JPH0748689A - 金属電解操業方法 - Google Patents

金属電解操業方法

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Publication number
JPH0748689A
JPH0748689A JP5211055A JP21105593A JPH0748689A JP H0748689 A JPH0748689 A JP H0748689A JP 5211055 A JP5211055 A JP 5211055A JP 21105593 A JP21105593 A JP 21105593A JP H0748689 A JPH0748689 A JP H0748689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
thickness
mother
mother board
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5211055A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Sugimoto
誠人 杉本
Koji Ando
孝治 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP5211055A priority Critical patent/JPH0748689A/ja
Publication of JPH0748689A publication Critical patent/JPH0748689A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一な厚さの金属電着物を安定的に製造し得
る金属電解操業方法を提供する。 【構成】 母板から剥ぎ取られた電着金属の重量を1枚
ずつ測定するか又は該電着金属の板厚を1枚ずつ少くと
も異なる2ケ所以上で連続的に測定し、この重量又は板
厚情報から母板の反りや曲りの程度、母板の装架位置の
適否又は母板のクロスバーと接点間の電気抵抗の適否を
知ると共に必要な処置を施して次回の電解操業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は均一な厚さの金属電着物
を安定的に得るための金属電解操業の管理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】銅の電解精製において、粗銅又は精製粗
銅をショルダー型アノードとし、銅種板をカソードに用
い、これらを交互に複数枚電解槽に装架し、硫酸銅水溶
液を主成分とする電解液中で電解し、該種板上に純銅を
電着せしめるのが一般的で、この種板と電着物の一体物
を電気銅と称している。
【0003】上記銅種板は剥離液を塗布し、周縁に絶縁
膜を設けたチタン板、ステンレス板等の耐蝕性、導電性
の母板をカソードに用いて上記電解精製の場合と同様に
電解し、該母板両面に厚さ0.5〜0.7mmに電着し
た純銅を該母板から剥ぎ取り、プレスやローラー等で歪
を取り、曲りを矯正し、吊手を付け、カソードバーをこ
の吊手に通して完成される。この吊手には種板電解で得
られた純銅を帯状に切断したものが用いられている。又
電着純銅を剥ぎ取られた母板は絶縁膜を補修し、電着面
に剥離液を塗布して種板電解に繰り返し使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような種板電解に
おいて、厚さが均一で一定した種板を得ることが極めて
重要であるが、種々の要因でその実現は簡単ではない。
例えば前記母板は母板本体と、該母板本体上端にボルト
ナットにより取付けられたクロスバーとからなるが、繰
り返し使用する間にクロスバーと母板本体との取付部分
やクロスバーと電解槽上縁の給電部接点間に電解液に起
因する結晶が析出して抵抗が増大したり、母板本体が変
形することもある。
【0005】アノードについても厚さが均一でなかった
り変形があれば極間距離が変るし、アノードのショルダ
ー部と給電部接点の間に結晶が析出すれば抵抗が変る。
当然アノードとカソードの配置に位置ずれがあれば極間
距離に差が生じるし、電解槽内で電解液温に差があった
り、液循環に偏りがあっても電着量に差を生じる。
【0006】本発明は、上記種々の要因を有する金属電
解の操業において、得られた電着金属の情報を速かに得
てこれを次回の操業に役立てて、均一な厚さの金属電着
物を安定的に製造し得るようにした金属電解操業方法を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の方法は、剥ぎ取られた電着金属の重量を1枚ず
つ測定するか又は該電着金属の板厚を1枚ずつ少くとも
異なる2ケ所以上で連続的に測定し、該重量又は板厚情
報から母板の反りや曲りの程度、母板の装架位置の適否
又は母板のクロスバーと接点間の電気抵抗の適否を知
り、必要な処置を施して次回の電解操業を行う点に特徴
がある。
【0008】
【作用】電着量を知るには母板から剥ぎ取られた電着金
属の重量を1枚ずつ測定すれば良く、この重量情報から
は各電着金属の平均板厚が求められ、電解槽全体につい
て電着量のバラツキ具合から電解液条件の適否が分り、
個々の情報からは各母板毎の電気抵抗の適否、極間距離
の適否を知ることができる。しかしながら重量法では各
母板の片面全体の平均情報となり、母板の反りや曲りに
ついては知り得ない。これを知るためには板厚を測定し
なければならず、少くとも異なる2ケ所以上で連続的に
測定する必要がある。
【0009】板厚を測定すればその部分の電着量を知る
ことができ、その部分における電流密度を知ることがで
きるが、従来は母板から剥ぎ取った種板の厚さを全数に
亘って測定する適当な手段がなく、又測定され得たとし
てもどの種板がどの母板のどちら側に電着したものかを
区別する手段がないため、板厚測定を操業管理にフィー
ドバックするという思想に至らなかったものと思われ
