JPH074961A - 電子式樹高測定装置 - Google Patents

電子式樹高測定装置

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JPH074961A
JPH074961A JP16862193A JP16862193A JPH074961A JP H074961 A JPH074961 A JP H074961A JP 16862193 A JP16862193 A JP 16862193A JP 16862193 A JP16862193 A JP 16862193A JP H074961 A JPH074961 A JP H074961A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型軽量な樹高測定装置により簡単な操作で
短時間に正確な樹高を測定する。 【構成】 三脚55に搭載したテレビカメラ51,テレ
ビモニタ52,コントローラ53より成る電子式樹高測
定装置54と長さが既知の測桿57によって構成し、測
桿57を被測定樹木56の根元に立てておいて樹木56
の全体像と測桿57をテレビモニタ52の画面上に表示
させ、画面上における樹高と測桿の高さの比例関係から
測桿の長さを基準として樹高Hを演算して数値表示す
る。 【効果】 フロッピーディスクまたは外部入力手段によ
り、被測定樹木のID情報と共に樹高データを保存して
おけるので、樹高測定後の事務処理の効率化も期待でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、林業における材積の査
定や調査等において必要な、樹木の高さを正確に計測す
るための樹高測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用されている樹高測定装置として
はドイツのJA−NUS社製のブルーメライス測高器等
がある。ブルーメライス測高器は測高器本体、距離測定
用補助板およびそれを木に固定する固定ピンによって構
成している。図8に示すように、測定する樹木の全体像
が見渡せる場所に行き、樹木102の根元に固定ピンに
よって距離測定用補助板103を取り付けておき、測高
器本体101に設けてある距離計を使用して樹木102
からの水平距離が15m,20m,30mおよび40m
の何れかになる位置を求める。次に、測高器本体101
に設けてあるレンズを通して見透し孔から樹木102の
梢端、根元および樹木102に固定ピンによって取り付
けた距離測定用補助板103に記されている0標識を見
透し、それぞれの仰角αおよび俯角βとβ′とを求め
る。樹木102から測高器本体101までの水平距離を
Eとすると、図8における簡単な三角法の原理に基づ
き、樹高Hは(10)式により計算される。 ここで、h3 は距離測定用補助板103における0標識
までの高さである。(10)式における角度を測定したう
えで演算を行って樹高Hを求めることは繁雑であるの
で、測高器本体101から樹木102を見透し、目盛板
に付帯する錘針を操作するとE tanα,E tanβまたは
E tanβ′が即座に求められる。即ち、樹高器本体10
1の目盛板には高低角および15m,20m,30m,
40mの各水平距離に対する樹高目盛が施してあるの
で、見透し孔から測定する樹木102を見透して目盛板
に付帯する錘針を操作してその指度を読むと樹高が求め
られる。しかし乍ら傾斜地における樹高測定においては
水平距離ではなく斜距離を求めることになるので、俯角
βおよびβ′を測定して補正する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したブルーメライ
ス測高器による測定においては、被測定樹木の梢端及び
根元と水平線とがなす角度すなわち仰角αと俯角βおよ
び測高器と被測定樹木との水平距離Eとから樹高を三角
法の原理に基づいて計算している(距離測定用補助板は
複雑な計算の手間を省くためで、測高原理上は不必要と
思われる)
【0004】一方、本発明による電子式樹高測定装置
は、テレビカメラの光軸中心線と水平線とがなす角度す
なわち仰角φとテレビカメラの撮像面上における被測定
樹木の梢端と測桿の上端および下端の位置(距離)から
