JP H074970 U JPH074970 U JP H074970U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自吸式ポンプの運転に於いて吐出側流路内に
溜まる空気を急速に排出し、自吸作用完了後は自動的に
揚液の流出を防止する。 【構成】 中空の軸心部に空気及び揚液の通路(b,
c)を設けた作動弁体(3)は入口側と出口側に夫々受
圧面積の異なるピストン部(3a,3b)を有し、入口
ケ−ス(1)と出口ケ−ス(2)の中に嵌装されてい
る。又作動弁体(3)の外周部に螺合するばね受け
(4)と出口ケ−ス(2)の間に圧力調整ばね(5)を
装着し、ばね受け(4)の位置移動によって作動圧力の
調整ができるよう構成されている。
溜まる空気を急速に排出し、自吸作用完了後は自動的に
揚液の流出を防止する。 【構成】 中空の軸心部に空気及び揚液の通路(b,
c)を設けた作動弁体(3)は入口側と出口側に夫々受
圧面積の異なるピストン部(3a,3b)を有し、入口
ケ−ス(1)と出口ケ−ス(2)の中に嵌装されてい
る。又作動弁体(3)の外周部に螺合するばね受け
(4)と出口ケ−ス(2)の間に圧力調整ばね(5)を
装着し、ばね受け(4)の位置移動によって作動圧力の
調整ができるよう構成されている。
Description
【0001】
この考案は自吸式ポンプの吐出側流路内に溜まる空気の自動排気弁に関するも のである。
【0002】
一般的な自動排気弁としてフロ−ト式があるが、フロ−トの浮力と重力の相反 する条件が設計要素となるため小型のものは排気孔が小さく急速排気を必要とす る自吸式ポンプの排気装置としては不適当である。又、排気量の多いものは自吸 運転の途中、気水混合体の水位上昇により一旦フロ−トが排気弁座に接すると、 内圧によりフロ−トが上方に押しつけられて弁座より離脱せず、排気作用が停止 して自吸不能に陥ることが暫々である。
【0003】 従って自吸式ポンプの吐出側に溜まった空気を排除する方法として、一般的に はポンプと逆止弁の間に排気管及びストップ弁を取付けて手動操作により、自吸 完了まではストップ弁を開いて排気させ、揚液開始後ストップ弁を締切り、液の 流出を防ぐ方法等が採られている。
【0004】 しかし近時、自動運転の必要性が高まり手動弁に代わり、タイマ−や圧力セン サ−制御による電動弁等が多く使用されるようになり、非常に高価で繁雑な装置 を必要とする。
【0005】
自吸式ポンプの吐出側流路に逆止弁が設けられ、この弁体背面に圧力(以下背 圧と呼称する)を受けた状態でポンプを起動した場合、吸込管内の空気は自吸作 用によって徐々に吐出側に集められるが、その空気の圧力が背圧を超えない限り 逆止弁を押し開くことはできず、空気の排出が不能となるため自吸作用を失う。
【0006】 この考案はポンプの自動運転において、この問題を解決するため簡素且つ安価 な構造で正確な作動により自吸式ポンプのトラブルの解消を計り、その特性を発 揮させる自動排気弁を得ることを目的とする。
【0007】
本考案は上記の目的を達成するために急速排気を容易にし、自吸完了後は自動 的に揚液の流出を防ぐことができる自動排気弁である。
【0008】 そこで図1に示す実施例に基づいて説明する。作動弁体(3)は軸心部を空中 構造とし、空気及び揚液の通路(b,c)を備え、入口部の端面と出口部端面に は夫々の外周にシ- ル部材(6,7)を装着したピストン構造の入口側ピストン 部(3a) と出口側ピストン部(3b)が構成せられ、入口側直径(φA)は出 口側直径(φB)より大きい形状をなし、入口ケ−ス(1)と出口ケ−ス(2) の夫々のシリンダ−部(1a,2a)に嵌装包容されている。
【0009】 また、作動弁体の接液しない外周部にねじ(3c)を設け、これに螺合するば ね受(4)と出口ケ−ス(2)との間に装着された作動圧力調整ばね(5)によ って作動弁体は常に入口方向に推力が与えられ、ばね受(4)の回動変位よって その推力の大きさを調整できるように構成されている。
【0010】 以上総ての部材の夫々の中心線は1本の中心線Xに同心する極めて単純明解な 構造である。
【0011】 次に図2に示す一実施例は図1のピストン構造をダイヤフラム構造に変化させ たもので、揚液中にスラリ−等微細な異物を含有する場合に適用するよう構成し たものである。
【0012】
図1はポンプ吐出側の流路に取付けた一実施例を示すもので、作動弁体(3) は自吸式ポンプの排気量に対して充分大きな通路面積を有するため急速排気が可 能であり、やがて揚液が始まると流路(a,b,c,d)には揚液が流れが発生 し次第に液の圧力が上昇する。
【0013】 この圧力は作動弁体(3)の2つのピストンの受圧面に対して同じ圧力で互い に向かい合う方向に働くが、受圧面積の差によって入口側から出口方向に向かう 推力が生じる。自吸完了後は更に圧力が上昇して出口方向の推力は大きくなり予 め設定された圧力調整ばね(5)による入口方向の推力を超えた時点で作動弁体 (3)が働き、入口方向に移動して端面(3d)が出口(e)を閉塞することに よって揚液の流出が妨がれる。
【0014】
図1は作動弁体(3)の受圧面(3a,3b)をピストン構造とし、シ−ル部 材(6,7)にOリングを使用したもので、スラリ−、異物等の混入の少ない一 般的揚液に使用する小型で最も簡単な構造を示すものである。
【0015】 図2は作動弁体(3)の受圧面のシ−ル部材にダイヤフラム(6a,7a)を 適用した構造を示すもので、シ−ル部材の摺動抵抗がないためスラリ−を含む特 殊揚液にも使用可能である。
【0016】
自吸式ポンプは元来貴重な自吸能力を有しながら背圧を受けた場合の対策とし て適当な排気装置がないため、排気弁の開閉を手動操作したり、揚液の連続放流 がなされていたが、この考案の自動排気弁を使用することによって確実に自動開 閉が可能になり、省力、省エネ効果を伴い自吸式ポンプの特徴を充分発揮させる ことができる。
