JP3145604U

JP3145604U - 衣料及び袋物類

Info

Publication number: JP3145604U
Application number: JP2008005529U
Authority: JP
Inventors: 忠吉沢
Original assignee: 忠吉沢
Priority date: 2008-07-10
Filing date: 2008-07-10
Publication date: 2008-10-16
Anticipated expiration: 2018-07-10

Abstract

【課題】廃棄処分される鯉のぼりの生地を有効に利用した衣料及び袋物類を提供する。
【解決手段】廃棄処分される鯉のぼりの生地の化学繊維布又は木綿布等によって製縫され、表面適所に家紋，ネーム又は、ロゴマーク等の表示部を転写，プリント等の手段によって表出して成ることを特徴とする。衣料の例として、はっぴやはんてん等、袋物の例として手提げ袋等が挙げられる。
【選択図】図２

Description

考案の詳細な説明

本考案は、衣料及び袋物類に関するものである。

本考案において衣料とは例えば、半被（はっぴ），半纏（はんてん），トランクス（以下、衣料と称す）等を指し、袋物とは例えば、手提げ袋，ナップザック等（以下、袋物と称す）を指す。

古来、五月の端午の節句時期には男子の成長を祝って鯉のぼりが掲揚される。

しかし、鯉のぼりは男子の幼年期に掲揚するのが一般的であり、その幼年期が過ぎると掲揚を断念し、物体無いけれども焼却等して廃棄されている。

本考案は、上述のような実情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、廃棄処分の対象とされる鯉のぼりの生地を衣料，袋物として有効に再生利用することにある。

本考案は、衣料，袋物の縫製素材が、廃棄処分される鯉のぼり生地の化学繊維又は木綿布などであって、この化学繊維等によって製縫される衣料，袋物の表面適所に家紋，ネーム又は、ロゴマーク等の表示部が転写，プリント等の手段によって表出されることを特徴とする。

本考案は、上述した衣料，袋物類を、焼却等して廃棄処分される鯉のぼりの生地で縫製加工するから、鯉のぼりの再利用に稗益する。

また、鯉のぼりの生地によって縫製加工される衣料，袋物には、鯉のぼり生地に捺染されている色，柄，文様，（鯉の外形線，ウロコ線，目玉，金色光輝層など）が忠実に顕現するから、体裁，美観上頗る好ましく、斬新且つ、カラフルで意外性があり、新趣向性に富み、しかも需要者に格別な仕上り風合いを印象付ける衣料，袋物を作出することができる。

また、本考案にあっては、衣料，袋物の適所に転写シール，プリント等の手段により家紋の表示部を設けるようにしたから、衣料，袋物に顕現する鯉のぼり生地の色，柄，文様に加飾効果を齎し、表示部がロゴマークの場合は衣料，袋物が企業の宣伝媒体として機能し、表示部が、ネームの場合は衣料，袋物の持ち主が誰の所有であるかを確認することができる。

更に、本考案品を製縫するに当っては、廃棄処分の対象となる鯉のぼりの

を安価に設定することができる。

前記した鯉のぼり生地（化学繊維生地）は、耐光，耐洗，撥水，軽量等の特性を有しているから、製品化される衣料，袋物の色，柄，文様等が色落ち、色あせたり、製品に水分等が浸透したりするような不具合が無く、また、衣料，袋物を軽量に仕立てることができる。
また、本考案は、上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば、シャワーカーテン，テーブルクロス，エプロン，タペストリー，携帯電話用ケース，その他の袋物，ケース等とすることができる。

以下、本考案を図示例に基づき説明すると、次の通りである。

本考案の実施例説明を便宣上、図２の袋物及び、図３の半被（はっぴ）に限定して説明する。

本考案に係る袋物１は、廃棄処分の対象となる鯉のぼりの生地２を利用しで縫製加工したものであり、袋物１に鯉のぼり生地２の色，柄，文様等が顕現する。

鯉のぼり生地２の使用素材は、木綿、化学繊維（ナイロン又はポリエステル）である。

そして、袋物１の表面適所に家紋，ネーム，ロゴマーク等の表示部３が設けてあり、図２の袋物１の場合は家紋を転写シール，プリント等の手段によって表出したものとなる。

図３及び図４は、半被（はっぴ）４の縫製加工例を例示しており、この半被（はっぴ）４の前身頃５と後身頃６を鯉のぼり生地２で製縫するから半被（はっぴ）の前身頃５と後身頃６に鯉のぼり生地２の色，柄，文様等が顕現する。
特に、図４に示す後身頃６の上方部位には鯉のぼり生地２に表現されている目玉７が鮮明に顕現するから、看者の視覚が目玉７に集中するという意外性がある。

前記半被（はっぴ）４の適所に家紋，ネーム，ロゴマーク等の表示部（図示しない）を設けてもよい。

上述した鯉のぼりの生地２、特にナイロン，ポリエステル等の化学繊維生地は、耐光，耐洗，撥水，軽量等の特性を有している。

本考案品を製縫するに当っては、当然のこと乍ら、鯉のぼりの口輪を取外し、その胴部等を展開したものを本考案品の使用生地に供するようにする。

鯉のぼりの斜視図を示している。本考案の実施形態の一例（袋物）を示す構成図を示している。本考案の実施形態の他例（半被）の前身頃を示す構成図である。本考案の実施形態の他例（半被）の後身頃を示す構成図である。

符号の説明

１袋物
２鯉のぼりの生地
３表示部
４半被
５前身頃
６後身頃
７目玉

Claims

廃棄処分される鯉のぼりの生地の化学繊維布又は木綿布等によって製縫され、表面適所に家紋，ネーム又は、ロゴマーク等の表示部を転写，プリント等の手段によって表出して成ることを特徴とする衣類及び袋物類。