樹高を計測するものであって、測定装置から被測定樹木
までの水平距離の測定を必要としない。すなわち、小型
のテレビカメラを使用して被測定樹木を撮影し、その画
像から梢端などの必要な位置データを簡単な操作で収集
し、それらのデータから樹高を算出する複雑な手順など
は演算処理手段に実行させることにより、正確で迅速に
樹高を計測しようとするものであり、従来方式よりも新
規性,進歩性に優れた電子式樹高測定装置を提供しよう
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための本発明による電子式樹高測定装置は、既知の長さ
の測桿と、測定する樹木とその根元に立てかけた測桿の
全体像を撮影してカメラ映像信号を出力するテレビカメ
ラと、前記カメラ映像信号と複数のカーソル線を表示す
るテレビモニタと、さらに、前記カーソル線を測定対象
物の位置にセットしてその位置情報を出力するカーソル
発生手段、前記テレビカメラにより被測定樹木を撮影す
るときの仰角情報を出力する仰角出力手段、前記カーソ
ル線発生手段からの測定対象物の位置情報と前記仰角出
力手段による仰角情報および測桿の既知の長さ情報とか
ら被測定樹木の樹高を計算する演算処理手段、この演算
処理手段による計算結果を数値表示させる文字表示手段
を具備したコントローラとによって構成したものであ
り、また、文字表示手段としてテレビモニタを共用とす
ることもできる。
【0006】
【作用】測桿を根元に立てかけてある被測定樹木の全体
像とカーソル線が表示されているテレビモニタの画面を
見ながら、オペレータは画面上で樹木の梢端、測桿の上
端および下端にカーソル線を合わせ、それぞれの位置情
報x1 ,x2 ,x3 を求める。図1において樹高Hは
(X3 −X1 )であり、測桿の長さはLであるから H=L(x3 −x1 )/(x3 −x2 ) 演算結果は7セグメントディスプレイかテレビモニタに
表示される。
【0007】
【実施例】以下、本発明による電子式樹高測定装置(以
下、本測定装置という)の実施例を図面を参照しながら
説明する。図6は本測定装置により被測定樹木の樹高を
測定する状況を示す説明図であって、被測定樹木56の
根元から梢端までの全体像が本測定装置54のテレビモ
ニタ52(図7参照)の画面一杯に表示される位置に三
脚55に搭載した本測定装置54を据え付け、被測定樹
木56の根元には長さが既知の測桿57を立てかけてあ
る。図7は本測定装置の構成を示す外形図であって、テ
レビカメラ51,テレビモニタ52,コントローラ53
によって構成している。テレビモニタ52には測定対象
物の映像と共にカーソル線(1本以上、この実施例にお
いては3本)も重畳表示されており、オペレータはコン
トローラ53に設けられているスイッチ等を操作してそ
れぞれのカーソル線を画面上の垂直方向に移動させて被
測定樹木56′の梢端、測桿57′の上端および下端に
合わせ、カーソル線の設定位置からそれぞれの位置情報
(距離)を出力させる。なお、カーソル線は1本のみと
して、被測定樹木の梢端、測桿の上端および下端に順次
カーソル線を合わせ、それぞれの位置情報を出力させて
もよい。
【0008】被測定樹木56を撮影する時のテレビカメ
ラ51の仰角を得る手段としては、ロータリーエンコー
ダ4(図3参照)の回転軸がテレビカメラ51の光軸中
心線と直交する方向にテレビカメラ51と機械的に一体
に組み付け、その回転軸に重りを取り付けると回転軸は
鉛直方向を示すので、予めテレビカメラ51の光軸中心
線を水平にセットした時のロータリーエンコーダ4の出
力値を読んでおくか、その時のロータリーエンコーダ4
の出力値がゼロになるように組付け調整しておけば、仰
角情報を得ることができる。
【0009】コントローラ53には、上述したカーソル
発生手段、仰角出力手段の他に演算処理手段と文字表示
手段が具備されており、カーソル発生手段によって得ら
れた測定対象物の位置情報および仰角出力手段によって
得られた仰角情報を入力して樹高の演算を行い、演算結
果を数値として7セグメントディスプレイやテレビモニ
タ52に表示させる。
【0010】次に、本発明による樹高測定方法の原理を
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明による電
