JPH0748767A - 立体的に見える装飾模様を施した布及びその製法 - Google Patents

立体的に見える装飾模様を施した布及びその製法

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JPH0748767A
JPH0748767A JP19467493A JP19467493A JPH0748767A JP H0748767 A JPH0748767 A JP H0748767A JP 19467493 A JP19467493 A JP 19467493A JP 19467493 A JP19467493 A JP 19467493A JP H0748767 A JPH0748767 A JP H0748767A
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JP
Japan
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cloth
pattern
transparent
base cloth
steric
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Pending
Application number
JP19467493A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumi Wakabayashi
照美 若林
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NITSUTEN KK
Original Assignee
NITSUTEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワッペン、袋物、Tシャツ、ブラウス等に実
施して、立体感のある模様を楽しむ。 【構成】 基布1と、該基布1に被さった透けた素材2
とからなり、基布1と素材2には同じ模様3、4が描か
れている。基布1と透けた布21の模様3、4がずれる
と、模様に奥行を感じ、立体的に見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワッペン、袋物、Tシ
ャツ、ブラウス等に実施して、立体感のある模様を楽し
むことのできる布に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来の、衣服の全体的な絵
柄模様、局部的な模様は、生地の地模様、或いは、スク
リーン印刷、転写等により施されることが多いが、何れ
の場合も平面的で面白さに欠けている。刺繍による模様
は立体感があり、高級なイメージを与えるが、重たい感
じで、Tシャツ等の軽装、スポーティな衣服には馴染ま
ず、然も高価であった。
【0003】本発明は、刺繍模様とは趣の異なった立体
的な、且つ意表を付く面白味があり、然もTシャツ等の
軽装、スポーティな衣服にも、或いはフォーマルな衣服
にもマッチし、高級感を醸し出す割に、刺繍よりも遥か
に安価に製作できる装飾布及びその製法を明らかにする
ものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の立体的に見える装飾模
様を施した布は、基布(1)と、該基布(1)に被さった透
けた素材(2)とからなり、基布(1)と素材(2)には同じ
模様(3)(4)が描かれている。
【0005】又、上記立体的に見える布は、基布(1)と
通気性を有する透けた布(21)を重ね、該透けた布(21)を
内側にして昇華捺染転写シート(5)に重ね、該転写シー
ト(5)を加熱して転写シート(5)上のインキ層(51)を昇
華させて、基布(1)と透けた布(21)に転写シート(5)の
模様を転写して成形できる。
【0006】
【作用及び効果】基布(1)と、透けた素材(2)には同じ
模様(3)(4)が描かれているが、この両者の模様(3)
(4)が少しずれると、模様に奥行を感じ、立体的に見え
る。
【0007】例えば、円形の基布(1)と透けた素材(2)
の外周縁を縫合して、ワッペンを形成し、該ワッペンを
Tシャツに逢着すれば、着用者の身体が動く度に、透け
た素材(2)が基布(1)に対してずれを生じ、或いは基布
(1)と透けた素材(2)の間隔が接近離間し、この模様
(3)(4)の左右へのずれ、或いは前後への接近離間が、
模様に奥行をもたせて、立体感を与えることができる。
又、布の揺れが模様の奥行きに変化を与え、意表を付く
面白さを与えることができる。
【0008】基布(1)と透けた素材(2)の模様(3)(4)
を少しずらせた状態で、両者を透明接着剤によって全体
的に接着しても、模様(3)(4)のずれ分だけ、模様に奥
行を感じさせ、立体感を与えることができる。
【0009】基布(1)と通気性を有する透けた布(21)に
対し、該透けた布(21)側に昇華捺染転写シート(5)を被
せ、該転写シート(5)を加熱するだけで、転写シート
(5)上のインキ層(51)を昇華させて、基布(1)と透けた
布(21)に同時に同じ模様(3)(4)を転写できる。
【0010】基布(1)及び透けた素材(2)の素材、模様
の種類によっては豪華な感じを与えることができ、フォ
ーマルな衣服に実施しても充分に満足できる。又、刺繍
模様の様に重たい感じは与えず、Tシャツ等の軽装、ス
ポーティな衣服にも実施しても違和感はない。しかも、
刺繍模様に比べて、遥かに簡単に製造できるため、製造
コストを低く抑えることができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明をワッペンに実施する状態を
示している。円形、楕円形径、多角形にカットした基布
(1)には、後記する昇華捺染転写法によって、模様(3)
が施されている。基布(1)は、昇華捺染転写に要求され