【図1】図1はこの考案の実施例において、シ−ル部材
にOリングを適用した場合の断面図を示す。
にOリングを適用した場合の断面図を示す。
【図2】図2はシ−ル部材にダイヤフラムを適用した場
合の断面図を示す。
合の断面図を示す。
1 入口ケ−ス 2 出口ケ−ス 3 作動弁体 4 ばね受 5 圧力調整ばね 6,入口シ−ル部材(Oリング) 7,出口シ−ル部材(Oリング) a,b,c,d,e 流路 3a,入口側ピストン部 3b,出口側ピストン部 3c ねじ 3d 作動弁体端面 1a,入口側シリンダ−部 2a,出口側シリンダ−部 φA,ピストン部入口側直径 φB,ピストン部出口側直径 3A 弁体入口部材 3B 弁体出口部材 6a,入口側シ−ル部材(ダイヤフラム) 7a 出口側シ−ル部材(ダイヤフラム) 8 中間ケ−ス 9 操作用窓
Claims (2)
- 【請求項1】 自吸式ポンプの吐出側流路内に溜まる空
気を排除する自動排気弁において、中空軸心部に空気及
び揚液の通路(b,c)を設けた作動弁体(3)は、そ
の通路入口側に入口側ピストン部(3a)、その通路出
口側に出口側ピストン部(3b) が構成され、そのピス
トン部の入口側直径(φA)は出口側直径(φB)より
も大きく形成せられ、入口ケ−ス(1)と出口ケ−ス
(2)の夫々のシリンダ−部にシ−ル部材(6,7)を
介して、嵌装包容されている。又、作動弁体(3)は出
口ケ−ス(2)との間に装着された圧力調整ばね(5)
によって常に入口方向に推力が加えられ、自吸作用完了
時、通路(a,b,c,d)を流れる揚液の圧力によっ
て作動弁体(3)に生じる出口方向の推力が、調整ばね
(5)の圧縮力を超えた時点で作動弁体(3)が移動し
て出口端面(3d)が出口ケ−ス(2)の出口孔(e)
を閉塞し、揚液の流出を防ぐよう構成させたことを特徴
とする自動排気弁。 - 【請求項2】 作動弁体(3)の接液しない外周部にね
じ(3c)を設け,これに螺合するばね受け(4)を外
部から操作用窓(9)を通して回動操作することによっ
て、簡便に圧力調整ばね(5)の圧縮力を変え作動圧力
の調整を行うことができる構造に構成した請求項1記載
の自動排気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033298U JP2542670Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 自動排気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033298U JP2542670Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 自動排気弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074970U true JPH074970U (ja) | 1995-01-24 |
JP2542670Y2 JP2542670Y2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=12382647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993033298U Expired - Lifetime JP2542670Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 自動排気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542670Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000257609A (ja) * | 1999-03-05 | 2000-09-19 | Kosmek Ltd | エアー抜き装置 |
JP2014214757A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-17 | 株式会社コガネイ | 結露防止弁 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS647269A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-11 | Toshiba Corp | Vector font reproducing device |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP1993033298U patent/JP2542670Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS647269A (en) * | 1987-06-30 | 1989-01-11 | Toshiba Corp | Vector font reproducing device |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000257609A (ja) * | 1999-03-05 | 2000-09-19 | Kosmek Ltd | エアー抜き装置 |
JP2014214757A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-17 | 株式会社コガネイ | 結露防止弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2542670Y2 (ja) | 1997-07-30 |
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Legal Events
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