子式樹高測定装置による樹高測定の原理を示す説明図
で、主に全体の位置関係を示している。ここに C:光学系(レンズ)の中心点 o:テレビカメラの撮像面の中心点で、カメラ固有の点
であるから予め求められる。 y1 :撮像面上で、中心点oからの距離で、距離Coが
1となるよう正規化したもの(被測定樹木の梢端に相
当) y2 :同上(測桿の上端に相当) y3 :同上(測桿の下端に相当=被測定樹木の根元) x1 ,x2 ,x3 :それぞれy1 ,y2 ,y3 に対応し
た鉛直方向の正規化された距離 φ:水平線と光軸中心線とがなす角度、すなわち仰角 O:o点を被測定樹木に投影した点 X1 ,X2 ,X3 :それぞれx1 ,x2 ,x3 に対応し
た実際の距離 H:測定すべき樹高 L:測桿の長さ(Lの値は既知) とすると 図1から明らかなように、x1 ,x2 ,x3 の値が求め
られれば樹高Hは H=X3 −X1 =L(x3 −x1 )/(x3 −x2 ) ……(1) と比例関係だけで簡単に求められるが、カメラで撮影し
て求められるのはy1 ,y2 ,y3 であり、これらの値
と仰角φとからx1 ,x2 ,x3 の値が求められなけれ
ば樹高Hを求めることが出来ない。(例外はφ=0のと
きのみで、このときはx1 =y1 、x2 =y2 、x3
3 となる)なお、x1 〜x3 ,y1 〜y3 は極座標に
おける原点oからの距離を示し、原点oから上をプラ
ス、下をマイナスとする。
【0011】図2は、本測定装置による樹高測定の際、
撮像面上の距離yから鉛直方向の距離xを求める方法を
示す説明図で、図1のC点より右側の部分を一般化して
示したものである。ここに C:光学系(レンズ)の中心点 o:テレビカメラの撮像面の中心点 y:撮像面の中心点oから、C点を通り光軸の中心線と
なす角がθである直線CPが撮像面上で交わる点までの
距離で、距離Coが1となるよう正規化したもの x:yに対応した鉛直方向の正規化された距離 φ:仰角 θ:中間変数 γ:撮像面と直線CDとがなす角 δ:鉛直線と直線CDとがなす角 とすると、三角形の内角の和は2直角だから γ=π/2−θ δ=π/2+θ−φ 平面三角法正弦定理により、三角形Coxについて x/1= sinθ/ sin(π−δ) = sinθ/ cos(φ−θ) 同じく、三角形oyxについて y/x= sinδ/ sinγ = cos(φ−θ)/ cosθ 上の2式から、中間変数θを消去すれば、 x=y/( cosφ+y sinφ) ……(2) の関係式が得られる。(2)式に仰角φとy1 ,y2
3 を与えれば、x1 ,x2 ,x3 を計算で求めること
ができ、これらを(1)式に代入すれば樹高Hが求めら
れる。なお、被測定樹木は鉛直に立っていると仮定して
いるが、被測定樹木が8度傾いていたとしてその誤差は
約1%である。
【0012】本測定装置におけるコントローラはカーソ
ル発生手段、仰角出力手段、演算処理手段および文字表
示手段を具備したものであって、それぞれの手段を実現
させるための回路構成は図3,図4,図5に示すブロッ
ク図の通りである。本測定装置におけるテレビカメラお
よびテレビモニタのテレビ方式は標準方式のものであっ
ても、特殊なものであってもかまわないが、本実施例に
おいては標準方式のテレビカメラおよびテレビモニタを
通常の使用位置に対し90度回転させて使用し、縦長の
画面としたものについて説明してある。
【0013】図3は第1の実施例を示すブロック図であ
って、ロータリーエンコーダ4のディジタル出力値は仰
角入力26を介してCPU8に入力し、CPU8はその
内蔵するプログラムによって仰角φを計算により求める
ことができる。テレビカメラ51の出力であるカメラ映
像信号は、緩衝増幅器11を介して同期分離され、さら
にH(水平)パルスとV(垂直)パルスに分離される。
Hパルスは位相比較器13,誤差増幅器14,電圧制御
発振器15,カウンタ16より成る水平AFC回路17
に入力する。水平AFC回路17はHパルスに位相およ
び周波数同期して動作するので、カウンタ16の値は映
像信号の上では水平方向の位置をHパルスを基準にして
時々刻々示している。(テレビカメラ51とテレビモニ
タ52とを90度回転させて使用しているため、テレビ