る。
【0010】近年非接触で高速かつ連続的に厚さを測定
する装置が出現し、母板から電着物を剥ぎ取り、反りや
曲りを矯正し、吊手を取付け、カソードバーを吊手に通
すという一連の種板組立て工程がライン化されるのに伴
って、この板厚測定の操業管理へのフィードバックが現
実的になってきた。
【0011】例えば用いる母板全てに番号を付し、装架
した種板電解槽番号と配列順をコンピュータに登録し、
電着物剥ぎ取り時に母板番号を読み取り、かつ前記板厚
測定装置のデータを入力すれば、何れの電解槽において
何れの母板のそれぞれの面にどのような厚さで電着され
ていたかを速かに知ることができることとなる。
【0012】本発明における板厚測定に例えばレーザ式
変位センサを用いることができる。このセンサは基本的
には距離計であるが、種板の搬送経路の表裏に一対のセ
ンサを設ければ厚さが精度良く測定される。このセンサ
によれば、センサ上を通過する種板を進行方向に直線的
にかつ連続的に板厚測定することになる。このようなセ
ンサを2組以上好ましくは3組配置すれば種板全体の板
厚の傾向を判断できる情報が得られる。
【0013】このようにして得られる種板板厚情報から
次のような情報が導かれる。即ち、複数の電解槽で種板
電解を行っている場合、ある1槽の平均種板板厚が全体
の平均値より有意差をもって大きかったり、小さかった
りすれば電流の配分に問題があることになる。ある1槽
について板厚のバラツキにパターンが認められれば、電
解液の流れ方が不均一になっていると考えられる。又、
特定の母板について平均板厚が小さければ母板の電気抵
抗が大きくなっていることを示し、クロスバーと母板の
接続個所又はクロスバーと給電部接点の状態をチェック
する必要がある。更に母板の表裏で板厚に差があれば極
間距離が均等でなかったことを示す。
【0014】同一種板で異なる2ケ所の板厚に有意な差
が認められれば母板が装架状態で垂直でないか母板に曲
りがあるか、又は、母板とアノードの極間距離が両端で
均等でなかったかの何れかであるが、この場合同一母板
から得られた他の種板と比較すればその何れに起因する
か判別し得る。
【0015】以上本発明を銅の種板電解を例に説明して
きたが、本発明法は銅に限定されるものでなく、又、種
板に限定されるものではない。種板電解と同様に母板を
用いるが、種板製造時よりも厚く電着せしめて剥離し、
この電着物を製品とする場合にも本発明は有効に適用し
得る。
【0016】
【実施例】矩形板部が1040mm×1026mm、厚
さ36mmのショルダー型精製アノード25枚と、10
70mm×1050mm、厚さ3mmのステンレス製母
板24枚を、銅分45g/リットル、遊離硫酸190g
/リットルを含む液温60℃の硫酸銅水溶液を張った電
解槽にセットし、母板電流密度250A/m2 で22時
間電解した後母板を引揚げ、電着物を剥ぎ取って1枚ず
つ重量を測定した。母板24枚中8枚を特定し、これら
8枚の母板の表裏(東と西で区別する)の電着物重量を
表1に示す。
【0017】表1の結果から第1回の種板電解は母板の
位置が東側に偏っていたことが分る。そこで第2回目の
電解は母板を電解槽にセット後第1回目の電着量の差に
応じて幾分かずつ母板のクロスビームを西側へ寄せ直
し、同じく22時間電解した。剥ぎ取られた電着物重量
を表1に合せて示す。
【0018】
【表1】
【0019】第1回目に比べて第2回目の電解において
は東西の電着量の差が格段に小さくなっていることが分
る。
【0020】
【発明の効果】本発明により金属電解操業の効果的な管
理方法を確立することができた。これにより金属電解の
品質を大幅に向上せしめることが期待できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗金属又は精製粗金属をアノードとし、
    耐蝕性かつ導電性の母板をカソードに用い、これらを交
    互に複数枚電解槽に装架し、同じ金属の塩の水溶液を主
    成分とする電解液中で電解して前記母板の両面に純金属
    を電着せしめ、該電着金属を該母板から剥ぎ取ると共に
    母板を繰り返し使用する金属電解操業方法において、剥
    ぎ取られた電着金属の重量を1枚ずつ測定するか又は該
    電着金属の板厚を1枚ずつ少くとも異なる2ケ所以上で
    連続的に測定し、該重量又は板厚情報から母板の反りや
    曲りの程度、母板の装架位置の適否又は母板のクロスバ
    ーと接点間の電気抵抗の適否を知り、必要な処置を施し
    て次回の電解操業を行うことを特徴とする、金属電解操
    業方法。
JP5211055A 1993-08-04 1993-08-04 金属電解操業方法 Pending JPH0748689A (ja)

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JP5211055A JPH0748689A (ja) 1993-08-04 1993-08-04 金属電解操業方法

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JP5211055A Pending JPH0748689A (ja) 1993-08-04 1993-08-04 金属電解操業方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021011605A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 住友金属鉱山株式会社 非鉄金属の電解精錬方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021011605A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 住友金属鉱山株式会社 非鉄金属の電解精錬方法

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