る条件である、耐熱性及び光沢を満足するため、ポリエ
ステル、ナイロン66又はナイロン6等が採用される。
【0012】オーガンジー、ジョーゼット等の透けた布
(21)に、上記基布(1)の模様(3)と同じ模様(4)を昇華
捺染転写によって施すと共に、基布(1)と同じ形状にカ
ットし、該透けた布(21)を、該布(21)の模様(4)を基布
(1)の模様(3)を合わせて重ね、外周縁を逢着しワッペ
ンを形成する。
【0013】基布(1)及び透けた布(21)への模様の転写
方法は、図3に示す如く、基布(1)の上に透けた布(21)
を置き、その上に昇華捺染転写紙(5)をそのインキ層(5
1)を下向きにして、転写紙の上から或いは基布(1)側か
ら加熱しつつ加圧する。インク層(51)を形成する染料が
昇華し、基布(1)と透けた布(21)に滲み込み、転写紙
(5)のインキ層(51)の模様と同じ模様を、基布(1)と透
けた布(21)に同時に転写する。
【0014】例えば、上記ワッペンをTシャツに逢着し
て着用すれば、身体を動かす度に、透けた布(21)と基布
(1)にずれが生じ、或いは基布(1)と透けた布(21)の間
隔が接近離間して、模様に奥行きが生じ、立体感を与え
ることができる。模様(3)を施した透けた布(21)は、1
枚に限らず、2、3枚を重ねてワッペンを形成しても、
模様(3)に立体感を生じさせることができる。
【0015】透けた布(21)の模様(4)と基布(1)の模様
(3)を少しずらせた状態で、透けた布(21)を透明接着剤
によって、全体的に基布(1)に接着しても、前記実施例
の様な、着用者の動きに合わて模様(3)の奥行が変化す
る面白さには欠けるが、模様(3)(4)のずれ分だけ、模
様(3)に奥行が生じ、立体感を得ることができる。
【0016】基布(1)及び透けた布(21)に模様(3)(4)
を施すには、前記昇華捺染転写印刷に限定されることは
なく、基布(1)に対してはスクリーン印刷等の通常の印
刷方法を採用し、透けた布(21)に対しては、透明インキ
により、又は、織糸間を染料で目詰りさせて布の透けを
妨げない様な印刷、或いは転写によって模様(4)を描
き、該模様(4)の上から基布(1)の模様(3)を見透しで
きる様にすれば可い。
【0017】尚、本発明は、ワッペンに限定されること
はなく、例えばTシャツ地を基布(1)とし、該シャツ地
に直接に模様(3)を施し、その上に模様(4)付きの透け
た布(21)を被せて適所を縫合しても可い。
【0018】シャツ地がポリエステル、ナイロン66又は
ナイロン6が50%以上であれば、シャツ地に直接に昇
華捺染転写印刷を行なうことができるが、そうでない場
合、基布(1)の表面にポリエステル樹脂、ナイロン66又
はナイロン6等を塗布し、或いは表面にポリエステル樹
脂、ナイロン66又はナイロン6等を塗布した糸によって
基布(1)を織り、基布(1)に耐熱性と光沢を付与し、こ
れに昇華捺染転写によって模様(3)を施すことができ
る。ブラウス、袋物等にも勿論実施可能である。
【0019】又、本発明の実施に際し、透けた布(21)に
代えて、合成樹脂製透明フィルムを採用することがで
き、この場合、該フィルムに施す模様(4)は透明インキ
によって描けば可い。本発明は上記実施例の構成に限定
されることはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々
の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明をワッペンに実施しようとする説
明図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】昇華捺染転写方法の説明図である。
【符号の説明】
(1) 基布 (2) 透けた素材 (21) 透けた布 (3) 模様 (4) 模様 (5) 昇華捺染転写紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布(1)と、該基布(1)に被さった透け
    た素材(2)とからなり、基布(1)と素材(2)には同じ模
    様(3)(4)が描かれていることを特徴とする立体的に見
    える装飾模様を施した布。
  2. 【請求項2】 基布(1)と通気性を有する透けた布(21)
    を重ね、該透けた布(21)を内側にして昇華捺染転写シー
    ト(5)に重ね、該転写シート(5)を加熱してシート上の
    インキ層(51)を昇華させて、基布(1)と透けた布(21)に
    転写シート(5)の模様を同時に転写することを特徴とす
    る立体的に見える装飾模様を施した布の製法。
JP19467493A 1993-08-05 1993-08-05 立体的に見える装飾模様を施した布及びその製法 Pending JPH0748767A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015110284A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社コスモ 奥行感を呈するシート状インテリア用品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831952A (ja) * 1971-08-16 1973-04-26

Patent Citations (1)

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JP2015110284A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 株式会社コスモ 奥行感を呈するシート状インテリア用品

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960709