モニタ52の画面上では垂直方向(樹高方向)と一致す
る。)
【0014】ロータリーエンコーダ21は本測定装置5
4をオペレータが操作する時に回転し、その回転軸の動
きに応じた右回転パルスまたは左回転パルスを出力す
る。この回転パルスはアップ・ダウンカウンタであるカ
ウンタ22に入力され、ロータリーエンコーダ21を操
作することによりカウンタ22のカウント値が増減する
が、このカウンタ22のカウント値はカーソル線の位置
を示している。また、スイッチ201 ,202 ,203
はレジスタ231 ,232 ,233 を選択するためにオ
ペレータによって操作されたものであって、互いに排他
的に制御され2つ以上のスイッチが同時に入ることはな
い。すなわち、スイッチ201 を選択している間は、カ
ウンタ22の値はレジスタ231 に取込まれ、それ以外
の間は取込まれた値を保持し続ける。スイッチ202
レジスタ232 、スイッチ203 とレジスタ233 につ
いても同様である。
【0015】スイッチ201 を押しロータリーエンコー
ダ21を左右に回すと、カウンタ22の値は増減してレ
ジスタ231 にその都度取込まれる。レジスタ231
値はカウンタ16の値と共に照合器241 に入力し、照
合器241 はレジスタ231 とカウンタ16の値が一致
すると出力信号(カーソル映像信号)を出力し、混合増
幅器25を介してカメラ映像信号と共にテレビモニタに
重畳して表示される。画面上におけるカメラ映像信号は
被測定樹木の全体像であり、カーソル映像信号は横線と
して表示(カーソル1)される。(図7参照)カーソル
2とカーソル3については、それぞれスイッチ202
レジスタ232および照合器242 、スイッチ203
レジスタ233 および照合器243 とが対応しており同
様な働きをする。スイッチ201 を押し、ロータリーエ
ンコーダ21によってカーソル1をテレビモニタ画面上
で被測定樹木の梢端に合わせておき、次にスイッチ20
2 を押すとスイッチ201 は開放され、カウンタ22の
値はレジスタ231 に取込まれなくなる。従ってカーソ
ル1は被測定樹木の梢端位置に停止し、レジスタ231
には前記梢端位置情報が保持される。同様の操作を続け
て最後にスイッチ203 を開放することにより樹木測定
のための操作は完了し、レジスタ231 には梢端位置情
報が、レジスタ232 には測桿の上端位置情報が、また
レジスタ233 には測桿の下端位置情報が保持される。
【0016】演算処理手段はCPU8,ROM9,RA
M10などで構成され、ROM9には本測定装置の全体
の動作を制御するプログラムが書込まれている。CPU
8はすなわちスイッチ201 ,202 ,203 の接続・
開放の状態を検知できるので、オペレータがカーソル
1,カーソル2,カーソル3をそれぞれテレビモニタ5
2の画面上の被測定樹木の梢端、測桿の上端と下端に合
わせ終わると、それぞれの位置情報がレジスタ231
232 ,233 に保持されたことを知ることができる。
次に、CPU8はレジスタ231 ,232 ,233 の値
(位置情報)をゲート271 ,272 ,273 を介して
取込んで画面上におけるy1 ,y2 ,y3を求め、ロー
タリーエンコーダ4の値(仰角情報)を仰角入力26を
介して取込んで仰角φを求め、測桿入力28を介して測
桿の長さLを取込み、前記(1)式により樹高Hを算出
し、文字表示器30に樹高Hを数値表示する。この文字
表示器30は、例えば7セグメントディスプレイなどと
呼ばれる3〜4桁の数字表示器である。
【0017】図4は第2の実施例を示すブロック図であ
って、請求項2に記載する電子式樹高測定装置の実施例
であり、樹高Hの測定結果を文字映像信号に変換し、カ
メラ映像信号,カーソル映像信号と共に混合増幅器25
を介してテレビモニタ52に表示させる。図3と図4の
違いは、文字表示手段の構成内容が大きく異なるほか、
同期分離の出力が図3においてはHパルスのみであるの
に対し、図4においてはHパルスとVパルスであること
および混合増幅器25の入力信号数が異なっている点で
あって、その他の働きは全く同一である。CRTC3
5,MEM34,CG33で構成される文字表示手段6
2 は、テレビモニタ52に文字を表示させるための文字
映像信号の発生器であり、その出力である文字映像信号
は混合増幅器25を介してカーソル映像信号と共にカメ
ラ映像信号に重畳して、テレビモニタ52に表示され
る。また、カメラ映像信号に同期していなければならな
いため、CRTC35には同期分離の出力であるHパル
スとVパルスが入力する。
【0018】図5は第3の実施例を示すブロック図であ
って、1本のカーソル線のみによって樹高Hを測定する
場合の実施例を示している。本実施例においては、カー
ソル映像信号を発生する照合器24は1個のみであり、
また、カウンタ22の出力はレジスタを介さず直接照合
器24に入力されている点が他の実施例と異なってお
り、その他は凡て同一であるので重複説明は避ける。な
お、バッテリー7はテレビカメラ51,テレビモニタ5
2およびコントローラ53を作動させる本測定装置54
の電源である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電子
式樹高測定装置はテレビカメラ,テレビモニタおよびコ
ントローラより成る可搬型の計測装置である。長さが既
知である測桿を測定する樹木の根元に立てておいて樹木
の全体像と測桿とをテレビモニタの画面上に表示させ、
画像処理によって樹高Hを算出するものであり、画面上
における樹高と測桿の高さの比例関係から測桿の長さを
基準として樹高を演算して数値表示するものである。本
測定装置は小型軽量であるので山間部における携帯も容
易であり、通常のカメラ撮影と同一操作によって測定で
きるので操作も簡単であり、多数の樹高測定が可能であ
る。また、本測定装置のコントローラにフロッピーディ
スクまたは外部入力手段を組込むことにより、樹高の測
定値ばかりでなく、日時,場所,樹木番号など、いわゆ
る被測定樹木のID情報を付けて樹高データを保存して
おき、事務所に帰ってからプリントアウトする、あるい
は他の計算機システムに入力させて処理するなど、樹高
測定後の事務処理の効率化も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子式樹高測定方法を示す原理
図。
【図2】樹高測定の際に撮像面上の距離yから鉛直方向
の距離xを求める方法の説明図。
【図3】本発明による第1の実施例の回路構成を示すブ
ロック図。
【図4】本発明による第2の実施例の回路構成を示すブ
ロック図。
【図5】本発明による第3の実施例の回路構成を示すブ
ロック図。
【図6】本測定装置により樹木の樹高を測定する状況を
示す説明図。
【図7】本測定装置の構成を示す外形図。
【図8】従来技術による樹高測定方法の説明図。
【符号の説明】
51 テレビカメラ 52 テレビモニタ 53 コントローラ 54 本測定装置 55 三脚架 56 測定する樹木 57 測桿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定する樹木の根元に下端を合わせ、前
    記樹木に沿わせて立てて使用する既知の長さの測桿と、 前記樹木および測桿の全体像を撮影してそのカメラ映像
    信号を出力するテレビカメラと、 前記カメラ映像信号および複数のカーソル線を表示する
    テレビモニタと、 さらに、前記テレビモニタの画面上を樹高方向に移動す
    るカーソル線を前記カメラ映像信号に重畳して表示させ
    ると共に、前記カーソル線を任意の位置に合わせたとき
    のそれぞれの位置情報を出力するカーソル発生手段と、
    前記テレビカメラにより被測定樹木を撮影するときの仰
    角情報を出力する仰角出力手段と、前記カーソル発生手
    段の出力する被測定樹木の梢端位置情報、測桿の上端お
    よび下端の位置情報、前記仰角出力手段の出力する仰角
    情報、および前記測桿の長さ情報を使用して被測定樹木
    の樹高を計算する演算処理手段と、前記演算処理手段に
    よる計算結果を数値表示させる文字表示手段を具備した
    コントローラと、 によって構成したことを特徴とする電子式樹高測定装
    置。
  2. 【請求項2】 文字表示手段としてテレビモニタを共用
    することを特徴とする請求項1に記載の電子式樹高測定
    装置。
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